JP2013228587A - 光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 光走査装置において、光偏向器の昇温によってフォトダイオードの温度が上昇し、フォトダイオードの持つ温度特性によってフォトダイオードからの出力が不安定になる。
【解決手段】 フォトダイオードの昇温を抑制し、APC動作を安定させるために、筐体に開口を設け、開口通過したレーザ光を受光するようにフォトダイオードを配置する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、感光体を走査する光ビームを出射する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機及びプリンタ等の画像形成装置は、感光体上をレーザ光等の光ビームで露光することによって感光体上に形成される静電潜像をトナーによって現像することで画像を形成する。感光体を露光するレーザ光を出射する装置として光走査装置が用いられている。
上記光走査装置は、光源である半導体レーザからの光束を略平行な光束に変換した後、回転多面鏡(ポリゴンミラー)等で偏向する。回転する回転多面鏡によって偏向された光ビームは感光体を略直線状に走査する。
近年の光走査装置は、画像形成速度の高速化、画像の高解像度化に対応するため、複数の発光点から出射される複数のレーザ光によって感光体を露光する。特に、垂直共振器型面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting LASER。以下、VCSELとする。)は多数の発光点のアレイ化が容易であるため、光走査装置の光源に用いることが提案されている。
光走査装置では光源から出射された光ビームの光量を光学センサで検出し、検出される光量に基づいて光源から出射される光ビームの光量を制御する。VCSELは端面発光型半導体レーザと異なり、感光体に導かれる光ビームに対応する背面レーザ光が存在しない。そのため、VCSELから出射される光ビームの光量を制御するために、感光体に向かって出射される光ビームの一部をビームスプリッター等で分離し、分離された一方の光ビームを回転多面鏡によって偏向して感光体上に導き、他方の光ビームを光学センサに導いて光量を検出する光走査装置が提案されている(特許文献1参照)。ビームスプリッターを通過して感光体に導かれる光ビームの光量と光学センサに導かれる光ビームの光量との光量比率はビームスプリッターの反射率によって一義的に決まっている。そのため、光学センサの受光光量に応じてVCSELから出射する光ビームの光量を制御することによって感光体に到達する光ビームの光量を目標光量に制御することができる。
特開2004−125813号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光学センサは、回転多面鏡とともに光学箱の内部に配置されているため、回転多面鏡を回転させる駆動モータが発する熱によって光学センサの温度が上昇するという課題がある。光学センサは温度特性を有し、温度によって出力値が変動する。そのため、駆モータからの熱によって光学センサが温められることによって光学センサからの出力が変化すると、感光体上に到達する光ビームの光量を所望の光量に制御できず、所望の濃度の画像を形成することができなくなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、本発明の光走査装置は、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが入射し、入射した光ビームを第1光のビームと第2の光ビームとに分離するビームスプリッターと、前記第1の光ビームが感光体上を走査するように前記第1の光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段を回転駆動するモータと、内部に前記ビームスプリッター、前記偏向手段、及び前記モータが収容され、側壁に形成され、前記第2の光ビームが入射する開口が形成された光学箱と、前記側壁の外側から前記光学箱に取り付けられ、前記ビームスプリッターによって分離され、前記開口に入射した前記第2の光ビームを受光する受光素子と、を備えることを特徴とする。
側壁によって駆動モータから受光素子への熱の伝達が抑制される。
カラープリンターの概略断面図 光走査装置の斜視図、及び上面図 光走査装置の断面図、及び要部構成図 光走査装置に取り付けられる光学ユニットの分解図 画像形成装置の制御ブロック図 APCを実行する際のタイミングチャート PD周辺の拡大図 PDの取付構成を示す図
(実施例1)
図1は、複数色のトナーを用いて画像形成するデジタルフルカラープリンター(カラー画像形成装置)の概略断面図である。図2は、図1に示すデジタルフルカラー複写機に備えられる光ビーム出射装置であるところの光走査装置の斜視図、上面図、及び断面図である。なお、実施例をカラー画像形成装置及びそれに備えられる光走査装置を例に説明するが、実施の形態はカラー画像形成装置及びそれに備えられる光走査装置に限られるものではなく単色のトナー(例えば、ブラック)のみで画像形成する画像形成装置及びそれに備えられる光走査装置であっても良い。
