JP2013236414A - 携帯端末用充電器 - Google Patents

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Abstract

【構成】 携帯端末用充電器10は、携帯端末12を収容する筐体30を含み、携帯端末12が備える二次電池(20)の充電に用いられる。筐体30には、二次電池(20)に電力を供給するための送電部46が設けられると共に、ヒータシート52などの殺菌源供給部が設けられ、殺菌源供給部から筐体30内に対して、殺菌性ないし静菌性を有する熱などの殺菌源が供給可能とされる。
【効果】 筐体の内部に殺菌源を供給する殺菌源供給部を備えるので、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は携帯端末用充電器に関し、特にたとえば、携帯端末が備える二次電池の充電に用いられる、携帯端末用充電器に関する。
従来のこの種の携帯端末用充電器の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術は、充電機能と共に携帯電話の消臭機能を有する充電器に関し、この充電器は、携帯電話の下半部を収容するトップカバーを備える。トップカバー内には、携帯電話の充電端子に接続される充電端子と消臭剤を加圧状態で収納する消臭剤収納部とが設けられる。そして、充電開始時に、携帯電話の通話時間が所定時間を越えていることが検出された場合には、消臭剤収納部に設けられる噴霧手段を作動させて携帯電話に消臭剤を噴霧するようにしている。
一方、特許文献2には、殺菌機能を備える折り畳み式の携帯端末が開示される。特許文献2の技術では、利用者が操作可能な操作部を表面に有する装置本体と、各種情報を表示するための表示装置とを備え、この表示装置は、装置本体に対して回動可能、かつ装置本体の表面に対向可能に設けられている。そして、表示装置には、紫外線を発光する発光手段が設けられ、筐体の折り畳み時に、表示装置に対向する装置本体の表面に対して発光手段から紫外線を照射するようにしている。
特開2010−11411号公報 [H04M 1/00] 特開2006−157381号公報 [H04M 1/17]
近年、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話であるスマートフォン(smart phone)と呼ばれる携帯端末が提供されている。一般的に、スマートフォンは、平板状のハウジングを備え、その表面側には、タッチパネルを備えるディスプレイが設けられる。ここで、スマートフォン等の携帯端末の操作時には、タッチパネルなどの操作部にユーザの手が触れ、通話時には、マイク周辺にユーザの唾液等がかかる。このため、携帯端末の表面側には、細菌などの微生物が付着し易い。付着した細菌などが繁殖すると不衛生である上、異臭の原因ともなるので、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる技術の必要性が高まっている。
しかしながら、特許文献1の技術では、携帯電話に消臭剤を噴霧することによって携帯電話を消臭するに止まり、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌することができない。また、消臭剤を携帯端末に吹き掛けるので、付着した消臭剤によって携帯端末の機能に不具合が生じてしまう恐れがある。
また、特許文献2の技術は、携帯電話自体に殺菌機能を備えさせるものである。また、折り畳み式の携帯電話にしか適用できない技術である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末用充電器を提供することである。
この発明の他の目的は、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる、携帯端末用充電器を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、携帯端末が備える二次電池の充電に用いられる携帯端末用充電器であって、携帯端末を収容する筐体、筐体に設けられて二次電池に電力を供給するための送電部、および筐体内に殺菌性ないし静菌性を有する殺菌源を供給する殺菌源供給部を備える、携帯端末用充電器である。
