JP2013229840A - 着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末 - Google Patents

着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】タブレット型携帯情報端末に携帯電話機能の受話器を着脱自在に設けることで、タブレット型携帯情報端末からの携帯電話使用時の利便性を向上する。
【解決手段】携帯電話機能を有するタブレット型携帯情報端末やタブレット型電子書籍端末に、両端にマイク9とスピーカー10を具備する受話器8とタブレット型携帯情報端末とに設けた磁石と鉄片7間に働く磁力で、受話器8をタブレット型携帯情報端末の受話器装着部4に磁着(磁気吸着)して着脱可能に装着し、タブレット型携帯情報端末の携帯電話機能と受話器8との間に近距離無線通信機能を設け双方向のワイヤレス通信ができるようにし、携帯電話の外部との通信は携帯電話無線通信機能によって行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、タブレット型携帯情報端末に携帯電話機能の受話器を着脱可能に設ける技術に関する。
従来、携帯電話機と携帯情報端末とは個別の機器として、外出時には必要に応じ共に携行しなければならなかった。
携帯情報端末に携帯電話機を具設する技術が多く提案されているが、筐体への具設構造が複雑になるのと、携帯性や利便性に著しい向上がないなどで普及していなかった。
前記の対応技術として、コンピュータ本体とは別体である携帯無線電話との間でデータ転送手段を有し、コンピュータ本体に携帯電話機が着脱可能に構成された携帯型コンピュータの技術が公開されている(特許文献1参照)。
また、送受話器部分を有する携帯端末で、無線通信機能部分が情報携帯端末本体部分に着脱自在に構成された携帯端末の技術が公開されている(特許文献2参照)。
さらに、本体ベースの側面の一部を開口してイヤーセットホルダを設け、長方板状基部の一端に受話器と送話器を設けたイヤーセットを出入自在に収納する携帯型情報端末器の技術が公開されている(特許文献3参照)。
特開平6−301445号公報 特開平11−65725号公報 特開平10−240776号公報
これは次のような問題点があった。
前記特許文献1の技術は、携帯無線電話機本体をコンピュータ本体に架設するが、携帯無線電話機を収納する専用ケースを介して行なわなければならないという問題があった。
前記特許文献2の技術は、必要に応じて無線通信機能部分と送受話器部分とを携帯端末本体に接続して目的の機能とするもので、屋外での使用には無線通信機能部分と送受話器部分とを携行しなければならず、携帯性や利便性が著しく向上するものではなかった。
前記特許文献3の技術は、イヤーセットに接続される送受信用のコードリールを、イヤーセットホルダ内にイヤーセットと伴に小さい本体ベース内に収納するスペースを設けなければならないのと、また、無線通信でイヤーセットと本体ベースとの間で通信を行うには、イヤーセットの長方板状基部には音声信号を送受する無線通信回路と電源を供給する電池を設けることが必須で、長方板状基部上に無線通信回路と十分な容量の電池を極小化して設けなければならずコストと共に技術的にも容易ではないという問題があった。
片手で把持できる携帯電話機やスマートフォンは、本体にマイクとスピーカーが一体で具設されるが、iPad(アップルコンピュータの商標登録)に代表されるタブレット型携帯情報端末は大きく、片手で持ち通話等を行うことは物理的に無理であった。
また、タブレット型携帯情報端末はカメラ通話機能を有するが、カメラを備え同じ機能を持つ特定の人のみとしか画像通信や会話を行うことができないという問題もあった。
さらに、外出中に携帯電話を使用するには、携帯電話機をタブレット型携帯情報端末とは別に携行しなければならない煩わしさがあった。
本発明は、これらの上記課題を解決するためになされたものである。
スティック状の受話器の両端にマイクとスピーカーを設け、受話器にはタブレット型携帯情報端末本体(以降、本体と記す)との近距離無線通信手段と本体から受話器のバッテリーへの充電機能を設け、受話器を本体の裏面の一端に磁力で着脱可能に装着して格納できるようにし、受話器のケーシングの一部に設けたヒンジ(蝶番)で、マイクとスピーカーが近接できるように一定範囲内で任意の角度で屈曲できるようにする。
本発明は、以上の構成の着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末である。
