JP2013233225A - 電気ケトル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、内部のお湯の温度帯が把握可能であり、お湯の注ぎ量が切り替えられる電気ケトルを提供することにある。
【解決手段】本発明に関わる電気ケトルは、通電されることにより容器7内の水または温水を加熱してお湯を沸かす加熱部8と、お湯の流出量を、第1レバー6が複数箇所に移動操作されることにより、それぞれ対応する複数段に切り替える湯量切り替え部10、11と、お湯の温度を検知する湯温検知部o1と、お湯の温度の温度帯の変化を対応する色の変化で表示する温度帯表示部4h3、9a、9bとを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気ケトルに関する。
従来、電気ケトル、つまり電気やかんは、電源コ−ドを商用電源のコンセントに接続後、スイッチを押下することで通電がなされる。そして、電気ケトルの内部のお湯が沸騰すると沸騰が検知され通電が絶たれる。
そして、ユーザは、湯注ぎロック釦を解除して、電気ケトルの握りを把持して傾けることで、お湯を注ぐ。
なお、出願人等が把握している文献公知発明は特にない。
ところで、従来の電気ケトルは、前記したように、湯沸しスイッチを押下後、通電がなされ沸騰後、通電が絶たれる構成のため、ユーザが電気ケトル内のお湯の温度を把握することが困難である。
そのため、約100℃〜90℃が適温のカップ麺、コーヒー、約90℃〜80℃が適温の煎茶、抹茶、約80℃〜70℃が適温の粉ミルクの各場合にも、ユーザは電気ケトル内のお湯の温度が分らないまま、使用している。そのため、使用対象に適温のお湯を注げない現状にある。
また、コーヒーのドリップ時など少量のお湯を注ぎたい場合にも、電気ケトルの角度を変えて注いでいるため、適量のお湯を注ぐのが難しくなっている。例えば、カップ麺など湯量の配慮がいらない場合と同様な使用状態でユーザの動作に依存している。
また、電気ケトルのお湯を注ぐ場合とお湯を注がない場合とを切り替える湯注ぎロック釦は、電気ケトルの上部に配置されたスライド式のものが過半のため、湯注ぎロック釦をアンロックのまま、電気ケトルを倒すと内部のお湯が漏出する可能性がある。
本発明は上記実状に鑑み、内部のお湯の温度帯が把握可能であり、お湯の注ぎ量が切り替えられる電気ケトルの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に関わる電気ケトルは、通電されることにより容器内の水または温水を加熱してお湯を沸かす加熱部と、前記お湯の流出量を、第1レバーが複数箇所に移動操作されることにより、それぞれ対応する複数段に切り替える湯量切り替え部と、前記お湯の温度を検知する湯温検知部と、前記お湯の温度の温度帯の変化を対応する色の変化で表示する温度帯表示部とを備えている。
本発明によれば、内部のお湯の温度帯が把握可能であり、お湯の注ぎ量が切り替えられる電気ケトルを実現できる。
本発明に係わる実施形態の電気ケトルを前上方から目視した斜視図。 実施形態の電気ケトルを後上方から目視した斜視図。 実施形態の電気ケトルの給電台を斜め上方から目視した斜視図。 実施形態の電気ケトルを分解した状態を示す斜視図。 (a)〜(c)は、それぞれ湯温ランプを点灯させるLEDの発光状態を示す模式図。 ケトル本体内のお湯の温度と沸騰時からの時間を示す図。 ケトル本体から外した蓋部を内部側(裏側)から目視した斜視図。 蓋部を外した本体部を斜め上方から目視した斜視図。 図1のA−A線断面図。 給湯をアンロック(開弁)した状態を示す図1のA−A線断面図。 蓋部の筐体ケースを取り外し、蓋部の内部構造を示す斜め上方から見た斜視図。 本体部から外した蓋部から蓋カバーを外した状態を内部側(裏側)から目視した斜視図。 注ぎ口、湯量切り替えスイッチ周りの構成を示す図1のA−A線断面拡大図。 湯量切り替えスイッチを「湯量小」に切り替えた場合の注ぎ口、湯量切り替えスイッチ周りの構成を示す図1のA−A線断面拡大図。 (a)は湯量切り替えスイッチの単体を斜め上方から目視した斜視図、(b)は(a)のB−B線断面図。 ユーザがケトル本体の注ぎ口からカップなどにお湯を注ぐ状態を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係わる実施形態の電気ケトルを前上方から目視した斜視図である。図2は、電気ケトルを後上方から目視した斜視図である。
