JP2013232748A5 - - Google Patents

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画像読取装置、画像読取方法
本明細書に開示される発明は、原稿領域を特定する技術に関する。
従来から、原稿を読み取ることで原稿画像を電子データとして取得する読取装置が用いられている(例えば、特許文献1)。この装置では、原稿よりも広い範囲において原稿を読み取り、読み取った読取データを解析することにより、原稿画像と背景の境界位置を検出する。検出された境界位置は、原稿サイズ検出や、原稿斜行補正など、原稿画像の電子データを取得する際に用いられる。従来技術では、読取データから原稿画像と背景の境界位置を検出する際に、一定の閾値を用いて、原稿の外周領域を取得していた。
特開2008−124828号公報
しかし、読取装置では、例えば読取装置を構成する際の組み付け誤差や、読取装置に含まれる読取部の個体差など、読取装置の個体差が存在する。そのため、同一の原稿を異なる読取装置を用いて読み取らせた場合でも、取得される読取データが異なることがある。従来技術では、一定の閾値を用いて原稿画像と背景の境界位置を検出し、当該境界位置内の領域である原稿領域を特定していたことから、ある読取装置では原稿領域が正しく特定できる場合でも、他の読取装置では原稿領域が正しく特定できないなど、原稿領域を適切に特定できない場合が生じてしまう問題が存在していた。
本明細書に開示される発明は、原稿領域を特定する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、主走査方向に原稿を読み取るとともに、前記原稿に対して前記主走査方向と直交する副走査方向に相対移動する読取部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記読取部によって前記原稿を含む読取領域を読み取らせる読取処理と、
記読取処理の読取結果に含まれる複数の画素毎のを前記読取結果から取得する取得処理と、前記副走査方向において、前記読取部によって先に読み取られた方を副走査方向前方とし、前記読取部によって後に読み取られた方を副走査方向後方として、記読取結果のうち、前記読取領域の前記副走査方向前方の領域であって、前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を含む前方領域を読み取った前方読取結果、及び前記読取領域の前記副走査方向後方の領域であって、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を含む後方領域を読み取った後方読取結果のそれぞれにおいて前記副走査方向に隣接する画素毎の輝度差を、前記取得処理によって取得される画素毎の輝度を用いて算出する算出処理と、前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を特定する前方閾値として、前記前方読取結果に対して前記算出処理により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を設定し、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を特定する後方閾値として、前記後方読取結果に対して前記算出処理により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を設定する設定処理と、を実行する。
この画像読取装置では、主走査方向に原稿を読み取るとともに、前記原稿に対して前記主走査方向と直交する副走査方向に相対移動する読取部が読み取った原稿の副走査方向前方における前方読取結果及び副走査方向後方における後方読取結果を用いて前方閾値と後方閾値をそれぞれ設定する。この画像読取装置によれば、原稿の副走査方向前方及び副走査方向後方に対して読取部に応じた閾値をそれぞれ設定することができ、閾値が一定の値に設定されていた従来技術に比べて、原稿の副走査方向前方及び副走査方向後方における端辺を適切に特定することで、原稿領域を適切に特定可能な閾値を設定できる。
この画像読取装置では、前記前方読取結果に対して前記前方閾値以上となる前記副走査方向に隣接する画素を抽出し、前記後方読取結果に対して前記後方閾値以上となる前記副走査方向に隣接する画素を抽出する抽出処理と、前記抽出処理によって前記前方閾値以上となる画素として抽出された画素から、前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を特定し、前記抽出処理によって前記後方閾値以上となる画素として抽出された画素から、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を特定する特定処理と、を実行する構成としても良い。
この画像読取装置によれば、原稿の副走査方向前方及び副走査方向後方における端辺を適切に特定することで、適切に原稿領域を特定することができる。
