JP2002095080A - フラットパネル音放射体およびアセンブリシステム - Google Patents

フラットパネル音放射体およびアセンブリシステム

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JP2002095080A
JP2002095080A JP2001212888A JP2001212888A JP2002095080A JP 2002095080 A JP2002095080 A JP 2002095080A JP 2001212888 A JP2001212888 A JP 2001212888A JP 2001212888 A JP2001212888 A JP 2001212888A JP 2002095080 A JP2002095080 A JP 2002095080A
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flat panel
radiator
panel radiator
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plate
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JP2001212888A
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Kenneth P Roy
ピー. ロイ ケネス
Richard S Hendricks
エス. ヘンドリックス リチャード
Wesley T K Bischel
ティー.ケイ. ビシェル ウェスレイ
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Armstrong World Industries Inc
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    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/74Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls
    • E04B1/76Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls specifically with respect to heat only
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    • E04B1/80Heat insulating elements slab-shaped
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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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    • H04R1/02Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
    • HELECTRICITY
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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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    • H04R7/02Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
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    • H04R7/045Plane diaphragms using the distributed mode principle, i.e. whereby the acoustic radiation is emanated from uniformly distributed free bending wave vibration induced in a stiff panel and not from pistonic motion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2201/00Details of transducers, loudspeakers or microphones covered by H04R1/00 but not provided for in any of its subgroups
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    • H04R2201/021Transducers or their casings adapted for mounting in or to a wall or ceiling

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付けが容易であり、構成および変更が簡
単なフラットパネル音放射体およびアセンブリシステム
を提供すること。 【解決手段】 側方プレートおよび下方プレートを有
し、ほぼL型の部分を有する断面を形成するフレームで
あって、フラットパネル放射体を支持し、少なくとも2
つのビーム上に配置される、フレームと、フラットパネ
ル放射体と天井グリッドとの間に挟まれて、フラットパ
ネル放射体を天井グリッドのビームから絶縁する、絶縁
要素と、フラットパネル放射体の下に配置され、複数の
メインビームおよび交差ビームによって規定される開口
部にわたって延びる、実質的に音響的に透明な外装と、
を備える、フラットパネル放射体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時係属出願中で
あり、かつ同一譲受人に譲渡された、特許出願「Fla
t Panel Sound Radiator wi
th Special Edge Details」シ
リアルナンバー(代理人整理番号A1481440)お
よび「Flat Panel Radiator wi
th Sound Absorbing Scrim」
シリアルナンバー(代理人整理番号A148 145
0)に関連し、共通の開示内容を含む。また、本発明
