JP2013232549A - 部品実装装置および部品形状認識方法 - Google Patents

部品実装装置および部品形状認識方法 Download PDF

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【課題】タクトロスを起こすこと無く部品の形状を認識することができる部品実装装置を提供する。
【解決手段】撮像部200と、撮像部200が含む複数のライン状領域撮像部の長手方向に交差する方向である第一方向に加速しながら移動する実装ヘッド100に保持された部品である保持部品の、第一方向における位置を検出する位置検出部140と、撮像対象領域に、第一方向の位置に応じて輝度が変化し、かつ第一方向と交差する方向である第二方向に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光を照射する照射部130と、位置検出部140による検出結果に基づいて、保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到着したタイミングで撮像指示信号を出力する撮像タイミング制御部150と、位相シフト法を用いて、撮像部200の撮像結果である保持部品の像から保持部品の形状を認識する形状認識部180とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板に部品を実装するための部品実装装置に関し、特に、部品等の物体の形状を三次元的に測定する部品実装装置に関する。
部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産システムは、基板に部品を実装する部品実装装置や、基板に実装された部品を検査する検査装置などを備えている。部品実装装置では、部品の実装精度を向上するために、部品を実装する前に、ノズルに吸着した部品の形状を認識する。また、検査装置では、基板への部品の実装状態を検査するために、基板上の部品の形状を認識する。このため、精度良く実装基板を生産するためには、これらの部品の形状認識を精度良く行う必要がある。
そこで、従来、位置に応じて輝度が変化する輝度分布を有する輝度変化光を部品に照射し、輝度変化光が照射された部品を複数のラインセンサで撮像し、複数のラインセンサの撮像結果から当該部品の形状を認識する位相シフト法が提案されている(例えば、特許文献1および2)。
つまり、部品実装装置は、実装ヘッドに保持された部品を、複数のラインセンサ上を相対的に移動させながら、各ラインセンサで部品の同一測定箇所を撮像する。複数のラインセンサの撮像結果である部品の同一測定箇所の像から、位相シフト法を用いて部品の形状が認識される。位相シフト法では、所定の基準面に照射された輝度変化光と部品に照射された輝度変化光との位相のずれから、部品の高さを測定する。測定箇所の位置ずれが起きると、部品の高さのずれから輝度変化光の位相がずれてしまい、部品の高さを正確に測定することができない。このため、各ラインセンサが、部品の同一測定箇所を撮像するために、以下の方法が採られる。つまり、実装ヘッドに保持された部品の測定箇所がラインセンサ上に来た時点で実装ヘッドを停止させ、部品の測定箇所を撮像する。または、実装ヘッドを等速度で移動させながら、部品の測定箇所を撮像する。
特許第3921547号公報 特開2002−257528号公報
しかしながら、部品の測定箇所を撮像するために、実装ヘッドを停止させたり、実装ヘッドを等速度で移動させたりする方法では、部品を撮像するために時間が掛かってしまう。特に、部品実装装置では、部品を部品カセットから吸着して基板に実装するまでの間に部品の測定箇所が撮像されるが、部品の吸着から実装までの実装ヘッドの加速移動中に、実装ヘッドを停止させたり等速度で移動させたりする必要があると、基板への部品実装時にタクトロス(タクトタイムの増加)が生じるという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、タクトロスを起こすこと無く部品の形状を認識することができる部品実装装置および部品実装装置による部品形状認識方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る部品実装装置は、基板に部品を実装するための部品実装装置であって、各ライン状領域撮像部の長手方向が互いに平行になるように配置され、かつ、実装ヘッドに保持された部品である保持部品の撮像可能領域であるライン状の撮像対象領域を撮像する複数のライン状領域撮像部と、前記複数のライン状領域撮像部の長手方向に交差する方向である第一方向に移動する前記保持部品の、前記第一方向における位置を検出する位置検出部と、前記撮像対象領域に、前記第一方向の位置に応じて輝度が変化し、かつ前記第一方向と交差する方向である第二方向に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光である輝度変化光を照射する照射部と、前記位置検出部による検出結果に基づいて、前記保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