JP2013239397A - 放熱器及び放熱装置 - Google Patents

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Seiji Ito
誠二 伊藤
Takeshi Hasegawa
剛 長谷川
Fujio Nomura
富二夫 野村
Sukeyuki Yasui
祐之 安井
Naohiko Shimura
尚彦 志村
Shohei Goshima
祥平 五嶋
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Abstract

【課題】圧力損失を増大させることなく放熱性能を向上させることが可能で、しかも放熱部品の小型軽量化が実現できる放熱器及び放熱装置を提供すること。
【解決手段】一例の放熱器は、所定間隔をおいて設けられた複数の正極突起を有し交流の高電圧を印加される正電極体と、この正電極体の前記正極突起の間に嵌入され外面が誘電体により被覆され各々の前記正極突起と放電プラズマを発生させる複数の接地突起を有し、接地される接地電極体とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、放熱器及び放熱装置に関する。
電子機器の信頼性を確保するために放熱がきわめて重要であり、従来から各種の放熱器が使われてきた。また、電子機器の発熱量は年々増加の傾向にあるが、逆に電子機器自体は小型軽量化されてきており、小型軽量でしかも高性能な放熱装置が求められている。
最も代表的な放熱装置は空気中に熱を放散させる放熱フィンであるが、放熱フィンには次に挙げるような限界があり、小型軽量化と高性能化を同時に満足させることができない。
放熱フィンの性能向上のためには、(1)フィンの表面積を広げる、(2)フィン表面の熱伝導率を向上させる、(3)フィン内部の熱伝導熱抵抗を減らす、(4)フィン部を流れる空気の流量を増やす、の主に4つの方法がある。しかし、どの方法も技術的には以下に述べるような限界が生じて、小型軽量化と高性能化の両立には限界がある。
(1)のためにフィン自体を大きくする方法があるが、この場合には小型軽量化が困難になるだけでなく、フィン自体が大きくなったことによりフィン内部の熱伝導抵抗が増加し、高性能化が困難になる。(1)のために、フィンピッチを細かくして放熱面積を広げる場合には、空気の流路が狭くなることによりフィンの圧力損失が増加し送風機等の寸法、質量、所要動力が増加してしまい、小型軽量化に限界がある。
(2)のためには、熱伝導の妨げになっている境界層の発達を防止する必要がある。このために従来からフィンの空気流路を細かくしたり、フィンを流れ方向にオフセットさせる等の方法が用いられてきた。しかし、いずれの方法でも圧力損失の増大を招き送風機等の寸法、質量、所要動力が増加してしまい、小型軽量化が困難であった。
(3)に関しては、フィン内部の熱伝導抵抗はフィンの材料物性と形状が支配している。現状のフィンはアルミ、銅を用いており、材料の物性にこれ以上、大きな改善はあまり期待できない。また、形状として、表面積を広げるためにフィンを細かくすると、熱伝導抵抗が増加することになり、熱伝導抵抗を減らすには限界がある。
さらに(4)については、空気流量を増やすと圧力損失を招き送風機等の寸法、質量、所要動力が増加してしまい、小型軽量化が困難となる。
なお、放電プラズマにより気流を発生させる装置は知られている。
特開2007−317656号公報
以上述べたように、放熱器の小型軽量化と高性能化を両立させることは難しかった。本発明は、圧力損失を増大させることなく放熱性能を向上させることが可能で、しかも部品の小型軽量化が実現できる放熱器及び放熱装置を提供する。
一実施形態は、所定間隔をおいて設けられた複数の正極突起を有し交流の高電圧を印加される正電極体と、この正電極体の前記正極突起の間に嵌入され外面が誘電体により被覆され各々の前記正極突起と放電プラズマを発生させる複数の接地突起を有し、接地される接地電極体と、を有することを特徴とする放熱器を提供する。
