JP2013238381A - 冷蔵庫及び冷蔵庫を用いた通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ安全性が高く、かつ、信頼性の高い冷蔵庫と通信システムを提供する。
【解決手段】携帯端末と前記携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫とより構成される通信システムであって、前記冷蔵庫は電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には電源供給信号データを携帯端末22に送信するように構成し、かつ、前記携帯端末は前記冷蔵庫側の無線送受信部21から電源供給信号データが送信されるとこれを前記表示部39に表示する構成としてある。これにより、安全性の高いネット通信ができるうえに、停電後、初めて携帯端末からデータ要求を受けたときは、冷蔵庫データとともに電源供給信号データを携帯端末に送信するので、使用者に今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを知らせることができる。
【選択図】図5

Description

本発明はインターネット等の通信網を利用した家電機器サービスシステムに好適な冷蔵庫及び冷蔵庫を用いた通信システムに関するものである。
一般にインターネット等の通信網を介して家電機器とデータをやり取りし、家電機器の利便性を向上させたシステムがみられる。例えば冷蔵庫をインターネットに接続し、故障内容をサービス業者に伝達して、的確な故障修理を可能にするようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシステムに使用する機器としては冷蔵庫に限らず、他の家電品でも同様のものが多くみられる。そして、このような機器はいわゆるネット家電と称され、近年通信インフラの整備、携帯端末の進化を受けて、ますますの広がりを見せ、家庭内にある複数の家電機器にこのような通信機能が装備されていくことが予測される。
特開2002−295939号公報
上記のように家電機器のデータ化が進められていく中において、一般に白物家電と呼ばれる機器は日常生活のなかで、老若男女に関わらず使用されることから、その使いやすさがとても重要視される。すなわち、単独の冷蔵庫がインターネットに接続されているだけであれば、使用性の問題はなく、そのサービスを十分に享受できる。しかしながら、家電のデータ化が広まり複数の家電機器がインターネットに接続されてサービス対象となると、機器データの双方向のやり取りの中で、対象の機器がどの固体を示しているのか、子供やお年寄りにはわかりづらく、使いにくいという課題が生じる。また、家庭内に2台の冷蔵庫を保有している場合などで、冷蔵庫の庫内温度設定を間違えて操作してしまうなどの問題も予見される。
また、セキュリティ面での対策も大きな課題となってくる。すなわち、非常に高度なセキュリティで保護されている行政機関などのシステムでもサイバー被害を受ける現実を考えると、家電機器のデータ化により家庭内の機器とデータが被害にあう可能性は十分に考えられる。例えば、機器のデータが流出するリスクや機器を勝手に制御されてしまうリスクが存在する。様々なセキュリティ技術により防衛する手段が社会的に講じられているものの、特に機器を勝手に設定変更されたりすると製品の基本機能が損なわれる問題が発生する可能性がある。
そこで本発明者らは冷蔵庫本体にRFID(Radio Frequency IDentification)タグを設け、このRFIDタグに携帯端末を近づけることによって、冷蔵庫本体と携帯端末との間でデータをやりとりし、携帯端末を経由してインターネット通信する冷蔵庫を考え、すでに提案した。
この冷蔵庫は、RFIDタグという超近接通信を用いて通信を行うようにしたから、対象機器を間違って判別することがなく、一般的な無線通信を行うシステムのような固体判別の問題はなくなり、使用性が向上するとともに、携帯端末によってRFIDタグのデー
タを直接読み取るので、インターネットのような通信網を介してデータを読み取る場合のようなセキュリティの問題もなくなり、安全性も向上する。加えて、冷蔵庫自体にインターネット通信のための通信機能等の高価な構成を付加しなくても携帯電話等の携帯端末を介してインターネットと接続し、サービスを提供することができる。
しかしながら本発明者らが被験者の協力を得て行った実証実験によると、上記のような安全性、低コスト化の効果が得られることは確認できたが、RFIDタグから携帯端末が受信したデータに正常とは思えないデータが表示される事象が生じ、信頼性の点で課題が生じた。例えばRFIDタグから送信するデータが扉開閉回数データであったとき、その扉開閉回数データが本来の開閉回数より少ない回数を表示する、等である。これは冷蔵庫移動のための電源コンセント抜き差し後や停電復帰後のデータ受信時に生じていて、冷蔵庫の情報記憶部に記憶されているデータが停電等によって消失してしまい、停電復帰、すなわち電源が再供給されてからの扉開閉回数データを送信していることに起因していることがわかった。
また、他の課題として冷凍食品が劣化、例えば氷融けやアイスクリームが柔らかくなる等が生じて、冷蔵庫の冷却性能に不安を持たれるという課題も生じた。すなわち、停電状態が長く続くと冷凍食品が劣化、例えば上記した氷融け等が生じ、これが停電によるものか否かが分からず、冷蔵庫の冷却性能に不安を持たれるのであった。特に、冷蔵庫は24時間電源を抜くことなく常に運転して商品であり、そのような中にあって瞬間的な停電や地域の停電、家庭の電源保護装置による停電や電力会社の供給事情による停電等、さまざまな原因による停電によって運転停止することがある。このような場合、停電時間によっては冷蔵庫庫内の雰囲気及び食品温度が上昇したり、冷凍食品が劣化、例えば上記した氷融け等が生じるが、核家族化が進む中、共働き等によって普段家庭を不在にしていることが多くなり、この様な場合、停電がどの程度あったか等がはっきりせず、上記のような冷凍食品の劣化等があった場合、冷蔵庫の冷却性能に不安を持たれる可能性が予見される。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、まずは高価な通信機能を付加することなく使用性とセキュリティ安全性の高いインターネット通信ができ、かつ、冷蔵庫からのデータに異常がある場合はこれを知ることができて、信頼性の高い冷蔵庫及び冷蔵庫を用いた通信システムを提供するものである。