は、同時係属出願中であり、かつ同一譲受人に譲渡され
た、特許出願第09/141,407号「Ceilin
g Panel」にも関連する。この出願は、1998
年8月12日に出願された。同時継続中の出願は、全文
に記載されているように、全文を通じて、本明細書中で
参考として援用される。
【0002】本発明は、職場環境における、電子的な音
のマスキングシステムに主に関連するが、さらに、マス
キング、音響拡張(aural enhancemen
t)、ページング、公共の演説(public add
ress)、およびバックグラウンドミュージックを含
む、信号の任意の組合せに関連し得る。より具体的に
は、本発明は、つり天井と共に用いられるように適合さ
れた、音のマスキングシステムに関連する。
【0003】
【従来の技術】職場における騒音は、新たな問題ではな
いが、オープンな職場構成およびビジネスモデルが発展
するにつれて、より注目を集めるようになった問題であ
る。最近の研究の多くは、会話による注意散漫という形
の騒音が、労働者の生産性に影響を与える、1つの最も
大きいマイナス要因であることを示している。
【0004】経済のサービス分野が成長するにつれて、
より多くの労働者が、製造工場ではなく、オフィスで働
くようになる。フレキシブルで、再構成可能な空間が必
要なことから、オープンプランの職場、すなわち、高さ
の低い、可動の間仕切りを有する大きな部屋が用いられ
るようになる。このような間仕切りの上を通じて音は伝
わり得る。また、職場の人口密度が増加しているので、
所与の物理的空間を占める労働者の数がより多くなる。
より多くの労働者が、スピーカーホン、会議技術、およ
び音を反射する大きい画面だけでなく、音声入力をも有
するマルチメディアコンピュータを用いる。これらの要
因の全てが、職場における騒音レベルを増大させる傾向
にあり、騒音問題をより困難にし、ビジネスとして無視
できないほど費用がかかるものにする。
【0005】閉じられた空間、特に、オフィスおよび会
議室のような環境において、スピーチの明瞭さおよび音
響性能は、部屋の形、家具、中にいる人間の数、特に、
床、壁および天井の処理を含む、様々な要因によって決
定される。この音響環境によって、音の侵入が起きる度
合い、およびこれらの空間内の聴取者が、外部の騒音お
よび会話による注意散漫によって影響される程度が決定
される。
【0006】部屋の内部環境のより概略的な検証によっ
て、中にいる人間がどのように音を知覚するかというこ
とにおいて主な役割を果たす他の局面が明らかになる。
最近の研究によって、空間の間の音の侵入の問題を考え
る場合、材料の伝達損失(transmission
loss)および材料の吸音特性のみが、知覚される音
響環境に影響を与えるのではないことが示される。他の
要因は、空間における暗騒音である。これには、暖房、
換気、および空調(HVAC)配管のような頭上の設備
によって生成される音が含まれる。他の重要な要因は、
隣接する空間から侵入する、主に会話による音である。
現在の調査の大部分は、ここに焦点を当てる。音は、様
々な方法で空間に入り得る。オフィス環境において、音
は、壁または間仕切りを通じて、出入り口および廊下の
ようなオープンエア空間を通じて、および、HVAC配
管、レジスターおよびディフューザーのような他のエア
スペースを通じて伝わる。音の侵入は、1)天井より低
い高さの間仕切りをまわり込んで(deflectio
n)伝わること、2)天井パネルを通り、ユーティリテ
ィ/プレナム空間をわたり、天井を通って戻ること、
3)上から、構造天井デッキ、ユーティリティ/プレナ
ム空間およびつり天井を通ること、4)反対に、下か
ら、天井、ユーティリティ/プレナム空間、および天井
デッキ/フロアを通ることを含む、多くの経路を取り得
る。
【0007】空間において、所望されない音を減少させ
るアプローチは、2つある。音は、ソースから伝わるに
つれて弱められるか、または、何らかのマスキング技術
を用いて覆われ得る。本発明が焦点を当てるのは、これ
らのアプローチのうち、後者である。
【0008】会話による注意散漫、および制御されない
騒音は、オフィスの職場空間内の生産性の低下の主な原
因である。音のマスキングの原理は、特定の周波数の範
囲内の音の導入に関連する。人間の声が占める周波数ス
ペクトルで、音を適切なレベルで加えることによって、
マスキング効果が提供され、本質的に、聴取者に分から
ないように、所望されない音がかき消される。典型的な
音のマスキングシステムには、以下の要素が含まれる。
【0009】1.「ピンクノイズ」信号 2.信号をフィルタリングして、所望のスペクトルの音
を提供する手段 3.増幅する手段 4.処理される領域において均一な音場を作成する手段 ピンクノイズ信号は、3分の1のオクターブバンドの各
々において等しい量の音エネルギーを含み、スピーチス
ペクトルを含む、幅広い周波数範囲をカバーする。
【0010】音のマスキングは、通常、時間が経っても
レベルが一定であり、会話による注意散漫および望まな
い音をマスキングするために十分大きいが、それ自体が
不快になるほど大きくない、正確に輪郭を取られた、広
帯域の音を導入することによって達成される。この音
は、HVACシステム空気ディフューザーのものである
とされる音に類似する。システムは、概して、音信号を
発生、信号を形成または均等化、ならびに信号を増幅す
る電子デバイスからなる。その後、この信号は、通常、
天井の上、プレナム内、12〜16フィートのセンター
上に位置する、スピーカーのアレイに配信される。オー
プンプランのオフィスにおける音のマスキングシステム
は、典型的に、48dBA(「A」で補正した(wei
ghted)dB)+/−2dBに対応する音のレベル
に設定される。この音レベルは、概して、注意散漫を起
こすことなく、会話のプライバシーを守る。
【0011】典型的な電動コーンスピーカーは、励振
(excitation)の周波数に非常に依存する、
音響放射パターンを有する。低い周波数で、これらのス
ピーカーは、広い範囲の角度で、非常に均一的に音を放
射する。入力波の周波数が増大するにつれて、スピーカ
ーによって生成される音放射パターンは、より集中する
ようになり、軸で方向付けられる(投光照明に対する閃
光灯装置と同様である)。一般的な6.5インチスピー
カーは、例えば、250Hzで、全方向に180度、ア
プローチする前方放射パターンを有し得るが、4kHz
で駆動する場合、生成される前方への音エネルギーの大
部分が、約15度の幅の非常に指向的なビームに集中す
る。
【0012】従来の動的スピーカーが、方向付けられ
た、コヒーレントな音場を、マスキングにおいて対象の
