JP2013230617A - 角型チューブ成形品及びその製造方法並びに製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内層から外層に向かってPE層からなる第1層(11a)、PET層からなる第2層(11b)、アルミ箔層からなる第3層(11c)、PE層からなる第4層(11d)の順に積層され、さらに前記第4層(11d)の外側をPE層からなる第5層(11e)で被覆した5層構造の原反シートから形成される角型チューブ成形品であって、原反シートを丸めて形成した管状チューブ(10)の側部に、その一端から他端にかけて直線状に延びる複数の折り線(11A)を付与することにより角状チューブ(11)に賦形した構成とする。
【選択図】 図1
Description
このようなチューブ容器の製造方法としては、例えば積層チューブの場合は、金型に数種類の溶融樹脂の流路を別個に設け、金型内で流路を合流させたダイによる共押出成形方法がある。あるいはチューブ状の基材層の外径よりも大きいダイから他層をパイプ状に押し出し、これをダイ出口のニップル側から減圧吸引によって基材層上に密着させて均一に他層を被覆する方法等がある。
内層から外層に向かってPE層からなる第1層、PET層からなる第2層、アルミ箔層からなる第3層、PE層からなる第4層の順に積層され、さらに前記第4層の外側をPE層からなる第5層で被覆した5層構造の原反シートから形成される角型チューブ成形品であって、
原反シートを丸めて形成した管状チューブの側部に、その一端から他端にかけて直線状に延びる複数の折り線を付与することにより角状チューブに賦形したことを特徴とする、と云うものである。
上記手段では、上端にヘッドを有する角型チューブ容器を得ることができる。
管状チューブを使用した角型チューブ成形品の製造方法であって、少なくとも、
上流側から送り出された管状チューブが下流側に設けたダイ内を通過する際に、前記ダイに設けた樹脂供給口から溶融樹脂を押し出しながら前記管状チューブの外表面を被覆する第1工程と、
前記ダイを通過した管状チューブの内面を、前記樹脂供給口のさらに下流側に設けた角型マンドレルの側部に沿って摺動させることで前記管状チューブに折り線を付与して角状チューブに賦形した後に冷却を行う第2工程と、を有することを特徴とする、と云うものである。
管状チューブを使用した角型チューブ成形品の製造装置であって、少なくとも、
上流側から送り出された管状チューブを通過させる環状の搬送路及びこの搬送路を抜け出た管状チューブの外表面に溶融樹脂を押し出して被覆するための環状の樹脂供給口とを備えたダイと、
ダイの下流側に設けられ、被覆後の管状チューブの内面に折り線を付与して角状チューブに賦形させる角型マンドレルと、を有することを特徴とする、と云うものである。
賦形後の角状チューブを所定長さに切断して角型スリーブを形成する手段と、角型スリーブの一端に注出口を有するヘッドを取り付ける手段と、内容物の充填後に前記角型スリーブの他端を封止する手段とを有する、と云うものである。
本発明の第1発明においては、外観上の装飾可能性を拡充することができ、意匠性に優れた角型チューブ成形品とすることができる。
まず、本発明の製造方法及び製造装置によって製造される角型チューブ成形品である角型チューブ容器について説明する。
図1は本発明によって製造される角型チューブ成形品の第1実施例としての角型チューブ容器の一部を示す斜視図である。
なお、角状チューブ11の他端である下端側の開放端(下端)は熱溶着手段によりシールされている(図示せず)。あるいは角状チューブ11の下端に図示しない底部を取り付けることにより封止することが可能である。
図2は本発明における角型チューブ成形品の製造装置の概略示す断面図、図3は図2のIII−III線において切断した状態を矢印方向から示す断面図である。
管状チューブ10は、帯状の原反シートを丸めて両側端部同士を溶着することにより形成される。例えば、原反ロールから引き出した帯状の原反シートを、図示しない製筒機に導入することにより管状チューブ10を形成することができる。
なお、原反シートは、ポリエチレン(PE)層からなる第1層11a、ポリエチレンテレフタレート(PET)層からなる第2層11b、バリア層として機能するアルミ箔製の第3層11c及びポリエチレン(PE)層からなる第4層11dを有して構成される4層構造のラミネートシートで形成されている。
(第1工程)
管状チューブ10は図2に示すような製造装置1によって角状チューブ11に成形される。なお、図示2においては、管状チューブ10が図示右側の上流から左側の下流に向かって送り出される。
製造装置1は、主としてダイ2とその下流に設けられた角型マンドレル3とを有して構成される。ダイ2の中心部には環状の搬送路2aが形成されており、管状チューブ10はこの搬送路2a内に上流から下流に向かって送り出される。
この実施の形態における角型マンドレル3は、例えば図3に示すような断面八角形状からなる角柱体で形成されている。角型マンドレル3の側部には、上流から下流方向に向かって直線状に延びる複数の辺部3aと、周方向に隣接する辺部3a同士の間に設けられた複数の側面部3bを有して構成されている。この角型マンドレル3は断熱材料、例えばポリアセタール、ポリオキシメチレン又はテフロン(登録商標)から選択した一種の合成樹脂を用いて形成されている。
このとき、管状チューブ10に、辺部3aに倣う直線状の折り線11Aと側面部3bに倣う面11Bが付与されることにより、角状に賦形された角状チューブ(角型チューブ成形品)11を成形することができる。
そして、角状チューブ11は角型マンドレル3を通過した後に冷却される。