前記課題を解決するために本発明は、携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫であって、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信する構成としてある。
これにより、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末からデータ要求を受けたときは、冷蔵庫データとともに電源供給信号データを携帯端末に送信するので、使用者に今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを知らせることができる。
本発明は、高価な通信機能を付加することなく使用性とセキュリティ安全性の高いインターネット通信ができるうえに、使用者が受信したデータが、それ以前に停電等があって異常である場合は、これを知らせることができ、コストアップを招くことなく信頼性の高
い冷蔵庫及び冷蔵庫を用いた通信システムとすることができる。
本発明の実施の形態1〜5における冷蔵庫の使用状態を示す正面図 同冷蔵庫の概略断面図 同冷蔵庫の概略平面断面図 同冷蔵庫の操作部を示す正面図 同冷蔵庫と携帯端末からなる通信システムの一例として示す家電機器サービスシステムの概略構成を示す制御ブロック図 同家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート 同実施の形態3における家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート 同実施の形態4における家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート 同実施の形態5における家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート 同実施の形態6における冷蔵庫と携帯端末からなる家電機器サービスシステムの概略構成を示す制御ブロック図 同実施の形態6の家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート 同実施の形態6における停電時間検出を説明する説明図 同の家電機器サービスシステムにおける他の動作を説明するフローチャート 同冷蔵庫の実施の形態6における冷蔵庫の説明図
第1の発明は、携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫であって、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信する構成としてある。
これにより、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末からデータ要求を受けたときは、冷蔵庫データとともに電源供給信号データを携帯端末に送信するので、使用者に今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを知らせることができる。
第2の発明は、携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫であって、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記電源供給信号データのみを前記無線送受信部から携帯端末に送信する構成としてある。
これにより、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末からデータ要求を受けたときは、電源供給信号データのみを携帯端末に送信するので、使用者に今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを知らせることができる。特にこの場合は、冷蔵庫データが何も表示されず電源供給信号データのみの表示であ
るから、使用者は必ず異常に気付くことができ、信頼性が向上する。
第3の発明は、第1の発明において、停電時間検出部を更に備え、制御部は電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データと停電時間データを無線送受信部から携帯端末に送信する構成としてある。
これにより、使用者に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを知らせると同時に前記停電がどの程度の時間であったかをも知らせることができる。よって、使用者は冷蔵庫庫内の雰囲気及び食品温度が上昇したり、冷凍食品が劣化、例えば氷融け等が生じていてもこれが停電によるものと理解することができ、冷蔵庫の冷却性能が悪いのではないかというような不信感を持つようなことを防止できて、冷蔵庫に対する信頼感を高めることができる。
第4の発明は、第2の発明において、停電時間検出部を更に備え、制御部は電源投入検出部が電源投入を検出した場合には電源供給信号を生成するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記電源供給信号データと停電時間データのみを前記無線送受信部から携帯端末に送信する構成としてある。
これにより、使用者に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことをより確実に知らせると同時に前記停電がどの程度の時間であったかをも知らせることができる。よって、使用者は冷蔵庫庫内の雰囲気及び食品温度が上昇したり、冷凍食品が劣化、例えば氷融け等が生じていてもこれが停電によるものと理解することができ、冷蔵庫の冷却性能が悪いのではないかというような不信感を持つようなことを防止できて、冷蔵庫に対する信頼感を高めることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、制御部は電源供給信号データを複数回携帯端末に送信した後消去する構成としてあり、携帯端末に送信した電源供給信号データを使用者が見落としたとしても当該電源供給信号データが数回送信されるので、使用者は必ずこれを確認できるようになり、より信頼性が向上する。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、制御部は電源供給信号データを電源投入後所定期間経過すると消去する構成としてある。これにより、使用者によるデータ要求が長時間、例えば3日程度無いと、データ受信前に停電があってそのデータが異常であっても、3日も経過していればその異常が問題になることはほとんどなく、何時までも電源供給信号データを記憶保持させるためのメモリ量を確保しなくてもよくなる。