到着したタイミングで撮像指示信号を出力する撮像タイミング制御部と、位相シフト法を用いて、前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品の形状を認識する形状認識部とを備え、前記保持部品は、前記第一方向に加速しながら前記撮像対象領域を通過し、各ライン状領域撮像部は、前記撮像タイミング制御部が出力する前記撮像指示信号に応答して、前記保持部品を撮像し、前記複数のライン状領域撮像部は、前記形状認識部が前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品に照射された前記輝度変化光の輝度変化を示す波形の位相を復元することができるような間隔で配置されている。
この構成によると、保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到達したタイミングで撮像指示信号が出力される。このため、保持部品が第一方向に加速しながら移動する場合であっても、保持部品の速度や加速度に影響されること無く、各ライン状領域撮像部は部品の同一箇所を撮像することができる。よって、タクトロスを起こすこと無く部品の形状を認識することができる。
また、前記形状認識部は、位相シフト法を用いて、前記撮像タイミング制御部が前記撮像指示信号を出力してから各ライン状領域撮像部が前記保持部品を撮像するまでの遅れ時間に対応する前記保持部品の位置ずれ量に基づいて、前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から、前記保持部品の形状を認識しても良い。
保持部品の位置ずれ量を考慮して、保持部品の形状を認識することにより、遅れ時間が生じた場合であっても、保持部品の同一箇所の撮像結果である複数の像から部品の形状を認識することができる。このため、部品の形状を高精度で認識することができる。
例えば、各ライン状領域撮像部は、長手方向が前記第二方向に対して平行な複数のラインセンサを含み、前記部品実装装置は、さらに、各ライン状領域撮像部に含まれる前記複数のラインセンサのうち、基準となるラインセンサの撮像対象位置から前記位置ずれ量だけずれた位置を撮像するラインセンサの撮像結果である前記保持部品の像を取得する画像取得部を備え、前記基準となるラインセンサは、前記位置ずれ量が0の場合に前記保持部品の測定箇所を撮像可能なラインセンサであり、前記形状認識部は、各ライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像として、前記画像取得部が取得した前記保持部品の像を用いて、前記保持部品の形状を認識する。
この構成によると、ライン状領域撮像部ごとに、位置ずれ量に応じて選択されるラインセンサから保持部品の像を取得することができる。
例えば、上述の部品実装装置は、さらに、前記遅れ時間に、各ライン状領域撮像部が前記保持部品を撮像する時点における前記保持部品の前記第一方向における移動速度を乗算することにより、前記保持部品の位置ずれ量を算出するずれ量算出部を備えていても良い。
この構成によると、遅れ時間から部品の位置ずれ量を正確に算出することができる。このため、ライン状領域撮像部ごとに、位置ずれ量に応じて選択されるラインセンサから保持部品の像を取得することができる。よって、全てのライン状領域撮像部が保持部品の同一箇所を撮像することができるため、部品の形状を高精度で認識することができる。
また、前記位置検出部は、前記実装ヘッドを前記第一方向に移動させるためのモータによる前記保持部品の移動量をカウントし、前記保持部品の移動量を示すカウンタ値を、前記保持部品の前記第一方向における位置として出力するパルスカウンタを含み、前記撮像タイミング制御部は、前記パルスカウンタが出力するカウンタ値に基づいて算出される加速度であって、隣接するライン状領域撮像部の撮像対象領域間の距離を前記実装ヘッドが移動する時の前記加速度に応じて、前記撮像指示信号を出力しても良い。
パルスカウンタが出力するカウンタ値と実装ヘッドの移動距離、つまり保持部品の移動量とは比例する。このため、パルスカウンタを用いることにより、実装ヘッドの位置、つまり、実装ヘッドに保持された部品の位置を正確に検出することができる。
具体的には、(i)前記ずれ量算出部は、前記パルスカウンタが出力するカウンタ値が所定カウント数だけ増加する間に前記保持部品が移動する距離を、当該所定カウント数だけカウンタ値が増加する間の時間で割ることにより、前記保持部品の前記第一方向における移動速度を算出し、(ii)算出した移動速度を前記遅れ時間に乗算することにより、前記保持部品の位置ずれ量を算出しても良い。
