JP2013231931A - マスキングパーティション、マスキングパーティションの設置構造。 - Google Patents

マスキングパーティション、マスキングパーティションの設置構造。 Download PDF

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Naoki Matsushita
直希 松下
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和弘 佐々木
Kiyoshi Masuda
潔 増田
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晃治 山口
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晴夫 田渕
Mikiko Takahashi
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Abstract

【課題】 パーティションの物理的な厚みや重量を増大させず、かつ、本来の会話に支障をきたさない程度にマスキング音の音圧を抑えながら、所望の秘匿化効果が得られるマスキングパーティション等を提供する。
【解決手段】 マスキングパーティション1は、主に、遮音ボード3a、振動板5、音響振動子9等から構成される。遮音ボード3aは、例えば石膏ボードであり、それ自体が物理的な遮音・吸音性能を発揮する部材である。遮音ボード3aの略中央部には、所定の大きさの開口部7が形成される。遮音ボード3aの一方の側には、開口部7を塞ぐように、振動板5が設けられる。すなわち、振動板5は、開口部7よりもわずかに大きい部材である。振動板5の背面側には、音響振動子9が接着される。音響振動子9は、信号伝搬手段であるケーブル11を介して、音響信号発生手段からの音響信号に応じて振動板5を振動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、会話音声が、隣室、待合室などで、周囲に居る人々に聴取されることを防ぐマスキングパーティション等を提供するものである。
オフィスビルの会議室・応接室、医療機関(調剤薬局などの受付カウンター)、金融機関・保険会社の相談カウンター、法律事務所などの面談室、携帯電話店のカウンター、会食に使われる飲食店などにおいて交わされる対話音声は、第三者に聴取されることが好ましくない個人情報や企業の機密情報が含まれることが少なくない。
このような場所においては、遮音パーティションが用いられる。図7は、従来の遮音パーティション100の一例の断面概略図である。遮音パーティション100は、主に、吸音材101、遮音ボード103、保護材105、吸音材107等から構成される。
吸音材101は、ハニカムボード等の中空部を有する部材である。吸音材101の両面には、遮音ボード103が設けられる。遮音ボード103は石膏ボードによって構成される。また、遮音ボード103の外面には、スチール製の保護材105が配置される。さらに、遮音パーティション100の外面には、吸音材107(化粧シートなどの表面材を含む)が設けられる。このような遮音パーティション100を、上述した場所に配置することで、対話音声が、第三者に聴取されることが防止される。
しかしながら、このような従来の遮音パーティション100は、十分な遮音性を確保することが困難である。すなわち、遮音パーティション100の遮音性を上げようとすると、遮音パーティション100の物理的な厚みや重量が増大し、部屋のスペース制約上、設置困難になる。
これに対し、パーティションにスピーカを取り付けて、空調音等を流すエネルギーマスキング方法がある(特許文献1)。また、パーティション自体にスピーカ機能をもたせ空調音を流すエネルギーマスキング方法がある(特許文献2)。また、会話音を撹乱する音声を加えるインフォメーションマスキング方法がある(特許文献3)。また、聴取される会話音の音韻にリアルタイムに信号処理を加えるインフォメーションマスキング方法がある(特許文献4)。
特開2010−31501号公報 特開平5−5334号公報 特許第4245060号公報 特許第4336552号公報
しかし、特許文献1において、マスキング効果を上げようとすると、流すマスキング音の音圧を上げる必要がある。このため、室内騒音が増大しその場にいる人に対して不快感を与え、本来の会話に支障をきたす恐れがある。
また、特許文献2は、パーティションやテーブル板を振動子で直接駆動する方法を採用する。しかし、この方法では、振動子との接着点においてインピ−ダンスの不整合および伝搬損失が生じ、十分な音響出力を得ることができない。このため、マスキング効果を上げようとすると、従来の遮音パーティション100と同様に、パーティションの物理的な厚みや重量増大をさせざるを得ず、部屋のワークスペースが狭くなってしまう。
また、特許文献3では、秘匿化効果が得られるエリアが限定され、室内の撹乱音声により、室内にいる者に不快感を与える恐れがある。
