JP2013229992A - 建物の電力管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自然現象による災害発生の可能性が高くなった場合に、その災害に備えた対策を好適に行うことができる建物の電力管理システムを提供する。
【解決手段】建物10には電力センサ13が設けられており、その電力センサ13は、建物10における商用電力の消費量を検出し、ホームサーバ31は、電力センサ13の検出信号に基づいて電力消費量を算出する。また、ホームサーバ31は、自然現象による災害発生の可能性が高くなったことを示す災害予測情報が入力された場合に、非常モードの非常処理において、非常上限値を消費上限値として設定する。さらに、災害予測情報に給電制限情報が含まれている場合には、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電処理を行うとともに、蓄電装置15及び車両充電装置25ではない電気機器のいずれかの動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の電力管理システムに関するものである。
住宅等の建物において、電力管理システムにより電力消費を管理する技術が提案されている。例えば、複数の電気機器が設けられた建物において、電流制限器や遮断器により商用電力の供給がユーザの意に反して遮断されるという不都合を回避するために、建物における電力消費量を算出するとともに、その電力消費量があらかじめ定められた許容最大設定値を超えた場合に警報を発する、という電力管理システムがある(例えば特許文献1)。このシステムによれば、建物での電力消費量が電力会社等との契約電力を超えることを警報により抑止できるため、電力消費量が契約電力に達することを回避でき、ひいては、電流制限器や遮断器により商用電力の供給がユーザの意に反して遮断されるということを回避できる。
特開平11−69625号公報
ここで、電気機器への給電がユーザの意に反して遮断される場合としては、上記のように電力消費量が契約電力に達した場合の他に、商用電源にて停電が発生して建物への商用電力の供給自体が停止された場合が挙げられる。これに対して、建物での電力消費量が契約電力を超えることを回避するシステムは、停電発生においてユーザの意に反して生じる給電停止を回避できるものではない。また、商用電源にて発生する停電等の給電規制は、自然現象による災害発生に伴って生じる場合があり、この場合でも、電気機器への給電がユーザの意に反して停止されることは不都合である。したがって、災害発生に対処する技術に関して改善の余地がある。
本発明は、自然現象による災害発生の可能性が高くなった場合に、その災害に備えた対策を好適に行うことができる建物の電力管理システムを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の電力管理システムは、商用電力が供給されている建物においてその消費電力を検出する電力検出手段と、自然現象に関して災害発生を予測した災害予測情報を取得する取得手段と、前記消費電力について所定の基準を消費上限値として設定する上限設定手段と、を備え、前記上限設定手段は、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、該災害予測情報の取得後の災害発生を想定した非常モードの処理として、非常上限値を前記消費上限値として設定するものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、災害予測情報が取得された非常時においては、非常上限値が消費上限値として設定されるため、自然現象により災害が発生する可能性が高くなった場合、その後、実際に災害が発生することを見越して、非常上限値により、通常時とは異なる制限を消費電力に対して付加することができる。
ここで、自然現象による災害発生は、事故による災害発生とは異なり、ある程度予測することができるため、災害発生に備えて事前に準備しておくことが可能となる。そこで、本発明では、事前の準備として通常時とは異なる制限が消費電力に対して付加されるため、災害が発生するまでの猶予時間において、商用電源にかかる負担を低減することや、商用電力を有効利用することが可能となる。例えば、非常上限値を通常時よりも小さく設定して消費電力を抑えることで、商用電源における給電の負担を小さくすることができる。また、非常上限値を通常時よりも大きく設定して蓄電装置の充電を行うことで、実際に停電が発生した場合を想定して商用電力を有効利用することができる。
以上により、建物の電力管理システムにおいて、自然現象による災害発生の可能性が高くなった場合に、その災害に備えた対策を好適に行うことができる。
第2の発明では、前記建物に設けられ、前記商用電力の供給により充電される蓄電装置と、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記蓄電装置の充電を実行する非常充電手段と、を備えている。
第2の発明によれば、災害予測情報が取得された場合に、実際に災害が発生することを見越して、災害発生前に蓄電装置を充電しておくことができる。この場合、災害発生に備えての準備処理としては蓄電装置の充電が行われない構成とは異なり、災害発生後に、蓄電装置の蓄電量が不足していて蓄電電力を有効に利用することができないという不都合を回避できる。
第3の発明では、前記上限設定手段は、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常上限値を、前記非常充電手段による前記蓄電装置の充電が優先して実施可能となるように設定するものである。
蓄電装置の充電は、他の電気機器の動作に比べて必要な電流量が大きく、蓄電装置の充電を行うことで、消費電力が消費上限値を超えてしまう可能性がある。これに対して、第3の発明によれば、蓄電装置の充電が優先して実施可能となるように消費上限値が非常上限値により設定されているため、蓄電装置の充電に伴って消費電力が消費上限値を超えてしまうことを抑制できる。これにより、蓄電装置の充電を行うことで消費電力が契約電力に達して商用電力の供給がブレーカにより遮断されるということを抑制できる。
また、蓄電装置以外の電気機器の動作を停止させることによっても、蓄電装置の充電に伴って消費電力が消費上限値を超えてしまうことを回避できる。
第4の発明では、前記取得手段は、前記自然現象に関して、前記商用電力の供給が制限される事態の発生を予測した給電制限情報を、前記災害予測情報として取得するものであり、前記非常充電手段は、前記給電制限情報に基づいて前記蓄電装置の充電を実行するものである。
