JP2013231847A - カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】層厚規制部材、ひいては、層厚規制部材と接触する現像剤担持体を保護することができながら、円滑に取り扱うことができるカートリッジを提供する。
【解決手段】現像剤を収容可能に構成される現像フレーム30と、現像剤を担持するための現像ローラ9と、現像剤の層厚を規制するための層厚規制ブレードとを備える現像カートリッジ7に、層厚規制ブレードを被覆するための被覆部材100を設ける。そして、被覆部材100に、現像フレーム30を把持するための把持部110を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着されるカートリッジに関する。
従来より、画像形成装置に着脱自在に装着される現像カートリッジとして、例えば、トナーを収容する現像フレームと、トナーを担持する現像ローラと、現像ローラに担持されるトナーの層厚を規制するブレード組立体とを備える現像カートリッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この現像カートリッジでは、現像フレームは、現像ローラを回転可能に支持する下フレームと、下フレームに溶着される上フレームとから形成されている。現像フレームには、上フレームの前端部と下フレームの両側壁部および底壁部の前端部とにより、開口部が、区画されている。現像ローラは、開口部に対向配置されている。
そして、ブレード組立体は、現像ローラと接触される接触部が開口部と現像ローラとの間に配置されるように、上フレームの上側に固定されている。
特開2009−168993号公報
しかるに、上記した特許文献1では、上フレームに固定されているブレード組立体の補強部が露出している。そのため、カートリッジが小型であると、カートリッジを片手で把持して取り扱うときに、補強部材に指が触れる。そうすると、ブレード組立体と接触する現像ローラにまで過度の荷重が加わり、現像ローラが破損するおそれがある。
また、補強部材の先端部分が先鋭形状である場合には、その先端部分に触れないように上フレームおよび下フレームのみを把持する必要があり、取扱い性が低下する。
そこで、本発明の目的は、層厚規制部材、ひいては、層厚規制部材と接触する現像剤担持体を保護することができながら、円滑に取り扱うことができるカートリッジを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明のカートリッジは、内部に現像剤を収容可能に構成される筐体と、現像剤を担持するための現像剤担持体と、現像剤担持体の表面に担持される現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材とを備える。筐体は、第1壁部と、第1壁部と間隔を隔てて配置された第2壁部とを備える。現像剤担持体は、筐体に回転可能に支持される。層厚規制部材は、第1壁部に対して第2壁部とは反対側に対向配置されるように筐体に支持される。
また、本発明のカートリッジは、層厚規制部材を被覆するための被覆部材を備える。被覆部材は、層厚規制部材に対して第2壁部とは反対側に対向配置され、筐体を把持するための把持部を備える。
このような構成によれば、層厚規制部材が、被覆部材に被覆されており、その被覆部材に把持部が設けられている。
そのため、被覆部材の把持部を利用して筐体を把持することができる。これにより、層厚規制部材に触れることなく、カートリッジを取り扱うことができる。
その結果、層厚規制部材、ひいては、層厚規制部材と接触する現像剤担持体を保護することができながら、カートリッジを円滑に取り扱うことができる。
(2)また、層厚規制部材は、現像剤担持体と接触する第1板状部材と、第1板状部材に対して第2壁部とは反対側に対向配置され、第1板状部材を固定するための第2板状部材と、を備えてもよい。この場合、層厚規制部材と被覆部材との対向方向に投影したときに、第2板状部材が、把持部の少なくとも一部と重なるように配置されていてもよい。
このような構成によれば、筐体を把持したときには、第1板状部材を固定する第2板状部材と重なる部分において、被覆部材に触れることができる。
そのため、筐体を把持するときに被覆部材が層厚規制部材に向かって押圧されたとしても、その押圧力を第2板状部材で受けることができる。
その結果、第1板状部材と接触される現像剤担持体への過度な押圧を抑制することができる。
(3)また、被覆部材は、第1板状部材に対して間隔を隔てて対向配置されていてもよい。
このような構成によれば、被覆部材の把持部を把持したときに、第1板状部材に向かう荷重が被覆部材に加えられても、被覆部材が第1板状部材を押圧することを抑制できる。
そのため、第1板状部材の現像剤担持体に対する過度な押圧を抑制できる。
(4)また、第1板状部材は、一端部において現像剤担持体と接触される接触部を有し、他端部において筐体に支持され、現像剤担持体と接触部の接触部分において、現像剤担持体の回転方向と、第1板状部材の他端部から一端部に向かう方向とが、同一方向となるように配置されていてもよい。
このような構成によれば、現像剤担持体と層厚規制部材との接触部分において、現像剤担持体の回転方向と、第1板状部材の他端部から一端部に向かう方向とが、同一方向となるように配置されているので、カートリッジの小型化を図ることができる。
(5)また、被覆部材の一端部は、第1板状部材の一端部よりも、第1板状部材の他端部から一端部に向かう方向における下流側に配置され、第1板状部材の一端部よりも第2壁部側に配置されていてもよい。
