JP2013235389A - 線警戒測距型防犯センサ - Google Patents

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Kazuyuki Sawatani
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Abstract

【課題】警戒範囲と非警戒範囲からなる各種形態の検知エリアに的確かつ容易に対応して、警戒範囲内の侵入者を高精度に検知し得る線警戒測距型防犯センサを提供する。
【解決手段】投光素子及び投光素子駆動部を有して光を投光する投光手段と、受光素子及び受光信号検出部を有して投光手段から投光された光の反射光を受光する受光手段と、投光素子駆動部及び受光信号検出部を制御すると共に投光手段による投光開始から受光手段による受光開始までの時間を測定して侵入者までの距離を算出可能な制御手段と、制御手段に接続された設定手段と、を備え、設定手段は、投光手段及び受光手段の直近部分を非警戒範囲に設定可能であると共に、直近部分より遠方の検知エリアに警戒範囲及び又は非警戒範囲を距離に応じて設定可能であることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投光素子から投光される光の反射光を受光素子で受光して光の飛行時間TOF(Time Of Flight)を測定することにより、検知エリアとしての建物等の警戒範囲内の侵入者を検知可能な線警戒測距型防犯センサに関する。
従来、この種の防犯センサとしては、例えば特許文献1に示すものが知られている。この防犯センサ(レーザーエリアセンサ)は、画像処理装置で制御される距離画像カメラを建物の天井に設置し、距離画像カメラで撮像した距離画像に基づいて侵入者の検知を行うようにしたものである。
特開2003−57007号公報
しかしながら、このような防犯センサにあっては、センサに近い範囲の侵入者(人間)のみを検出するため、センサに近い部分を防犯センサの警戒範囲として設定できるものの、例えばセンサから遠い部分のみを防犯センサの警戒範囲として設定したい場合に対応できない等、各種形態の警戒範囲と非警戒範囲からなる検知エリアに的確かつ容易に適用して、検知エリアに侵入する侵入者の高精度な検知を行うことが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、警戒範囲と非警戒範囲からなる各種形態の検知エリアに的確かつ容易に対応して、警戒範囲内の侵入者を高精度に検知し得る線警戒測距型防犯センサを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、投光素子及び投光素子駆動部を有して光を投光する投光手段と、受光素子及び受光信号検出部を有して前記投光手段から投光された光の反射光を受光する受光手段と、前記投光素子駆動部及び受光信号検出部を制御すると共に前記投光手段による投光開始から前記受光手段による受光開始までの時間を測定して侵入者までの距離を算出可能な制御手段と、該制御手段に接続された設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記投光手段及び受光手段の直近部分を非警戒範囲に設定可能であると共に、前記直近部分より遠方の検知エリアに警戒範囲及び又は非警戒範囲を距離に応じて設定可能であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記設定手段により前記警戒範囲と非警戒範囲が切り替え設定可能に構成されていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記設定手段により前記警戒範囲及び又は非警戒範囲が複数設定されることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、投光手段及び受光手段の直近部分より遠方の検知エリアに、警戒範囲や非警戒範囲を設定手段で設定可能であるため、制御手段で算出(測定)した距離に応じて、警戒範囲と非警戒範囲からなる各種形態の検知エリアに的確かつ容易に対応することができて、警戒範囲内の侵入者を高精度に検知することができる。また、投光手段及び受光手段の直近部分が設定手段により非警戒範囲に設定可能であるため、例えば建物のドアや窓近傍に防犯センサを設置した場合等に、住人等の移動による誤報を確実に防ぐことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、警戒範囲と非警戒範囲が設定手段により切り替え設定可能であるため、警戒範囲と非警戒範囲を切り替え設定することで、一台の防犯センサで複数台の防犯センサを設置した場合と同等の検知エリアを簡単に設定できて、各種検知エリアに一層的確に対応することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、設定手段により警戒範囲及び又は非警戒範囲が複数設定されるため、各種形態の検知エリアを容易に構築できて、防犯センサとしての運用の応用度を大幅に高めることができる。