まず、図1を用いて本実施例の画像形成装置100について説明する。画像形成装置100には色別に画像を形成する4つの画像形成部(画像形成手段)101Y、101M、101C、101Bkが備えられている。ここでのY、M、C、Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表している。画像形成部101Y、101M、101C、101Bkはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて画像形成を行う。
画像形成部101Y、101M、101C、101Bkには感光体であるところの感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkが備えられている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、帯電装置103Y、103M、103C、103Bk、光走査装置104Y、104M、104C、104Bk、現像装置105Y、105M、105C、105Bkがそれぞれ設けられている。また、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkが配置されている。
感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの下方には無端ベルト状の中間転写ベルト107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と従動ローラ109及び110とに張架され、画像形成中は図中の矢印B方向に回転する。また、中間転写ベルト107(中間転写体)を介して、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに対向する位置には一次転写装置111Y、111M、111C、111Bkが設けられている。
また、本実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト107上のトナー像を記録媒体Sに転写するための2次転写装置112、記録媒体S上のトナー像を定着するための定着装置113を備える。
ここでかかる構成を有する画像形成装置100の帯電工程から現像工程までの画像形成プロセスを説明する。各画像形成部における当該画像形成プロセスは同一であるため、画像形成プロセスを画像形成部101Yを例にして説明し、画像形成部101M、101C、101Bkにおける画像形成プロセスについては説明を省略する。
まず画像形成部101Yの帯電装置により回転駆動される感光ドラム102Yを帯電する。帯電された感光ドラム102Y(像担持体上)は、光走査装置104Yから出射されるレーザ光によって露光される。これによって、回転する感光体上に静電潜像が形成される。その後、該静電潜像は現像装置105Yによってイエローのトナー像として現像される。
以下、転写工程以降の画像形成プロセスについて画像形成部を例にして説明をする。一次転写装置111Y、111M、111C、111Bkが転写ベルトに転写バイアスを印加することによって各画像形成部の感光ドラム102Y、102M、102C、102Bk上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はそれぞれ中間転写ベルト107に転写される。これによって中間転写ベルト107上で各色のトナー像が重ね合わされる。
中間転写ベルト107に4色のトナー像が転写されると、中間転写ベルト107上に転写された4色トナー像は2次転写装置112にて、手差し給送カセット114または給紙カセット115から2次転写部T2に搬送されてきた記録媒体S上に再び転写(2次転写)される。そして、記録媒体S上のトナー像は定着装置113で加熱定着され、排紙部116に排紙され、記録媒体S上にフルカラー画像が得られる。
なお、転写が終了したそれぞれの感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkは、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkによって残留トナーを除去され、その後、上記の画像形成プロセスが引き続き行われる。
次に、図2を用いて光走査装置104Y、104M、104C、104Bkの構成を説明する。なお、各光走査装置の構成は同一であるので、以下の説明では色を示す添え字Y、M、C、Bkを省略する。光走査装置104は光学箱201を備え、光学箱201内部には以下で説明する各種光学部材が収容されている。
図2A(a)は光走査装置104の斜視図、図2A(b)は光走査装置104の上面図、図2B(c)は図2B(b)におけるA−A’の断面図、図2B(d)は主要な光学部品の構成を示した斜視図である。(a)に示すように、光学箱201(筐体)には後述する光学ユニット200が取り付けられている。光学箱201の内部には、レーザ光が感光ドラム上を所定の方向に走査するように光学ユニットから出射されたレーザ光を偏向する偏向手段であるところの回転多面鏡202が備えられている。回転多面鏡202は(c)に示すモータ203によって回転駆動される。回転多面鏡202によって偏向されたレーザ光は第1のfθレンズ204(第1のレンズ)に入射する。第1のfθレンズ204は、レーザ光が入射する入射面側に設けられた位置決め部219によって位置決めされている。第1のfθレンズ204を通過したレーザ光は、反射ミラー205、反射ミラー206(図2B(c)、(d)参照)によって反射され、第2のfθレンズ207に入射する。第2のfθレンズ207を通過したレーザ光は反射ミラー208によって反射され、防塵ガラス209を通過して感光ドラム上に導かれる。回転多面鏡202によって等角速度で走査されるレーザ光が第1のfθレンズ204と第2のfθレンズ207により感光体上に結像し、かつ感光体上を等速度で走査するようになる。