第4の発明によれば、給電制限情報が取得された場合に、災害発生に伴って実際に停電が発生することを見越して、停電発生前に蓄電装置を充電しておくことができる。この場合、停電発生に備えて蓄電装置の充電が行われない構成とは異なり、停電発生後に蓄電装置の蓄電量が不足して、蓄電装置から他の電気機器に電力を供給することができないという不都合を回避できる。しかも、災害予測情報が取得されても、その災害予測情報に給電制限情報が含まれていない場合には、蓄電装置の充電を行わないことが可能となる。このため、蓄電装置の無駄な充電が行われて充電に要するコストが増加するということを回避できる。
第5の発明では、前記取得手段が前記災害予測情報を取得していない場合に、前記商用電力の供給により前記蓄電装置の充電を実行する通常充電手段を備え、前記通常充電手段は、あらかじめ定められた充電時間帯に限って前記蓄電装置の充電を実行するものであり、前記非常充電手段は、前記充電時間帯に関係なく前記蓄電装置の充電を実行するものである。
第5の発明によれば、災害予測情報が取得されていない通常時においては、例えば深夜など商用電力の使用料金が割安に設定された時間帯を充電時間帯として、その充電時間帯に限って蓄電装置に充電が行われるため、蓄電装置の充電に要するコスト負担を低減できる。その一方で、災害予測情報が取得された非常時においては、コスト負担の低減よりも災害発生に備えた準備を優先して蓄電装置の充電が行われるため、実際に災害が発生した場合に蓄電電力を有効に利用することができる。
第6の発明では、前記災害予測情報に基づいて、前記災害発生までの猶予時間がどの程度あるのかを算出する算出手段を備え、前記非常充電手段は、前記蓄電装置の充電に際して該充電に用いられる電流の大きさを、前記算出手段により算出された前記猶予時間に基づいて調整するものである。
第6の発明によれば、蓄電装置の充電に際して電流の大きさが調整されるため、蓄電装置の充電に要する所要時間を、災害発生までの猶予時間に合わせて調整することができる。このため、猶予時間が短い場合でも、電流を極力大きくした急速充電を行うことで、蓄電装置の蓄電量が満タンになるように充電を行うことが可能となる。
第7の発明では、前記建物に設けられた複数の電気機器を対象として、前記商用電力を供給する場合の優先順位を設定する設定手段を備え、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記複数の電気機器のうち前記優先順位の低い電気機器を選択し、選択した電気機器に対する前記商用電力の供給を停止させる非常停止手段を有している。
第7の発明によれば、優先順位の低い電気機器を少なくとも1つ停止させることで、消費電力が消費上限値を超えないようにすることができる。しかも、優先順位の低い電気機器を停止させることで消費電力が低下した場合、その低下した分で、例えば蓄電装置など他の電気機器を動作させることが可能となる。したがって、災害発生に備えた事前の準備を好適に行うことができる。
第8の発明では、前記上限設定手段は、前記非常上限値を、前記取得手段が前記災害予測情報を取得する前の前記消費上限値よりも小さい値に設定するものである。
第8の発明によれば、建物での消費電力が小さくされるため、商用電源にかかる負担を低減することができる。
第9の発明では、商用電力による車載バッテリの充電を行う車両充電装置と、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記車両充電装置による前記車載バッテリの充電を実行する車両充電手段と、を備えている。
第9の発明によれば、災害発生に備えて車載バッテリの充電を行うことができる。この場合、災害発生に備えて車載バッテリの充電が行われない構成とは異なり、実際に災害が発生するよりも前、又は発生した後において、車載バッテリの蓄電量が不足して住人等のユーザが車両を使用することができないという不都合を回避できる。
建物の電力管理システムの構成を示す概略図 電力管理処理の手順を示すフローチャート 通常上限値を算出するためのマップを示す図 電気機器の優先順位を示す図 非常処理の手順を示すフローチャート 電力消費量の推移を例示する図
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の電力管理システムを住宅等の建物において具体化しており、その建物の電気設備には商用電力が供給される構成となっている。図1は建物10の電力管理システムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、建物10には、商用電源11から商用電力が供給される分電盤12が設けられている。商用電源11は、発電所や送電設備、配電設備などを含んで構成され、電力会社等の事業者が住人等の電力消費者に系統電力等の商用電力を供給する設備となっている。分電盤12は、例えば玄関や廊下などの内壁面に取り付けられており、引き込み線等を介して商用電源11と電気的に接続されている。
ちなみに、分電盤12は、商用電源11に接続された主幹ブレーカと、主幹ブレーカの下流側端子に接続された複数の分岐ブレーカとを有している。主幹ブレーカは、建物10での消費電力が電力会社等との契約電力に達した場合に商用電力の供給を自動で遮断する電流制限器(アンペアブレーカ)や、安全装置としての漏電遮断器などにより形成されている。
建物10には、商用電源11から分電盤12への給電量を検出する電力検出手段としての電力センサ13が設けられている。電力センサ13は、例えば分電盤12のケース体に取り付けられている。ここで、建物10には複数の電気機器が設けられており、分電盤12に供給された商用電力はこれら電気機器にて消費される。この場合、電力センサ13は、建物10にて消費される消費電力を検出することになる。
建物10には、充電可能な建物バッテリ等の蓄電装置15と、冷蔵庫19と、照明器具等の照明装置21と、エアコン等の空調装置22と、テレビ等の視聴覚装置23と、給湯装置24と、車両Cのための車両充電装置25と、が電気機器として設けられている。これら電気機器は分電盤12と電気的に接続されており、分電盤12を介して供給される商用電力により動作する。
蓄電装置15は、例えば建物10の倉庫内や、外壁に隣接した屋外空間に設置されており、商用電力を蓄えることが可能となっている。蓄電装置15は、商用電力による充電に際して流れる電流の大きさ(電流値)を調整する電流調整部を有しており、電流調整部は、例えば電流値を複数段階に可変設定することが可能となっている。この場合、電流調整部により設定される電流値が大きいほど、蓄電装置15の充電に要する所要時間が短くなる。その所要時間は、電流値が蓄電装置15の定格値とされた場合に最も短くなり、蓄電装置15の急速充電が行われることになる。また、電流調整部により電流値が定格値よりも小さくされることで、蓄電装置15の通常充電が行われる。なお、電流調整部は、電流値を連続的に加減することが可能であってもよい。
蓄電装置15は、蓄電電力を分電盤12を介して照明装置21等の他の電気機器に供給することが可能となっている。この場合、照明装置21等の他の電気機器は、商用電源11からの給電に加えて、蓄電装置15からの給電によっても動作することが可能になる。