また、特許文献4では、マイクロフォンにより会話音声を常時収録する必要がある。このため、システムが大掛かりで高価になる。さらに、特許文献2と同様に、室内に信号処理音にともなう不快感を与える恐れがある。また、この方法は場合によっては、会話音を傍受するため、プライバシー侵害として容認されない可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、パーティションの物理的な厚みや重量を増大させず、かつ、パーティションで区切られた同一空間・部屋における本来の会話に支障をきたさない程度にマスキング音の音量を抑えながら、所望の秘匿化効果が得られるマスキングパーティション等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、マスキングパーティションであって、開口部を有する第1の遮音ボードと、前記開口部を前面側から塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、前記振動板の背面に装着された音響振動子と、前記音響振動子に対して、音響信号を供給するための信号伝搬手段と、を具備し、音響信号発生手段により発生する音響信号が前記信号伝搬手段によって前記音響振動子に伝搬されることを特徴とするマスキングパーティションである。
このように、本発明では、遮音ボード全体を音響振動子によって振動させる方法と比較して、インピーダンスの小さい振動板が、遮音ボードに形成された開口部を完全に塞ぐように設けられる。このため、振動板を音響振動子によって振動させることで、振動板を媒介させパーティションから音波を放射することができる。したがって、パーティション本来の遮音・吸音性能を維持しながら、より広い面積から十分な音圧で音波を出力することができる。
また、マスキングパーティションの内部に音響信号を発生する音響信号発生手段と信号伝搬手段とが配置されれば、余分な制御ボックス等をマスキングパーティションの外部に設置するスペースを考慮する必要がない。このため、配線工事も簡便になり、内装デザインを損なうことがない。したがって、従来の遮音パーティションと同等な設置スペースで済み、従来と同様の内装デザインおよび工事負担を維持することができる。
前記第1の遮音ボードの背面側に設けられる第2の遮音ボードをさらに具備し、前記第2の遮音ボードは開口部を有さずに遮音壁として機能させてもよい。
このような構成とすることで、マスキングパーティション自体の受動的な遮音・吸音機能が損なわれることがない。また、パーティションを構成する遮音ボードに対する改造を最小限にすることができる。
前記第1の遮音ボードは、単一の材料または異なる材料を複数枚積層して構成され、厚さが20mm〜40mmであり、前記振動板には、厚さ4〜15mmのハニカム構造のボードが用いられる。
このようにすることで、受動的な遮音・吸音機能を確保することができるとともに、マスキングパーティション自身の物理的機能により減衰した会話漏れ音声に対して、マスキング音により秘匿化すればよいため、より小さい音圧で所望の効果をもたせることができる。
前記振動板は全周が前記第1の遮音ボードに接触するように、前記第1の遮音ボードの開口部の縁に密着されていることが望ましい。
このようにすることで、より効率良く、振動板を介してマスキングパーティションから音波を放射することができる。
前記音響振動子は所定の間隔で前記振動板に複数個装着されていることが望ましい。
このようにすることで、振動板から発せられる音響に指向性を持たせることができる。例えば、振動子を2つ以上配置し、並列に同相駆動させることにより、振動板に対し垂直方向に直進性の高い音波を放射することができる。なお、これにより、振動板の両面から等分に音波が放射されるようになるが、マスキングパーティション内の振動板の片方に遮音材や吸音材を付加すれば、一方の表面から優位に音波が放射されるように制御することもできる。
前記第1の遮音ボードには、前記音響信号発生手段が収容され、前記音響信号発生手段は、日本人の代表的な男声および女声の会話音を混合した、あらかじめ収録された音声情報に基づいて、与えられた音楽信号に変換を加えた秘匿化データを再生可能であり、前記秘匿化データは、前記音声情報より音声の最大値スペクトルを、前記音楽信号より音楽平均スペクトルを解析し、前記音声最大値スペクトルに基づく値を、前記音楽平均値スペクトルに基づく値によって互いに対応する周波数ごとに除した値である除算値スペクトルを算出するとともに、除算値スペクトルの各値に対して、互いに対応する周波数ごとに聴覚感度補正曲線に基づく値を乗算することにより、フィルタ関数を作成し、前記音楽信号の各フレームをフーリエ変換し、フィルタ関数を乗じ、フーリエ逆変換することによって、前記秘匿化データが生成されるようにしてもよい。
このようにすることで、会話音の周波数特性と整合し、マスキング音が効果的に働くようになり、空調音のみならず、自然音、一般の音楽など室内環境に最適なジャンルの音源を選別して、室内環境を快適にしながら、比較的低い音量でマスキング効果を効かせることができる。
前記音響信号発生手段は、音響信号再生手段と、前記音響信号再生手段に対して直流電力を供給する直流電力供給手段と、を具備し、前記音響信号再生手段、前記直流電力供給手段および前記信号伝搬手段は、前記マスキングパーティションの内部に設置され、前記音響信号発生手段に対して操作が可能な操作手段が前記マスキングパーティションの外部に露出させてもよい。
