JP2013234834A - 差動流を有する複数の管の燃料ノズルを有するシステムおよび方法 - Google Patents

差動流を有する複数の管の燃料ノズルを有するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料ノズル本体と複数の管とを備えた、複数の管の燃料ノズルを含むシステムを提供すること。
【解決手段】燃料ノズル本体は、チャンバを取り囲むノズル壁を含む。複数の管は、チャンバを通って延びており、この場合複数の管の各々の管は、空気取入れ部分、燃料取入れ部分および空気と燃料の混合物出口部分とを含む。複数の管の燃料ノズルはまた、複数の管の間で互いに異なる構成の空気取入れ部分を含んでいる。各々の空気取入れ部分は、複数の管の各々の管の上流端部に向けられた軸方向の空気入り口を備えることができる。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示される本主題は、ガスタービンエンジンに関し、より詳細には、ガスタービンエンジンのノズルに関するものである。
ガスタービンエンジンは、燃料と空気の混合物を燃焼させて、高温の燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスが1つまたは複数のタービン段を駆動する。具体的には、高温の燃焼ガスによって強制的にタービンブレードを回転させ、これによりシャフトを駆動させ1つまたは複数の負荷、例えば発電機を回転させる。ガスタービンエンジンは、燃料と、空気を燃焼器に噴射する燃料ノズルを含んでいる。特定の構成では、燃料と空気が、点火する前に事前に混合されることで、排気を抑え、燃焼を改善させる。残念なことに燃料および空気は、燃料ノズル全体にわたる不均一な温度や排気につながる可能性のある流れ特性を伴って噴射される場合がある。
米国特許出願第13/277,516号公報
最初に特許請求された発明の範囲内に相当する特定の実施形態を以下に概説する。このような実施形態は、特許請求される発明の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろこのような実施形態は、本発明の可能な形態の簡単な概要を提供することのみが意図されている。当然のことながら、本発明は、以下に記載する実施形態と同様の、あるいはそれらとは異なる多様な形態を包含する可能性もある。
第1の実施形態では、システムは、燃料ノズル本体と、複数の管とを備えた複数の管の燃料ノズルを含んでいる。燃料ノズル本体は、チャンバを取り囲むノズル壁を含む。複数の管は、チャンバの中に延びており、この場合複数の管の各々の管は、空気取入れ部分と、燃料取入れ部分と、空気と燃料の混合物の出口部分とを含む。複数の管の燃料ノズルはまた、複数の管の間で互いに異なる構成の空気取入れ部分も含んでいる。
第2の実施形態では、システムは、燃料ノズル本体と複数の管を備えた複数の管の燃料ノズルを含んでいる。燃料ノズル本体は、チャンバを取り囲むノズル壁を含む。複数の管は、チャンバの中に延びており、複数の管の燃料ノズルは、複数の管の間で互いに異なる構成の空気取入れ部分を含んでいる。この互いに異なる構成は、複数の管の間で流れの配分を調節するように構成されている。
第3の実施形態では、方法は、複数の管の燃料ノズルの本体の中に延びる複数の管の中で燃料を受け取るステップを含んでいる。方法は、それぞれの複数の空気取入れ部分を介して複数の管の中に異なるように空気を受け取るステップも含み、複数の管の燃料ノズルは、複数の管の間で互いに異なる構成の空気取入れ部分を含んでいる。方法はさらに、複数の管から空気と燃料の混合物を出力するステップを含んでいる。
本発明の上記のおよび他の特徴、態様および利点は、以下の詳細な記載を添付の図面を参照して読むことでより適切に理解されるようになるであろう。これらの図面では、図面全体を通して同様の文字は同様の部分を表している。
流れの配分を調節する流れ調節機構を備えた複数の管の燃料ノズルを含むタービンシステムの一実施形態のブロック図である。 複数の管の燃料ノズルを複数備えた、図1のタービンシステムの燃焼器の一実施形態の側部断面図である。 複数の管の燃料ノズル(例えば円形の)を複数含む燃焼器の一実施形態の前方平面図である。 複数の管の燃料ノズル(例えば先端を切ったパイ形)を複数含む燃焼器の一実施形態の前方平面図である。 線5−5で切り取った図3または図4の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図であり、複数の管の軸方向の空気入り口における互いに異なる構成の流れ調節機構(例えば空気取入れ部分)を示す図である。 図1〜5の複数の管の燃料ノズルの1つの管の軸方向の空気入り口の一実施形態の側部断面図であり、先細の入り口を示す図である。 図1〜5の複数の管の燃料ノズルの1つの管の軸方向の空気入り口の一実施形態の側部断面図であり、湾曲した入り口を示す図である。 図1〜5の複数の管の燃料ノズルの1つの管の軸方向の空気入り口と、別の構造体の一実施形態の側部断面図であり、先細の入り口を示す図である。 線5−5で切り取った図3または図4の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図であり、複数の管の軸方向の空気入り口における互いに異なる構成の流れ調節機構を示す図である。 線5−5で切り取った図3または図4の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図であり、複数の管の複数の空気分配チャンバと、半径方向の空気入り口を示す図である。 線11−11で切り取った図10の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図である。 線11−11で切り取った図10の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図である。 線11−11で切り取った図10の複数の管の燃料ノズルの一実施形態の側部断面図である。
本発明の1つまたは複数の特定の実施形態を以下に記載する。このような実施形態を簡潔に記載するために、実際の実装形態の全ての機能が、本明細書に記載されていない場合もある。このような実際の実装形態の、何らかの設計または設計プロジェクトでの開発において、例えばシステム関連および商業関連の制約に準拠するなど、この開発者の特定の目的を達成するために多数の実装形態に固有の決定を行う必要があり、これは実装形態によって異なる可能性があることを理解されたい。さらにこのような開発の取り組みは、複雑で時間がかかるものではあるが、それでもやはり、本開示の恩恵を有する当業者にとって設計、作製および製造を請け負うことは日常的であることを理解されたい。
本発明の種々の実施形態の要素を持ち出す場合、冠詞「a」、「an」、「the」および「前記」は、1つまたは複数の要素があることを意味することが意図されている。用語「備える」、「含む」および「有する」は、包括的であり、記載される要素以外の追加の要素がある可能性があることを意味することが意図されている。
本明細書に記載される差動流を有する複数の管の燃料ノズルのためのシステムおよび方法は、複数の管の燃料ノズルの各々の管のために、様々な可能性のある空気取入れ部分を有する。本明細書に記載される空気取入れ部分がなくても、空気は、その量および/または速度を変えて複数の管の燃料ノズルの各々の管の上流端部に進入することができる。本明細書に記載される空気取入れ部分は、各々の管に出入りする空気の量および/または速度に影響を与えることで、複数の管(例えば2から1000個の管)の間で所望の出口流れ(例えば均一な流れ)を形成することができる。空気取入れ部分は、複数の管の間で1つの管と別の管が互いに異なる形状を有する軸方向の空気入り口を含むことができる。例えば先細の進入形状(例えば円錐形および/またはカウンタボア進入形状)の軸方向の空気入り口によって、直線の進入形状(例えば円筒形の進入形状)の軸方向の空気入り口より速い速度でより多くの空気が管に進入することが可能になる。空気取入れ部分はまた、半径方向の空気入り口を含むことで、管の少なくとも一部に空気を噴射して、この管から燃焼領域への空気と燃料の混合物の出口流れに影響を与える場合もある。特定の実施形態において、噴射される空気の量、速度および圧力は、作動する間動的に調節することができる。各々の管に対する半径方向の空気入り口は、大きさ、形状、数、角度およびパターンを変えることができる。例えば各々の管に対する半径方向の空気入り口を異なるパターンで配置することで、各々の管を出ていく空気の量、各々の管を出ていく空気の速度または各々の管を出ていく空気の量と速度の両方に影響を与えることができる。複数の管の各々の管が、2セット以上の半径方向の空気入り口を有する場合もあり、その結果、1つまたは複数のセットの半径方向の空気入り口に一度に空気を噴射することができる。空気取入れ部分は、複数の管の燃料ノズルの場合、複数の管の間での均一なプロファイルなど所望の出口流れプロファイルを実現するように構成されてよい。
