JP2013229274A - バッテリ保護装置 - Google Patents

バッテリ保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013229274A
JP2013229274A JP2012102129A JP2012102129A JP2013229274A JP 2013229274 A JP2013229274 A JP 2013229274A JP 2012102129 A JP2012102129 A JP 2012102129A JP 2012102129 A JP2012102129 A JP 2012102129A JP 2013229274 A JP2013229274 A JP 2013229274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
protection
protection device
battery module
protection member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012102129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5917272B2 (ja
Inventor
Wakato Yamamoto
若登 山本
Yuji Ishizuka
勇二 石塚
Manabu Hoshino
学 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012102129A priority Critical patent/JP5917272B2/ja
Publication of JP2013229274A publication Critical patent/JP2013229274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5917272B2 publication Critical patent/JP5917272B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】脚式移動ロボットに搭載されるバッテリの保護性能を向上するバッテリ保護装置を提供する。
【解決手段】脚式移動型ロボット12に搭載される複数のバッテリセルを有するバッテリモジュール46を保護するバッテリ保護装置10であって、バッテリモジュール46を収納するバッテリケース50と、バッテリケース50の一側面に設けられた複数の剛性の高い第1保護部材52と、バッテリケース50の前記一側面に設けられた第1保護部材52より剛性の低い第2保護部材54とを備え、第2保護部材54は、複数の第1保護部材52の間に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリモジュールのバッテリ保護装置に関する。
下記特許文献1には、バッテリをフロントフレーム、リアフレーム、及びサイドフレームによって、バッテリを保護する構造が開示されている。
特開2011−9178号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、フロントフレーム、リアフレーム、及びサイドフレームによってバッテリを保護するので、外部からの衝撃に対して十分な干渉距離を確保することができない。また、脚式移動ロボットの場合は、バッテリ保護装置の形状、寸法は、外形デザインの制約によりバッテリ保護装置の形状、寸法の自由度が低い。
そこで本発明は、脚式移動ロボットに搭載されるバッテリの保護性能を向上するバッテリ保護装置を提供することを目的とする。
本発明は、脚式移動型ロボットに搭載される複数のバッテリセルを有するバッテリモジュールを保護するバッテリ保護装置であって、前記バッテリモジュールを収納するバッテリケースと、前記バッテリケースの一側面に設けられた複数の剛性の高い第1保護部材と、前記バッテリケースの前記一側面に設けられた前記第1保護部材より剛性の低い第2保護部材と、を備え、前記第2保護部材は、複数の前記第1保護部材の間に配置されていることを特徴とする。
前記バッテリ保護装置であって、前記第2保護部材は、前記第1保護部材より前記バッテリケースの外方向に向かって突出してもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記第1保護部材及び第2保護部材は、複数の緩衝孔を有してもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記バッテリケースの前記一側面は、前記バッテリモジュールの出し入れ口となる開口部を有してもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記第1保護部材及び前記第2保護部材は、前記開口部側に設けられた開閉機構によって、前記開口部を開閉してもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記バッテリケースの内部であって、前記第1保護部材及び前記第2保護部材が設けられている側とは反対側には、前記バッテリモジュールと外部機器とを接続するためのコネクタが設けられてもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記バッテリモジュールは、前記第1保護部材及び前記第2保護部材が設けられている側で保持ベルトによって保持されてもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記バッテリモジュールと前記保持ベルトとの間に、前記保持ベルトを屈曲させる慣性力伝達部材が配置されてもよい。
前記バッテリ保護装置であって、前記バッテリモジュールの角と前記保持ベルトとの間に前記慣性力伝達部材が配置されてもよい。