第7の発明は、第1〜第5の発明において、制御部は携帯端末からデータ要求を受けた後、所定時間経過後に電源供給信号データを消去する構成としてあり、使用者が最初のデータ受信時に電源供給信号データを見落としても所定時間内であれば次のデータ要求時に再度電源供給信号データが送信されて停電等があったことを確実に知ることができるようになり、さらなる信頼性の向上が図れる。
第8の発明は、第1〜第7の発明において、情報記憶部は冷蔵庫の扉開閉回数あるいは扉開成時間の少なくとも一つのデータを記憶しており、制御部はこの扉開閉回数あるいは扉開成時間の少なくとも一つのデータを無線送受信部から携帯端末へ送信する構成としてあり、使用者は冷蔵庫の扉開閉回数あるいは扉開成時間を知ることができ、扉開閉回数等を少なくしようとする意識が作用して以降の扉開閉回数等を少なくし、省エネ推進効果が期待できる。
第9の発明は、第8の発明において、制御部は冷蔵庫の温度設定を制御する構成とするとともに、携帯端末から無線送受信部に設定温度データを受信した場合には当該設定温度データに基づいて冷蔵庫の設定温度を変更する構成としてある。
これにより、使用者は扉の開閉回数等に応じて携帯端末から制御データを送信し、冷蔵庫自体の運転が低消費電力運転となるように条件変更することができ、使用者による扉開閉回数等低減による節電と合わせて、大いなる省エネ効果が期待できる。
第10の発明は、第9の発明において、冷蔵庫の異常検出部を更に備え、前記異常検出部が異常を検出しているとき制御部は携帯端末から設定温度データを受信しても設定温度の変更を行わない構成としてある。
これにより、冷蔵庫に異常、例えば扉パッキンの損傷により庫内温度が何時まで経っても設定温度に達せず圧縮機が運転状態になり続けているような異常時に、扉の開閉が少ないということで設定温度を低目に変更して圧縮機をより大能力で運転させ続け、電力を無駄に浪費させてしまうような障害発生を未然に防止することができ、信頼性の高いものとすることができる。
第11の発明は、携帯端末と前記携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫とより構成される通信システムであって、前記冷蔵庫は、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、前記無線送受信部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出し、該電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信するように構成し、かつ、前記携帯端末は、冷蔵庫とRFID無線通信を行う携帯端末側無線送受信部と、前記携帯端末のデータを表示する表示部とを備え、前記冷蔵庫側送受信部から電源供給信号データが送信されるとこれを前記表示部に表示する通信システムとしてある。
これにより、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末によってデータ要求をしたときには、携帯端末の表示部に電源供給信号データが表示されるので、使用者は今回のデータ受信以前に停電等があったことを知ることができる。
第12の発明は、携帯端末と前記携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫とより構成される通信システムであって、前記冷蔵庫は、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信するように構成し、かつ、前記携帯端末は、冷蔵庫とRFID無線通信を行う携帯端末側無線送受信部と、前記携帯端末のデータを表示する表示部とを備え、前記冷蔵庫側送受信部からデータとともに電源供給信号データが送信されるとこれを前記表示部に表示する通信システムとしてある。
これにより、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末によってデータ要求をしたときには、携帯端末の表示部に冷蔵庫データとともに電源供給信号データも表示されるので、使用者は今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことや、氷融け等があっても冷蔵庫の故障ではないということが分かり、信頼性の高いものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の使用状態を示す正面図、図2は同冷蔵庫の概略断面図、図3は同冷蔵庫の概略平面断面図、図4は同冷蔵庫の操作部を示す正面図、図5は同冷蔵庫と携帯端末からなる家電機器サービスシステムの概略構成を示す制御ブロック図、図6は同家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャートである。
図において、1は冷蔵庫本体で、図2に示すように複数の貯蔵室2,3,4,5,6を備えている。この各貯蔵室は上から冷蔵室2、製氷室3及びその製氷室3の側方に位置する切換室4(冷凍室温度約―18℃から野菜室温度約6℃まで切替え可能)、冷凍室5、野菜室6となっている。なお、そのレイアウトは必要に応じて適宜設定されるものである。
また、上記冷蔵庫本体1は、主に鋼板を用いた外箱1aと、ABSなどの樹脂で成型された内箱1bと、外箱1aと内箱1bとの間の空間に充填発泡された硬質ウレタンフォーム1cで構成されている。さらに必要に応じて部分的により断熱性能を高めるために真空断熱材1dを硬質ウレタンフォーム内に埋設して構成してある。例えば、図2に示すように、製氷室3と切換室4および冷凍室5に対応する背面部の空間内に真空断熱材1dを貼り付け、硬質ウレタンフォーム1cとの複合体としてある。
また冷蔵庫本体1の天面部は冷蔵庫の背面方向に向かって階段状に凹みを設けた形状とし、この階段状の凹部に機械室7を形成して、当該機械室7に、圧縮機8、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品と冷蔵庫制御部ユニット(図示せず)を収容してあり、最下部の野菜室収納容積の拡大を図っている。
また冷凍サイクルの低圧側を構成する冷却器9は冷凍室5の後方に配置し、冷却ファン10によって冷却器9で生成された冷気を強制送風して各貯蔵室2〜6を冷却するようになっている。