本発明に係わる線警戒測距型防犯センサの一実施形態を示すブロック図 同その動作の一例を示すフローチャート 同その説明図 同他の説明図 同さらに他の説明図 本発明に係わる線警戒測距型防犯センサの他の実施形態の動作を示すフローチャート 同その説明図 本発明に係わる線警戒測距型防犯センサのさらに他の実施形態の動作を示すフローチャート 同その説明図 本発明に係わる線警戒測距型防犯センサのさらに他の実施形態の動作を示すフローチャート 同その説明図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる線警戒測距型防犯センサの一実施形態を示している。図1に示すように、線警戒測距型防犯センサ1(以下、防犯センサ1という)は、投光素子2a及び投光素子駆動部2bからなる投光手段2と、受光素子3a及び受光信号検出部3bからなる受光手段3と、投光素子2a及び受光素子3aの前方に配置されるレンズ4、5(もしくはミラー)と、前記投光素子駆動部2b及び受光信号検出部3bの駆動等を制御する制御手段6等を備えている。また、制御手段6には、設定手段としての設定部7が接続されると共に、外部出力部8及び表示部9が接続されている。
前記制御手段6は、図示しないマイコン、タイマ等を有し、前記投光素子駆動部2bを制御して投光素子2aから光(レーザー、LED光等)を所定方向に投光させると共に、前記受光信号検出部3bを制御して、投光素子2aから投光され侵入者Mで反射された反射光を受光させるようになっている。また、制御手段6は、投光素子2aによる光の投光開始から受光素子3aによる受光開始までの時間を測定し、この時間と使用する光の速度に基づいて、侵入者Mまでの距離を算出することで測定距離Lsを求めるようになっている。
なお、制御手段6による前記時間の測定は、コンデンサに充電し、その電圧をホールドする時間−電圧変換方式が使用されるが、例えば超高速クロックにてカウンタを動作させて測定するカウント方式や、一定遅延時間で投光信号をシフトさせ受光信号にてトリガー(クロック)をかけるシフト方式等を使用することも可能である。
前記設定部7は、防犯センサ1の本体ケース(図示せず)内に配置されたボリュームやスイッチ等からなる距離データ設定機器及び切替器(いずれも図示せず)を有し、この距離データ設定機器の操作で後述する如く、防犯センサ1からの距離Lに応じて、検知エリアとしての「警戒範囲」と「非警戒範囲」が手動により設定可能となっている。なお、この設定部7としては、防犯センサ1自体に設けられた前記距離データ設定機器に限らず、例えば防犯センサ1が接続されるコントローラ等の外部機器を使用し、この外部機器の操作部等を設定部7として使用することも可能であるし、距離データ設定機器としてのスイッチを後述する切替器として兼用する構成とすることも可能である。
前記外部出力部8は、図示しないリレーや通信部等を有し、例えば検知エリア内の侵入者M(反射物)を検知した場合に、警備会社のコントローラに警報信号を送信したり、リレーを介してサイレンによる威嚇や光等の所定の出力をするようになっている。また、前記表示部9は、LED等を有して、例えば測定距離Lsが「警戒範囲」内の場合に点灯表示したり、防犯センサ1が警戒中(作動中)であること等を所定の点灯で表示するようになっている。
次に、このように構成された前記防犯センサ1の動作の一例を、図2〜図5に基づいて説明する。なお、図2に示すフローチャートは、前記制御手段6のマイコンに記憶されているプログラムに従って自動的に実行される。先ず、防犯センサ1は、図3(a)に示すように、一般住宅等の建物11の出入り口となる玄関や勝手口等のドア12近傍の壁面等に、その投光及び受光方向(光軸)が略水平となるように設置される。そして、この防犯センサ1の設置状態において、前記設定部7の距離データ設定機器を手動操作して、検知エリアとしての「警戒範囲」と「非警戒範囲」を防犯センサ1からの距離Lに応じて設定する。
この実施形態の場合、一例として、防犯センサ1からの距離LがL=略0〜3mで防犯センサ1の直近のドア12部分が「非警戒範囲」に設定され、その先のL=3〜10mの範囲で窓13部分が「警戒範囲」に設定され、さらにL=10m以上で建物11の外部が「非警戒範囲」に設定されている。このとき、防犯センサ1の前記設定部7は、距離データ設定機器の操作により、防犯センサ1の設置状態において、検知エリアの形態等に応じ「警戒範囲」と「非警戒範囲」が任意(自由)に設定可能に構成されている。
