JP2013233190A - はさみ - Google Patents
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Abstract
【課題】チャートレコーダにより印字された長い記録用紙を折りたたんで保管すると厚みが増し,閲覧にも不便である。
かといって,切断してしまうと,どの部分とどの部分が繋がっていたのかが判別できなくなり,ひいては記録の信ぴょう性が損なわれてしまう。
【解決手段】そこで,刃の切断する部分に異形部分を有してなるはさみを考案し,上記の課題を解決した。
このはさみを用いると,切断した記録用紙に互いに噛み合うように異形部分が形成される。
よって,切断線の形状を互いに突き合わせることで,記録用紙の欠落にすぐに気づくことができる。
以上のように,切断の都度独自の勘合を形成しうるはさみを提供することによって,記録の信ぴょう性を損なわずに,記録用紙を切断して保管することを可能とせしめた。
【選択図】図2
かといって,切断してしまうと,どの部分とどの部分が繋がっていたのかが判別できなくなり,ひいては記録の信ぴょう性が損なわれてしまう。
【解決手段】そこで,刃の切断する部分に異形部分を有してなるはさみを考案し,上記の課題を解決した。
このはさみを用いると,切断した記録用紙に互いに噛み合うように異形部分が形成される。
よって,切断線の形状を互いに突き合わせることで,記録用紙の欠落にすぐに気づくことができる。
以上のように,切断の都度独自の勘合を形成しうるはさみを提供することによって,記録の信ぴょう性を損なわずに,記録用紙を切断して保管することを可能とせしめた。
【選択図】図2
Description
記録用紙等を分割するために切断する文房具。
刃がまっすぐなはさみや,刃がぎざぎざなはさみがある。ぎざぎざの模様は同じ波形の繰り返しである。
電子天秤の秤量の印字記録や,チャートレコーダのプロット記録等を作業記録として保存するため記録用紙に貼付する際,記録用紙のサイズにあわせて印字記録等を切断して,それぞれの切断片を記録用紙に貼付することがある。
印字記録等を切断して記録用紙に貼付していた場合,査察者から「不都合な部分を隠ぺいしようとして記録用紙の一部を切り取って廃棄し,都合の良い部分だけを保管しているのではないか」との無用な疑いを持たれてしまうおそれがある。
そこで記録紙を切断せずに折りたたんで記録用紙に貼付する方法がある。
あるいは印字記録等を切断する前にあらかじめ切断予定の部分に署名をして,署名を切り刻むように切断して,もとは連続した記録用紙であったことを示す方法がある。
あるいは印字記録等の切断前に切断予定の部分に複雑なスタンプを押して,スタンプの図柄を切り刻むように切断して,もとは隣同士で連続していた記録用紙であったことを示す方法がある。
しかしながら,折りたたんだ場合には厚みが増して保存しにくくなったり,ページをめくった際に折りたたみがほどけて長い用紙が出てきてその都度あらためて折りたたむ作業が発生したり,あるいは複写したいときにコピー枚数が増えてしまうという問題がある。
また印字記録等は1メートル以上の長さとなることがあり切断個所も多いことから,切断予定の部分に署名やスタンプを都度押すという作業は煩雑であり,記録書類の整理の作業時間を長くしてしまうという問題がある。
別の方法として,記録用紙をランダムな角度で斜めに切断する方法もあるが,切断の都度角度に大きく違いを持たせることが困難であるため,どの用紙とどの用紙がもともとつながっていたのか見分けがつきにくい(図1の1)。
繰り返しのある波形のはさみを使用して切断した場合には,どの切断線も同じように見えてしまい,どの用紙とどの用紙がもともとつながっていたのか直ちには判別しにくい(図1の2)。
印字記録等を切断して記録用紙に貼付していた場合,査察者から「不都合な部分を隠ぺいしようとして記録用紙の一部を切り取って廃棄し,都合の良い部分だけを保管しているのではないか」との無用な疑いを持たれてしまうおそれがある。
そこで記録紙を切断せずに折りたたんで記録用紙に貼付する方法がある。
あるいは印字記録等を切断する前にあらかじめ切断予定の部分に署名をして,署名を切り刻むように切断して,もとは連続した記録用紙であったことを示す方法がある。
あるいは印字記録等の切断前に切断予定の部分に複雑なスタンプを押して,スタンプの図柄を切り刻むように切断して,もとは隣同士で連続していた記録用紙であったことを示す方法がある。