この画像読取装置では、前記原稿は、無地の基準原稿であり、前記制御部は、画像が形成された読取対象の原稿の読み取りを行なう前に、前記基準原稿を用いて前記読取処理、前記取得処理、前記算出処理、及び前記設定処理を実行しても良い。この画像読取装置では、無地の基準原稿を用いて閾値を設定するので、前記前方及び前記後方読取結果では、前記原稿の端辺に相当する画素において、度差の絶対値が最大値となる。この画像読取装置によれば、前記原稿の端辺を読み取った読取結果を用いて前記前方及び前記後方閾値を設定するので、前記画像が形成された読取対象の原稿の副走査方向前方及び後方における端辺を特定可能な閾値を設定できる。
本明細書に開示される発明は、また、上記の画像読取装置を用いて実現される画像読取方法にも具現化される。本明細書によって開示される画像読取方法は、原稿の画像を読み取る画像読取方法であって、前記原稿を含む読取領域で前記原稿を読み取る読取工程と、前記読取工程で読み取った読取結果から、前記読取領域を構成する複数の画素毎の輝度を取得する取得工程と、前記読取工程によって先に読み取られた方を前方とし、前記読取工程によって後に読み取られた方を後方として、前記読取結果のうち、前記読取領域の前方領域であって、前記原稿の前記前方における端辺を含む前記前方領域を読み取った前方読取結果、及び前記読取領域の後方領域であって、前記原稿の前記後方における端辺を含む前記後方領域を読み取った後方読取結果のそれぞれにおいて前記読取領域の前後方向に隣接する画素毎の輝度差を、前記取得工程によって取得される画素毎の輝度を用いて算出する算出工程と、前記前方読取結果に対して前記算出工程により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を前方閾値として設定し、前記後方読取結果に対して前記算出工程により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を後方閾値として設定する設定工程と、前記前方読取結果に対して前記前方閾値以上となる前記前後方向に隣接する画素を抽出し、前記後方読取結果に対して前記後方閾値以上となる前記前後方向に隣接する画素を抽出する抽出工程と、前記前方閾値を用いて抽出された画素から、前記原稿の前記前方における端辺を特定し、前記後方閾値を用いて抽出された画素から、前記原稿の前記後方における端辺を特定する特定工程と、を備える。
この画像読取方法では、読取工程における前方読取結果及び後方読取結果に基づいてそれぞれ前方及び後方閾値を設定し、その閾値を用いて、原稿の副走査方向前方及び副走査方向後方における端辺を適切に特定し、原稿領域を特定するので、閾値が一定の値に設定されていた従来技術に比べて、適切に原稿領域を特定することができる。
本明細書によって開示される画像読取装置及び画像読取方法を用いることで、適切に原稿領域を特定することができる。
複合機の模式的な断面図 複合機の模式的なブロック図 画像処理部24の模式的なブロック図 補正処理を示すフローチャート 実施形態1の原稿読取処理を示すフローチャート 第1読取領域及び算出領域を示す図 読取部から原稿への光の照射を説明する図 実施形態2の原稿読取処理を示すフローチャート 第2読取画像を示す図
<実施形態1>
実施形態1を、図1ないし図7を用いて説明する。
1.複合機の外観構成
図1は、本発明の画像読取装置の一例である複合機1の断面図である。この複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた多機能周辺装置である。
図1に示すように、複合機1は、本体部2の上方に原稿を読み取るための画像読取部3を備えている。画像読取部3は、読取部30、原稿自動送り装置(以下、ADF)40、原稿載置部50等を含む。
原稿載置部50は、台枠51、透明なガラス板からなる第1プラテンガラス52、第2プラテンガラス53、及びこれらのガラス52、53の中間に配置された中間枠54を含む。原稿載置部50は、ADF40を内在する原稿カバー48によって開閉可能に覆われている。
ADF40は、原稿カバー48内に設けられており、ADFカバー41、原稿トレイ42、押圧部材44、各種ローラ46、排紙トレイ47、フロントセンサ(以下、Fセンサ)13、リアセンサ(以下、Rセンサ)14等を含む。
ADF40には、原稿トレイ42から排紙トレイ47へと原稿を搬送する搬送経路45が設けられている。以後、搬送経路45に沿った方向を搬送方向と呼び、これに直交する方向を直交方向と呼ぶ。図1に、搬送方向を矢印81で示す。また、搬送経路45の原稿トレイ42に近い側を上流側と呼び、搬送経路45の排紙トレイ47に近い側を下流側と呼ぶ。
ローラ46は、原稿トレイ42に載置された原稿を搬送経路45上に搬送し、排紙トレイ47に排紙する。つまり、ローラ46及びローラ46を回転駆動させるモータM(図2参照)によって、原稿トレイ42に載置された原稿を排紙トレイ47へと搬送する読取駆動部25(図2参照)が形成されている。