このような構成によれば、第1板状部材の一端部が被覆部材に覆われる。そのため、第1板状部材の一端部と現像剤担持体との間からの現像剤の飛散を低減することができ、また、第1板状部材の一端部を保護することができる。
(6)また、被覆部材は、他端部において第1壁部と係合する係合部を有していてもよい。
このような構成によれば、被覆部材を、係合部において、第1壁部に一体的に係合させることができる。そのため、カートリッジの筐体を安定に把持できる。
(7)また、把持部は、現像剤担持体の回転軸方向において、被覆部材の中央部分に設けられていてもよい。
このような構成によれば、カートリッジを、回転軸方向において、バランスよく把持できる。
(8)また、第2壁部は、第1壁部を貫通するように立設され、層厚規制部材が固定される少なくとも1つの固定部を有していてもよい。被覆部材は、固定部に固定される被固定部を有していてもよい。
このような構成によれば、被覆部材および層厚規制部材を、第2壁部から第1壁部を貫通するように立設される固定部に、固定することができる。
そのため、筐体を把持するときに、被覆部材および層厚規制部材が第1壁部と第2壁部との対向方向に押圧されたとしても、その押圧力を固定部で受けることができる。
その結果、第1壁部と第2壁部との対向方向において、筐体の強度を向上させることができる。
(9)また、固定部は、層厚規制部材と被覆部材との対向方向に投影したときに、把持部と重ならないように配置されていてもよい。
このような構成によれば、固定部に触れないように筐体を把持できる。そのため、固定部を保護できるとともに、筐体を安定して把持することができる。
(10)また、把持部は、第1壁部と第2壁部とが向かい合う方向において、層厚規制部材から離れるように形成された段差形状であってもよい。
このような構成によれば、段差形状を利用して、より安定してカートリッジを把持することができる。
本発明のカートリッジは、層厚規制部材、ひいては、層厚規制部材と接触する現像剤担持体を保護することができながら、円滑に取り扱うことができる。
図1は、本発明の現像カートリッジの一実施形態としての現像カートリッジが装着されるプリンタを示す断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジの左上側から見た斜視図である。 図3は、図2に示す現像カートリッジのA−A断面図である。 図4は、図2に示す現像カートリッジのB−B断面図である。 図5は、図2に示す下フレームの左上側から見た斜視図である。 図6は、図2に示す現像カートリッジの左上側から見た分解斜視図である。 図7は、現像カートリッジの他の実施形態の左上側から見た斜視図である。 図8は、現像カートリッジの他の実施形態の左上側から見た斜視図である。 図9は、現像カートリッジの他の実施形態の左上側から見た斜視図である。 図10は、図9に示す現像カートリッジのC−C断面図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面右側を前側とし、図1における紙面左側を後側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、複数(4つ)の色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5を備えている。
複数のプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられており、互いに前後方向に間隔を隔てて並列配置されている。
また、複数のプロセスカートリッジ5のそれぞれは、ドラムカートリッジ6と、ドラムカートリッジ6に着脱可能に装着されるカートリッジの一例としての現像カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ6は、感光ドラム8を備えている。
現像カートリッジ7は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ9を備えている。
現像ローラ9は、左右方向(回転軸方向)に延び、現像カートリッジ7の後端部において後側から露出されるように設けられ、感光ドラム8に対して前上側から接触されている。
また、現像カートリッジ7は、現像ローラ9にトナーを供給する供給ローラ10、および、現像ローラ9に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制部材の一例としての層厚規制ブレード11を備え、それらの上側には、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
現像カートリッジ7内のトナーは、供給ローラ10と現像ローラ9との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード11により層厚が規制されて、一定厚さの薄層として現像ローラ9の表面に担持される。
一方、感光ドラム8の表面には、感光ドラム8の後上側に対向配置されるスコロトロン型帯電器12によって一様に帯電された後、感光ドラム8の上側に対向配置されるLEDユニット13によって所定の画像データに基づいて露光されることにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ9に担持されるトナーが感光ドラム8の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム8の表面上にトナー像が担持される。