しかしながら,折りたたんだ場合には厚みが増して保存しにくくなったり,ページをめくった際に折りたたみがほどけて長い用紙が出てきてその都度あらためて折りたたむ作業が発生したり,あるいは複写したいときにコピー枚数が増えてしまうという問題がある。
また印字記録等は1メートル以上の長さとなることがあり切断個所も多いことから,切断予定の部分に署名やスタンプを都度押すという作業は煩雑であり,記録書類の整理の作業時間を長くしてしまうという問題がある。
別の方法として,記録用紙をランダムな角度で斜めに切断する方法もあるが,切断の都度角度に大きく違いを持たせることが困難であるため,どの用紙とどの用紙がもともとつながっていたのか見分けがつきにくい(図1の1)。
繰り返しのある波形のはさみを使用して切断した場合には,どの切断線も同じように見えてしまい,どの用紙とどの用紙がもともとつながっていたのか直ちには判別しにくい(図1の2)。
印字記録等を切断した辺の形状が切断の都度異っていれば,もしも切断した記録用紙の一部が欠落した場合に,本来は隣接する記録用紙同士が互いに噛み合うべき切断線が噛み合わなくなり,もとの記録用紙が完全なかたちで保管されていないことが露呈する。
すなわち,切断線の形状が切断の都度独自の形状を有していれば,切断した記録用紙についてもともとは互いに連続した部分であったことを容易に示すことが可能となる。
よって,切断線の形状を切断の都度異なるようにできれば,記録用紙が本来有すべき記録の信ぴょう性は維持され,切断された記録用紙においても証拠書類としての能力が損なわれることはない。
そこで,切断線の形状を切断の都度異なる形状とする手段として,刃の途中に繰り返しのない曲線部を設けたはさみを使用して,記録用紙を切断する方法を考案した。
実施例として,まっすぐな刃の途中に異形部分を1カ所だけ設けてなる本発明品のはさみの形状を図2に示す。
なお,本発明品の特徴は独特な刃の形状にあり,図2の実施例によって指を通す部分など刃以外の部分の形状を限定するものではない。
また,刃の一部または全体に設ける異形部分の形状としては,実際に改札鋏で使用されていた鋏こんのデザインを参考にすることで,はさみの刃の設計を簡便に行うことができる。
ところで,改札鋏と本発明品のはさみを比べた場合,刃の途中に異形部分を有するという点は類似している。
しかしながら,改札鋏では異形部分に限定して小片を切り取るように設計されているのに対して,本発明品のはさみでは切断した辺の一部に異形部分の形状を付与しつつ紙片の一方の端から他方の端まで横断して切断するように設計されているという点が改札鋏とは異なっている。
また,複数の鋏こんを組み合わせてなる異形部分を有するはさみの実施例を図3に示す。
すなわち,切断線の形状が切断の都度独自の形状を有していれば,切断した記録用紙についてもともとは互いに連続した部分であったことを容易に示すことが可能となる。
よって,切断線の形状を切断の都度異なるようにできれば,記録用紙が本来有すべき記録の信ぴょう性は維持され,切断された記録用紙においても証拠書類としての能力が損なわれることはない。
そこで,切断線の形状を切断の都度異なる形状とする手段として,刃の途中に繰り返しのない曲線部を設けたはさみを使用して,記録用紙を切断する方法を考案した。
実施例として,まっすぐな刃の途中に異形部分を1カ所だけ設けてなる本発明品のはさみの形状を図2に示す。
なお,本発明品の特徴は独特な刃の形状にあり,図2の実施例によって指を通す部分など刃以外の部分の形状を限定するものではない。
また,刃の一部または全体に設ける異形部分の形状としては,実際に改札鋏で使用されていた鋏こんのデザインを参考にすることで,はさみの刃の設計を簡便に行うことができる。
ところで,改札鋏と本発明品のはさみを比べた場合,刃の途中に異形部分を有するという点は類似している。
しかしながら,改札鋏では異形部分に限定して小片を切り取るように設計されているのに対して,本発明品のはさみでは切断した辺の一部に異形部分の形状を付与しつつ紙片の一方の端から他方の端まで横断して切断するように設計されているという点が改札鋏とは異なっている。
また,複数の鋏こんを組み合わせてなる異形部分を有するはさみの実施例を図3に示す。
本発明品のはさみを用いれば,切断のたびに山および谷といった異形部分の位置が前後して勘合となり,どの切断片とどの切断片とがもともと隣同士で連続していたかを一目で確認することができるようになる。
