JP2013233321A - 保育器 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右処置扉のどちら側からも臥床台の傾動操作が可能であり、児収容室内の清拭及び消毒が容易に行え、作業性を向上させることができる保育器を提供する。
【解決手段】傾動機構41のアーム42は、回転軸53の軸線方向と直交する方向に沿う支軸55の一端に接続され、支軸55の他端が児収容室7の外部に延びて駆動ユニット43と接続され、駆動ユニット43は、支軸55と直交する方向に沿う送りねじ軸44と、その送りねじ軸44に係合してその軸線方向に移動するラックギア45と、ラックギア45に噛み合うピニオンギア46とを備え、ピニオンギア46の回転中心に支軸55が固定され、送りねじ軸44の両端部にその送りねじ軸44に回転を加える回転操作部61がそれぞれ設けられ、回転操作部61がフード8の外側でそのフード8の両側方に向けて配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、児を寝かせる臥床台の傾きを調整する機能を有する保育器に関するものである。
児を平らな臥床台面に寝かしておくと、児の頭が心臓位置より下がり、脳がうっ血し易くなることから、臥床台を傾斜させて頭を心臓位置よりも高くする必要がある。また、日常のケアにおいては臥床台を水平にする必要があるため、保育器には、臥床台を所望の傾斜角度に変更するための傾動機構が備えられている。
特許文献1には、児収容室(幼児隔室)内に臥床台(幼児ベッド)を傾斜させる傾動機構(アクチュエータ機構)が配置された保育器が開示されている。
この特許文献1に開示の保育器では、オペレータの手が、児収容室内にあるか、又はケアを行っている臥床台に近接した位置にあるときに臥床台の傾斜角度を操作することができるようになっており、ケアを中断することなく臥床台の傾斜角度を変更することができる。しかし、このような傾動機構を収容室内に備えた構成では、児収容室内の構造が複雑になり清拭及び消毒が行い難く、児収容室内を衛生に保つためには清拭及び消毒にかかるオペレータの負担が大きい。
そこで、特許文献2には、臥床台を傾斜させる機構部の大部分を児収容室の外部に備え、臥床台を児収容室の外部から操作することができるようにした臥床台の傾動機構が提案されている。この場合、機構部の大部分を児収容室の外部に備える構造としたことで、児収容室内の清拭及び消毒を容易に行うことができ、児収容室内を衛生に保つことができる。
特許第3076801号公報 特許第3718547号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、臥床台の傾動機構を操作する操作部は、児収容室の両側方に配置される左右側処置扉の一方側にのみ配置されており、操作部が配置されていない側の処置扉側から児をケアする際に不便であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、左右処置扉のどちら側からも臥床台の傾動操作が可能であり、児収容室内の清拭及び消毒が容易に行え、作業性を向上させることができる保育器を提供することを目的とする。
本発明の保育器は、児を収容するための児収容室の床を形成する床板と、水平方向に延びる回転軸により該床板上に揺動自在に支持される臥床台と、前記床板上に前記児収容室を形成するフードと、前記臥床台の端部を前記床板に対して揺動させる傾動機構とを備えており、前記傾動機構は、前記児収容室の内部で前記臥床台の端部を昇降して該臥床台を前記回転軸の軸線周りに揺動するアームと、前記児収容室の外部で該アームを回転駆動する駆動ユニットとを有し、前記アームは、前記回転軸の軸線方向と直交する方向に沿う支軸の一端に接続され、該支軸の他端が前記児収容室の外部に延びて前記駆動ユニットと接続され、前記駆動ユニットは、前記支軸と直交する方向に沿う送りねじ軸と、該送りねじ軸に係合してその回転に伴い軸線方向に移動するラックギアと、該ラックギアに噛み合うピニオンギアとを備え、前記ピニオンギアの回転中心に前記支軸が固定され、前記送りねじ軸の両端部に該送りねじ軸に回転を加える回転操作部がそれぞれ設けられ、これら回転操作部が、前記フードの外側で該フードの両側方に向けて配置されていることを特徴とする。