この構成によると、部品が加速しながら移動している場合であっても、撮像指示信号を出力する直近の部品の移動速度を用いて、保持部品の位置ずれ量を算出することができる。このため、位置ずれ量を正確に算出することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える部品実装装置として実現することができるだけでなく、部品実装装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする部品形状認識方法として実現することができる。また、部品実装装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは部品形状認識方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明に係る部品実装装置および部品形状認識方法によると、タクトロスを起こすこと無く部品の形状を認識することができる。
本発明の実施の形態に係る部品実装装置の内部の主要な構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る三次元形状測定装置の構造的外観を模式的に示す図である。 三次元形状測定装置による輝度変化光の照射状態および撮像部の撮像対象領域を模式的に示す図である。 部品を吸着したノズルの移動の様子を示す図である。 部品を吸着したノズルの移動の様子を示す図である。 部品を吸着したノズルの移動の様子を示す図である。 部品を吸着したノズルの移動の様子を示す図である。 三次元形状測定装置の機能的な構成を示すブロックである。 位置ずれ量と、ライン状領域撮像部の撮像位置との関係を示す図である。 カウンタ値、イネーブル信号、撮像指示信号および実際の撮像時刻の関係を示す図である。 第一比較部および第二比較部の動作を示すフローチャートである。 位置ずれ量の算出方法を説明するための図である。 第二比較部が出力する撮像指示信号に応答して、画像を取得し、部品の形状を認識する処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る部品実装装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
図1は、本実施の形態に係る部品実装装置の内部の主要な構成を示す平面図である。
部品実装装置20は、基板30に部品40を実装する装置である。部品実装装置20は、基板30に対して部品40を実装する2つの実装ユニットを備えている。2つの実装ユニットは、お互いが協調し1枚の基板30に対して実装作業を行う。当該実装ユニットは、実装ヘッド100、撮像部200および部品供給部300等によって構成されている。
実装ヘッド100は、複数のノズル110を備えており、部品供給部300の部品カセット310に収容された部品40を当該ノズル110で吸着して、吸着した部品40を基板30上に搬送し、基板30に当該部品40を装着する。
また、部品実装装置20は、実装ヘッド100のノズル110に保持された部品40の三次元形状を測定する三次元形状測定装置10を有している。
図2は、本実施の形態に係る三次元形状測定装置10の構造的外観を模式的に示す図である。
三次元形状測定装置10は、撮像部200と、照射部130とを含む。
撮像部200は、ライン状領域撮像部200a〜200dを含む。各ライン状領域撮像部は、各ライン状領域撮像部の長手方向が互いに平行になるように配置され、かつ、実装ヘッド100に保持された部品の撮像可能領域であるライン状の撮像対象領域を撮像する。各ライン状領域撮像部は、長手方向がY軸方向(第二方向)に平行になるように配置された複数のラインセンサを含む。また、撮像部200としてエリアイメージセンサを用いることも可能である。この場合、撮像素子が行列状に並ぶエリアイメージセンサの撮像領域に複数のライン状の撮像領域を設定することで、各ライン状の撮像領域をライン状領域撮像部200a〜200dのいずれかとすることができる。これにより、エリアイメージセンサにより各ライン状撮像部を構成することができる。なお、エリアイメージセンサには、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージセンサや、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等が含まれる。
照射部130は、撮像対象領域に、X軸方向(第一方向)の位置に応じて輝度が変化し、かつY軸方向(第二方向)に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光である輝度変化光を照射する。
実装ヘッド100は、図2に示すように、部品40を保持する複数のノズル110を備えている。実装ヘッド100は、ノズル110をそれぞれ独立にZ軸方向に上下動させる機構を備えており、部品40を保持して搬送し、基板30に部品40を装着する機能を備えている。
つまり、実装ヘッド100は、部品供給部300に配置されている部品40をノズル110に吸着保持させ、ノズル110が撮像部200のライン状領域撮像部200a〜200dの上方を通過するように移動する。そして、ライン状領域撮像部200a〜200dが、ノズル110が保持している保持部品である部品40を撮像する。
三次元形状測定装置10は、ライン状領域撮像部200a〜200dの撮像結果である部品40の像に基づいて、部品40の三次元形状を測定する。
その後、実装ヘッド100は、部品40を保持したノズル110を基板30の装着位置に移動させ、部品40の三次元形状の測定結果に基づいて、ノズル110に保持されている部品40の位置を補正し、基板30に部品40を装着する。
