JP2014116398A - 冷却装置 - Google Patents

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Naohiko Shimura
尚彦 志村
Yuta Onishi
祐太 大西
Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
Motofumi Tanaka
元史 田中
Takeshi Hasegawa
剛 長谷川
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Abstract

【課題】近年の電子機器の高性能化、高密度化に伴い、必要とされている高効率でコンパクトな冷却装置を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係る冷却装置は、気体中への放熱を行う部位の表面に設けられる誘電体4と、誘電体4上に設けられる第1の電極5と、誘電体4を介して第1の電極5と対向する第2の電極14と、第1の電極5と第2の電極との間に交番電圧を印加する電圧印加手段としての電源9を具備し、第1の電極5と第2の電極14との間で生じる放電により該部位の表面上に気流3を発生させるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電子機器などを冷却するための冷却装置に関する。
近年の電子機器の高性能化、高密度化に伴い、現状のヒートシンクやファンを用いた冷却能力のさらなる向上と、冷却機構のコンパクト化が必要とされている。
流体の一部をプラズマ化することにより、流れを制御することができる現象について、プラズマの作用により気流を発生させる気流発生装置が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
この気流発生装置によれば、平板上に非常に薄い層状の流れを、適宜制御しながら発生させることが可能となり、流れの境界層の速度分布を変化させたり、層流から乱流への遷移を強制的に引き起こしたり、渦を発生消滅させたりする、などの気流制御を実現することができ、種々の産業機器の革新的要素技術として利用できる。
特開2007−317656号公報 特開2008−1354号公報
従来の気体中への放熱を行う部位を備える冷却装置は、たとえばファンによる強制対流によって放熱を促進する場合、表面上に形成される境界層によって熱伝達が阻害されるため、放熱量を増すためには、放熱部の大型化やファン出力の向上が必要であった。しかしこれらの施策は近年の電子機器の高性能化、高密度化に伴って要求される高効率でコンパクトな冷却装置には適さないものであった。
本実施形態の目的は、高効率でコンパクトな冷却装置を提供することにある。
本実施形態に係る冷却装置は、気体中への放熱を行う部位の表面に設けられる誘電体と、前記誘電体上に設けられる第1の電極と、前記誘電体を介して前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に交番電圧を印加する電圧印加手段とを具備し、前記第1の電極と前記第2の電極との間で生じる放電により該部位の表面上に気流を発生させるものである。
第1実施形態に係る冷却装置を示す模式図。 発生する気流の高さ方向の分布図。 第2実施形態に係る冷却装置の模式図。 第3実施形態に係る冷却装置の模式図。 第4実施形態に係る冷却装置の模式図。 印加する交番電圧の波形を示す図。 電力と気流の速さの関係図。 電力と周波数およびdutyの関係図。 第5実施形態に係る冷却装置の模式図。 第6実施形態に係る冷却装置の断面図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る冷却装置を説明する。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係る冷却装置の構成を示す。冷却装置2は、電子機器等の発熱体1(気体中への放熱を行う部位)の表面に設けられる誘電体4と、誘電体4上に設けられる露出電極5と、誘電体4内に設けられ、誘電体4を介して露出電極5と対向する第2の電極14と、露出電極5と第2の電極14との間に交番電圧を印加する電圧印加手段としての電源9とを有する。冷却装置2は、発熱体1における熱伝達率を向上させるため、誘電体4を介して露出電極5と発熱体1との間に沿面放電を発生させ、発熱体1の表面上の非常に薄い領域に気流3を発生させる。
図2に、ある電源条件で実測した気流の速さの高さ方向の分布を示す。図1の構成によれば、発熱体1の表面から約2mm以下のところに速度の速い気流を発生させることができ、この気流3が熱伝達率を非常に効果的に向上させる。
したがって、第1実施形態によれば、近年の電子機器の高性能化、高密度化に伴い、必要とされている高効率でコンパクトな冷却装置を提供することができる。
なお、発熱体1が金属であり接地電位を持つのであれば、この発熱体1を上記した第2の電極14に代えて用いることができる。
(第2実施形態)
図3に、第2実施形態に係る冷却装置の構成を示す。冷却装置2Aは、第1実施形態の冷却装置2の片側に絶縁体13を付加し、一方向のみに気流3を発生させるようにしたものである。外部の風の流れに沿った方向(順方向)に沿面放電の方向と、それによって引き起こされる気流の方向を揃えることで、外部の風によってできた温度境界層内に気流が発生し、境界層を破壊することによって、発熱体1の熱伝達が向上する。