また、原稿トレイ42に、Fセンサ13が配置されている。Fセンサ13は、原稿トレイ42に原稿が載置されたか否かを検出する。また、搬送経路45上には、Rセンサ14が配置されている。Rセンサ14は、搬送経路45上の当該センサが配置された位置に原稿が存在するか否かを検出する。
また、搬送経路45上のRセンサ14の下流側に、読取部30が配置されている。読取部30は、本体部2内に配置されており、搬送方向と直交する直交方向広がって形成されているとともに、図1に矢印82で示す移動方向に移動可能に支持されている。つまり、直交方向は、読取部30の主走査方向に等しい。
読取部30は、図1に点線で示すように、移動方向に移動しながら第1プラテンガラス52上に静止して載置された原稿を主走査方向に読み取る。この際、移動方向と逆方向が、読取部30の副走査方向に等しくなる。また、図1に実線で示すように、第2プラテンガラス53下の搬送経路45上の固定位置である読取位置Lに移動し、読取駆動部25によって搬送される原稿を主走査方向に読み取る。この場合、原稿の搬送方向が読取部の副走査方向となる。この際、読取部30は、読取駆動部25によって搬送される原稿が第2プラテンガラス53上を通過する際の当該原稿を読み取り、搬送方向が、読取部30の副走査方向に等しくなる。
第2プラテンガラス53に対向して、押圧部材44が配置されている。押圧部材44は、第2プラテンガラス53上を通過する原稿が第2プラテンガラス53から浮かないように、原稿を第2プラテンガラス53に押圧する。なお、以下の説明において、特に記載がない場合には、読取位置Lにおいて搬送経路45に沿って搬送される原稿を読み取る読取部30の状態及び動作を説明しているものとする。
次に、読取部30の構造について説明する。読取部30は、CIS(Contact Image Sensor)を用いた、いわゆるCIS方式で第2プラテンガラス53上に配置された原稿を読み取る。読取部30は、複数の受光素子が主走査方向に直線状に配列されているリニアイメージセンサ33、発光ダイオードなどで構成される光源31、光源から照射される光を第2プラテンガラス53上に配置された原稿等へと導く導光体36、原稿等で反射された反射光をリニアイメージセンサ33の各受光素子に結像させるロッドレンズアレイ32、これらが搭載されるキャリッジ34を含む。リニアイメージセンサ33は、受光部の一例である。
光源31は、読取部30の副走査方向の斜め後方から第2プラテンガラス53の下面に光を照射する。これによって、第2プラテンガラス53上に配置された原稿には、搬送方向の斜め後方から光が照射される。リニアイメージセンサ33は、光源31によって照射され、原稿等で反射された反射光を受光する。これによって、読取部30に対して相対移動する原稿が読取部30によって読み取られる。
さらに、複合機1には、各種のボタンからなり、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部11(図2参照)、複合機1の状態を表示する液晶ディスプレイからなる表示部12(図2参照)が設けられている。
2.複合機の電気的構成
図2に示すように、複合機1は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、画像処理部24と、を主要部として備え、これらがバス26を介して接続されている。CPU21と、ROM22と、RAM23と、画像処理部24とをあわせたものが、制御部の一例である。
ROM22には、複合機1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU21は、ROM22から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。
例えば、CPU21は、モータMにパルス信号を送信し、読取駆動部25を制御する。モータMは、パルス信号の1パルスで、1ステップの回転角度分、回転駆動する。モータMが1ステップ分駆動すると、ローラ46が駆動し、搬送経路45上を原稿が規定距離だけ搬送される。CPU21は、原稿を搬送する際に、所定数のパルス信号をモータMに送信し、これに従ってローラ46は、そのパルス信号のパルスの数に規定距離を掛けた距離だけ原稿を搬送する。以後、CPU2がモータMに送信するパルス信号のパルスの数を、ステップ数と呼ぶ。
また、CPU21は、読取部30に光源31の点灯期間及び光量を制御する信号を送信し、読取部30を制御する。光源31は、CPU21からの信号により光を照射し、リニアイメージセンサ33は原稿等からの反射光を読み取る。CPU21は、読取駆動部25と読取部30を同時に制御することで、原稿を含み、原稿よりも広い領域に設定された読取領域YRを読取部30によって読み取らせ、読取領域YRを読み取った読取画像YGがRAM23に送信される。読取画像YGは、読取結果の一例である。
読取部30では、読取画像YGを読み取る際に、主走査方向に配列されているリニアイメージセンサ33の各受光素子毎に読み取りを行うとともに、副走査方向に読取領域YRに亘って読み取りを繰り返す。そのため、読取画像YGは、各受光素子で読み取られたRGB信号である画素データGDが、主走査方向及び副走査方向に複数個並んだデータ群となる。