なお、部品40を吸着した状態のノズル110を撮像部200が撮像する際、照射部130から発せられる光がZ軸に対して傾いた方向から斜め上方の部品40およびノズル110に照射される。
図3は、三次元形状測定装置10による輝度変化光の照射状態および撮像部200の撮像対象領域を模式的に示す図である。
照射部130は、部品40を吸着した状態のノズル110を撮像部200が撮像する際、輝度変化光を、Z軸に対して傾いた方向から斜め上方の部品40およびノズル110に照射する。具体的には、照射部130は、後述する基準面Bに、X軸方向の位置に応じて輝度が変化し、かつY軸方向に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光である輝度変化光を照射する。本実施の形態では、輝度変化光の輝度の変化は正弦波を形成している。なお、同図中に示されている0、π/2、π、3π/2、2πは、輝度変化光の輝度の変化が形成する正弦波の位相を示している。また、撮像対象領域側に位置する基準面Bは、例えば部品の高さを0とした場合の部品の面や、部品の高さを所定のオフセット値とした場合の部品の面などのように、部品の高さ方向の基準となる仮想の面である。本実施の形態では、ノズル110に部品が吸着されていない状態のノズル110の底面を含む面である。なお、仮想の面としての基準面Bは、着脱可能な基準治具等を用いて予め設定されていても良い。例えば、ライン状領域撮像部200a〜200dの撮像対象領域には、それぞれ、正弦波の位相が0、π/2、π、3π/2となる輝度変化光が照射されている。
図3では、ライン状領域撮像部200dの撮像対象領域202dを模式的に示しており、撮像対象領域202dは、基準面B上に設けられ、かつライン状領域撮像部200dの形状と同様の長尺な形状を有する領域である。ライン状領域撮像部200a〜200cについても、同様に撮像対象領域が設定される。
図4A〜図4Dに示すように、ノズル110は、部品40を吸着した状態で、撮像部200の上部を紙面の左側から右側に移動する。つまり、本実施の形態では、部品実装装置20において静止している三次元形状測定装置10の撮像部200および照射部130に対して、ノズル110で部品40を保持した状態の実装ヘッド100がX軸方向に移動する。これにより、輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物である部品40の表面における輝度変化光の輝度分布を、部品40に対して相対的にX軸方向に移動させることができる。なお、本実施の形態では、ノズル110は、ライン状領域撮像部200a〜200dのいずれかの上部を通過する際には、加速しているものとする。
位相シフト法では、部品40の高さが輝度変化光の位相のずれαとして現れる。例えば、ライン状領域撮像部200aの撮像対象領域には、位相が0の輝度変化光が照射されている。しかし、ノズル110に吸着された部品40がライン状領域撮像部200aの測定対象領域の位置に到来した場合、ライン状領域撮像部200aによる部品40の測定箇所Kには、位相がαだけずれた光が照射される。この位相のずれは、部品40の高さに応じて変化するため、位相シフト法では位相のずれαを測定することで、部品40の高さを測定している。つまり、位相シフト法では、部品40を移動させながら、部品40の同一の測定箇所Kに対して少なくとも3箇所(本実施の形態では4箇所)で部品40を撮像し、部品40の輝度値から、部品40に当たる輝度変化光の輝度変化を示す正弦波を算出する。その後、部品40の高さを0とした場合の基準高さとしての基準面Bに照射される輝度変化光が示す正弦波(基準面B上の正弦波は基準治具等により予め求めておいても良い。)と、部品40に当たる輝度変化光が示す正弦波との位相差から、部品40の高さを算出する。
図5は、三次元形状測定装置10の機能的な構成を示すブロックである。
三次元形状測定装置10は、位置検出部140と、撮像タイミング制御部150と、撮像部200と、ずれ量算出部160と、画像取得部170と、形状認識部180と、照射部130(図示せず)とを備える。
位置検出部140は、X軸方向に加速しながら移動する部品40の、X軸方向における位置を検出する。位置検出部140は、パルスカウンタ141を含む。本実施の形態で示すパルスカウンタ141は、実装ヘッド100をX軸方向に移動させるためのサーボモータ101から出力されるパルス数をカウントする。各パルスは、サーボモータ101が所定の回転角度だけ回転するごとに出力される。また、サーボモータ101の回転角度は、実装ヘッドの100の移動量に比例する。つまり、パルスカウンタ141は、実装ヘッド100をX軸方向(第一方向)に移動させるためのサーボモータ101による保持部品の移動量をカウントし、保持部品の移動量を示すカウンタ値を、部品40の前記第一方向における位置として出力する。例えば、パルスカウンタ141は、実装ヘッド100のノズル110が部品カセット310から部品を吸着してからのサーボモータ101の保持部品の移動量をカウントする。なお、パルスカウンタ141は、サーボモータ101から出力されるパルス数をカウントすることにより、保持部品の移動量をカウントすることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、モータとして、サーボモータ101の代わりにリニアモータ(図示せず)を用いることも可能であるが、この場合には、リニアスケール(図示せず)が、実装ヘッド100のX軸方向への移動量に相当するパルス数をカウントすることにより、実装ヘッド100による保持部品の移動量を示すカウンタ値を出力しても良い。また、このカウンタ値を時間微分することにより、実装ヘッド100の移動の速度または加速度を求めても良い。