臥床台の傾動機構を操作する回転操作部を送りねじ軸の両端部に設けることで、簡単な構成でありながら、児収容室の両側方に配置される左右側処置扉のどちら側からも臥床台の傾動操作を行うことができる。
また、臥床台の傾動機構を構成する駆動ユニットは児収容室の外部に配置され、アームだけが児収容室の内部に配置される構成とされ、児収容室内の構造が簡略化されていることから、清拭及び消毒を容易に行うことができる。
さらに、臥床台の傾動機構は、送りねじ軸とラックギア及びピニオンギアとを組合せた構成とされており、スムースで静かな臥床台の傾斜を行わせることができるので、臥床台を傾斜させる際のノッキングや急激な移動が防止され、児へのストレスを低減させることができる。
なお、回転操作部は、送りねじ軸の各端部で回転操作方向が逆方向となるが、一方は左手での操作、他方は右手での操作となり、回転方向に対して同じ操作感で操作することができる。
本発明の保育器において、前記回転軸は、前記臥床台の中間位置に配置されているとよい。
臥床台の揺動の支点である回転軸を、臥床台の中間位置に配置することで、回転軸を端部に設けた場合と比べて、揺動に必要な空間を省スペースにすることができる。また、揺動に必要な力も小さくて済み、操作を容易に行うことができる。
本発明の保育器によれば、臥床台の傾動機構を左右側処置扉のどちら側からも操作することができる。また、傾動機構のアームだけを児収容室の内部に配置する構成としたので、児収容室内の構造を簡略化でき、児収容室内の清拭及び消毒が容易に行うことができる。
本発明の一実施形態の保育器における臥床台の傾動機構を示す正面図である。 傾動機構の側面図であって、図1に示すA矢視図である。 傾動機構の斜視図である。 傾動機構の構成を説明する図であり、図3に示すB矢視図である。 傾動機構の上面図であり、図4に示すC方向から見た図である。 傾動機構の断面図であり、図5のD‐D線に沿う断面を示す。 ラックギアの全体図であり、(a)が正面図、(b)が側面図を示す。 保育器の全体斜視図である。 保育器の左側処置扉を正面視した正面図である。 図9に対する右側面図である。 図9に示す状態から左側処置扉を開けた状態を示す正面図である。 図8に示す状態からキャノピー及び加熱器を上昇させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の保育器の一実施形態について説明する。
[保育器の全体構成]
保育器1は、図8〜図10に全体を示したように、キャスター2により移動自在な架台3と、この架台3の上に垂直に立設された支柱4と、この支柱4の上端に設けられたフレーム5と、このフレーム5の上に設置された基台6と、この基台6の上に設けられ児収容室7を囲むフード8と、フレーム5の一端部でフード8の側方位置に垂直に設けられた2本のガイド柱9,10と、これらガイド柱の一方(ガイド柱10)の上端に設けられた加熱器11とを備えており、ガイド柱の他方(ガイド柱9)の上端には、フード8の天井を構成するキャノピー(天蓋)12が取り付けられている。
支柱4は内部にフレーム5を上下移動する昇降機構を内蔵しており、架台3の側部に、昇降機構を操作するためのペダル13が設けられている。
フード8は、児を寝かせる臥床台15が設置される床板16と、児の左右側に配置される左側処置扉17及び右側処置扉18と、児の足側に配置される足側処置扉19と、児の頭側に配置される頭側処置扉20と、これら左右側処置扉17,18、足側処置扉19及び頭側処置扉20により囲まれた児収容室7の上方を閉塞するキャノピー12とにより、ほぼ直方体状に構成される。左側処置扉17、右側処置扉18、足側処置扉19、頭側処置扉20及びキャノピー12は、ほぼ全体が透明樹脂によって構成されており、外部から児収容室7内の児を目視確認できる。
また、図8〜図10ではキャノピー12を下降させてフード8を閉じた状態、図12はキャノピー12を上昇させて児収容室7の上方を開放した状態を示している。また、この図12においては、加熱器11も上昇させ、児収容室7を加熱した状態を示している。
このように、この保育器1は、図8〜図10に示す閉鎖型保育器、及び図12に示す開放型保育器の両方の形態の機能を有している。