図3は、電気ケトルの給電台を斜め上方から目視した斜視図である。
実施形態の電気ケトル1は、内部に入れられた水または温水からお湯を沸かすケトル本体2と、ケトル本体2が載置されケトル本体2に通電がなされる給電台3とを具備している。
図4は、電気ケトルを分解した状態を示す斜視図である。
ケトル本体2は、水または温水が内部に入れられる本体部4と、本体部4の上部開口を蓋して閉塞する蓋部5とを有している。
電気ケトル1は、給電台3と、本体部4および蓋部5で成るケトル本体2とで構成される。
給電台3(図3参照)には、4つの被位置決め凹部3oが凹形状を有して上部に形成されている。4つの被位置決め凹部3oには、ケトル本体2の本体部4の下面から突設される4つの位置決め凸部(図示せず)がそれぞれ嵌入され、本体部4が給電台3に位置決めされ載置される。
給電台3には、電源プラグ3pを有する電源コード3cが接続されている。また、給電台3には、上部中央部にケトル本体2の本体部4の下面に配設される不図示の接続端子と接触して本体部4に電圧(電流)を供給する接続端子3tが配設されている。
電気ケトル1でお湯を沸かすに際しては、電源コード3cの電源プラグ3pを商用電源のコンセント(図示せず)に接続する。そして、ケトル本体2を給電台3上に載置し、給電台3の接続端子3tにケトル本体2の下面の接続端子を接触させることで、ケトル本体2の本体部4に電圧(電流)が供給される。
電気ケトル1の外装品は、PP(polypropylene:ポリプロピレン)などの合成樹脂を用いて射出成形で形成されている。電気ケトル1の外装は、PP以外のPS(polystyrene:ポリスチレン)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)など他の材料を用いて成形してもよい。PPは製造コスト、硬さや耐熱、耐冷の面で好ましい。
電気ケトル1の制御は、ケトル本体2の本体部4内に配設される不図示の制御部で遂行される。
制御部は、マイクロコンピュータと、A/D・D/A変換器、温度・蒸気センサの信号を増幅するセンサ回路、ヒータ制御回路、湯温ランプ4h3の赤と緑の2つのLEDの発光の制御を担うLED制御回路などを有している。
図1に示すケトル本体2の本体部4の前上部には、お湯が注がれる略三角形状を呈する注ぎ口4sが開口されている。
図2に示すケトル本体2の本体部4の後部には、ユーザがお湯を注ぐ際に把持するハンドル4hが後方に突出して形成されている。ハンドル4hは、本体部4の上部と下部とに接続されるとともに胴部4dとの間にスペース(空隙)s1(図4参照)を有する形状に形成されている。ユーザは、スペースs1に手を入れてハンドル4hを把持してケトル本体2を移動させる。つまり、ユーザはハンドル4hを把持して、ケトル本体2を給電台3から外してお湯を注いだり、ケトル本体2を給電台3上に載置する。
ハンドル4hの後面部には、お湯を沸かす際に押下される電源スイッチ4h1と、電源スイッチ4h1が押下された際に点灯する電源ランプ4h2とが設けられている。
電源スイッチ4h1を押下することで、シーズヒータ8(図8中、破線で示す)に通電され、本体部4内の水または温水が沸騰するまで加熱される。この間、電源ランプ4h2が点灯する。沸騰後、シーズヒータ8への通電は絶たれ、電源ランプ4h2が消灯する。
なお、電源スイッチ4h1は、電源オン時にさらに押下することで電源オフする。
<湯温ランプ4h3>
電源ランプ4h2の上方には、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度を色相、すなわち色合いで表現する湯温ランプ4h3が設けられている。
湯温ランプ4h3は、本体部4内のお湯が沸騰後、点灯する。換言すれば、湯温ランプ4h3は、本体部4内のお湯の沸騰前は点灯しない。