撮像タイミング制御部150は、位置検出部140による検出結果、すなわち、パルスカウンタ141のカウンタ値に基づいて、部品40の測定箇所Kが各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置(各ライン状領域撮像部の撮像対象領域)に到着したタイミングで撮像指示信号を出力する。各ライン状領域撮像部は、撮像タイミング制御部150が出力する撮像指示信号に応答して、部品を撮像する。なお、ライン状領域撮像部200a〜200dは、部品に照射された輝度変化光の輝度変化を示す波形の位相を復元することができるような間隔で配置されている。
ずれ量算出部160は、撮像タイミング制御部150が撮像指示信号を出力してから各ライン状領域撮像部が部品40を撮像するまでの遅れ時間ΔTc(図7参照)に、各ライン状領域撮像部が部品40を撮像する時点における部品40のX軸方向における移動速度を乗算することにより、部品40の位置ずれ量ΔXcを算出する。つまり、撮像指示信号を出力してから実際に部品40が撮像されるまでの間に部品40が移動してしまう。このため、ずれ量算出部160は、この間の部品40の移動量を位置ずれ量ΔXcとして算出する。
図6は、位置ずれ量ΔXcと、ライン状領域撮像部の撮像位置との関係を示す図である。図6に示すように、ライン状領域撮像部200aは、長手方向がY軸方向に対して平行なラインセンサ211〜215を含む。ただし、ラインセンサの数はこれに限定されるものではなく、2つ以上であれば良い。他のライン状領域撮像部200b〜200dもライン状領域撮像部200aと同様の構成を有する。ラインセンサ213は、位置ずれ量ΔXcが0(遅れ時間ΔTcが0)の場合に部品40の測定箇所Kを撮像可能な、基準となるラインセンサである。部品40aが位置ずれ量ΔXcだけずれた場合には、ラインセンサ213の撮像対象位置からΔXcだけずれた位置の部品40を撮像する必要がある。
このため、図5に示す画像取得部170は、各ライン状領域撮像部に含まれる前記複数のラインセンサのうち、基準となるラインセンサの撮像対象位置からずれ量算出部160が算出した位置ずれ量ΔXcだけずれた位置を撮像するラインセンサの撮像結果である部品40の像を取得する。これにより、部品40の測定箇所Kの像を取得することができる。
形状認識部180は、位相シフト法を用いて、画像取得部170が取得した部品40の測定箇所Kの像から、部品40の測定箇所Kの高さを計測することにより、部品40の形状を認識する。
撮像タイミング制御部150は、第一比較部151と、第二比較部152と、第一カウンタ値保持部153と、第二カウンタ値保持部154とを含む。
第一比較部151は、パルスカウンタ141が出力するカウンタ値と、第一カウンタ値保持部153に保持されている開始カウンタ値または終了カウンタ値とを比較し、比較結果に基づいて、撮像部200が部品を撮像するタイミングか否かを示すイネーブル信号を出力する。
第二比較部152は、パルスカウンタ141が出力するカウンタ値と、第二カウンタ値保持部154に保持されている間隔カウンタ値とを比較し、比較結果に基づいて、撮像指示信号を出力する。
図7は、カウンタ値、イネーブル信号、撮像指示信号および実際の撮像時刻の関係を示す図である。なお、図7のカウンタ値から分かるように、実装ヘッド100は加速しながら移動している。図8は、第一比較部151および第二比較部152の動作を示すフローチャートである。
第一カウンタ値保持部153に保持されている開始カウンタ値および終了カウンタ値は部品40のサイズ等により予め決定されている。開始カウンタ値は、実装ヘッド100のノズル110が部品40を吸着してから、部品40の測定箇所Kがライン状領域撮像部200aの撮像対象領域に到達する時点までのサーボモータ101から出力されるパルス数を示す。終了カウンタ値は、実装ヘッド100のノズル110が部品40を吸着してから、部品40の測定箇所Kがライン状領域撮像部200dの撮像対象領域から離れる時点までのサーボモータ101から出力されるパルス数を示す。
第一比較部151は、パルスカウンタ141から出力されるカウンタ値が、第一カウンタ値保持部153に保持されている開始カウンタ値と等しいか否かを判断する(S2)。カウンタ値が開始カウンタ値と等しい場合には(S2でYES)、第一比較部151は、イネーブル信号をONにする。それと同時に、第二比較部152は、撮像指示信号を撮像部200に出力する(S4)。この撮像指示信号に応答して、ライン状領域撮像部200aが部品40の測定箇所Kを撮像する。