建物10は、屋内空間として複数の居住空間を有しており、照明装置21、空調装置22及び視聴覚装置23は、少なくとも1つの居住空間にそれぞれ設置されている。冷蔵庫19はキッチンに設置されており、給湯装置24は、キッチンや、外壁に隣接した屋外空間に設置されている。なお、建物10においては、各居住空間によりリビングやキッチン、寝室などが形成されている。また、冷蔵庫19は、そのコネクタが内壁面のコンセントに差し込まれることで、分電盤12からの給電が可能となる。
車両充電装置25は、建物10の敷地内において駐車スペースに設けられており、商用電源11や蓄電装置15からの電力を車両Cに対して供給することが可能になっている。車両Cは、例えばプラグインハイブリッド(PHV)自動車や電気自動車等の電動車両とされ、充電可能な車載バッテリBTを有している。車両充電装置25は、充電ケーブル25aを有しており、充電ケーブル25aが車両Cの入電部(コネクタ部)に接続されることで、車両充電装置25から車載バッテリBTに給電可能となり、給電が行われることで車載バッテリBTの充電が行われる。
車両充電装置25は、蓄電装置15と同様に、車載バッテリBTの充電に際して供給する電流の大きさを調整する電流調整部を有しており、車載バッテリBTの急速充電及び通常充電を行うことが可能となっている。
ここで、電力管理システムの制御系に関する電気的な構成について説明する。
電力管理システムは、制御手段としてのホームサーバ31を有している。ホームサーバ31は、CPUや各種メモリからなるマイクロコンピュータを含んで構成されており、例えばリビングの内壁面に取り付けられている。ホームサーバ31は、照明装置21等の各電気機器の定格電流などの情報を記憶する記憶部32を有している。
ホームサーバ31には、蓄電装置15、冷蔵庫19、照明装置21、空調装置22、視聴覚装置23、給湯装置24及び車両充電装置25が接続されており、ホームサーバ31は、指令信号を出力することでこれら電気機器の動作制御を行う。蓄電装置15は蓄電量を検出するセンサを有し、車両充電装置25は車載バッテリBTの蓄電量を検出するセンサを有し、冷蔵庫19、照明装置21、空調装置22、視聴覚装置23及び給湯装置24は、それぞれの動作状態を検出するセンサを有しており、各電気機器のセンサは検出信号をホームサーバ31に対して出力する。
ホームサーバ31には、人により入力操作が行われる操作装置35と、報知動作が可能な報知装置36と、無線通信や有線通信が可能な通信装置37とが接続されており、操作装置35、報知装置36及び通信装置37は、例えばホームサーバ31のケース体に一体的に取り付けられている。
操作装置35は、入力操作を検出してその検出信号をホームサーバ31に対して出力する。報知装置36は、報知音を出力するスピーカや、報知画面を表示する表示パネルを有しており、ホームサーバ31から出力された指令信号に基づいて動作制御される。通信装置37は、電力会社等の外部施設との通信が可能とされているとともに、インターネットへの接続が可能とされており、ホームサーバ31は、気象に関する気象情報や地震に関する地震情報などの自然現象に関する自然情報を、通信装置37から取得することが可能となっている。なお、自然情報は操作装置35からも入力可能とされている。ちなみに、自然現象としては、雨や風といった天気や地震などが挙げられる。
ホームサーバ31は、電力管理システムの電力管理処理を実行しており、気象や地震等の自然現象により災害が発生しそうな非常時には、非常モードにて非常処理を行う。ここでは、ホームサーバ31により実行される電力管理処理について、図2〜図5を参照しつつ説明する。図2は電力管理処理の手順を示すフローチャート、図3は通常上限値を算出するためのマップを示す図、図4は電気機器の優先順位を示す図、図5は非常処理の手順を示すフローチャートである。なお、ホームサーバ31は、電力管理処理を所定周期で繰り返し実行する。
図2においてステップS101では、通信装置37や操作装置35から自然情報が入力されたか否かを判定するとともに、その自然情報に、自然現象により災害が発生する可能性が高まったことを示す災害予測情報が含まれているか否かを判定する。つまり、自然現象に関して災害発生を予測した災害予測情報が入力されたか否かを判定する。例えば、自然情報としての気象情報に、建物10がある地域を対象とした大雨警報や地震動警報、津波警報などの気象警報が含まれている場合に、その気象警報を災害予測情報として判定する。
なお、地震の規模について所定基準を設定しておき、発生が予測された地震の規模が所定基準よりも大きい場合に、その地震情報を災害予測情報として判定してもよい。例えば、震度5以上の地震発生を予測した地震情報を災害予測情報とする。また、台風の強さについて所定基準を設定しておき、接近が予測された台風の強さが所定基準よりも大きい場合に、その台風情報を災害予測情報として判定してもよい。
また、災害を引き起こす可能性の高かった自然現象が収まった場合には、災害発生の可能性の高い状態が収まったとして、その旨を示す解除情報が自然情報に含まれている。つまり、解除情報が入力される。ここで、ステップS101では、災害予測情報が入力された後、解除情報が入力されるまでは、災害予測情報が継続して入力されていると判定し、解除情報が入力された場合に、災害予測情報が入力されていないと判定する。
災害予測情報が入力されていない場合、制御モードを通常モードとし、ステップS102〜S111にて、非常時ではない通常時において商用電力の使い過ぎを抑制することを目的とした省エネ推奨処理を行う。ステップS102では、使い過ぎの基準として消費上限値Pmを設定する。ここでは、都度の時刻に応じて、通常モードでの上限値を通常上限値として消費上限値Pmに設定する。
通常上限値は、図3に示す算出マップに基づいて算出する。通常上限値の算出マップでは、時間がパラメータとされており、都度の時刻に応じて通常上限値を算出する。通常上限値は、例えば深夜などの睡眠時間帯に最も低く設定されており、朝や夜の在宅時間帯に最も高く設定されている。なお、通常上限値は、いずれの時間帯においても、電力会社等との契約電力よりも小さくされている。
ステップS103では、電力センサ13の検出信号に基づいて、建物10において消費された商用電力である消費電力としての電力消費量Pcを算出する。ステップS104では、照明装置21、空調装置22等の電気機器からの検出信号に基づいて、各電気機器の動作状態を取得する。ステップS105では、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きいか否かを判定する。
電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きくない場合、ステップS106に進み、報知装置36にて電力消費状況を報知する。ここでは、電力消費量Pc及び消費上限値Pmを報知装置36の表示パネルに表示するなどして、電力消費量Pcが消費上限値Pm以下となっていることを報知する。また、電力消費量Pc及び消費上限値Pmを現在時刻に対応させて記憶部32に記憶させるとともに、電力消費量Pc及び消費上限値Pmの過去値を記憶部32から読み込み、消費上限値Pmに対する電力消費量Pcの変化態様を表示パネルに表示させる。