用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ14内に収容されており、ピックアップローラ15、給紙ローラ16、および、1対のレジストローラ17によって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム8と搬送ベルト18との間に給紙される。そして、搬送ベルト18によって、感光ドラム8と転写ローラ19との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Pに、すべての色のトナー像が順次転写され、カラー画像が形成される。
そして、用紙Pは、加熱ローラ20と加圧ローラ21との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、カラー画像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ22に排紙される。
2.現像カートリッジ
(1)現像フレーム
現像カートリッジ7は、図2および図3に示すように、筐体の一例としての現像フレーム30を備えている。
現像フレーム30は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成されており、下フレーム31と、第1壁部の一例としての上フレーム32とを備えている。
(1−1)下フレーム
下フレーム31は、図3および図5に示すように、上側および後側が開放された平面視略矩形の枠形状であり、左右方向に間隔を隔てて対向配置される1対の側壁35と、両側壁35の前端部を連結する前壁37と、両側壁35および前壁37の下端部を連結する第2壁部の一例としての底壁36とを一体的に備えている。
1対の側壁35は、前後方向に延びる略平板形状に形成されている。側壁35の上端部には、第1被当接部56と、第1固定部58とが形成されている。
第1被当接部56は、側壁35の前側部分の上端から連続して、左右方向外方に延びる略平板形状に形成されている。
第1固定部58は、側壁35の後側部分の上端から連続して、左右方向内方に延びる略平板形状に形成されている。第1固定部58には、第1ねじ穴59と、位置決め凸部60とが形成されている。
第1ねじ穴59は、第1固定部58の中央部分において、上下方向に貫通して形成されている。
位置決め凸部60は、第1ねじ穴59の前側に設けられ、第1固定部58から上方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。位置決め凸部60の先端部は、上方に盛り上がる断面略円弧形状に形成されている。
前壁37は、上下方向に延びる略平板形状に形成されている。詳しくは、その下側部分が、上方へ向かうに従って前方へ傾斜するように形成され、その上側部分が、下側部分の上端部から連続して上方へ向かって延びるように形成されている。
また、前壁37の上端部には、第2被当接部57が形成されている。
第2被当接部57は、前壁37の上端から連続して、前方に延びる略平板形状に形成されている。
底壁36は、その前側部分において屈曲壁40および湾曲壁41を備え、その後側部分において円弧壁42およびリップ部43を備えている。底壁36は、前側から、屈曲壁40、湾曲壁41、円弧壁42、および、リップ部43の順で連続して形成されている。
屈曲壁40は、前壁37の下端部から連続して後側へ延びる平板形状に形成されている。詳しくは、屈曲壁40は、後側に向かうに従って上側に傾斜し、屈曲して、後ろ側に向かうに従って下側に傾斜している。
湾曲壁41は、屈曲壁40の後端部から連続して後側へ延び、アジテータ72(後述)の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成されている。
円弧壁42は、湾曲壁41の後端部から連続して後側へ延び、供給ローラ10の回転軌跡に沿って略円弧形状に形成されている。
リップ部43は、円弧壁42の後端部から連続して、後側に向かって突出する断面視略T字状に形成されている。リップ部43の上面には、断面視略矩形状のロアスポンジ71が貼付されている。
また、底壁36には、その前後方向中央部において、区画壁45が形成されている。
区画壁45は、湾曲壁41の後端部および円弧壁42の前端部から連続して上方へ延びている。区画壁45の上端縁は、供給ローラ10の上端縁と略同じ高さに配置されている。区画壁45は、上フレーム32の後側上壁53(後述)の下面と、上下方向に間隔を隔てて対向配置されている。
また、図4および図5に示すように、底壁36には、区画壁45の前側に隣接するように、複数(2つ)の固定部の一例としての第2固定部46が形成されている。
複数の第2固定部46は、下フレーム31の左右方向中央部において両側壁35の間隔を等分するように、互いに間隔を隔てて並列配置されている。詳しくは、第2固定部46は、左右方向において、把持部110(後述)の左右方向の長さを超える間隔を隔てて、かつ、下フレーム31の左右方向中央を前後方向に通過する直線L1に対して線対称に、配置されている。
また、すべての第2固定部46とすべての位置決め凸部60とは、左右方向に沿う同一直線L2上に配置されている。
第2固定部46は、略円筒形状に形成され、湾曲壁41の後端部から上側に向かって立設されている。