第1の発明では、携帯端末用充電器(10)は、携帯端末(12)を収容する筐体(30)を備え、携帯端末が備える二次電池(20)の充電に用いられる。筐体には、携帯端末の二次電池に電力を供給するための送電部(46,48,50)が設けられると共に、殺菌源供給部(52,54,58,62,64,66)が設けられる。殺菌源供給部は、筐体の収容部(34)内に対して、殺菌性ないし静菌性を有する殺菌源(熱、ラジカルおよびオゾン等)を供給する。
第1の発明によれば、筐体の内部に殺菌源を供給する殺菌源供給部を備えるので、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、殺菌源供給部は、ヒータを含む。
第2の発明では、殺菌源供給部は、電熱線などのヒータ(52,54)を含み、殺菌源として熱を利用する加熱殺菌により、携帯端末(12)に付着した細菌などを殺菌ないし静菌する。加熱殺菌は、熱による悪影響を携帯端末に及ぼさないように、所謂、低温加熱殺菌(たとえば60−70℃の一定温度に加熱)とされる。
第2の発明によれば、ヒータを用いた加熱殺菌を行うので、簡単な構造で、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる。
第3の発明は、第1の発明に従属し、殺菌源供給部は、光触媒および当該光触媒に紫外線を照射する光源を含む。
第3の発明では、殺菌源供給部は、光触媒(62)および光源(58)を含む。光触媒は、たとえば層状に形成され、光源から紫外線の照射を受けることにより、その表面で強い酸化力(ラジカル)を発生させる。殺菌源供給部は、ラジカルを殺菌源とする光触媒作用により、携帯端末(12)に付着した細菌などを殺菌ないし静菌する。
第3の発明によれば、光触媒を用いて殺菌するので、携帯端末に付着した細菌などを確実に殺菌ないし静菌できる。また、消臭効果も期待できる。
第4の発明は、第1の発明に従属し、殺菌源供給部は、異極像結晶および当該異極像結晶の温度を上下動させるヒータを含む。
第4の発明では、殺菌源供給部は、異極像結晶(66)およびヒータ(64)を含む。異極像結晶は、ヒータによってその温度が上下動されることにより、人体に影響がない程度の低濃度(たとえば、0.01−0.06ppm程度)のオゾンを発生させる。殺菌源供給部は、オゾンを殺菌源とするオゾン殺菌により、携帯端末(12)に付着した細菌などを殺菌ないし静菌する。
第4の発明によれば、オゾンを用いて殺菌するので、携帯端末に付着した細菌などを確実に殺菌ないし静菌できる。また、消臭効果も期待できる。さらに、オゾンを発生させる機構として、異極像結晶を利用しているので、簡単な構造でかつ安全にオゾンを発生させることができ、携帯端末用充電器を大型化させることなく低コストで製造できる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属し、殺菌供給部からの殺菌源の供給は、送電部から二次電池への電力の供給と連動して自動的に実行される。
第5の発明では、制御部(48)からの指示に基づき、充電動作と殺菌動作とが連動して実行される。すなわち、携帯端末(12)の二次電池(20)への充電が開始されると、殺菌源供給部(52,54,58,62,64,66)から収容部(34)内への殺菌源の供給が自動的に開始され、携帯端末の二次電池への充電が停止されると、殺菌源供給部から収容部内への殺菌源の供給が自動的に停止される。
第5の発明によれば、充電動作と連動させて殺菌動作を自動的に実行する。したがって、ユーザは、特別な操作を行うことなく、充電作業を行うだけで携帯端末を殺菌ないし静菌できるので、利便性に優れる。
この発明によれば、筐体内に殺菌源を供給する殺菌源供給部を備えるので、携帯端末に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である携帯端末用充電器にスマートフォンを収容するときの様子を示す図解図である。 図1の携帯端末用充電器を示す概略断面図である。 図1の携帯端末用充電器を示す平面図である。 図1の携帯端末用充電器の主要部分の構成を示すブロック図である。 この発明の携帯端末用充電器の他の実施例を示す概略断面図である。 図5の携帯端末用充電器を示す平面図である。 この発明の携帯端末用充電器の他の実施例を示す概略断面図である。 図7の携帯端末用充電器を示す平面図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である携帯端末用充電器(以下、単に「充電器」という。)10は、携帯端末12が備える二次電池20の充電に用いられる充電器であり、特にスマートフォン(smart phone)用の充電器として好適に使用される。詳細は後述するように、充電器10は、充電機能に加えて、携帯端末12を殺菌ないし静菌する機能を有するものである。