より効果的な使い方として,不都合な部分を切り取って捨てていないことを積極的に証明するためには,なるべく山および谷の位置が同じにならないよう,切断の都度,はさみによる切断開始位置をずらせばよい。
切断開始位置をずらすことは,切断すべき記録用紙をどこまで刃の奥まで深く咥えておいてから切断を開始するかを調節することによって容易に行える。
以上のように本発明品のはさみを使うことによって,切断の都度独自の切断形状を容易に得ることができるために,査察官から「都合の悪い部分を廃棄したのではないか」との無用の詮索をされることがなくなるばかりか,「もともと連続していた記録用紙を,その一部を廃棄することなく,正直に丸ごと保存していること」のアピールになり,査察官に良い心象を抱いて貰うことができる。
また,切断予定の部分に署名したりスタンプを押すといった作業が不要となり,切断作業を速やかに行うことが可能となる。
さらに,記録用紙を切断して台紙の上に互いに重ならないよう広げて貼りつけておくことで,記録用紙を折りたたんで保管する場合と比べて記録書の厚みを薄くでき,ページをめくる度に折りたたんだ用紙がほどけて飛び出てくることもなく,記録用紙を複写の際には複数の記録部分を1回で複写できるため記録紙をめくる作業回数が少なくなるとともに使用するコピー用紙が少なくて済み,それにも増して記録用紙の全体を一目でみることが可能となってデータの確認や解析の作業性が向上する。
以上のように,とかく長尺となりがちな記録用紙の取り扱いを容易にしつつ,かつ記録用紙の持つ証拠能力を維持して記録の信ぴょう性を損なうことのない保管方法を提供することを本発明品により可能とした。
ところで,本発明品の発展的な他の用途として,独自の勘合を形成することにより,2枚の用紙の関連性を示す道具として使用したり,あるいは独自の切断線の形状をもって捺印や署名の代わりに使用することができる。
図3に示した実施例のように,異形部分の形状は鋏こんの組み合わせにより極めて多くのパターンが製作可能であるため,1丁ごとに異形部分の形状が異なるはさみを提供することが可能である。
この独自の形状を有する切断線を形成しうるはさみを使用することにより,記録用紙に限らず厚紙や布やビニルシートや金属板などあらゆる切断可能な物体について,2枚に切断した切断片同士の関連性を示すための勘合の形成道具として使用することもできる。
あるいは,単に切断線の有する独自の形状をもって捺印や署名の代わりとすることもできる。
より効果的な使い方として,不都合な部分を切り取って捨てていないことを積極的に証明するためには,なるべく山および谷の位置が同じにならないよう,切断の都度,はさみによる切断開始位置をずらせばよい。
切断開始位置をずらすことは,切断すべき記録用紙をどこまで刃の奥まで深く咥えておいてから切断を開始するかを調節することによって容易に行える。
以上のように本発明品のはさみを使うことによって,切断の都度独自の切断形状を容易に得ることができるために,査察官から「都合の悪い部分を廃棄したのではないか」との無用の詮索をされることがなくなるばかりか,「もともと連続していた記録用紙を,その一部を廃棄することなく,正直に丸ごと保存していること」のアピールになり,査察官に良い心象を抱いて貰うことができる。
また,切断予定の部分に署名したりスタンプを押すといった作業が不要となり,切断作業を速やかに行うことが可能となる。
さらに,記録用紙を切断して台紙の上に互いに重ならないよう広げて貼りつけておくことで,記録用紙を折りたたんで保管する場合と比べて記録書の厚みを薄くでき,ページをめくる度に折りたたんだ用紙がほどけて飛び出てくることもなく,記録用紙を複写の際には複数の記録部分を1回で複写できるため記録紙をめくる作業回数が少なくなるとともに使用するコピー用紙が少なくて済み,それにも増して記録用紙の全体を一目でみることが可能となってデータの確認や解析の作業性が向上する。
以上のように,とかく長尺となりがちな記録用紙の取り扱いを容易にしつつ,かつ記録用紙の持つ証拠能力を維持して記録の信ぴょう性を損なうことのない保管方法を提供することを本発明品により可能とした。
ところで,本発明品の発展的な他の用途として,独自の勘合を形成することにより,2枚の用紙の関連性を示す道具として使用したり,あるいは独自の切断線の形状をもって捺印や署名の代わりに使用することができる。
図3に示した実施例のように,異形部分の形状は鋏こんの組み合わせにより極めて多くのパターンが製作可能であるため,1丁ごとに異形部分の形状が異なるはさみを提供することが可能である。