一方、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きい場合、ステップS107に進み、電気機器ごとに設定された優先順位に基づいて、動作している電気機器に優先順位が異なる電気機器が含まれているか否かを判定する。ここで、電気機器の優先順位は、例えば、住人等のユーザにとって動作することの重要度の高さに基づいて定められた順位であり、重要度が高いほど優先順位が高くなっている。
ここでは、動作している電気機器の優先順位を、図4に示す設定手段としてのマップに基づいて算出する。優先順位を示すマップにおいては、優先順位をレベル値で示しており、レベル値が小さいほど優先順位が高くされている。例えば、最も優先順位の高いレベル1には照明装置21が含まれ、レベル1の次に優先順位の高いレベル2には冷蔵庫19が含まれている。レベル3には視聴覚装置23が含まれ、レベル4には空調装置22及び給湯装置24が含まれ、元も優先順位の低いレベル5には蓄電装置15及び車両充電装置25が含まれている。なお、ホームサーバ31、操作装置35、報知装置36及び通信装置37は、優先順位を示すマップには含まれていない。
優先順位が異なる複数の電気機器が動作している場合、ステップS108に進み、報知装置36にて電力消費状況を報知する。ここでは、電力消費量Pc及び消費上限値Pmを報知装置36の表示パネルに表示するなどして、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きくなっていることを報知する。また、ステップS106と同様に、電力消費量Pcの変化態様を表示パネルに表示させる。
ステップS109では、電力消費量Pcを消費上限値Pmよりも小さくするために、停止させる電気機器を選択する。この処理では、消費上限値Pmに対する電力消費量Pcの超過量を算出するとともに、各電気機器の検出信号に基づいて動作中の電気機器の電力の消費量を算出し、各電気機器の電力の消費量に基づいて、停止させる電気機器を、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも小さくなるように優先順位の低い順に選択する。そして、選択した電気機器を停止させることを、報知装置36にて報知することで推奨する処理を行う。これにより、ユーザは、電力消費量Pcが消費上限値Pmを超過している場合に、停止させる電気機器を容易に選択することができる。
動作中の電気機器に優先順位の異なる電気機器が含まれていない場合(ステップS107がNO判定の場合)、ステップS110に進み、報知装置36にて電力報知状況を報知する。ここでは、ステップS108と同様に、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きくなっていることを報知する。
ステップS111では、電力消費量Pcを消費上限値Pmよりも小さくするために停止できる電気機器が存在しないとして、電力消費量Pcよりも大きい値に消費上限値Pmを変更することを推奨する処理を行う。この処理では、現在の時間帯における消費上限値Pmが大きくなるように、消費上限値Pmの算出マップを更新する(見直す)ように、操作装置35に対して入力操作を行うことを推奨する音声や画像を、報知装置36にて報知する。
ステップS102〜S111にて、省エネ推奨処理を行った後、ステップS112に進み、現時刻が深夜電力時間帯であるか否かを判定する。ここで、建物10においては、電力会社等との電気契約が、深夜が他の時間帯に比べて電力料金が割安に設定された契約とされており、その割安な時間帯を深夜電力時間帯としている。現時刻が深夜電力時間帯である場合、ステップS113に進み、蓄電装置15や車載バッテリBTを対象とした充電処理を行う。この充電処理では、蓄電装置15の通常充電を行う。また、充電ケーブル25aが車両Cの入電部に接続されていることを条件として、車載バッテリBTの充電を行う。
現時刻が深夜電力時間帯でない場合、充電処理を行わずに、そのまま本電力管理処理を終了する。
災害予測情報が入力された場合(ステップS101がYES判定の場合)、制御モードを非常モードとし、ステップS114に進み、非常処理を行う。非常処理については、図5のフローチャートに基づいて説明する。
図5においてステップS201では、災害予測情報に、商用電源11にて停電が発生する可能性が高まったことを示す給電制限情報が含まれているか否かを判定する。つまり、給電制限情報が入力されたか否かを判定する。例えば、地震や大雨などが発電所による発電や送電設備による送電を停止させるほどの規模であると想定される場合に、その場合の気象情報などを給電制限情報として判定する。なお、災害予測情報は、電力会社等が気象情報等に基づいて予測した停電発生や給電制限についての情報であってもよい。また、給電制限としては、建物10への商用電力の供給自体が制限される停電の他に、商用電力の供給量が制限される供給量制限が挙げられる。
給電制限情報が入力されていない場合、上限設定手段としてのステップS202に進み、非常モードでの上限値である非常上限値を消費上限値Pmとして設定する。この場合、非常上限値は現在の時間帯における通常目標値よりも小さくされている。これにより、省エネ効果が高められ、ひいては、商用電源11における電力供給の負担が大きくなることを抑制できる。なお、給電制限情報が入力されていない場合の非常上限値は、通常目標値よりも小さい値となるようにマップ等によりあらかじめ定められており、記憶部32に記憶されている。
ステップS203では、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きいか否かを判定し、大きい場合、ステップS204に進み、ステップS109と同様に、電力消費量Pcを消費上限値Pmよりも小さくするために、動作中の電気機器を対象として停止させる電気機器を選択する。そして、ステップS205では、選択した電気機器に対して動作停止させるための指令信号を出力し、電気機器の動作を強制的に停止させる。これにより、電力消費量Pcを消費上限値Pmよりも小さくすることができる。また、停止させる電気機器の種類や設置場所に関する情報や、タンスなどの家具が少ない部屋を安全な部屋としてその部屋に集まることを住人等に指示する情報、予測される災害発生に関する情報などを報知装置36にて報知する。
一方、給電制限情報が入力された場合、ステップS206に進み、災害予測情報に、避難勧告や避難支持など避難する必要性が高まったことを示す避難情報が含まれているか否かを判定する。つまり、避難情報が入力されたか否かを判定する。避難情報が入力されていない場合、算出手段としてのステップS207に進み、予測した発生災害までの猶予時間を算出するとともに、その猶予時間があらかじめ定められた基準時間よりも大きいか否かを判定する。ここでは、蓄電装置15及び車載バッテリBTの両方を通常充電した場合の所要時間が、基準時間として記憶部32に記憶されており、その基準時間を記憶部32から読み込む。なお、猶予時間は、発生が予測される災害の種類や規模に応じて定められていてもよい。