そして、このように防犯センサ1の「警戒範囲」と「非警戒範囲」からなる検知エリアが所定に設定され、例えば図示しない警戒ボタンが操作されて防犯センサ1が作動すると、図2に示すように、プログラムが開始(S101)され、防犯センサ1の設置時に設定された「警戒範囲」と「非警戒範囲」の距離データLdが読込まれると共に制御手段6のマイコンに一時記憶、すなわち距離データLdが読込み記憶(S102)される。
そして、制御手段6の制御信号により投光素子駆動部2b及び受光信号検出部3bが駆動されて、投光素子2aから例えばレーザー等の光が投光されると共に、この光が侵入者Mで反射されてその反射光が受光素子3aで受光され、これにより制御手段6で距離測定、すなわち測距(S103)が実行される。この測距の実行は、投光素子2aによる光の投光開始から受光素子3aによる反射光の受光開始までの時間に、光の速度を乗算することで行われ、防犯センサ1から侵入者Mまでの測定距離Lsが求められる。
ステップS103で測距が実行されると、その測定距離Lsが「警戒範囲」内か否かが判断(S104)される。この判断S104は、測定距離LsがステップS102で読込み記憶されている距離データLdと比較されることにより行われ、この判断S104で「NO」の場合、すなわち、侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内ではなく「非警戒範囲」内の場合は、ステップS103に戻り再び測距が実行される。
一方、判断S104で「YES」の場合、すなわち、侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内の場合は、警報の表示・外部出力(S105)が実行される。この警報の表示・外部出力は、前記表示部9に侵入者MがいることをLEDで表示したり、前記外部出力部8により警備会社に警報信号を送信(発信)すると共に、サイレンを鳴らすこと等により行われる。そして、この侵入者Mが検知されて表示・外部出力の後に、一連のプログラムが終了(S106)する。
つまり、図3(a)の検知エリアの場合、防犯センサ1からの距離Lに応じて「非警戒範囲」と「警戒範囲」及び「非警戒範囲」が予め設定されることにより、防犯センサ1が設置される建物11のドア12部分を住人が移動してこれを防犯センサ1が検知可能であっても、該部分が「非警戒範囲」に設定されているため、警報信号が発信されることはない。また、建物11の外部に図3(a)に示すように侵入者Mがいたとしても、該部分が「非警戒範囲」に設定されているため、同様に警報信号は発信されることはない。一方、建物11の窓12部分等から侵入者Mが侵入すると、該部分が「警戒範囲」に設定されているため、前記判断S104で「YES」となって警報信号が発信されることになる。
これにより、建物11の警戒が必要な例えば窓13部分のみを「警戒範囲」として設定し、建物11のドア12部分や建物11の外部については「非警戒範囲」として設定することで、例えば夜間に帰宅してドア12から入る住人を侵入者Mとして検知することがなくなり、住人が安心して帰宅できると共に、窓13部分からの侵入者Mのみを高精度に検知できることになる。また、例えば建物11のドア12部分を移動する住人を侵入者Mとして検知したり、あるいは建物11の外部の庭にいる住人や庭の植木や塀等の反射物を侵入者Mとして検知することもなくなり、防犯センサ1の誤報を防ぐことができる。
なお、以上の説明においては、建物11のドア12部分に防犯センサ1を、その光軸が略水平となるように設置し、ドア12の直近部分を「非警戒範囲」として設定したが、例えば図3(b)に示すように、建物11の窓13の一方と略建物11の外部を「非警戒範囲」とし、その他の部分を「警戒範囲」として設定しても良い。この例の場合、「警戒範囲」と「非警戒範囲」の距離Lの設定は、例えば「警戒範囲」をL=0〜10mとし、このL=10mの中のL=3〜5mの位置に「非警戒範囲」を設定すれば良い。この例によれば、建物11の一方の窓13部分が「非警戒範囲」に設定されているため、例えばこの窓13を開けて洗濯物を干す場合等に住人を侵入者Mとして検知することがなくなり、防犯センサ1による精度良い検知が可能になる。
また、図4に示すように、検知エリア内に建物11として母屋14と離れ15がある場合は、母屋14と離れ15を「警戒範囲」とし、母屋14と離れ15の間を「非警戒範囲」として設定しても良い。この例の場合は、母屋14と離れ15に防犯センサ1用の配線をすることが困難であったり、母屋14や離れ15の壁面に無線機器等を取り付けたくない場合等に効果的に適用できると共に、母屋14と離れ15間に、例えば新聞配達人が通る通路があったり水路や川等がある場合にも適用することができる。
さらに、図5に示すように、防犯センサ1を建物11の天井16部分に、その光軸が略水平ではなく略垂直となるように設置し、床面17から所定高さ位置を「警戒範囲」とし、所定高さより高い部分を「非警戒範囲」として設定しても良い。この例の場合は、床面17を這って侵入する侵入者Mを精度良く検知できることになる。