このように、マスキングパーティションの内部に、音響信号再生手段、直流電力供給手段、操作手段等を配置することで、マスキングパーティションの外部に余分な設置スペースが不要である。また、操作手段がマスキングパーティションの外部に露出するため、操作が容易である。
前記信号伝搬手段は、他のマスキングパーティションに音響信号を伝達するための音響信号分岐手段をさらに具備してもよい。
このようにすることで、一つの音響信号発生手段から、複数のマスキングパーティションに対して、同期した音響信号を伝搬することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかるマスキングパーティションを用いたマスキングパーティションの設置構造であって、前記マスキングパーティションの下側に、遮音ボードで構成されたマスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションを配置し、前記マスキングパーティションが、床から所定高さ以上の高さに配置されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造である。
このようにすることで、室内を複数枚のパーティションで仕切る場合において、人が音声を発したり聞いたりする高さに対して、効率良く、マスキング音を発生させることができる。また、全てのパーティションをマスキングパーティションとする必要がないため、コストを抑制することができる。
前記マスキングパーティションの上側に、遮音ボードで構成されたマスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションを配置し、天井との間の隙間を塞ぐことが望ましい。
このようにすることで、パーティションと天井との間から、隣室からの音声が漏れることを抑制することができ、より低い音量のマスキング音で所望のマスキング効果を働かせることができる。
開口部を有する第1の遮音ボードと、前記開口部を塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、前記振動板の背面に装着された音響振動子と、を少なくとも具備する第1のマスキングパーティションと、前記第1のマスキングパーティションに対して、さらに内部に音響信号発生手段が設けられる第2のマスキングパーティションと、遮音ボードで構成され、マスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションと、がそれぞれ1つまたは複数組み合わせて設置され、第2のマスキングパーティションの前記音響信号発生手段からの信号は、前記第1のマスキングパーティションの音響振動子にも伝搬されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造としてもよい。
このようにすることで、室内を複数枚のパーティションで仕切る場合において、全てのパーティションをマスキングパーティションとする必要がないため、コストを抑制することができるとともに、一つの音響信号発生手段から、複数のマスキングパーティションに対して、音響信号を同期させて伝搬することができる。前記音響信号発生手段が2チャンネル・ステレオ音源を発生する場合、同期させて伝搬される音響信号はLチャンネルまたはRチャンネルの2種類の異なる音響信号から選択された音響信号となり、マスキングパーティションに供給される音響信号は必ずしも同一ではない。
開口部を有する第1の遮音ボードと、前記開口部を塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、前記振動板の背面に装着された音響振動子と、を少なくとも具備するマスキングパーティションと、遮音ボードと、音響信号を発生する音響信号発生手段と、を少なくとも具備する第1の遮音パーティションと、遮音ボードで構成され、マスキング用スピーカおよび音響信号発生手段を内蔵していない第2の遮音パーティションと、がそれぞれ1つまたは複数組み合わせて設置され、第1の遮音パーティションの前記音響信号発生手段からの信号は、前記マスキングパーティションの音響振動子に伝搬されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造としてもよい。
このようにすることで、室内を複数枚のパーティションで仕切る場合において、全てのパーティションをマスキングパーティションとする必要がないため、コストを抑制することができるとともに、音響信号発生手段を遮音パーティション内に配置するため、マスキングパーティションの構成を簡易にすることができる。
本発明によれば、パーティションの物理的な厚みや重量を増大させず、かつ、パーティションで区切られた同一空間・部屋における本来の会話に支障をきたさない程度にマスキング音の音量を抑えながら、所望の秘匿化効果が得られるマスキングパーティション等を提供することができる。