猶予時間が基準時間よりも大きい場合、上限設定手段としてのステップS208に進み、非常上限値を現在の時間帯における通常上限値と同じ値とし、消費上限値Pmとして設定する。なお、給電制限情報が入力され且つ猶予時間が基準時間よりも大きい場合の非常上限値は、通常目標値と同じ値となるようにマップ等によりあらかじめ定められており、記憶部32に記憶されている。
非常停止手段としてのステップS209では、優先順位がレベル4の電気機器に対して動作停止させるための指令信号を出力することで、それら電気機器の動作を強制的に停止させ、非常充電手段としてのステップS210では、蓄電装置15の通常充電を行う。ここでは、レベル4の電気機器を停止させることで、蓄電装置15の通常充電を行っていても電力消費量Pcの増加を抑えるようにしており、さらに、非常上限値が通常上限値と同じ値にされていることで、電力消費量Pcが消費上限値Pmを超過しにくくなっている。また、停止させる電気機器の種類や設置場所に関する情報を報知装置36にて報知する。
なお、ステップS210では、レベル5の電気機器のうち蓄電装置15ではない電気機器の動作も強制的に停止させている。つまり、車両充電装置25により車載バッテリBTの充電が行われていれば、その充電も停止させる。また、蓄電装置15の蓄電量が定格値に達した後、つまり、蓄電装置15が満タンになった後には、車両充電装置25による車載バッテリBTの通常充電処理を行う。
その後、ステップS203に進み、レベル4の電気機器を停止させている状態において、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きいか否かを判定する。電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きい場合、ステップS204に進み、動作中の電気機器を対象として停止させる電気機器を選択する。ここでは、レベル4の電気機器は既に停止され、レベル5の蓄電装置15及び車両充電装置25は充電制御がなされているため、レベル1〜3の電気機器について優先順位の低い順に選択されることになる。ステップS205では、給電制限情報が入力されていない場合と同様に、選択した電気機器の動作を強制的に停止させるとともに、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電状態に関する情報、その他の電気機器の動作状態に関する情報、住人等の行動を指示する情報、災害に関する情報などを報知装置36にて報知する。
猶予時間が基準時間以下である場合、上限設定手段としてのステップS211に進み、非常上限値を現在の時間体における通常上限値よりも大きい値とし、消費上限値Pmとして設定する。なお、給電制限情報が入力され且つ猶予時間が基準時間以下である場合の非常上限値は、通常目標値よりも大きい値となるようにマップ等によりあらかじめ定められており、記憶部32に記憶されている。また、この場合の非常上限値は、通常目標値よりも大きくされている一方で、電力会社等との契約電力よりも小さくされている。
非常停止手段としてのステップS212では、優先順位がレベル3,4の電気機器を強制的に停止させ、非常充電手段としてのステップS213では、災害発生までの時間的な余裕が少ないとして、蓄電装置15の急速充電を行う。ここでは、蓄電装置15の通常充電を行う場合よりも多いレベル3,4の電気機器を停止させることで、蓄電装置15の急速充電を行っていても電力消費量Pcの増加を抑えるようにしており、さらに、非常上限値が通常上限値よりも大きくされていることで、電力消費量Pcが消費上限値Pmを超過しにくくなっている。また、停止させる電気機器の種類や設置場所に関する情報を報知装置36にて報知する。
なお、ステップS213では、ステップS210と同様に、レベル5の電気機器のうち蓄電装置15ではない電気機器の動作も強制的に停止させている。また、蓄電装置15が満タンになった後には、車両充電装置25による車載バッテリBTの通常充電処理を行う。
その後、ステップS203に進み、レベル3,4の電気機器を停止させている状態において、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きいか否かを判定する。電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きい場合、ステップS204に進み、動作中の電気機器を対象として停止させる電気機器を選択する。ここでは、レベル1,2の電気機器について優先順位の低い順に選択されることになる。ステップS205では、給電制限情報が入力されていない場合と同様に、選択した電気機器の動作を強制的に停止させるとともに、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電状態に関する情報、その他の電気機器の動作状態に関する情報、住人等の行動を指示する情報、災害に関する情報などを報知装置36にて報知する。
給電制限情報及び避難情報が入力された場合(ステップS206がYES判定の場合)、上限設定手段としてのステップS214に進み、非常上限値を現在の時間帯における通常上限値よりも大きい値とし、消費上限値Pmとして設定する。なお、避難情報が入力された場合の非常上限値は、通常目標値よりも大きい値となるようにマップ等によりあらかじめ定められており、記憶部32に記憶されている。なお、この場合の非常上限値は、給電制限情報が入力され且つ猶予時間が基準時間以下である場合の非常上限値よりも大きくなるように定められている。また、この場合でも、非常上限値は電力会社等との契約電力よりも小さくされている。
非常停止手段としてのステップS215では、優先順位がレベル2〜4の電気機器を強制的に停止させ、車両充電手段としてのステップS216では、災害発生までの時間的な余裕が少なく、さらに、車両Cで避難する可能性があるとして、車載バッテリBTの急速充電を行う。ここでは、蓄電装置15の通常充電及び急速充電を行う場合よりも多いレベル2〜4の電気機器を停止させることで、車載バッテリBTの急速充電を行っていても電力消費量Pcの増加を抑えるようにしており、さらに、非常上限値が通常上限値よりも大きくされていることで、電力消費量Pcが消費上限値Pmを超過しにくくなっている。そして、車載バッテリBTの充電完了後には、蓄電装置15の急速充電を行う。また、停止させる電気機器の種類や設置場所に関する情報を報知装置36にて報知する。