画像処理部24は、RAM23に記憶された読取画像YGに取得処理や抽出処理等の必要な補正処理を行う。図3に示すように、画像処理部24は、エッジ抽出部60及び色調整部61を主要部として備え、エッジ抽出部60は、変換部62及び抽出部63を含む。変換部62は、読取画像YGにYIQ変換を実行し、画素データGD毎の輝度成分Yを取得する取得処理を実行する。抽出部63は、RAM23に記憶された閾値Kを用いて、読取画像YGから、原稿の端辺を読み取った画素データGDであるエッジ画素データEDを抽出する抽出処理を実行する。色調整部61は、印刷用紙やディスプレイなど、読取画像YGが表示される媒体にあわせて、読取画像YGの色相を調整する色調整処理を実行する。
3.スキャン処理
次に、図4ないし図7を参照して、原稿を読み取るスキャン処理について説明する。スキャン処理には、実際に原稿を読み取る原稿読取処理と、読取処理に先立って実行され、読取処理で用いられる閾値Kを設定するための輝度差Δを取得するための補正処理が含まれる。
(補正処理)
CPU20は、複合機1の初期使用時に、あるいは操作部11を介して補正指示が入力されると、補正処理を開始する。補正処理は、予め定められた基準原稿を用いて行われる。ここで、基準原稿(第1原稿の一例)とは、無地(白紙)の原稿であり、A4などの定形サイズの原稿を意味する。
図4に示すように、CPU21は、補正処理を開始すると、表示部12を用いて、基準原稿を原稿トレイ42に載置することを使用者等に対して報知する(S2)。CPU21は、Fセンサ13を用いて原稿トレイ42に基準原稿が載置されたことを確認する(S4:NO)。そして、CPU21は、原稿トレイ42に基準原稿が載置されたことを確認すると(S4:YES)、読取部30によって、基準原稿を含む第1読取領域YR1を読み取る第1読取処理を実行し、第1読取領域YR1を読み取った第1読取画像YG1をRAM23に記憶する(S6)。
この際、CPU21は、読取駆動部25によって、第1読取画像YG1に含まれる画素データGD毎の主走査方向及び副走査方向の位置情報Zをあわせて取得し、第1読取画像YG1に対応させてRAM23に記憶する。
次に、CPU21は、第1読取領域YR1を読み取った第1読取画像YG1に対して、画像処理部24を用いて取得処理を実行し、第1読取画像YG1に含まれる画素データGD毎の輝度成分Yを取得する(S8)。CPU21は、取得された第1読取画像YG1の輝度成分Yを用いて、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出する算出処理を実行する(S10〜S1)。
算出処理において、CPU21は、まず、第1読取画像YG1において第1算出領域SR1を設定し、第1算出領域SR1において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出する(S10)。図6に拡大して示す第1算出領域SR1は、第1読取領域YR1の第1前方領域ZR1を読み取った読取画像であり、図6に示すように、第1前方領域ZR1は、第1読取領域YR1の主走査方向の中央の領域であり、副走査方向側の領域に設定されている。
第1前方領域ZR1には、基準原稿の副走査方向側の端辺が含まれるように設定されており、そのため、第1算出領域SR1には、基準原稿の副走査方向側の端辺を読み取った画素データGDが含まれる。第1算出領域SR1は、第1前方読取結果の一例である。
図6に、第1算出領域SR1の副走査方向における輝度成分Yの分布を示す。CPU21は、副走査方向における輝度差Δを算出する際に、隣接する画素データGDの輝度成分Yの差ΔY及び位置情報Zの差ΔZを算出し、差ΔYを差ΔZで除した輝度成分Yの傾きを輝度差Δとして算出する。つまり、図6における輝度成分Yの傾きが、輝度差Δに相当する。
CPU21は、第1算出領域SR1において算出される輝度差Δのうち、絶対値の最大値を第1最大輝度差ΔM1としてRAM23に記憶する(S10)。ここで、絶対値の最大値とは、必ずしも絶対値の最大値である必要はなく、絶対値の最大値以下の値であり、絶対値の最大値との差が所定範囲(例えは、5%)に含まれる値であってもよい。図7に示すように、読取部30は、副走査方向の斜め後方から原稿に光を照射し、原稿からの反射光を読み取る。そのため、原稿の副走査方向側の端辺を読み取る際、原稿の有する所定の厚みに起因して、原稿の副走査方向側の側面に光が照射されず、光が反射されない。第1最大輝度差ΔM1は、前方側最大値の一例である。
従って、図6に示すように、基準原稿の副走査方向側の端辺を読み取った画素データGDでは、その周辺の画素データGDに比べて輝度成分Yが低下し、絶対値の大きい輝度差Δが取得される。その結果、基準原稿の副走査方向側の端辺を読み取った画素データGDを用いて算出される輝度差Δが第1最大輝度差ΔM1としてRAM23に記憶される。
