JP2013228614A - 現像剤補給装置、画像処理装置、現像剤補給制御プログラム - Google Patents

現像剤補給装置、画像処理装置、現像剤補給制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1つの駆動源で複数の現像剤貯留部からの現像剤の補給を切り替えて実行するときに、何れかの現像剤貯留部に偏ることなく、平均的な補給を行う。
【解決手段】補給動作パターン実行履歴記憶部128では、駆動制御対象選択部110によるモータ102の駆動制御における補給動作パターン実行履歴を随時記憶する(図6の符号B参照)。補給開始色決定部130には、補給動作パターン実行履歴記憶部128から補給停止時期情報が入力され、補給開始色決定部130では、この補給停止情報に基づいて、ジョブが終了したときに補給していた現像剤の色を判別し、次のジョブの開始時の色(補給開始色)を決定する。補給動作パターン計画構築部126では、構築される補給動作パターンに対して、補給開始色の情報が反映される(図6の符号C参照)。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像剤補給装置、画像処理装置、現像剤補給制御プログラムに関する。
特許文献1には、1つの駆動源と複数のクラッチからトナー補給手段を制御する装置であり、クラッチは、トナー収容器にそれぞれ設けられ、トナー収容器から現像器へトナーを供給する際には、モータから受け取った駆動力を各々に伝達するか、又は伝達しないかを制御することによって、トナーを供給するか否かが切り替えられることが記載されている。
特許文献2には、1つの駆動源で2つの現像剤補給装置からの補給現像剤の補給を駆動切換により行う構成で、駆動切換タイミングを各種情報に応じて変更可能に構成し、単位時間当たりの補給量を、画像濃度、記録材の長さ、画像形成速度に応じて変更することが記載されている。
特許文献3には、1色当たりの1ページ毎の補給可能時間が最大トナー消費量に満たない場合、トナー不足分計数手段により不足分を計数し、用紙に記録する以外の画像形成時に、計数された不足分のトナーを補給することが記載されている。
特開2009-175280号公報 特開2006-201314号公報 特開2006-220999号公報
本発明は、1つの駆動源で複数の現像剤貯留部からの現像剤の補給を切り替えて実行するときに、何れかの現像剤貯留部に偏ることなく、平均的な補給を行うことができる現像剤補給装置、画像処理装置、現像剤補給制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、現像剤が貯留された複数の現像剤貯留部と、一つの駆動源の駆動力を、複数の現像剤貯留部の補給動作部に相互に切り替えて伝達する駆動力伝達手段と、複数の現像剤貯留部からの補給量情報を蓄積する蓄積手段と、予め定められた補給可能期間に、前記蓄積手段に蓄積された補給量情報に基づいて、複数の補給動作部を順番に選択して現像剤を現像装置へ補給する補給制御手段と、前記補給制御手段による現像剤補給に関する補給制御履歴情報を記憶する記憶手段と、次回の補給可能期間の開始時に、記憶手段に記憶されている補給制御履歴情報に基づいて、駆動力を伝達する補給動作部を選択する選択手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記記憶手段が、少なくとも、1回の連続した補給可能期間の終了時における、前記駆動力伝達手段によって駆動力が伝達されていた前記補給動作部の識別情報を記憶する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記複数の現像剤貯留部に貯留された現像剤が、現像剤の色によって分類された複数色の現像剤であり、前記選択手段が、前記記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、補給再開時の開始色を決定する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記記憶手段に記憶された補給制御履歴情報から、前記現像剤の補給が開始されてからの連続補給時間情報を取得し、当該連続補給時間情報に基づいて補給を制限する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記選択手段による駆動力伝達先の補給動作部に対応する前記蓄積手段に蓄積された補給量情報に基づき、予め定められた量以下の場合には、前記選択手段による選択を制限する。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の現像剤補給装置と、画像情報に基づいて複数の基準色に分類された静電潜像を形成し、複数の基準色の現像剤によってそれぞれの前記静電潜像を現像し、直接或いは中間転写体を介して記憶媒体に現像された画像を重ねて転写することでフルカラー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部による画像形成処理が、予め定めた処理量に達した場合に、濃度検出用の基準色画像を形成し、当該基準色画像から得られた濃度情報に基づいて、前記蓄積手段に加算するための現像剤の補給量情報を取得する制御を実行する濃度調整制御手段と、を有する画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、予め定められた画像形成処理量毎に、現像剤補給量を得るための各色の濃度調整制御を実行し、前記濃度調整制御によって得られる各色の現像剤補給量情報を蓄積し、前記蓄積された各色の現像剤補給量に基づいて、補給が必要と判断された場合に、予め定められた補給可能期間に、複数色の現像剤貯留部の補給動作部に対して、一つの駆動源の駆動力を相互に切り替えて伝達することで、複数色の現像剤を交互にそれぞれの現像装置へ補給し、少なくとも、前記補給可能期間終了時に補給していた現像剤の色に関する情報を記憶しておき、次回の補給可能期間の開始時に、前記色に関する情報に基づいて、駆動力を伝達する補給動作部を選択する、ことを実行させる現像剤補給制御プログラムである。