その後、ステップS203に進み、レベル2〜4の電気機器を停止させている状態において、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きいか否かを判定する。電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きい場合、ステップS204に進み、動作中の電気機器を対象として停止させる電気機器を選択する。ここでは、レベル1の電気機器が選択されることになる。ステップS205では、給電制限情報が入力されていない場合と同様に、選択した電気機器の動作を強制的に停止させるとともに、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電状態に関する情報、その他の電気機器の動作状態に関する情報、住人等の行動を指示する情報、災害に関する情報などを報知装置36にて報知する。
なお、電力管理処理においては、災害発生の可能性の高い状態が収まった場合、解除情報が入力され、災害予測情報の入力がされていないとして、ステップS101の非常処理を終了し、通常モードでの処理(S102〜S113)を実行する。この場合、非常処理において実行していた処理を終了し、通常モードでの処理において実行していた処理を再開する。具体的には、非常処理として、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電を行っていた場合には、その充電を終了し、蓄電装置15や車載バッテリBTではない電気機器を強制的に停止させていた場合には、その電気機器を再び動作させる。
次に、電力消費量Pcの推移について図6を参照しつつ説明する。図5は電力消費量Pcの推移を例示する図であり、(a)に災害発生が予測された場合に蓄電装置15の通常充電を行った場合を示し、(b)災害発生が予測された場合に蓄電装置15の急速充電を行った場合を示す。なお、図5においては、電気機器の停止及び開始に伴う電力消費量Pcの減少及び増加を、タイムラグを伴わずに生じた場合を想定して図示している。また、(a)には蓄電装置15の蓄電量の推移を図示し、(b)には車載バッテリBTの蓄電量の推移を図示している。
図6(a)においては、蓄電装置15の充電が行われていない時間帯において、災害予測情報が時刻T1にてホームサーバ31に入力され、この災害予測情報には、給電制限情報が含まれている一方で、避難情報は含まれていない。このため、非常モードにおいて非常上限値が時刻T1での通常上限値と同じ値とされ、消費上限値Pmとして設定される。災害予測情報(給電制限情報)の入力に伴って、動作中の電気機器のうちいずれかが停止されるとともに、蓄電装置15の通常充電が開始される。この場合、商用電力が蓄電装置15に供給される分だけ電力消費量Pcが増加するが、優先順位がレベル4の電気機器等が停止された分だけ電力消費量Pcが減少するため、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きくなっていない。
蓄電装置15の蓄電量は、通常充電が開始された後に徐々に増加していき、時刻T2にて満タンになる。このため、蓄電装置15の通常充電は時刻T2にて終了され、電力消費量Pcは、蓄電装置15への給電分だけ減少する。その後、時刻T3にて実際に停電が発生すると、商用電源11から分電盤12への給電が停止されて電力消費量Pcがゼロになり、その一方で、蓄電装置15から分電盤12への給電が開始される。これにより、停電している場合でも、蓄電装置15からの給電によりレベル1の電気機器などを動作させることができる。
図6(b)においては、図6(a)と同様に、蓄電装置15の充電が行われていない時間帯において、災害予測情報が時刻T4にてホームサーバ31に入力され、この災害予測情報には、給電制限情報及び避難情報の両方が含まれている。このため、非常モードにおいて非常上限値が時刻T4での通常上限値よりも大きい値とされ、消費上限値Pmとして設定される。災害予測情報(給電制限情報及び避難情報)の入力に伴って、動作中の電気機器のうちいずれかが停止されるとともに、車載バッテリBTの急速充電が開始される。この場合、商用電力が車載バッテリBTに供給される分だけ電力消費量Pcが増加するが、優先順位がレベル2〜4の電気機器等が停止された分だけ電力消費量Pcが減少し、さらに、非常上限値が通常上限値よりも大きくされているため、電力消費量Pcが消費上限値Pmよりも大きくなっていない。
車載バッテリBTの蓄電量は、急速充電が開始された後に徐々に増加していき、時刻T5にて満タンになる。このため、車載バッテリBTの急速充電は時刻T5にて終了され、電力消費量Pcは、車載バッテリBTへの給電分だけ減少する。その後、時刻T6にて実際に停電が発生しても、それよりも前に車載バッテリBTの充電が完了しているため、ユーザは時刻T6よりも前に車両Cで避難することが可能となる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ホームサーバ31に災害予測情報が入力された場合、非常モードの非常処理において、非常上限値が消費上限値Pmとして設定されるため、自然現象により災害が発生する可能性が高くなった場合に、その後に災害が発生することを見越して、非常上限値により、通常モードの処理とは異なる制限を電力消費量Pcに対して付加することができる。しかも、電力消費量Pcに対する制限は、災害が発生するまでの猶予時間において付加されるため、商用電源11にかかる負担を低減することや、商用電力を有効利用することが可能となる。以上により、自然現象による災害発生の可能性が高くなった場合に、その災害に備えた対策を好適に行うことができる。
ホームサーバ31に災害予測情報が入力された場合に、蓄電装置15の充電処理が行われることで、実際に災害が発生することを見越して、災害発生前に蓄電装置15を商用電力により充電しておくことができる。この場合、災害発生に備えての準備処理としては蓄電装置15の充電が行われない構成とは異なり、実際に災害が発生した後に、蓄電装置15の蓄電量が不足していて蓄電電力を有効に利用することができないという不都合を回避できる。
蓄電装置15の充電が行われる場合の非常上限値は、蓄電装置15の充電が優先して実施可能となるように、通常上限値と同じ又はそれよりも大きくされ、その非常上限値が消費上限値Pmとして設定されるため、蓄電装置15の充電に伴って電力消費量Pcが消費上限値Pmを超えてしまうことを抑制できる。これにより、蓄電装置15の充電を行うことで電力消費量Pcが消費上限値Pmを超えて契約電力に達し、ユーザの意に反して、商用電力の供給が主幹ブレーカや分岐ブレーカにより遮断される、ということを回避できる。
蓄電装置15の充電が行われる場合には、優先順位が所定レベルの電気機器が動作停止されるため、蓄電装置15の充電に伴って電力消費量Pcが消費上限値Pmを超えてしまうことを抑制できる。これにより、蓄電装置15の充電を行うことで商用電力の供給が各種ブレーカにより遮断されるということを回避できる。つまり、災害発生に備えた事前の準備を好適に行うことができる。しかも、動作停止される電気機器は優先順位が低い機器であるため、その電気機器が動作停止しても、ユーザが災害発生に備えて身支度を整えるなどの準備行動をする上で支障が小さい。