前記各貯蔵室2〜6はそれぞれに対応して設けた扉11,12,13,14,15によって開閉されるようになっており、この各扉11〜15は手かけ部16を有するとともに、冷蔵庫本体1と同様硬質ウレタンフォーム1cを充填発泡させて構成してある。そしてこれら各扉11〜15にはこれに対応して扉開閉検出部(構造を説明する図では図示せず)が設けてあり、その開閉回数と累計開成時間データが冷蔵庫制御部で処理されるようになっている。
ここで、上記冷蔵庫は最上部に位置する冷蔵室2の扉は観音開き式扉としてあり、左右面積の異なる2枚の扉11a、11bで構成してある。そして、大きな面積を有する右側扉11bは自動扉開閉機構17によって扉表面を軽く押すだけで開く構成としてあり、図示しない扉開閉検出部でその開閉が検出されるように構成してある。また、上記右側扉11bの端部には上下方向にわたって操作ユニット18が設けてある。
上記の操作ユニット18には図4に示すように各貯蔵室2〜6の温度設定等を行う静電タッチスイッチ式の設定スイッチ19、及び設定スイッチ19の上方に配置した設定状態表示部20とともに、この冷蔵庫ではRFIDタグ等からなる無線送受信部21が設けてある。
この実施の形態では無線送受信部21として使用するRFIDタグは、パッシブタグ方式で通信距離が100mm以内のものを用いている。
上記無線送受信部21は携帯電話、スマートフォンやPDA等の携帯端末22とデータの送受信を行うもので、例えば扉開閉回数あるいは扉開成累計時間等のデータを携帯端末22に出力送信し、逆にインターネット通信経由で携帯端末22に送られてくる設定温度等の制御データを携帯端末22から無線送受信部21が受信するようになっていて、簡易型の家電機器サービスシステム(通信システム)を構成している。
すなわち、上記無線送受信部21は図1に示すように使用者が携帯端末22を接近させると、無線送受信部21と携帯端末22との間でデータを送受信するとともに、無線送受信部21からのデータは携帯端末22の表示部(図1では図示せず)に表示するように構成してある。
以下、その家電機器サービスシステムの構成を図5、図6を用いて説明する。図5は家電機器サービスシステムの概略構成を示す制御ブロック図、図6は同動作を説明するフローチャートである。
図5において、23は前記した扉開閉検出部、24は前記扉開閉検出部23で検出した扉開閉回数をカウントする回数カウント部、25はこの回数カウント部24でカウントした回数を記憶する回数記憶部、26は前記扉開閉検出部23で検出した扉開閉時の扉開成時間(扉を開いている間の時間)を計測する時間計測部、27は前記時間計測部26で計測した時間を累計記憶する時間記憶部、28は前記回数記憶部25と時間記憶部27を有する情報記憶部である。
そして21が前述した無線送受信部で、扉開閉回数データや扉開成累計時間データを携帯端末22に送信したり、携帯端末22からの制御データを受信するもので、この実施の形態ではアンテナ21aを一体化したRFIDタグで構成してある。29は携帯電話、スマートフォンやPDA等の携帯端末22が接近してデータ要求/制御信号送信するとこれを検出する近接通信検出部で、無線送受信部21自体が具備しており、データ要求/制御信号送信を検出すると無線送受信部21が誘電して動作するようになっている。
30は前日情報記憶部で、前記情報記憶部28で記憶している前日の扉開閉回数及び扉累計開成時間等のデータを更新記憶するものである。30Aは異常検出部で、冷蔵庫の異常、例えば圧縮機が異常に長い時間運転し続けている、等の異常を検出するものである。この圧縮機が異常に長い間運転し続ける原因としては、例えば扉パッキンが損傷していて庫内温度が何時まで経っても設定温度に達しないようなことが考えられる。
31は電源投入検出部で、電源投入時、例えば冷蔵庫の電源コードをコンセントに差し込んだときとか、停電後の再通電等の電源投入時に、これを検出して電源供給信号を生成するもので、当該電源供給信号を後述する制御部に供給するように構成してある。
32は冷蔵庫の動作を制御する制御部で、無線送受信部21がデータ要求信号を受信すると情報記憶部28からの扉開閉回数及び扉開閉累計時間データ、前日情報記憶部30からの前日データを取り込んで無線送受信部21に送信させるとともに、前記無線送受信部21が携帯端末22から制御データを受信した際にはその制御データに基づいて冷蔵庫の制御内容、例えば冷却の設定温度を変更するように制御するものである。更にこの制御部32は、上記電源投入検出部31から電源供給信号データの供給があったとき、これを記憶しておき、前記無線送受信部21が携帯端末22からのデータ要求信号を受信すると、この電源供給信号データも前記情報記憶部28及び前日情報記憶部30からのデータとと
もに無線送受信部21に送信させるようになっている。
一方、携帯端末22はこの実施の形態では一般的な携帯電話を用いており、周知の如く近接通信を行う第1通信部33とそのアンテナ33a及び通話およびインターネット通信用の第2通信部34とそのアンテナ34a、これらの通信部を制御する第1、第2通信制御部35,36、表示制御部37等からなる携帯制御部38、液晶ディスプレイ等の表示部39、タッチスイッチ等の操作部40、記憶部41等からなる。
そして、この携帯端末22は操作部40の操作によって第1通信制御部35による近接通信に切り替えると、データ要求信号を相手方に送信して相手方からのデータを受信可能にするとともに、表示制御部37が表示部39の表示を切り替えて第1通信部33により受信したデータを表示部39に表示させる。すなわち第1通信部33のアンテナ33aを冷蔵庫の無線送受信部21に近づけることによって無線送受信部21からの扉開閉回数等のデータを受信し、表示部39に表示することができる。
また、この携帯端末22は普通の携帯電話と同様第2通信部34によってインターネット回線(図示せず)を介して各種データを取り込めるようになっており、そのうちの一つに本発明に関係する冷蔵庫の制御データ、例えば設定温度データを取り込み、冷蔵庫の無線送受信部21に送信できるようになっている。
上記構成において、以下その動作を図6の制御フローを用いながら説明する。まず、使用者が冷蔵庫を購入して初めて電源コードを電源コンセントに差し込むと、電源投入検出部31がステップ1でこれを検出し、ステップ2で電源供給信号を生成して制御部32に供給し記憶する。この電源供給信号は、冷蔵庫を移動させて電源コードを抜き差ししたとか、停電があってその後に再度電源が供給されたとかの場合にも同様に生成され、制御部32に記憶されている。