マスキングパーティション1を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 マスキングパーティション10を示す断面図。 (a)はマスキングパーティション20aを示す断面図、(b)はマスキングパーティション20bを示す断面図。 マスキングパーティション30を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線断面図。 マスキングパーティション設置構造40を示す図。 マスキングパーティション設置構造40aを示す図。 遮音パーティション100を示す断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、マスキングパーティション1を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。マスキングパーティション1は、本発明にかかるマスキングパーティションの基本構成を示す。マスキングパーティション1は、主に、遮音ボード3a、振動板5、音響振動子9等から構成される。
遮音ボード3aは、例えば石膏ボードであり、従来の遮音パーティション100(図7)で用いられる遮音ボード103と同様のものを用いることができる。すなわち、遮音ボード3aは、それ自体が物理的な遮音・吸音性能を発揮する部材である。
遮音ボード3aの略中央部には、所定の大きさの開口部7が形成される。開口部7は、遮音ボード3aを厚さ方向に貫通する。なお、開口部7は、遮音ボード3aの大きさに対して十分に小さいものとする。
遮音ボード3aの一方の側(マスキングパーティション1の前面側であって、図1(b)の下方)には、開口部7を塞ぐように、振動板5が設けられる。すなわち、振動板5は、開口部7よりもわずかに大きい部材である。振動板5は、例えば、アラミドまたはフェノール樹脂製のハニカムボードである。なお、振動板5の外周縁部は、遮音ボード3aの前面(開口部7の周縁部)と密着するように圧着等により配置される。
振動板5の背面側には、音響振動子9が接着される。音響振動子9は、信号伝搬手段であるケーブル11を介して、音響信号発生手段(図示省略)からの音響信号に応じて振動板5を振動させる。なお、図示した例では、音響振動子9が3つ配置された例を示すが、音響振動子9の設置数は問わない。音響振動子9を複数配置し、並列に同相駆動させる場合には、水平方向の音波に対して、指向性を持たせることができる。
すなわち、振動板5から発せられる音波が、振動板5を中心とした球面波から平面波に近くなり、音波の直進性を高めることができる。したがって、より小さい音圧でも、遠くまでマスキング音を放出することができる。すなわち、目的とするエリアに十分なマスキング音を送ることができ、不要なエリアに不快感を与えたり、会話に支障をきたしたりすることを防止することができる。
なお、遮音ボード3aとしては、例えば、石膏ボードであれば、20mm〜40mm程度の厚みであることが望ましい。遮音ボード3aが20mmよりも薄いと、遮音ボード3aの物理的な遮音・吸音性能が劣り、40mmを超えると、マスキングパーティション1自体の厚みが厚く、重量増などの問題が生じるためである。
また、振動板5の厚さは、4mm〜15mmであることが望ましい。振動板5の厚さが4mmより薄いものは製造性が悪く、15mmを超えると、インピーダンスが高く、効率良く振動を伝えることが難しくなるためである。なお、音響振動子9のサイズは、遮音ボード3aの厚みよりも薄く、開口部7の内部に収容された音響振動子9が、遮音ボード3aの背面側に突出することがないことが望ましい。
次に、マスキングパーティション1の機能について説明する。前述の通り、音響信号発生手段から音響信号を受けると、音響振動子9は振動板5を振動させる。これにより、振動板5から音波が放射される。また、同時に、振動板5は、外周部が遮音ボード3aと密着するため、遮音ボード3a自体にも振動が伝搬される。したがって、マスキングパーティション1の全体から音波が放出される。したがって、会話漏れ音声に対して、マスキング音により秘匿化することができる。
なお、音響信号発生手段からの音響信号としては、空調音や音楽など適宜設定することができるが、特に、音声に対してマスキング効果を高めるためには、特開2012−48120「秘匿化データ生成装置、秘匿化データ生成方法、秘匿化装置、秘匿化方法及びプログラム」に記載の方法を用いてもよい。例えば、以下のように秘匿化データを作成し、秘匿化データを再生してもよい。
まず、所定の平均的な日本人の男声および女声を混合収録した音声データ及び予め与えられる音楽データの各々に対して所定の区間単位のフレームfに分割し、音声フレーム群及び音楽フレーム群を生成する。音声フレーム群及び音楽フレーム群から、音声最大値スペクトルVv(j)(jは周波数)及び音楽平均値スペクトルVm(j)を生成する。詳しくは、音声フレーム群及び音楽フレーム群の各クレームに対して周波数解析を行い、音声フレームの時間軸方向に最大のスペクトルである単一の音声最大値スペクトルVv(j)を算出し、音楽フレームの時間軸方向に平均化したスペクトルである音楽平均値スペクトルVm(j)を算出する。なお、音楽平均値スペクトルVm(f,j)として、音楽フレームの前後Mフレーム(M個)に渡って時間軸方向に平均化したスペクトルを算出するようにしても良い。