この独自の形状を有する切断線を形成しうるはさみを使用することにより,記録用紙に限らず厚紙や布やビニルシートや金属板などあらゆる切断可能な物体について,2枚に切断した切断片同士の関連性を示すための勘合の形成道具として使用することもできる。
あるいは,単に切断線の有する独自の形状をもって捺印や署名の代わりとすることもできる。
図2に実施の形態を示す。
はさみの刃の切断部分の途中の部分に,異形部分を設けた。
この実施例では異形部分として,片方の刃には山状部を1カ所,反対の刃には山部とちょうど噛み合うように谷状部を1カ所設けた。
なお,この実施例ではまっすぐな刃の一部に異形部分を設けたが,刃の先から元まで刃の全体を異形部分とした場合でも,同様の効果を得ることができる。
はさみの刃の切断部分の途中の部分に,異形部分を設けた。
この実施例では異形部分として,片方の刃には山状部を1カ所,反対の刃には山部とちょうど噛み合うように谷状部を1カ所設けた。
なお,この実施例ではまっすぐな刃の一部に異形部分を設けたが,刃の先から元まで刃の全体を異形部分とした場合でも,同様の効果を得ることができる。
図2のような刃を有するはさみで記録用紙を切断すると図1の3のように切断される。
すなわち,記録用紙の片側には山状の出っ張りが形成され,反対側の記録用紙には谷状の切欠きが形成され,かつこれら一対の異形部分は互いに噛み合うように切断線が形成される。
このとき,切断する記録用紙を刃先のどこまで深く咥えてから切断を開始するかによって,切断線上における異形部分の位置は変化する。
さて,記録用紙を複数の場所で切断する際に,山状および谷状などの異形部分の位置を,切断の都度発生する切断線上の同じ位置に再現することは難しいから,切断線は切断の都度独自の形状を有することとなる。
すなわち,もともとは繋がっていなかった2枚の用紙の切断線を突き合わせると,異形部分が互いに噛み合わないために,もともとは連続な部分ではなかったことが明らかとなる。
記録用紙の一部が欠落してしまった場合には,切断線の異形部分が互いに噛み合わない記録用紙が発生するために,切断線同士の噛み合わせを照合することによって,保管されている記録用紙の一部に抜けがあることが容易に判別可能となる。
別の見方をすれば,意図的に異形部分の位置を前後に調節することで切断個所ごとに切断線の形状を容易に独自の形状とすることが可能となり,切断後のどの用紙とどの用紙とがもともとは繋がっていたのかをたやすく判別できるように調節が可能である。
さらに,はさみの刃を複数回開閉しながら記録用紙を切り取るようにすれば,異形部分を複数個所設けることができ,切断する度に発生する切断線の形状がいっそう複雑となり,再現が極めて困難な唯一の形状を有する切断線を形成することができる。
また,異形部分の形状が異なる複数のはさみを用意しておき,交互に使用すれば,切断線の形状の個性を一段と豊かにすることができだけでなく,切断線の形状に意味を持たせることおよびその意味の解読が容易となり,切断線の形状によって記録用紙を分類できるようになるという効果も生まれる。
記録用紙の分類のほかにも,製造番号等の記号を製品へ印字することが困難かあるいは不適切な場合に,製造番号等を印字する代わりに,切断線の形状によって製造番号等を記録し,また識別するために本発明品のはさみを利用できる。
ところで,勘合の形成道具として使用する場合としては,切断片の一方を自分で所有し,他方を相手方に渡しておき,必要に応じて双方の切断片を突き合わせて異形部分が相互に噛み合うことを確かめることによって,2枚の切断片の関連性をあらためて確認するというように使用方法がある。
あるいは,はさみ1丁ごとに異形部分が独自の形状を有することから,用紙の一部をはさみで切り取って独自の切断線を形成することによって,この独自の切断線の形状を捺印や署名の代わりに使用することができる。
例えば違法偽薬に対抗する手段として,個装箱へ挿入する紙片やPTPシート等の一部を本発明品のはさみで切り取って独自の切断線を形成しておくことにより,本来の製造所で製造された医薬品と違法偽薬との識別に利用する方法がある。
すなわち,記録用紙の片側には山状の出っ張りが形成され,反対側の記録用紙には谷状の切欠きが形成され,かつこれら一対の異形部分は互いに噛み合うように切断線が形成される。