本願発明によれば、バッテリモジュールを収納するバッテリケースの一側面に、複数の剛性の高い第1保護部材と、第1保護部材より剛性の低い第2保護部材を設け、第2保護部材は第1保護部材の間に配置されているので、緩衝距離を伸ばすことができ、バッテリモジュールの保護性能が向上する。例えば、バッテリ保護装置を搭載するロボットが衝撃を受けた場合であっても、第1保護部材及び第2保護部材が衝撃を吸収し、バッテリモジュールを保護することができる。また、第2保護部材の両側に、剛性の高い第1保護部材を設けたので、斜め方向からの衝撃に対してもバッテリモジュールを保護することができる。
実施の形態にかかるバッテリ保護装置を有する脚式移動ロボットの全体構成を示す斜視図である。 バッテリ保護装置の構成を示す図である。 図2に示すバッテリ保護装置において、第1保護部材及び第2保護部材を開いた状態を示す図である。 保持ベルトによる慣性力の分散を説明するためバッテリ保護装置の断面図である。 開閉機構の要部平面図である。 図6Aは、第1保護部材及び第2保護部材を第1段階まで開いた時の開閉機構の状態を示す図であり、図6Bは、第1保護部材及び第2保護部材を第2段階まで開いたときの開閉機構の状態を示す図であり、図6Cは、第1保護部材及び第2保護部材を完全に開いた時の開閉機構の状態を示す図である。
本発明に係るバッテリ保護装置について、好適な実施の形態を掲げて添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかるバッテリ保護装置10を有する脚式移動ロボット12の全体構成を示す斜視図である。バッテリ保護装置10は、二足歩行により移動する脚式移動ロボット(以下、ロボットと呼ぶ)12に設けられ、ロボット12は、胴部14と、一対の脚機構部16と、一対の腕機構部18と、頭部20とにより構成される人間型ロボットである。
ロボット12の胴部14は、脚機構部16及び腕機構部18と連設されるとともに、頭部20を支持する主胴部22と、主胴部22の背面部に設けられた副胴部24とを有する。
主胴部22の上部の左右両側には、肩部26が設けられ、左右一対の肩部26に内蔵された図示しない肩関節に各腕機構部18が設けられている。各腕機構部18は、人間の手を模したハンド部28を先端に備えるとともに、ハンド部28と肩部26との間に、肘関節30及び手首関節32を備えている。
また、主胴部22の下端部には腰部34が設けられており、腰部34が備える左右一対の股関節36から各脚機構部16が下方に設けられている。各脚機構部16は、人間の足を模した足平部38を先端に備えるとともに、足平部38と股関節36との間に、膝関節40及び足首関節42を備えている。
脚機構部16及び腕機構部18の各関節は、図示しない電動モータにより駆動されるようになっている。また、主胴部22の上端部に支持された頭部20には、視覚用の図示しない撮像装置が内蔵されている。
ロボット12は、骨組みとなる図示しないフレームを有し、表面が外装パネル44によって覆われている。この外装パネル44は、ロボット12の外観を構成する。主胴部22は、その内部にバッテリ保護装置10を有し、主胴部22の外装パネル44を外すことで、バッテリ保護装置10が露出する。
副胴部24の内部には、図示しないが脚機構部16及び腕機構部18の各関節を駆動する前記電動モータのドライバ回路ユニットや、ロボット12の動作制御を行なうコントロールユニット、後述するバッテリモジュール46の出力電圧のレベルを、電動モータ等を動作させるためのレベルに変換するDC/DCコンバータ等が収納されている。バッテリモジュール46は、複数のバッテリセルを有する。
なお、以下、前後、左右、上下は、ロボット12から見た方向に従う。つまり、ロボット12の正面方向(主胴部22側)を前、背面方向(副胴部24側)を後とし、正面方向に向かって左側を左、右側を右とする。また、上方向(頭部20側)を上、下方向(脚機構部16側)を下とする。
図2は、バッテリ保護装置10の構成を示す図である。バッテリ保護装置10は、バッテリモジュール46を収納する箱型形状のバッテリケース50と、バッテリケース50の一側面に設けられた剛性の高い2つの第1保護部材52と、バッテリケース50の前記一側面に設けられた第1保護部材52より剛性の低い第2保護部材54とを有する。第1保護部材52は、例えば、チタン系の金属で構成され、第2保護部材54は、例えば、チタン系の金属より剛性が低いが、重量が軽いアルミニウム系の金属で構成される。また、バッテリケース50は、マグネシウム系の金属で構成されている。第2保護部材54は、第1保護部材52より剛性が低いので、正面から衝撃を受ける場合、3本とも剛性の高い第2保護部材を使用するより、バッテリ内部に発生する加速度が小さくなる効果がある。
バッテリケース50の前記一側面は、開口部56を有し、開口部56は、バッテリモジュール46を出し入れするための出し入れ口となっている。この開口部56がロボット12の正面側となるように、バッテリ保護装置10は、ロボット12内に配置される。この開口部56は、ロボット12の取り外し可能な外装パネル44によって前方が覆われており、該外装パネル44を取り外すことで、開口部56が露呈する。
第1保護部材52及び第2保護部材54の上部は、バッテリケース50の上面部50a側に取り付けられ、第1保護部材52及び第2保護部材54の下部は、バッテリケース50の底面部50b側に取り付けられる。第2保護部材54は、バッテリケース50の幅方向(左右方向)中央に設けられ、第1保護部材52は、第2保護部材54を中心に左右両側に対称的に設けられる。つまり、第1保護部材52の間に第2保護部材54が設けられる。図3に示すように、第1保護部材52及び第2保護部材54は、後述する開閉機構58によって開口部56を開閉することが可能である。