第二比較部152は、撮像指示信号の前回の出力からのカウンタ値の増分が、第二カウンタ値保持部154に保持されている間隔カウンタ値と等しいか否かを判断する(S6)。ここで、間隔カウンタ値は、隣接する2つのライン状領域撮像部の撮像対象領域間を実装ヘッド100が移動する際のサーボモータ101から出力されるパルス数と等しい。
カウンタ値の増分が間隔カウンタ値と等しい場合には(S6でYES)、第二比較部152は撮像指示信号を出力する(S8)。撮像指示信号が出力されるごとに、出力された撮像指示信号に応答して、ライン状領域撮像部200b、ライン状領域撮像部200c、ライン状領域撮像部200dの順で、いずれか1つのライン状領域撮像部が部品40の測定箇所Kを撮像する。
第一比較部151は、カウンタ値が終了カウンタ値と等しいか否かを判断し(S10)、カウンタ値が終了カウンタ値と等しくなった場合には(S10でYES)、イネーブル信号をOFFにする(S12)。カウンタ値が終了カウンタ値と等しくない場合(S10でNO)、つまりイネーブル信号がONの間は、第二比較部152は、S6およびS8の処理を繰返し実行する。
撮像部200は、撮像指示信号に応答して部品40を撮像するが、上述したように、実際の撮像時刻はΔTcだけ遅れる。ずれ量算出部160は、この遅れ時間ΔTcの間の部品実装装置20の位置ずれ量ΔXcを、以下の式1に従って算出する。
ΔXc=ΔTc×(ΔX/ΔT) …(式1)
図9は、位置ずれ量ΔXcの算出方法を説明するための図である。ずれ量算出部160は、図示しないタイマーから現在時刻を取得することで、パルスカウンタ141から出力されるカウンタ値と現在時刻とを対応付ける。ずれ量算出部160は、第二比較部152が撮像指示信号を出力したタイミングから所定サイクル数前までの時間ΔTを、タイマーから取得した現在時刻より算出する。例えば、カウンタ値が10000の時点で第二比較部152が撮像指示信号を出力し、上記所定サイクル数が100サイクルであるとする。このとき、ずれ量算出部160は、カウンタ値が10000の時の現在時刻からカウンタ値が9900(=10000−100)の時の現在時刻を減算することにより、時間ΔTを求める。また、サーボモータ101が所定サイクル数(上記の例では、100サイクル)だけ回転するときの実装ヘッド100の移動距離ΔXは予め分かっている。ずれ量算出部160は、移動距離ΔXを時間ΔTで割ることにより、撮像指示信号出力時の部品40のX軸方向による移動速度を計算する。ずれ量算出部160は、遅れ時間ΔTcに、計算した移動速度(ΔX/ΔT)を掛け合わせることにより、位置ずれ量ΔXcを算出する(式1)。
図10は、第二比較部152が出力する撮像指示信号に応答して、画像を取得し、部品40の形状を認識する処理のフローチャートである。
第二比較部152が撮像指示信号を出力するたびに、S22〜S26の処理が実行される。つまり、ライン状領域撮像部200a〜200dのいずれかが、撮像指示信号に応答して、部品40を撮像する(S22)。ずれ量算出部160は、上述した式1に従って、部品40の測定箇所Kの位置ずれ量ΔXcを算出する(S24)。画像取得部170は、算出した位置ずれ量ΔXcに基づいて、部品40を撮像したライン状領域撮像部に含まれるラインセンサのうち、部品40の測定箇所Kを撮像したラインセンサから、部品40の測定箇所Kの像を取得する(S26)。図6に示した例では、画像取得部170は、ラインセンサ215から部品40の測定箇所Kの像を取得する。このようなループ処理(S20)により、ライン状領域撮像部200a〜200dが、それぞれ部品40の測定箇所Kを撮像することができる。
形状認識部180は、ライン状領域撮像部200a〜200dのそれぞれの撮像結果である部品40の測定箇所Kの像から、測定箇所Kに当たっている光のX軸方向の輝度変化を示す正弦波を求める。また、形状認識部180は、求めた正弦波の位相と、測定箇所Kの部品の高さが0とした場合の基準面Bに当たっている光の位相との位相差から、部品40の測定箇所Kの高さを算出することにより、部品40の形状を認識する(S28)。
以上説明したように、本実施の形態によると、実装ヘッド100の保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到達したタイミングで撮像指示信号が出力される。このため、保持部品が第一方向に加速しながら移動する場合であっても、保持部品の速度や加速度に影響されること無く、各ライン状領域撮像部は部品の同一箇所を撮像することができる。よって、タクトロスを起こすこと無く部品の形状を認識することができる。つまり、撮像指示信号は、部品の位置に応じて出力されるため、実装ヘッドの移動速度または移動加速度を厳密に調整していなくても、各ライン状領域撮像部は適切なタイミングで部品を撮像することができる。
特に、遅れ時間ΔTcを考慮した撮像結果である保持部品の像を用いて保持部品の形状を認識することにより、遅れ時間ΔTcが生じた場合であっても、保持部品の同一箇所である測定箇所Kの撮像結果である複数の像から部品の形状を認識することができる。このため、部品の形状を高精度で認識することができる。