音声最大値スペクトルデータ及び音楽平均値スペクトルデータから、フレームfごとに、フィルタ関数F(j)を算出する。詳しくは、音声最大値スペクトルVv(j)に基づく値を、音楽平均値スペクトルVm(j)に基づく値によって互いに対応する周波数jごとに除した値である除算値スペクトルDiv(j)を算出し、更に、除算値スペクトルDiv(j)の各値に対して、互いに対応する周波数jごとにヒト聴覚感度の重みを定義した聴覚感度補正曲線L(j)に基づく値を乗算することにより、フィルタ関数F(j)を作成する。
音楽データに対し、フレームfごとに、フィルタ関数F(j)を参照しながら秘匿化データが作成される。すなわち、音楽データを所定の区間単位であるフレームfに分割し、分割された各フレームfをフーリエ変換し、フィルタ関数F(j)を乗じ、フーリエ逆変換することによって、秘匿化データが生成される。なお、上述の演算は図示を省略したコンピュータによって行い、あらかじめ生成された秘匿化データを音響信号発生手段の保存部に記憶させておき、使用時には、音響信号発生手段によって当該秘匿化データを読み出して再生すればよい。
このような秘匿化データは、空調音のみならず、自然音、一般の音楽など室内環境に最適なジャンルの音源を選別して、室内環境を快適にしながら、比較的低い音量でマスキング効果を働かせることができる。
以上、本実施の形態によれば、効率の良いマスキングパーティションを提供することができる。特に、遮音ボード全体を音響振動子によって直接振動させる方法と比較して、インピーダンスの低い振動板5を用い、音響振動子9によって振動させることで、振動板5から音波を放出することができるとともに、振動板5を媒介させマスキングパーティション1から音波を放射することができる。
したがって、遮音パーティションとしての遮音・吸音性能を維持しながら、より広い面積から十分な音圧で音波を出力することができる。この際、振動板5の全周が、遮音ボード3aの前面であって開口部の周縁に密着するため、より効率良く、振動板5を介してマスキングパーティションから音波を放射することができる。
また、複数個の音響振動子9を振動板5に配置し、並列に同相駆動させることにより、平面波に近い音波を放射することができる。したがって、球面波である音波は、距離の2乗で減衰することと比較すれば、より小さい音量でも、遠くまでマスキング効果を得ることができる。
また、音響振動子9は、遮音ボード3aの開口部7内に収容されるため、音響振動子9がマスキングパーティション1の表面から突出することがなく、必要以上に遮音ボード3aの厚みを厚くする必要がない。
次に、第2の実施の形態について説明する。図2は、マスキングパーティション10を示す断面図である。なお、以下の説明において、マスキングパーティション1と同様の機能を奏する構成については、図1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。マスキングパーティション10は、マスキングパーティション1と略同様の構成であるが、背面側に、さらに遮音ボード3b等が設けられる点で異なる。
マスキングパーティション10では、遮音ボード3aの背面に対して、遮音ボード3bが配置される。遮音ボード3bは、遮音ボード3aと同様に、石膏ボード等で構成されるが、開口部は形成されない。すなわち、従来の遮音パーティション100(図7)の遮音ボード103と同様の構成である。
遮音ボード3bの背面側には、さらに、保護板13が配置される。保護板13は、例えばスチール板である。保護板13のさらに背面側には、吸音材15が配置される。すなわち、遮音ボード3b、保護板13、吸音材15は、従来の遮音パーティション100と同様の構成であり、マスキングパーティション10において、遮音・吸音性能を発揮する部位である。
遮音ボード3aの前面には、保護板13が配置される。保護板13は、例えばスチール板である。なお、保護板13と振動板5との間には、振動板5が振動可能な程度に隙間が開けられる。また、保護板13の表面に、化粧シート等を配置してもよい。また、遮音ボード3a、3bの間に、さらに、吸音材(図7の吸音材101)を設けてもよい。
マスキングパーティション10では、振動板5に対して垂直方向に発振される音波は、マスキングパーティション10の前面方向および背面方向に向けて放射される。振動板5の前面側に放射された音波は、保護板13を介してマスキングパーティション10の前方に伝搬する。一方、振動板5の背面側に放射された音波は、遮音ボード3b、吸音材15等によって、マスキング音が遮音、吸音される。したがって、マスキングパーティション10は、その前方に対してのみ、マスキング効果を発揮し、背面側に対しては、マスキング音の放射が抑制される。
マスキングパーティション10によれば、マスキングパーティション1と同様の効果を得ることができる。また、従来の遮音パーティション100と同等の遮音・吸音効果を発揮させることができる。また、マスキング音を所望の一方の方向に対して放射することができる。また、音響振動子9やケーブル11が、マスキングパーティション10の内部に収容されるため、従来の遮音パーティション100と同等の設置スペースに設置することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。図3(a)は、マスキングパーティション20aを示す断面図である。マスキングパーティション20aは、マスキングパーティション10と略同様の構成であるが、前面および背面の両側に向けて、振動板5および音響振動子9が配置される点で異なる。