この様な状態で使用者が食品の出し入れのために冷蔵庫の扉、例えば冷蔵室2の右側扉11bを開成すると、ステップ3において扉開閉検出部23が扉開閉を検出し、ステップ4において回数カウント部24が回数をカウントし、回数記憶部25に記憶するとともに、時間計測部26が扉開成時間を計測して時間記憶部27がその扉開成時間を累計記憶していく。
そしてステップ5において、近接通信検出部29がデータ要求されているか否かを確認し、要求がなければ後述する制御データ有無、異常有無等の確認ステップを経由してステップ6で1日(24h)が経過したかを確認し、経過していなければステップ1にもどるとともに、経過すれば前日情報記憶部30に扉開閉回数データと扉開成累計時間データを記憶した後、ステップ7にてそれまで記憶していた扉開閉回数等をリセットし、ステップ1に戻る。
このような状態で使用者が携帯端末22のアンテナ33a部分を冷蔵庫扉の無線送受信部21に近づけデータ要求信号を送信する(ステップ8)と、近接通信検出部29がステップ5でこれを検出し無線送受信部21が動作を開始する。
そして、無線送受信部21はステップ9で回数記憶部25、時間記憶部27に記憶している扉開閉回数及び扉開成累計時間データ及び制御部32に電源供給信号が記憶されていればこの電源供給信号データを取得し、ステップ10においてそのデータを送信する。
その後、ステップ11にて前記携帯端末22からのデータ要求が電源投入検出後初めてかを確認し、初めてであればステップ12で制御部32が記憶していた電源供給信号デー
タを消去してステップ6へと移行し、初めてでなければすでに電源供給信号データは消去されているので、そのままステップ6へと移行していく。
一方、携帯端末22はステップ13で上記無線送受信部21から送信されるデータを受信し、ステップ14においてそのデータを携帯端末22の表示部39に表示する。
これにより、使用者は冷蔵庫の使用状態、この実施の形態では扉開閉回数及び扉開成時間を知ることができ、例えばその回数等が多い時には以降の扉開閉回数を少なくしようと気をつけて節電が促進されることになる。
また、上記データ受信時に前記冷蔵庫の扉開閉回数等の使用情報とともに電源供給信号データも送信され表示されるので、使用者は今回のデータ受信前に電源投入があったことも併せて知ることができる。すなわち、この電源供給信号データは前記の説明から明らかなように、電源投入検出部31が電源投入を検出した後、初めて携帯端末22からデータ要求を受けた時は送信されるが、データ送信後は、ステップ12で消去するので、次回以降のデータ要求に伴うデータ送信時には電源供給信号データの送受信はなくなる。
よって、使用者は冷蔵庫購入後日常的に使用している最中に、この電源供給信号データを携帯端末22で受信すれば、今回の受信データの前に停電とか、冷蔵庫の移動によるコンセントの抜き差しが行われていたとか、の異常事態があったことを知ることができる。従い、今回受信したデータが電源再投入以降のものであって正常なものでないことを知ることができる。
また、この実施の形態における冷蔵庫は、対象機器となる冷蔵庫自体に直接携帯端末22を近づけてデータを取得するので、複数の対象冷蔵庫があっても、通信実施時には、必ず対象となる冷蔵庫にタッチする動作で携帯端末を持ち寄ることになるので、子供等であっても対象を誤解することがなく直感的に理解することができ、操作に迷うことなく安心して使用でき、使いやすいとともに、インターネットを介在することなく対象冷蔵庫と携帯端末で直接データを受信するためセキュリティの問題も発生することがなく、安全性も向上する。
また、前記冷蔵庫の使用状態である扉開閉回数及び扉開成累計時間は携帯端末22の表示部39に表示するので、冷蔵庫は使用者に扉開閉回数等を知らせるための表示電力を必要とせず、その分更に節電でき、冷蔵庫の省エネルギー化が向上する。すなわち、この冷蔵庫は上記扉開閉回数等を携帯端末22の表示部39を介して知ることができるから、冷蔵庫自体はその扉開閉回数等を表示するための電力を一切消費することがなく、その分省エネルギー化が進むことになる。
さらにこの実施の形態では冷蔵庫側に近接通信検出部29を備えていて当該近接通信検出部29がデータ要求/制御信号送信されていることを検出した場合のみ無線送受信部21が誘電してデータを送信するので、無線送受信部21が電力を消費することもなく、その分さらなる省エネルギー化が図れる。
一方、携帯端末22が上記のようにして取得した扉開閉回数及び扉開成累計時間データは使用者が携帯電話と同様インターネット回線を介して所定の場所、例えば省エネサービスセンター等の業者や出勤中の親等に送信することができる。
従って、例えば省エネサービスセンター等の業者は携帯端末22から送信されてきた扉開閉回数及び扉開成累計時間データを見て、携帯端末22に冷蔵庫の制御データ、例えば庫内冷却温度の設定温度データを送信することができる。
上記設定温度データを受け取った使用者は、再度携帯端末22を冷蔵庫の無線送受信部21に近接させ、ステップ15で制御信号を送信すると、無線送受信部21が前記と同様にして動作状態となって、ステップ16で制御信号有か否かを確認する。確認の結果、有であると、次のステップ17で異常検出部30Aが異常を検出していないかを確認し、異常であれば何もせずにステップ6へと移行するが、異常なしであればステップ18で冷蔵庫の設定温度を携帯端末22から送信されてきた制御データである設定温度データに更新する。
この設定温度の更新は扉開閉回数及び扉開成累計時間データの状況によって次のようになる。
すなわち、その一つとしては、扉開閉回数及び扉開成累計時間が多い時の制御データは設定温度を高目とするデータとしてある。これにより、扉開閉回数が多い時は庫内温度が上昇しがちでその都度圧縮機が運転開始し消費電力が多くなりがちであるが、設定温度を高め設定に変更すれば庫内温度が扉開閉によって少々上昇しても圧縮機が運転するのを抑制することができ、電力消費を抑えることができる。
また、扉開閉回数及び扉開成累計時間が少ない時の制御データは設定温度を低目とするデータとしてある。これにより、扉開閉数が多い時とは逆に扉開閉数が少ない時は、庫内温度上昇は少なく低温に維持されているから、少々設定温度を低目にしても圧縮機が運転するようなことはなく、逆にこの間に食品の温度を低目維持しておいて、扉開閉回数が多くなった時、多少庫内温度が上昇しても食品温度は低く保持できるようになり、消費電力を上げることなく良好な食品冷却を維持することができる。