湯温ランプ4h3は、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度が約100℃〜約90℃の場合には赤色で点灯する。つまり、湯温ランプ4h3は、本体部4内のお湯が沸騰後に赤色に点灯することとなる。
そして、湯温ランプ4h3は、約90℃〜約80℃の場合には橙色、約80℃〜約70℃の場合には緑色で点灯する。湯温ランプ4h3は、約70℃未満で消灯する。
表1は、湯温ランプ4h3の点灯の色と湯温(お湯の温度)と湯温に適したメニュを示したものである。
Figure 2013233225
湯温ランプ4h3が赤色の場合には、湯温(お湯の温度)が約100℃〜約90℃であり、メニュとしては、カップ麺、コーヒー、紅茶などが適する。
湯温ランプ4h3が橙色の場合には、湯温(お湯の温度)が約90℃〜約80℃であり、メニュとしては、煎茶、抹茶、ジャスミン茶などが適する。
湯温ランプ4h3が緑色の場合には、湯温(お湯の温度)が約80℃〜約70℃であり、メニュとしては、粉ミルクなどが適する。
湯温ランプ4h3は、発光させるのは赤と緑の2つの素子の2色発光体式のLED(Light Emitting Diode)9である。
図5(a)〜図5(c)は、それぞれ湯温ランプを点灯させるLEDの発光状態を示す模式図である。
図5(a)に示すように、後記の温度センサo1(図8参照)でケトル本体2の本体部4内のお湯の温度を検知して、約100℃〜約90℃の場合には、LED制御回路で赤色LED9aに電流を流すことで、湯温ランプ4h3を赤色に点灯させる。
図5(b)に示すように、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度が約90℃〜約80℃の場合には、温度センサo1でお湯の温度を検知して、LED制御回路で赤色LED9aと緑色LED9bとに電流を流すことで、湯温ランプ4h3を橙色に点灯させる。
図5(c)に示すように、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度が約80℃〜約70℃の場合には、温度センサo1でお湯の温度を検知して、LED制御回路で緑色LED9bに電流を流すことで、湯温ランプ4h3を緑色に点灯させる。
図6は、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度と沸騰時からの時間を示す図である。図6の横軸に沸騰時からの時間を示し、図6の縦軸にケトル本体2内のお湯の温度を示す。
図6の「●」は、満水の800mlの場合であり、「■」は、哺乳瓶などの250mlの場合であり、「▲」は、カップ1杯などの140mlの場合である。図6に示すように、沸騰したお湯が冷める時間は湯量が少ないと速く、湯量が多いと遅い。
前記したように、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度が、約100℃〜約90℃の場合には、湯温ランプ4h3が赤色に点灯し、約90℃〜約80℃の場合には、湯温ランプ4h3が橙色に点灯し、約80℃〜約70℃の場合には、湯温ランプ4h3が緑色に点灯する。
そして、ケトル本体2の本体部4内のお湯の温度が、約70℃未満になると、湯温ランプ4h3が消灯する。
なお、湯温ランプ4h3は、沸騰後に点灯する構成としているが、沸騰前にも点灯する構成としてもよい。この場合、お湯を粉ミルクなどに使用するときは、湯温ランプ4h3が緑色になり湯温(お湯の温度)が約80℃〜約70℃になると、電源スイッチ4h1を押下することで電源オフすることができる。同様に、お湯をせん茶、抹茶などに使用するときは、湯温ランプ4h3が橙色になり湯温(お湯の温度)が約90℃〜約80℃になると、電源スイッチ4h1を押下することで電源オフすることができる。そのため、お湯を沸騰させる必要がなく省エネが可能である。
ここで、水質が高くない場合には、殺菌のために、例示したように、湯温ランプ4h3を沸騰後に点灯させるとよい。
<蓋部5>
図1に示すケトル本体2の蓋部5には、中央にふた開閉つまみ5t1、5t2が設けられている。ふた開閉つまみ5t1、5t2は、それぞれコイルバネなどの弾性部材5s(図11参照)により、外方に向け付勢されている。
