JP2013230577A - 繊維基材、繊維強化複合材、及び繊維強化複合材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立上げ部から遠くなる方向に位置する基部の端部に作用する応力を緩和することができる繊維基材、繊維強化複合材、及び繊維強化複合材の製造方法を提供すること
【解決手段】繊維基材13は、強化繊維を配列してなる強化繊維シート12を複数積層してなるL字積層体20を二つ備える。このL字積層体20は、第1面21cと第2面21dを有する基部21と、この基部21から屈曲した屈曲部23を含み、第1面21cから第2面21dに向かうほど基部21から立ち上がる立上げ部22とを有する。立上げ部22から遠くなる方向に位置する基部21の先端部21aには、第2面21d側から第1面21c側に向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に傾斜したテーパ面21bが形成されるとともに、テーパ面21bに位置する複数の強化繊維の一端面にはそれぞれテーパ面21bと平行な切断面が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部から屈曲した屈曲部を含み第1面から第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部とを有する繊維基材、該繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材、及び該繊維強化複合材の製造方法に関する。
軽量、高強度の材料として繊維強化複合材が使用されている。繊維強化複合材は、強化繊維製の繊維基材が樹脂や金属等のマトリックス中に複合化されることにより、マトリックス自体に比べて力学的特性(機械的特性)が向上するため、構造部品として好ましい。特にマトリックスとして樹脂を使用した場合は、構造部品の軽量化が図れるため好ましい。
この種の繊維強化複合材としては、例えば、T字状やL字状に屈曲形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。図9に示すように、特許文献1に開示の繊維強化複合材80は、T形の横断面形状をなすプリフォームにマトリックス樹脂を含浸させて形成されている。繊維強化複合材80は、ウェブ部81と、このウェブ部81から分岐部82を経て両側に延びるフランジ部83,84を有する第1の強化繊維基材85と、第1の強化繊維基材85と一体化された第2の繊維強化基材86とから形成されている。分岐部82の外表面に沿って形成される凹部87は、第2の繊維強化基材86によって長手方向に塞がれるとともに、凹部87にはコーナーフィラー89が充填されている。
再公表特許WO2007/119371号公報
ところが、特許文献1の繊維強化複合材80においては、フランジ部83,84が母材90に接着剤によって接着されて、母材90の補強部材として使用される。この繊維強化複合材80において、ウェブ部81に対しモーメントが作用したり、フランジ部83,84に引っ張り力が作用したとき、ウェブ部81から遠くなる方向に延びるフランジ部83,84の先端部83a,84aに応力集中が発生する。
本発明は、立上げ部から遠くなる方向に位置する基部の端部に作用する応力を緩和することができる繊維基材、繊維強化複合材、及び繊維強化複合材の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備え、該積層体は、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部から屈曲した屈曲部を含み前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部とを有する繊維基材であって、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部には、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面が形成されるとともに、前記テーパ面に位置する複数の前記強化繊維の端面のうち少なくとも一部には前記テーパ面と平行な切断面が形成されていることを要旨とする。
また、請求項3に記載の発明は、強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備え、該積層体は、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部から屈曲した屈曲部を含み前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部とを有する繊維基材であって、前記基部を構成する複数の前記強化繊維シートは、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記第2面から前記第1面に向かう方向に湾曲し、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートは、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成していることを要旨とする。