一実施形態に係る放熱器の断面図である。 図1に示す実施形態のA−Aで切断した放熱器の断面図である。 図1に示す実施形態のB−Bで切断した放熱器の断面図である。 図1に示す、部分Dの拡大図である。 図3に示す、部分Eの拡大図である。 図1に示す正極突起と接地突起の一対の拡大図である。 実施形態における正電極体上の正極突起の状態を示す斜視図である。 実施形態における放熱器にトランスを取り付けた放熱装置の状態を示す図である。 発熱体からの距離に対する風速特性曲線を、実施形態の場合を従来の場合と比較して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、説明する。一実施形態の断面図を図1に示し、図1のA−Aで切断した放熱器の断面図を図2に示し、図1のB−Bで切断した放熱器の断面図を図3に示す。図1は図3におけるC−Cの断面図である。図4は図1に示すD部分の拡大図であり、図5は図3におけるE部分の拡大図である。
この放熱器10は、正導体板部11上に所定距離離して複数列状に設けられた複数の正極突起12を有する正電極体13と、この正電極体13の正極突起12の間に嵌装されるように配設された複数の接地突起14及びこれらの接地突起14を有する接地板部15から成る接地電極体16と、この接地電極体16及び正電極体13を支持する4本の絶縁支柱18a,18b,18c,18dとを有する。
すなわち、図7に示すように、正導体板部11上には所定間隔離して垂直に複数の正極突起12が設けられて正電極体13が構成される。この正電極体13は、四隅に孔を有する。図7は、正電極体13を裏返した状態を示している。図示していないが、同様に接地板部15上には、所定間隔離して垂直に複数の接地突起14が設けられて接地電極体16が構成される。
この接地電極体16は、四隅に孔を有する。これら四隅の孔には、絶縁支柱18a,18b,18c,18dが挿入される。上記複数の正極突起12及び接地突起14は、例えば空気の流れ(後述する)の方向と同じ方向に直列に接続される。これらの突起は空気の流れの方向に対して垂直方向に並列に接続されてもよい。正導体板部11及び接地板部15の外側は、表面が曲面となり放熱機能を有する形状をしていてもよい。
接地突起14は、導電体から成りその表面が誘電体19により被覆される。誘電体としては、エポキシ、ホーロー、シリコンなどが用いられる。接地板部15は、アルミ(Al)、銅(Cu)等の導電体により構成される。接地板部15の内側は、接地突起14と同じように誘電体で表面が被覆されるが、外側は被覆されなくても良い。
接地板部15上の接地突起14が正導体板部11上の正極突起12と対向するように向き合わせられたとき、接地板部15上の接地突起14と、正導体板部11上の正極突起12は、接触するような位置に設けられている(図5参照)。一対の正極突起12と接地突起14の接触状態を図6に示す。なお、接地板部15上の接地突起14と、正導体板部11上の正極突起12は少なくとも近接していればよく、必ずしも接触する必要はない。
図8を用いてこの実施形態の放熱装置の構成及び動作を説明する。点線矢印に示すように、正電極体13と接地電極体16の各突起12,14を嵌合させる。
正電極体13側の裏面には昇圧用のトランス31が設けられ、接地電極体16の背面には、放熱される被放熱装置32が固定される。この背面部分に被放熱装置が接触固定されると、熱伝導により、被放熱装置の熱を直接、接地板に逃がすことができ、特に放熱効果が大きい。
トランス31の一次巻線32f側には、数kHz程度の交流電力が供給され、二次巻線32s側には500Vから数kV程度以上の高電圧の交流電力が出力される。二次巻線32sの高圧側は導線33a等により正導体板部11に接続され、接地側は導線33b等を通して接地板部15に接続される。
所定間隔で配列された複数の正極突起12を有し、交流の高電圧を印加される正導体板部11を含む正電極体13と、正電極体13の正極突起12の間に嵌入され外面が誘電体19により被覆された接地突起14を有し接地される接地板部15を含む接地電極体16とにより放熱器が構成される。この放熱器にトランス31が加わって放熱装置を構成する。