なお、この発明は、従来のフィーチャフォン(feature phone)、タブレット端末およびPDA等の任意の携帯端末が備える二次電池を充電するための充電器に適用できることを予め指摘しておく。また、充電器10による携帯端末12の充電方式としては、公知の充電方式を適宜利用可能であるが、この実施例では、電磁誘導型のワイヤレス給電(非接触電力伝送)方式を利用している。
携帯端末12は、一例としてスマートフォンであり、平板状のハウジング14を備える。ハウジング14の表面側には、液晶や有機ELなどのディスプレイ16が設けられ、ディスプレイ16の上には、操作部として機能するタッチパネル18が設けられる。また、ハウジング14の縦方向一方端には、スピーカ(図示せず)が内蔵され、ハウジングの縦方向他端には、マイク(図示せず)が内蔵される。ユーザは、指先などを用いてタッチパネル18の表面に対してタッチ操作を行うことによって、携帯端末12に操作情報を入力することができる。また、スピーカおよびマイク等を利用して、音声通話などを実行できる。また、携帯端末12は、リチウムイオン電池などの二次電池20(図4参照)を備え、詳細は後述するように、充電器10の送信コイル46から非接触で伝送される電力を、受信コイル22で受信して二次電池20に蓄える。
図1−図3に示すように、充電器10は、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンおよびポリカーボネート等の合成樹脂などの適宜な材質によって形成される筐体30を備える。筐体30は、一方端部に開口32を有する中空矩形状に形成され、その内面側に携帯端末12の収容部34が形成される。収容部34の大きさおよび形状は、携帯端末12がその内部にちょうど収まるように、携帯端末12の大きさおよび形状と略同一とされる。収容部34に携帯端末12を収容する際には、携帯端末12の表面側(タッチパネル18側)が筐体30の天壁30a下面と対向するように、また、携帯端末12の裏面側が筐体30の底壁30b上面と対向するように収容される。また、筐体30の一方端部には、ヒンジ等の接続部(図示せず)を介して蓋36が回動可能に設けられ、筐体30の開口32は、蓋36によって開閉可能に覆われる。
筐体30の他端部には、商用電源などの外部電源38と接続するための接続部(アダプタ入力端子)40が設けられる。充電器10は、ACアダプタ42を介して外部電源38に接続され、外部電源38からの交流電力は、ACアダプタ42によって直流電力に変換されて充電器10に供給される(図4参照)。また、筐体30の天壁30a上面側には、充電機能および殺菌機能が作動中であることを報知するためのLED表示器44が設けられる。
筐体30の底壁30bには、送電部として機能する送信コイル46が設けられる。送信コイル46としては、ムービングコイル方式やコイルアレイ方式などを利用できる。また、図4に示すように、充電器10は、充電器10の各部の動作を統括的に制御する制御部48と発振回路50とを備える。ACアダプタ42を介して充電器10に供給された直流電力は、発振回路50等によって所定の周波数の交流電力に変換されて、送信コイル46に供給される。これにより、送信コイル46は磁束を発生させるので、この磁束を媒介にして、近接する携帯端末12の受信コイル22に起電力が発生して交流電力が生成される。受信コイル22で生成された交流電力は、整流回路および平滑回路(図示せず)等によって平滑化した直流電力に変換され、二次電池20に供給される。
このような充電動作は、制御部48からの指令に基づいて、携帯端末12が収容部34内に収容されたことが検出されると自動的に開始され、携帯端末12の二次電池20が満充電(充電が完了した状態)になったことが検出されたり、携帯端末12が収容部34から取り出されたことが検出されたりすると、自動的に停止される。また、充電器10が二次電池20を充電中であることは、筐体30に設けたLED表示器44を点灯させることによって、ユーザに知らされる。