上面部50aには、第1保護部材52及び第2保護部材54と係合する凹部60a、60bが形成されており(図3参照)、第1保護部材52の上部が凹部60aと嵌合することで、第1保護部材52は、上面部50aに取り付け可能となる。また、第2保護部材54の上部も同様に凹部60bと嵌合することで、第2保護部材54は、上面部50aに取り付け可能となる。第1保護部材52及び第2保護部材54は、2つの締結バー62、64によって互いに接続されている。第1保護部材52及び第2保護部材54の下部は、開閉機構58を介して底面部50bに取り付けられている。
なお、凹部60a、60bには、第1保護部材52及び第2保護部材54の上部を左右方向から挟む込む弾性部材(図示略)が設けられており、この弾性部材によって前記第1保護部材52及び第2保護部材54が上面部50aに取り付けられる。
第1保護部材52及び第2保護部材54は、前面部52a、54aと、後面部52b、54bと、前面部52a、54aと後面部52b、54bとを繋ぐ接続部52c、54cとを有する。前面部52a、54aの上部は、図2に示すように、前方向に傾斜した形状を有しており、これにより、第1保護部材52及び第2保護部材54の上部の前後方向における厚みが、下部よりも厚くなっている。つまり、接続部52c、54cの上部の前後方向における厚みが、下部よりも厚くなっている。
第1保護部材52及び第2保護部材54の前後方向の厚みが他の部位より厚くなっている部位は、ロボット12の重心位置付近にあり、ロボット12が衝撃を受けた場合に、最も衝撃を受けやすい部分である。従って、最も衝撃を受けやすい部位の前後方向における厚みを厚くすることで緩衝距離を長くすることができ、バッテリモジュール46を効果的に保護することができる。第1保護部材52及び第2保護部材54は、複数の緩衝孔66、68を有している。詳しくは、複数の緩衝孔66は、幅方向に沿って第1保護部材52の接続部52cを貫通するように設けられ、複数の緩衝孔68は、幅方向に沿って第2保護部材54の接続部54cを貫通するように設けられている。本実施の形態では、第1保護部材52には、4つの緩衝孔66が上下方向に沿って設けられており、第2保護部材54にも4つの緩衝孔68が上下方向に沿って設けられている。
接続部52c、54cの幅方向における厚みは、前面部52a、54a及び後面部52b、54bの幅方向における厚みより薄く設定され、前面部52a、54a及び後面部52b、54bの幅方向における厚みは、略等しい。また、第1保護部材52の幅方向における厚みは、第2保護部材54より厚く設定され、第2保護部材54は、第1保護部材52より前方(バッテリケース50の外方向)に向かって突出している。
バッテリモジュール46は、保持ベルト70によって保持されている。この保持ベルト70は、バッテリケース50の両側の側面部50cの上部に、その両端がピン72で接続され、その中間部がバッテリモジュール46の前方側(開口部56側)に設けられている。保持ベルト70は、バッテリモジュール46の上部を保持する。
この保持ベルト70は、例えば、ロボット12が前方から衝撃を受けて、第1保護部材52及び第2保護部材54に衝撃が加わった場合に、慣性力によってバッテリモジュール46が前方に移動しないようにバッテリモジュール46を保持し、その移動を係止するものである。この保持ベルト70によって、バッテリモジュール46の背面とバッテリケース50の背面部50d(図6A参照)とが当接した状態となる。保持ベルト70は、CFRPベルト、GFRPベルト、BFRPベルト等の衝撃緩和ベルトで構成されている。
バッテリモジュール46と保持ベルト70との間には、バッテリモジュール46の慣性力を保持ベルト70に伝達する複数の慣性力伝達部材74が設けられている。慣性力伝達部材74は、保持ベルト70を屈曲させるように設けられている。慣性力伝達部材74は、樹脂で形成されており、プラスティック等で構成されていてもよく、弾性力のある弾性部材で構成されていてもよい。この慣性力伝達部材74によって、保持ベルト70は、慣性力を分散させて衝撃を吸収することができる。
図4は、保持ベルト70による慣性力の分散を説明するためバッテリ保護装置10の断面図である。図4に示すように、慣性力伝達部材74によって、保持ベルト70は屈曲しているので、バッテリモジュール46が前方に移動しようとする慣性力を保持ベルト70が受けて、図4の矢印方向に分散させるので、慣性力を軽減させることができ、最終的には、保持ベルト70が接続されているバッテリケース50の側面部50cで慣性力を受けることができる。なお、本実施の形態では、慣性力伝達部材74は、バッテリモジュール46の筐体の角部付近に設けられているが、慣性力伝達部材74を角部付近以外の箇所に設けて、保持ベルト70を屈曲させてもよい。また、慣性力伝達部材74を弾性部材で構成した場合は、慣性力伝達部材74がバッテリモジュール46の慣性力を軽減して保持ベルト70に伝達することができる。
このように、第1保護部材52及び第2保護部材54をバッテリケース50に設けたので、緩衝距離を伸ばすことができ、バッテリモジュール46の保護性能が向上する。例えば、ロボット12が衝撃を受けた場合であっても、第1保護部材52及び第2保護部材54が衝撃を吸収し、バッテリモジュール46を保護することができる。第2保護部材54の両側に、剛性の高い第1保護部材52を設けたので、斜め方向からの衝撃に対してもバッテリモジュール46を保護することができる。
中央に設けられた第2保護部材54は、第1保護部材52より前方に向かって突出しているので、前方からの衝撃に対して更に緩衝距離を長くすることができ、第2保護部材54は、その両側に設けられた第1保護部材52より衝撃吸収力が高いことも相俟って、バッテリモジュール46の保護性能が更に向上する。ロボット12の主胴部22の外装パネル44が、幅方向中心で前方に突出している形状を有しているので、ロボット12のデザイン上の制約の範囲内で最大限に緩衝距離を長くすることができる。