蓄電装置15及び車両充電装置25が他の電気機器よりも優先順位の低いレベル5とされているため、通常時においては、蓄電装置15及び車両充電装置25の充電を停止させることで、電力消費量Pcが消費上限値Pmを超過することを抑制できる。その一方で、非常時においては、蓄電装置15及び車両充電装置25が、優先順位に関係なく優先して動作されるため、充電という処理で災害発生や停電発生に備えた準備を行うことができる。
また、電気機器の優先順位を示すマップには、ホームサーバ31が含まれていないため、災害予測情報が取得された場合に、ホームサーバ31が自身の動作を停止させて電力管理システムが停止してしまうということを回避できる。
ホームサーバ31に給電制限情報が入力された場合に、蓄電装置15の充電処理が行われるため、災害発生に伴って停電が発生することを見越して、停電発生前に蓄電装置15を商用電力により充電しておくことができる。この場合、停電発生に備えての準備処理としては蓄電装置15の充電が行われない構成とは異なり、実際に停電が発生した後に、蓄電装置15の蓄電量が不足していて蓄電装置15から他の電気機器に蓄電電力を供給することができないという不都合を回避できる。
蓄電装置15の充電に際してその充電に用いられる電流の大きさが調整可能となっているため、蓄電装置15の充電に要する所要時間を、予測される災害発生までの猶予時間に合わせて調整することができる。このため、猶予時間が短い場合でも、急速充電を行うことで、蓄電装置15の蓄電量が満タンになるように充電を行うことが可能となる。
ホームサーバ31に災害予測情報が入力されても、給電制限情報が入力されていない場合には、蓄電装置15の充電が行われないため、蓄電装置15の無駄な充電が行われてその充電に要するコストが増加するということを回避できる。また、この場合、車載バッテリBTの充電も行われないため、車載バッテリBTの充電に要するコストが増加するということも回避できる。さらに、この場合、非常上限値が通常上限値よりも小さくされ、その非常上限値が消費上限値Pmとして設定されるため、建物10での電力消費量Pcが小さくされ、それによって、商用電源11にかかる負担を低減することができる。
通常モードの処理においては、蓄電装置15及び車載バッテリBTの充電が深夜等の充電時間帯に限って行われるため、充電が昼間等の非充電時間帯に行われる場合に比べて、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電を割安に行うことができる。つまり、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電に要するコスト負担を低減できる。その一方で、非常モードの非常処理においては、災害発生に備えた準備処理を優先して時間帯に関係なく蓄電装置15や車載バッテリBTの充電が行われるため、実際に災害が発生した場合に、蓄電装置15や車載バッテリBTの蓄電電力を有効に利用することができる。
ホームサーバ31に災害予測情報が入力された場合、車載バッテリBTの充電が行われることで、災害発生に備えて車載バッテリBTに電力を蓄えておくことができる。この場合、災害発生に備えて車載バッテリBTの充電が行われない構成とは異なり、実際に災害が発生するよりも前、又は発生した後において、車載バッテリBTの蓄電量が不足してユーザが車両Cを使用することができないという不都合を回避できる。しかも、ホームサーバ31に避難情報が入力された場合には、車載バッテリBTの充電が蓄電装置15よりも優先して行われるため、災害発生時にユーザが車両Cで避難する際に、車載バッテリBTの充電が完了していないという事態を回避できる。さらに、車載バッテリBTから車両充電装置25を介して分電盤12側に給電可能な構成であれば、車載バッテリBTの蓄電電力により照明装置21等の電気機器を動作させることが可能となる。
ホームサーバ31に解除情報が入力された場合、非常モードの非常処理が終了され、通常モードに戻ってその通常モードの処理が実行されるため、実際に災害が発生しなかった場合にいつまでも非常処理が継続して実行されるという不都合を回避できる。このため、災害を引き起こす可能性の高かった自然現象が収まったにもかかわらず、蓄電装置15や車載バッテリBTが満タンの状態に維持されて商用電力に対するコスト負担が増加するということを回避できる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、蓄電装置15及び車載バッテリBTのうち一方の充電が先に行われ、その充電が完了した後に他方の充電が行われる構成としたが、蓄電装置15及び車載バッテリBTの両方の充電が並行して行われてもよい。この場合、蓄電装置15及び車載バッテリBTの充電に使用される商用電力が増加することになるため、電力消費量Pcについて、非常上限値を契約電力より小さい範囲で極力大きく定める処理や、充電処理に伴って停止させる電気機器の数を増やす処理などを行うことが好ましい。
(2)上記実施形態では、蓄電装置15の充電に際して、蓄電装置15の蓄電量が満タンになるまで充電が行われたが、満タンよりも小さい蓄電量にて充電が終了されてもよい。例えば、給電制限情報に、給電制限が継続する時間を予測した継続時間予測情報が含まれており、ホームサーバ31が、継続時間予測情報に基づいて供給制限の予測継続時間を算出し、予測継続時間があらかじめ定められた基準時間よりも小さいか否かを判定し、小さい場合に、蓄電装置15の蓄電量が満タンよりも小さい所定量になった時点で充電を終了させる構成とする。この場合、停電等の給電制限が生じる時間が短いため、その時間で必要となる分だけの電力を蓄電装置15に蓄え、余分な電力が蓄電装置15に蓄えられることを回避できる。これにより、非常時における蓄電装置15の充電処理であっても、電力料金の増加を抑制することができる。
(3)災害予測情報に給電制限情報が含まれていない場合でも、蓄電装置15や車載バッテリBTの充電が行われる構成としてもよい。この構成によれば、予測できない給電制限としての停電が発生した場合に、蓄電装置15や車載バッテリBTの蓄電量が十分に確保されているため、停電発生後に蓄電装置15や車載バッテリBTの蓄電電力を有効に利用することができる。
(4)災害予測情報が取得されていない通常時において、蓄電装置15の充電が割安に行われる充電時間帯は、深夜ではなく、早朝や昼間、夕方などの時間帯とされていてもよい。また、蓄電装置15の充電は、充電時間帯ではない非充電時間帯に行われてもよい。
(5)上記実施形態では、建物10の各電気機器について定められた優先順位は、災害予測情報が取得されていない通常時と、災害予測情報が取得された非常時とで同一とされているが、通常時と非常時とで異なる順位とされていてもよい。例えば、蓄電装置15及び車載バッテリBTについては、通常時の優先順位(例えばレベル5)よりも非常時の優先順位の方が高く(例えばレベル2)する。これにより、通常時においては無駄な充電を抑止することで電力料金を低減でき、非常時においては蓄電電力を確保できる。