また、請求項6に記載の繊維強化複合材は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなるものである。
請求項1及び請求項3に記載の繊維基材によれば、繊維基材をマトリックス樹脂に含浸して、強化繊維複合材を製造し、その強化繊維複合材を母材に接合した状態では、テーパ面により、基部の端部は母材側から基部に向けて緩やかに形状変化していく。すなわち、母材に連続する基部の端部は、母材に対し直角に立ち上がっていない。よって、強化繊維複合材の立上げ部に対しモーメントが作用したり、基部に対し、母材の表面に沿った引っ張り力が作用しても、基部の端部に作用する応力が緩和され、基部の端部に応力集中が発生しない。
また、請求項1に記載の繊維基材において、前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートは、前記端部側の部分において前記テーパ面に沿って前記第2面側から前記第1面側に向かって延出し、前記テーパ面を覆っていてもよい。これによれば、基部の端部、特にテーパ面に衝撃が加わっても、最外層の強化繊維シートによって衝撃が緩和される。
また、上記構成の繊維基材を備える強化繊維複合材においては、基部の端部は強化繊維シートとマトリックス樹脂の層との積層構造となっている。基部の端部に応力集中が発生しないため、基部の端部で樹脂層が損傷を受けたり、樹脂層から強化繊維シートが剥がれることが抑制される。
また、前記基部と前記立上げ部によって積層方向断面がL字状に形成された前記積層体を二つ備え、二つの前記積層体同士を前記立上げ部を背中合わせにして前記積層方向断面がT字状に形成されるとともに、前記第1面側の面には靭性強化織物が接合され、一方の前記積層体の屈曲部における前記第1面側の外周面と、他方の前記積層体の屈曲部における前記第1面側の外周面と、前記靭性強化織物と、で囲まれる空間には前記積層方向断面に垂直な方向に延びる繊維束集合体が設けられている。
これによれば、繊維基材は、立上げ部の合わせ面を中心に線対称に形成されている。このため、繊維基材及び強化繊維複合材においてモーメントが作用しにくく、反り等が形成されにくい。また、両屈曲部における第1面側の外周面同士の間と靭性強化織物に囲まれる空間に繊維束集合体が設けられるため、強化繊維複合材において、樹脂リッチになる部分が形成されることが防止される。さらに、靭性強化織物によって強化繊維複合材と母材の層間結合が強化される。
また、前記基部と前記靭性強化織物とは縫合糸により前記靭性強化織物の厚み方向に縫合されていてもよい。これによれば、靭性強化織物と積層体の基部との接合を強固にすることができる。
また、請求項7に記載の発明は、強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部を切断して前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成して前記繊維基材とし、前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記積層体の前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートを除いて切断し、該端部に、前記積層体における前記強化繊維シートの積層方向断面において、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成するとともに、前記テーパ面を前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートによって覆って前記繊維基材とし、前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部を前記第2面から前記第1面に向かう方向に曲げ加工して前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成するとともに、前記基部の前記端部における前記第1面側の面が、前記基部における前記第1面と面一となるように前記端部を切断して前記繊維基材とし、前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを要旨とする。
これら強化繊維複合材の製造方法によれば、立上げ部から遠くなる方向に位置する基部の端部に作用する応力を緩和することができる強化繊維複合材を製造することができる。そして、強化繊維複合材の製造時、繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させる前に、基部を切断してテーパ面が形成される。このため、マトリックス樹脂を含浸して硬度の高くなった基部を切断してテーパ面を形成する場合と比べると、基部を簡単に切断することができる。
本発明によれば、立上げ部から遠くなる方向に位置する基部の端部に作用する応力を緩和することができる。