本発明は、タブレット型携帯情報端末による携帯電話の使用が可能となるため、タブレット型携帯情報端末本体を外出時に携行する時、携帯電話機の使用が想定される時は携帯電話機を別に携行する必要があったが、携帯電話機の携帯が不要となるため外出時の所持負担が軽減され、生活の場やビジネスの場で格段に利便性が向上する。
本体から受話器を離脱させた状態を示す裏面図である。 図1の正面図である。 図2の側面図である。 受話器の他の実施例の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
両端にマイク9とスピーカー10を具備するスティック状の受話器8と、本体1の携帯電話機能とに近距離無線通信機能と、本体1から受話器8のバッテリーへの充電機能を設け、受話器8を本体1の裏面の一端に設けた受話器装着部4に着脱可能に格納できるようにし、受話器8のケーシング16の一部を回動可能なヒンジ17構成とする。
本発明の構成について説明する。
図面1から3に示すように、本体1の枠体2裏面の一辺に、受話器8の幅と厚さおよび長さで嵌合する受話器装着部4の長手側の一辺が外側に開口された状態に設ける。
前記受話器装着部4の内側同一面には、人差し指の先が挿入することができる半円状の半円凹部5が設けられ、正面にはバッテリー12充電用の充電パッド6と、受話器8の磁力保持用の鉄片7が埋設される。
受話器8には、図1の点線で示すバッテリー12と近距離無線通信回路14が内設され、図2に示すように、受話器8の両端にマイク9とスピーカー10が設けられ、同一面上に通話のオンとオフを行う通話/切ボタン11が設けられる。
また、受話器8には保持用の磁石15が埋設され、バッテリー12への充電用端子13が、前記受話器装着部4の上記充電パッド6の係合位置に接触可能に僅かに突出して設けられる。
本発明の本体1への受話器8の着脱について説明する。
受話器8は、本体1裏面に設けられた受話器装着部4の正面に埋設された鉄片7に、受話器8に埋設された磁石15の磁力で磁着して装着格納される。
本体1から受話器8を離脱させる時は、受話器装着部4の半円凹部5に人差し指を挿入し、親指で受話器8の他方を押さえ、スライドさせるようにして取り外す。
受話器8を受話器装着部4に装着する時は、受話器8の方向を確認して受話器装着部4にスライドさせるようにして装着し格納するが、なお図示せぬが、誤装着を防ぐために受話器8と受話器装着部4との嵌合部に小突起と、その小突起に契合する小凹部を互いに一箇所設け、小突起と小凹部が契合した時に装着できるようにしてもよい。
本発明では、磁石15と鉄片7との磁力を利用して受話器8を本体1の受話器装着部4へ装着し格納できるようにしているが、磁力を利用することで受話器装着部4から受話器8が容易に着脱でき、且つ逆に受話器8が未使用中に簡単に離脱して滑落等が起こらない磁石15と鉄片7との磁力構成とする。
受話器8の装着に使用される磁石15は、本体1に受話器8を保持装着することを目的とするため磁力は弱く、使用されている電子部品に影響を与えることも無い。
なお、実施例とは逆に受話器8に鉄片を、受話器装着部4に磁石を埋設してもよい。
本発明の携帯電話機能について説明する。
携帯電話機能は、本体1からの操作で携帯電話機能をオンまたはオフにすることができる構成とし、一度オンすると本体1の電源がオフされていても単独で携帯電話機能のみがオン状態を維持し、待機機能が維持され着信通知による通話が可能となる。
受話器8と本体1には受話器8に内設される近距離無線通信回路14と、本体1に内設される携帯電話機能に具備される近距離無線通信機能によって双方向通信が行われ、外部回線とは本体1に内設される携帯電話機能の一部の携帯無線通信機能によって行われる。
なお、本発明に使用される近距離無線通信には、遮蔽物による影響の少ないデジタル機器用の近距離無線通信規格であるブルーツゥース(Bluetooth)が適する。
通話/切ボタン11は押されることでオンとなり通話が可能となる。
受話器8に内設される近距離無線通信回路14と、本体1に内設される携帯電話機能の近距離無線通信機能が作動するようにして、再度押されると近距離無線通信機能が遮断される。
携帯電話機能を使用して相手に通話する時は、本体1の起動時に、メニューアイコンから携帯電話機能のアイコンを選択してタッチパネル3から電話番号を入力し、受話器装着部4から受話器8を取り外して通話/切ボタン11を押して通話する。
通話が終わったら通話/切ボタン11を押して終了する。
また、本体1の携帯電話機能の着信音により電話を受ける時は、受話器8を取り外し通話/切ボタン11を押して通話し、通話が終わったら通話/切ボタン11を押す。