周波数で生成するので、このスピーカーの、均一な拡散
反響場を作成するための利用法は、難題を提示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しばしば採用される1
つの解決法は、天井の上に取り付けられる従来の動的ス
ピーカーを利用する。従来の動的スピーカーのアレイ
は、つり天井の上に取り付けられ、従来の電気配線によ
って駆動される。スピーカーは、上の固いフロアスラブ
(floor slab)に、上向きに発射するように
方向付けられる。これによって、音が伝わる、より長い
反射経路が提供され、プレナム空間において音がより均
一に拡散する。反射された音は、つり天井システムを通
過し、そこでさらに拡散され得る。しかし、スピーカー
を上向きに発射することによる不利な点は、聴取者にと
って所望の音レベルを実現するスピーカーを駆動するた
めに、かなりのさらなる電力が必要であることである。
天井を通して直接下にスピーカーを向けること、または
天井パネルの上に従来のスピーカーを取り付けることに
よって、対象の可聴周波数で、一部の領域では音がより
大きく聞こえ、他の領域では小さく聞こえる、非均一な
音場が作成され得る。この非均一な音場を補償するため
には、かなり高いコストで、より多くのスピーカーを用
いることが必要である。必要とされるのは、所望の空間
に音を伝えるより良好な方法であり、容易に取り付けら
れ、構成および変更が簡単なシステムによって、音を伝
えることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のメイン
ビームおよび複数の交差ビームを含み、上記交差ビーム
が上記メインビームによって支持されて、フラットパネ
ル放射体を取り付ける開口部を規定する、天井グリッド
において用いられるフラットパネル放射体装置であっ
て、側方プレートおよび下方プレートを有し、ほぼL型
の部分を有する断面を形成するフレームであって、上記
フラットパネル放射体を支持し、少なくとも2つのビー
ム上に配置される、フレームと、上記フラットパネル放
射体と上記天井グリッドとの間に挟まれて、上記フラッ
トパネル放射体を上記天井グリッドのビームから絶縁す
る、絶縁要素と、上記フラットパネル放射体の下に配置
され、上記複数のメインビームおよび交差ビームによっ
て規定される上記開口部にわたって延びる、実質的に音
響的に透明な外装と、を備える、フラットパネル放射体
装置であり、これにより上記課題が解決される。
【0015】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が、
上記下方プレートに付けられる、上記に記載のフラット
パネル放射体装置である。
【0016】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が、
上記下方プレートの下面に付けられる、上記に記載のフ
ラットパネル放射体装置である。
【0017】本発明の1つの局面は、上記下方プレート
の上面に付けられて、上記フレーム内に上記フラットパ
ネル放射体を位置付ける、閉じこめ要素をさらに備え
る、上記に記載のフラットパネル放射体装置である。
【0018】本発明の1つの局面は、上記フレームに取
り付けられるブリッジ支持要素をさらに備え、電子部品
の取り付け表面を設ける、上記に記載のフラットパネル
放射体装置である。
【0019】本発明の1つの局面は、上記ブリッジ支持
要素に取り付けられる端子箱の内部に配置される電子部
品をさらに備える、上記に記載のフラットパネル放射体
装置である。
【0020】本発明の1つの局面は、上記端子箱が上記
ブリッジ支持要素の下面に取り付けられる、上記に記載
のフラットパネル放射体装置である。
【0021】本発明の1つの局面は、上記外装が上記下
方プレートの下面に固定され、上記複数のメインビーム
および交差ビームによって規定される上記開口部にわた
って延びる、上記に記載のフラットパネル放射体装置で
ある。
【0022】本発明の1つの局面は、上記外装が上記絶
縁要素の下面に固定され、上記複数のメインビームおよ
び交差ビームによって規定される上記開口部にわたって
延びる、上記に記載のフラットパネル放射体装置であ
る。
【0023】本発明の1つの局面は、上記外装が上記絶
縁要素の上面に固定され、上記複数のメインビームおよ
び交差ビームによって規定される上記開口部にわたって
延びる、上記に記載のフラットパネル放射体装置であ
る。
【0024】本発明の1つの局面は、上記フレームが、
上記側方プレートに付けられた上方プレートをさらに備
え、上記上方プレート、側方プレート、および下方プレ
ートが、上記フラットパネル放射体を支持する、ほぼC
型の部分を有する断面を形成する、装置であって、上記
装置は、上記上方プレートの下面に付けられた第2の閉
じこめ要素を備え、上記閉じこめ要素が、上記フレーム
内に上記フラットパネル放射体を位置付ける、上記に記
載のフラットパネル放射体装置である。
【0025】本発明の1つの局面は、上記フレームが、
上記側方プレートに付けられた上方プレートをさらに備
え、上記上方プレート、側方プレート、および下方プレ
ートが、上記フラットパネル放射体を支持する、ほぼC
型の部分を有する断面を形成する、装置であって、上記
閉じこめ要素は、3つの表面全てに隣接し、上記下方プ
レートの上面および上記上方プレートの下面に付けら
れ、上記フレーム内に上記フラットパネル放射体を位置
付ける、上記に記載のフラットパネル放射体装置であ
る。
【0026】本発明の1つの局面は、上記閉じこめ要素
は、弾性のある材料を含む、上記に記載のフラットパネ
ル放射体装置である。
【0027】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素は、
弾性のある材料を含む、上記に記載のフラットパネル放
射体装置である。
【0028】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素は、
接着材料によって、上記フレームの下方プレートに付け
られている、上記に記載のフラットパネル放射体装置で
ある。
【0029】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素は、
上記フラットパネル放射体を上記天井グリッドから機械
的かつ音響的に絶縁する、上記に記載のフラットパネル
放射体装置である。
【0030】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素は、
上記フラットパネル放射体を上記フレームに付ける、上