以上のようにしてこの冷蔵庫は、扉の開閉回数及び開閉累計時間に応じて携帯端末22から制御データを送信し、冷蔵庫自体の運転が低消費電力運転となるように条件変更することができ、携帯端末22の表示部39へ扉開閉回数及び開閉累計時間表示して節電啓蒙した使用者による扉開閉回数低減による節電と合わせて、大きな省エネ効果が期待できる。
またこの実施の形態の冷蔵庫では、扉開閉検出部23からの扉開閉回数あるいは開成時間の前日データを記憶する前日情報記憶部30を備えており、前記前日情報記憶部30からのデータに基づき扉開閉が多くなる時間帯の所定時間前に設定温度を高目とする制御データを制御部32に出力する。これにより、制御部32は設定温度を所定時間前に低目に変更する。
このように、扉開閉が多くなって庫内温度が上昇しやすい時間帯の前に設定温度を下げて庫内温度を低目としておくことにより、扉開閉回数が多くなって庫内温度が少々上昇しても食品に与える影響は微小なものとすることができ、消費電力を上げることなく良好な食品冷却を維持することができる。
更にこの冷蔵庫は冷蔵庫の異常検出部30Aを備えており、前記異常検出部30Aが異常を検出しているとき制御部32は携帯端末22から制御データを受信しても前記した如く制御内容の変更を行わない構成としてある。
これにより、冷蔵庫に異常、例えば扉パッキンの損傷により庫内温度が何時まで経っても設定温度に達せず圧縮機が運転状態を続けているような異常時に、扉の開閉が少ないということで設定温度を低目に変更して圧縮機をより大能力で運転させ続け、電力を無駄に浪費させてしまうような障害発生を未然に防止することができる。
(実施の形態2)
この実施の形態2は図示しないが、実施の形態1において、電源投入後初めて携帯端末22に冷蔵庫データを送信する時、制御部32は扉開閉回数等の冷蔵庫データを送信している間中、電源供給信号データを複数回携帯端末22に送信し、その後消去する構成としてある。
これにより、携帯端末22に送信した電源供給信号データを使用者が見落としたとしても当該電源供給信号データが数回送信されるので、使用者は必ずこれを確認できるようになり、今回のデータに異常があることをより確実に知ることができて一段と信頼性が向上する。
(実施の形態3)
図7は実施の形態3の制御を示すフローチャートで、実施の形態1と同様のところは同一番号を付して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。なお、このフロー以外は実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
この実施の形態3では、実施の形態1において電源供給信号データは、電源投入後初めて携帯端末22からデータ要求があったときにステップ11で消去していたが、この実施の形態3ではステップ11aで電源投入後、すなわち電源供給信号を生成してから所定期間、例えば3日程度経過すると、制御部32が電源供給データを消去する構成としてある。
これにより、例えば使用者が旅行等をしていて使用者によるデータ要求が長期間、例えば3日程度無いと、データ要求前に停電があってそのデータが異常であっても、3日も経過していればその異常が問題になることはほとんどない(電源供給信号生成後の初めてのデータ要求が3日後であればその時に電源供給信号データを送信して停電等があったことを知らせてもあまり意味はない)から、何時までも電源供給信号データを記憶保持させる必要はない。よって、この実施の形態では電源投入後、所定期間経過すると、電源供給信号を消去し、当該データを記憶保持するためのメモリ量を確保しなくてもよいようにしてある。
(実施の形態4)
図8は実施の形態4の制御を示すフローチャートで、実施の形態1と同様のところは同一番号を付して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。なお、このフロー以外は実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
この実施の形態4では、実施の形態1において電源供給信号データは電源投入後初めて携帯端末22からデータ要求があったときにステップ11で消去していたが、この実施の形態4では携帯端末22からデータ要求を受けた後、ステップ11bで当該データ要求所定時間経過後に電源供給信号データを制御部32が消去する構成としてある。
これにより、使用者が最初のデータ受信時に電源供給信号データを見落としても、所定時間内であれば次のデータ要求時に再度電源供給信号データが送信されて停電等があったことを確実に知ることができるようになり、さらなる信頼性の向上が図れる。
(実施の形態5)
図9は実施の形態5の制御を示すフローチャートで、実施の形態1と同様のところは同一番号を付して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。なお、このフロー以外は実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
この実施の形態4では、携帯端末22からデータ要求があったときにはステップ11でそのデータ要求が電源投入後初めてかを確認し、初めての場合は次ステップ10aで電源供給信号データのみを送信し、その後ステップ12で電源供給信号データを消去してステップ6に移行する構成としてある。
この実施の形態5の場合、停電等が生じて電源が再供給された後、初めて携帯端末22からデータ要求を受けたときは、電源供給信号データのみを携帯端末22に送信するので、使用者に今回のデータ受信以前に停電等があって今回の冷蔵庫データは正常でないことを確実に認識させることができる。特に、この場合は、冷蔵庫データが何も表示されず電源供給信号のみの表示であるから、使用者は必ず異常に気付くことができ、信頼性が大きく向上する。
なお、携帯端末22からのデータ要求が2回目以降になると、ステップ11からステップ9へと移行し、実施の形態1と同様、扉開閉回数等の冷蔵庫データを送信し、使用者はこれを知ることができるようになる。その他の動作も説明はしないが、実施の形態1と同様である。
(実施の形態6)
図10は実施の形態6における冷蔵庫と携帯端末からなる家電機器サービスシステムの概略構成を示す制御ブロック図、図11は同家電機器サービスシステムにおける動作を説明するフローチャート、図12は動作状態を示す説明図である。