なお、ヘッド12の上には、漏れを防止するキャップ(図示せず)が装着される。
図4及び図5に示す角型チューブ容器Bが、上記第1実施例に示した角型チューブ容器Aと異なる点は胴部を構成する角状チューブ11の形状及び角型マンドレル3の形状にあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例と同様である。よって、以下には主として異なる点について同じ符号を付して説明する。
例えば、上記実施例では角状チューブとして八角筒型形状及び長方筒型形状の例を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、断面三角形状、断面正方形状、断面五角形状、断面六角形状などその他の形状からなるマンドレルを使用することにより、その他の多角筒型形状からなる角状チューブ、さらには角型チューブ成形品を製造することが可能である。
2 ; ダイ
2a ; 搬送路
2b ; 樹脂流入口
2c ; 樹脂通路
2d ; 樹脂供給口
3 ; 角型マンドレル
3a ; 辺部
3b ; 側面部
10 ; 管状チューブ
11 ; 角状チューブ(角型チューブ成形品)
11A; 折り線
11B; 面
12 ; ヘッド
12a; 口筒部
12b; 肩部
12c; 注出口
A、B; 角型チューブ容器(角型チューブ成形品)
Claims (10)
- 内層から外層に向かってPE層からなる第1層(11a)、PET層からなる第2層(11b)、アルミ箔層からなる第3層(11c)、PE層からなる第4層(11d)の順に積層され、さらに前記第4層(11d)の外側をPE層からなる第5層(11e)で被覆した5層構造の原反シートから形成される角型チューブ成形品であって、
前記原反シートを丸めて形成した管状チューブ(10)の側部に、その一端から他端にかけて直線状に延びる複数の折り線(11A)を付与することにより角状チューブ(11)に賦形したことを特徴とする角型チューブ成形品。 - 角状チューブ(11)の上端に注出口(12c)を有するヘッド(12)を取り付け、下端をシールすることにより又は底部を取り付けることにより封止した請求項1記載の角型チューブ成形品。
- 管状チューブを使用した角型チューブ成形品の製造方法であって、少なくとも、
上流側から送り出された管状チューブ(10)が下流側に設けたダイ(2)内を通過する際に、前記ダイ(2)に設けた樹脂供給口(2d)から溶融樹脂(13)を押し出しながら前記管状チューブ(10)の外表面を被覆する第1工程と、
前記ダイ(2)を通過した管状チューブ(10)の内面を、前記樹脂供給口(2d)のさらに下流側に設けた角型マンドレル(3)の側部に沿って摺動させることで前記管状チューブ(10)に折り線(11A)を付与して角状チューブ(11)に賦形した後に冷却を行う第2工程と、を有することを特徴とする角型チューブ成形品の製造方法。 - 第1工程の前工程として、帯状の原反シートを丸めて管状チューブ(10)に加工する工程を有する請求項3記載の角型チューブ成形品の製造方法。
- 第2工程の後に、賦形後の角状チューブ(11)を所定長さに切断して角型スリーブを形成する工程と、前記角型スリーブの一端に注出口(12c)を有するヘッド(12)を取り付ける工程と、内容物を充填後に前記角型スリーブの他端を封止する工程と、を有する請求項3又は4記載の角型チューブ成形品の製造方法。
- 原反シートとして、内層から外層に向かってPE、PET、アルミ箔、PEの順で積層されたラミネートシートを用いる請求項3乃至5のいずれか一項に記載の角型チューブ成形品の製造方法。
- 管状チューブを使用した角型チューブ成形品の製造装置であって、少なくとも、
上流側から送り出された管状チューブ(10)を通過させる環状の搬送路(2a)及び前記搬送路(2a)を抜け出た管状チューブ(10)の外表面に溶融樹脂(13)を押し出して被覆するための環状の樹脂供給口(2d)とを備えたダイ(2)と、
前記ダイ(2)の下流側に設けられ、前記被覆後の前記管状チューブ(10)の内面に折り線(11A)を付与して角状チューブ(11)に賦形させる角型マンドレル(3)と、を有することを特徴とする角型チューブ成形品の製造装置。 - 帯状の原反シートを丸めて管状チューブ(10)に加工する手段を有する請求項7記載の角型チューブ成形品の製造装置。
- 賦形後の角状チューブ(11)を所定長さに切断して角型スリーブを形成する手段と、前記角型スリーブの一端に注出口(12c)を有するヘッド(12)を取り付ける手段と、内容物の充填後に前記角型スリーブの他端を封止する手段とを有する請求項7又は8記載の角型チューブ成形品の製造装置。
- 角型マンドレル(3)を、断面三角形状、断面長方形状、断面正方形状、断面五角形状、断面六角形状又は断面八角形状のいずれかの形状を有する角柱体で構成した請求項7乃至9のいずれか一項に記載の角型チューブ成形品の製造装置。
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CN104527143A (zh) * | 2014-12-18 | 2015-04-22 | 河北旺源管业有限公司 | 一种三层复合液晶聚合物增强管材 |
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2012
- 2012-04-27 JP JP2012104006A patent/JP5850335B2/ja active Active
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