マスキングパーティション20aでは、背面側にも遮音ボード3aが配置される。すなわち、背面側の遮音ボード3aにも開口部7が形成される。一対の遮音ボード3aの対向面とはそれぞれ逆側になる部位に振動板5が配置される。それぞれの振動板5には、開口部7に収容されるように、音響振動子9が設けられる。すなわち、マスキングパーティション20aは、前面側と背面側とで対称の構成となる。
このようにすることで、マスキングパーティション20aの前面側および背面側の両側に向かって、マスキング音を放射することができる。すなわち、1枚のマスキングパーティション20aを配置することによって、マスキングパーティション20aで仕切られる両側の空間に対してマスキング音を放射することができる。
なお、このような効果は、図3(b)に示す、マスキングパーティション20bによっても得ることができる。マスキングパーティション20bは、1枚の遮音ボード3aの両面に振動板5が設けられる。すなわち、開口部7は、遮音ボード3aの両面から振動板5によって塞がれる。
このようにしても、1枚のマスキングパーティション20bを配置することによって、マスキングパーティション20bで仕切られる両側の空間に対してマスキング音を放射することができる。なお、マスキングパーティション20a、20bにおいては、一方の振動板5および音響振動子9をなくし、他方の振動板5および音響振動子9のみでマスキングパーティション20a、20bの前面側および背面側の両側に向かって、マスキング音を放射することもできる。すなわち、一対の遮音ボード3aを用い、それぞれの開口部7のうち、一方にのみ振動板5を設け、他の開口部7を塞がなくてもよい。または、一枚の遮音ボード3aを用い、一方の面にのみ振動板5を設けてもよい。
次に、第3の実施の形態について説明する。図4は、マスキングパーティション30を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のB−B線断面図である。マスキングパーティション30は、マスキングパーティション10と略同様の構成であるが、内部に、音響信号発生部31が配置される点で異なる。
音響信号発生手段である音響信号発生部31は、音響信号蓄積部から音響信号を読み出して音響信号を再生・増幅する音響信号再生手段と、音響信号再生手段に対して直流電力を供給する直流電力供給手段とから構成される。
音響信号発生部31は、例えば遮音ボード3aの一部がくり抜かれて配置される。音響信号発生部31と音響振動子9および外部商用電源等とは、ケーブル11を介して接続される。すなわち、音響信号を供給するための信号伝搬手段と、音響信号を発生する音響信号発生手段とが、マスキングパーティション30内部に配置され、別途外部に設置する必要がない。
遮音ボード3aには、さらに、音響信号発生部31の操作を行うことが可能な操作手段である操作部33が収容される。操作部33の前面側の保護板13には開口部が形成される。すなわち、操作部33のスイッチのレバー部、ボリュームのダイヤル部などが、マスキングパーティション30の前面に部分的に露出する。なお、操作部33のスイッチやボリュームの本体は、マスキングパーティション30の内部に収容される。したがって、マスキングパーティション30とは別に、他の操作部を配置する必要がない。なお、操作部33には、リモコン受光部を設けてもよい。例えば、赤外線リモコンを使用する場合には、リモコン受光部の位置に赤外線を通す開口窓をマスキングパーティション30に設ければよく、操作部33は前面に全く露出させる必要がなくなる。
マスキングパーティション30によれば、音響信号発生部31および操作部33を内部に収容するため、別途、音響信号発生部等を設置する設置スペースが不要である。また、操作部33の一部がマスキングパーティション30の外部に露出するだけであるため、操作性を損なわずに内装材としての美観を維持することができる。
次に、本発明のマスキングパーティションを用いた、マスキングパーティションの設置構造について説明する。図5は、マスキングパーティション設置構造40を示す図である。なお、マスキングパーティション設置構造40を構成するそれぞれのパーティションの枚数や配置等は、図示した例に限られない。区切る空間の大きさや、場所等に応じ適宜設定すればよい
マスキングパーティション設置構造40は、例えば、複数枚のマスキングパーティション10および1枚のマスキングパーティション30と、従来の遮音パーティション100とが組み合わされて構成される。なお、マスキングパーティション10に代えて、前述した他のマスキングパーティション1、20a、20b等を用いてもよい。
マスキングパーティション設置構造40は、例えば、床41から天井43までの間を塞ぐように配置される。この際、例えば、床41から所定の高さまで(図中C)は、従来の遮音パーティション100を用いてもよい。例えば、一般的な会議室等においては、人が会話等によって音声を発し、音声を聴くのは、概ね、床41から1.2m以上の高さである。したがって、この場合には、床41から1.2m以上の高さにマスキングパーティション10、30を設置すればよい。このようにすることで、高価なマスキングパーティションの使用枚数を減らすことができる。なお、設置場所やマスキングの目的等に応じて、床41からのマスキングパーティション10、30の設置高さは適宜設定すればよい。