以下、図10〜図12を用いて説明するが、すでに説明した実施の形態1と同様の部分は同一番号を付して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
この実施の形態6は、停電等があったことを知らせるとともに、その停電時間がどの程度あったのかも併せて知らせるようにしたものである。
すなわち、この実施の形態6は、図10に示すように、冷蔵庫制御部にタイマーカウンター43と不揮発性のメモリー44と停電検出/時間演算部45との組み合わせからなる停電時間検出部46を備え、停電を検出すると当該停電時間を算出して記憶し、制御部32に入力している。
次に動作を図11、図12を用いて説明する。この実施の形態6では図11に示すようにステップ1で電源投入を検出すると、ステップ2にて電源供給信号を生成、記憶するとともに、ステップ19にてタイマーカウンター43がカウントを開始する。その後、使用者が携帯端末22を近接させて要求信号を送信すると、ステップ5で当該要求信号を検出し、ステップ9,10で情報記憶部28から冷蔵庫データを取得して送信するとともに、携帯端末22が持っている時刻を冷蔵庫制御部の無線送受信部21が送信し、これを停電時間検出部46のメモリー44に記憶する。その後、ステップ21にて停電の有無を確認し、停電がなければ実施の形態1と同様に動作していくが、タイマーカウンター43によるステップ20でのタイムカウントが継続される。
この様な状態で停電が生じると、停電時間検出部46がステップ21にて停電を検出し、ステップ22で停電時間を演算する。その演算例を図12を用いて説明する。
まず、冷蔵庫の電源プラグを家屋の電源コンセントに接続し使用開始してから適当時間経過後に携帯端末22でデータ要求X0すると、冷蔵庫側は携帯端末22から時刻情報を取得して現在時刻、この例では7:00を取得X01してメモリー44に記憶する。この
時、携帯端末22は情報記憶部28から正常なデータとともに電源供給信号を受信する。
その後、更に適当時間経過後に携帯端末22でデータ要求X1すると、メモリー44はその時点の時刻データ、この例では11:30を取得X11し記憶する。この時、携帯端末は情報記憶部28から冷蔵庫データのみを取得する。
次にその後停電が生じると、停電検出部/時間演算部45がステップ21にて停電を検出し、タイマーカウンター43がカウントしていた時間をプラスした時刻、この例では14:00を記憶する。
更にその後、適当時間経過後に携帯端末22でデータ要求X2すると、メモリー44はその時点の時刻データ、この例では21:30を取得X21し記憶する。この時、停電検出/時間演算部45が停電時間を演算する。すなわち、携帯端末22でデータ要求された際に取得した時刻、この例では21:30からメモリー44に記憶している停電発生時刻14:00を引いて7.5時間を算出し、この7.5時間から上記停電発生時からデータ要求された時刻21:30までの間にタイマーカウンター43がカウントした時間、この例では6.5時間を引いて1時間という停電時間を算出演算する((21:30−14:00)−6.5h=1h)。そして、データ要求した携帯端末22に情報記憶部28に記憶している冷蔵庫データと電源供給信号データとともにこの停電時間1hを携帯端末22に送信する。
これにより、使用者は電源供給信号データの存在によってデータ取得前に停電があって取得データが正常でないのを知ることができるとともに、停電時間をも知ることができる。
これにより、冷蔵庫に貯蔵していた氷が融けてくっついているとか、アイスクリームが柔らかくなっていても、その氷融けやアイスクリームが柔らかくなっているのが、停電によるものか否かを的確に判断することができるようになる。
特に冷蔵庫は24時間電源を抜くことなく常に運転して商品であり、そのような中にあって瞬間的な停電や地域の停電、家庭の電源保護装置作動による停電や電力会社の供給事情による停電等、さまざまな原因による停電によって運転停止していることがある。このような場合、停電時間によっては冷蔵庫庫内の雰囲気及び食品温度が上昇したり、冷凍食品が劣化、例えば上記した氷融け等が生じるが、核家族化が進む中、共働き等によって普段家庭を不在にしていることが多く、この様な場合、停電がどの程度あったか等がはっきりせず、上記のような冷凍食品の劣化等があった場合、冷蔵庫の冷却性能に不安を持たれる可能性があるが、この実施の形態のように停電があったことに加え、その停電時間をも使用者に知らせるようにしたことで、冷蔵庫の冷却性能に対する不安を払拭し、冷蔵庫に対する信頼性を高めることができ、効果的である。
なお、この実施の形態では停電時間検出部46をタイマーカウンター43と不揮発性のメモリー44と停電検出/時間演算部45との組み合わせで構成したものを例にして説明したが、停電時間を検出して記憶しておくことができればどのように構成してもよいものであることは言うまでもない。
また、上記説明では実施の形態1に適用したものを例にして説明したが、実施の形態2〜5にも適用できるものである。なお、実施の形態5の場合は実施の形態1〜4の場合と多少制御フローが異なるので、図13を追加しておくが、図11で新たに加わったものと同様のものは同一番号を付記してあり、説明は省略する。
(実施の形態7)
図14は実施の形態7を示し、この実施の形態7は前記各実施の形態で説明した冷蔵庫データ等の表示部を、冷蔵庫本体1の扉11bに設けたもので、この冷蔵庫本体1に設けた表示部42によって情報記憶部28からの扉開閉回数及び扉開成累計時間データ及び電源供給信号データ等を冷蔵庫に直接表示するように構成してある。
この実施の形態7においても先の各実施の形態と同様、使用者はこの表示部42を見ることによって扉開閉回数及び扉開成累計時間はもちろん、電源供給信号データの有無によって異常の有無を知ることができ、各実施の形態と同様の作用効果を期待することができる。
以上のようにこの実施の形態で説明した冷蔵庫は、電源投入後初めてデータ要求された時にはこれを知らせる電源供給信号データを送信して使用者に異常を知らせるものであるが、上記各実施の形態で説明したものは本発明を実現する一形態であり、本発明の目的達成範囲内であれば種々変更可能である。
例えば、上記各実施の形態においては、冷蔵庫データとともに電源供給信号データを表示部39または42で表示するようにしたが、これは音声によって知らせるようにしてもよいものであり、この発明において表示部は音声報知するものも含むものである。また、無線送受信部21から携帯端末22に送信する冷蔵庫データは節電啓蒙のための扉開閉回数と扉開成累計時間の両方としたが、これはいずれか一方でもよいし他のデータを更に含むものであってもよいものである。