請求項1記載の発明によれば、1つの駆動源で複数の現像剤貯留部からの現像剤の補給を切り替えて実行するときに、何れかの現像剤貯留部に偏ることなく、平均的な補給を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、補給制御履歴情報として補給可能期間の終了時に動作していた補給動作部の識別情報を記憶することができる。
請求項3記載の発明によれば、識別情報に基づいて、補給再開時の開始色を決定することができる。
請求項4記載の発明によれば、現像剤の連続補給を制限することができる。
請求項5に記載の発明によれば、蓄積された補給量情報に基づいて、補給を制限することができる。
請求項6、請求項7に記載の発明によれば、1つの駆動源で複数の現像剤貯留部からの現像剤の補給を切り替えて実行するときに、何れかの現像剤貯留部に偏ることなく、平均的な補給を行うことができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 画像形成処理制御部のハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成制御部における濃度調整、並びに、現像剤補給に特化した制御を機能別に示した制御ブロック図である。 (A)は本実施の形態に係る基本的な現像剤補給制御タイミングチャート、(B)は比較例に係る現像剤補給制御タイミングチャートである。 本実施の形態に係る詳細な現像剤補給制御タイミングチャートである。 本実施の形態に係る現像剤補給制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る現像剤補給動作中監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。なお、以下のX方向・−X方向・Y方向(上方)・−Y方向(下方)・Z方向・−Z方向は、図中に示す矢印方向である。また、図中の「○」の中に「×」が記載されたものは、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味し、図中の「○」の中に「・」が記載されたものは、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
また、本実施の形態では、画像形成装置10を示しているが、当該画像形成装置10に画像読取装置や、ファクシミリ通信装置等を構造的に一体化した複合機、すなわち画像処理であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置10は、各構成部品が設けられる画像形成装置本体11を備えている。画像形成装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部(IOT)14と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する画像形成制御部20(MCU)と、が設けられている。また、画像形成装置本体11の上部には、画像形成部14によって画像が形成された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
図2に示される如く、画像形成制御部20は、マイクロコンピュータ20Aを含んでおり、マイクロコンピュータ20Aは、CPU20B、RAM20C、ROM20D、入出力部20E及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス20Fを備えている。入出力装置20Eには、濃度センサ106が接続され、基準画像(パッチ)の濃度を検出する(詳細後述)。また、入出力装置20Eには、外部から画像情報を取得する通信I/F部20G、前記搬送部16や後述する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22Kでの動作等を個々に制御するための制御系と接続する複数のI/F20Hが接続されている。すなわち、画像形成制御部20は、画像形成に関する様々な制御を一環して管理する役目を有する。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22K(以下、総称する場合、「画像形成ユニット22Y〜22K」とする。)と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト24と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写する第1転写ロール26と、第1転写ロール26によって中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写する第2転写ロール28と、を備えている。なお、画像形成部14は、上記の構成に限られず、他の構成であっても良く、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