なお、前記各例における「警戒範囲」と「非警戒範囲」の各範囲の距離データLdの設定は、設定部7により各範囲の下限値と上限値をそれぞれ設定するようにしても良いが、例えば「警戒範囲」の上限値以上を「非警戒範囲」としたり、「警戒範囲」の下限値以下を「非警戒範囲」とする等して、設定操作数を減らしてその簡素化を図ることも可能である。また、「警戒範囲」と「非警戒範囲」の数も図示した例に限定されず、適宜に増減することができる。
このように、前記実施形態の防犯センサ1によれば、予め「非警戒範囲」と「警戒範囲」の距離データLdが設定部7によりそれぞれ設定され、この距離データLdと侵入者Mまでの測定距離Lsとが比較されて、測定距離Lsが「警戒範囲」内の場合に、侵入者Mを検知でき、「警戒範囲」と「非警戒範囲」からなる各種形態の検知エリアに的確かつ容易に対応することができて、警戒範囲内の侵入者Mを高精度に検知することができる。特に、設定部7で投光手段2及び受光手段3の直近部分を「非警戒範囲」に設定することができるため、例えば建物11のドア12や窓13近傍に防犯センサ1を設置した場合に、住人等の移動による誤報を確実に防ぐことができる。
また、「非警戒範囲」と「警戒範囲」が設定部7の距離データ設定機器で手動により設定操作可能であるため、防犯センサ1の設置時の検知エリアの設定操作を簡単かつ的確に行うことができると共に、設定部7で設定される「警戒範囲」や「非警戒範囲」を複数に設定することができるため、各種形態の検知エリアを容易に構築できて、防犯センサ1の運用の応用度を高めることができる。
つまり、従来の一般的な測距型防犯センサにおいては、最長警戒可能距離に対して、センサからどこまでの距離(すなわちセンサからXmまで)を「警戒範囲」として設定可能であるのに対し、前記防犯センサ1の場合は、最長警戒可能距離に対して、X1m〜X2mまでを「警戒範囲」もしくは「非警戒範囲」として任意に設定できることになり、各種形態の検知エリアへの対応が容易となる。これらのことから、各種検知エリアの防犯センサ1として好適に使用できると共に、汎用性と使い勝手に優れた検知精度の高い防犯センサ1の提供が可能となる。
図6、図8及び図10は、前記防犯センサ1のそれぞれ他の実施形態の動作を示すフローチャートである。以下、これについて説明する。なお、これらの各フローチャートにおいては、前記図2に示すフローチャートと同一部位については、その詳細な説明を省略する。先ず、図6に示す実施形態の防犯センサ1の特徴は、前記設定部7に設けたスイッチ等からなる図示しない前記切替器の操作で、設定済みの「非警戒範囲」を「警戒範囲」に切り替え設定可能に構成した点にある。
すなわち、プログラムが開始(S201)されると、前記ステップS102と同様に、「警戒範囲」と「非警戒範囲」の距離データLdが読込み記憶(S202)されると共に、前記切替器による「非警戒範囲」の「警戒範囲」への切り替え設定データD1が読込み記憶(S203)される。そして、前記ステップS103と同様に、測距(S204)が実行されて、その後、前記判断S104と同様に、侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内か否かが判断(S205)される。この判断S205で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「非警戒範囲」内の場合は、侵入者Mを検知した範囲が前記切替器で「警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S206)され、この判断S206で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「非警戒範囲」のままの場合は、ステップS204に戻り、再び測距が実行される。
一方、判断S205で「YES」の場合、及び判断S206で「YES」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」である場合は、前記ステップS105と同様に、警報の表示・外部出力(S207)が実行されて、一連のプログラムが終了(S208)する。つまり、このフローチャートの場合、当初図7(a)に示すように、建物11のドア12部分が「非警戒範囲」に設定されており、このドア12部分の「非警戒範囲」が切替器の操作で図7(b)に示すように「警戒範囲」に切り替え設定されると、ドア12部分も警戒の対象となる。