また、遅れ時間ΔTcから部品の位置ずれ量ΔXcを正確に算出することができる。このため、ライン状領域撮像部ごとに、位置ずれ量ΔXcに応じて選択されるラインセンサから保持部品の像を取得することができる。よって、全てのライン状領域撮像部が保持部品の同一箇所を撮像することができるため、部品の形状を高精度で認識することができる。
特に、式1に従って位置ずれ量ΔXcを算出することにより、部品が加速しながら移動している場合であっても、撮像指示信号を出力する直近の部品の移動速度を用いて、保持部品の位置ずれ量ΔXcを算出することができる。このため、位置ずれ量ΔXcを正確に算出することができる。
なお、実装ヘッドを移動させるためのモータから出力されるパルス数と実装ヘッドの移動距離とは比例する。このため、パルスカウンタを用いることにより、実装ヘッドの位置、つまり、実装ヘッドに保持された部品の位置を正確に検出することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上述の実施の形態では、三次元形状測定装置10が部品実装装置20に備えられている例について説明した。しかし、三次元形状測定装置10が備えられる装置は、部品実装装置20に限定されるわけではなく、半田印刷装置および検査装置など部品実装基板の生産に寄与する装置であってもよい。
例えば、検査装置が、三次元形状測定装置10と同様の機能を有する装置を備えていても良い。半田が印刷された基板あるいは部品が実装された基板をコンベア、プレートあるいはテーブル等の移動部で移動させながら当該基板を検査する際に、移動部を移動させるサーボモータ10から出力されるパルス数をパルスカウンタ141がカウントする。パルスカウンタ141のカウンタ値により、撮像部200の撮像位置の制御を行っても良い。これにより、半田が正しい位置に印刷されているか、または、部品が正しい位置に正しい姿勢で実装されているか等を検査することができる。この場合、形状の認識対象物は、基板、印刷された半田、または、基板に実装された部品である。
また、上述の実施の形態では、パルスカウンタ141がカウントしたサーボモータ101から出力されるパルス数から実装ヘッド100が保持する部品40の位置を検出することとしたが、位置検出の方法はこれに限定されるものではない。例えば、レーザ距離計を用いて部品40の位置を検出するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、実装ヘッド100の保持部品の位置ずれ量を考慮して、部品の形状を認識していたが、保持部品の位置ずれが発生しないように撮像指示信号を出力しても良い。つまり、遅れ時間Tc後に部品40の測定箇所Kが、各ライン状領域撮像部のラインセンサ213で撮像されるように、早めに撮像指示信号を出力しても良い。このような撮像指示信号の出力タイミングは、部品40の移動速度に応じて変化するため、移動速度を算出することができれば、撮像指示信号の出力タイミングを決定することができる。なお、部品40の移動速度は、ずれ量算出部160による異読速度算出方法と同様の方法により算出することができるため、撮像指示信号の出力タイミングも決定することができる。
本発明は、高精度かつ高速に測定対象物の三次元形状を測定することのできる部品実装装置等に適用できる。
10 三次元形状測定装置
20 部品実装装置
30 基板
40 部品
100 実装ヘッド
101 サーボモータ
110 ノズル
130 照射部
140 位置検出部
141 パルスカウンタ
150 撮像タイミング制御部
151 第一比較部
152 第二比較部
153 第一カウンタ値保持部
154 第二カウンタ値保持部
160 ずれ量算出部
170 画像取得部
180 形状認識部
200 撮像部
200a〜200d ライン状領域撮像部
202d 撮像対象領域
211〜215 ラインセンサ
300 部品供給部
310 部品カセット

Claims (7)

  1. 基板に部品を実装するための部品実装装置であって、
    各ライン状領域撮像部の長手方向が互いに平行になるように配置され、かつ、実装ヘッドに保持された部品である保持部品の撮像可能領域であるライン状の撮像対象領域を撮像する複数のライン状領域撮像部と、
    前記複数のライン状領域撮像部の長手方向に交差する方向である第一方向に移動する前記保持部品の、前記第一方向における位置を検出する位置検出部と、
    前記撮像対象領域に、前記第一方向の位置に応じて輝度が変化し、かつ前記第一方向と交差する方向である第二方向に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光である輝度変化光を照射する照射部と、
    前記位置検出部による検出結果に基づいて、前記保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到着したタイミングで撮像指示信号を出力する撮像タイミング制御部と、
    位相シフト法を用いて、前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品の形状を認識する形状認識部と