画像形成ユニット22Y〜22Kは、水平方向(図1のZ方向・−Z方向)に対して傾斜した状態で、画像形成装置本体11に並んで配置されている。また、画像形成ユニット22Y〜22Kは、一方向(例えば、図1における反時計回り方向)へ回転する感光体32をそれぞれ有している。なお、画像形成ユニット22Y〜22Kは、同様に構成されているので、図1において、前記感光体32を含め、画像形成ユニット22Kのみに各部の符号を付し、画像形成ユニット22Y、22M、22Cでは省略する。
各感光体32の周囲には、感光体32の回転方向上流側から順に、感光体32を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ロール23と、帯電ロール23によって帯電した感光体32を後述の露光装置36が露光することで感光体32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置38と、が設けられている。
画像形成ユニット22Y〜22Kの図1における右斜め下方には、帯電ロール23によって帯電した感光体32を露光して感光体32に静電潜像を形成する露光装置36が設けられている。露光装置36は、画像形成制御部20から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。画像形成制御部20から送られる画像信号としては、例えば、画像形成制御部20が外部装置から取得した画像信号がある。
各現像装置38は、トナーを含む現像剤が収容される筐体38Aと、筐体38Aに支持され感光体32へ現像剤を供給する現像剤供給体38Bと、現像剤供給体38Bへ付与される現像剤を攪拌しながら搬送する搬送部材38Cと、を備えている。
中間転写ベルト24は、環状に形成されると共に、画像形成ユニット22Y〜22Kの上側(図1のY方向側)に配置されている。中間転写ベルト24の内周側には、中間転写ベルト24が巻き掛けられる巻掛ロール42・43・44・45が設けられている。中間転写ベルト24は、巻掛ロール42・43・44・45のいずれかが回転駆動することによって、感光体32と接触しながら一方向(例えば、図1における時計回り方向)へ周回移動(回転)するようになっている。なお、巻掛ロール42は、前述した第2転写ロール28に対向する対向ロールとされている。
各第1転写ロール26は、中間転写ベルト24を挟んで各感光体32に対向している。各第1転写ロール26と各感光体32との間が、各感光体32に形成されたトナー画像が中間転写ベルト24に転写される第1転写位置T1とされている。
第2転写ロール28は、中間転写ベルト24を挟んで巻掛ロール42に対向している。第2転写ロール28と巻掛ロール42との間が、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像が記録媒体Pに転写される第2転写位置T2とされている。
搬送部16は、収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46に送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを第2転写位置T2へ搬送する複数の搬送ロール50と、が設けられている。
第2転写位置T2より搬送方向下流側には、画像形成部14によって記録媒体Pに形成されたトナー画像を記録媒体Pに定着させる定着装置40が設けられている。この定着装置40より搬送方向下流側には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び第2転写位置T2へ送り戻すための反転搬送路37が、搬送路48に対する中間転写ベルト24とは反対側(図1のZ方向側)に設けられている。記録媒体Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路37に導かれて第2転写位置T2へ送り戻されるようになっている。
さらに、画像形成装置本体11の右側(図1の−Z方向側部分)には、各色の現像剤を収容する複数の現像剤収容容器60(トナーカートリッジ)と、各現像剤収容容器60から排出された現像剤をそれぞれが各現像装置38へ搬送する複数の搬送管58と、画像形成装置本体11に対して開閉される開閉部56と、設けられている。現像剤収容容器60は、上下方向(図1のY方向)に沿って並んで配置されている。
具体的には、図3に示すように、各現像剤収容容器60は、画像形成装置本体11に対して開閉部56が開放された状態において、画像形成装置本体11に設けられた装着部80に対して、予め定められた取外し方向(図3の−Z方向)に取り外されると共に、予め定められた装着方向(図3のZ方向)に装着されるようになっている。
ここで、現像剤収容容器60は、各色毎に設けられているため、Y色、M色、C色、K色の合計4個の現像剤収容容器60が積み重ねられるように設けられている。また、現像装置38へ現像剤を搬送する搬送管58も、各色毎に独立して設けられ、現像剤収容容器60から、それぞれの色に対応する現像装置38へ搬送する。
これに対して、本実施の形態では、4個の現像剤収容容器60と4本の搬送管58に設けられた搬送機構部100K、100C、100Y、100M(図4参照、以下、総称する場合「搬送機構100」という場合がある。)を、当該搬送機構部100よりも少ない数(例えば2個)の駆動源によって駆動している。搬送機構部100としては、例えば、スクリューコンベア等が代表的であるが、これに限定されるものではなく、羽根、ヘラ等の板材を回転させて現像剤を送り出す等、他の搬送機構でもよい。或いは、複数種類の搬送機構を組み合わせてもよい。