図7は、ケトル本体から外した蓋部を内部側(裏側)から目視した斜視図である。
ユーザは、ふた開閉つまみ5t1、5t2を、弾性部材5s(図11参照)の弾性力に抗して左右から中央に向けて押圧する(図1の白抜き矢印α1参照)ことで、蓋部5の裏側に設けられた左右のロック部5r(図7参照)が中央側に移動し奥に引っ込む(図7の白抜き矢印β1参照)。これにより、左右のロック部5rの本体部4の対向する箇所に設けられる凹形状の被ロック部4r(図8、図4参照)との係合が外れ、蓋部5を本体部4から取り外すことができる。
また、図7に示すように、蓋部5の内部側は、ステンレス製の蓋カバー5cで覆われている。蓋カバー5cは、複数の子ネジn1が蓋部5に螺着されて蓋部5に取着される。
蓋カバー5cには、多数の給湯孔5kが形成されている。本体部4内に貯留されるお湯は、給湯孔5kを通過して、図1の本体部4の前上部の注ぎ口4sからカップなどに注がれる。
蓋部5の蓋カバー5cには、本体部4内のお湯の蒸気を外部に逃す蒸気排出孔5j1が形成されており、蓋部5の外部側に設けられる蒸気口5j2(図1参照)から蒸気が外部に排出される。
蓋部5の蓋カバー5cの周囲には、本体部4と蓋部5との間を水密にシールするリング状のふたパッキン5pが配設されている。ふたパッキン5pは、例えばシリコーンゴム、ブタジエンゴムなどのゴムが使用される。
<ケトル本体2>
図8は、蓋部を外した本体部を斜め上方から目視した斜視図である。
ケトル本体2の本体部4の内部には、お湯が収容される内容器7が、ステンレス鋼板を用いて、上部に開口を有する有底円筒形状に形成されている。内容器7は、深絞り加工により、上部にフランジ7fを有する有底円筒形状に、初回絞り、再絞りの工程を経て成形される。内容器7の内面は、汚れが除去し易いようにフッ素加工が施される。
内容器7の底板7sの下方には、リング状のシーズヒータ8(図8中、破線で示す)が配置されている。
内容器7の底板7sの下方中央部には、内容器7内のお湯の温度を検知する温度センサo1が配設されている。
本体部4の内部の内容器7の上方には、内容器7内のお湯の蒸気を検知する蒸気センサo2が配設されている。蒸気センサo2で蒸気の濃度を検出することで、内容器7のお湯が沸騰したことを検出する。蒸気センサo2は温度センサに代替してもよい。
本体部4の内部の内容器7の上方には、蓋部5の左右のロック部5r(図7参照)が嵌入する凹形状の被ロック部4rが左右に凹設されている。
図1に示す蓋部5の後部には、給湯レバー5eが設けられている。ユーザは、給湯レバー5eを下方(図1の白抜き矢印α2参照)に押圧することで、ケトル本体2の本体部4内のお湯を本体部4の前上部の注ぎ口4sからカップなどに注ぐことができる。
後記するように、給湯レバー5eが下方(図1の白抜き矢印α2参照)に押圧されない限り、給湯の可/不可を開閉弁で行う流出弁b0(図9参照)は閉弁されているため、給湯できない。これにより、ユーザがケトル本体2を誤って倒した場合にも、内部のお湯が漏出することがない。
<給湯の機構>
以下、電気ケトル1の給湯の機構について説明する。
図9は、図1のA−A線断面図であり、給湯をロックした状態を示している。換言すれば、流出弁b0を閉弁した状態を示している。
図10は、給湯をアンロックした状態を示す図1のA−A線断面図である。換言すれば、流出弁b0を開弁した状態を示している。
図11は、蓋部の筐体ケースを取り外し、蓋部の内部構造を示す斜め上方から見た斜視図である。
給湯レバー5eは、蓋部5に支持軸j1周りに回転自在に支持されており、不図示の弾性部材により図9の矢印β0方向に付勢されている。そして、給湯レバー5eの先端部5e1の上部に当接する一方端部r1を有する第1給湯レバーr0が、蓋部5の支持軸j2周りに回転自在に支持されている。第1給湯レバーr0の他方端部r2は、弁部材b1の上部に上方から当接するように構成されている。弁部材b1は下方から上方に向けて、圧縮コイルバネb2により付勢されている。