    を備え、
    前記保持部品は、前記第一方向に加速しながら前記撮像対象領域を通過し、
    各ライン状領域撮像部は、前記撮像タイミング制御部が出力する前記撮像指示信号に応答して、前記保持部品を撮像し、
    前記複数のライン状領域撮像部は、前記形状認識部が前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品に照射された前記輝度変化光の輝度変化を示す波形の位相を復元することができるような間隔で配置されている
    部品実装装置。
  2. 前記形状認識部は、位相シフト法を用いて、前記撮像タイミング制御部が前記撮像指示信号を出力してから各ライン状領域撮像部が前記保持部品を撮像するまでの遅れ時間に対応する前記保持部品の位置ずれ量に基づいて、前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から、前記保持部品の形状を認識する
    請求項1記載の部品実装装置。
  3. 各ライン状領域撮像部は、長手方向が前記第二方向に対して平行な複数のラインセンサを含み、
    前記部品実装装置は、さらに、
    各ライン状領域撮像部に含まれる前記複数のラインセンサのうち、基準となるラインセンサの撮像対象位置から前記位置ずれ量だけずれた位置を撮像するラインセンサの撮像結果である前記保持部品の像を取得する画像取得部を備え、
    前記基準となるラインセンサは、前記位置ずれ量が0の場合に前記保持部品の測定箇所を撮像可能なラインセンサであり、
    前記形状認識部は、各ライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像として、前記画像取得部が取得した前記保持部品の像を用いて、前記保持部品の形状を認識する
    請求項2記載の部品実装装置。
  4. さらに、
    前記遅れ時間に、各ライン状領域撮像部が前記保持部品を撮像する時点における前記保持部品の前記第一方向における移動速度を乗算することにより、前記保持部品の位置ずれ量を算出するずれ量算出部を備える
    請求項3記載の部品実装装置。
  5. 前記位置検出部は、前記実装ヘッドを前記第一方向に移動させるためのモータによる前記保持部品の移動量をカウントし、前記保持部品の移動量を示すカウンタ値を、前記保持部品の前記第一方向における位置として出力するパルスカウンタを含み、
    前記撮像タイミング制御部は、前記パルスカウンタが出力するカウンタ値に基づいて算出される加速度であって、隣接するライン状領域撮像部の撮像対象領域間の距離を前記実装ヘッドが移動する時の前記加速度に応じて、前記撮像指示信号を出力する
    請求項4記載の部品実装装置。
  6. (i)前記ずれ量算出部は、前記パルスカウンタが出力するカウンタ値が所定カウント数だけ増加する間に前記保持部品が移動する距離を、当該所定カウント数だけカウンタ値が増加する間の時間で割ることにより、前記保持部品の前記第一方向における移動速度を算出し、(ii)算出した移動速度を前記遅れ時間に乗算することにより、前記保持部品の位置ずれ量を算出する
    請求項5記載の部品実装装置。
  7. 基板に部品を実装するための部品実装装置による部品形状認識方法であって、
    前記部品実装装置は、各ライン状領域撮像部の長手方向が互いに平行になるように配置され、かつ、実装ヘッドに保持された部品である保持部品の撮像可能領域であるライン状の撮像対象領域を撮像する複数のライン状領域撮像部を備え、
    前記複数のライン状領域撮像部の長手方向に交差する方向である第一方向に移動する前記保持部品の、前記第一方向における位置を検出する位置検出ステップと、
    前記撮像対象領域に、前記第一方向の位置に応じて輝度が変化し、かつ前記第一方向と交差する方向である第二方向に沿って輝度が一様な輝度分布を有する光である輝度変化光を照射する照射ステップと、
    前記位置検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記保持部品が各ライン状領域撮像部により撮像可能な位置に到着したタイミングで撮像指示信号を出力する撮像タイミング制御ステップと、
    各ライン状領域撮像部が、前記撮像タイミング制御部が出力する前記撮像指示信号に応答して、前記保持部品を撮像するステップと、
    位相シフト法を用いて、前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品の形状を認識する形状認識ステップと
    を含み、
    前記保持部品は、前記第一方向に加速しながら前記撮像対象領域を通過し、
    前記複数のライン状領域撮像部は、前記形状認識部が前記複数のライン状領域撮像部の撮像結果である前記保持部品の像から前記保持部品に照射された前記輝度変化光の輝度変化を示す波形の位相を復元することができるような間隔で配置されている
    部品形状認識方法。
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