なお、駆動源としてはモータが一般的であり、本実施の形態では、図4に示すように、第1のモータ102A、第2のモータ102B(以下、総称する場合、「モータ102」という場合がある)が適用されている。なお、駆動源としてはモータ102に限定されるものではなく、励磁力、空気圧、油圧等を用いて回転運動、振り子運動、往復運動等、繰り返し動作する構造であればよい。
ここで、モータ102の回転駆動により、前記搬送機構部100を駆動させることで、現像剤収容容器60の現像剤を排出し、かつ搬送管58内を流動させて、各色に対応する現像装置38へ供給(補給)している。
各モータ100は、それぞれ正転及び逆転することが可能となっている。また、モータ100の駆動力を伝達する伝達系の下流側には、伝達先を選択するクラッチ等に代表される駆動力切替機構部104(図4参照)が設けられており、モータ102が正転するときと逆転するときとで、当該駆動力切替機構部104よりも下流側に設けたそれぞれ2系統の搬送機構部100に選択的に連結し、駆動力を伝達するようになっている。
なお、この駆動力切替機構部104の選択に関しては、特定の機構に限定されるものではない。以下にその具体例を示す。
(具体例1) モータ102の回転軸にそれぞれワンウェイクラッチ機構を内蔵する2個の歯車を同軸上に取り付けることが考えられる。すなわち、一方の歯車はモータ102が正転するときは噛み合って一体となって回転し逆転するときは空回りして回転しない。他方の歯車はモータ102が逆転するときは噛み合って一体となって回転し正転するときは空回りして回転しない。これにより、モータ102の回転方向で歯車の選択が可能である。
(具体例2) ソレノイド等で振り子運動するレバーの先端部に、2系統の搬送機構部100の何れかと連結するモータ102を取り付ける。ソレノイドは、モータ102の回転方向を定める電気信号と共有することで、レバーをモータ102の回転方向で振り子運動させることが可能となる。
(具体例3) モータ102の回転開始時に発生する慣性力を利用して、2系統の搬送機構部100の何れかと連結する。
(具体例4) 太陽ギヤ、遊星ギヤ、リングギヤ等を用いたプラネタリギヤ機構を用いる。
なお、本実施の形態では、2個のモータ100の内、第1のモータ102Aでは、正転によって現像剤収容容器60とその搬送管58の搬送機構部100Kを駆動させてK色の現像剤を搬送し、逆転によって現像剤収容容器60とその搬送管58の搬送機構部100Cを駆動させてC色の現像剤を搬送する。また、2個のモータの内、第2のモータ102Bでは、正転によって現像剤収容容器60とその搬送管58の搬送機構部100Yを駆動させてY色の現像剤を搬送し、逆転によって現像剤収容容器60とその搬送管58の搬送機構部100Mを駆動させてM色の現像剤を搬送する。
(現像剤の補給)
現像剤の補給は、濃度調整制御の結果に基づき実行されるものである。前記中間転写ベルト24(図1参照)に基準色画像(所謂、「パッチ画像」という場合がある)を形成し、当該パッチ画像の濃度を濃度センサ106(図1、図4参照)で検出して、適正濃度か否か、不適正である場合の濃度調整量を演算し、現像剤補給量に換算して蓄積する制御である。
この濃度調整制御は、基本的に、予め定めた第1の処理量(A4換算で35枚程度の処理枚数)を超えた後のジョブ終了時に行う濃度調整制御によって得られた現像剤補給量を蓄積し、当該蓄積した現在補給量分を1枚の記録媒体の処理時間(例えば、A4横搬送で処理に係る時間)に分割して補給するようになっている。
なお、前記濃度調整制御は、前記第1の処理量よりも多い予め定めた第2の処理量(A4換算で160枚程度の処理枚数)を超えた場合は、ジョブ中であっても処理を一時中断して、強制的に実行する場合がある。
濃度調整制御によって現像剤の補給が必要となった場合、その補給は一気に実行するのではなく、例えば、次の濃度調整制御時期までの画像処理中に分割して実行するようになっている。すなわち、現像剤の必要な補給量を一定時間(例えば、400msec)毎に補給可能な補給量に単位化し(単位補給量)、ジョブ中の1枚の記録用紙(例えば、A4横搬送)へ画像形成を実行しているときに、単位毎の現像剤の補給を実行し、ジョブが終了すると、現像剤の補給を一旦停止して次のジョブの開始時に再開する。
ところが、画像形成処理速度が増加するにつれて、現像剤の補給時間が減少することになる。このため、現像剤を補給するジョブ数が増えることになるが、ジョブ間において、現像剤の補給の一旦停止があると、各モータによる駆動がリセット・スタートするため、複数色(2色)の内、常に1番に設定した色からの再開となる。この再開が増えれば増えるほど、一方の色(1番に設定した色)の補給に偏る可能性がある(図5(B)の比較例参照)。
そこで、本実施の形態では、現像剤補給中においてジョブが終了したときに実行履歴情報を記憶しておき、次のジョブの実行による現像剤補給の再開時には、記憶した実行履歴情報に基づいて、現像剤の補給を再開するようにした。
なお、本実施の形態における実行履歴情報は、予め定めた補給動作パターンにおいて、ジョブ終了時に補給していた現像剤の色の情報である。例えば、第1のモータ102Aにおいて、K色とC色を、3単位ずつ交互に補給する基本的な動作パターン(図5(A)の矢印Aの動作パターンの繰り返し)を設定し、どの単位まで補給したかを記憶しておくようにしている。
このため、本実施の形態では、図5(A)に示される如く、ジョブが終了したときの色において、3単位の補給が終了していない場合は、残りの単位を補給することから補給が再開されることになる。
図4は、図1に示す画像形成制御部20における濃度調整、並びに、現像剤補給に特化した制御を機能別に示した制御ブロック図である。なお、この図4の各ブロックは、機能別に分類したものであり、ハード構成を特定するものではない。