また、第1保護部材52及び第2保護部材54に複数の緩衝孔66、68を設けたので、第1保護部材52及び第2保護部材54の重量を軽減することができるとともに、緩衝効果を向上させることができる。つまり、緩衝孔66、68が無いときに比べ、緩衝孔66、68を設けると、衝撃吸収量が増加するとともに、衝撃荷重が低減され、且つ、第1保護部材52及び第2保護部材54の撓み量も軽減される。また、接続部52c、54cの幅方向における厚みを、前面部52a、54a及び後面部52b、54bより薄くしたので、第1保護部材52及び第2保護部材54の重量を軽減することができる。更に、第2保護部材54は、第1保護部材52より軽量の金属を用いたので第2保護部材54の重量を軽減することができる。
第1保護部材52及び第2保護部材54の重量を軽減することで、ロボット12が衝撃を受けた時にバッテリモジュール46に掛かる最大荷重を軽減することができる。
また、保持ベルト70を設けたので、ロボット12が前方から衝撃を受けたことで第1保護部材52及び第2保護部材54が衝撃を受けた場合であっても、慣性力によってバッテリモジュール46が前方に移動しないように保持することができ、バッテリモジュール46の移動を係止することができる。保持ベルト70がバッテリモジュール46を保持するので、ロボット12が衝撃を受けたことによって、後述するバッテリモジュール46のコネクタ96とバッテリケース50内に設けられたコネクタ98(図6A参照)との嵌合が解除されることを防止することができ、衝撃を受けたことによってロボット12が動作しなくなるという事態を防止することができる。つまり、コネクタ96とコネクタ98との接続が解除されると、電力供給が遮断されてロボット12が停止してしまうが、本実施の形態では、保持ベルト70を設けるので、このような弊害を防ぐことができる。
図5は、開閉機構58の要部平面図、図6Aは、第1保護部材52及び第2保護部材54を第1段階まで開いた時の開閉機構58の状態を示す図であり、図6Bは、第1保護部材52及び第2保護部材54を第2段階まで開いたときの開閉機構58の状態を示す図であり、図6Cは、第1保護部材52及び第2保護部材54を完全に開いた時の開閉機構58の状態を示す図である。
開閉機構58は、第1保護部材52と連結され、バッテリケース50の底面部50bの前方に設けられた第1回転軸80を中心に回動する回動部材82と、回動部材82の後端部に設けられた第2回転軸84を介して連結された揺動部材86と、揺動部材86の後端部に設けられた第3回転軸88を介して連結された摺動部材90とを有する。摺動部材90の後端には、バッテリケース50の底面部50bと摺動する摺動部90aが形成されている。
また、摺動部材90の摺動部90aには、係止ローラ92が回転自在に設けられており、第2回転軸84には、押圧ローラ94が回転自在に設けられている。
バッテリモジュール46には、図6Aに示すように、後方下部(開口部56と反対側の下部)に給電用の雌型のコネクタ96が設けられ、バッテリケース50の内側であって、バッテリケース50の背面部50dには、雌型のコネクタ96と嵌合する受電用の雄型のコネクタ98が設けられている。コネクタ98には、外部機器(例えば、前記したドライバ回路ユニット、コントロールユニット、及びDC/DCコンバータ等)が電気的に接続されており、コネクタ96とコネクタ98とを嵌合することで、バッテリモジュール46の電力が前記外部機器に供給される。
また、バッテリモジュール46の側壁には、当接ブロック100が設けられている。当接ブロック100は、バッテリモジュール46の側壁から張り出す前後一対の端面(前端面100f及び後端面100r)を備え、図5に示すように、前端面100fは、押圧ローラ94と当接可能であり、後端面100rは、係止ローラ92と当接可能である。
このようなバッテリ保護装置10は、次のように動作する。図2に示すように、バッテリケース50にバッテリモジュール46が収納された状態から、バッテリモジュール46を取り出す場合は、先ず、保持ベルト70を外し、図6Aに示すように、第1保護部材52及び第2保護部材54を開方向(前方向)に移動させると、回動部材82が第1回転軸80を中心に、図6Aの紙面に対して反時計方向に回転し、摺動部材90が前方に向かって移動する。
摺動部材90が前方に向かって移動すると、図6Bに示すように、摺動部90aに設けられた係止ローラ92が当接ブロック100の後端面100rに当接して、摺動部材90がバッテリモジュール46に係止された状態となる。
更に、第1保護部材52及び第2保護部材54を開方向に移動させると、回動部材82が第1回転軸80を中心に回転し、摺動部90aに設けられた係止ローラ92が当接ブロック100の後端面100rを押圧する。これにより、図6Cに示すように、バッテリモジュール46がバッテリケース50の開口部56方向に向かって移動し、コネクタ96とコネクタ98との嵌合が解除される。
このように、第1保護部材52及び第2保護部材54を開方向に移動させることで、バッテリモジュール46をバッテリケース50から取り出すことができるとともに、コネクタ96とコネクタ98との嵌合が解除されたときの反動も極めて少なく、起立状態のロボット12から安定した姿勢を維持してバッテリモジュール46を取り出すことができる。
また、バッテリモジュール46をバッテリケース50に収納する場合は、第1保護部材52及び第2保護部材54を開状態にし、バッテリモジュール46をバッテリケース50に挿入する。つまり、図6Cの状態にする。そして、第1保護部材52及び第2保護部材54を閉方向に移動させると、回動部材82が第1回転軸80を中心に、図6Cの紙面に対して時計方向に回転し、摺動部材90が後方に移動する。