第2固定部46の上端縁は、区画壁45の上端縁より上側に位置し、第1固定部58の第1ねじ穴59が形成されている部分の上端縁と略同じ高さに配置されている。
第2固定部46には、第2ねじ穴48が形成されている。第2ねじ穴48は、第2固定部46の上面から下側へ向かって穿孔され、平面視略円形状に形成されている。
また、第2固定部46は、その外周面に、複数(3つ)の突条部47を備えている。
突条部47は、第2固定部46の外周面から径方向に外側へ向かって突出し、上下方向に延びる略平板形状に形成されている。突条部47は、第2固定部46の基端部(下端部)から上下方向途中まで、上下方向に沿って形成されており、その上端面が、後側上壁53(後述)の下面と対向している。
また、突条部47は、第2固定部46の外周面において、周方向に等間隔を隔てて、互いに約120°変位するように形成されている。
(1−2)上フレーム
上フレーム32は、図3および図6に示すように、左右方向に延びる略平板形状に形成され、前側上壁52と、後側上壁53とを一体的に備えている。
前側上壁52は、膨出部54と、当接部55とを備えている。
膨出部54は、前側上壁52のほぼ全てにおいて、上側に膨出するように形成されている。
膨出部54の上端部には、複数(5つ)の係合凹部115が形成されている。係合凹部115は、被覆部材100(後述)の係合凸部112(後述)と対応するように左右方向に互いに間隔を隔てて、並列配置されている。係合凹部115は、後側に向かって開放される断面視略コ字状、かつ、左右方向に延びる背面視略矩形状に形成されている。
当接部55は、略平板形状に形成され、膨出部54を囲むように、膨出部54の左右両側および前側に設けられている。また、当接部55は、上フレーム32が下フレーム31に組み合わされときに、第1被当接部56および第2被当接部57と対応するように、形成されている。
後側上壁53は、前側上壁52の後端部から連続して後方に延びる略平板形状に形成されている。後側上壁53は、下フレーム31の円弧壁42と上下方向に間隔を隔てて対向するように、両側壁35の上端部間に配置されている。
また、後側上壁53の左右両端部は、上フレーム32が下フレーム31に組み合わされたときに、第1固定部58が露出するように、平面視略矩形状に切り欠かれている。
また、後側上壁53には、複数(2つ)の貫通穴61が形成されている。
貫通穴61は、後側上壁53の左右方向中央部において、左右方向互いに間隔を隔てて並列配置されている。貫通穴61は、上フレーム32が下フレーム31に組み合わされときに、第2固定部46の上端部が挿通されるように、第2固定部46の外径よりも大径な直径を有する平面視略円形状に貫通形成されている。
また、図3および図4に示すように、後側上壁53の下面には、円筒部62が設けられている。
円筒部62は、貫通穴61の周縁部から下側へ延びる略円筒形状に形成され、その軸線が貫通穴61の中心と一致するように配置されている。これにより、円筒部62の内部空間は、貫通穴61と連通されている。円筒部62の内径は、貫通穴61の直径よりも大径に形成されている。
そして、円筒部62内の後側上壁53の下面(貫通穴61の外縁)と、突条部47の上端部との間には、弾性部材67が設けられている(図4参照)。
弾性部材67は、略円環状に形成され、その内径が第2固定部46の外径と、その外径が円筒部62の内径と、それぞれ略同径である。弾性部材67により、円筒部62の内周面と、第2固定部46の上端部(突条部47より上側の部分)の外周面との間がシールされている。
(1−3)トナー収容室および現像室
そして、図3に示すように、現像フレーム30は、区画壁45よりも前側の空間が、トナー収容室38として区画され、区画壁45よりも後側の空間が、現像室39として区画される。
また、現像フレーム30の後端部には、後方に向かって開放される開口部69が形成されている。具体的には、開口部69は、両側壁35の後端部、リップ部43の後端部、および、後側上壁53の後端部により区画されている。
トナー収容室38は、詳しくは、両側壁35、区画壁45、湾曲壁41、屈曲壁40、前壁37、前側上壁52、および、後側上壁53の前側部分により区画されている。
トナー収容室38には、トナーが充填されており、トナーを撹拌するためのアジテータ72が設けられている。
現像室39は、詳しくは、両側壁35、区画壁45、円弧壁42、リップ部43、および、後側上壁53の後側部分により区画されている。
また、現像室39には、上記したように、供給ローラ10と、現像ローラ9とが回転可能に支持されている。
供給ローラ10は、その周面が円弧壁42の内周面に沿うように現像室39内に配置されている。供給ローラ10は、図3において矢印方向(左側面視反時計方向)に回転駆動される。
現像ローラ9は、開口部69から後側へ露出されるように、供給ローラ10の後上側に配置され、供給ローラ10に対して後上側から接触されている。現像ローラ9は、図3において矢印方向(左側面視反時計方向)に回転駆動される。
(2)層厚規制ブレード
また、現像カートリッジ7は、図3および図6に示すように、層厚規制ブレード11を備えている。
層厚規制ブレード11は、第1板状部材の一例としてのブレード部材81と、第2板状部材の一例としての補強部材82とを備えている。
ブレード部材81は、弾性を有する薄手の金属板などから形成され、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。