記に記載のフラットパネル放射体装置である。
【0031】本発明の1つの局面は、上記フレームは、
ベクトル端部プロファイルを有する、上記に記載のフラ
ットパネル放射体装置である。
【0032】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素は、
上記フレームと上記天井グリッドとの間に挟まれて、上
記フレームを上記天井グリッドから機械的かつ音響的に
絶縁する、上記に記載のフラットパネル放射体装置であ
る。
【0033】さらに本発明は、放射体パネルを取り付け
る複数のビームを含む、グリッド構造において用いられ
る放射体パネル装置であって、第1のプレート、第2の
プレート、および第3のプレートを有して、上記放射体
パネルを支持する、ほぼC型の部分を有する断面を形成
する、フレームであって、上記第2のプレートが、上記
第1および第3のプレートの間に堅く固定されている、
フレームと、上記放射体パネルと、天井グリッドとの間
に挟まれて、上記放射体パネルを上記グリッド構造のビ
ームから絶縁する、絶縁要素と、を備える、放射体パネ
ル装置であり、これにより上記課題が解決される。
【0034】本発明の1つの局面は、上記フレームの内
部表面に付けられて、上記フレーム内に上記放射体パネ
ルを位置付ける、閉じこめ要素をさらに備える、上記に
記載の放射体パネル装置である。
【0035】本発明の1つの局面は、第2の閉じこめ要
素をさらに備える放射体パネル装置であって、上記第1
の閉じこめ要素が上記第1のプレートの内部表面に付け
られ、上記第2の閉じこめ要素が上記第3のプレートの
内部表面に付けられて、上記放射体パネルが上記フレー
ム内に位置付けられている、上記に記載の放射体パネル
装置である。
【0036】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が上
記フレームの外部表面に付けられる、上記に記載の放射
体パネル装置である。
【0037】本発明の1つの局面は、上記グリッド構造
が、固定された壁仕切りまたは可動壁間仕切りに含まれ
る、上記に記載の放射体パネル装置である。
【0038】さらに本発明は、複数のメインビームおよ
び複数の交差ビームを含み、上記交差ビームが上記メイ
ンビームによって支持されて、フラットパネル放射体を
取り付ける開口部を規定する、天井グリッドにおいて用
いられるフラットパネル放射体装置であって、側方プレ
ートおよび下方プレートを有して、ほぼL型の部分を有
する断面を形成するフレームであって、上記フラットパ
ネル放射体を支持し、少なくとも2つのビーム上に配置
される、フレームと、上記フラットパネル放射体と上記
天井グリッドのビームとの間に挟まれて、上記フラット
パネル放射体を上記天井グリッドのビームから絶縁す
る、絶縁要素と、を備える、フラットパネル放射体装置
であり、これにより上記課題が解決される。
【0039】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が上
記下方プレートに付けられる、上記に記載のフラットパ
ネル放射体装置である。
【0040】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が上
記下方プレートの下面に付けられる、上記に記載のフラ
ットパネル放射体装置である。
【0041】本発明の1つの局面は、上記下方プレート
の上面に付けられた閉じこめ要素をさらに備え、上記フ
ラットパネル放射体を上記フレーム内に位置付ける、上
記に記載のフラットパネル放射体装置である。
【0042】本発明の1つの局面は、上記フレームが、
上記側方プレートに付けられた上方プレートをさらに備
え、上記上方プレート、側方プレート、および下方プレ
ートが、上記フラットパネル放射体を支持する、ほぼC
型の部分を有する断面を形成する、フラットパネル放射
体装置であって、上記上方プレートの下面に付けられた
第2の閉じこめ要素を備え、上記閉じこめ要素が、上記
フラットパネル放射体を上記フレーム内に位置付ける、
上記に記載のフラットパネル放射体装置である。
【0043】本発明の1つの局面は、上記フレームが、
上記側方プレートに付けられた上方プレートをさらに備
え、上記上方プレート、側方プレート、および下方プレ
ートが、上記フラットパネル放射体を支持する、ほぼC
型の部分を有する断面を形成する、フラットパネル放射
体装置であって、上記閉じこめ要素が、3つの表面全て
に隣接し、上記下方プレートの上面および上記上方プレ
ートの下面に付けられ、上記閉じこめ要素が、上記フラ
ットパネル放射体を上記フレーム内に位置付ける、上記
に記載のフラットパネル放射体装置である。
【0044】本発明の1つの局面は、上記絶縁要素が、
上記フラットパネル放射体を上記天井グリッドから機械
的かつ音響的に絶縁する、上記に記載のフラットパネル
放射体装置である。
【0045】本発明は、フラットパネル音放射体システ
ムを、標準天井グリッドシステムに取り付けて、すぐ下
の建築上の空間に所望の音場を発生する、システムを提
供する。フラットパネル放射体は、堅い放射パネル、放
射パネルに取り付けられた磁石を有する変換器、放射パ
ネルに取り付けられたボイスコイルアセンブリ、および
励振ソースに接続された配線を含む。
【0046】フラットパネル放射体(スピーカー)は、
フラットパネルにつながれた励振器がパネルを振動さ
せ、音を発生する原理に基づいて、動作する。フラット
パネル放射体によって発生される音は、通常のスピーカ
ーが発生する音(ビーム(beaming))のコーン
に限定されない。パネルの振動は、理想的なモデルにお
いて、パネルから円形パターンで(全方向に)音を放射
するパネル表面の波形の複合ランダムリップルを発生す
る。これは、ピストンとして考慮され得る、音のビーム
を生成する、標準コーンスピーカーとは異なり、音のビ
ームは、ステレオサウンド系の分野で、ステレオサウン
ドのために、2つのビームが最も効率的に相互作用する
「スイートスポット」と呼ばれる現象を引き起こす。フ
ラットパネル放射体の全方位放射パターンは、聴く大き
い領域にわたる、音のレベルが等しいことを意味する。
【0047】フラットパネル放射体は、音のマスキング
に必要な周波数での広い音響放射パターンを有する。上
述したように、フラットパネル放射体は、光、任意のサ
イズの堅い放射パネル、および変換器を含む。変換器
は、放射パネルに締め付けられた磁石、同様にパネルに
取り付けられたボイスコイルアセンブリ、および励振ソ
ースに接続された配線を有する。電流がボイスコイルを
通過する場合、得られる電磁界力の磁界との組合せは、
パネル材料の取り付け点での、非常に小さな相対的な変