図2および図3に戻って、筐体30の天壁30a下面側には、殺菌源供給部として機能するヒータシート52が設けられる。ヒータシート52は、葛折り状などの任意の形状に配置されるニクロム線などの電熱線54を含み、この電熱線54をシート状の絶縁材などで被覆することによって薄膜状に形成される。電熱線54の両端部は、リード線56を介して制御部48に接続されており、制御部48からの指令に基づき電熱線54に電流が流されると、電熱線54は熱を発生する。発熱時の電熱線54(ヒータシート52)の温度は、たとえば62−65℃の一定温度に保つように制御される。ヒータシート52を含む天壁30aの厚みは、たとえば3−6mmである。
このような充電器10では、制御部48からの指令に基づいて、上述の充電動作と連動させて殺菌動作が実行される。すなわち、携帯端末12の二次電池20への充電が開始されると、外部電力38からACアダプタ42を介して充電器10に供給された直流電力は、リード線56を介して電熱線54にも供給される。電力が供給された電熱線54は発熱して、その温度を62−65℃の一定温度に保つ。電熱線54から発生する熱は、対向する携帯端末12の表面側に伝わるので、携帯端末12の表面側も62−65℃の一定温度に加熱され、携帯端末12の表面側が加熱殺菌(低温加熱殺菌)される。そして、携帯端末12の二次電池20への充電が停止されると、電熱線54への電力供給も停止され、殺菌動作が終了される。
ただし、充電動作と殺菌動作とは必ずしも連動させる必要はない。たとえば、殺菌動作については、充電動作の停止とは関係なく、たとえば30分間継続した後、自動的に停止されるようにしてもよい。また、殺菌動作を開始するためのトリガスイッチを筐体30に別途設けておき、ユーザがトリガスイッチを操作したときに、所定時間の殺菌動作を行うようにしてもよい。また、充電動作のみを行うケースと、殺菌動作のみを行うケースと、充電動作および殺菌動作の双方を行うケースとを、ユーザが選択できるようにすることもできる。
なお、加熱殺菌を行う際の電熱線54の発熱温度は、60−70℃が好ましく、より好ましくは62−65℃である。低温過ぎると殺菌作用が発揮されず、高温過ぎると携帯端末12に対して悪影響を及ぼす恐れがあるからである。
この実施例によれば、筐体30がヒータシート52を備えるので、加熱殺菌(つまり殺菌源として熱を利用する)により、携帯端末12に付着した細菌などを殺菌ないし静菌できる。また、簡単な構造で殺菌機能を発揮できるので、殺菌機能を設けたことによる充電器10の大型化を抑制できる。さらに、充電動作と連動させて殺菌動作を実行するので、ユーザは、特別な操作を行うことなく、充電作業を行うだけで携帯端末12を殺菌ないし静菌できる。
次に、図5および図6を参照して、充電器10の他の実施例について説明する。図5および図6に示す実施例では、ヒータを用いて加熱殺菌する代わりに、光触媒を用いて携帯端末12を殺菌ないし静菌する点が、上述の実施例と異なる。以下、具体的に説明するが、図1−図4に示す実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。このことは、後述する他の実施例についても同様である。
図5および図6に示すように、充電器10は、一方端部に開口32を有する筐体30を備え、筐体30の底壁30bには、携帯端末12の二次電池20にワイヤレス給電するための送信コイル46が設けられる。また、筐体30天壁30aには、複数(この実施例では8つ)の光源58が設けられる。光源58としては、たとえば350−400nmの紫外線を照射するUV-LED(たとえば、DOWAエレクトロニクス株式会社製のUV-LED)を用いるとよい。ただし、光源58は、紫外線を含む光を照射するものであれば、特に限定されない。光源58は、外部電源38からリード線56を介して電力が供給されると、下方に向かって紫外線を含む光を照射する。
天壁30aの下面側(光源58の下)には、紫外線透過性フィルム60を介して、光触媒層62が形成される。紫外線透過性フィルム60としては、PETフィルム、ナイロンフィルムおよびポリカーボネートフィルム等を用いるとよく、これらの中でも、透明性および耐久性に優れる点でPETフィルムが好ましい。
光触媒層62は、主として光触媒とバインダとによって形成される。光触媒は、紫外線を含む光の照射を受けることにより、その表面で強い酸化力(ラジカル)を発生させて、細菌などを酸化分解する(殺菌する)作用を発揮するものである。つまり、この実施例では、光触媒層62および光源58が殺菌源供給部として機能する。光触媒としては、酸化チタン、酸化亜鉛および酸化タングステン等の公知の光触媒を用いるとよく、これらの中でも酸化チタンが好適に用いられる。また、バインダとしては、たとえば、ケイ素系化合物などを主成分とする無機系バインダを用いるとよい。なお、光触媒層62を含む底壁30bの厚みは、たとえば5−8mmである。