したがって、この実施形態の場合、建物11の住人の中に未帰宅者がいる場合は、図7(a)に示すように設定し、住人全員が帰宅した場合は、図7(b)に示すように設定することで、建物11の全体や建物11外部の庭等を「警戒範囲」に設定することができて、窓13やドア12等からの建物11への侵入者Mや庭等への侵入者Mを精度良く検知できることになる。また、「警戒範囲」と「非警戒範囲」が設定部7の切替器により切り替え可能であるため、「警戒範囲」と「非警戒範囲」の切り替え設定操作を切替器で簡単かつ確実に行うことができると共に、切り替え可能に構成することで、一台の防犯センサ1で複数台の防犯センサを設置した場合と同等の検知エリアを設定することができる等、防犯センサ1の設置コストの低減化を図ることもできる。
また、図8に示す実施形態の防犯センサ1の特徴は、前記切替器の操作で、設定済みの「警戒範囲」と「非警戒範囲」を互いに切り替え設定可能に構成した点にある。すなわち、プログラムが開始(S301)されると、前記ステップS102と同様に、「警戒範囲」と「非警戒範囲」の距離データLdが読込み記憶(S302)されると共に、前記ステップS203と同様に、「非警戒範囲」の「警戒範囲」への切り替えデータD1が読込み記憶(S303)され、さらに、「警戒範囲」の「非警戒範囲」への切り替えデータD2が読込み記憶(S304)される。
そして、各データLd、D1、D2が読込み記憶されたら、前記ステップS103と同様に、測距(S305)が実行され、次に前記判断S104と同様に、侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内か否かが判断(S306)される。この判断S306で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「非警戒範囲」内の場合は、前記切替器で「警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S307)され、この判断S307で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「非警戒範囲」内の場合は、ステップS305に戻り、再び測距が実行される。
一方、判断S306で「YES」の場合、すなわち「警戒範囲」内の場合は、前記切替器で「非警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S308)され、この判断S308で「YES」の場合は、ステップS305に戻り、再び測距が実行される。また、判断S308で「NO」の場合、及び判断S307で「YES」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内である場合は、前記ステップS105と同様に、警報の表示・外部出力(S309)が実行されて、一連のプログラムが終了(S310)する。
つまり、この実施形態の場合、例えば当初図9(a)に示すように、建物11のドア12部分と建物11の外部とが「非警戒範囲」で、窓13部分が「警戒範囲」に設定された状態で、この状態が切替器の手動操作により図9(b)に示すように、ドア12部分と建物11外部が「警戒範囲」に切り替え設定され、窓13部分が「非警戒範囲」に切り替え設定されることになる。したがって、この実施形態によれば、建物11の窓13部分が「警戒範囲」から「非警戒範囲」に設定されるため、例えばこの窓13を開けて洗濯物を干す場合等に、住人を侵入者Mとして検知することがなくなり、防犯センサ1の精度良い検知が可能になる。
さらに、図10に示す実施形態の防犯センサ1の特徴は、検知エリアを複数(図では4つ)に区切り、各範囲について個別に「警戒範囲」の設定が可能であると共に個別に警報の表示・外部出力を可能にした点にある。すなわち、プログラムが開始(S401)されると、4つの各範囲1〜4の距離データLdが読込み記憶(S402)されると共に、各範囲1〜4の「警戒範囲」と「非警戒範囲」の4つの切り替えデータDが順に読込み記憶(S403〜S406)される。
そして、各データLd、Dが読込み記憶されたら、前記ステップS103と同様に、測距(S407)が実行されて、前記判断S104と同様に、侵入者Mまでの測定距離Lsが「範囲1」内か否かが判断(S408)される。この判断S408で「YES」の場合、すなわち測定距離Lsが「範囲1」内の場合は、前記切替器で「範囲1」が「警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S409)され、この判断S409で「YES」の場合は、前記ステップS105と同様に、「範囲1」の警報の表示・外部出力(S410)が実行されて、一連のプログラムが終了(S411)する。一方、判断S409で「NO」の場合、すなわち「非警戒範囲」に設定されている場合は、ステップS407に戻り、再び測距が実行される。
