JP2013238059A - 車輪空転停止方法及びその方法に使用する空転停止材 - Google Patents

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Masayuki Moriyoshi
森吉應之
Kyuichi Shihongi
四本木久一
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Abstract

【課題】適切量の融雪剤を無駄無くかつ容易に撒くことができ、路面の凍結や積雪により移動できなくなった車両の車輪の空転を効率良く止めることができる車輪空転停止方法と、その方法に使用する空転停止材を提供する。
【解決手段】凍結または積雪により路面上で空転する車輪が回転するときに前記車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断し最大寸法が前記車輪の幅よりも小さくなる形状の容器と、前記容器に充填された融雪剤とで構成された空転停止材を、前記車輪と前記路面の間に設置し、前記車輪を回転させることで前記融雪剤を分散させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路面の凍結や積雪により移動できなくなった車両の車輪の空転を止め、当該車両を移動できる状態にするための車輪空転停止方法と、その方法に使用する空転停止材に関するものである。
凍結や積雪により車輪が空転し、車両を移動させることができなくなった場合、車輪の空転を止めるために、塩化カルシウムなどの融雪剤が広く用いられている。この融雪剤を空転する車輪の前に撒くことにより、車輪の前側の雪が融解し、車輪と路面もしくはザクザクとなった雪との接地を確保できる。そのため、タイヤチェーンを使用することなく、短時間で車両を移動できる状態にすることが可能となる。
ただし、融雪剤は、車両が移動できない状態となる場所(以下、スタック地点という)に常備されていることは無く、通常は、融雪剤をスタック地点まで人力で運搬することになる。また、融雪剤として多く採用されている塩化カルシウムは、その殆どがビニール製の袋に収容された状態で流通しており、これを作業現場において人力で開封することは難しく、また弱アルカリ性の融雪剤自体を素手で扱うことができないため、作業用のスコップで裂き、そのスコップで車輪の前に撒かれている。すなわち、足場の悪いスタック地点への運搬作業と、操作性に劣るスコップを使用した開封・撒き作業を要していた。そのため、運搬に手間がかかり、また、袋内の融雪剤がこぼれたり、必要以上に撒かれてしまうなどの無駄が生じるなどの問題があった。
一方、塩化カルシウムは、凍結や積雪による車輪の空転を止める他、車道や歩道の滑り止め用としても広く使用されている。その場合、車道や歩道の横に設置された保管箱に収容され、女性や老人などの歩行者が取り扱うこともある。そこで、1袋の単位を1〜3kg程度とし、容易に運搬できるものとされた融雪剤もある。しかしながら、軽量化により運搬が容易にできるものであったとしても、人力で開封することの難しい袋体に収容されたものであれば、開口がいびつな形状となるおそれがあり、更に、素手で扱うことのできない融雪剤は、袋を持ち上げて、いびつな形状の開口を通じて撒くことになる。そのため、操作性が極めて悪く、融雪剤が必要以上に撒かれてしまうという問題があった。
そこで、融雪剤を容易かつ無駄なく撒くための提案がなされている。例えば、特開2007−204115公報には、袋体の下部に形成した先細テーパ状の細径部の先端部に、排出用の開口部を形成するための切断補助用切欠部が設けられた袋入り滑り止め材が開示されている。また、特開2005−186965公報には、一方の端部と他方の端部が開放され、一方の端部に隣接した個所にその端部を閉鎖するための手段が設けられ、他方の端部が、袋の全体幅よりも幅狭の開口部が形成されるように部分的に閉鎖され、他方の端部に設けられた延長部分を折り返して幅狭の開口部を閉鎖した袋が開示されている。これらはいずれも、袋の開口部を工夫し、融雪剤を容易かつ無駄なく撒くことを可能とするものとなっている。
特開2007−204115公報 特開2005−186965公報
しかしながら、車輪の空転を止めるための融雪剤は、車体近くの狭い場所に撒かれる必要がある。そのため、車道や歩道の滑り止め用として使用する融雪剤を撒く場合には有効な袋構造であっても、車輪の空転を止めるための作業において必要な操作性を得ることはできず、撒かれる融雪剤の量を十分に調整することは難しかった。
そこで、本発明は、適切量の融雪剤を無駄無くかつ容易に撒くことができ、路面の凍結や積雪により移動できなくなった車両の車輪の空転を効率良く止めることができる車輪空転停止方法と、その方法に使用する空転停止材を提供することを目的とする。