まず、前述したように、構造的に第1のモータ102A、第2のモータ102Bの出力軸は、それぞれ駆動力切替機構部104に連結されている。第1のモータ102Aの駆動力切替機構部104は、前記第1のモータ102Aの駆動力を、K色用の搬送機構部100KとC色用の搬送機構部100Cの何れかに選択的に切り替えられて伝達する役目を有する。
また、第2のモータ102Bの駆動力切替機構部104は、前記第2のモータ102Bの駆動力を、Y色用の搬送機構部100YとM色用の搬送機構部100Mの何れかに選択的に切り替えられて伝達する役目を有する。
第1のモータ102A、第2のモータ102Bには、それぞれ駆動ドライバ108A、108Bが接続されており、この駆動ドライバ108A、108Bの駆動力によって、正転駆動又は逆転駆動するようになっている。
本実施の形態では、この正転駆動又は逆転駆動に連動して、前記駆動力切替機構部104が切替動作を実行する(本実施の形態では、構造的に切替動作にかかる時間は、200msec程度)。
駆動ドライバ104A、104Bは、画像形成制御部20の駆動制御対象選択部110に接続されている。この駆動制御対象選択部110から駆動ドライバ108A、108Bには、駆動指示および回転方向に関する情報が送出されるようになっている。
また、画像形成制御部20には、画像形成処理状況監視部112が設けられている。画像形成処理状況監視部112では、画像形成部14における稼働状況を監視し、処理実行中か否かの情報や累積処理枚数に関する情報が入力されるようになっている。
画像形成処理状況監視部112は、濃度調整制御部114及び補給実行可否判定部116が接続されている。
濃度調整制御部114では、前記画像形成処理状況監視部112から濃度調整指示があると、基準色画像(パッチ)形成指示部118を介して、画像形成部14に基準色画像(パッチ)を形成することを指示する。
画像形成部14では、上記指示を受けて中間転写ベルト24(図1参照)の予め定めた領域に基準色画像(パッチ)を形成する。この中間転写ベルト24における当該予め定めた領域に対面する特定の位置には、濃度センサ106が取り付けられている。
濃度センサ106は、中間転写ベルト24が駆動中に基準色画像(パッチ)と対向するようになっており、当該基準色画像(パッチ)濃度を検出し、基準色画像(パッチ)濃度演算部120へ送出する。なお、この基準色画像(パッチ)濃度演算部120には、前記基準色画像(パッチ)形成指示部118から検出時期情報を受けており、基準色(パッチ)形成時期と濃度センサ106による検出時期との間で同期がとられている。このため、連続して複数の色の基準画像(パッチ)を形成しても、中間転写ベルト24の搬送速度に基づいて、濃度センサ106に対向する基準画像(パッチ)の色が認識可能となる。
前記基準色画像(パッチ)濃度演算部120で演算された濃度情報は、濃度調整制御部114へ送出され、この濃度調整制御部114において、現像剤の補給の是非、補給する場合の補給量等が算定されるようになっている。
算定結果は、補給量バッファ122の各色毎に設けられた蓄積部(K色現像剤補給量蓄積部122K、C色現像剤補給量蓄積部122C、Y色現像剤補給量蓄積部122Y、M色現像剤補給量蓄積部122M)にそれぞれ蓄積(補給量加算)されるようになっている。
前記補給実行要否判定部116は、前記画像形成処理状況監視部112から稼働情報を受け取り、現像剤の補給の要否を判定する。この補給実行要否判定部116での判定の結果において、現像剤の補給が必要と判定されると、補給量−補給単位換算部124に対して、換算実行指示を出力する。
補給量−補給単位換算部124は、補給量バッファ122に接続されており、前記換算実行指示があると、各色の蓄積部から補給量を読み出し、各色の補給単位数(1単位400msecの補給時間)を決定し、補給動作パターン計画構築部126へ送出する。
補給動作パターン計画構築部126では、入力された各色の補給単位数に基づいて、補給の開始又は停止、補給色の切替時期等の計画を構築する。例えば、本実施の形態では、図5(A)に示されるように、各色3単位毎に切り替える動作パターンが構築される。
また、補給動作パターン計画構築部126は、前記画像形成処理状況監視部112から稼働情報を受けており、構築された補給動作パターンに基づいて、前記駆動制御対象選択部110に対して、逐次、補給開始、補給停止、補給色切り替えを指示する。この結果、モータ102は、画像形成部14の画像形成処理状況に応じて駆動し、かつ正転、逆転を繰り返すことで、ジョブ実行中に分割されて現像剤が補給される。
このモータ102の駆動による現像剤補給に伴って、駆動制御対象選択部110では、現像剤の補給状況に応じて、前記補給量バッファ122の各蓄積部122Y、122C、122Y、122Mに蓄積されている補給量を減算する。
(補給継続)
ここで、本実施の形態の駆動制御対象選択部110には、補給動作パターン実行履歴記憶部128が接続されている。この補給動作パターン実行履歴記憶部128では、駆動制御対象選択部110によるモータ102の駆動制御における補給動作パターン実行履歴を随時記憶するようになっている(図6の符号B参照)。
補給動作パターン実行履歴記憶部128は、補給開始色決定部130に接続されている。この補給開始色決定部130には、補給動作パターン実行履歴記憶部128から補給停止時期情報が入力され、補給開始色決定部130では、この補給停止情報に基づいて、ジョブが終了したときに補給していた現像剤の色を判別し、次のジョブの開始時の色(補給開始色)を決定する。