ブレード部材81の前端部(他端部)は、後側上壁53上に配置され、ブレード部材81の後端部(一端部)は、現像ローラ9の外周面と僅かな間隔を隔てて対向配置されている。ブレード部材81の後端部には、接触部83が設けられている。
接触部83は、シリコーン樹脂などの弾性樹脂からなり、ブレード部材81の下面において、左右方向に沿って設けられ、下方に突出する側面視略円弧形状に形成されている。接触部83は、現像ローラ9に対して上から接触している。つまり、ブレード部材81は、その接触部83の接触部分において、現像ローラ9の回転方向(図3に示す矢印で示す回転方向、すなわち、左側面視反時計方向)と、ブレード部材81の前端部から後端部に向かう方向とが、同一方向になるように配置されている。
補強部材82は、ブレード部材81よりも高い剛性を有する厚手の金属板で形成され、本体部86と、本体部86の後端部から突出する凸部87と、本体部86の前端部から前上方に延びる延長部88とを一体的に備えている。補強部材82は、ブレード部材81の上側、すなわち、ブレード部材81に対して底壁36とは反対側に対向配置されている。
本体部86は、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。また、本体部86は、その前後方向長さが、ブレード部材81よりも短く形成されている。本体部86には、複数(2つ)の位置決め穴90と、複数(2つ)の第1固定穴91と、複数(2つ)の第2固定穴89とが形成されている。
複数の位置決め穴90は、下フレーム31の位置決め凸部60に対応するように、本体部86の左右両端に1つずつ配置されている。位置決め穴90は、右側が丸穴、左側が長穴である。
第1固定穴91は、下フレーム31の第1ねじ穴59と対応するように、本体部86の左右両端に1つずつ配置されている。第1固定穴91は、右側が丸穴、左側が長穴である。第1固定穴91は、位置決め穴90の後側に直列配置されている。
複数の第2固定穴89は、下フレーム31の貫通穴61と対応するように、本体部86の左右方向中央部において、左右に互いに間隔を隔てて並列配置されている。複数の第2固定穴89のうちの一つは、丸穴、複数の第2固定穴89のうちの残りは、長穴である。
すべての第2固定穴89は、すべての位置決め穴90とともに、同一直線状に配置されている。
凸部87は、側面視略矩形状に形成され、補強部材82の左右両端に1つずつ設けられている。
延長部88は、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。延長部88は、本体部86の前端から連続して前上側に屈曲するように形成されている。
そして、ブレード部材81と補強部材82とは、ブレード部材81の前側部分の上面と、本体部86の後側部分の下面とが接着されて、固定されている。これによって、ブレード部材81の後側部分が、補強部材82から露出している。
なお、ブレード部材81の前側部分において、第1固定穴91と対向する位置には、貫通穴(図示せず)が形成されている。
また、層厚規制ブレード11と現像フレーム30の後側上壁53との間には、シール部材94が設けられている(図4参照)。
シール部材94は、スポンジシールなどの弾性部材から、前後方向に延びる断面視矩形の平板形状に形成され、後側上壁53の上面とブレード部材81の前側部分の下面との間に配置されている。つまり、本体部86の後側部分は、後側上壁53に対して、ブレード部材81の前側部分およびシール部材94を挟むように配置されている。これにより、シール部材94は、層厚規制ブレード11と後側上壁53との隙間を閉塞している。
(3)被覆部材
また、現像カートリッジ7は、層厚規制ブレード11を被覆するための被覆部材100を備えている。
被覆部材100は、層厚規制ブレード11の上側、すなわち、層厚規制ブレード11に対して底壁36とは反対側に配置されている。被覆部材100は、樹脂からなり、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。
被覆部材100は、図6に示すように、被覆本体部102と、係合部101と、被覆後端部103とを備えている。
被覆本体部102は、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。
被覆本体部102には、上フレーム32の貫通穴61および層厚規制ブレード11の第2固定穴89と対応する部分に、複数(2つ)の被固定部105が形成されている。
複数の被固定部105は、被覆本体部102の左右方向中央部において、左右に互いに間隔を隔てて並列配置され、被覆本体部102の後端部において、上側へ膨出するように形成されている。被固定部105には、ねじ部材97を収容する収容部109が形成されている。
収容部109は、被固定部105の上面から下側に向かって凹む平面視略ロ字形状の凹部として形成されている。収容部109の底壁には、被固定部穴106が形成されている。
被固定部穴106は、収容部109の底壁を貫通する平面視略円形状に形成されている。被固定部穴106の直径は、第2固定穴89と略同径である。
また、被覆本体部102には、被覆部材位置決め穴108と、被覆部材第1固定穴107とが形成されている。
被覆部材位置決め穴108は、被覆本体部102の左右両端部において、位置決め凸部60と対応する位置に形成されている。
被覆部材第1固定穴107は、被覆本体部102の左右両端において、第1ねじ穴59と対応する位置に形成されている。