このような充電器10では、携帯端末12が収容部34内に収容されると、二次電池20への充電が開始されると共に、外部電力38からACアダプタ42を介して充電器10に供給された直流電力が、リード線56を介して光源58にも供給される。すると、光源58から紫外線を含む光の照射を受けた光触媒層62が、その表面で強い酸化力を発生させて、対向する携帯端末12の表面側に付着した細菌などを酸化分解する。また、悪臭の原因となる有機化合物も酸化分解するので、消臭効果も期待できる。この光触媒作用による殺菌および消臭は、たとえば、携帯端末12の二次電池20への充電が終了すると、自動的に停止される。
図5および図6に示す実施例によれば、筐体30が光触媒層62および光源58を備えるので、光触媒作用により(つまり殺菌源としてラジカルの酸化力を利用することにより)、携帯端末12に付着した細菌などをより確実に殺菌ないし静菌できる。
続いて、図7および図8を参照して、充電器10のさらに他の実施例について説明する。図7および図8に示す実施例では、オゾンによって携帯端末12を殺菌ないし静菌する点が、上述の各実施例とは異なる。以下、具体的に説明する。
図7および図8に示すように、充電器10は、一方端部に開口32を有する筐体30を備え、筐体30の底壁30bには、携帯端末12の二次電池20にワイヤレス給電するための送信コイル46が設けられる。また、筐体30天壁30aには、複数(この実施例では8つ)の円形のヒータシート64が設けられ、各ヒータシート64の下には、異極像結晶(強誘電体)66が設けられる。また、各異極像結晶66の下には、異極像結晶66の下面と筐体30(収容部34)内とを連通させる複数(この実施例では4つ)の通孔68が形成される。なお、ヒータシート64および異極像結晶66を含む天壁30aの厚みは、たとえば5−8mmである。
ヒータシート64は、電熱線またはペルチェ素子などを用いて薄膜状に形成される発熱体である。ヒータシート64は、電力が供給されると発熱し、その発熱温度は、たとえば20−50℃の間で周期的に上下動するように制御される。
異極像結晶66は、オゾン発生素子として機能するものであり、その温度が上昇および降下されると、高電界を発生させ、この高電界での空気中の酸素分子の励起と酸素分子同士の相互作用により、人体に影響がない程度の低濃度(たとえば、0.01−0.06ppm程度)のオゾンを発生させる。オゾンは、その酸化力により、細菌などを酸化分解する(殺菌する)作用を発揮する。つまり、この実施例では、異極像結晶66およびヒータシート64が殺菌源供給部として機能する。異極像結晶66としては、タンタル酸リチウム(LiTaO)およびニオブ酸リチウム(LiNbO)などの公知の異極像結晶を用いるとよい。なお、異極像結晶を用いてオゾンを発生させる機構については、特開2010−175129号公報に詳述されているので、適宜参照されたい。
このような充電器10では、携帯端末12が収容部34内に収容されると、二次電池20への充電が開始されると共に、外部電力38からACアダプタ42を介して充電器10に供給された直流電力が、リード線56を介してヒータシート64にも供給される。ヒータシート64は、異極像結晶66の温度を20−50℃の間で周期的に上下動させる(加熱および冷却する)。すると、異極像結晶66の周囲に高電界が発生し、この高電界での空気中の酸素分子の励起と酸素分子同士の相互作用によりオゾンが発生する。発生したオゾンは、通孔68を通って収容部34内に至り、その酸化力により携帯端末12の表面側に付着した細菌などを酸化分解する。また、悪臭の原因となる有機化合物も酸化分解するので、消臭効果も期待できる。このオゾンによる殺菌および消臭は、たとえば、携帯端末12の二次電池20への充電が終了すると、自動的に停止される。
図7および図8に示す実施例によれば、筐体30が異極像結晶66およびヒータシート64を備えるので、オゾンを発生させることにより(つまり殺菌源としてオゾン(酸化力)を利用することにより)携帯端末12に付着した細菌などをより確実に殺菌ないし静菌できる。また、オゾンを発生させる機構として、異極像結晶66を利用しているので、簡単な構造でかつ安全にオゾンを発生させることができる。したがって、充電器10の大型化を抑制でき、低コストで充電器10を製造できる。