このとき,切断する記録用紙を刃先のどこまで深く咥えてから切断を開始するかによって,切断線上における異形部分の位置は変化する。
さて,記録用紙を複数の場所で切断する際に,山状および谷状などの異形部分の位置を,切断の都度発生する切断線上の同じ位置に再現することは難しいから,切断線は切断の都度独自の形状を有することとなる。
すなわち,もともとは繋がっていなかった2枚の用紙の切断線を突き合わせると,異形部分が互いに噛み合わないために,もともとは連続な部分ではなかったことが明らかとなる。
記録用紙の一部が欠落してしまった場合には,切断線の異形部分が互いに噛み合わない記録用紙が発生するために,切断線同士の噛み合わせを照合することによって,保管されている記録用紙の一部に抜けがあることが容易に判別可能となる。
別の見方をすれば,意図的に異形部分の位置を前後に調節することで切断個所ごとに切断線の形状を容易に独自の形状とすることが可能となり,切断後のどの用紙とどの用紙とがもともとは繋がっていたのかをたやすく判別できるように調節が可能である。
さらに,はさみの刃を複数回開閉しながら記録用紙を切り取るようにすれば,異形部分を複数個所設けることができ,切断する度に発生する切断線の形状がいっそう複雑となり,再現が極めて困難な唯一の形状を有する切断線を形成することができる。
また,異形部分の形状が異なる複数のはさみを用意しておき,交互に使用すれば,切断線の形状の個性を一段と豊かにすることができだけでなく,切断線の形状に意味を持たせることおよびその意味の解読が容易となり,切断線の形状によって記録用紙を分類できるようになるという効果も生まれる。
記録用紙の分類のほかにも,製造番号等の記号を製品へ印字することが困難かあるいは不適切な場合に,製造番号等を印字する代わりに,切断線の形状によって製造番号等を記録し,また識別するために本発明品のはさみを利用できる。
ところで,勘合の形成道具として使用する場合としては,切断片の一方を自分で所有し,他方を相手方に渡しておき,必要に応じて双方の切断片を突き合わせて異形部分が相互に噛み合うことを確かめることによって,2枚の切断片の関連性をあらためて確認するというように使用方法がある。
あるいは,はさみ1丁ごとに異形部分が独自の形状を有することから,用紙の一部をはさみで切り取って独自の切断線を形成することによって,この独自の切断線の形状を捺印や署名の代わりに使用することができる。
例えば違法偽薬に対抗する手段として,個装箱へ挿入する紙片やPTPシート等の一部を本発明品のはさみで切り取って独自の切断線を形成しておくことにより,本来の製造所で製造された医薬品と違法偽薬との識別に利用する方法がある。
ISO9001をはじめとしてGMPやHACCPなどの品質保証システムに基づいて製造や販売を行っている場合において,記録用紙の証拠能力を維持しつつ,照査しやすい形態で記録用紙を保管する際に特に有用である。
あるいは,税金に関係する出金や入金などの出納に関する記録用紙等,証拠能力が必要とされる金融関係の記録用紙を保管する場合にも有用である。
さらには,個人情報データの入力や出力,通信用電波の送信の記録,住民票や免許証など公的書類の発行の記録,金庫の開錠や施錠の記録等,いつ,誰が,どのように作業を行ったかを管理するための記録用紙を保管する場合にも有用である。
より具体的には,電子天秤の秤量の印字記録,冷蔵室,滅菌装置,焼成装置などのチャートレコーダによるプロット印字記録,液体クロマトグラフィー,水分測定装置,分光測色計などの計測器からの印字記録等も,大切に保管すべき記録用紙の対象である。
これらのもともと連続している記録用紙を切断する際に本発明品のはさみを使えば,切断前にはどの記録用紙とどの記録用紙が隣同士であったのかの識別が容易となる。
記録用紙の一部分が欠落してしまった場合であっても容易にそれに気づくことが可能となり,あるいは不都合な部分を切り取るという改ざん行為が容易に露見してしまうため,記録用紙が本来有すべき記録の信ぴょう性を損なうことがない。
記録用紙の証拠能力を維持したまま,従来は折りたたんでいた記録用紙を切断して台紙の上に広げて貼ることが可能となる。よって紙面の厚みが減って保管が容易となり,閲覧時に折りたたんでいた記録用紙がばらけるおそれがなく取り扱いが楽になり,かつ記録用紙の全体を一目で見ることが可能となる。
あるいは,税金に関係する出金や入金などの出納に関する記録用紙等,証拠能力が必要とされる金融関係の記録用紙を保管する場合にも有用である。