実施形態の繊維強化複合材を示す斜視図。 テーパ面が形成される前のL字積層体を示す斜視図。 L字積層体における基部の先端部を切断した状態を示す側面図。 L字積層体、繊維束集合体、靭性強化織物を示す斜視図。 繊維強化複合材を示す正面図。 繊維強化複合材を母材に接合した状態を示す正面図。 (a)及び(b)は基部の端部の別例を示す正面図。 別例の繊維強化複合材を示す斜視図。 背景技術を示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、強化繊維複合材11は、強化繊維からなる強化繊維シート12を複数積層してなるL字積層体20を二つ接合して、断面逆T字状に形成された繊維基材13を備えるとともに、この繊維基材13にマトリックス樹脂を含浸させて形成されている。また、強化繊維複合材11は、母材30に接着剤によって接合されて使用され、強化繊維複合材11と母材30が一体化されてスキン−ウェブ構造が形成されている。
まず、L字積層体20について説明する。
図2に示すように、L字積層体20は、強化繊維シート12を複数積層して平板状に形成された積層体をL字状に屈曲させて形成されている。なお、L字積層体20の「L字」とは、L字積層体20における強化繊維シート12の積層方向断面において、L字をなしていることをいう。そして、L字積層体20は、平板状に形成された基部21と、この基部21に対し直交して立ち上がる立上げ部22と、を有する。
なお、基部21において、強化繊維シート12の積層方向における一端側の面であり、母材30に接合される側の面(下面)を第1面21cとする。また、基部21において、強化繊維シート12の積層方向における他端側の面であり、第1面21cと反対側の面(上面)を第2面21dとする。この場合、立上げ部22は、基部21の第1面21cから第2面21dに向かう方向に立ち上がっている。また、立上げ部22は、基部21から屈曲する屈曲部23を含むとともに、屈曲部23において、第1面21c側の外周面23aは円弧状に形成されている。
強化繊維シート12を形成する強化繊維としては、例えば、炭素繊維束が使用され、炭素繊維束は、細い炭素繊維が数百〜数万本束ねられて1本の繊維束が構成されており、要求性能に適した炭素繊維の本数の繊維束が使用される。また、強化繊維シート12は、強化繊維の繊維配列方向が一方向に揃えられた一方向材である。そして、強化繊維シート12を積層したL字積層体20において、強化繊維は、その一端面が、立上げ部22から遠くなる方向に位置する基部21の先端に位置し、他端面が、基部21から遠くなる方向に位置する立上げ部22の先端(上端)に位置するように、各強化繊維がL字状に延びるように繊維配列方向が一方向となっている。また、強化繊維シート12同士は、バインダー(熱可塑性樹脂を粉末状にしたもの、液状の接着剤(樹脂))によって層間結合されている。
図1及び図3に示すように、L字積層体20において、立上げ部22から遠くなる方向に位置する基部21の端部を、基部21の先端部21aとすると、この先端部21aにはテーパ面21bが形成されている。そして、テーパ面21bは、第2面21dから第1面21cに向かう程、立上げ部22から遠くなる状態に傾斜している。すなわち、テーパ面21bは、第2面21dから第1面21cに向かうほど、基部21の長さ(立上げ部22から遠くなる方向への長さ)が長くなるように傾斜して形成され、第2面21dから第1面21cに向かって先端部21aは緩やかに形状変化している。
図5の拡大断面図に示すように、強化繊維複合材11は、繊維基材13とマトリックス樹脂よりなる樹脂層Jとの積層構造である。テーパ面21bも、強化繊維シート12と樹脂層Jの積層構造となっているとともに、基部21の表面全体はマトリックス樹脂によって覆われている。テーパ面21b上に位置する複数の強化繊維の一端面は、強化繊維シート12を切断して形成される切断面Taであり、この切断面Taは、それぞれテーパ面21bに対し平行になっている。すなわち、テーパ面21bに位置する強化繊維の切断面Taは、テーパ面21bに沿って斜状に延びるように形成されている。このため、切断面Taは鉛直方向に延びておらず、基部21の第1面21c及び第2面21dに対し直交していない。
図3に示すように、テーパ面21bは、L字積層体20にマトリックス樹脂が含浸される前に、基部21の先端部21aをテーパ状に切断して形成される。その後、L字積層体20にマトリックス樹脂が含浸されることで、上記のようなテーパ面21bが形成される。
図1及び図5に示すように、強化繊維複合材11は、上記構成のL字積層体20を、その立上げ部22を背中合わせにするとともに、立上げ部22同士を接合して逆T字状に形成された繊維基材13を備える。なお、「T字」とは、L字積層体20における強化繊維シート12の積層方向断面において、T字(逆T字状も含む)をなしていることをいう。また、立上げ部22同士は、バインダー(熱可塑性樹脂を粉末状にしたもの、液状の接着剤(樹脂))によって層間結合されている。この繊維基材13は、立上げ部22の合わせ面を中心に線対称になっている。