補給開始色決定部130は、前記補給動作パターン計画構築部126に接続されている。このため、補給動作パターン計画構築部126では、構築される補給動作パターンに対して、補給開始色の情報が反映されることになる(図6の符号C参照)。
(補給制限)
また、補給動作パターン計画構築部126には、補給色切替可否判定部132が接続されている。この補給色切替可否判定部132は、基本の補給動作パターン(3単位毎の切替動作パターン)に対して、予め制限を設定し、当該制限に該当した場合には、基本の補給動作パターンによる補給動作を禁止するようになっている。
補給色切替可否判定部132には、制限情報記憶部134が接続されている。制限情報記憶部134には、以下の制限情報が記憶されている。
(制限情報1)各色の補給を開始する場合、補給量バッファ122の該当する補給対照の色の蓄積部122Y、122C、122Y、122Mの蓄積量が2単位未満のときは、該当色の補給を禁止する(図6の符号D1「条件不成立」、D2「条件成立」参照)。
(制限情報2)連続補給単位限度数として、5単位を超えて連続補給することを禁止する(図6の符号E参照)。
補給色切替可否判定部132には、前記補給動作パターン計画構築部126から切替時期に問い合わせ情報が入力され、その都度、前記制限情報記憶部134に記憶された制限情報1及び制限情報2と照合して、切替の可否を判定する。補給色切替可否判定部132の判定結果は、前記補給動作パターン計画構築部126に返信され、動作パターンに反映される。
以下に、本実施形態の作用を説明する。
まず、本実施形態に係る画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10では、収容部12から送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール50によって第2転写位置T2へ送り込まれる。
一方、画像形成ユニット22Y〜22Kでは、帯電ロール23によって帯電した感光体32が、露光装置36によって露光されて感光体32に静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体32にトナー画像が形成される。画像形成ユニット22Y〜22Kで形成された各色のトナー画像は、第1転写位置T1にて中間転写ベルト24に重ねられて、カラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト24に形成されたカラー画像が、第2転写位置T2にて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置40へ搬送され、転写されたトナー画像が定着装置40により定着される。記録媒体Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは排出ロール52により排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路37へ送り込まれる。さらに、反転搬送路37から再び第2転写位置T2へ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、上記と同様に画像が形成され、記録媒体Pの両面へ画像が形成され、排出ロール52により排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
(現像剤の補給)
濃度調整制御によって現像剤の補給が必要となった場合、現像剤の必要な補給量を単位補給量に分割して、ジョブ中に補給を実行する。ジョブが終了すると、現像剤の補給を一旦停止して次のジョブの開始時に再開する。
この場合、図5(B)に示される如く、補給の再開時に、リセット・スタートすると、複数色(2色)の内、常に1番に設定した色から補給されるため、一方の色(1番に設定した色)の補給に偏る可能性がある。
そこで、本実施の形態では、次のジョブの実行による現像剤補給の再開時には、実行履歴情報に基づいて、現像剤の補給を再開する。
以下、図7のフローチャートに従い、現像剤補給制御の流れを説明する。
ステップ200では、濃度調整時期か否かが判断される。このステップ200で肯定判定される条件は、画像処理枚数がA4換算で35枚を超えた後のジョブインタバル、或いは、累計の画像形成処理枚数がA4換算で160枚に到達したときの何れかである。
このステップ200で否定判定されると、ステップ206へ移行する。ステップ206の処理については後述する。
また、ステップ200で肯定判定されると、ステップ202へ移行して、濃度調整制御が実行される。この濃度調整制御の手順は以下のとおりである。
(手順1) 画像形成部14に対して、中間転写ベルト24に各色の基準色画像(パッチ)を形成するように指示する。
(手順2) 前記指示に応じて画像形成部14では、中間転写ベルト24の適宜位置に各色の基準色画像(パッチ)を形成する。
(手順3) 中間転写ベルトには、特定の位置で濃度センサ106が対峙しており、基準色画像(パッチ)の濃度を検出する。
(手順4) 濃度センサ106で検出した情報から、各基準色画像(パッチ)の濃度を演算し、現像剤の補給の是非、並びに補給する場合の補給量を演算する。
前記ステップ202での濃度調整制御が終了すると、ステップ204へ移行して、現像剤の補給が必要な場合に、補給量バッファ122の各蓄積部122K、122C、122Y、122Mに加算する。なお、現像剤の補給が不要の場合は、加算値を「0」とすればよい。