各処置扉17〜20のうち、頭側処置扉20は、児収容室7の頭側に立設した垂直姿勢に維持される。これに対して、左右側処置扉17,18及び足側処置扉19は、その下端部が基台6に対して水平な軸(図示略)を中心に揺動自在に取り付けられている。閉鎖型保育器として使用する場合は、各処置扉17〜19とも閉鎖した状態とされ、児のケアのために左右側処置扉17,18を開閉する。図11は閉鎖時に左側処置扉17を回動させて、児収容室7の一側方を開放状態としている。開放型保育器として使用する場合は、左側処置扉17、右側処置扉18及び足側処置扉19の三方を開閉することができる。
さらに、左側処置扉17、右側処置扉18及び足側処置扉19には手入れ窓ユニット25,26が設けられ、閉鎖型保育器として使用する際に、処置扉17〜19を起立させた状態のまま手入れ窓27を手入れ扉28,29により開閉することができるようになっている。頭側処置扉20には、ケーブルやチューブ等を挿通させるためのスリットを有するグロメット部材30が取り付けられている。
また、児収容室7内の床板16の上には、児を載せる臥床台15が設けられている。この臥床台15は、長さ方向の中央部が水平な回転軸51により揺動自在に支持されるとともに、頭側の一端部が傾動機構41に支持され、この一端部を持ち上げることにより、水平方向に対して傾斜した姿勢に保持できるようになっている。その傾動機構41は、フード8の外側に設けられる。
ガイド柱9,10は、同軸上にロッド32が収容され、このロッド32を上下移動させる昇降機構が内蔵されている。キャノピー12は、ガイド柱9のロッド32の上端に取り付けられており、その下降位置で各処置扉17〜20の上端に当接して児収容室7を閉鎖し、上昇位置では、図12に示すように、処置扉17〜20から児の処置のための十分な間隔を明けて退避できるようになっている。加熱器11は、他方のガイド柱10のロッド(図には見えないが、図12のガイド柱9と同様に設けられる)の上端に水平な軸33を中心に回動可能に取り付けられており、その下降位置では、図8等に示すように、ガイド柱10とほぼ平行な垂直方向に折り畳まれた収納姿勢とされ、上昇位置では、垂直方向に対して所定の角度に起こされて児収容室7に上方から熱線を供給する加熱姿勢とされる。
[傾動機構の構成]
臥床台15には、図1に示すように、その中間位置に、揺動の支点(回転中心)となる水平方向に延びる回転軸51が設けられている。そして、床板16には、この回転軸51の両端部と嵌合するガイド溝52が形成された一対の受け台53が設けられており、これら受け台53によって回転軸51の両端部がその軸線周りに回転自在に支持される。これにより、臥床台15が床板16上で回転軸51の軸線回りに揺動自在に支持されるようになっている。
なお、受け台53のガイド溝52は、上部を開放状態に形成したU字溝に形成されており、回転軸51を上方から容易に嵌め込むことができるようになっている。
そして、床板16には、図1及び図2に示すように、床板16上で揺動可能に支持された臥床台15の端部(頭側処置扉20に向いている端部)を昇降移動させることにより、臥床台15を床板16上で揺動させる傾動機構41が備えられている。
傾動機構41は、図3に示すように、臥床台15の端部を昇降移動させるアーム42と、そのアーム42を回転駆動する駆動ユニット43とで構成される。
駆動ユニット43は、図1から図6に示すように、回転軸51の軸線と平行に延びる送りねじ軸44と、その送りねじ軸44に係合してその送りねじ軸44の回転に伴いその送りねじ軸44の軸線方向に移動するラックギア45と、そのラックギア45に噛み合うピニオンギア46と、これら送りねじ軸44、ラックギア45及びピニオンギア46をユニット化して収納するギアボックス47とから構成され、児収容室7の外部に、頭側処置扉20に沿って配置される。
送りねじ軸44は、中央に雄ねじ部44aが形成され、その雄ねじ部44aの両側に軸受48A,48Bが取り付けられており、これら軸受48A,48Bによりギアボックス47に回転自在に支持されている。雄ねじ部44aは左ねじであり、図1では、送りねじ軸44を左回りに回転することにより、ラックギア45が、図1の手前に向けて移動するようになっている。また、ギアボックス47から突出して設けられる両端部には、送りねじ軸44に回転を加える回転操作部61が中継軸49A,49Bを介してそれぞれ接続されている。図中に示す符号81は、児収容室7の外部に配置された駆動ユニット43を覆うユニットカバーであり、ユニットカバー81は、頭側処置扉20の幅寸法とほぼ同じ長さに形成され、ユニットカバー81は、フード8の外側で頭側処置扉20の下端部に並ぶように設けられている。また、各回転操作部61は、ユニットカバー81の両端から突出しており、頭側処置扉20の外側でフード8の両側方に向けて配置される。