次に、CPU21は、第1読取画像YG1において第2算出領域SR2を設定し、第2算出領域SR2において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出する(S14)。図6に拡大して示す第2算出領域SR2は、第1読取領域YR1の第1後方領域KR1を読み取った読取画像であり、図6に示すように、1後方領域KR1は、第1読取領域YR1の主走査方向の中央の領域であり、副走査方向と逆側の領域に設定されている。
第1後方領域KR1には、基準原稿の副走査方向と逆側の端辺が含まれるように設定されており、そのため、第2算出領域SR2には、基準原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取った画素データGDが含まれる。第2算出領域SR2は、第1後方読取結果の一例である。
図6に、第2算出領域SR2の副走査方向における輝度成分Yの分布を示す。CPU21は、第2算出領域SR2において算出される輝度差Δのうち、絶対値の最大値を第2最大輝度差ΔM2としてRAM23に記憶する(S16)。この場合にも、絶対値の最大値とは、必ずしも絶対値の最大値である必要はなく、絶対値の最大値以下の値であり、絶対値の最大値との差が所定範囲(例えは、5%)に含まれる値であってもよい。図7に示すように、読取部30は、副走査方向の斜め後方から原稿に光を照射し、原稿からの反射光を読み取る。そのため、原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取る際、原稿の有する所定の厚みに起因して、原稿の副走査方向側の側面にも光が照射され、反射光が増大する。第2最大輝度差ΔM2は、後方側最大値の一例である。
従って、図6に示すように、基準原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取った画素データGDでは、その周辺の画素データGDに比べて輝度成分Yが上昇し、絶対値の大きい輝度差Δが取得される。その結果、基準原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取った画素データGDを用いて算出される輝度差Δが第2最大輝度差ΔM2としてRAM23に記憶される。
(原稿読取処理)
次に、原稿読取処理について説明する。図5に示すように、CPU20は、Fセンサ13を用いて原稿トレイ42に対象原稿(第2原稿の一例)が載置されたことが確認され、操作部11を介して対象原稿の読取指示が入力されると、原稿読取処理を開始する。
CPU21は、原稿読取処理を開始すると、読取駆動部25及び読取部30を制御して、対象原稿の搬送及び読み取りを開始する(S22)。CPU21は、読取部30によって、対象原稿を含む第2読取領域YR2を読み取る第2読取処理を実行する(S24:NO)。
そして、CPU21は、Rセンサ14を用いて対象原稿の読み取りが終了したのが確認されると(S24:YES)、補正処理で取得された第1最大輝度差ΔM1及び第2最大輝度差ΔM2を用いて閾値Kを設定する設定処理を実行する(S26)。設定処理において、CPU21は、第1最大輝度差ΔM1と第2最大輝度差ΔM2のうち、小さい方の最大輝度差ΔMを選出し、当該最大輝度差ΔMを閾値Kとして設定し、RAM23に記憶する。
次に、CPU21は、第2読取領域YR2を読み取った第2読取画像YG2に対して、画像処理部24を用いて取得処理を実行し、第2読取画像YG2に含まれる画素データGD毎の輝度成分Yを取得する。そして、CPU21は、取得された第2読取画像YG2の輝度成分Yに対して画像処理部24を用いて抽出処理を実行する(S28)。
抽出処理において、CPU21は、設定処理において設定された閾値Kを用いて処理を行う。CPU21は、第2読取画像YG2において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出し、その輝度差Δが閾値K以上となる画素データGDのうち、副操作方向側の画素データGDをエッジ画素データEDとして抽出する。
CPU21は、抽出したエッジ画素データEDから、原稿領域GRを特定する特定処理を実行する(S30)。原稿領域GRは、第2読取画像YG2のうち、対象原稿を読み取った読取画像であり、原稿領域GRの端辺の画素データGDは、対象原稿の対応する端辺を読み取った画素データGDとなる。CPU21は、抽出したエッジ画素データEDを、原稿領域GRの副操作方向側及び副操作方向と逆側における端辺の画素データGDとして特定し、原稿領域GRを特定する。CPU21は、特定された原稿領域GRの読取画像をRAM23に記憶して保存し、スキャン処理を終了する(S32)。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の複合機1では、読取部30を用いて基準原稿を読み取った第1読取画像YG1を用いて閾値Kを設定し、その閾値Kを用いて対象原稿を読み取った第2読取画像YG2から原稿領域GRを特定する。この複合機1によれば、読取部30に応じた閾値Kを設定することができ、閾値Kが一定の値に設定されていた従来技術に比べて、適切に原稿領域GRを特定することができる。