なお、上記実施の形態では、第1保護部材52を2つ、第2保護部材54を1つ設けるようにしたが、第1保護部材52は3つ以上であってもよく、第2保護部材54は2つ以上であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…バッテリ保護装置 12…脚式移動ロボット
14…胴部 16…脚機構部
18…腕機構部 20…頭部
22…主胴部 24…副胴部
44…外装パネル 46…バッテリモジュール
50…バッテリケース 50a…上面部
50b…底面部 50c…側面部
50d…背面部 52…第1保護部材
52a、54a…前面部 52b、54b…後面部
52c、54c…接続部 54…第2保護部材
56…開口部 58…開閉機構
60a、60b…凹部 62、64…締結バー
66、68…緩衝孔 70…保持ベルト
72…ピン 74…慣性力伝達部材
80…第1回転軸 82…回動部材
84…第2回転軸 86…揺動部材
88…第3回転軸 90…摺動部材
90a…摺動部 92…係止ローラ
94…押圧ローラ 96、98…コネクタ
100…当接ブロック 100f…前端面
100r…後端面

Claims (9)

  1. 複数のバッテリセルを有するバッテリモジュールを保護するバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリモジュールを収納するバッテリケースと、
    前記バッテリケースの一側面に設けられた複数の剛性の高い第1保護部材と、
    前記バッテリケースの前記一側面に設けられた前記第1保護部材より剛性の低い第2保護部材と、
    を備え、
    前記第2保護部材は、複数の前記第1保護部材の間に配置されている
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  2. 請求項1に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記第2保護部材は、前記第1保護部材より前記バッテリケースの外方向に向かって突出している
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  3. 請求項1又は2に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記第1保護部材及び第2保護部材は、複数の緩衝孔を有している
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリケースの前記一側面は、前記バッテリモジュールの出し入れ口となる開口部を有する
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  5. 請求項4に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記第1保護部材及び前記第2保護部材は、前記開口部側に設けられた開閉機構によって、前記開口部を開閉する
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリケースの内部であって、前記第1保護部材及び前記第2保護部材が設けられている側とは反対側には、前記バッテリモジュールと外部機器とを接続するためのコネクタが設けられている
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  7. 請求項6に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリモジュールは、前記第1保護部材及び前記第2保護部材が設けられている側で保持ベルトによって保持されている
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  8. 請求項7に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリモジュールと前記保持ベルトとの間に、前記保持ベルトを屈曲させる慣性力伝達部材が配置されている
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
  9. 請求項8に記載のバッテリ保護装置であって、
    前記バッテリモジュールの角と前記保持ベルトとの間に前記慣性力伝達部材が配置される
    ことを特徴とするバッテリ保護装置。
JP2012102129A 2012-04-27 2012-04-27 バッテリ保護装置 Expired - Fee Related JP5917272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102129A JP5917272B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 バッテリ保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102129A JP5917272B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 バッテリ保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013229274A true JP2013229274A (ja) 2013-11-07
JP5917272B2 JP5917272B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=49676696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012102129A Expired - Fee Related JP5917272B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 バッテリ保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5917272B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018167382A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 本田技研工業株式会社 ロボット