係合部101は、被覆本体部102の前端部に連続して、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。詳しくは、係合部101は、被覆本体部102から前側に向かって上側に傾斜し、その上端部において後側に水平方向に屈曲し、さらに、その前端部において下側へ屈曲している。また、係合部101は、複数(5つ)の係合凸部112を備えている。
係合凸部112は、左右方向に互いに等間隔を隔てて並列配置されている。係合凸部112は、係合部101の上端部前側からわずかに突出するように、左右方向に延びる平面視略矩形の略平板形状に形成されている。
被覆後端部103は、被覆本体部102の後端部から連続して後側へ延び、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。被覆後端部103の左右方向長さは、ブレード部材81の左右方向長さと略同一である。
被覆後端部103の後端部は、後側方向に向かうに従って、下側へ屈曲している。そして、被覆後端部103の後端縁は、ブレード部材81の後端縁よりも、後側、かつ、下側に配置されるように形成されている。
そして、係合部101および被覆本体部102における、2つの被固定部105の間の部分が、把持部110として区画されている。つまり、把持部110は、被固定部105の間の被覆本体部102(平坦部)と、その前側に連続する係合部101とから、層厚規制ブレード11から離れる段差形状として、形成されている。
また、把持部110は、上下方向に投影したときに、被固定部105および第2固定部46に重ならないように形成されている。また、把持部110は、被固定部105の間の被覆本体部102(平坦部)において、上下方向に投影したときに、補強部材82と重なるように、補強部材82の上側に配置されている。
(4)現像カートリッジの組み立て
現像カートリッジ7を組み立てるには、図6に示すように、まず、下フレーム31に、アジテータ72、供給ローラ10、および、現像ローラ9を組み付ける。
次いで、下フレーム31に上フレーム32を組み付ける。
下フレーム31に上フレーム32を組み付けるには、まず、第2固定部46の上端部に、弾性部材67を外嵌する(図4参照)。
そして、上フレーム32の貫通穴61に、下フレーム31の第2固定部46の上端部を挿通させるように、上フレーム32を、下フレーム31に対して上方から重ね合わせる。すると、上フレーム32の当接部55と、下フレーム31の第1被当接部56および第2被当接部57とが一致する。
このとき、第2固定部46の上端部は、後側上壁53から上側に突出される。
次いで、上フレーム32の当接部55と、下フレーム31の第1被当接部56および第2被当接部57とを溶着する。
これにより、現像フレーム30が形成される。
次いで、上フレーム32に層厚規制ブレード11および被覆部材100を組み付ける。
上フレーム32に層厚規制ブレード11を配置するには、まず、上記した層厚規制ブレード11およびシール部材94を用意する。
そして、上フレーム32の後側上壁53の上面に、シール部材94を貼付する(図3参照)。
次いで、補強部材82の位置決め穴90に、第1固定部58の位置決め凸部60が挿通されるように、層厚規制ブレード11を、後側上壁53に対して上方から重ね合わせる。すると、第1固定部58の第1ねじ穴59が、第1固定穴91から露出され、かつ、第2固定部46の第2ねじ穴48が、貫通穴61を介して第2固定穴89から露出される。
次いで、層厚規制ブレード11の上側に、被覆部材100を配置する。
層厚規制ブレード11に被覆部材100を配置するには、まず、上記した被覆部材100を用意する。
そして、被覆部材100の係合凸部112のすべて(5つ)をそれぞれ、上フレーム32の係合凹部115のすべて(5つ)に挿嵌し、層厚規制ブレード11の補強部材82の上側に、被覆部材100を配置する。
すると、被覆部材100の被覆部材位置決め穴108に、第1固定部58の位置決め凸部60が挿通される。また、第1固定部58の第1ねじ穴59が、被覆部材第1固定穴107から露出される。第2固定部46の第2ねじ穴48は、各貫通穴61を介して、対応する被固定部穴106から露出される。なお、このとき、被覆部材100は、ブレード部材81に対して間隔を隔てて対向配置され、補強部材82に対しては接触しながら対向配置されている。
次いで、層厚規制ブレード11および被覆部材100を下フレーム31に組み付けるには、第2固定穴89および被固定部穴106を介して、ねじ部材97を第2ねじ穴48に螺合するとともに、第1固定穴91および各被覆部材第1固定穴107を介して、ねじ部材97を第1ねじ穴59に螺合させる。
これにより、層厚規制ブレード11および被覆部材100が下フレーム31に固定される。
以上により、現像カートリッジ7の組み立てが完了する。
3.現像カートリッジの把持
現像カートリッジ7を取り扱う態様の一例として、現像カートリッジ7を片手で把持する態様を説明する。
現像カートリッジ7を把持するには、第2指、第3指および第4指の第1関節を屈曲させて、現像カートリッジ7の把持部110の段差形状にそれらの指を引っ掛けるとともに、第1指を現像カートリッジ7の底壁36に押し当てる。これにより、現像カートリッジ7を、上下方向から挟持するように、把持する。
4.作用効果
(1)この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、層厚規制ブレード11が、底壁36とは反対側(上側)に対向配置された被覆部材100によって被覆され、その被覆部材100が、把持部110を備えている。