(2)本実施形態の複合機1では、閾値Kを設定する際に、第1読取画像YG1において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出し、その輝度差Δから閾値Kを設定する。そのため、原稿に対して読取部30が相対移動する方向である副走査方向における原稿領域GRの端辺を適切に特定することができる。
(3)さらに詳細には、閾値Kを設定する際に、第1算出領域SR1で算出される第1最大輝度差ΔM1と、第2算出領域SR2で算出される第2最大輝度差ΔM2と、の一方を用いて閾値Kを設定する。そのため、第2読取画像YG2のうち、最大輝度差ΔM以上の輝度差Δとなる画素データGDをエッジ画素データEDとして抽出することができ、副走査方向における原稿領域GRの端辺を適切に特定することができる。
(4)本実施形態の複合機1では、輝度差Δを算出する際に、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度成分Yの差ΔY及び位置情報Zの差ΔZを算出し、差ΔYを差ΔZで除した輝度成分Yの傾きを輝度差Δとして算出する。そのため、位置情報を考慮した輝度成分Yの傾きから輝度差Δを算出することができ、原稿領域GRの端辺を適切に特定することができる。
(5)本実施形態の複合機1では、予め定められた無地の基準原稿を用いて補正処理を実行する。無地の基準原稿を用いるので、基準原稿の副走査方向側の端辺を読み取った画素データGDから閾値Kを設定することができ、当該閾値Kを用いて、適切に原稿領域GRの端辺を特定することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図8、9を参照しつつ説明する。本実施形態の複合機1は、第1最大輝度差ΔM1及び第2最大輝度差ΔM2を、それぞれ閾値Kとして設定して抽出処理を実行する点で、のうち、第1最大輝度差ΔM1と第2最大輝度差ΔM2の一方のみを閾値Kとして設定する実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.原稿読取処理
本実施形態のスキャン処理を、図8、9を参照して説明する。本実施形態のスキャン処理のうち、補正処理については、実施形態1と同一のため説明を省略し、原稿読取処理について説明を行う。
図8に示すように、CPU21は、原稿読取処理において、読取部30によって第2読取領域YR2を読み取ると(S24:YES)、まず、第1最大輝度差ΔM1を前側閾値ZKとして設定し(S42)、RAM23に記憶する。
CUP21は、第2読取画像YG2において第1抽出領域TR1を設定し、第1抽出領域TR1の輝度成分Yに対して画像処理部24を用いて抽出処理を実行する(S44)。図9に点線で囲って示す第1抽出領域TR1は、第2読取領域YR2の第2前方領域ZR2を読み取った読取画像であり、第2前方領域ZR2は、第2読取領域YR2の副走査方向側の領域であり、対象原稿の副走査方向側の端辺の全てが含まれるように設定されている。第1抽出領域TR1は、第2前方読取結果の一例である。
抽出処理において、CPU21は、前側閾値ZKを用いて処理を行う。CPU21は、第1抽出領域TR1において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出し、その輝度差Δが前側閾値ZK以上となる画素データGDのうち、副操作方向側の画素データGDをエッジ画素データEDとして抽出する。CPU21は、前側閾値ZKを用いて抽出したエッジ画素データEDを、原稿領域GRの副操作方向側における端辺の画素データGDとして特定する(S46)。
次に、CPU21は、第2最大輝度差ΔM2を後側閾値KKとして設定し(S48)、RAM23に記憶する。CPU21は、第2読取画像YG2において第2抽出領域TR2を設定し、第2抽出領域TR2の輝度成分Yに対して画像処理部24を用いて抽出処理を実行する(S50)。図9に点線で囲って示す第2抽出領域TR2は、第2読取領域YR2の第2後方領域KR2を読み取った読取画像であり、第2後方領域KR2は、第2読取領域YR2の副走査方向と逆側の領域であり、対象原稿の副走査方向と逆側の端辺の全てが含まれるように設定されている。第2抽出領域TR2は、第2後方読取結果の一例である。
抽出処理において、CPU21は、後側閾値KKを用いて処理を行う。CPU21は、第2抽出領域TR2において、副走査方向に隣接する画素データGDの輝度差Δを算出し、その輝度差Δが後側閾値KK以上となる画素データGDのうち、副操作方向側の画素データGDをエッジ画素データEDとして抽出する。CPU21は、後側閾値KKを用いて抽出したエッジ画素データEDを、原稿領域GRの副操作方向と逆側における端辺の画素データGDとして特定する(S52)。