強化繊維複合材11の繊維基材13において、一方のL字積層体20の屈曲部23における外周面23aと、他方のL字積層体20の屈曲部23における外周面23aと、の間には凹部24が形成されている。強化繊維複合材11及び繊維基材13において、強化繊維シート12の積層方向断面に直交する方向を長さ方向とすると、凹部24は強化繊維複合材11及び繊維基材13の長さ方向に延びている。そして、凹部24には複数の繊維束集合体25が充填されている。繊維束集合体25は、強化繊維を複数本束ねて形成されている。なお、強化繊維としては炭素繊維が使用されている。そして、複数の繊維束集合体25同士は、バインダー(熱可塑性樹脂を粉末状にしたもの、液状の接着剤(樹脂))によって結合されている。
図4に示すように、強化繊維複合材11において、二つのL字積層体20の第2面21dそれぞれは靭性強化織物29上に接合されている。靭性強化織物29は薄い織物よりなり、本実施形態ではガラス繊維織物によって形成されている。靭性強化織物29は、厚みが10〜50μmのものを使用するのが好ましい。凹部24は、靭性強化織物29によって下側(基部21の第1面21c側)から閉塞されている。そして、一方のL字積層体20の屈曲部23における外周面23aと、他方のL字積層体20の屈曲部23における外周面23aと、靭性強化織物29とで囲まれる空間(凹部24を含む)に、繊維束集合体25が設けられている。
図5及び図6に示すように、強化繊維複合材11において、各基部21と靭性強化織物29とは、接着剤の接着に加え、縫合糸31によって靭性強化織物29の厚み方向に接合されている。縫合糸31は、基部21及び靭性強化織物29を厚み方向に貫通しつつ、基部21の第2面21d及び靭性強化織物29の外面で複数折り返されている。
そして、繊維基材13(二つのL字積層体20)、複数の繊維束集合体25、及び靭性強化織物29からなる構造体を、マトリックス樹脂に含浸するとともに、マトリックス樹脂が硬化することで強化繊維複合材11が形成されている。このマトリックス樹脂の含浸処理は、レジントランスファーモールディング(RTM)法が採用される。そして、繊維基材13(二つのL字積層体20)、複数の繊維束集合体25、及び靭性強化織物29がマトリックス樹脂の硬化に伴い一体化されている。なお、マトリックス樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂の他、ナイロンやABS樹脂等の熱可塑性樹脂が使用される。また、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の混合樹脂も使用可能である。
図6に示すように、上記強化繊維複合材11は、母材30に接合される。この母材30への接合は、基部21の第1面21cを靭性強化織物29を介して母材30の表面に接着剤で接合して行われるのに加え、各基部21、靭性強化織物29、及び母材30それぞれを厚み方向に貫通した縫合糸32によって縫合されている。縫合糸32は、基部21、靭性強化織物29、及び母材30を厚み方向に貫通しつつ、基部21の第2面21d及び母材30の外面で複数折り返されている。
次に、繊維基材13及び強化繊維複合材11の作用について説明する。繊維基材13及び強化繊維複合材11において、各L字積層体20の基部21の先端部21aにはテーパ面21bが形成されている。テーパ面21bは基部21の第2面21d側から第1面21c側に向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に緩やかに形状変化(傾斜)している。このため、強化繊維複合材11が母材30に接合されてなるスキン−ウェブ構造において、例えば、強化繊維複合材11の立上げ部22にモーメントが作用したり、基部21に引っ張り力が作用したとき、基部21の先端部21aに発生する応力が緩和される。
次に、強化繊維複合材11の製造方法について説明する。
まず、強化繊維シート12の積層体を屈曲させて、基部21と立上げ部22を形成してL字積層体20を形成し、その基部21において、立上げ部22から遠くなる方向に位置する先端部21aを切断してテーパ面21bを形成する。次に、L字積層体20同士を立上げ部22を背中合わせにしてバインダーによって接合し、繊維基材13を製造する。次に、靭性強化織物29上に繊維基材13(二つのL字積層体20)を載置するとともに、両屈曲部23の外周面23aと、靭性強化織物29との間に区画される空間(凹部24)に複数の繊維束集合体25を挿入する。このとき、各基部21と靭性強化織物29を厚み方向へ縫合糸31で縫合して、繊維基材13(L字積層体20)、靭性強化織物29、及び繊維束集合体25を一体化するとともに、空間(凹部24)を靭性強化織物29で閉塞する。