そのため、被覆部材100の把持部110を利用して現像フレーム30を把持することができる。これにより、層厚規制ブレード11に触れることなく、現像カートリッジ7を取り扱うことができる。
その結果、層厚規制ブレード11、ひいては、層厚規制ブレード11と接触する現像ローラ9を保護することができながら、現像カートリッジ7を円滑に取り扱うことができる。
(2)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、層厚規制ブレード11と被覆部材100との対向方向に投影したときに、補強部材82が、把持部110と重なるように配置されている。
よって、現像フレーム30を把持したときには、ブレード部材81を固定する補強部材82と重なる部分において、被覆部材100に触れることができる。
そのため、現像フレーム30を把持するときに被覆部材100が層厚規制ブレード11に向かって押圧されたとしても、その押圧力を補強部材82で受けることができる。
その結果、ブレード部材81と接触される現像ローラ9への過度な押圧を抑制することができる。
(3)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、被覆部材100は、ブレード部材81に対して間隔を隔てて対向配置されている。
そのため、被覆部材100の把持部110を把持したときに、ブレード部材81に向かう荷重が被覆部材100に加えられても、被覆部材100がブレード部材81を押圧することを抑制できる。
その結果、ブレード部材81の現像ローラ9に対する過度な押圧を抑制できる。
(4)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、現像ローラ9と層厚規制ブレード11の接触部83の接触部分において、現像ローラ9の回転方向と、ブレード部材81の他端部から一端部に向かう方向とが、同一方向となるように配置されている。
そのため、現像カートリッジ7の小型化を図ることができる。
(5)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、被覆部材100の後端部は、ブレード部材81の後端部よりも、ブレード部材81の前端部から後端部に向かう方向における下流側(後側)に配置され、ブレード部材81の後端部よりも底壁36側(下側)に配置されている。
よって、ブレード部材81の後端部が被覆部材100に覆われる。
そのため、ブレード部材81の後端部(接触部83)と現像ローラ9との間からのトナーの飛散を低減することができ、また、ブレード部材81の一端部を保護することができる。
(6)また、この現像カートリッジ7によれば、図3および図6に示すように、被覆部材100は、前端部において上フレーム32と係合する係合部101を有している。
よって、被覆部材100を、係合部101において、上フレーム32に一体的に係合させることができる。そのため、現像カートリッジ7の現像フレーム30を安定に把持できる。
(7)また、この現像カートリッジ7によれば、図2に示すように、把持部110は、左右方向において、被覆部材100の中央部分に設けられている。
よって、現像カートリッジ7を、左右方向において、バランスよく把持できる。
(8)また、この現像カートリッジ7によれば、図4に示すように、現像ローラ9は、底壁36を備える下フレーム31に支持されている。さらに、底壁36は、後側上壁53を貫通するように立設され、層厚規制ブレード11が固定される複数(2つ)の第2固定部46を有している。
よって、被覆部材100および層厚規制ブレード11を、底壁36から後側上壁53を貫通するように立設される第2固定部46に、固定することができる。
そのため、現像フレーム30を把持するときに、被覆部材100および層厚規制ブレード11が後側上壁53と底壁36との対向方向に押圧されたとしても、その押圧力を第2固定部46で受けることができる。
その結果、後側上壁53と底壁36との対向方向において、現像フレーム30の強度を向上させることができる。
また、現像ローラ9、層厚規制ブレード11および被覆部材100を、すべて下フレーム31に固定することができる。
その結果、現像ローラ9、層厚規制ブレード11および被覆部材100の相対配置を精度よく位置決めすることができる。
(9)また、この現像カートリッジ7によれば、図2および図6に示すように、第2固定部46は、層厚規制ブレード11と被覆部材100との対向方向に投影したときに、把持部110と重ならないように配置されている。
よって、第2固定部46に触れないように現像フレーム30を把持できる。そのため、第2固定部46を保護できるとともに、現像フレーム30を安定して把持することができる。
(10)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、把持部110は、後側上壁53と底壁36とが向かい合う方向において、層厚規制ブレード11から離れるように形成された段差形状である。
よって、段差形状を利用して、より安定して現像カートリッジ7を把持することができる。
5.変形例
図7〜10を参照して、現像カートリッジ7の変形例を説明する。図7〜10において、上記した実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)上記した被覆部材100において、図7に示すように、把持部110の平坦部には、平坦部に滑り止めシール113を貼り付けることもできる。