この放熱装置のトランス31の一次巻線32f側に交流を供給すると、正極突起12に高電圧が交流的に印加される。すなわち、図6に示すように、接地突起14の各々は平板形状をしており、この接地突起14の端面において前記正極突起12の各々と接触する構造を有している。なお、接地突起14と正極突起12は必ずしも接触している必要はない。
図6において、正極突起12から接地突起14に向けて電気力線が周期的に生ずる。中間に誘電膜19が介在しているので、誘電体バリア放電が起きて両突起間に放電プラズマが生じ、正極突起12及び接地突起14との表面20に、正極突起12から接地突起14に向かって空気流が発生し、正極突起12と接地突起14の表面(側面)において境界層の破壊現象が生ずる。
この場合における発熱体表面の風速特性を従来の場合と比べて図9に示す。図9(a)は従来、発熱体表面に風を流した場合であり、図9(b)はこの実施形態の場合である。縦軸(Y軸)に発熱体表面からの距離を、横軸(X軸)に風速を示す。
図9(a)に示す従来の場合には、発熱体表面から距離に対して風速は漸次早くなる風速特正曲線42となる。一方、この実施形態においてはバリア放電が起き放電プラズマを生ずるので、発熱体(接地突起14)表面20に対して、比較的近い距離で風速が速くなる風速特性曲線43となる。
すなわち正極突起12及び接地突起14の表面近くで、境界層の破壊が起きる。一般に従来の場合には、上記境界層の存在により放熱効果の効率が妨げられていた。しかしこの実施形態によれば、境界層の破壊によって発熱体近辺の熱が除去され放熱が行われる。このようして、図1、図3、図4及び図5で点線矢印45に示す方向に空気流が生じ、効率的な放熱が行われることになる。
上記実施形態では、トランス31を正電極体13上に設けたが、要するにこの放熱器の近くにあればよく、例えば接地電極体16上や周辺の回路上に設けてもよい。
実施形態によれば、圧力損失を増大させることなく放熱性能を向上させることが可能で、しかも部品の小型軽量化が実現できる放熱器及び放熱装置が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したがこれらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・・放熱器
11・・・・正導体板部
12・・・・正極突起
13・・・・正電極体
14・・・・接地突起
15・・・・接地板部
18a,18b,18c,18d・・・・絶縁支柱
16・・・・接地電極体
19・・・・誘電膜
31・・・・トランス
32・・・・被放熱装置
42、43・・・・風速特性曲線

Claims (6)

  1. 所定間隔をおいて設けられた複数の正極突起を有し交流の高電圧を印加される正電極体と、
    この正電極体の前記正極突起の間に嵌入され外面が誘電体により被覆され各々の前記正極突起と放電プラズマを発生させる複数の接地突起を有し、接地される接地電極体と、
    を有することを特徴とする放熱器。
  2. 前記接地突起の各々は平板形状をしており、この接地突起の端面において前記正極突起の各々と接触する構造を有することを特徴とする請求項1記載の放熱器。
  3. 前記正極突起及び前記接地突起が互いに嵌入するように前記正電極体及び前記接地電極体を固定することを特徴とする請求項1又は2記載の放熱器。
  4. 所定間隔をおいて設けられた複数の正極突起を有し交流の高電圧を印加される正電極体と、
    前記正電極体の前記正極突起の間に嵌入され外面が誘電体により被覆され各々の前記正極突起と放電プラズマを発生させる複数の接地突起を有し、接地される接地電極体と、
    前記正極突起及び前記接地突起が互いに嵌入するように前記正電極体及び前記接地電極体を固定する固定具と、
    前記正電極体と前記接地電極体の間に高電圧の交流を印加するトランスと、
    を有することを特徴とする放熱装置。
  5. 前記接地突起の各々は平板形状をしており、この接地突起の端面において前記正極突起の各々と接触する構造を有することを特徴とする請求項4記載の放熱装置。
  6. 前記トランスは、前記正電極体の裏面に設けられて成ることを特徴とする請求項4又は5記載の放熱装置。
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