CPU21は、副操作方向及び副操作方向と逆側における端辺から特定された原稿領域GRの読取画像をRAM23に記憶して保存し、スキャン処理を終了する(S32)。
4.本実施形態の効果
本実施形態の複合機1では、第1算出領域SR1で算出される第1最大輝度差ΔM1を前側閾値ZKとして設定し、第1抽出領域TR1において副走査方向にエッジ画素データEDを抽出する。また、第2算出領域SR2で算出される第2最大輝度差ΔM2を後側閾値KKとして設定し、第2抽出領域TRにおいて副走査方向にエッジ画素データEDを抽出する。
複合機1の読取部30では、光源31が原稿に対して副走査方向の斜め後方から光を照射する。そのため、図6に基準原稿を用いた場合で示すように、原稿の副走査方向側の端辺を読み取る場合には、画素データGDの輝度成分Yが低下し、原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取る場合には、画素データGDの輝度成分Yが上昇する。つまり、原稿の副走査方向側の端辺を読み取る場合と、原稿の副走査方向と逆側の端辺を読み取る場合とで、画素データGDの輝度成分Yの振る舞いが異なり、その傾きの大きさも異なる。
本実施形態の複合機1では、副走査方向側及び副走査方向と逆側において、前方閾値と後方閾値をそれぞれ設定する。そのため、光源31が原稿に対して副走査方向の斜め後方から光を照射することに起因して、原稿の副走査方向側及び副走査方向と逆側において受光される光量が異なる場合でも、原稿領域GRの副走査方向側及び副走査方向と逆側における端辺を適切に特定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機1を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、少なくともスキャナ機能を有する装置であれば、他の機能の有無は特に限定されない。
(2)上記実施形態では、複合機1が1つのCPU21を有し、1つのCPU21によって各種処理を実行する例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、お互いに異なるCPU、ASICなどによって各種処理が分担されていても良い。
(3)上記実施形態では、原稿を読み取る方法として、ADF40により原稿が読取部30に対して移動するADF方式の読み取りを用いて説明を行った。しかし、原稿を読み取る方法はこれに限らず、第1プラテンガラス52上に静止して載置された原稿に対して読取部30が移動するフラットベット方式の読み取りにも適用することができる。
(4)上記実施形態では、読取部30の光源31が原稿に対して副走査方向の斜め後方から光を照射する例を用いて説明を行ったが、本発明は、読取部30の光源31が原稿に対して副走査方向の斜め前方から光を照射する場合にも適用することができる。
(5)上記実施形態では、補正処理が無地の基準原稿を用いて行われる例を用いて説明を行ったが、基準原稿は、少なくとも読取部30に読み取られる面が無地であれば良い。さらには、読取部30に読み取られる面において、第1読取領域YR1の第1前方領域ZR1及び第1後方領域KR1に相当する部分が無地であればよい。
(6)また、基準原稿は、必ずしも予め決められている必要はない。しかし、基準原稿が予め決められた一定の原稿であると、原稿領域GRを一定の精度で特定することができる。
(7)上記実施形態では、輝度差Δを算出する際に、輝度成分Yの傾きを算出し、その傾きを輝度差Δとする例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限らない。例えば、隣接する、あるいは位置情報Zが等間隔となる画素データGD間の輝度差Δを算出する場合には、画素データGDの輝度成分Yの差ΔYを輝度差Δとしてもよい。
(8)上記実施形態では、輝度差Δを算出する際に、あるいはエッジ画素データEDを抽出する際に、副走査方向に隣接する画素データGD間において処理を行う例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限らない。主操作方向に隣接する画素データGD間において処理を行ってもよければ、副走査方向あるいは副操作方向に所定画素データGD間において処理を行ってもよい。
(9)上記実施形態では、エッジ画素データEDを抽出する際に、原稿領域GRの副走査方向側及び副走査方向と逆側の両方の端辺においてエッジ画素データEDを抽出する例を用いて説明を行ったが、一方の端辺のみにおいてエッジ画素データEDを抽出してもよい。つまり、第1最大輝度差ΔM1を閾値Kとして設定し、原稿領域GRの副走査方向側の端辺に相当するエッジ画素データEDのみを抽出してもよければ、第2最大輝度差ΔM2を閾値Kとして設定し、原稿領域GRの副走査方向と逆側の端辺に相当するエッジ画素データEDのみを抽出してもよい。
3:画像読取部、24:画像処理部、25:読取駆動部、30:読取部、50:原稿載置部、60:エッジ抽出部、62:変換部、63:抽出部、ED:エッジ画素データ、GD:画素データ、GR:原稿領域、K:閾値、KR:後方領域、SR:算出領域、TR:抽出領域、Y:輝度成分、YG:読取画像、YR:読取領域、Z:位置情報、ZR:前方領域、Δ:輝度差、ΔM:最大輝度差