また、優先順位は、災害予測情報が取得された時間帯や季節に応じて異なる順位とされていてもよい。例えば、照明装置21については、災害予測情報が取得された時間帯が昼間である場合の優先順位(例えばレベル5)よりも、夜間である場合の優先順位を高く(例えばレベル1)設定する。これにより、昼間であれば照明装置21ではない他の電気機器を優先して動作させることが可能となり、夜間であれば照明装置21を優先して点灯させることで室内の明るさを確保できる。
また、冷蔵庫19については、災害予測情報が取得された季節が冬期である場合の優先順位(例えばレベル2)よりも、夏期である場合の優先順位を高く(例えばレベル1)設定する。これにより、夏期においては冷蔵庫19にて保存されている食品の品質維持を最優先することができる。また、空調装置22について、冬期の優先順位を冷蔵庫19に代えて高く(例えばレベル1)に設定する。この場合、冬期においては、食品の品質が低下しにくいとして、冷蔵庫19の動作よりも、寒さを和らげるために空調装置22に暖房運転を行わせることを優先することができる。
(6)上記実施形態では、ホームサーバ31が、解除情報が入力された場合に非常モードの非常処理を終了するが、解除情報の入力ではない他のトリガにより非常処理を終了してもよい。例えば、ホームサーバ31は、災害予測情報が入力されてからの経過時間(非常処理の実行継続時間)が所定時間に達したか否かを判定し、達した場合に、その達したことをトリガとして、非常処理を終了する。また、蓄電装置15や車載バッテリBTの蓄電量が満タンになったか否か(充電が完了したか否か)を判定し、満タンになっている場合に、その満タンになっていることをトリガとして、非常処理を終了する。
(7)上記実施形態では、電力センサ13が電力検出手段とされていたが、電力会社等が所有している電力メータ(電力量計)が電力検出手段とされていてもよい。この場合でも、電力検出手段により建物10での消費電力を検出することができる。
(8)上記実施形態では、非常モードの非常処理において、優先順位の低い電気機器を動作停止させ、それに代えて蓄電装置15や車両充電装置25を動作させたが、優先順位の低い電気機器に代えて動作させる電気機器は、蓄電装置15や車両充電装置25でなくてもよい。例えば、停止させた電気機器(例えばレベル4)よりも優先順位の高い照明装置21などの電気機器(例えばレベル1)を動作させる。この場合、ユーザにとって重要度の高い電気機器を優先して動作させることで、ユーザは災害発生に備えた準備を整えることが容易となる。
10…建物、13…電力検出手段としての電力センサ、15…電気機器としての蓄電装置、19…電気機器としての冷蔵庫、21…電気機器としての照明装置、22…電気機器としての空調装置、23…電気機器としての視聴覚装置、24…電気機器としての給湯装置、25…電気機器としての車両充電装置、31…上限設定手段、非常充電手段、通常充電手段、算出手段、設定手段、非常停止手段、車両充電手段としてのホームサーバ、35…取得手段としての操作装置、37…取得手段としての通信装置、BT…車載バッテリ。

Claims (9)

  1. 商用電力が供給されている建物においてその消費電力を検出する電力検出手段と、
    自然現象に関して災害発生を予測した災害予測情報を取得する取得手段と、
    前記消費電力について所定の基準を消費上限値として設定する上限設定手段と、
    を備え、
    前記上限設定手段は、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、該災害予測情報の取得後の災害発生を想定した非常モードの処理として、非常上限値を前記消費上限値として設定するものであることを特徴とする建物の電力管理システム。
  2. 前記建物に設けられ、前記商用電力の供給により充電される蓄電装置と、
    前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記蓄電装置の充電を実行する非常充電手段と、
    を備えている請求項1に記載の建物の電力管理システム。
  3. 前記上限設定手段は、前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常上限値を、前記非常充電手段による前記蓄電装置の充電が優先して実施可能となるように設定するものである請求項2に記載の建物の電力管理システム。
  4. 前記取得手段は、前記自然現象に関して、前記商用電力の供給が制限される事態の発生を予測した給電制限情報を、前記災害予測情報として取得するものであり、
    前記非常充電手段は、前記給電制限情報に基づいて前記蓄電装置の充電を実行するものである請求項2又は3に記載の建物の電力管理システム。
  5. 前記取得手段が前記災害予測情報を取得していない場合に、前記商用電力の供給により前記蓄電装置の充電を実行する通常充電手段を備え、
    前記通常充電手段は、あらかじめ定められた充電時間帯に限って前記蓄電装置の充電を実行するものであり、
    前記非常充電手段は、前記充電時間帯に関係なく前記蓄電装置の充電を実行するものである請求項2乃至4のいずれか1項に記載の建物の電力管理システム。
  6. 前記災害予測情報に基づいて、前記災害発生までの猶予時間がどの程度あるのかを算出する算出手段を備え、
    前記非常充電手段は、前記蓄電装置の充電に際して該充電に用いられる電流の大きさを、前記算出手段により算出された前記猶予時間に基づいて調整するものである請求項2乃至5のいずれか1項に記載の建物の電力管理システム。
  7. 前記建物に設けられた複数の電気機器を対象として、前記商用電力を供給する場合の優先順位を設定する設定手段を備え、
    前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記複数の電気機器のうち前記優先順位の低い電気機器を選択し、選択した電気機器に対する前記商用電力の供給を停止させる非常停止手段を有している請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の電力管理システム。
  8. 前記上限設定手段は、前記非常上限値を、前記取得手段が前記災害予測情報を取得する前の前記消費上限値よりも小さい値に設定するものである請求項1乃至7のいずれか1項に記載の建物の電力管理システム。
  9. 商用電力による車載バッテリの充電を行う車両充電装置と、
    前記取得手段が前記災害予測情報を取得した場合に、前記非常モードの処理として、前記車両充電装置による前記車載バッテリの充電を実行する車両充電手段と、
    を備えている請求項1乃至8のいずれか1項に記載の建物の電力管理システム。
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