次のステップ206では、補給可能か否かが判断される。本実施の形態における現像剤の補給は、画像形成処理が実行中(ジョブ実行中)としているため、この補給可能か否かは、ジョブ実行中か否かという判定に置き換えてもよい。このステップ206で否定判定されると、ステップ200へ戻り、上記肯定を繰り返す。
また、ステップ206で肯定判定されると、ステップ208へ移行して新規補給か否かが判断される。このステップ208で肯定判定されると、ステップ210へ移行して補給動作パターンを構築して、ステップ214へ移行する。すなわち、現像剤の補給量を、画像形成処理速度(プロセススピード)に基づく単位補給量の単位数に換算すると共に、モータ102A、102Bのそれぞれの正転、逆転の切り替え動作で、2色ずつ交互にN単位(本実施の形態では、3単位)ずつ補給する動作パターンを構築する。
一方、ステップ210で否定判定された場合は、既に補給動作パターンは構築されており、前回のジョブからの継続であると判断し、ステップ212へ移行して、補給動作パターン実行履歴から、継続補給開始色を決定し、ステップ214へ移行する。
ステップ214では、補給動作パターンに基づき、現像剤の補給を開始(再開)し、ステップ216へ移行する。
ステップ216では、補給動作パターンの実行履歴の記憶を開始(再開)し、ステップ218へ移行する。なお、この実行履歴の記憶において、記憶容量に基づいて、古い履歴から順次削除するようにしてもよい。履歴の最優先情報は、現状での現像剤補給色である(第1情報)。また、次に優先順位が高い情報は、補給されている現像剤の補給単位数である(第2情報)。少なくとも、この第1情報及び第2情報が記憶されていればよい。
ステップ218では、ジョブが終了したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ220へ移行して補給が完了したか否かが判断される。このステップ220で否定判定された場合は、ステップ218へ戻り、ステップ218、220の何れかで肯定判定されるまで繰り返す。
ここで、ステップ218で肯定判定、すなわち、補給完了前にジョブが終了したと判断されると、ステップ222へ移行して補給動作を一旦休止し、ステップ206へ戻り、次のジョブの開始を待つ。
また、ステップ220で肯定判定、すなわち、現像剤の補給が完了したと判断されると、ステップ224へ移行して、補給動作パターンの実行履歴を消去して、このルーチンは終了する。
(補給制限に基づく監視)
ここで、基本的には、現像剤の補給動作は、前述したように、2色の現像剤を3単位ずつ交互に補給する。しかし、以下の制限情報1、2に基づき、この基本パターンを変更するようにしている。この制限情報1,2の目的は、現像剤補給による急激な濃度変化の是正である。
制限情報1は、図6の符号D1、D2に示すように、各色の補給を開始する場合、補給量バッファ122の該当する補給対照の色の蓄積部122Y、122C、122Y、122Mの蓄積量が2単位未満のときは、該当色の補給を禁止する。
制限情報2は、図6の符号Eに示すように、連続補給単位限度数として、5単位を超えて連続補給することを禁止する。
図8は、現像剤の補給動作中の補給監視制御の流れを示すフローチャートである。
ステップ250では、補給対象色の切替時期か否かが判断される。すなわち、連続3単位分の補給が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ252へ移行する。なお、ステップ250で否定判定された場合は、現像剤の補給が継続するかぎり、ステップ250で肯定判定されるまで繰り返す。
ステップ252では、切替後の現像剤の補給量は、2単位以上蓄積されているか否かが判断される。すなわち、切替後の現像剤において、制限情報1の条件が不成立であるか否かを判断する。
このステップ252で肯定判定、すなわち、切替後の現像剤を対象とした制限情報1が不成立の場合は、ステップ254へ移行してモータ102の回転方向を反転し、次いでステップ256で駆動力切替機構部104の切替動作を実行し、ステップ250へ戻る。
また、ステップ252で否定判定、すなわち、切替後の現像剤を対象として、制限情報1が成立した場合は、現像では補給はできないため、現像補給中の現像剤の補給を継続するべく、ステップ258へ移行する。
ステップ258では、現在補給中の現像剤は、2単位以上蓄積されているか否かが判断される。すなわち、現時補給中の現像剤において、制限情報1の条件が不成立であるか否かを判断する。
このステップ258で肯定判定、すなわち、現在補給中の現像剤を対象とした制限情報1が不成立の場合は、ステップ260へ移行する。また、ステップ258で否定判定、すなわち、現像補給中の現像剤を対象として制限情報1が成立した場合は、何れの現像剤も補給不可であるため、ステップ262へ移行して、現像剤の補給を強制中止することを指示し、このルーチンは終了する。
また、ステップ260では、現在補給中の現像剤は、連続5単位目か否かが判断される。すなわち、制限情報2の条件が不成立であるか否かを判断する。
このステップ260で否定判定、すなわち、連続補給が5単位目ではないと判断されると、ステップ266へ移行して、現像補給中の現像剤の補給を継続し、ステップ250へ戻る。
一方、ステップ260で肯定判定、すなわち、連続補給が5単位目であると判断されると、ステップ264へ移行して、1単位に相当する時間分の補給休止を実行した後に、ステップ266へ移行する。
なお、図5及び図6では、第1のモータ102Aに対応する色(すなわち、K色とC色)について説明したが、K色をY色に置き換え、かつC色をM色に置き換えることによって、第2のモータ102Bに対応する色(すなわち、Y色とM色)についても同様の制御が実行される。