なお、上述の各実施例では、筐体30の底壁30bに送信コイル46を設け、天壁30aに殺菌源供給部を設けたが、これに限定されず、たとえばこれらの配置を逆にしてもよい。この場合には、携帯端末12は、表面側を下向きにして充電器10の収容部34内に収容される。
また、図7および図8に示す実施例においては、筐体30の側壁に対して、異極像結晶66およびヒータシート64等の殺菌源供給部を設けてもよい。さらに、異極像結晶66およびヒータシート64等を備える殺菌源発生装置を筐体30の外部に設けると共に、筐体30には、外部と収容部34内とを連通する通孔を形成しておき、殺菌源発生装置で発生したオゾンをポンプを用いて筐体30の通孔に送ることによって、通孔から収容部34内にオゾンを供給するようにしてもよい。この場合には、筐体30に形成した通孔が殺菌源供給部として機能する。
また、上述の各実施例では、電磁誘導型のワイヤレス給電方式で携帯端末12の二次電池20を充電するようにしたが、これに限定されない。たとえば、ワイヤレス給電方式としては、磁気共鳴型、電解結合型および電波受信型などを採用してもよい。また、充電器10の筐体30内面に露出する充電端子を設けておき、携帯端末12を収容部34内に収容したときに、充電器10の充電端子と携帯端末12の充電端子とが接触して電気的に接続されるようにして、携帯端末12の二次電池20を充電するようにしてもよい。この場合には、携帯端末12に設けた充電端子が送電部として機能する。
さらに、上述の各実施例では、外部電源38を用いて充電動作および殺菌動作を行うようにしたが、充電器10に二次電池を内蔵するようにし、充電器10の二次電池を電源として充電動作および殺菌動作を行うようにすることもできる。これにより、携帯端末12と共に充電器10を携帯すれば、外部電源のある位置に限定されずに、任意の移動先で携帯端末12の充電および殺菌を行うことができるようになる。また、充電器10に二次電池を内蔵する場合には、充電器10の表面に太陽電池を設けるようにして、外部電源からだけでなく、太陽電池からも充電器10の二次電池に充電できるようにしてもよい。
また、上述の各実施例では、筐体30の端面に開口32を形成して、携帯端末12を側方から出し入れするようにしたが、これに限定されない。たとえば、筐体30の上部に開口を形成して、上方から携帯端末12を側方から出し入れするようにしてもよい。この場合には、上部の開口を開閉可能に覆う蓋を設け、この蓋に対して殺菌源供給部や送信コイル等を設けるようにするとよい。
なお、上で挙げた寸法や温度などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …携帯端末用充電器
12 …携帯端末
18 …タッチパネル
20 …二次電池
22 …受信コイル
30 …筐体
34 …収容部
38 …外部電源
42 …ACアダプタ
46 …送信コイル
48 …制御部
52 …ヒータシート
54 …電熱線
58 …光源
62 …光触媒層
64 …ヒータシート
66 …異極像結晶
68 …通孔

Claims (5)

  1. 携帯端末が備える二次電池の充電に用いられる携帯端末用充電器であって、
    前記携帯端末を収容する筐体、
    前記筐体に設けられる、前記二次電池に電力を供給するための送電部、および
    前記筐体内に殺菌性ないし静菌性を有する殺菌源を供給する殺菌源供給部を備える、携帯端末用充電器。
  2. 前記殺菌源供給部は、ヒータを含む、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  3. 前記殺菌源供給部は、光触媒および当該光触媒に紫外線を照射する光源を含む、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  4. 前記殺菌源供給部は、異極像結晶および当該異極像結晶の温度を上下動させるヒータを含む、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  5. 前記殺菌供給部からの前記殺菌源の供給は、前記送電部から前記二次電池への電力の供給と連動して自動的に実行される、請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯端末用充電器。
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