なお、実施例では通話/切ボタン11を受話器8に設けているが、これを本体1裏面の受話器装着部4近傍に設けてもよい。
受話器8に設けたスピーカー10に電話を受信した時の着信音の機能を持たせてもよいが、スピーカー10は前述のように、本体1の枠体2裏面の受話器装着部4に嵌合状態で装着格納されているため、着信音が聞き取り難くなる。
そこで、受信時の着信音やアラーム音等は、携帯電話機能から接続される本体1に内設のスピーカー機能によって行えるようにするのが好ましい。
受話器8には会話に必要なマイク9とスピーカー10、本体1との通信のための近距離無線通信回路14とその電源となるバッテリー12等の最小限の機能とし、通話以外の電話帳機能やメール機能等の機能は、本体1に内設される携帯電話機能によって行なえるようにする。
前述のように、受話器8には近距離無線通信回路14用にバッテリー12が内設されるが、バッテリー12は小さく容量も少ないため、未使用時には常に充電を必要とする。
そこで、本体1に内設されるバッテリーから受話器8のバッテリー12への充電機能として、受話器8には充電用端子13が設けられ、本体1の受話器装着部4正面に係合する位置には、本体1の駆動用バッテリーに制御回路を介して接続された充電パッド6から充電できるようにしている。
なお、受話器8のバッテリー12への充電に、本体1への電磁波の影響を遮蔽して、電極の端子が露出しない電磁誘導による非接触充電方式が好ましい。
受話器8の他の実施例について説明する。
受話器8は図面に示すようにスティック状なため、会話で受話器8のスピーカー10を耳に当てるとマイク9が遠ざかり会話に支障が生ずるため、図4に示すように、受話器8のケーシング16のマイク9とスピーカー10との中間位置近傍の一部を、支点を中心に回動可能なヒンジ17で構成するようにする。
ヒンジ17により受話器8のマイク9とスピーカー10とが一定の範囲内で任意の角度で屈曲できるようになるため、受話器8の該マイク9を口に近づけることができるようになり、相手に周囲の騒音や雑音の少ない明瞭な音声を送ることが可能となる。
本発明は一般的なタブレット型携帯情報端末と呼ばれるものとは別に、外部との無線通信機能を有するタブレット型電子書籍端末に着脱式の受話器の装着を可能とするもので、前述のタブレット型携帯情報端末と変わらない構成で行うことができる。
1 本体(タブレット型携帯情報端末) 2 枠体
3 タッチパネル 4 受話器装着部
5 半円凹部 6 充電パッド
7 鉄片 8 受話器
9 マイク 10 スピーカー
11 通話/切ボタン 12 バッテリー
13 充電用端子 14 近距離無線通信回路
15 磁石 16 ケーシング
17 ヒンジ

Claims (3)

  1. 携帯電話機能を有し、離脱可能な受話器を有するタブレット型携帯情報端末において、携帯電話機能と受話器とに近距離無線通信機能を設け、タブレット型携帯情報端末と受話器とに設けた磁石と鉄片間に働く磁力で、受話器をタブレット型携帯情報端末の受話器装着部に着脱可能に装着格納できるようにしたことを特徴とする着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末。
  2. タブレット型携帯情報端末の裏面の一辺を、外側に開口する受話器装着部としたことを特徴とする着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末。
  3. 受話器のケーシングの一部を、ヒンジで回動可能に構成するようにしたことを特徴とする請求項1および2に記載の着脱式受話器を有するタブレット型携帯情報端末。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106375526A (zh) * 2016-11-03 2017-02-01 罗志华 一种音频部件可拆卸式无按键防水手机
JP2017029667A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 イーゲンパワー インコーポレーテッドEgenpower Inc. 掃除機能および空気清浄機能付き自走式装置
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CN111541804A (zh) * 2020-05-08 2020-08-14 维沃移动通信有限公司 一种电子设备、控制方法及控制装置

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