ここで図面に戻り、まず図1を参照すると、タービンシステム10の一実施形態のブロック図が示されている。以下に詳細に記載するように、開示されるタービンシステム10(例えばガスタービンエンジン)は、1つまたは複数の燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)を採用することができ、これは、燃料ノズル12全体にわたる空気と燃料の流れの配分に影響を与えるように構成された互いに異なる空気取入れ部分30を有する。例えば特定の燃料ノズル12は、異なる構成の空気取入れ部分30(例えば先細の、湾曲したまたは直線で軸方向の進入形状および/または異なる大きさ、数、入り口の角度またはパターンの半径方向の空気入り口)を含んでおり、これは燃焼器16に噴射される空気と燃料の混合物32の量および/または速度に影響を与えるように構成されている。例えばこのような空気取入れ部分30は、空気を複数の管(例えば2から1000個の事前混合管)に沿って、燃料ノズル本体(例えば燃料ノズルヘッド)を通って下流に誘導し、チャンバからの燃料14と混合させることができる。空気と燃料の混合物32は、各々の燃料ノズル12の燃焼面を介して噴射されてよい。結果として、このような空気取入れ部分30は、燃料ノズル12全体にわたって各々の管を出ていく空気と燃料の混合物32の品質、量および/または速度に影響を与えることができる。異なる構成の空気取入れ部分30が、燃料ノズル12全体にわたる空気と燃料の混合物32の特性(燃料/空気比を含めた)に影響を与えることで、例えば均一な空気と燃料の混合物のプロファイル、または所望の燃焼効率を有する別のプロファイルなど所望の空気と燃料の混合物のプロファイルを形成することもできる。燃料ノズル12の管の間で空気と燃料の混合物のプロファイルの不均一性を抑えることで、NOxの排出を抑えることができる。これに加えて、このような空気取入れ部分30によって、特定の空気と燃料の混合物のプロファイルが、パイロットとして作用するように特定の管をリッチ化する、あるいは他の管をリーン化することで、臨界領域における熱負荷を抑えることができる。特定の実施形態において、システム10は、中心の燃料ノズル12の周りに配置された複数の燃料ノズル12を含む。このような燃料ノズル12の1つまたは複数は、以下に詳細に考察するように空気取入れ部分30を含むことができる。
タービンシステム10は、例えば天然ガスおよび/または水素リッチ合成ガスなどの液体または気体燃料を利用して、タービンシステム10を駆動することができる。描かれるように、1つまたは複数の燃料ノズル12が燃料14を取り入れ、燃料14と空気34を混ぜ合わせ、空気と燃料の混合物32を好適な比率で燃焼器16に分配することで、燃焼、排気、燃料消費および動力出力が最適なものになる。タービンシステム10は、1つまたは複数の燃焼器16の中に位置する1つまたは複数の燃料ノズル12を含むことができる。空気と燃料の混合物32は、燃焼器16の中のチャンバ内で燃焼することにより、高温の加圧排ガスを形成する。燃焼器16は、排ガスをタービン18を通って排ガス出口20へと誘導する。排ガスが、タービン18を通過する際、ガスが強制的にタービンブレードを押し、シャフト22をタービンシステム10の軸に沿って回転させる。示されるように、シャフト22は、圧縮機24を含めたタービンシステム10の種々の構成要素に接続されてよい。圧縮機24はまた、シャフト22に結合されたブレードを含む。シャフト22が回転する際、圧縮機24の中のブレードも回転し、これにより空気入り口26から圧縮器24を通って燃料ノズル12および燃焼器16に進む空気34を圧縮する。シャフト22はまた、負荷28にも接続されてよく、この負荷は、車両または静止負荷であってよく、例えば発電所の発電機や航空機のプロペラなどである。負荷28は、タービンシステム10の回転出力によって動力を与えることが可能な任意の好適なデバイスを含むことができる。
図2は、複数の燃料ノズル12を備えた図1の燃焼器16の一実施形態の側部断面図である。燃焼器16は、外側ケーシングまたは流れスリーブ38と、端部カバー40を含む。多様な燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)が、燃焼器16の中に設置される。各々の燃料ノズル12は、ノズル12の上流端部部分44から下流端部部分46まで延びる燃料導管42を含んでいる。各々の燃料ノズル12の下流端部部分46は、燃料ノズル本体48(例えば燃料ノズルヘッド)を含んでおり、このノズル本体は、ノズル壁50と、少なくとも1つのチャンバ52(例えば空気分配チャンバ、燃料チャンバ)を取り囲むチャンバ壁51を含む。いくつかの実施形態において、ノズル壁50と、チャンバ壁51は、燃料チャンバ53、および1つまたは複数の空気分配チャンバ55を画定することができる。各々の燃料ノズル本体48のノズル壁50はまた、燃焼領域54に面するように構成されている。これに加えて、各々の燃料ノズル12は、少なくとも1つのチャンバ52の中を通ってノズル壁50まで延びる複数の管56(例えば2から1000個の事前混合管)を含んでいる。特定の実施形態において、各々の燃料ノズル12の本体48は、概ね平行に配置された2から1000、10から500、20から250、または30から100個の管56を含む場合がある。示される実施形態において、燃料導管42は、空気分配チャンバ55および燃料チャンバ53を通って、各々の燃料ノズル12の本体48の管56内の中央領域において、複数の管56に平行して延びている。
空気34(例えば圧縮空気)は、1つまたは複数の空気進入口60を介して流れスリーブ38(全体として矢印58によって示される)に進入し、上流空気流路62を軸方向64にたどって端部カバー40へと向かう。その後空気は、全体的に矢印68によって示されるように内側流路66に流れ込み、下流空気流路70に沿って軸方向72に進み、各々の燃料ノズル12の複数の管56の空気取入れ部分30を通る。複数の管56の各々の管の空気取入れ部分30は、図5〜図13によって以下に詳細に記載されるように、軸方向の空気入り口202および/または半径方向の空気入り口260を含むことができる。いくつかの実施形態において、各々の空気取入れ部分30は、燃料ノズル12に対して所望の空気と燃料の混合物を供給するように選択される。燃料14は、軸方向72に燃料流路76に沿って各々の燃料導管42を通って流れ、各々の燃料ノズル12の下流端部部分46へと向かう。燃料14はその後、各々の燃料ノズル12の燃料チャンバ52、53に進入し、以下により詳細に記載するように空気取入れ部分30の下流にある複数の管56の中で空気と混ざり合う。燃料ノズル12が、空気と燃料の混合物32を好適な比率で燃焼領域54へと噴射することで、燃焼、排気、燃料消費および動力出力を最適なものにする。
図3は、複数の燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)を含んだ燃焼器16の一実施形態の前方平面図である。燃焼器16は、キャップ部材78を含んでおり、その中に複数の燃料ノズル12が配置されている。示されるように、燃焼器16は、キャップ部材78の中央に位置し、燃焼器16の中心軸110と同軸の燃料ノズル12(例えば中央燃料ノズル80)を含んでいる。燃焼器16はまた、中央燃焼ノズル80の周りに円周方向に配置された複数の燃料ノズル12(例えば外側燃焼ノズル82)も含んでいる。示されるように6つの外側燃焼ノズル82が、中央燃焼ノズル80を取り囲んでいる。しかしながら特定の実施形態において、燃料ノズル12の数ならびに燃料ノズル12の配置は変わる場合もある。各々の燃料ノズル12は、複数の管56を含んでいる。示されるように各々の燃料ノズル12の複数の管56は、複数の列84(例えば管56の同心リング)に配置される。列84は、各々の燃料ノズル12の中心軸86の周りに同心状に配置され、半径方向102に燃料ノズルの外周87に向かって延在してよい。特定の実施形態において、列84の数、列84当たりの管56の数、および複数の管56の配置は変わる場合がある。特定の実施形態において、各々の燃料ノズル12は、上記に述べた互いに異なる構成の空気取入れ部分30(例えば軸方向の空気入り口、および場合によって半径方向の空気入り口)の少なくとも1つを含むことができる。特定の実施形態において、中央燃料ノズル80のみが、互いに異なる空気取入れ部分30を含む場合もある。あるいは特定の実施形態において、外側燃料ノズル82のみが、互いに異なる空気取入れ部分30を含む場合もある。いくつかの実施形態において、中央と外側の両方の燃料ノズル80および82が、互いに異なる空気取入れ部分30を含む場合もある。
図4は、複数の燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)を含んだ燃焼器16の別の実施形態の前方平面図である。いくつかの実施形態において、燃焼器16は、キャップ部材78を含むことができる。キャップ部材78は、方向104において燃料ノズル12の周りに円周方向に配置されてよい。示されるように燃焼器16は、中央燃料ノズル80と、中央燃料ノズル80の周りに円周方向に配置された複数の外側燃料ノズル82を含むことができる。示されるように6つの外側燃焼ノズル82が、中央燃焼ノズル80を取り囲んでいる。しかしながら特定の実施形態において、燃料ノズル12の数ならびに燃料ノズル12の配置は変わる場合もある。例えば外側燃料ノズル82の数は、1から20、1から10または任意の他の数であってよい。燃料ノズル12は、キャップ部材78の中にきっちりと配置されてよい。その結果、キャップ部材78の内周88が、燃焼器16の円形のノズル領域90を画定する。いくつかの実施形態において、燃料ノズル12が、キャップ部材78なしで燃焼器16の中に配置される場合もある。燃料ノズル12のノズル壁50が、円形のノズル領域90全体を取り囲む。各々の外側燃料ノズル82は、円形以外の外周92を含んでいる。示されるように外周92は、2つの概ね平行な側部94および96を有する楔形または先端を切り取ったパイ形である。側部94および96は、弓形であり、その一方で側部98および100は直線である(例えば半径方向102に分岐する)。しかしながら特定の実施形態において、外側燃料ノズル82の外周92が、他の形状、例えば3つの側部を有するパイ形を含む場合もある。各々の外側燃料ノズル82の外周92は、円形のノズル領域90の領域を含む。中央燃料ノズル80は、外周106(例えば円形の外周)を含む。特定の実施形態において、外周106が、他の形状、例えば正方形、六角形、三角形または他の多角形を含む場合もある。中央燃料ノズル80の外周106は、燃焼器16の中心軸110を中心として円形のノズル領域90の中央部分108に配置される。
各々の燃料ノズル12は、複数の事前混合管56を含んでいる。事前混合管56は、明確にするために図4では一部の燃料ノズル12の部分にのみ示されている。示されるように、各々の燃料ノズル12の複数の管56は、複数の列84に配置されている。外側燃料ノズル82の管56の列84は、燃焼器16の中心軸110の周りに同心状に配置されている。中央燃料ノズル80の管56の列84もまた、燃焼器16の中心軸110の周りに同心状に配置されている。特定の実施形態において、列84の数、列84当たりの管56の数および複数の管56の配置は変わる場合がある。燃料ノズル12は、以下に詳細に考察する少なくとも1つの互いに異なる構成の空気取入れ部分30(例えば軸方向の空気入り口、および場合によっては半径方向の空気入り口)を含むことができる。特定の実施形態において、中央燃料ノズル80のみが、互いに異なる空気取入れ部分30を含む場合もある。あるいは特定の実施形態において、外側燃料ノズル82のみが、互いに異なる空気取入れ部分30を含むこともある。いくつかの実施形態において、中央燃料ノズル80と外側燃料ノズル82の両方が、互いに異なる空気取入れ部分30を含むこともある。
複数の管56の互いに異なる空気取入れ部分30は、複数の管56の間で異なる燃料/空気の事前混合比を生成することができる。当然のことながら、複数の管56の異なる燃料/空気の事前混合比は、半径方向102に燃料ノズル80の中心軸86あるいは燃焼器16の中心軸110から離れるに従って変化する(例えば増加する、または減少する)場合がある。特定の実施形態において、燃料/空気の事前混合比は、互いに異なる空気取入れ部分30により、半径方向102に1つの管56から別の管まで、およそ0から100、5から50または10から25パーセントだけ変化する場合がある。例えば燃料/空気の事前混合比は、互いに異なる空気取入れ部分30によって、1つの管56から別の管56まで、およそ1、2、3、4、5、6、7、8、9または10パーセントを超えるように上げることができる。一部の管56は、燃料入り口を含まない場合もあり、このため空気流は管56を通って流れるだけであり、空気と燃料の事前混合は行なわれない。その結果、管56に関する燃料/空気の事前混合比は0である。このような管56に近接した領域におけるリーンな燃料/空気比は、燃焼領域54における他の領域よりさらにリーンである可能性があり、これにより燃焼領域54におけるホットスポットが抑えられる。換言すると互いに異なる空気取入れ部分30が障壁(例えばリーンな空気)を形成することで、燃焼領域54の特定の領域における燃焼を抑え、これにより熱分布をさらに管理することが可能になる。その結果、ホットゾーンを抑えることができ、燃料ノズル12の操作性や耐久性が上がる。
さらに他の実施形態では、互いに異なる空気取入れ部分30は、各々の管56を出ていく空気と燃料の混合物の速度に影響を与える場合もある。以下に記載するように、互いに異なる空気取入れ部分30は、燃料ノズル12の中心軸86付近、または燃焼器16の中心軸110付近で管を出ていく空気と燃料の混合物32の速度を下げることができる。より具体的には、互いに異なる空気取入れ部分30は、燃焼器16に噴射される空気と燃料の混合物32のほぼ均一な出口速度プロファイルを形成することができる。
図5は、線5−5において切り取った、図3または図4の燃料ノズルの一方の一実施形態の側部断面図を示している。各々の燃料ノズル12は、互いに異なる構成の空気取入れ部分30を含むことで、各々の管56を通過する空気の量および/または速度に影響を与え、場合によっては空気と燃料の混合物32の品質にも影響を与えることができる。互いに異なる構成の空気取入れ部分は、複数の管56の間で互いに異なる進入形状の軸方向の空気入り口202を含むことができる。例えば特定の互いに異なる構成の空気取入れ部分30は、各々の燃料ノズル12の燃焼面における高温の燃焼生成物の低速領域または再循環区域を縮小することができる。別の互いに異なる構成は、各々の燃料ノズル12の特定の管56をリーン化あるいはリッチ化することができる。以下で考察する空気取入れ部分30は、そのそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、燃料ノズル12の操作性や耐久性を高めるために組み合わせて使用される場合もある。
上記で考察したように、各々の燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)は、燃料導管42と、燃料導管42に結合された燃料チャンバ52、53と、燃料チャンバ52、53を通って下流端部部分46まで延びる複数の管56(例えば154、156、158および160)を含む。示される管154、156、158および160は各々、円周方向104で燃料ノズル12の中心軸86の周りに配置された管56の同心状の列84(すなわち162、164、166および168)を表すことができる。例えば管56の各々の列162、164、166および168は、環状配置または円形パターンまたは任意の他の好適な構成で複数の管56(例えば2から50個の管56)を表すことができる。管56の以下の記載はまた、その各々の列84に適用されてよい。換言すると管56(例えば管154、156、158および160)のいずれの考察も、各々の列162、164、166および168(例えば列当たりの複数の管)を含めることが意図されている。各々の管56は、燃料ノズル12の中心軸86から半径方向のオフセット(すなわち178、180、182および184)の位置に配置された軸(すなわち170、172、174および176)を含んでいる。例えば管154、156、158および160は、軸170、172、174および176をそれぞれ含んでいる。これらの軸170、172、174および176は、例示の実施形態では互いに対して平行である。しかしながら軸170、172、174および176は、他の実施形態では平行でない(例えば互いに近寄る、または離れる)場合もある。半径方向のオフセット178、180、182および184は、半径方向102に、燃料ノズル12の中心軸86から離れるにつれて大きくなる。その結果、管160の半径方向のオフセット184は、各々の管154、156および158の半径方向のオフセット178、180および182より大きくなる。同様に、管158の半径方向のオフセット182は、各々の管154および156の半径方向のオフセット178および180より大きくなり、管156の半径方向のオフセット180は、管154の半径方向のオフセット178より大きくなる。例示の実施形態では、管56同士の半径方向の間隔は、概ね一定である。しかしながら他の実施形態は、半径方向102に均一でない(例えば大きくなる、あるいは小さくなる)半径方向の管56の間隔を有する場合もある。示されるように、燃料ノズル12は、4つの列162、164、166および168を含んでいる。以下に記載するように、これらの管154、156、158および160(ならびにその各々の列162、164、166および168)が構造上異なることで(例えば互いに異なる空気取入れ部分30)、様々な空気と燃料の混合物の配分を実現することができる。さらに特定の実施形態において、列84の数、列84当たりの管56の数および複数の管56の配置は変わる場合がある。例えば列84の数は、2から10まで、またはそれ以上の範囲であってよく、列84当たりの管56の数は、3から500、5から250あるいは10から100までの範囲であってよい。
先に述べたように、空気は下流空気流路70に沿って軸方向72に、空気取入れ部分30を通り抜け、燃料ノズル12の複数の管56へと流れ込む。いくつかの実施形態において、各々の空気取入れ部分30は、燃料ノズル12の管56の上流端部210に向けられた軸方向の空気入り口202を有することができる。各々の列84に対する空気取入れ部分30が一様でないことにより、所望の量および速度の空気34が管56に進入し、燃料14と混ざり合うことで、燃焼器16の燃焼領域54において所望の燃料と空気の混合物のプロファイル200を形成することができる。一実施形態において、空気取入れ部分30によって、半径方向のオフセットが大きくなるにつれて、より多くのおよび/または高速の下流空気流70が管56に進入することが可能になり、これにより燃料ノズル12の外周87付近の管56は、互いに異なる空気取入れ部分30により燃料ノズル12の中心軸86付近の管56よりもより大きな空気流を有することができる。別の実施形態において、中心軸86付近の空気取入れ部分30によって、半径方向のオフセットが大きくなるにつれて、より少ないおよび/または低速の空気が、管56に進入することが可能になる。