前述の通り、マスキングパーティション30には、操作部33および音響信号発生部31が内蔵される。マスキングパーティション30の音響信号発生部31から発生する音響信号は、ケーブル11を介してマスキングパーティション30の音響振動子9に送られるとともに、ケーブル11によって、他のマスキングパーティション10の音響振動子9にも送られる。
すなわち、マスキングパーティション30には、音響信号発生部31からの音響信号を分岐する分岐手段が設けられる。したがって、一つの音響信号発生部31から、複数枚のマスキングパーティション10に対して、音響信号を送り、マスキング音を同期させて発生させることができる。また、マスキングパーティション30に設けられた単一の操作部33を操作することで、他の複数枚のマスキングパーティション10に対しても、同時に再生制御を行うことができる。
なお、マスキングパーティション10、30と、天井43との間は、消防法や空調の関係から塞ぐことができない場合もあるが、そのような制約が無ければ、遮音パーティション100で塞ぐことが望ましい。より低い音量のマスクキン音でより高い遮音効果を得ることができるとともに、高価なマスキングパーティションの使用枚数を減らすことができる。
マスキングパーティション設置構造40によれば、必要最低限のマスキングパーティションの配置によって、高いマスキング効果を得ることができる。また、音響信号発生部31を有するマスキングパーティション30を1枚だけ配置し、他を音響信号発生部31が設けられない、マスキングパーティション10を用いることで、複数のマスキングパーティション10においてマスキングパーティション30と同期させたマスキング音を再生することができ、室内騒音を極力抑えながら、高いマスキング効果を得ることができる。また、音響信号発生部31に2チャンネル・ステレオ音源を再生する機能をもたせることにより、マスキングパーティション30および複数のマスキングパーティション10の一部にはLチャンネルの音響信号を再生させ、他のマスキングパーティション10にはRチャンネルの音響信号を再生させることにより、より広がり感のあるマスキング音を再生させることができる。
なお、図6に示すような、マスキングパーティション設置構造40aとしてもよい。マスキングパーティション設置構造40aでは、マスキングパーティション30が用いられず、例えばマスキングパーティション10のみが用いられる。一方、遮音パーティション100の一部が遮音パーティション45に置換される。遮音パーティション45は、マスキング音を発生するための音響振動子9や振動板5は配置されないが、内部に、音響信号発生部31および操作部33が配置される。
すなわち、遮音パーティション45は、通常の遮音パーティション100と同様に、遮音効果を発揮するとともに、他のマスキングパーティション10の操作を行うためのものである。また、遮音パーティション45は、音響信号を発生し、他のマスキングパーティション10に音響信号を分岐するものである。
マスキングパーティション設置構造40aによっても、マスキングパーティション設置構造40と同様の効果を得ることができる。また、操作部33等の配置の自由度が高い。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、10、20a、20b、30………マスキングパーティション
3a、3b………遮音ボード
5………振動板
6………遮音材
7………開口部
9………音響振動子
11………ケーブル
13………保護板
15………吸音材
31………音響信号発生部
33………操作部
40、40a………マスキングパーティション設置構造
41………床
43………天井
45………遮音パーティション
100………遮音パーティション
101………吸音材
103………遮音ボード
105………保護板
107………吸音材

Claims (12)

  1. マスキングパーティションであって、
    開口部を有する第1の遮音ボードと、
    前記開口部を前面側から塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、
    前記振動板の背面に装着された音響振動子と、
    前記音響振動子に対して、音響信号を供給するための信号伝搬手段と、
    を具備し、
    音響信号発生手段により発生する音響信号が前記信号伝搬手段によって前記音響振動子に伝搬されることを特徴とするマスキングパーティション。
  2. 前記第1の遮音ボードの背面側に設けられる第2の遮音ボードをさらに具備し、
    前記第2の遮音ボードは開口部を有さずに遮音壁として機能することを特徴とする請求項1記載のマスキングパーティション。
  3. 前記第1の遮音ボードは、単一の材料または異なる材料を複数枚積層して構成され、厚さが20mm〜40mmであり、