ラックギア45は、図7に示すように長尺の直方体形状に形成され、その長さ方向に沿って送りねじ軸44の雄ねじ部44aに螺合する雌ねじ部45aが形成されている。また、ラックギア45の両側面には、その両側面から突出するスライドピン71がそれぞれ設けられており、これらのスライドピン71の先端が、ギアボックス47の摺動面に当接して移動されるようになっている。したがって、ラックギア45は、回転方向の移動が規制された状態で、送りねじ軸44の回転に伴い、送りねじ軸44の軸線方向に沿って移動するように構成されている。また、ラックギア45の上面には、ピニオンギア46と噛み合う複数の歯72が形成されており、ラックギア45の移動に伴いピニオンギア46を回転駆動する。
ピニオンギア46は、扇状に形成され、その外周の円弧面にラックギア45と噛み合う複数の歯が形成されている。ピニオンギア46の回転中心には、臥床台15の回転軸51の軸線方向と直交する方向に沿う支軸55が設けられ、その支軸55の一端にアーム42の一端部42aが接続され、ピニオンギア46とアーム42とは一体に回転駆動される。したがって、アーム42はピニオンギア46の回転に伴い回転し、回転操作部61の回転がアーム42に伝達されるようになっている。
アーム42は、図3及び図5に示すように、クランク状に折り曲げられて形成されており、その他端部42bの軸芯が、一端部42aの軸芯から所定距離だけ変位した配置となっている。これにより、アーム42の一端部42aがその軸芯周りに回転すると、アーム42の他端部42bは一端部42aの軸芯から変位した位置で回転するようになっている。また、アーム42は、図6に示すように、児収容室7の内部に配置されており、その一端部42aは、頭側処置扉20の貫通孔20aに挿通され、ピニオンギア46の支軸55の一端にねじ91により接続されている。そして、支軸55の他端は、児収容室7の外部に延びてピニオンギア46と接続されている。アーム42の他端部42bの先端には、外周面が球状に形成されたころ62が取り付けられ、臥床台15の端部に形成された凹溝部75に嵌め込まれている。ころ62は、凹溝部75の両側面(上下面)に接触し、アーム42の回転に伴って、凹溝部75内で摺動移動しながら、臥床台15の端部を昇降移動させる。
[臥床台の傾動操作]
臥床台15の傾動操作について説明する。
臥床台15の傾斜角度を変更するには、回転操作部61を回転させて送りねじ軸44を回転させる。回転操作部61を回転させると、送りねじ軸44の回転に伴いラックギア45が軸線方向に沿って移動し、ラックギア45の移動に伴いピニオンギア46が回転する。回転操作部61の回転はアーム42に伝達され、回転操作部61の回転に伴いアーム42の他端部42bが回転移動し、臥床台15の端部を昇降移動させることができる。
本実施形態の保育器1においては、傾動機構41は、児収容室7の頭側に配置されており、左側処置扉17側に配置された回転操作部61Lはオペレータの右側に配置され、右側処置扉18側に配置された回転操作部61Rはオペレータの左側に配置されるようになっている。そのため、例えば左側処置扉17側の回転操作部61Lを操作する際には、オペレータは、左手で児をケアしながら、右手で回転操作部61Lを操作し、容易に臥床台15を傾斜させることができる。一方、右側処置扉18側に配置された回転操作部61Rを操作する際には、オペレータは、左手で回転操作部61Rを操作し、右手で児をケアすることができる。
左側処置扉17側の回転操作部61Lを操作する場合、図1の破線矢印で示すように、回転操作部61Lを左回転させると臥床台15の頭部側端部が下降して、臥床台15が回転軸51の軸線周りに右回転する。また、実践矢印で示すように、回転操作部61Lを右回転させると臥床台15の頭部側端部が上昇して、臥床台15が回転軸51の軸線周りに左回転する。また、右側処置扉18側の回転操作部61Rを操作する場合には、回転操作部61Rを右回転させると臥床台15の頭部側端部が下降して、臥床台15が回転軸51の軸線周りに左回転する。そして、回転操作部61Rを左回転させると臥床台15の頭部側端部が上昇して、臥床台15が回転軸51の軸線周りに右回転する。