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305821A (ja) * 1992-03-04 1993-11-19 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2003045392A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 自動車用の電源装置とこの電源装置を搭載する自動車
JP2004058697A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Honda Motor Co Ltd 高圧電装部品の車両搭載構造
JP2005050616A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Toyota Motor Corp バッテリパックの搭載構造
JP2013082312A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Automotive Energy Supply Corp 電気自動車の駆動用バッテリパック
JP2013201112A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Hyundai Motor Co Ltd 電気自動車用バッテリパックケースアセンブリ及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305821A (ja) * 1992-03-04 1993-11-19 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2003045392A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 自動車用の電源装置とこの電源装置を搭載する自動車
JP2004058697A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Honda Motor Co Ltd 高圧電装部品の車両搭載構造
JP2005050616A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Toyota Motor Corp バッテリパックの搭載構造
JP2013082312A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Automotive Energy Supply Corp 電気自動車の駆動用バッテリパック
JP2013201112A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Hyundai Motor Co Ltd 電気自動車用バッテリパックケースアセンブリ及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018167382A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 本田技研工業株式会社 ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5917272B2 (ja) 2016-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4252721B2 (ja) 二足歩行ロボット
JP4458024B2 (ja) 電動工具
JP6057464B2 (ja) 打撃工具
CN111283659A (zh) 动力辅助服
CN207902401U (zh) 用于电池包的解锁机构以及包含其的锁装置和换电设备
JP2016165783A (ja) 打撃工具
JP4549627B2 (ja) 二足歩行ロボット
JP5917272B2 (ja) バッテリ保護装置
CN111439319A (zh) 一种可变形的腿部结构及机器人
JP2013016767A (ja) 携帯型電子機器の収納カバー
CN107097262A (zh) 电动剃刀
WO2021045086A1 (ja) 蓄電池ユニット及び人型ロボット
EP1344610B1 (en) Bipedal robot
KR20220069649A (ko) 근력 보조 장치
JP3673869B2 (ja) 二脚歩行式人型ロボット及びその手先収納機構
US20100200312A1 (en) Legged locomotion robot
JP5469048B2 (ja) バッテリ保持装置
JP6513960B2 (ja) ロボット
WO2021045087A1 (ja) 蓄電池収容構造及び人型ロボット
JP6118361B2 (ja) 電子機器及びハードディスクホルダ
JP2019089139A (ja) 電動工具
JP7376287B2 (ja) 防護構造及び人型ロボット
JP7170083B2 (ja) 関節ユニット
JP2018167382A (ja) ロボット
CN110089820A (zh) 携行箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5917272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees