JP2013232701A - 電子機器及び音声調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】相手の声を聞こえやすいように調整することができる電子機器及び音声調整方法を提供すること。
【解決手段】調整値に基づいて音声を処理する処理部35と、処理部35により処理された音声を出力するレシーバ23又はスピーカ24と、端末を固有に識別するための識別情報を記憶する記憶部34と、固有に識別された端末からの音声を処理している際に調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる制御部36とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、音調整機能を有する電子機器及び音声調整方法に関する。
電子機器には、聴覚を補助するための機能が搭載されたものがある(例えば、特許文献1を参照)。これらの電子機器では、ユーザの聴覚に合わせて、音声の調整を行うことが可能である。
特開2000−209698号公報
ところで、聴覚は、個々のユーザによって異なるので、個々のユーザごとに音声の設定を行うことが好ましい。音声通話の場合には、通話相手の話し方と声の調子が異なるので、通話相手によって音声の調整を行うことが好ましい。
本発明は、簡易な構成によって、相手の声を聞こえやすいように調整することができる電子機器及び音声調整方法を提供することを1つの目的とする。
本発明に係る電子機器は、上記課題を解決するために、調整値に基づいて音声を処理する処理部と、前記処理部により処理された音声を出力する音声出力部と、端末を固有に識別するための識別情報を記憶する記憶部と、固有に識別された端末からの音声を処理している際に前記調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる制御部とを備える構成である。
電子機器では、外部機器との間で通信を行う通信部を備え、前記処理部は、前記通信部により通信される音声を処理し、前記制御部は、前記通信部により前記外部機器と通信を行う場合に、通信相手の前記識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて前記処理部を制御し、音声を処理させる構成でもよい。
電子機器では、音声を記憶する音声記憶部を備え、前記制御部は、前記音声記憶部に記憶されている音声を再生する場合に、当該音声を発した通信相手の前記識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて前記処理部を制御し、音声を処理させる構成でもよい。
電子機器では、外部機器との間で通信を行う通信部を備え、前記制御部は、前記通信部により前記外部機器と通信を行う場合に、操作部の操作に応じて、通信相手の音声を前記音声記憶部に記憶する構成でもよい。
電子機器では、前記処理部は、前記制御部の制御に基づいて、調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正する構成でもよい。
電子機器では、前記処理部は、前記制御部の制御に基づいて、操作部の第1の操作に応じた第1の調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正し、操作部の第2の操作に応じた第2の調整値に基づいて、音声の音量を補正する構成でもよい。
本発明に係る音声調整方法は、上記課題を解決するために、調整値に基づいて音声を処理する処理工程と、前記処理工程により処理された音声を出力する音声出力工程と、識別情報により固有に識別された端末からの音声を処理している際に前記調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる制御工程を備える構成である。
本発明によれば、話をする相手の声を聞こえやすいように調整することができる。
携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の機能構成を示すブロック図である。 聴力特性を示す図である。 聴力が低下していない人の聴力特性を示す図である。 聴力が低下した人の聴力特性を示す図である。 聴力が低下していない人の音の聴こえ方と、聴力が低下した人の音の聴こえ方とを対比する図である。 携帯電話機による動作の流れについての説明に供するフローチャートである。 通話中において、音声の調整値を設定し、当該調整値を識別情報に関連付ける処理の流れについての説明に供する図である。 通話後において、音声の調整値を設定し、当該調整値を識別情報に関連付ける処理の流れについての説明に供する図である。
以下、本発明の電子機器としての携帯電話機について説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機1は、第1筐体2と、第2筐体3と、を備える。携帯電話機1は、第1筐体2と第2筐体3とを開閉可能に連結する連結部4を備える。
携帯電話機1は、第1形態としての閉状態と、第2形態としての開状態とに変形可能に構成される。
閉状態では、第1筐体2と第2筐体3とが互いに重なるように配置される。本実施形態の閉状態では、両筐体における主面同士が対向するように配置される。
開状態では、第1筐体2の主面と第2筐体3の主面とが露出するように配置される。本実施形態の開状態では、図1に示すように、第1筐体2の主面と第2筐体3の主面とが離間して配置される。
第1筐体2は、操作部11と、入力部としてのマイク12と、電源操作部17と、各種インターフェースとを備える。操作部11と、入力部としてのマイク12と、電源操作部17とは、第1筐体2の主面に配置される。
操作部11は、機能キー13と、文字キー14と、操作キー15と、サイドキー16とを有する。
機能キー13は、携帯電話機1の各種設定、電話帳機能、又はメール機能等の各種機能の作動に用いられる。文字キー14は、電話番号の数字又はメールの文字等の入力に用いられる。操作キー15は、各種操作における決定又は上下左右方向のスクロール等に用いられる。サイドキー16は、携帯電話機1の各種設定、電話帳機能、又はメール機能等の各種機能の作動に用いられる。
操作部11を構成するキーのそれぞれは、機能が割り当てられる。この機能の割り当ては、携帯電話機1における開閉状態、各種モード又は起動されているアプリケーションの種類等に応じて変更される。これらのキーのそれぞれがユーザにより押圧されると、携帯電話機1は、キー押圧時に割り当てられている機能に応じて動作する。
マイク12は、第1筐体2の長手方向における端部にある。マイク12は、携帯電話機1が開状態である場合の一方の端部に配置される。
電源操作部17は、携帯電話機1の主電源をON又はOFFにするための操作部である。
各種インターフェースは、外部機器と通信を行うためのインターフェースと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェースとを含む。なお、外部機器は、例えば、ホスト機器が該当する。本実施形態において、携帯電話機1は、各種インターフェースの一として、後述の接続部33を備える。各種インターフェースは、不使用時に、キャップにより覆われる。
第2筐体3は、表示部21と、レシーバ23とを備える。表示部21と、レシーバ23とは、第2筐体3の主面に配置される。
表示部21は、文字情報又は画像情報等の各種情報を表示可能に構成される。
レシーバ23は、第2筐体3の主面に配置される。レシーバ23は、第2筐体3の長手方向における端部に配置される。レシーバ23は、閉状態で第1筐体2に覆われ、開状態で開放される。
連結部4は、開閉ヒンジ機構を有している。連結部4は、第1筐体2の端部と第2筐体3の端部との間に配置される。連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とを相対移動可能に連結する。本実施形態の連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とを互いにローテンション可能に連結する。第1筐体2と第2筐体3は、回転軸Zを中心に回動する。携帯電話機1は、回転軸Zを中心に回動して第1形態と第2形態とに変形する。
携帯電話機1は、図2に示すように、操作部11と、マイク12と、表示部21と、ドライバ22と、レシーバ23と、スピーカ24と、通信部31と、処理部32と、記憶部34と、処理部35と、制御部36とを備える。なお、レシーバ23は、音声処理部の一の概念である。
レシーバ23は、音声を出力する。
スピーカ24は、携帯電話機1の操作音又は着信音等を出力する。スピーカ24は、第1筐体2に設けられていてもよい。
通信部31は、アンテナ部311と、通信処理部312とを備える。
アンテナ部311は、所定の周波数帯で変調された信号により基地局と無線通信を行う。なお、所定の周波数帯とは、例えば、800MHz帯である。アンテナ部311は、通信処理部312により変調処理が行われた音声信号を基地局に送信する。アンテナ部311は、基地局を介して他の通信機器と通信を行う。
通信処理部312は、基地局に送信する信号を所定の周波数帯で変調処理する。通信処理部312は、基地局から受信した信号を所定の周波数帯で復調処理する。通信処理部312は、復調処理が行われた信号を、制御部36に出力する。
処理部32は、画像処理を行う。処理部32は、処理後の画像データをドライバ22に出力する。ドライバ22は、フレームメモリを備えている。ドライバ22は、処理部32から供給された画像データをメモリに蓄える。そして、ドライバ22は、メモリに蓄えられた画像データを表示部21に出力する。画像処理を制御部36で行う場合、この処理部32を省略してもよい。
記憶部34は、複数のアプリケーションプログラムを記憶する。記憶部34は、携帯電話機1の内部に固定されていてもよいし、着脱可能であってもよい。
処理部35は、音声の処理を行う。
制御部36は、携帯電話機1の全体を制御する。
制御部36は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。制御部36は、複数のマイクロプロセッサを含んでいてもよい。
このように構成される携帯電話機1は、話をする相手の声を聞こえやすいように調整する機能を有している。以下に、当該機能を実現するための具体的な構成について説明する。
上述したように、携帯電話機1は、操作部11と、レシーバ23と、スピーカ24と、処理部35と、記憶部34と、制御部36を備える。
処理部35は、調整値に基づいて音声を処理する。
レシーバ23又はスピーカ24は、処理部35により処理された音声を出力する。
記憶部34は、端末を固有に識別するための識別情報を記憶する。この記憶部34では、複数の識別情報を連絡情報として記憶している。言い換えると、連絡情報は、複数の識別情報を含んで構成される。この連絡情報としては、例えば、アドレス帳が挙げられる。