(第3実施形態)
図4に、第3実施形態に係る冷却装置の構成を示す。気体中への放熱を行う部位が複数のフィン7を有するヒートシンク6である場合、各フィン7には0〜複数個の気流発生装置2が適宜取り付けられ、各気流発生装置2はフィン7の表面上の非常に薄い領域に気流を発生させ、熱伝達率を非常に効果的に向上させることができる。
(第4実施形態)
図5に、第4実施形態に係る冷却装置の構成を示す。冷却装置2の周辺環境およびその周辺機器の少なくとも1つの情報(例えば冷却の対象となっている発熱部分の消費電力、気体中への放熱を行う部位の表面温度など)を取得し、その情報に応じて気流発生装置2から発生する気流3の速度を変更することによって、より効果的で、省エネルギー、長寿命な冷却装置を構成することが出来る。
ここでは、図5を用いて、センサ8の信号により、気流3の速度を変更にする例を説明する。図5において、導電性材料からなる気体中への放熱を行う部位(発熱体)1を第2の電極として使用し、導電性材料からなる露出電極5との間に印加する交番電圧の波形の一例を図6に示す。デューティ比とは、図6に示すように電圧を断続的に印加する場合の1周期の時間t2に対する電圧を印加している時間t1の割合をいう。
気流3の速度を可変にするために、図6に示された基本周波数f、デューティ比Duty、電圧Vを電源9で変化させ、電力Pと気流の速さとの関係を測定すると、図7のような特性が得られる。また、周波数と電力の関係は図8(a)、dutyと電力の関係は図8(b)の様にそれぞれ得られる。したがって、センサ8により発熱が大きく、大きな冷却能力が必要とされる場合には、周波数f,デューティ比duty,電圧Vを適宜制御することにより、気体中への放熱を行う部位1における熱伝達率をより大きく向上させることが出来る。
(第5実施形態)
図9に、第5実施形態に係る冷却装置の構成を示す。冷却装置2Bの露出電極5の形状を放電開始電圧が低下するように非直線状、典型的には複数の角をもった形状の露出電極形状にする。これにより、同じ印加電圧Vに対して先端部分の電界強度を強め、放電を開始する電圧を低下させることによって、交番電圧印加機構をより小型化することが可能となる。なお、図9では、露出電極5の片側の形状をジグザグ形状に形成したが、露出電極5の両側の形状をジグザグ形状にしてもよい。
(第6実施形態)
図10は、第6実施形態に係る冷却装置の構成を示す断面図である。冷却装置2Cは、第2の電極として使用する発熱体1の凹部分に、誘電体4を介して露出電極5を配置したものである。このようにしても、発熱体1の表面上の非常に薄い領域に気流3を発生させることができる。また、図10の冷却装置2Cの構成では、発熱体1の表面に出っ張り部分が無いため、図4のようなフィン7に取り付ける場合に好適である。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…発熱体(気体中への放熱を行う部位)、2…気流発生装置、3…気流、4…誘電体、5…露出電極、6…ヒートシンク、7…フィン、8…センサ、9…電源、10…境界層、11…境界層10に比べ部位1の表面上の気体が加速された状態、12…ジグザグ形状の露出電極、13…絶縁体、14…第2の電極。

Claims (6)

  1. 気体中への放熱を行う部位の表面に設けられる誘電体と、
    前記誘電体上に設けられる第1の電極と、
    前記誘電体を介して前記第1の電極と対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に交番電圧を印加する電圧印加手段と
    を具備し、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間で生じる放電により該部位の表面上に気流を発生させることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記第1の電極の片側に絶縁体を付加することにより、前記気流の方向を一方向にすることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記気体中への放熱を行う部位が複数のフィンを有する形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置。
  4. 周辺環境又は周辺機器の少なくとも1つの情報を取得し、前記情報に応じて前記電圧印加手段に供給する電力を変更することにより、前記気流の速さを可変にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 前記第1の電極の片側又は両側が非直線状に形成してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 気体中への放熱を行う部位の凹部に設けられる第1の電極と、
    誘電体を介して前記第1の電極と対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に交番電圧を印加する電圧印加手段と
    を具備し、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間で生じる放電により該部位の表面上に気流を発生させることを特徴とする冷却装置。
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