そして、繊維基材13(二つのL字積層体20)、靭性強化織物29、及び繊維束集合体25を一体化したものを、レジントランスファーモールディング(RTM)法で用いられる成形金型内に載置する。その後、この成形金型内に熱硬化性のマトリックス樹脂を注入して繊維基材13、繊維束集合体25、及び靭性強化織物29に樹脂を含浸させた後、加熱硬化させる。そして、得られた成形体を成形金型から取り出すると強化繊維複合材11が製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)繊維基材13において、各L字積層体20における基部21の先端部21aにテーパ面21bを形成した。そして、強化繊維複合材11を母材30に接合した状態では、テーパ面21bにより、基部21の先端部21aは、第2面21d側から第1面21c側に向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に傾斜しており、緩やかに形状変化していく。また、テーパ面21bに位置する強化繊維シート12の一端面には、テーパ面21bと平行な切断面Taが形成されている。よって、基部21と母材30の境界に位置する基部21の先端部21a(切断面Ta)は、母材30に対し直角に立ち上がっていない。よって、強化繊維複合材11及び繊維基材13に対し、モーメントや基部21に対する引っ張り力が作用しても、基部21の先端部21aに作用する応力が緩和され、基部21の先端部21aに応力集中が発生しない。その結果、基部21と母材30との接着層にクラックが入ったりすることが防止できる。また、基部21の先端部21aは、強化繊維シート12と樹脂層Jとの積層構造になるが、テーパ面21bによって応力が緩和されるため、積層構造の樹脂層Jにクラックが発生したり、樹脂層Jから強化繊維シート12が剥離することも防止できる。
(2)L字積層体20を強化繊維シート12を積層して形成し、強化繊維シート12の強化繊維をL字積層体20のL字の延びる方向に一方向配列した。このため、強化繊維シート12にはクリンプが形成されない。したがって、繊維基材13、ひいては強化繊維複合材11において、強化繊維が本来発現すべき特性である強度、剛性を発現できる。
(3)繊維基材13及び強化繊維複合材11は、二つのL字積層体20をその立上げ部22を背中合わせに接合して、強化繊維シート12の積層方向断面で逆T字状に形成されている。すなわち、繊維基材13及び強化繊維複合材11は、立上げ部22の合わせ面を中心に線対称に形成されている。このため、繊維基材13及び強化繊維複合材11においてモーメントが作用しにくく、反り等が形成されにくい。
(4)二つのL字積層体20を接合してなる繊維基材13及び強化繊維複合材11において、両L字積層体20の屈曲部23における外周面23aと、靭性強化織物29の間の空間に繊維束集合体25を複数充填した。このため、強化繊維複合材11においては、二つのL字積層体20と靭性強化織物29との接合によって生じる空間が樹脂リッチになることが防止される。
(5)繊維基材13及び強化繊維複合材11において、二つのL字積層体20の基部21(第1面21c)には靭性強化織物29が接合されている。このため、強化繊維複合材11を母材30に接合した状態では、靭性強化織物29によって強化繊維複合材11と母材30の層間結合が強化される。よって、強化繊維複合材11及び母材30のいずれか一方に衝撃が加わったとき、靭性強化織物29によって他方に衝撃が伝わることが抑制され、クラック等が発生したときはその進展が靭性強化織物29によって抑えられる。
(6)靭性強化織物29として薄いガラス繊維織物を用いた。このため、繊維基材13及び強化繊維複合材11を軽量化することができるとともに、材料費を抑えることができる。
(7)強化繊維複合材11を製造する際、靭性強化織物29上に二つのL字積層体20を載置するとともに、二つの屈曲部23の外周面23aと、靭性強化織物29との間の空間に挿入される繊維束集合体25も靭性強化織物29上に載置する。そして、各L字積層体20と靭性強化織物29を縫合糸31により縫合した。このため、繊維基材13及び靭性強化織物29にマトリックス樹脂を含浸させるため、成形金型に繊維基材13等を収容する際、繊維束集合体25が繊維基材13から脱落することを防止することができる。
(8)靭性強化織物29と二つのL字積層体20の基部21とは縫合糸31によって縫合されている。このため、靭性強化織物29と基部21とは接着剤による接合に加え、縫合糸31でも接合されるため、靭性強化織物29と繊維基材13の接合をより強固にすることができる。
(9)繊維基材13のテーパ面21bは、繊維基材13にマトリックス樹脂を含浸させる前に、基部21を切断して形成される。このため、マトリックス樹脂を含浸して硬度の高くなった基部21を切断する場合と比べると、基部21を簡単に切断することができるとともに、切断工具の摩耗を抑えることができ、強化繊維複合材11の製造コストを抑えることができる。
(10)強化繊維複合材11は、繊維基材13における各L字積層体20の先端部21aをテーパ状に形成した後、繊維基材13にマトリックス樹脂を含浸させて形成されている。このため、強化繊維シート12の切断面Taがマトリックス樹脂の樹脂層Jで覆われる。よって、テーパ面21bに衝撃が加わっても、切断面Taを覆う樹脂層Jによって衝撃が緩和され、強化繊維シート12が樹脂層Jから剥がれにくくなる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、基部21のテーパ面21bは、各強化繊維シート12を切断して形成された切断面Taそのものでテーパ状に形成したが、これに限らない。