なお、本実施の形態では、現像剤収容容器60にはそれぞれ異なった色の現像剤が収容されていたが、複数の現像剤収容容器60に同じ色の現像剤を収容しても構わない。
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体
12 収容部
14 画像形成部(IOT)
16 搬送部
18 排出部
20 画像形成制御部20(MCU)
22Y、22M、22C、22K 画像形成ユニット
24 中間転写ベルト
26 第1転写ロール
28 第2転写ロール
23 帯電ロール
32 感光体
36 露光装置
37 反転搬送路
38 現像装置
38A 筐体
38B 現像剤供給体
38C 搬送部材
40 定着装置
42、43、44、45 巻掛ロール
46 送出ロール
48 搬送路
50 搬送ロール
52 排出ロール
58 搬送管
56 開閉部
60 現像剤収容容器(トナーカートリッジ)
80 装着部
102A(102) 第1のモータ
102B(102) 第2のモータ
104 駆動力切替機構部
100K(100) K色用の搬送機構部
100C(100) C色用の搬送機構部
100Y(100) Y色用の搬送機構部
100M(100) M色用の搬送機構部
108A、108B 駆動ドライバ
110 駆動制御対象選択部
112 画像形成処理状況監視部
114 濃度調整制御部
116 補給実行可否判定部
118 基準色画像(パッチ)形成指示部
120 基準色画像(パッチ)濃度演算部
122 補給量バッファ
122K K色現像剤補給量蓄積部
122C C色現像剤補給量蓄積部
122Y Y色現像剤補給量蓄積部
122M M色現像剤補給量蓄積部
124 補給量−補給単位換算部
126 補給動作パターン計画構築部
128 補給動作パターン実行履歴記憶部
130 補給開始色決定部
132 補給色切替可否判定部
134 制限情報記憶部
P 記録媒体
T1 第1転写位置
T2 第2転写位置

Claims (7)

  1. 現像剤が貯留された複数の現像剤貯留部と、
    一つの駆動源の駆動力を、複数の現像剤貯留部の補給動作部に相互に切り替えて伝達する駆動力伝達手段と、
    複数の現像剤貯留部からの補給量情報を蓄積する蓄積手段と、
    予め定められた補給可能期間に、前記蓄積手段に蓄積された補給量情報に基づいて、複数の補給動作部を順番に選択して現像剤を現像装置へ補給する補給制御手段と、
    前記補給制御手段による現像剤補給に関する補給制御履歴情報を記憶する記憶手段と、
    次回の補給可能期間の開始時に、記憶手段に記憶されている補給制御履歴情報に基づいて、駆動力を伝達する補給動作部を選択する選択手段と、
    を有する現像剤補給装置。
  2. 前記記憶手段が、少なくとも、1回の連続した補給可能期間の終了時における、前記駆動力伝達手段によって駆動力が伝達されていた前記補給動作部の識別情報を記憶する請求項1記載の現像剤補給装置。
  3. 前記複数の現像剤貯留部に貯留された現像剤が、現像剤の色によって分類された複数色の現像剤であり、
    前記選択手段が、前記記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、補給再開時の開始色を決定する請求項2記載の現像剤補給装置。
  4. 前記記憶手段に記憶された補給制御履歴情報から、前記現像剤の補給が開始されてからの連続補給時間情報を取得し、当該連続補給時間情報に基づいて補給を制限する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の現像剤補給装置。
  5. 前記選択手段による駆動力伝達先の補給動作部に対応する前記蓄積手段に蓄積された補給量情報に基づき、予め定められた量以下の場合には、前記選択手段による選択を制限する請求項1〜請求項4の何れか1項記載の現像剤補給装置。
  6. 前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の現像剤補給装置と、
    画像情報に基づいて複数の基準色に分類された静電潜像を形成し、複数の基準色の現像剤によってそれぞれの前記静電潜像を現像し、直接或いは中間転写体を介して記憶媒体に現像された画像を重ねて転写することでフルカラー画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成処理が、予め定めた処理量に達した場合に、濃度検出用の基準色画像を形成し、当該基準色画像から得られた濃度情報に基づいて、前記蓄積手段に加算するための現像剤の補給量情報を取得する制御を実行する濃度調整制御手段と、
    を有する画像処理装置。
  7. コンピュータに、
    予め定められた画像形成処理量毎に、現像剤補給量を得るための各色の濃度調整制御を実行し、
    前記濃度調整制御によって得られる各色の現像剤補給量情報を蓄積し、
    前記蓄積された各色の現像剤補給量に基づいて、補給が必要と判断された場合に、予め定められた補給可能期間に、複数色の現像剤貯留部の補給動作部に対して、1つの駆動源の駆動力を相互に切り替えて伝達することで、複数色の現像剤を交互にそれぞれの現像装置へ補給し、
    少なくとも、前記補給可能期間終了時に補給していた現像剤の色に関する情報を記憶しておき、
    次回の補給可能期間の開始時に、前記色に関する情報に基づいて、駆動力を伝達する補給動作部を選択する、
    ことを実行させる現像剤補給制御プログラム。
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