制御部36は、固有に識別された端末からの音声を処理している際に調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる。
調整値は、操作部11のいずれかのキーが押圧の操作が行われたときに、当該押圧に応じて生成される構成でもよい。調整値は、外部から送信されてきた信号に基づいて生成される構成でもよい。
このように構成されることにより、携帯電話機1は、例えば、アドレス帳に登録されている相手との通話中において、操作部11を操作し、聞き取りやすいように音声を調整することができる。携帯電話機1は、設定した調整値をユーザごとにアドレス帳に登録しておき、次回の通話時において、アドレス帳に登録されている調整値によって、通話相手の音声を調整する。よって、携帯電話機1は、通話の度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。
携帯電話機1は、上述したように、外部機器との間で通信を行う通信部31を備える。
処理部35は、通信部31により通信される音声を処理する。
制御部36は、通信部31により外部機器と通信を行う場合に、通信相手の識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて処理部35を制御し、音声を処理させる。
具体的には、制御部36は、通信部31により外部機器と通信を行う場合に、記憶部34から通信相手の連絡情報を検索し、当該通信相手の識別情報に調整値が関連付けられているか否かを判断し、調整値が関連付けられていると判断した場合には、当該調整値に基づいて、音声の処理を行うように処理部35を制御する。連絡情報としては、例えば、アドレス帳が挙げられる。
例えば、携帯電話機1は、連絡情報に基づいて通信相手に電話をかける場合、又は連絡情報に登録のある通信相手から電話を受けた場合において、通信相手の識別情報に音声に関する調整値が関連付けられていると判断されたときには、当該調整値に基づいて音声の処理が行われる。なお、識別情報とは、例えば、電話番号、ユーザ名等が挙げられる。
よって、携帯電話機1は、通信相手ごとに音声に関する調整値を設定することができ、また、通話を行う場合に、設定されている調整値に基づいて通話を行うことができるので、通話の度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。
携帯電話機1は、図2に示すように、音声を記憶する音声記憶部37を備える構成でもよい。
携帯電話機1は、操作部11により音声を記憶するための操作が行われた場合には、外部から入力された音声を音声記憶部37に記憶する。携帯電話機1は、入力された音声を音声記憶部37に記憶するときに、又は記憶した後で、当該音声を発した者の識別情報を音声記憶部37に記憶されている音声データに関連付ける。
制御部36は、レシーバ23又はスピーカ24から音声記憶部37に記憶されている音声を出力しているときに、操作部11により音声の処理を行う操作が行われた場合には、当該操作に応じた調整値に基づいて、音声の処理を行うように処理部35を制御する。
制御部36は、音声データに関連付けられている識別情報と同一の識別情報を記憶部34に記憶されている連絡情報から検索し、同一の識別情報に当該調整値を関連付ける。
制御部36は、音声記憶部37に記憶されている音声を再生する場合に、当該音声を発した通信相手の識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて処理部35を制御し、音声を処理させる。
制御部36は、音声記憶部37に記憶されている音声を再生する場合に、当該音声を発した通信相手の識別情報に調整値が関連付けられていない場合には、デフォルトの設定値に基づいて処理部35を制御し、音声を処理させる。
よって、携帯電話機1は、音声記憶部37に記憶されている音声データごとに調整値を設定することができ、また、音声データを再生する場合に、設定されている調整値に基づいて出力することができるので、音声データを再生する度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。なお、音声記憶部37と記憶部34は、一体の記憶部として構成されてもよい。
携帯電話機1は、上述したように、外部機器との間で通信を行う通信部31を備える。
制御部36は、通信部31により外部機器と通信を行う場合に、操作部11の操作に応じて、通信相手の音声を音声記憶部37に記憶する。
携帯電話機1は、通話中において、操作部11により音声を記憶するための操作が行われた場合には、通話相手の音声を音声記憶部37に記憶する。携帯電話機1は、音声記憶部37に記憶された音声データを記憶部34に記憶されている通話相手の識別情報に関連付ける。
制御部36は、操作部11により音声の処理を行う操作が行われた場合には、当該操作に応じた調整値に基づいて、音声の処理を行うように処理部35を制御する。
制御部36は、当該調整値を記憶部34に記憶されている通話相手の識別情報に関連付ける。
よって、携帯電話機1は、通信相手ごとに音声に関する調整値を設定することができ、また、通話を行う場合に、設定されている調整値に基づいて通話を行うことができるので、通話の度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。