図7(a)の2点鎖線に示すように、基部21の先端側を第2面21dから第1面21cに向かう方向に曲げ加工して(湾曲させて)、第2面21d側から第1面21c側に向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に傾斜したテーパ面21gを形成する。そして、曲げ形成された先端部21aにおける第1面21c側の面が、その基部21の第1面21cと面一となるように、先端部21aを基部21から切断すると、基部21の先端部21aにテーパ面21gが形成される。このように構成すると、テーパ面21gは、基部21の第2面21dから第1面21cに向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に傾斜するように形成されるとともに、第2面21d側の最外層に位置する強化繊維シート12によって覆われる。このため、テーパ面21gに衝撃が加わっても、最外層の強化繊維シート12によって衝撃が緩和され、積層構造の樹脂層Jにクラックが入ることが防止され、強化繊維シート12が樹脂層Jから剥がれにくくなる。
また、図7(b)に示すように、基部21の先端部21aにおいて、第2面21d側の最外層の強化繊維シート12だけを第2面21d側から第1面21c側に向けて延出するとともに曲げ形成する。この第2面21d側の最外層の強化繊維シート12以外の強化繊維シート12は、実施形態と同様に、テーパ状に切断する。そして、基部21において、強化繊維シート12の切断面Ta上に、最外層の強化繊維シート12を被せてテーパ面21kを形成する。このように構成すると、テーパ面21kは、基部21の第2面21dから第1面21cに向かうほど立上げ部22から遠くなる状態に傾斜するように形成されるとともに、第2面21d側の最外層に位置する強化繊維シート12によって覆われる。このため、テーパ面21kに衝撃が加わっても、最外層の強化繊維シート12によって衝撃が緩和され、積層構造の樹脂層Jにクラックが入ることが防止され、強化繊維シート12が樹脂層Jから剥がれにくくなる。
○ 実施形態では、強化繊維複合材11をT字状に形成したが、これに限らない。図8に示すように、L字積層体20を立上げ部22同士を背中合わせとなるように接合して、強化繊維シート12の積層方向断面でT字状をなす繊維基材13を形成し、さらに、積層方向断面に対し直交する方向(長さ方向)での各L字積層体20の端部を、前記積層方向に延びるように離間させる。そして、上記繊維基材13の平面視で、L字積層体20の長さ方向の端部をT字状に形成する。この場合、靭性強化織物29は、基部21の第1面21cから、離間させたL字積層体20の端面に至るまで設けられる。
○ 強化繊維複合材は、積層方向断面がT字以外のものでもよく、積層方向断面がH字状やクランク状、I字状であってもよい。
○ 実施形態では、強化繊維複合材11と母材30を接着剤での接合に加え、縫合糸32で縫合したが、縫合糸32による縫合は無くてもよい。
○ 実施形態では、靭性強化織物29とL字積層体20の基部21を縫合糸31で縫合したが、靭性強化織物29とL字積層体20は、バインダーで接合されていてもよい。
○ 実施形態では、靭性強化織物29をガラス繊維織物に具体化したが、靭性強化織物29は、一層の炭素繊維織物、不織布等の薄い織物であれば、適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、強化繊維複合材11と母材30を接合してスキン−ウェブ構造としたが、繊維基材13(二つのL字積層体20)、繊維束集合体25、及び靭性強化織物29よりなる構造体を縫合糸や接着剤で母材30に一体化した状態で、それらにマトリックス樹脂を含浸させてスキン−ウェブ構造を形成してもよい。
○ 実施形態では、強化繊維シート12を一方向材を使用したが、これに限らず、強化繊維シート12はクロス材を使用してもよい。
○ 実施形態では、強化繊維シート12の一端面の全てをテーパ面21bと平行な切断面Taとしテーパ面としたが、強化繊維シート12の一端面の一部をテーパ面21bと平行な切断面Taとしてもよい。
○ 実施形態において、立上げ部22同士を縫合糸で縫合して接合してもよい。
Ta…切断面、12…強化繊維シート、13…繊維基材、20…積層体としてのL字積層体、21…基部、21a…端部としての先端部、21b,21g,21k…テーパ面、21c…第1面、21d…第2面、22…立上げ部、23…屈曲部、23a…外周面、25…繊維束集合体、29…靭性強化織物、31…縫合糸。

Claims (9)

  1. 強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備え、該積層体は、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部から屈曲した屈曲部を含み前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部とを有する繊維基材であって、
    前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部には、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面が形成されるとともに、
    前記テーパ面に位置する複数の前記強化繊維の端面のうち少なくとも一部には前記テーパ面と平行な切断面が形成されている繊維基材。