    前記振動板には、厚さ4〜15mmのハニカム構造のボードが用いられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマスキングパーティション。
  4. 前記振動板は全周が前記第1の遮音ボードに接触するように、前記第1の遮音ボードの開口部の縁に密着されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマスキングパーティション。
  5. 前記音響振動子は所定の間隔で前記振動板に複数個装着されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のマスキングパーティション。
  6. 前記第1の遮音ボードには、前記音響信号発生手段が収容され、
    前記音響信号発生手段は、あらかじめ収録された音声情報に基づいて、音楽信号に変換を加えた作成された秘匿化データを再生可能であり、
    前記秘匿化データは、
    前記音声情報より音声最大値スペクトルを、前記音楽信号より音楽平均値スペクトルを解析し、前記音声最大値スペクトルに基づく値を、前記音楽平均値スペクトルに基づく値によって互いに対応する周波数ごとに除した値である除算値スペクトルを算出するとともに、除算値スペクトルの各値に対して、互いに対応する周波数ごとに聴覚感度補正曲線に基づく値を乗算することにより、フィルタ関数を作成し、前記音楽信号の各フレームをフーリエ変換し、フィルタ関数を乗じ、フーリエ逆変換することによって、生成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のマスキングパーティション。
  7. 前記音響信号発生手段は、
    音響信号再生手段と、
    前記音響信号再生手段に対して直流電力を供給する直流電力供給手段と、を具備し、
    前記音響信号再生手段、前記直流電力供給手段および前記信号伝搬手段は、前記マスキングパーティションの内部に設置され、前記音響信号発生手段に対して操作が可能な操作手段が前記マスキングパーティションの外部に露出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のマスキングパーティション。
  8. 前記信号伝搬手段は、他のマスキングパーティションに音響信号を伝達するための音響信号分岐手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のマスキングパーティション。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のマスキングパーティションを用いたマスキングパーティションの設置構造であって、
    前記マスキングパーティションの下側に、遮音ボードで構成されたマスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションを配置し、前記マスキングパーティションが、床から所定高さ以上の高さに配置されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のマスキングパーティションを用いたマスキングパーティションの設置構造であって、
    前記マスキングパーティションの上側に、遮音ボードで構成されたマスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションを配置し、天井との間の隙間を塞ぐことを特徴とするマスキングパーティションの設置構造。
  11. 開口部を有する第1の遮音ボードと、前記開口部を塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、前記振動板の背面に装着された音響振動子と、を少なくとも具備する第1のマスキングパーティションと、
    前記第1のマスキングパーティションに対して、さらに内部に音響信号発生手段が設けられる第2のマスキングパーティションと、
    遮音ボードで構成され、マスキング用スピーカを内蔵していない遮音パーティションと、がそれぞれ1つまたは複数組み合わせて設置され、
    第2のマスキングパーティションの前記音響信号発生手段からの信号は、前記第1のマスキングパーティションの音響振動子にも伝搬されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造。
  12. 開口部を有する第1の遮音ボードと、前記開口部を塞ぐように、前記第1の遮音ボードの少なくとも一方の面に設けられた振動板と、前記振動板の背面に装着された音響振動子と、を少なくとも具備するマスキングパーティションと、
    遮音ボードと、音響信号を発生する音響信号発生手段と、を少なくとも具備する第1の遮音パーティションと、
    遮音ボードで構成され、マスキング用スピーカを内蔵していない第2の遮音パーティションと、がそれぞれ1つまたは複数組み合わせて設置され、
    第1の遮音パーティションの前記音響信号発生手段からの信号は、前記マスキングパーティションの音響振動子に伝搬されることを特徴とするマスキングパーティションの設置構造。
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