処理部35は、制御部36の制御に基づいて、操作部11の操作に応じた調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正する構成でもよい。
ここで、処理部35による具体的な処理について説明する。
処理部35は、操作部11の操作に応じた調整値と、音声の調整量が関連付けられた調整テーブルを参照する。なお、調整テーブルは、記憶部34に記憶されるものとするが、これに限られない。
処理部35は、制御部36から操作部11の操作に応じた調整値が供給されたときに、調整テーブルを参照して、当該調整値に対応する調整量で音声を調整する。調整後の音声は、レシーバ23から出力される。
図3は、ある年代の聴力特性(周波数に対する音の大きさ)を示す図である。図3中の斜線で示した部分は、一般的に、ある年代の人が聞き取れない、又は聞き取りにくい領域を示している。なお、年代があがるほど、高周波数領域の許容レンジが狭くなる傾向にある。
処理部35は、図3に示す白抜きの領域内から外れないように、音声に対して調整を行う。例えば、処理部35は、1,600Hzの音声に対して、操作部11の操作に応じた調整値に基づいて、50dB(デシベル)以上90dB以下となるように調整する。
図4は、聴力が低下していない人の聴力特性を示す図である。図5は、聴力が低下した人の聴力特性を示す図である。図6は、聴力が低下していない人の音の聴こえ方と、聴力が低下した人の音の聴こえ方とを対比する図である。
図4に示されるように、90dB以上の領域と40dB以下の領域とが区分けされている。図4に示されるように、40dB以下の音は、聴力が低下していない人が聴き難いと感じる音である。90dB以上の音は、一般的に、聴力が低下していない人がうるさいと感じる音である。図5に示されるように、聴力が低下した人が良好に聴こえる音の大きさは、聴力が低下していない人が良好に聴こえる音の大きさと比べた場合、高い周波数において異なる。例えば、聴力が低下した人は、周波数が3,000Hzにおいて、約65dB以下の音が聴き難いと感じる。聴力が低下した人は、4,000Hzにおいて、約100dBの音でもうるさいと感じない。
図4及び図5には、母音、有声子音、無声子音の音の大きさが示されている。図4及び図5に示すように、母音及び有声子音は、通常、40dBから90dBの範囲に入る。無声子音は、通常、高周波数域の30dBから60dBの範囲に入る。無声子音は、母音及び有声子音に比べて小さい音と聴こえる傾向がある。
聴力が低下していない人は、図4に示すように、300Hzから3,400Hzまでの音について、40dBから90dBまで音声を聴くことができる。聴力が低下した人は、図5に示すように、音声の周波数が高くなるに従って、聴こえ難くなる傾向がある。聴力が低下した人は、母音が聴こえるものの、有声子音及び無声子音が聴こえ難くなってしまう傾向にある。
聴力が低下した人は、図6に示すように、所定の大きさの音より小さい音については、殆ど聴こえない。聴力が低下した人は、所定の大きさの音より大きい音については、聴力が低下していない人と同じように音を感じることができる。例えば、図6の範囲Aに対応する大きさの音は、聴力が低下した人も聴力が低下していない人と同じように聴こえる。
処理部35は、ユーザが予め登録したプロフィール情報、又はユーザによる操作に基づいて、ユーザの年代に適合する聴力特性の調整テーブルを選択する構成でもよい。
処理部35は、操作部11の操作に応じた調整値に基づいて、選択されている調整テーブルを参照して、当該調整値に対応する調整量で音声の周波数特性を調整する構成でもよい。
処理部35は、制御部36の制御に基づいて、操作部11の第1の操作に応じた第1の調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正し、操作部11の第2の操作に応じた第2の調整値に基づいて、音声の音量(ボリューム)を補正する構成でもよい。
操作部11の第1の操作とは、レシーバ23又はスピーカ24から音声が出力されているときに、操作キー15の上下キー又は左右キーが押圧されたことをいう。
操作部11の第2の操作とは、レシーバ23又はスピーカ24から音声が出力されているときに、サイドキー16が押圧されたことをいう。
このように構成されることにより、携帯電話機1は、通話中において、操作部11を操作して、聞き取りやすいように音声の周波数特性と音量を調整することができ、通話相手の声を聞こえやすいように調整することができる。
つぎに、携帯電話機1による動作の流れについて、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、通話中において、通話相手の音声を調整する場合を想定している。
ステップST1において、処理部35は、通信部31により受信した音声信号に対して、音声に関する処理を行う。
ステップST2において、レシーバ23又はスピーカ24は、ステップST1の工程により処理された音声を出力する。
ステップST3において、制御部36は、調整値が入力されたか否かを判断する。調整値が入力されたと判断された場合(Yes)には、ステップST4に進み、調整値が入力されていないと判断された場合(No)には、ステップST1に戻る。