図12は、本体部から外した蓋部から蓋カバーを外した状態を内部側(裏側)から目視した斜視図である。
蓋部5の裏側には、複数のボス5bが立設されている。複数のボス5bには、蓋カバー5cを子ネジn1(図7参照)で螺設するための雌ネジn2が螺刻されている。
圧縮コイルバネb2は、図9、図10に示すように、複数のボス5b(図12参照)に螺設された蓋カバー5cに上方から当接するとともに、弁部材b1に下方から当接することで、その弾性力で弁部材b1を上方(図9の矢印β9方向)に付勢している。弁部材b1が圧縮コイルバネb2により上方に押圧され、流出弁b0が閉弁される。
このため、前記したように、ユーザが誤ってケトル本体2を倒した場合にも、流出弁b0が閉弁されていることから、内部のお湯が漏出することがない。
ユーザがケトル本体2から給湯する場合には、ハンドル4hを把持して、ケトル本体2を給電台3から外して、図10に示すように、給湯レバー5eを図10の矢印α2方向に押圧する。すると、給湯レバー5eは、支持軸j1周りに矢印α2方向に回転し、その先端部5e1が、第1給湯レバーr0の一方端部r1を矢印α21方向に押圧する。
すると、第1給湯レバーr0は、支持軸j2周りに矢印α22方向に回転し、第1給湯レバーr0の他方端部r2は、弁部材b1を上方から矢印α23方向に、圧縮コイルバネb2の弾性力に抗して押圧する。すると、弁部材b1が矢印α23方向に移動し、流出弁b0が開弁される。
これにより、図10の太線矢印のように、ケトル本体2内のお湯が外部に流出可能となり、ユーザはお湯を注ぐことができる。
一方、ユーザがお湯を注ぐのを止める時は、図10の給湯レバー5eの矢印α2方向への押圧を止めることで、圧縮コイルバネb2などの弾性力により、図9の状態に復帰する。これにより、弁部材b1により流出弁b0が閉弁され、ケトル本体2からのお湯の供給(流出)が停止される。
<湯量切り替えスイッチ6>
図1に示す蓋部5の前部には、湯量切り替えスイッチ6が配設されている。
図13は、注ぎ口4s、湯量切り替えスイッチ6周りの構成を示す図1のA−A線断面拡大図である。図13は、湯量切り替えスイッチ6で「湯量大」に調整した場合を示している。
図14は、湯量切り替えスイッチ6を「湯量小」に切り替えた場合の注ぎ口4s、湯量切り替えスイッチ6周りの構成を示す図1のA−A線断面拡大図である。
ユーザは、ケトル本体2から、湯量切り替えスイッチ6を外方にスライドさせることで(図1、図13の状態)、大の流量でお湯を注ぐことができる(湯量大)。一方、湯量切り替えスイッチ6を内方にスライドさせることで(図14の状態)、小の流量でお湯を注ぐ(湯量小)ことができる。例えば、カップ麺など素早く給湯したいときは、「湯量大」とする。一方、コーヒーのドリップなどでゆっくり給湯したいときは、「湯量小」とする。
つまり、湯量切り替えスイッチ6はケトル本体2からお湯を注ぐ際の2段階に切り替える切り替えスイッチである。
以下、湯量切り替えの構成について説明する。
図8の本体部4内のお湯が給湯される際の流路は、図10に示す流出弁b0(開状態)から、流路19a、流路19b、流路19c(図13参照)として構成されている(図10の太線参照)。
図13に示すように、ケトル本体2の蓋部5に、湯量切り替えスイッチ6が前後方向(図13の矢印β1、β2方向)にスライド自在に取着されている。
図15(a)は、湯量切り替えスイッチの単体を斜め上方から目視した斜視図であり、図15(b)は、図15(a)のB−B線断面図である。
湯量切り替えスイッチ6は、ユーザが把持する長直方体状のつまみ部6aと、切り替えの際の案内となる平板状に平たく延びる案内板6bと、下部に形成される案内斜面6cとが形成されている。
湯量切り替えスイッチ6は、POM(polyacetal:ポリアセタール)などの樹脂を用いて射出成形で形成されている。湯量切り替えスイッチ6は、POMで成形すると機械的特性に優れるので好ましい。湯量切り替えスイッチ6は、樹脂以外の材料としてもよい。
図13に示すように、湯量切り替えスイッチ6の案内斜面6cに摺動するスライド斜面10aをもつ連結部材10と、連結部材10と一体に出水口シャッター11とが、上下方向に移動自在に設けられている(図14参照)。
出水口シャッター11には、図14に示すように、下方向に移動した際に流路19bを一部塞ぐ弁部11aが下方に延設されている。
なお、連結部材10と出水口シャッター11とは、湯量切り替えスイッチ6が移動(図13の矢印β1、β2方向)しない大きさの弾性力で不図示のコイルバネによって上方に付勢されている。これにより、湯量切り替えスイッチ6の案内斜面6bと連結部材10のスライド斜面10aとが、互いに接触してスライドするように構成されている。
図13に示すように、ユーザが「湯量大」で電気ケトル1を使用したい場合には、出水口シャッター11の弁部11aが流路19bに突出しないので、流路19bを塞ぐことはない。そのため、本体部4内のお湯は、図13の白抜き矢印に示すように、流路19a、流路19b、流路19cを通過して、ケトル本体2の注ぎ口4sから、大きな流量で、お湯を注ぐことができる。
一方、ユーザが「湯量小」で電気ケトル1を使用したい場合には、ユーザは、図13に示す湯量切り替えスイッチ6のつまみ部6aを把持して湯量切り替えスイッチ6を矢印β1方向に移動させ、図14に示す「湯量小」の位置に移動させる。この際、図13、図14に示すように、湯量切り替えスイッチ6の案内斜面6cに、連結部材10のスライド斜面10aがスライドし、連結部材10とともに出水口シャッター11が下方に移動する。すると、出水口シャッター1の弁部11aが流路19b内に突出し、流路19bを一部塞ぎ、流路19bの一部しか、お湯が流れることができない。
そのため、ケトル本体2内のお湯は、図14の白抜き矢印に示すように、流路19a、流路19bの一部、流路19cを通過して、ケトル本体2の注ぎ口4sから、小さな流量で、お湯を注ぐことができる。
ユーザが、再び、「湯量大」で電気ケトル1を使用したい場合には、図14に示す湯量切り替えスイッチ6のつまみ部6aを把持して湯量切り替えスイッチ6を矢印β2方向に移動し、図13の「湯量大」の位置に、湯量切り替えスイッチ6を移動することで、前記したように、「湯量大」でお湯を注ぐことができる。
<電気ケトル1の使用方法>
次に、電気ケトル1の使用方法について、説明する(図4参照)。
ユーザは、まず、図8に示す本体部4の内容器7内に水を入れる。そして、図7に示す蓋部5を逆さにしてふた開閉つまみ5t1、5t2(図1参照)が上になるようにして(図4の状態)、ふた開閉つまみ5t1、5t2を中央側(図1の白抜き矢印α1)に押圧しつつ、蓋部5を本体部4の上部に嵌入させる。すると、蓋部5の下部の左右のロック部5r(図7参照)が、本体部4の被ロック部4rに係合し、蓋部5が本体部4の上部に取着される。
続いて、ユーザは、給電台3の電源コード3cの電源プラグ3pを、商用電源のコンセントに接続する。
そして、ユーザは、本体部4と蓋部5とで成るケトル本体2の本体部4下面の4つの位置決め凸部を、図4に示す給電台3の被位置決め凹部3oに嵌入するとともに、ケトル本体2の接続端子を、給電台3の接続端子3tに接触させて、ケトル本体2を給電台3上に載置する。これにより、ケトル本体2の本体部4に通電がなされる。
続いて、ユーザは、お湯を沸かすため、本体部4のハンドル4hの後面部の電源スイッチ4h1(図2参照)を押下する。すると、本体部4のシーズヒータ8(図8参照)に通電がなされ、本体部4の内容器7内の水の加熱が開始されるとともに、電源ランプ4h2が点灯する。
そして、本体部4の内容器7内の水がお湯となり沸騰すると、蒸気センサo2で蒸気の濃度で沸騰が検出され、シーズヒータ8の通電が絶たれ、電源ランプ4h2が消灯する。
この際、湯温(お湯の温度)が約100℃〜約90℃であるので、本体部4のハンドル4hの後面部の湯温ランプ4h3が赤色に点灯する。
ユーザが、(湯量大)でお湯を注ぎたい場合には、図1、図13に示すように、湯量切り替えスイッチ6を外方にスライドさせる。一方、(湯量小)でお湯を注ぎたい場合には、図14に示すように、湯量切り替えスイッチ6を内方にスライドさせる。
図16は、ユーザがケトル本体の注ぎ口からカップなどにお湯を注ぐ状態を示す斜視図である。
そして、ユーザは、図16に示すように、ケトル本体2のハンドル4hを把持してケトル本体2をカップcに対して傾け、ケトル本体2の給湯レバー5eを矢印α2方向に押圧することで、流出弁b0(図10参照)が開弁され、ケトル本体2の注ぎ口4sからカップなどにお湯を注ぐことができる。
ユーザは、お湯を注ぎ終わったら、給湯レバー5eの押下を止めて(図9参照)、流出弁b0を閉弁し、ケトル本体2を前記と同様にして、給電台3上に載置する。この時、ケトル本体2には、通電はなされない。
以後、お湯の温度(湯温)が約90℃〜約80℃になると、図2に示す本体部4のハンドル4hの後面部の湯温ランプ4h3が橙色に点灯する。
その後、お湯の温度(湯温)が約80℃〜約70℃になると、本体部4のハンドル4hの後面部の湯温ランプ4h3が緑色に点灯する。
その後、お湯の温度(湯温)が約70℃未満になると、本体部4のハンドル4hの後面部の湯温ランプ4h3が消灯する。
ユーザが、再び、お湯を使用したい場合には、本体部4のハンドル4hの後面部の電源スイッチ4h1(図2参照)を押下する。
上記構成によれば、ユーザは、湯量切り替えスイッチ6を切り替えることで流量を大小に切り替え、使用に適した流量でお湯を使用することができる。
また、湯温ランプ4h3がお湯の温度帯を色によって知らせるので、ユーザは使用に適した温度のお湯を使用することができる。また、ユーザはお湯の温度帯が分かるので、必要なければ、再び電源スイッチ4h1を押下して、お湯を沸騰させる必要がなく、消費電力を減少させることが可能である。
従って、お湯の流量と温度が使用対象に適合できる電気ケトル1が得られ、省電力化も可能である。
<<その他の実施形態>>
なお、前記実施形態では、湯量切り替えスイッチ6は2段階の場合を例示したしたが、3段階以上の任意の切り替え数としてもよい。
また、前記実施形態では、湯量切り替えスイッチ6をスライド式の構成を例示したが、湯量切り替えスイッチ6を回転運動によって切り替えるように構成してもよい。
以上、本発明の種々の実施形態を述べたが、その説明は典型的であることを意図している。
つまり、本発明は、前記した実施形態に限定されるものでなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものでない。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
このように、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明は発明の趣旨を変更しない範囲において適宜、任意に変更可能である。
1 電気ケトル
4h3 湯温ランプ(温度帯表示部)
5e 給湯レバー(第2レバー)
6 湯量切り替えスイッチ(第1レバー)
7 内容器(容器)
8 シーズヒータ
9a 赤色LED(温度帯表示部)
9b 緑色LED(温度帯表示部)
10 連結部材(湯量切り替え部)
11 出水口シャッター(湯量切り替え部)
b0 流出弁(湯流出・停止切り替え部)
b1 弁部材(湯流出・停止切り替え部)
b2 圧縮コイルバネ(湯流出・停止切り替え部)
o1 温度センサ(湯温検知部)
r0 第1給湯レバー(湯流出・停止切り替え部)

Claims (2)

  1. 通電されることにより容器内の水または温水を加熱してお湯を沸かす加熱部と、
    前記お湯の流出量を、第1レバーが複数箇所に移動操作されることにより、それぞれ対応する複数段に切り替える湯量切り替え部と、
    前記お湯の温度を検知する湯温検知部と、
    前記お湯の温度の温度帯の変化を対応する色の変化で表示する温度帯表示部とを
    備えることを特徴とする電気ケトル。
  2. 常時には閉弁して前記お湯の流出を不可とし、第2レバーが押下されることにより開弁して前記お湯の流出を可とする一方、当該第2レバーの押下が停止されることで前記お湯の流出を不可とする湯流出・停止切り替え部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気ケトル。
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