また、判断S408で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「範囲1」内ではない場合は、「範囲2」内か否かが判断され(S412)される。この判断S412で「YES」の場合は、切替器で「範囲2」が「警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S413)され、この判断S413で「YES」の場合は、「範囲2」の警報の表示・外部出力(S414)が実行され、判断S413で「NO」の場合は、ステップS407に戻る。また、判断S412で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「範囲1」内でも「範囲2」内でもない場合は、「範囲3」内か否かが判断(S415)される。
そして、この判断S415で「YES」の場合は、切替器で「範囲3」が「警戒範囲」に設定されているか否かが判断(S416)され、この判断S416で「YES」の場合は、「範囲3」の警報の表示・外部出力(S417)が実行されてプログラムが終了(S411)し、判断S416で「NO」の場合は、ステップS407に戻る。さらに、判断S415で「NO」の場合、すなわち測定距離Lsが「範囲1」〜「範囲3」内でない場合は、「範囲4」内であるため、この「範囲4」が切替器で「警戒範囲」に設定されているか否かが判断され(S418)され、この判断S418で「YES」の場合は、範囲4の警報の表示・外部出力(S419)が実行されてプログラムが終了(S411)し、判断S418で「NO」の場合は、ステップS407に戻る。
つまり、この実施形態の場合、図11(a)に示すように、4つの範囲1〜4を全て「警戒範囲」に設定したり、図11(b)に示すように、4つの範囲1〜4のうち範囲1と範囲3を「警戒範囲」とし、範囲2と範囲4を「非警戒範囲」に設定、すなわち各範囲1〜4の警戒設定が任意に行えることになる。したがって、例えばマンションやアパート等の集合住宅、病院の病室、ホテル等のようにドア12や窓13等が複数隣設して設けられる建物11の、例えば侵入者M(人間)の検知や、ドア12や窓13自体の開閉状態の検知等にも、効果的に適用できることになる。
これらの各実施形態の各防犯センサ1においても、基本的には図2に示す前記実施形態の防犯センサ1と同様の作用効果を奏することができる。また、本発明は、前記各実施形態のそれぞれに限定されるものではなく、各実施形態の一部や主要部を適宜に組み合わせることもできる。さらに、前記実施形態における、防犯センサ1のブロック構成図、各フローチャート、防犯センサ1の投光手段2と受光手段3の位置関係や光軸等も一例であって、例えば投光手段2と受光手段3を上下逆配置したり、光軸を斜め方向とする等、同等の機能や作用が得られる適宜の構成を採用することができる。
本発明は、レーザーや赤外線、LED光等の光を投光及び受光して反射物までの距離を測定し、侵入者等を検知する全ての線警戒測距型防犯センサに利用できる。
1・・・・・・・線警戒測距型防犯センサ
2・・・・・・・投光手段
2a・・・・・・投光素子
2b・・・・・・投光素子駆動部
3・・・・・・・受光手段
3a・・・・・・受光素子
3b・・・・・・受光信号検出部
4、5・・・・・レンズ
6・・・・・・・制御手段
7・・・・・・・設定部
8・・・・・・・外部出力部
9・・・・・・・表示部
11・・・・・・建物
12・・・・・・ドア
13・・・・・・窓
14・・・・・・母屋
15・・・・・・離れ
16・・・・・・天井
17・・・・・・床面
M・・・・・・・侵入者(反射物)
Ls・・・・・・測定距離
Ld・・・・・・距離データ
D1、D2・・・切り替えデータ
D・・・・・・・切り替えデータ

Claims (3)

  1. 投光素子及び投光素子駆動部を有して光を投光する投光手段と、受光素子及び受光信号検出部を有して前記投光手段から投光された光の反射光を受光する受光手段と、前記投光素子駆動部及び受光信号検出部を制御すると共に前記投光手段による投光開始から前記受光手段による受光開始までの時間を測定して侵入者までの距離を算出可能な制御手段と、該制御手段に接続された設定手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記投光手段及び受光手段の直近部分を非警戒範囲に設定可能であると共に、前記直近部分より遠方の検知エリアに警戒範囲及び又は非警戒範囲を距離に応じて設定可能であることを特徴とする線警戒測距型防犯センサ。
  2. 前記設定手段により前記警戒範囲と非警戒範囲が切り替え設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の線警戒測距型防犯センサ。
  3. 前記設定手段により前記警戒範囲及び又は非警戒範囲が複数設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の線警戒測距型防犯センサ。
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