位、又は曲げを誘発する。コーンスピーカーのピストン
のようなコヒーレントな動きではなく、フラットパネル
の動きは、決定的にインコヒーレントであり、放射器の
表面全体に広がる、多くの異なる複合モードを含む。こ
の効果は、幅広い放射パターン、およびこの技術のビー
ム挙動特性の欠如に大幅に貢献する。これは、軽量でサ
ビないハニカムセルタイプ材料で製造されるフラットパ
ネルを通じて最も良好に達成され得る。このハニカム材
料は、低い、中間および高周波数範囲において、最小の
損失および滑らかな音圧応答を提供する。
【0048】コア材料は、典型的には、高い強度の複合
材料のスキンの間に「挟まれ」ている。結合接着剤が用
いられて、スキン材料がハニカムコアに取り付けられ
る。得られるハニカムパネルは、最も重さに耐える構造
のうちの1つを提供する。
【0049】本明細書中に記載の新たな取り付け構成に
おいて、フラットパネル放射体の矩形放射パネルは、閉
じこめ要素によって支持され、フレーム要素の内部に位
置付けられる。さらなる絶縁要素が取り付けられて、天
井グリッド支持構造に垂直な(normal)接触か
ら、放射パネル振動を絶縁し得る。この取り付け構成
は、フラットパネルスピーカーの振動要素と支持グリッ
ド構造との間の絶縁を向上する。この構成において、ブ
リッジ支持要素はフレーム要素に取り付けられ、フラッ
トパネルスピーカー用の配線を含むことによって、放射
パネルとの接触を避ける。音響スクリムは、美観のた
め、フレームに取り付けられる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明は、添付の図面を参照しな
がら、以下の発明の詳細な説明を読むことによって、よ
り良く理解される。
【0051】次に、より詳細に図面(同一の参照符号
は、いくつかの図面を通じて同一の部分を指す)を参照
すると、図1は、修正されたピンクノイズ信号を生成し
て、所望されないノイズをマスクするように構成され
る、従来技術による音システムを示す。この信号は、し
ばしば、「ホワイトノイズ」と呼ばれ、技術的には、そ
うではないが、音をマスキングする、広帯域の均一な音
場として特徴付けられる。従来技術によるスピーカーの
構成は、図1に示すように、天井の上、12〜16フィ
ートのセンター上に取り付けられた、従来の動的スピー
カーを利用する。従来の動的スピーカー100のアレイ
は、つり天井101の上に取り付けられ、従来の電気配
線105を通じて電力供給される。スピーカーは、上の
固いスラブ102に上向きに発射するように、方向付け
られる。この配置によって、より長い音が伝わる経路が
提供され、上の固いスラブの表面処理に依存して、音場
103をさらに拡散する。反射された音は、つり天井シ
ステム101を通過し、そこでさらに拡散され得、聴取
者104のいる場所での音場103は、矢印によって示
すように、比較的拡散され、均一である。天井を通じ
て、スピーカーを直接下に向けること、または天井パネ
ルの上に従来のスピーカーを取り付けることによって、
対象の周波数で、一部の領域ではより大きく音が聞こ
え、他の領域ではより小さく聞こえる、不均一な音場が
作成される。この不均一な音場を補償するためには、か
なり高いコストで、より多くのスピーカーを用いること
が必要である。しかし、スピーカーを上向きに発射する
ことによる不利な点は、聴取者104に対する所望の音
レベルを実現するスピーカー100を駆動するために、
かなりのさらなる電力を必要とすることである。
【0052】音をマスキングする音響周波数を発生す
る、異なるアプローチは、フラットパネル放射体技術の
開発であった。高品質のフラットパネル放射体を作成し
ようとする従来の試みは、コーンスピーカーの動作の複
製に焦点を当てていた。かなり最近まで、これらの努力
は、成功に結びつかなかった。現在では、オープンな職
場環境において、音のマスキングに必要な周波数で、広
い音響放射パターンを有するフラットパネル放射体が入
手可能である。図2に示すフラットパネル放射体は、任
意のサイズの、軽量で、堅い放射パネル200および変
換器を含む。変換器は、放射パネル200にクランプさ
れた磁石201、同様に放射パネル200に取り付けら
れたボイスコイルアセンブリ202、および放射システ
ムの一部ではない励振ソース204に接続された電気配
線203を含む。フラットパネル製品において用いられ
得る、少なくとも2つの変換器の実施形態がある。図2
に、「ベンダー」または「クランプされた」ドライバー
を示す。電流がボイスコイル202を流れる場合、コイ
ルによって発生される電磁場と、磁石201からの磁界
とが相互作用し、ボイスコイル202取り付け点と磁石
201取り付け点との間のパネル材料200の非常に小
さな相対的な変位、または曲げを誘発する。コーンスピ
ーカーのコヒーレントなピストンのような動きではな
く、フラットパネル200の動きは、決定的に一貫せ
ず、放射体200の表面全体に広がる、多くの異なる複
合モードを含む。この効果は、幅広い放射パターン、お
よびこの技術のビーム挙動特性の欠如に大幅に貢献す
る。
【0053】図3は、標準逆「T」天井グリッドにおけ
るフラットパネル放射体の取り付けを示す図である。現
在の技術において、フラットパネル放射体は、フレーム
に取り付けられ、標準逆「T」天井グリッドにおける据
付けを可能にする。図3に、逆T字型メインビーム60
0、支持ハンガー線601、および交差T字型ビーム6
02を含む天井グリッドの一部を示す。取り付けられた
ブリッジ支持要素604と密閉箱(enclosur
e)606とを有する放射体パネルフレーム要素603
は、点線605によって示すように、グリッド要素に位
置付けられる。密閉箱606は、トランスデューサを外
部駆動ソースに接続する、端末ブロック(図示せず)を
含む。
【0054】図4に、フラットパネル放射体がC型フレ
ーム内で配置される、閉じこめ要素に取り付けられた、
C型フレームの実施形態を示す。フラットパネル放射体
200は、C型閉じこめ要素212によって支持され、
C型フレーム210の内部に位置する。ブリッジ支持要
素604は、フレーム210の上、かつフレーム210
にわたって配置される。ブリッジ支持要素は、ドライバ
612を通じてフラットパネル放射体200の振動を引
き起こす、電子部品を含むボックス610を支持する。
フレーム210は、天井グリッドシステム600のフラ
ンジと重なって、底面に取り付けられた絶縁要素214
を有する。絶縁要素214は、フォームのような弾力の
ある材料から製造され得る。絶縁要素214は、フラッ
トパネル放射体を、グリッド支持要素600から、機械
的にも、音響的にも絶縁し、フラットパネル放射体から
つり天井システムへの振動を防ぐ。外装(スクリム)2
16が、フラットパネル放射体用の音響的に透過性の装
飾用カバーとして加えられ得、残りの天井に美的に適合
するように製造され得る。
【0055】図4に示す閉じこめ要素を有するC型フレ
ーム設計は、放射パネルの周辺部で、境界条件に影響を
及ぼし、材料の選択によって、硬さが、境界を「単に支
持される」ようにする(この場合、パネルの端部までず
っと曲げることが自由にできる)か、または、「クラン
プされる」ようにする(この場合、パネルは端部で真っ
直ぐである必要がある)。材料の堅さが変動することに
よって、単なる支持とクランプとの間の境界条件が、入
手され得る。この選択は、モーダル周波数(modal
frequency)に影響を及ぼし、システムの動
作周波数範囲に影響を及ぼす。本質的に、フラットパネ
ル放射体は、チューニング可能になる。閉じこめ要素2
12の選択が、かなり堅い材料である場合、絶縁要素2
14は、振動がグリッド600に伝わることを防ぐ必要
を有し得る。閉じこめ要素212が非常に軟らかい場
合、絶縁は、閉じこめによって達成され得、別個の絶縁
要素214が必要ないこともある。
【0056】図5に、「C」型である必要のない閉じこ
め要素を示す。閉じこめ要素218は、フラットパネル
放射体200の上に位置していてもよいし、下に位置し
ていてもよい。閉じこめ要素218は、フラットパネル
放射体の任意の端部に沿って、連続的である必要はな
い。さらに、閉じこめ要素218は、フラットパネル放
射体200の4つの端部ではなく、2つの端部において
用いられ得る。
【0057】図6A〜6Bに、C型フレームの外装要素
の代替的な配置を示す。図6Aにおいて、外装は、絶縁
要素214の下、天井グリッド600のフランジの上に
取り付けられる。図6Bにおいて、外装216は、絶縁
要素214の上、C型フレームの下に取り付けられる。
【0058】図7に、C型フレームとは異なる、L型フ
レームの実施形態を示す。この場合、フラットパネル放
射体200の端部は、クランプされ得ず、絶縁要素21
4は、フラットパネル放射体200を接着材料によって
適所で支え、かつ、天井グリッド構造600から、機械
的にかつ音響的にフラットパネル放射体を絶縁する。十
分に弾力がある上方の絶縁要素214が選択される場
合、下方の絶縁要素214はなくてもよい。反対に、上
方の絶縁要素214が、基本的に接着の用途しか果たさ
ない大きさまで最小化される場合、下方の絶縁要素21
4が必要である。
【0059】図8A〜8Bに、L型フレームの絶縁要素
214および外装要素216の異なる配置を示す。図8
Aに、接着剤によってL型フレームに取り付けられたフ
ラットパネル放射体200の端部を示す。絶縁要素21
4は、L型フレームの下面に取り付けられている。外装
216は、L型フレーム220の下面と天井グリッド6
00のフランジとの間に位置する、絶縁要素214の下
面に取り付けられる。図8Bにおいて、フラットパネル
放射体200の端部は、また、接着剤によって、L型フ
レーム220に取り付けられている。外装要素216
は、絶縁層214の上面に取り付けられている。絶縁要
素は、また、L型フレーム220の下面と天井グリッド
600のフランジとの間に位置付けられる。
【0060】図9A〜9Bに、フラットパネル放射体2
00が、ベクトル天井パネルシステムにおいて用いられ
るベクトル型フレームに配置されている2つの実施形態
を示す。フラットパネル放射体200は、図9AのC型
部分230を有するベクトルフレーム250内の、また
は、図9Bに示すL型部分を有するベクトルフレーム2
50内のその端部の上に配置される。図9Aにおいて、
C型内の閉じこめ要素242の機能性、およびフレーム
250上の絶縁要素244は、取り付け(lay−i
n)パネル設計について図4および5に関して説明した
ものと同一である。図9Bにおいて、絶縁要素240お
よび244の機能性は、取り付けパネル設計について図
7に関して説明したものと同一である。各実施形態にお
いて、絶縁要素240、242、および244は、フラ
ットパネル放射体を、ベクトルフレーム250から、機
械的かつ音響的に絶縁する。外装要素216は、ベクト
ルフレーム250の下面に取り付けられる。任意の絶縁
要素244は、天井グリッド構造600およびベクトル
パネルに固定されて、ベクトルフレーム250のさらな
る絶縁を提供し得る。ブリッジ支持要素604が、ベク
トルフレーム250の上端の上、かつ上端にわたって位
置する。ブリッジ支持要素604は、電子部品ボックス
610を支持する。
【0061】本発明は、天井グリッドシステムのコンテ
キストにおいて、説明されてきたが、音放射体およびア
センブリシステムは、天井グリッドに用いられるパネル
と類似する、別個のパネルを有する壁間仕切りのグリッ
ド構造においても用いられ得る。特に、フラットパネル
放射体は、同じ方法だが、フラットパネル放射体が、フ
レーム要素の上のプレートと下のプレートとの間に水平
に配置されるのではなく、垂直に配置されて、支持され
得る。さらに、聴く領域に対向するフレーム要素端部
に、音響スクリムが付けられて、壁間仕切りのメインビ
ームおよび交差ビームによってできる開口部分を覆い得
る。スクリムは、音響的に透過性であり得る。
【0062】フラットパネル放射体を天井グリッドに取
り付ける装置。天井グリッドシステムは、メインビーム
および交差ビームによって規定される開口部を含む。メ
インビームは、ハンガー配線を介して堅い天井に固定さ
れる。メインビームおよび交差ビームは、フランジを有
し、交差ビームは、メインビームのフランジの上に載っ
ている。取り付け装置は、上部プレート、側方プレー
ト、および底部プレートを含むフレーム、フレームに取
り付けられた閉じこめ要素および絶縁要素、ならびにフ
レームの底部に取り付けられた音響的に透過性のスクリ
ムを有する。フラットパネル放射体は、閉じこめ要素と
絶縁要素との間に取り付けられる。放射体パネルは、ハ
ニカムコアから製造され得る。閉じこめ要素は、堅くて
弾性のある材料によって造られ得、絶縁要素は、常に、
振動に対して弾性があり、放射体パネルを天井グリッド
システムから機械的かつ音響的に絶縁する。フラットパ
ネル音放射体アセンブリは、壁の間仕切りにも据付けら
れ得る。
【0063】特許請求の範囲に記載の、対応する構造、
材料、動作、および、任意のミーンズプラスファンクシ
ョンで表される構成要件に等しいものは、具体的に請求
される他の請求される構成要件との組合せで、機能を行
う、任意の構造、材料、または動作を含むことが意図さ
れる。
【0064】本発明を、実施形態を参照しながら、具体
的に示し、説明してきたが、当業者であれば、本発明の
意図および範囲から逸脱することなく、形態および細部
に様々な改変が為され得ることを理解する。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、天井を通して直接下に
スピーカーを向けること、または天井パネルの上に従来
のスピーカーを取り付けることによって、対象の可聴周
波数で、一部の領域では音がより大きく聞こえ、他の領
域では小さく聞こえる、非均一な音場を作成することが
できる。この非均一な音場を補償するためには、従来で
はかなり高いコストで、より多くのスピーカーを用いる
ことが必要であったが、本発明を用いると、所望の空間
に音を伝えるより良好な方法が可能であり、さらに容易
に取り付けられ、構成および変更が簡単なシステムによ
って、音を伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術による、均一であり、拡散さ
れ、反響された音場を作成する音システムを示す図であ
る。
【図2】図2は、本発明において利用され得るフラット
パネル放射体の断面図である。
【図3】図3は、標準的な逆「T」天井グリッドでのフ
ラットパネル放射体の取り付けを示す図である。
【図4】図4は、フラットパネル放射体の閉じ込め要素
を有する「C」型フレームの実施形態を示す図である。
【図5】図5は、フラットパネル放射体の閉じ込め要素
を有する「C」型フレームの代替的な実施形態を示す図
である。
【図6A】図6Aは、「C」型フレームの絶縁要素に対
向する要素の取り付けの代替的な位置を示す図である。
【図6B】図6Bは、「C」型フレームの絶縁要素に対
向する要素の取り付けの代替的な位置を示す図である。
【図7】図7は、絶縁要素を有する「L」型フレームの
実施形態を示す図である。
【図8A】図8Aは、本発明の「L」型フレームの絶縁
体および対向する要素の異なる配置を示す図である。
【図8B】図8Bは、本発明の「L」型フレームの絶縁
体および対向する要素の異なる配置を示す図である。
【図9A】図9Aは、フラットパネル放射体のベクトル
型フレームの実施形態を示す図である。
【図9B】図9Bは、フラットパネル放射体のベクトル
型フレームの実施形態を示す図である。
【符号の説明】
200 放射パネル 201 磁石 202 ボイスコイルアセンブリ 203 電気配線 204 励振ソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 9/00 H04R 9/00 B (72)発明者 リチャード エス. ヘンドリックス アメリカ合衆国 ペンシルベニア 17603, ランカスター, ベントレイ レーン 27 (72)発明者 ウェスレイ ティー.ケイ. ビシェル アメリカ合衆国 ペンシルベニア 17601, ランカスター, マクグラン ブールバ ード 707 Fターム(参考) 5D012 AA02 CA09 GA01 5D016 AA01 FA03 5D017 AA03 AA10 AE01 AE02 AG06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメインビームおよび複数の交差ビ
    ームを含み、該交差ビームが該メインビームによって支
    持されて、フラットパネル放射体を取り付ける開口部を
    規定する、天井グリッドにおいて用いられるフラットパ
    ネル放射体装置であって、 側方プレートおよび下方プレートを有し、ほぼL型の部
    分を有する断面を形成するフレームであって、該フラッ
    トパネル放射体を支持し、少なくとも2つのビーム上に
    配置される、フレームと、 該フラットパネル放射体と該天井グリッドとの間に挟ま
    れて、該フラットパネル放射体を該天井グリッドのビー
    ムから絶縁する、絶縁要素と、 該フラットパネル放射体の下に配置され、該複数のメイ
    ンビームおよび交差ビームによって規定される該開口部
    にわたって延びる、実質的に音響的に透明な外装と、を
    備える、フラットパネル放射体装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁要素が、前記下方プレートに付
    けられる、請求項1に記載のフラットパネル放射体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁要素が、前記下方プレートの下
    面に付けられる、請求項2に記載のフラットパネル放射
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記下方プレートの上面に付けられて、
    前記フレーム内に前記フラットパネル放射体を位置付け
    る、閉じこめ要素をさらに備える、請求項1に記載のフ
    ラットパネル放射体装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームに取り付けられるブリッジ
    支持要素をさらに備え、電子部品の取り付け表面を設け
    る、請求項1に記載のフラットパネル放射体装置。
  6. 【請求項6】 前記ブリッジ支持要素に取り付けられる
    端子箱の内部に配置される電子部品をさらに備える、請
    求項5に記載のフラットパネル放射体装置。
  7. 【請求項7】 前記端子箱が前記ブリッジ支持要素の下
    面に取り付けられる、請求項6に記載のフラットパネル
    放射体装置。
  8. 【請求項8】 前記外装が前記下方プレートの下面に固
    定され、前記複数のメインビームおよび交差ビームによ
    って規定される前記開口部にわたって延びる、請求項1
    に記載のフラットパネル放射体装置。
  9. 【請求項9】 前記外装が前記絶縁要素の下面に固定さ
    れ、前記複数のメインビームおよび交差ビームによって
    規定される前記開口部にわたって延びる、請求項1に記
    載のフラットパネル放射体装置。
  10. 【請求項10】 前記外装が前記絶縁要素の上面に固定
    され、前記複数のメインビームおよび交差ビームによっ
    て規定される前記開口部にわたって延びる、請求項1に
    記載のフラットパネル放射体装置。
  11. 【請求項11】 前記フレームが、前記側方プレートに
    付けられた上方プレートをさらに備え、該上方プレー
    ト、側方プレート、および下方プレートが、前記フラッ
    トパネル放射体を支持する、ほぼC型の部分を有する断
    面を形成する、装置であって、該装置は、該上方プレー
    トの下面に付けられた第2の閉じこめ要素を備え、該閉
    じこめ要素が、該フレーム内に該フラットパネル放射体
    を位置付ける、請求項4に記載のフラットパネル放射体
    装置。
  12. 【請求項12】 前記フレームが、前記側方プレートに
    付けられた上方プレートをさらに備え、該上方プレー
    ト、側方プレート、および下方プレートが、前記フラッ
    トパネル放射体を支持する、ほぼC型の部分を有する断
    面を形成する、装置であって、前記閉じこめ要素は、3
    つの表面全てに隣接し、前記下方プレートの上面および
    該上方プレートの下面に付けられ、該フレーム内に該フ
    ラットパネル放射体を位置付ける、請求項4に記載のフ
    ラットパネル放射体装置。
  13. 【請求項13】 前記閉じこめ要素は、弾性のある材料
    を含む、請求項4に記載のフラットパネル放射体装置。
  14. 【請求項14】 前記絶縁要素は、弾性のある材料を含
    む、請求項1に記載のフラットパネル放射体装置。
  15. 【請求項15】 前記絶縁要素は、接着材料によって、
    前記フレームの下方プレートに付けられている、請求項
    2に記載のフラットパネル放射体装置。
  16. 【請求項16】 前記絶縁要素は、前記フラットパネル
    放射体を前記天井グリッドから機械的かつ音響的に絶縁
    する、請求項1に記載のフラットパネル放射体装置。
  17. 【請求項17】 前記絶縁要素は、前記フラットパネル
    放射体を前記フレームに付ける、請求項1に記載のフラ
    ットパネル放射体装置。
  18. 【請求項18】 前記フレームは、ベクトル端部プロフ
    ァイルを有する、請求項1に記載のフラットパネル放射
    体装置。
  19. 【請求項19】 前記絶縁要素は、前記フレームと前記
    天井グリッドとの間に挟まれて、該フレームを該天井グ
    リッドから機械的かつ音響的に絶縁する、請求項1に記
    載のフラットパネル放射体装置。
  20. 【請求項20】 放射体パネルを取り付ける複数のビー
    ムを含む、グリッド構造において用いられる放射体パネ
    ル装置であって、 第1のプレート、第2のプレート、および第3のプレー
    トを有して、該放射体パネルを支持する、ほぼC型の部
    分を有する断面を形成する、フレームであって、該第2
    のプレートが、該第1および第3のプレートの間に堅く
    固定されている、フレームと、 該放射体パネルと、天井グリッドとの間に挟まれて、該
    放射体パネルを該グリッド構造のビームから絶縁する、
    絶縁要素と、を備える、放射体パネル装置。
  21. 【請求項21】 前記フレームの内部表面に付けられ
    て、前記フレーム内に前記放射体パネルを位置付ける、
    閉じこめ要素をさらに備える、請求項20に記載の放射
    体パネル装置。
  22. 【請求項22】 第2の閉じこめ要素をさらに備える放
    射体パネル装置であって、前記第1の閉じこめ要素が前
    記第1のプレートの内部表面に付けられ、該第2の閉じ
    こめ要素が前記第3のプレートの内部表面に付けられ
    て、該放射体パネルが前記フレーム内に位置付けられて
    いる、請求項21に記載の放射体パネル装置。
  23. 【請求項23】 前記絶縁要素が前記フレームの外部表
    面に付けられる、請求項20に記載の放射体パネル装
    置。
  24. 【請求項24】 前記グリッド構造が、固定された壁仕
    切りまたは可動壁間仕切りに含まれる、請求項20に記
    載の放射体パネル装置。
  25. 【請求項25】 複数のメインビームおよび複数の交差
    ビームを含み、該交差ビームが該メインビームによって
    支持されて、フラットパネル放射体を取り付ける開口部
    を規定する、天井グリッドにおいて用いられるフラット
    パネル放射体装置であって、 側方プレートおよび下方プレートを有して、ほぼL型の
    部分を有する断面を形成するフレームであって、該フラ
    ットパネル放射体を支持し、少なくとも2つのビーム上
    に配置される、フレームと、 該フラットパネル放射体と該天井グリッドのビームとの
    間に挟まれて、該フラットパネル放射体を該天井グリッ
    ドのビームから絶縁する、絶縁要素と、を備える、フラ
    ットパネル放射体装置。
  26. 【請求項26】 前記絶縁要素が前記下方プレートに付
    けられる、請求項25に記載のフラットパネル放射体装
    置。
  27. 【請求項27】 前記絶縁要素が前記下方プレートの下
    面に付けられる、請求項26に記載のフラットパネル放
    射体装置。
  28. 【請求項28】 前記下方プレートの上面に付けられた
    閉じこめ要素をさらに備え、前記フラットパネル放射体
    を前記フレーム内に位置付ける、請求項25に記載のフ
    ラットパネル放射体装置。
  29. 【請求項29】 前記フレームが、前記側方プレートに
    付けられた上方プレートをさらに備え、該上方プレー
    ト、側方プレート、および下方プレートが、該フラット
    パネル放射体を支持する、ほぼC型の部分を有する断面
    を形成する、フラットパネル放射体装置であって、該上
    方プレートの下面に付けられた第2の閉じこめ要素を備
    え、該閉じこめ要素が、該フラットパネル放射体を該フ
    レーム内に位置付ける、請求項28に記載のフラットパ
    ネル放射体装置。
  30. 【請求項30】 前記フレームが、前記側方プレートに
    付けられた上方プレートをさらに備え、該上方プレー
    ト、側方プレート、および下方プレートが、該フラット
    パネル放射体を支持する、ほぼC型の部分を有する断面
    を形成する、フラットパネル放射体装置であって、前記
    閉じこめ要素が、3つの表面全てに隣接し、該下方プレ
    ートの上面および該上方プレートの下面に付けられ、該
    閉じこめ要素が、該フラットパネル放射体を該フレーム
    内に位置付ける、請求項28に記載のフラットパネル放
    射体装置。
  31. 【請求項31】 前記絶縁要素が、前記フラットパネル
    放射体を前記天井グリッドから機械的かつ音響的に絶縁
    する、請求項25に記載のフラットパネル放射体装置。
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