燃料14は、軸方向72に燃料流路76に沿って、各々の燃料導管42を通って流れ、各々の燃料ノズル12のノズル壁50付近の下流端部46に向かうことができる。燃料14はその後、燃料チャンバ52、53に進入し、概ね矢印186によって示されるように複数の管56に向かって分岐することができる。特定の実施形態において、燃料ノズル12がそらせ板187を含むことで、燃料チャンバ53内で燃料の流れを誘導する場合もある。燃料14は、複数の管56の燃料取入れ部分74の燃料入り口188に向かって、概ね矢印190によって示されるように管56の周りを囲むように流れ燃料チャンバ53を通過し、複数の管56の中で空気34と混ざり合う。燃料ノズル12は、概ね矢印198によって示されるように管56の空気と燃料の混合物出口部分150から燃焼領域54に空気と燃料の混合物32を最適な比率で噴射することで、燃焼、排気、燃料消費および動力出力を最適なものにする。燃料領域54に噴射される空気と燃料の混合物32が、空気と燃料の混合物プロファイル200を形成する。空気と燃料の混合物プロファイル200は、例えば燃料/空気の比率、混合特性、速度、質量流、再循環区域およびよどみ区域などの特性によって特徴付けることができる。各々の管56の空気取入れ部分30は、空気と燃料の混合物プロファイル200の特性に影響を与えることができる。例えば、空気取入れ部分30が、1つの管56と別の管で一様ではないことにより、複数の管56の間でプロファイル200の均一性を高めることもできる。
いくつかの実施形態において、燃料ノズル12は、複数の管56の間で流れの配分を調節するように構成された互いに異なる構成の空気取入れ部分30を有することができる。空気取入れ部分30の軸方向の空気入り口202は、図5に示されるように管56の間で変わる場合がある。各々の管56に対する軸方向の空気入り口202は、入り口プレート203、各々の管56またはその両方によって画定されてよい。一実施形態において各々の管56または管56の列84は、各々の管56に対する軸方向の空気入り口202の少なくとも一部を画定する入り口プレート203を有する。別の実施形態において、共通の入り口プレート203が、燃料ノズル12の全ての管56に対して、さらには複数の燃料ノズル12の全ての管56に対して軸方向の空気入り口202の少なくとも一部を画定する。入り口プレート203は、管56と一体式である、固定式にそこに結合される、あるいは取り外し可能にそこに結合されてもよい。入り口プレート203を交換することで、複数の管56に対する軸方向の空気入り口202の構成を同時に変更し、空気と燃料の混合物プロファイル200に相対的に迅速な変化を与えることができる。
図5に示されるように、入り口プレート203によって、以下に詳細に考察するように、管56の間で互いに異なる構成の軸方向の空気入り口202を実現することができる。例えば最も内側の管154は、その各々の軸170に概ね平行な直線(例えば円筒形)の進入形状220を有する。管156および158は、以下に詳細に記載するようにそれぞれ異なる先細の(例えばカウンタボアおよび/または円錐形の)進入形状204を有する。管160は、以下に詳細に記載するように湾曲した(例えば釣り鐘またはホルン形状の)進入形状226を有する。一実施形態において、不均一な下流空気流70は、その外周87よりも燃料ノズル12の中心軸86付近でより大きな流量を有する場合がある。しかしながら上記に記載した管154、156、158および160の互いに異なる構成の軸方向の空気入り口202によって、半径方向のオフセット178、180、182および184が大きくなるにつれ、次第に余分な下流空気流70が管56を通過することが可能になり、その結果空気と燃料の混合物プロファイル200が均一なものになる。
図6は、線6−6で切り取った、図5の1つの管56の空気取入れ部分30と、各々の軸方向の空気入り口202の一実施形態の側部断面図である。図6は、先細の進入形状204を有する軸方向の空気入り口202を示しており、これは上流の直径206から下流の直径208まで徐々に直径が変化している(例えば小さくなっている)(例えば上流の直径206は、下流の直径208より大きい)。例えば先細の進入形状204は、円錐形の面205などの先細の環状の外壁205を含むことができ、これは管56へとつながっている。軸方向の空気入り口202の先細の進入形状204は、管56の上流端部210と一体式である、固定式にそこに結合される、あるいは取り外し可能にそこに結合されてよい。例えば燃料ノズル12は、複数の(例えば全ての)管56に対する軸方向の空気入り口202(例えば管56)を有する入り口プレート203を含む場合があり、その場合軸方向の空気入り口202は、1つの入り口202と別の入り口では、互いに異なる進入形状を有する可能性がある。このような一実施形態では、入り口プレート203は、管56の上流端部210に結合されてよい。
先細の進入形状204は、管56の軸215に対して一定の深さ212と、角度214を有することができる。図6に示される一部の実施形態では、先細の進入形状204の下流の直径208は、管56の内径216とほぼ等しい。他の実施形態において先細の進入形状204の下流の直径208は、管56の内径216より大きい。この実施形態では、先細の進入形状204は、カウンタボアであってよい。先細の進入形状204は、1つの入り口202(および管56)と別の入り口で、変化する深さ212、直径206および208、ならびに/あるいは角度214を有することができる。例えば深さ212、直径206および208ならびに/あるいは角度214は、1つの入り口(および管56)と別の入り口では、およそ0から100、1から50、2から25、または3から10パーセント変わる可能性がある。いくつかの実施形態において、角度214は、およそ0から90度、1から80度、2から70度、3から60度または4から50度であってよい。例えば角度214は、およそ5から60度、10から45度または15から30度であってよい。
図7は、線6−6で切り取った図5の1つの管56の空気取入れ部分30と、各々の軸方向の空気入り口202の別の実施形態の側部断面図である。図7は、湾曲した進入形状226を有する軸方向の空気入り口202を示している。各々の軸方向の空気入り口202は、同一のまたは異なる進入形状を有する場合がある。湾曲した進入形状226は、上流の直径228から下流の直径216まで徐々に直径が変化する(例えば縮小する)。湾曲した進入形状226は、釣り鐘形、ホルン形、または例えば軸215を中心として回転させた楕円など円環体の環状部分のような形状であってよい。湾曲した進入形状226の一実施形態は、環状の外壁205を有するように定義されてよく、この外壁は、管56の軸215との角度214が、概ね垂直の状態から概ね平行な状態まで(例えば入り口プレート203の面222との接線から、管の内径216との接線まで)次第に小さくなる。この実施形態の湾曲した進入形状226は、楕円形または放物線形状の軸方向の空気入り口202を有する多数の半径230を有することができる。いくつかの実施形態において、湾曲した進入形状226は、図7に示されるように1/4の円の外径を有する1つの半径230を有することもある。軸方向の空気入り口202の湾曲した進入形状226は、先細の進入形状204によって上記に記載したように、管56の上流端部210と一体式である、固定式にそこに結合される、あるいは取り外し可能にそこに結合されてよい。例えば湾曲した進入形状226は、全体またはその一部が入り口プレート203の中にあってよい。湾曲した進入形状226を有する軸方向の空気入り口202が、燃料ノズル12の管56の間で一様でないことにより、互いに異なる構成の空気取入れ部分30を形成し、空気と燃料の混合物プロファイル200に影響を与えることができる。
湾曲した進入形状226は、1つの入り口202(および管56)から別の入り口で、変化する深さ212、外径228および/または半径230を有することができる。深さ212、外径228および/または半径230は、1つの入り口202(および管56)から別の入り口で、およそ0から100、1から50、20から25、または3から10パーセント変わる場合がある。内径216と比べて大きな外径228を有する軸方向の空気入り口202および/または大きな深さ212を有する軸方向の空気入り口202によって、内径216とほぼ等しい外径228を有する軸方向の空気入り口202、または浅い深さ212を有する軸方向の空気入り口202と比べて、より多くの下流空気流70が各々の管56の上流端部210へと進むことが可能になる。
図8は、線6−6で切り取った図5の1つの管56の空気取入れ部分30と、各々の軸方向の空気入り口202の別の実施形態の側部断面図である。図8は、管56の上流端部210において入り口プレート203内に配置された軸方向の空気入り口202を示している。この実施形態では、空気取入れ部分30は、管56および入り口プレート203に沿って延びる先細の進入形状204を含んでいる。他の実施形態では、空気取入れ部分30は、管56および入り口プレート203に沿って延びる湾曲した進入形状226(図7を参照)を含む場合もある。いくつかの実施形態において、軸方向の空気入り口202は、入り口プレート203を貫通する全体に円筒形であってよく、その一方で軸方向の空気入り口202は、管56の上流端部210において先細の進入形状204または湾曲した進入形状226を有する。他の実施形態において、軸方向の空気入り口202は、管56の上流端部210において全体的に円筒形であってよく、その一方で入り口プレート203は、先細の進入形状204または湾曲した進入形状226を有する。入り口プレート203は、燃料ノズル12の1つまたは複数の管56に対して軸方向の空気入り口202を有する場合もある。軸方向の空気入り口202(例えば先細の進入形状204)は、入り口プレート203の深さ242(または厚さ)の範囲内に、あるいは図8に示されるように入り口プレート203の深さ242と、管56の厚さ244の両方の範囲内に配置される場合がある。入り口プレート203は、先細の進入形状204、湾曲した進入形状226または直線の進入形状220またはそれらを組み合わせたものを含むことができる。上記に記載したように、いくつかの実施形態において、各々の軸方向の空気入り口202およびそれぞれの管56は、別々の入り口プレート203を有することができる。他の実施形態において、燃料ノズル12の全てのまたは一部の(例えば列)管56が、共通の入り口プレート203を有する場合もある。よって互いに異なる進入形状の軸方向の空気入り口202を、複数の管56から1つまたは複数の構造体(例えば共通のプレート203)上に配置することができる。
図9は、複数の管の燃料ノズル12の複数の管56の間の互いに異なる構造の空気取入れ部分30、特に軸方向の空気入り口202の断面図を示している。図9は、下流空気流路70が、複数の管の燃料ノズル12の複数の管56に対する空気取入れ部分30の軸方向の空気入り口202に接近する様子を示している。下流空気流路70は、進入速度プロファイル250を有しており、これは燃焼器16の上流端部部分44または下流端部部分46における障害物(例えば燃料導管42、支持体、および流れ方向にある様々な障害物、曲がり角、転換地点など)、圧縮空気34が燃焼器16へと入る進入地点60(例えば流れスリーブ38、端部カバー40など)、内側流路66における分散空間、重力、摩擦または他の要因、あるいはそれらを組み合わせたものを含めた多くの要因によって影響を受ける可能性がある。進入速度プロファイル250は、燃料領域54に進入する空気と燃料の混合物32の空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与える。特定の実施形態において、燃焼領域54に進入する空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度が均一なことにより、燃料ノズル12のノズル壁50全体にわたって温度が均一になる、特定の管56に対する熱負荷が抑えられる、燃焼が均一になる、または排気(例えばNOx、CO、CO2)が抑えられる、あるいはそれらの組み合せが実現することになる。いくつかの実施形態において、特定の管56の空気と燃料の混合物32を各々の軸方向の空気入り口202によってリッチ化することで、燃焼領域54においてパイロットとして作用することもある。他の実施形態において、他の管56の空気と燃料の混合物32を各々の軸方向の空気入り口202によって徹底的にリーン化することで、燃焼器16の臨界領域における熱負荷を抑える場合もある。
進入速度プロファイル250は、空気取入れ部分30が下流空気流路70とノズル壁50間の空気流に影響を及ぼさない限り、空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度と大体似ている。空気取入れ部分30は、各々の管56へと進む下流空気流路70の圧力降下を高め、その量を増加させることで、管56を出ていく空気と燃料の混合物32の出口速度を下げ、その量を削減することができる。例えば大きな上流の直径206、特定の深さおよび/または幅の角度の先細形状204、あるいは大きな半径230を有する空気取入れ部分30は、狭い上流の直径206、浅いおよび/または狭い角度の先細形状204、小さな半径230あるいは直線の進入形状220を有する空気取入れ部分30より、各々の管56を通過する下流空気流路70の圧力降下およびその量に大きな影響を与える可能性がある。狭い上流の直径206、浅い先細形状204、小さな半径230または直線の進入形状220は、圧力降下を高め、各々の管56を通過する空気34の量を削減することで、燃焼領域54に進入する空気と燃料の混合物32の速度を下げ、その量を削減することにつながる。このようにして、互いに異なる構成の空気取入れ部分30(例えば1つの管56から別の管)は、燃焼領域54に進入する空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることができる。
図9に示される実施形態は、燃料ノズル12の外周87付近で低速となる下流空気流路70を示している。均一な出口速度の空気と燃料の混合物プロファイル200を形成するために、互いに異なる構成の軸方向の空気入り口202は、外周87付近の管56より、燃料ノズル12の中心軸86付近で管56を出ていく空気と燃料の混合物32の出口速度を低下させることができる。例えば示される実施形態では、中心軸86付近の管56の第1の列162の軸方向の空気入り口202は、直線の進入形状220(例えば円筒形の進入形状)を有することができる。管56の第2の列164は、カウンタボアに似た先細の進入形状204(例えば1つまたは複数の円錐形の進入形状)を有することができ、管56の第3の列166は、深い先細の進入形状204を有することができ、第4の列168は、大きな半径230を有する湾曲した進入形状226を有することができる。種々の構成の軸方向の空気入り口202を複数の管56に対して利用することで、空気と燃料の混合物出口部分150から燃焼領域54に進入する空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることができる。
空気と燃料の混合物32を形成するのに下流空気流70に加えるべき燃料14は、燃料入り口188を介して管56の燃料取入れ部分74へと噴射することができる。図9に示される一実施形態では、燃料14は、軸方向72にほぼ直交して燃料ノズル12の燃料チャンバ53に進入することができる。上記で考察したように、いくつかの実施形態において、燃料14は、軸方向72から燃料チャンバ53に進入する。燃料チャンバ53は、ノズル壁50と、チャンバ壁51と、燃料ノズル12の外周87とによって画定することができる。いくつかの実施形態において、燃料チャンバ53は、燃料入り口188を介して燃料ノズル12の各々の管56に流体接続されてよい。あるいは他の実施形態において、燃料チャンバ53は、一部の管56のみ(例えば1つまたは複数の列)に流体接続される場合もある。さらにいくつかの実施形態において、実質的に同量の燃料14が、各々の管56に噴射される。他の実施形態において各々の管56に噴射される燃料14の量は、それぞれ異なるように調節することができる。
特定の実施形態において、空気取入れ部分30は、半径方向の空気入り口260を含むことで、空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることができる。図10に示されるように、1つまたは複数の空気分配チャンバ55からの空気を、半径方向の空気入り口260を介して複数の管56に噴射することができる。いくつかの実施形態において、空気分配チャンバ55は、半径方向の空気入り口260を介して各々の管56(例えば第2の空気分配チャンバ264)と流体接続される場合もある。他の実施形態において、空気分配チャンバ55は、一部の管56のみと流体接続される場合もある(例えば第1の空気分配チャンバ262)。半径方向の空気入り口260を介して管56の空気取入れ部分30に噴射される空気34によって、管56を通過する空気流70の圧力をさらに降下させ、その管56の空気と燃料の混合物出口部分150を出て燃焼領域54へと進入する空気と燃料の混合物32の出口速度を下げることができる。いくつかの実施形態において、空気取入れ部分30に噴射される空気34は、管56を出ていく空気の量を増加させることができ、これは空気と燃料の混合物32の燃料/空気比に影響を与えることができる。半径方向の空気入り口260を介して噴射される空気34は、上記で考察したように軸方向の空気入り口202と同様に、空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度および空気と燃料の混合物32の組成に影響を与えることができる。燃料14は、図9によって概ね上記に記載したように、燃料入り口188を介して管56の燃料取入れ部分74に噴射することができる。
いくつかの実施形態において、各々の管56に対する半径方向の空気入り口260は、軸方向の空気入り口202と、燃料取入れ部分74の燃料入り口188の間で空気取入れ部分30の中に配置することができる。この実施形態では、少なくとも1つの空気分配チャンバ262を、燃料ノズル12の中で燃料チャンバ53の上流に配置することができる。1つまたは複数のチャンバ壁51は、他の空気分配チャンバ264、燃料チャンバ53および/または他の燃料ノズル12から空気分配チャンバ262を隔てることができる。他の実施形態において、少なくとも1つの空気分配チャンバ262は、燃料チャンバ53と燃焼領域54の間に配置される場合もある。いくつかの実施形態において、空気34は、各々の燃料ノズル12の外周87から少なくとも1つの空気分配チャンバ262に進入する場合もある。例えば空気34は、流れスリーブ38付近の上流空気流路62(図2)から空気分配チャンバ262、264に進入する場合もある。いくつかの実施形態において、空気は、圧縮機24の段、スタンドアローン圧縮機、圧力容器または別の供給源から空気分配チャンバ262、264に進入する場合もある。半径方向の空気入り口260を介して管56に噴射される空気は、下流空気流70によって管56を通って流れる空気より、高い圧力であってよい。
いくつかの実施形態において、各々の燃料ノズル12の1つまたは複数の空気分配チャンバ262、264に進入する空気の量、圧力および速度を動的に調節することができる。例えば空気分配チャンバ262、264に供給される空気34は、圧力および/または速度を上げるように調節され、これにより半径方向の空気入り口260によって空気分配チャンバ262、264と流体接続する各々の管56に対する圧力降下を高めることができる。他の実施形態において、空気分配チャンバ262に供給される空気の量を調節することで、燃料/空気比を含めた空気と燃料の混合物32の特性に影響を与える場合もある。例えば始動時に半径方向の空気入り口260を介して供給される空気を少なくすることで、空気と燃料の混合物32をリッチ化することができるのに対して、より多くの空気を半径方向の空気入り口260を介して供給することで、作動する間空気と燃料の混合物32を徹底的にリーン化することもできる。このような動的な調節は、弁268または他の流れ調整デバイスを作動させることによって、制御装置266、操作者またはそれらを組み合わせたものによって行なわれてよい。いくつかの実施形態において、制御装置266および/または操作者は、1つまたは複数の空気分配チャンバ262、264への空気の供給を当面遮断される場合があり、これにより半径方向の空気入り口260からは全く空気が噴射されなくなる。
数、パターン、サイズ、形状および半径方向の入り口角度270を含めた半径方向の空気入り口260の各々の構成は、以下に詳細に記載するように空気と燃料の混合物32、および空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることができる。例えば半径方向の空気入り口260の互いに異なる半径方向入り口構成は、1つまたは複数の半径方向の入り口角度、1つまたは複数の半径方向の入り口サイズ、あるいは半径方向の空気入り口当たりの1つまたは複数の開口、あるいはそれらを組み合わせたものを含むことで、空気と燃料の混合物プロファイル200に影響を与えることができる。いくつかの実施形態において、空気34は、第1の空気分配チャンバ262に向けられ、第1の空気流を燃料ノズル12の第1のセットの半径方向の空気入り口260に供給し、空気と燃料の混合物プロファイル200および空気と燃料の混合物32の出口速度に対する第1の作用を生成することができる。図10に示される一部の実施形態において、空気34は、第2の空気分配チャンバ264に向けられ、第2の空気流を燃料ノズル12の第2のセットの半径方向の空気入り口260に供給し、空気と燃料の混合物プロファイル200および空気と燃料の混合物32の出口速度に対する第2の作用を生成することができる。上記に考察したように、制御装置266および/または操作者が、各々の空気分配チャンバ262、264に供給される空気34を動的に調節することで、空気と燃料の混合物プロファイル200に対する、噴射された空気34の作用を高めたり、抑えたりすることができる。いくつかの実施形態において、空気34が、両方のチャンバ262、264に一度に供給される場合もある。例えば第1の空気分配チャンバ262に対する第1の構成の半径方向の空気入り口260は、空気34が第1のチャンバのみに供給される場合、第1の作用を生成することができ、第2の空気分配チャンバ264に対する第2の構成の半径方向の空気入り口260は、空気34が第2のチャンバのみに供給される場合、第2の作用を生成することができる。第1の空気分配チャンバ262および第2の空気分配チャンバ264の両方に供給される空気34は、空気と燃料の混合物プロファイル200および空気と燃料の混合物32の出口速度に対する第3の作用を生成することができる。さらに各々の燃料ノズル12は、2つ以上の空気分配チャンバ、例えば2、3、4、5、6、7、8、9または10個の空気分配チャンバを含む場合があり、このチャンバは、空気34が供給されることで、空気と燃料の混合物プロファイル200および空気と燃料の混合物32の出口速度に対して複数の作用を生成することができる。
多様なタイプの半径方向の空気入り口260を介して管56に空気を噴射することができる。図10に示されるように、半径方向の空気入り口260は、1つまたは複数の半径方向の入り口角度270で管56に空気を噴射することができる。このような半径方向の入り口角度270は、各々の管56の軸170、172、174、176とおよそ0°から180°の間であってよい。特定の実施形態において、管56に対する半径方向の入り口角度270は、管56の軸170、172、174および176と、およそ5°、10°、20°、30°、45°、60°、70°、90°、110°、120°、135°、150°、160°、170°または175°であってよい。半径方向の入り口角度270は、管56の中を流れる空気の圧力降下および速度に影響を与えることができる。例えば90°より小さい半径方向の入り口角度270は(少なくとも一部が、管56の中の流れに逆らう)、90°を超える半径方向の入り口角度270よりも、管56の中の空気の圧力および速度を下げることができる。さらに管56は、互いに異なる構成の半径方向の空気入り口260を有することで、空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることもできる。このようにして、互いに異なる構成の空気取入れ部分30は、燃焼領域54に進入する空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与えることができる。一実施形態において、管56が、管56の各々の列(例えば、162、164、166および168)に対応する各々の管56に対して、互いに異なる半径方向の入り口角度270を有することができる。別の実施形態において、各々の管56に対する半径方向の入り口角度270は、列162から列168まで徐々に広がる場合もある。いくつかの実施形態において、図10に示されるように中心軸86付近の管56が、90°未満の半径方向の入り口角度270を有することで、中心軸86付近の空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度をさらに低下させ、より均一な空気と燃料の混合物プロファイル200を形成することができる。例えば中心軸86から外側にある列162、164、166および168の半径方向の入り口角度270は、それぞれ15°、45°、90°および135°であってよい。列162、164、166および168に関する半径方向の入り口角度の他の例は、これに限定するものではないがそれぞれ30°、60°、90°および120、あるいは45°、45°、90°および90°が含まれる。いくつかの実施形態において、各々の半径方向の空気入り口の半径方向の入り口角度270は90°である。
図11から図13は、図10の線11−11で切り取った燃料ノズル12の一部の側部断面図であり、複数の管56に噴射される空気に影響を与える種々の機構を図示している。図11から図13に示されるように、各々の管56は、1セットの半径方向の空気入り口260を含んでいる。管154、156、158および160は、半径方向の空気入り口260のセット272、274、276および278を含んでいる。特定の実施形態において、半径方向の空気入り口260のセット272、274、276および278は、互いに対して異なる形状(例えば直線構成、キーホールなど)または配置(例えば異なるパターン、分布、位置など)を含むことができる。例えば図11に示されるように、各々の管56にある半径方向の空気入り口260は、半径方向102で同一の軸方向の位置に整列されている。特定の実施形態において、各々の管56にある半径方向の空気入り口260はまた、軸方向72に続くように整列される、あるいは互いに対して半径方向および軸方向に整列される(図12および図13を参照)場合もある。
図11に示されるように、半径方向の空気入り口260のセット272、274、276および278は、互いに対して異なるサイズを有する。各々のセット272、274、276および278における半径方向の空気入り口260のサイズは、管154から管160へと次第に小さくなり、よって半径方向102で中心軸86から外向きに小さくなる。例えば管156にある半径方向の空気入り口260のセット274のサイズは、管154にある半径方向の空気入り口260のセット272のサイズより小さく、管158にある半径方向の空気入り口260のセット276のサイズは、管156にある半径方向の空気入り口260のセット274のサイズより小さく、管160にある半径方向の空気入り口260のセット278のサイズは、管158にある半径方向の空気入り口260のセット276のサイズより小さい。例えば半径方向の空気入り口260の直径は、例えば1つの管56から別の管に半径方向102に、およそ0.1から20、0.1から10または0.1から5倍変化する(例えば短くなる)場合がある。いくつかの実施形態において、半径方向の空気入り口260の直径は、およそ0.015インチから0.04インチの範囲であってよい。例えば半径方向の空気入り口の直径は、およそ0.015、0.020、0.023、0.025、0.030および0.040インチ、あるいはその間の任意の距離であってよい。半径方向の空気入り口のサイズが小さくなる結果として、燃料/空気事前混合比が、管154から管160に半径方向102に上がる可能性がある。管56にある半径方向の空気入り口260のサイズが小さくなる結果として、各々の管の中の燃料流が、半径方向102に減少する可能性がある。燃料ノズル12の中心軸86から半径方向102に外向きの空気流がリーン化されるおよび/または燃料ノズル12の中心軸86に向かう燃料流がリッチ化された場合、半径方向の空気入り口260のサイズが可変であることにより、高温の燃焼生成物の再循環領域を燃料ノズル12のノズル壁50全体にわたって実質的に縮小することができる。したがって半径方向の空気入り口260のサイズが可変であることにより、ホットスポットを抑える助けをし、燃料ノズル12の操作性および耐久性を高める。特定の実施形態において、セット272における半径方向の空気入り口260のサイズのみが異なっており、他のセット274、276および278の半径方向の空気入り口260のサイズは同一である。他の実施形態において、セット272および274の両方の半径方向の空気入り口260のサイズは、互いに異なり、かつ他のセット276および278とも異なっており、その一方でセット276および278の半径方向の空気入り口260のサイズは同一である。