本発明に係る車輪空転停止方法では、凍結または積雪により路面上で空転する車輪が回転するときに前記車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断し最大寸法が前記車輪の幅よりも小さくなる形状の容器と、前記容器に充填された融雪剤とで構成された空転停止材を、前記車輪と前記路面の間に設置し、前記車輪を回転させることで前記融雪剤を分散させる。
本発明に係る空転停止材は、凍結または積雪により路面上で空転する車輪が回転するときに前記車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断し最大寸法が前記車輪の幅よりも小さくなる形状の容器と、前記容器に充填された融雪剤とで構成される。
なお、本発明において最大寸法とは、最も長くなる部位の長さであり、例えば、薄い長方形の袋体であれば長辺の長さが最大寸法となる。
本発明に係る車輪空転停止方法では、回転する車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断する容器で構成した空転停止材が、空転する車輪の回転に伴って破壊され、容器内に充填された融雪剤が散乱する。そこで、空転停止材を車輪と路面の間に設置することで、融雪剤を撒く必要のある車輪の前側に融雪剤を容易に撒くことができる。また、空転停止材を構成する容器は、最大寸法が車輪の幅よりも小さくなる形状であるため、どのような配置であっても全体が車輪で踏みつけられることになり、車輪を回転させることで確実に破断させることができる。更に、人手で極めて容易に持ち運ぶことができるものとなり、しかも、配置する数を変更することで撒かれる融雪剤の量を容易に調整することも可能となる。従って、適切量の融雪剤を無駄無くかつ容易に撒くことができ、路面の凍結や積雪により移動できなくなった車両の車輪の空転を効率良く止めることができる。
本発明に係る車輪空転停止方法が実施される車輪に対し空転停止材を配置した状態を示す斜視図である。
図1を参照しながら、本発明に係る車輪空転停止方法の実施例について説明する。
図1に示す車輪1は、積雪により接地抵抗が低下し、駆動させると空転した状態になっている。そこで、この車輪1の空転を止めるために、容器に融雪剤を充填して構成した空転停止材2を車輪1と路面の間に設置する。空転停止材2を構成する容器は、回転する車輪1の外表面に対する摩擦抵抗で破断する材質とされており、車輪1と路面の間に設置された状態で車輪1が回転すると、破断し、内包されている融雪剤が車輪1の前方に分散する。そして、分散した融雪剤は車輪1の前面側の雪を融解させ、車輪1の接地抵抗が増大するため、車輪1の空転を停止させることができる。
空転停止材2を構成する容器の材質は、回転する車輪1の外表面に対する摩擦抵抗で破断するものであれば、特に制限はないが、水溶性ポリマ又は生分解性ポリマが好ましく、生分解性水溶性ポリマがより好ましく、生分解性水溶性ポリマとしては、例えば、PVA(ポリビニルアルコール)が挙げられる。これらの材質であれば、上記作業が終了した後、容器の回収が困難な場合であっても、容器は時間の経過とともに分解するため環境負荷の低減を図ることができる。
空転停止材2を構成する容器の大きさは、最大寸法が一般的な車両の車輪の幅(22.5cm)よりも小さくなる形状であれば、使用状況に最適な形状とすればよい。例えば、一辺30〜150mmの矩形の袋体(例えば、使い捨てカイロの形状)とすれば、持ち運びが容易であり、また、車輪1で踏みつけ易く確実に破断できるものとなる。
1 車輪
2 空転停止材

Claims (2)

  1. 凍結または積雪により路面上で空転する車輪が回転するときに前記車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断し最大寸法が前記車輪の幅よりも小さくなる形状の容器と、前記容器に充填された融雪剤とで構成された空転停止材を、前記車輪と前記路面の間に設置し、前記車輪を回転させることで前記融雪剤を分散させることを特徴とする車輪空転停止方法。
  2. 凍結または積雪により路面上で空転する車輪が回転するときに前記車輪の外表面に対する摩擦抵抗で破断し最大寸法が前記車輪の幅よりも小さくなる形状の容器と、前記容器に充填された融雪剤とで構成されたことを特徴とする空転停止材。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108416156A (zh) * 2018-03-20 2018-08-17 黑龙江大学 一种冬季路面融雪剂喷洒的控制方法
CN114351638A (zh) * 2022-01-28 2022-04-15 河南恒通工程监理咨询有限公司 一种路面撒盐融冰装置

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