このように、臥床台15の傾動機構41を操作する回転操作部61を送りねじ軸44の両端部に設けることで、簡単な構成でありながら、児収容室7の両側方に配置される左右側処置扉17,18のどちら側からも臥床台15の傾動操作を行うことができる。なお、回転操作部61は、送りねじ軸44の各端部で回転操作方向が逆方向となるが、一方は左手での操作、他方は右手での操作となり、回転方向に対して同じ操作感で操作することができる。
また、臥床台15の傾動機構41を構成する駆動ユニット43は、児収容室7の外部に配置され、アーム42だけが児収容室7の内部に配置される構成とされ、児収容室7内の構造が簡略化されていることから、清拭及び消毒を容易に行うことができる。しかも、頭側処置扉20の貫通孔20aは、アーム42の回転を支持するだけで良いので、良好に密封することができ、フード8内の衛生環境を阻害することはない。
さらに、臥床台15の傾動機構41は、送りねじ軸44、ラックギア45及びピニオンギア46を組合せた構成とされており、スムースで静かな臥床台15の傾斜を行わせることができるとともに、オペレータが児のケアを行っている間に臥床台15が不用意に移動されないように、設定した傾斜角度に確実に保持することができる。よって、臥床台15を傾斜させる際のノッキングや急激な移動が防止され、児へのストレスを低減させることができる。
また、臥床台15の揺動の支点である回転軸51を、臥床台15の中間位置に配置することで、回転軸を端部に設けた場合と比べて、揺動に必要な空間を省スペースにすることができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前述の実施形態では、左右側処置扉17,18に対して足側処置扉19及び頭側処置扉20を図8等に示すように配置したが、児収容室7内に寝かせられる児の向きにより、足側と頭側とを逆にして使用される場合も想定される。その場合は、手入れ窓ユニット26を取り付けた足側処置扉19が児の頭側となる。したがって、これら足側処置扉及び頭側処置扉を区別することなく端部側処置扉と称し、本発明の傾動機構を端部側処置扉に沿うように配置してもよい。
1 保育器
2 キャスター
3 架台
4 支柱
5 フレーム
6 基台
7 児収容室
8 フード
9,10 ガイド柱
11 加熱器
12 キャノピー
13 ペダル
15 臥床台
16 床板
17 左側処置扉
18 右側処置扉
19 足側処置扉
20 頭側処置扉
20a 貫通孔
25,26 手入れ窓ユニット
27 手入れ窓
28,29 手入れ扉
30 グロメット部材
32 ロッド
33 軸
41 傾動機構
42 アーム
42a 一端部
42b 他端部
43 駆動ユニット
44 送りねじ軸
44a 雄ねじ部
45 ラックギア
45a 雌ねじ部
46 ピニオンギア
47 ギアボックス
48A,48B 軸受
49A,49B 中継軸
51 回転軸
52 ガイド溝
53 受け台
55 支軸
61,61L,61R 回転操作部
71 スライドピン
72 歯
75 凹溝部
81 ユニットカバー
91 ねじ

Claims (2)

  1. 児を収容するための児収容室の床を形成する床板と、水平方向に延びる回転軸により該床板上に揺動自在に支持される臥床台と、前記床板上に前記児収容室を形成するフードと、前記臥床台の端部を前記床板に対して揺動させる傾動機構とを備えており、前記傾動機構は、前記児収容室の内部で前記臥床台の端部を昇降して該臥床台を前記回転軸の軸線周りに揺動するアームと、前記児収容室の外部で該アームを回転駆動する駆動ユニットとを有し、前記アームは、前記回転軸の軸線方向と直交する方向に沿う支軸の一端に接続され、該支軸の他端が前記児収容室の外部に延びて前記駆動ユニットと接続され、前記駆動ユニットは、前記支軸と直交する方向に沿う送りねじ軸と、該送りねじ軸に係合してその回転に伴い軸線方向に移動するラックギアと、該ラックギアに噛み合うピニオンギアとを備え、前記ピニオンギアの回転中心に前記支軸が固定され、前記送りねじ軸の両端部に該送りねじ軸に回転を加える回転操作部がそれぞれ設けられ、これら回転操作部が、前記フードの外側で該フードの両側方に向けて配置されていることを特徴とする保育器。
  2. 前記回転軸は、前記臥床台の中間位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の保育器。
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