また、把持部110の平坦部には、図8に示すように、複数(4つ)の滑り止め凸部114を形成することもできる。滑り止め凸部114は、左右方向に延びる突条が前後方向に並列配置されている。滑り止め凸部114の上下方向における高さは、前側に向かうに従って、徐々に高くなっている。
(2)また、上記した被覆部材100では、図3に示すように、ブレード部材81は、その接触部83の接触部分において、現像ローラ9の回転方向と、ブレード部材81の他端部(現像フレーム30に対する固定端部)から一端部(現像ローラ9に対する接触端部)に向かう方向とが、同一方向になるように配置されているが、図9および図10に示すように、ブレード部材121を、その接触部83の接触部分において、現像ローラ9の回転方向と、ブレード部材121の他端部(現像フレーム30に対する固定端部)から一端部(現像ローラ9に対する接触端部)に向かう方向とが、反対方向になるように配置することもできる。
詳しくは、ブレード部材121は、現像ローラ9の前側に配置されている。このとき、被覆部材122は、現像ローラ9と間隔を隔てて、現像ローラ9の上端に沿うように形成されている。つまり、被覆部材122は、後側に向かうに対して、下側に向かって緩やかな曲面で屈曲している。また、被覆部材122には、左右方向中央において、把持部の一例としての段部120が形成されている。段部120は、断面略L字に形成されている。
(3)また、上記した被覆部材100は、硬い樹脂から形成されているが、被覆部材100の一部、具体的には、被覆後端部103は、フィルムから形成することもできる。
7 現像カートリッジ
9 現像ローラ
11 層厚規制ブレード
30 現像フレーム
32 上フレーム
36 底壁
46 第2固定部
81 ブレード部材
82 補強部材
83 接触部
100 被覆部材
101 係合部
105 被固定部
110 把持部
120 段部
121 ブレード部材
122 被覆部材

Claims (10)

  1. 第1壁部と、前記第1壁部と間隔を隔てて配置された第2壁部とを備え、内部に現像剤を収容可能に構成される筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持され、前記現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    前記第1壁部に対して前記第2壁部とは反対側に対向配置されるように筐体に支持され、前記現像剤担持体の表面に担持される現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、
    前記層厚規制部材に対して前記第2壁部とは反対側に対向配置され、前記層厚規制部材を被覆するための被覆部材と、を有し、
    前記被覆部材は、前記筐体を把持するための把持部を備えていることを特徴とする、カートリッジ。
  2. 前記層厚規制部材は、
    前記現像剤担持体と接触する第1板状部材と、
    前記第1板状部材に対して前記第2壁部とは反対側に対向配置され、前記第1板状部材を固定するための第2板状部材と、を備え、
    前記層厚規制部材と前記被覆部材との対向方向に投影したときに、前記第2板状部材が、前記把持部の少なくとも一部と重なるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記被覆部材は、前記第1板状部材に対して間隔を隔てて対向配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記第1板状部材は、一端部において前記現像剤担持体と接触される接触部を有し、他端部において前記筐体に支持され、
    前記現像剤担持体と前記接触部の接触部分において、前記現像剤担持体の回転方向と、前記第1板状部材の他端部から一端部に向かう方向とが、同一方向となるように配置されていることを特徴とする、請求項2または3に記載のカートリッジ。
  5. 前記被覆部材の一端部は、前記第1板状部材の一端部よりも、前記第1板状部材の他端部から一端部に向かう方向における下流側に配置され、前記第1板状部材の一端部よりも前記第2壁部側に配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記被覆部材は、他端部において前記第1壁部と係合する係合部を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記把持部は、前記現像剤担持体の回転軸方向において、前記被覆部材の中央部分に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  8. 前記第2壁部は、前記第1壁部を貫通するように立設され、前記層厚規制部材が固定される少なくとも1つの固定部を有し、
    前記被覆部材は、前記固定部に固定される被固定部を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  9. 前記固定部は、前記層厚規制部材と前記被覆部材との対向方向に投影したときに、前記把持部と重ならないように配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記把持部は、前記第1壁部と前記第2壁部とが向かい合う方向において、前記層厚規制部材から離れるように形成された段差形状である、請求項1〜9のいずれかに記載のカートリッジ。
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