Claims (4)

  1. 主走査方向に原稿を読み取るとともに、前記原稿に対して前記主走査方向と直交する副走査方向に相対移動する読取部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部によって前記原稿を含む読取領域を読み取らせる読取処理と、
    記読取処理の読取結果に含まれる複数の画素毎のを前記読取結果から取得する取得処理と、
    前記副走査方向において、前記読取部によって先に読み取られた方を副走査方向前方とし、前記読取部によって後に読み取られた方を副走査方向後方として、
    記読取結果のうち、前記読取領域の前記副走査方向前方の領域であって、前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を含む前方領域を読み取った前方読取結果、及び前記読取領域の前記副走査方向後方の領域であって、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を含む後方領域を読み取った後方読取結果のそれぞれにおいて前記副走査方向に隣接する画素毎の輝度差を、前記取得処理によって取得される画素毎の輝度を用いて算出する算出処理と、
    前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を特定する前方閾値として、前記前方読取結果に対して前記算出処理により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を設定し、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を特定する後方閾値として、前記後方読取結果に対して前記算出処理により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を設定する設定処理と
    実行する画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記前方読取結果に対して前記前方閾値以上となる前記副走査方向に隣接する画素を抽出し、前記後方読取結果に対して前記後方閾値以上となる前記副走査方向に隣接する画素を抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理によって前記前方閾値以上となる画素として抽出された画素から、前記原稿の前記副走査方向前方における端辺を特定し、前記抽出処理によって前記後方閾値以上となる画素として抽出された画素から、前記原稿の前記副走査方向後方における端辺を特定する特定処理と、
    を実行する、画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記原稿は、無地の基準原稿であり、
    前記制御部は、画像が形成された読取対象の原稿の読み取りを行なう前に、前記基準原稿を用いて前記読取処理、前記取得処理、前記算出処理、及び前記設定処理を実行し、前記前方閾値及び前記後方閾値を設定する画像読取装置。
  4. 原稿の画像を読み取る画像読取方法であって、
    前記原稿を含む読取領域で前記原稿を読み取る読取工程と、
    前記読取工程で読み取った読取結果から、前記読取領域を構成する複数の画素毎の輝度を取得する取得工程と、
    前記読取工程によって先に読み取られた方を前方とし、前記読取工程によって後に読み取られた方を後方として、
    前記読取結果のうち、前記読取領域の前方領域であって、前記原稿の前記前方における端辺を含む前記前方領域を読み取った前方読取結果、及び前記読取領域の後方領域であって、前記原稿の前記後方における端辺を含む前記後方領域を読み取った後方読取結果のそれぞれにおいて前記読取領域の前後方向に隣接する画素毎の輝度差を、前記取得工程によって取得される画素毎の輝度を用いて算出する算出工程と、
    前記前方読取結果に対して前記算出工程により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を前方閾値として設定し、前記後方読取結果に対して前記算出工程により算出された前記輝度差の絶対値の最大値を後方閾値として設定する設定工程と、
    前記前方読取結果に対して前記前方閾値以上となる前記前後方向に隣接する画素を抽出し、前記後方読取結果に対して前記後方閾値以上となる前記前後方向に隣接する画素を抽出する抽出工程と、
    前記前方閾値を用いて抽出された画素から、前記原稿の前記前方における端辺を特定し、前記後方閾値を用いて抽出された画素から、前記原稿の前記後方における端辺を特定する特定工程と、
    を備える画像読取方法。
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