図12に示されるように半径方向の空気入り口260のセット272、274、276および278は、異なる数の半径方向の空気入り口260を含んでいる。いくつかの実施形態において、管56または管56の列84が、いずれの半径方向の空気入り口260も持たない場合もある。示されるように各々のセット272、274、276および278は、半径方向102に変化する(例えば減少する)数が変化する半径方向の空気入り口260を有する。例えば管156は、管154(例えば全部で8つ)より少ない数の半径方向の空気入り口260を有し(例えば全部で6つ)、管158は、管156(例えば全部で6つ)より少ない数の半径方向の空気入り口260を有し(例えば全部で4つ)、管160は、管158(例えば全部で4つ)より少ない数の半径方向の空気入り口260を有する(例えば全部で2つ)。各々のセット272、274、276および278における半径方向の空気入り口260の数は、管154から管160まで減少する、よって半径方向102に中心軸86から外向きに減少することで、燃料/空気比が半径方向102に変化する。例えば半径方向の空気入り口260の数は、1つの管56から別の管に半径方向102に、およそ0から50、0から20または0から10パーセントだけ変化する(例えば減少する)可能性がある。例えば半径方向の空気入り口260の数は、1つの管56から別の管に半径方向102に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9または10、あるいは任意の他の数だけ変化する(例えば減少する)場合がある。各々の管56にある半径方向の空気入り口260の数が半径方向102に減少することにより、燃料ノズル12の中心軸86付近の管56の空気流の速度が、外周87付近の管56よりも低下し、これにより、より均一な空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度を形成することができる。別の実施形態において、半径方向の空気入り口260の数が、燃焼器16の中心軸から半径方向102に増加または減少することで、より均一な空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度を形成する場合もある。空気と燃料の混合物プロファイル200が燃料ノズル12全体にわたってより均一になることで、数が変化する半径方向の空気入り口260は、燃料ノズル12のノズル壁50全体にわたる再循環を実質的に抑えることができ、よってノズル壁50全体にわたってより適切に熱を分散させることができる。したがって数が変化する半径方向の空気入り口260は、ホットスポットを抑える助けをし、燃料ノズル12の操作性および耐久性を高める。特定の実施形態において、サイズおよび数が変化する(例えば減少する)半径方向の空気入り口260が、管56の中に半径方向102に配置されることもある。いくつかの実施形態において、セット272における半径方向の空気入り口260の数は、異なっており、他のセット274、276および278の半径方向の空気入り口260の数は同一である。他の実施形態においてセット272および274両方の半径方向の空気入り口260の数は互いに異なり、他のセット276および278とも異なっており、その一方で、セット276および278の半径方向の空気入り口260の数は同一である。
図13は、複数の管56の別の実施形態を示している。示されるように管56にある半径方向の空気入り口260の各々のセット272、274、276および278は、異なる数の半径方向の空気入り口260を有することで、上記に記載したように空気と燃料の混合物プロファイル200の出口速度に影響を与える。これに加えて、複数の管56は、異なる直径を有することができる。当然のことながら、図13に示される複数の管56は、半径方向102に中心軸86から離れるにつれて、すなわちそこから外向きに直径が小さくなっている。管154、156、158および160はそれぞれ直径280、282、284および286を有する。管の直径280、282、284および286は、およそ0.05インチから0.3インチの範囲であってよい。例えば管の直径280、282、284および286は、およそ0.05、0.1、0.15、0.20、0.25または0.30インチ、あるいはその間の任意の距離であってよい。管の直径280、282、284および286は、半径方向102に管280から管286に短くなる。例えば管156の直径282は、管154の直径280から短くなり、管158の直径284は、管156の直径282から短くなり、管160の直径286は、管158の直径284から短くなる。特定の実施形態において、管56の直径は、1つの管56から別の管に半径方向102に、およそ0.1から10、0.1から5または0.5から2倍変化する(例えば短くなる)場合がある。特定の実施形態において、等量の空気が各々の管56の中を流れることができるため、直径が短くなることで、1つの管56から別の管に半径方向102に流速が速まることになる場合がある。他の実施形態において、管56の直径が短くなることで、1つの管56から別の管に半径方向102に流量が減少することになる場合がある。これに加えて、半径方向の空気入り口260の数が変化する(例えば1つの管56から別の管に半径方向102に減少する)。よって示される実施形態では、直径が変化する管と、数が変化する半径方向の空気入り口260を組み合わせることで、流れ調節機構として機能し、均一な空気と燃料の混合物プロファイル200を形成する、低速領域を縮小する、あるいは再循環を抑えることで、保炎、フラッシュバック、ホットスポットおよび燃料ノズル12に対するダメージの可能性を抑える。いくつかの実施形態において、流れ調節機構は、直径が変化する管56、数が変化する半径方向の空気入り口260、サイズが変化する半径方向の空気入り口260またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。特定の実施形態において、複数の管56の異なる管の直径は、半径方向102に、燃料ノズル12の中心軸86から離れるように、ちょうど管56の第1の列162(例えば管154)まで、あるいは最大でも管56の第2の列164(例えば管156)まで変化する場合がある。いくつかの実施形態において、セット272における半径方向の空気入り口260の数は異なり、他のセット274、276および278の半径方向の空気入り口260の数は同一である。他の実施形態においてセット272および274両方の半径方向の空気入り口260の数は、互いに異なり、他のセット276および278とも異なっており、その一方でセット276および278の半径方向の空気入り口260の数は、同一である。
開示される実施形態の技術的な効果は、それぞれ異なる空気取入れ部分30を備えた燃料ノズル12(例えば複数の管の燃料ノズル)を提供することを含んでいる。空気取入れ部分(例えば軸方向の空気入り口202および/または半径方向の空気入り口260)30は、半径方向102に燃料ノズル12の中心軸86から離れるように、燃料ノズル12の管56の特定の列84まで、あるいは燃焼器16の中心軸110から半径方向102に離れるように変化することができる。特に空気取入れ部分30は、空気と燃料の混合物32をリーン化する、あるいは管56と炎との接触を抑えることができる。例えば空気取入れ部分30は、互いに異なる軸方向の空気入り口202と、互いに異なる半径方向の空気入り口260を含むことができる。このような空気取入れ部分30は、例えば出口速度などの空気と燃料の混合物プロファイル200の特性に実質的に影響を与え、これによりホットスポットを抑え、燃料ノズル12の操作性および耐久性を高め、排気(例えばNOx排出)を抑えることができる。
複数の管56の間の互いに異なる構成の空気取入れ部分30は、多様な軸方向の空気入り口202(例えば先細の、湾曲した、および/または直線の)を、多様な半径方向の空気入り口260(例えば1つまたは複数の半径方向の入り口角度、1つまたは複数の半径方向の入り口サイズおよび/または半径方向の空気入り口当たりの1つまたは複数の開口)と組み合わせることを含めることができる。例えば上記で考察したように図10は、互いに異なる構成の空気取入れ部分30を示しており、管56の各々の列(例えば162、164、166および168)が異なる組み合わせの空気取入れ部分30を有することで、進入速度プロファイル250が不均一であったとしても、均一な出口速度の空気と燃料の混合物プロファイル200を形成する。この実施形態では、管56の内側の列162は、直線の進入形状220と、小さな(例えば15°)半径方向の入り口角度270に向けられる1セットの2つの半径方向の空気入り口260とを有する。管56の第2の列164は、入り口プレート203内に限って先細の進入形状204を有する軸方向の空気入り口202と、管56の中の直線の進入形状220と、垂直な半径方向の入り口角度270を有する第1のセットの2つの半径方向の空気入り口260と、45°の半径方向の入り口角度270を有する第2のセットの半径方向の空気入り口260とを有する。管56の第3の列166は、入り口プレート203と管56を貫通する先細の進入形状204と、垂直な半径方向の入り口角度270を有する第1のセットの4つの半径方向の空気入り口260と、垂直な半径方向の入り口角度270を有する第2のセットの2つの半径方向の空気入り口260とを有する。管56の第4の列168は、入り口プレート203と管56を貫通する湾曲した進入形状226と、大きな(例えば135°)半径方向の入り口角度270で管56にそれぞれ向けられる2つの半径方向の空気入り口260を有する2セットの半径方向の空気入り口260とを有する。他の実施形態において空気取入れ部分30は、少なくともある程度は燃焼器16におけるその位置に基づいて、各々の管に対して変わる場合もある。例えば燃料ノズル12および/または管56が半径方向に、または列162に配置されない燃焼器16の場合、空気取入れ部分30は、少なくともある程度は燃焼器16における燃料ノズル12および/または管56の位置(例えば中心、外側、横方向または垂直位置)に基づいてよい。他の互いに異なる構成の空気取入れ部分も想定され、これは、上記に記載した軸方向の空気入り口、半径方向の空気入り口、入り口プレートおよび空気分配チャンバの種々の他の組み合わせを含めることができる。