さらには,個人情報データの入力や出力,通信用電波の送信の記録,住民票や免許証など公的書類の発行の記録,金庫の開錠や施錠の記録等,いつ,誰が,どのように作業を行ったかを管理するための記録用紙を保管する場合にも有用である。
より具体的には,電子天秤の秤量の印字記録,冷蔵室,滅菌装置,焼成装置などのチャートレコーダによるプロット印字記録,液体クロマトグラフィー,水分測定装置,分光測色計などの計測器からの印字記録等も,大切に保管すべき記録用紙の対象である。
これらのもともと連続している記録用紙を切断する際に本発明品のはさみを使えば,切断前にはどの記録用紙とどの記録用紙が隣同士であったのかの識別が容易となる。
記録用紙の一部分が欠落してしまった場合であっても容易にそれに気づくことが可能となり,あるいは不都合な部分を切り取るという改ざん行為が容易に露見してしまうため,記録用紙が本来有すべき記録の信ぴょう性を損なうことがない。
記録用紙の証拠能力を維持したまま,従来は折りたたんでいた記録用紙を切断して台紙の上に広げて貼ることが可能となる。よって紙面の厚みが減って保管が容易となり,閲覧時に折りたたんでいた記録用紙がばらけるおそれがなく取り扱いが楽になり,かつ記録用紙の全体を一目で見ることが可能となる。
1は紙を切断する刃の部分の形状がまっすぐな直線であるはさみで記録用紙をやや斜めに切った例である。
2は紙を切断する刃の部分の形状が同じ波形の繰り返しであるはさみで記録用紙を切った例である。
3は紙を切断する刃の部分の形状がまっすぐな直線の途中に異形部分を1カ所だけ設けてなる本発明品の実施例のはさみで記録用紙を切った例である。
4ははさみの刃の紙を切断する部分であり,まっすぐな直線の途中に繰り返しのない曲線部を1カ所だけ設けた実施例である。
5ははさみに必要な,左右の刃を貫通して連結する部品で,左右の刃を開いたり閉じたりして紙を切断する際に軸となる部分である。
6ははさみに必要な,指を通す部分である。この投影図では指を通す2つの部分が重なって見えている。紙面に向かって手前側の小さ目の輪の中に親指を入れ,奥側の大きめの輪の中に中指などの指を入れると使いやすい。
2は紙を切断する刃の部分の形状が同じ波形の繰り返しであるはさみで記録用紙を切った例である。
3は紙を切断する刃の部分の形状がまっすぐな直線の途中に異形部分を1カ所だけ設けてなる本発明品の実施例のはさみで記録用紙を切った例である。
4ははさみの刃の紙を切断する部分であり,まっすぐな直線の途中に繰り返しのない曲線部を1カ所だけ設けた実施例である。
5ははさみに必要な,左右の刃を貫通して連結する部品で,左右の刃を開いたり閉じたりして紙を切断する際に軸となる部分である。
6ははさみに必要な,指を通す部分である。この投影図では指を通す2つの部分が重なって見えている。紙面に向かって手前側の小さ目の輪の中に親指を入れ,奥側の大きめの輪の中に中指などの指を入れると使いやすい。
Claims (1)
- 紙を切断する部分の形状が,まっすぐな直線ではないか,あるいは同じ波形の繰り返しでもない,刃を備えたはさみ。
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Publications (1)
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113706766A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-11-26 | 恒银金融科技股份有限公司 | 一种机芯大角度回转通道 |
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2012
- 2012-05-03 JP JP2012105540A patent/JP2013233190A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113706766A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-11-26 | 恒银金融科技股份有限公司 | 一种机芯大角度回转通道 |
CN113706766B (zh) * | 2021-10-27 | 2022-03-08 | 恒银金融科技股份有限公司 | 一种机芯大角度回转通道 |
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