ステップST4において、制御部36は、調整値に基づいて、音声の処理を行うように処理部35を制御する。具体的には、制御部36は、図8(a)に示すように、表示部21に、通話者の名前と通話中であることを示すメッセージと、現在の調整値を視覚的に示す画像を表示する。制御部36は、調整値に基づいて、音声の処理を行うように処理部35を制御する。
制御部36は、通話が終了したタイミングで、図8(b)に示すように、調整値を登録するか否かを確認するメッセージを表示する。制御部36は、操作部11により調整値を登録する操作が行われた場合には、調整値を記憶部34に記憶されている通話相手の識別情報に関連付ける。
このようにして、携帯電話機1は、アドレス帳に登録されている相手との通話中において、例えば、操作部11を操作し、聞き取りやすいように音声を調整することができる。携帯電話機1は、設定した調整値をユーザごとにアドレス帳に登録しておき、次回の通話時において、アドレス帳に登録されている調整値によって、通話相手の音声を調整する。よって、携帯電話機1は、通話の度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。
なお、調整値の設定と登録は、通話後に行ってもよい。
携帯電話機1は、通話中において、操作部11により音声を記憶するための操作が行われた場合には、通話相手の音声を音声記憶部37に記憶する。携帯電話機1は、音声記憶部37に記憶された音声データを記憶部34に記憶されている通話相手の識別情報に関連付ける。
制御部36は、通話が終了し、操作部11によりアドレス帳を読み出す操作が行われた場合には、図9(a)に示すように、アドレス帳を表示部21に表示する。なお、図9に示す例では、「○田△夫」さんのアドレス帳が読み出されたものとする。
制御部36は、操作部11により「音声調整」の項目を選択する操作が行われた場合には、アドレス帳に関連付けられている「○田△夫」さんの声を再生する。
制御部36は、図9(b)に示すように、「○田△夫」さんの声を再生中に、操作部11により「大きくする」の項目を選択する操作が行われた場合には、音声の周波数特性を上げる補正を行う。制御部36は、「○田△夫」さんの声を再生中に、操作部11により「小さくする」の項目を選択する操作が行われた場合には、音声の周波数特性を下げる補正を行う。
制御部36は、図9(c)に示すように、操作部11により「決定」の項目を選択する操作が行われた場合には、調整値を記憶部34に記憶されている「○田△夫」さんのアドレス帳に関連付ける。
よって、携帯電話機1は、通信相手ごとに調整値を設定することができ、また、通話を行う場合に、設定されている調整値に基づいて通話を行うことができるので、通話の度に音声の設定を行う必要がなく、利便性を向上させることができる。
本発明に係る携帯電話機1において第1筐体2又は第2筐体3に設けられた各機能部は、第1筐体2又は第2筐体3の少なくともいずれかに設けられていればよい。
1 携帯電話機
23 レシーバ
24 スピーカ
31 通信部
34 記憶部
35 処理部
36 制御部
37 音声記憶部

Claims (7)

  1. 調整値に基づいて音声を処理する処理部と、
    前記処理部により処理された音声を出力する音声出力部と、
    端末を固有に識別するための識別情報を記憶する記憶部と、
    固有に識別された端末からの音声を処理している際に前記調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる制御部とを備える電子機器。
  2. 外部機器との間で通信を行う通信部を備え、
    前記処理部は、前記通信部により通信される音声を処理し、
    前記制御部は、前記通信部により前記外部機器と通信を行う場合に、通信相手の前記識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて前記処理部を制御し、音声を処理させる請求項1記載の電子機器。
  3. 音声を記憶する音声記憶部を備え、
    前記制御部は、前記音声記憶部に記憶されている音声を再生する場合に、当該音声を発した通信相手の前記識別情報に調整値が関連付けられて記憶されている場合に、当該調整値に基づいて前記処理部を制御し、音声を処理させる請求項1記載の電子機器。
  4. 外部機器との間で通信を行う通信部を備え、
    前記制御部は、前記通信部により前記外部機器と通信を行う場合に、操作部の操作に応じて、通信相手の音声を前記音声記憶部に記憶する請求項3記載の電子機器。
  5. 前記処理部は、前記制御部の制御に基づいて、調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記処理部は、前記制御部の制御に基づいて、操作部の第1の操作に応じた第1の調整値に基づいて、音声の周波数特性を補正し、操作部の第2の操作に応じた第2の調整値に基づいて、音声の音量を補正する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 調整値に基づいて音声を処理する処理工程と、
    前記処理工程により処理された音声を出力する音声出力工程と、
    識別情報により固有に識別された端末からの音声を処理している際に前記調整値が変更されると、該調整値を当該識別情報に関連付けて記憶させる制御工程を備える音声調整方法。
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