上記の書面による記載は、最適な態様を含めたいくつかの例を使用して本発明を開示し、また当業者が本発明を実施することを可能にしており、これには任意のデバイスまたはシステムの作製および利用、ならびに任意の採用された方法の実施が含まれる。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義されており、当業者が思い付く他の例を含むことができる。このような他の例は、それらが特許請求の範囲の文字通りの言い回しと同じ構造上の要素を有する場合、あるいはそれらが特許請求の範囲の文字通りの言い回しとわずかな違いのある等価な構造上の要素を含む場合、特許請求の範囲の範囲内にあることが意図されている。
10 タービンシステム
12 燃料ノズル
14 燃料
16 燃焼器
18 タービン
20 排ガス出口
22 シャフト
24 圧縮機
26 空気取込み
28 負荷
30 互いに異なる空気取入れ部分
32 空気と燃料の混合物
34 空気
38 流れスリーブ
40 端部カバー
42 燃料導管
44 上流端部部分
46 下流端部部分
48 燃料ノズル本体
50 ノズル壁
51 チャンバ壁
52 チャンバ
53 燃料チャンバ
54 燃焼領域
55 空気分配チャンバ
56 管
58 矢印
60 空気進入口
62 上流空気流路
64 軸方向
66 内側流路
68 矢印
70 下流空気流路
72 軸方向
74 燃料取入れ部分
76 燃料流路
78 キャップ部材
80 中央燃料ノズル
82 外側燃料ノズル
84 複数の列
86 中心軸
87 燃料ノズルの外周
88 内周
90 円形のノズル領域
92 円形以外の外周
94 平行な側部
96 平行な側部
98 側部
100 側部
102 半径方向
104 円周方向
106 外周
108 中央部分
110 中心軸
150 混合物の出口部分
154 管
156 管
158 管
160 管
162 列
164 列
166 列
168 列
170 軸
172 軸
174 軸
176 軸
178 半径方向のオフセット
180 半径方向のオフセット
182 半径方向のオフセット
184 半径方向のオフセット
186 矢印
187 そらせ板
188 燃料入り口
190 矢印
198 矢印
200 空気取入れ部分プロファイル
202 軸方向の空気入り口
203 入り口プレート
204 先細の進入形状
205 外壁
206 上流の直径
208 下流の直径
210 上流端部
212 深さ
214 角度
215 軸
216 内径
220 直線の進入形状
222 面
226 湾曲した進入形状
228 外径
230 半径
242 プレートの深さ
244 管の厚さ
250 進入速度プロファイル
260 半径方向の空気入り口
262 第1の空気分配チャンバ
264 第2の空気分配チャンバ
266 制御装置
268 弁
270 半径方向の入り口角度
272 セット
274 セット
276 セット
278 セット
280 直径
282 直径
284 直径
286 直径

Claims (20)

  1. チャンバを取り囲むノズル壁を備える燃料ノズル本体と、
    前記チャンバの中に延びる複数の管と
    を備えた複数の管の燃料ノズル
    を備えるシステムであって、前記複数の管の各々の管が、空気取入れ部分と、燃料取入れ部分と、空気と燃料の混合物の出口部分とを含んでおり、前記複数の管の燃料ノズルが、前記複数の管の間で互いに異なる構成の前記空気取入れ部分を備える、システム。
  2. 各々の空気取入れ部分が、前記複数の管の各々の管の上流端部に向けられた軸方向の空気入り口を備える、請求項1記載のシステム。
  3. 前記互いに異なる構成が、前記複数の管の間で、互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口を備える、請求項2記載のシステム。
  4. 前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口が、1つまたは複数の先細の進入形状、1つまたは複数の湾曲した進入形状、あるいは1つまたは複数の直線の進入形状、あるいはそれらを組み合わせたものを含む、請求項3記載のシステム。
  5. 前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口が、それぞれが異なる先細の角度を有する外壁を有する前記1つまたは複数の先細の進入形状を備える、請求項4記載のシステム。
  6. 前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口が、それぞれが異なる湾曲半径を有する外壁を有する前記1つまたは複数の湾曲した進入形状を備える、請求項4記載のシステム。
  7. 前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口が、前記複数の管と一体式である、請求項3記載のシステム。
  8. 前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口が、前記複数の管とは別の1つまたは複数の構造体に配置される、請求項3記載のシステム。
  9. 共通のプレートが、前記複数の管に対して前記互いに異なる進入形状の前記軸方向の空気入り口を有する、請求項8記載のシステム。
  10. 各々の空気取入れ部分が、前記複数の管の各々の管の中に1つまたは複数の半径方向の空気入り口を備える、請求項1記載のシステム。
  11. 前記互いに異なる構成が、前記複数の管の間で、互いに異なる半径方向の入り口構成の前記半径方向の空気入り口を備える、請求項10記載のシステム。
  12. 前記互いに異なる半径方向の入り口構成の前記半径方向の空気入り口が、1つまたは複数の半径方向の入り口角度、1つまたは複数の半径方向の入り口サイズ、あるいは半径方向の空気入り口当たりの1つまたは複数の開口、あるいはそれらを組み合わせたものを含む、請求項11記載のシステム。
  13. 前記複数の管の周りに制御装置と、第1の空気分配チャンバが配置され、前記第1の空気分配チャンバが、第1の空気流を第1のセットの前記半径方向の空気入り口に供給するように構成され、前記制御装置が、前記第1の空気流を調節するように構成される、請求項10記載のシステム。
  14. 前記複数の管の周りに第2の空気分配チャンバが配置され、前記第2の空気分配チャンバが、第2の空気流を第2のセットの前記半径方向の空気入り口に供給するように構成され、前記制御装置が、前記第2の空気流を調節するように構成される、請求項13記載のシステム。
  15. 前記複数の管の燃料ノズルを有するタービン燃焼器またはタービンエンジンを備える、請求項1記載のシステム。
  16. チャンバを取り囲むノズル壁を含む燃料ノズル本体と、
    前記チャンバの中に延びる複数の管と
    を備えた複数の管の燃料ノズル
    を備えるシステムであって、前記複数の管の燃料ノズルが、前記複数の管の間で、互いに異なる構成の空気取入れ部分を備え、前記互いに異なる構成が、前記複数の管の間で流れの配分を調節するように構成される、システム。
  17. 前記複数の管の燃料ノズルを有するタービン燃焼器またはタービンエンジンを備える、請求項16記載のシステム。
  18. 前記互いに異なる構成が、前記複数の空気取入れ部分の間で、互いに異なる進入形状の軸方向の空気入り口を含み、または前記複数の空気取入れ部分の間で、互いに異なる半径方向の入り口構成の半径方向の空気入り口を含み、またはそれらを組み合わせたものを含む、請求項16記載のシステム。
  19. 複数の管の燃料ノズルの本体の中に延びる複数の管の中に燃料を受け取るステップと、
    それぞれの複数の空気取入れ部分を介して前記複数の管の中に異なるように空気を受け取るステップであって、前記複数の管の燃料ノズルが、前記複数の管の間で、互いに異なる構成の前記空気取入れ部分を備える、ステップと、
    前記複数の管から空気と燃料の混合物を出力するステップと
    を含む方法。
  20. 前記互いに異なる構成が、前記複数の空気取入れ部分の間で、互いに異なる進入形状の軸方向の空気入り口を含み、または前記複数の空気取入れ部分の間で、互いに異なる半径方向の入り口構成の半径方向の空気入り口を含み、またはそれらを組み合わせたものを含む、請求項19記載の方法。
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