  2. 前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートは、前記端部側の部分において前記テーパ面に沿って前記第2面側から前記第1面側に向かって延出し、前記テーパ面を覆っている請求項1に記載の繊維基材。
  3. 強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備え、該積層体は、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部から屈曲した屈曲部を含み前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部とを有する繊維基材であって、
    前記基部を構成する複数の前記強化繊維シートは、前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記第2面から前記第1面に向かう方向に湾曲し、
    前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートは、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成している繊維基材。
  4. 前記基部と前記立上げ部によって積層方向断面がL字状に形成された前記積層体を二つ備え、二つの前記積層体同士を前記立上げ部を背中合わせにして前記積層方向断面がT字状に形成されるとともに、前記第1面側の面には靭性強化織物が接合され、一方の前記積層体の屈曲部における前記第1面側の外周面と、他方の前記積層体の屈曲部における前記第1面側の外周面と、前記靭性強化織物と、で囲まれる空間には前記積層方向断面に垂直な方向に延びる繊維束集合体が設けられている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の繊維基材。
  5. 前記基部と前記靭性強化織物とは縫合糸により前記靭性強化織物の厚み方向に縫合されている請求項4に記載の繊維基材。
  6. 請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材。
  7. 強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、
    前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、
    前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部を切断して前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成して前記繊維基材とし、
    前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを特徴とする繊維強化複合材の製造方法。
  8. 強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、
    前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、
    前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部において、前記積層体の前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートを除いて切断し、該端部に、前記積層体における前記強化繊維シートの積層方向断面において、前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成するとともに、前記テーパ面を前記第2面側の最外層の前記強化繊維シートによって覆って前記繊維基材とし、
    前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを特徴とする繊維強化複合材の製造方法。
  9. 強化繊維を配列してなる強化繊維シートを複数積層してなる積層体を一つ以上備える繊維基材にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材の製造方法であって、
    前記積層体を屈曲させて、前記強化繊維シートの積層方向における一端側に第1面を有し他端側に第2面を有する基部と、該基部において前記第1面から前記第2面に向かう方向に立ち上がる立上げ部を形成し、
    前記立上げ部から遠くなる方向に位置する前記基部の端部を前記第2面から前記第1面に向かう方向に曲げ加工して前記第2面側から前記第1面側に向かうほど前記立上げ部から遠くなる状態に傾斜したテーパ面を形成するとともに、
    前記基部の前記端部における前記第1面側の面が、前記基部における前記第1面と面一となるように前記端部を切断して前記繊維基材とし、
    前記繊維基材にマトリックス樹脂を含浸することを特徴とする繊維強化複合材の製造方法。
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