以上のように本発明は、高価な通信機能を付加することなく使用性とセキュリティ安全性の高いインターネット通信ができるうえに、使用者が受信した冷蔵庫データが、それ以前に停電等があって異常である場合は、これを知らせることができ、コストアップを招くことなく信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。よって、家庭用はもちろん、業務用にも幅広く適用することができる。
1 冷蔵庫本体
2,3,4,5,6 貯蔵室
2 冷蔵室
7 機械室
8 圧縮機
9 冷却器
10 冷却ファン
11,12,13,14,15 扉
16 手かけ部
17 自動扉開閉機構
18 操作ユニット
19 設定スイッチ
20 設定状態表示部
21 無線送受信部
22 携帯端末
23 扉開閉検出部
24 回数カウント部
25 回数記憶部
26 時間計測部
27 時間記憶部
28 情報記憶部
29 近接通信検出部
30 前日情報記憶部
30A 異常検出部
31 電源投入検出部
32 制御部
33 第1通信部
34 第2通信部
35 第1通信制御部
36 第2通信制御部
37 表示制御部
38 携帯制御部
39 表示部
40 操作部
41 記憶部
42 表示部
43 タイマーカウンター
44 メモリー
45 停電検出/時間演算部
46 停電時間検出部

Claims (12)

  1. 携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫であって、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信する冷蔵庫。
  2. 携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫であって、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合には電源供給信号を生成するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記電源供給信号データのみを前記無線送受信部から携帯端末に送信する冷蔵庫。
  3. 停電時間検出部を更に備え、制御部は電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データと停電時間データを無線送受信部から携帯端末に送信する請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 停電時間検出部を更に備え、制御部は電源投入検出部が電源投入を検出した場合には電源供給信号を生成するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記電源供給信号データと停電時間データのみを前記無線送受信部から携帯端末に送信する請求項2記載の冷蔵庫。
  5. 制御部は電源供給信号データを複数回携帯端末に送信した後消去する請求項1〜4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 制御部は電源供給信号データを電源投入後所定期間経過すると消去する請求項1〜5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  7. 制御部は携帯端末からデータ要求を受けた後、所定時間経過後に電源供給信号データを消去する請求項1〜5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  8. 情報記憶部は冷蔵庫の扉開閉回数あるいは扉開成時間の少なくとも一つのデータを記憶しており、制御部はこの扉開閉回数あるいは扉開成時間の少なくとも一つのデータを無線送受信部から携帯端末へ送信する構成とした請求項1〜7のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  9. 制御部は冷蔵庫の温度設定を制御する構成とするとともに、携帯端末から無線送受信部に設定温度データを受信した場合には当該設定温度データに基づいて冷蔵庫の設定温度を変更する構成とした請求項8記載の冷蔵庫。
  10. 冷蔵庫の異常検出部を更に備え、前記異常検出部が異常を検出しているとき制御部は携帯端末から設定温度データを受信しても設定温度の変更を行わない構成とした請求項9記載の冷蔵庫。
  11. 携帯端末と前記携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫とより構成される通信システムであって、前記冷蔵庫は、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、前記無線送受信部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出し、該電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受け
    た場合には前記電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信するように構成し、かつ、前記携帯端末は、冷蔵庫とRFID無線通信を行う携帯端末側無線送受信部と、前記携帯端末のデータを表示する表示部とを備え、前記冷蔵庫側送受信部から電源供給信号データが送信されるとこれを前記表示部に表示する通信システム。
  12. 携帯端末と前記携帯端末とRFID無線通信を行う冷蔵庫とより構成される通信システムであって、前記冷蔵庫は、携帯端末との間でRFID無線通信を行う無線送受信部と、冷蔵庫の使用状況を記憶する情報記憶部と、前記無線送受信部、情報記憶部を制御する制御部と、電源投入検出部とを備え、前記制御部は前記電源投入検出部が電源投入を検出した場合に生成する電源供給信号を記憶するとともに、電源投入検出後に初めて携帯端末からデータ要求を受けた場合には前記情報記憶部に記憶しているデータとともに電源供給信号データを前記無線送受信部から携帯端末に送信するように構成し、かつ、前記携帯端末は、冷蔵庫とRFID無線通信を行う携帯端末側無線送受信部と、前記携帯端末のデータを表示する表示部とを備え、前記冷蔵庫側送受信部からデータとともに電源供給信号データが送信されるとこれを前記表示部に表示する通信システム。
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