本実施例の光走査装置104は光ビーム分離手段であるビームスプリッター210を有する。ビームスプリッター210は、光学ユニット200から出射され、回転多面鏡202に向かうレーザ光の光路上に配置されている。本実施例において、ビームスプリッター210は光学ユニット200と回転多面鏡202との間に配置されている。ビームスプリッター210に入射したレーザ光は透過光である第1のレーザ光(第1の光ビーム)と反射光である第2のレーザ光(第2の光ビーム)とに分離される。
ビームスプリッター210のレーザ光が入射する面である入射面(光学ユニット200側の面)には一定の反射率(透過率)となるようコーティング(膜)が形成されている。第1のレーザ光が出射する出射面(回転多面鏡202側の面)はこの出射面によって入射したレーザ光が内面反射が発生しても、内面反射されたレーザ光が入射面で反射された第2のレーザ光とは異なる方向に導かれるように入射面に対しわずかな角度差を有している。即ち、入射面と出射面は平行ではない。また、ビームスプリッター210の入射面で反射された第2のレーザ光は光学ユニット200から出射されて回転多面鏡202に向かうレーザ光の進行方向に関し第1のfθレンズ204と反対側に導かれる。
第1のレーザ光は回転多面鏡202によって偏向され、上述の如く感光ドラムに導かれる。第2のレーザ光は、図2A(a)に示す集光レンズ215(第2のレンズ)を通過した後、後述する光学センサ(受光素子)であるフォトダイオード211(以下、PD211)に入射する。集光レンズ215は、PD211とビームスプリッター210とを結ぶ線分上に配置される。光学箱201の側壁には開口214が設けられており、PD211は開口214に入射した第2のレーザ光を受光する。PD211と開口214との関係については後述する。光走査装置104の小型化、及びコストを抑制するために第2のレーザ光の光路上には反射ミラーが配置されていない。PD211は、受光光量に応じた検知信号を出力し、出力された検知信号に基づいて後述する自動光量制御(Automatic Power Control:APC)が行われる。
また、本実施例の光走査装置104は、感光ドラム上において画像データに基づくレーザ光の出射タイミングを決定するための同期信号を生成するBeam Detector212(以下、BD212とする。)を備える。図2B(d)に示すように、回転多面鏡202によって偏向されたレーザ光(第1のレーザ光)は、第1のfθレンズ204を通過し、反射ミラー205、反射ミラー216によって反射され、BD212に入射する。
図2B(d)に示すように、光学箱201は上下に開放面を備える形状であるため、光学箱201は、上フタ217と下フタ218が取り付けられて内部が密閉される。
図3は、光走査装置104に取り付けられる光学ユニット200の分解斜視図である。図3は後述するレンズ鏡筒側から見た斜視図である。
光学ユニット200は、レーザ光(光ビーム)を出射する光源であるところの半導体レーザ302(例えば、垂直共振器型面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting LASER))及び半導体レーザ302を駆動するための電気基板303(以下、基板303とする。)を備える。以下では、半導体レーザ302をVCSEL302として説明する。図3(a)に示すように、VCSEL302は基板303に実装されている。
レーザホルダ301は鏡筒部304を備え、鏡筒部304の先端にはコリメータレンズ305が取り付けられている。コリメータレンズ305は、VCSEL302から出射されるレーザ光(発散光)を平行光に変換する。コリメータレンズ305は、光走査装置104の組み立て時に特定の治具でVCSEL302から出射されるレーザ光の照射位置やピントを検出しながら、レーザホルダ301への設置位置が調整される。コリメータレンズ305の設置位置が決定されると、コリメータレンズ305と鏡筒部304との間に塗布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射することでコリメータレンズ305はレーザホルダ301に接着固定される。VCSEL302は基板303に電気的に接続されており、基板303から供給される駆動信号によってVCSEL302はレーザ光を出射する。
次に、レーザホルダ301へのVCSEL302が実装された基板303の固定方法について説明する。図3において基板303をレーザホルダ301へ固定するための基板支持部材307は、弾性を有する材質でできている。図3(a)に示すように基板支持部材307は、ビス309に螺合する3箇所のビス穴が形成された締結部310、311、312、ビス308を通過させる3箇所の開口313、314、315を備える。ビス309は、基板303に設けられた開口316、317、318を通過して基板支持部材307に設けられたビス穴に螺合する。また、ビス308は、基板支持部材307の開口を通過してレーザホルダ301に設けられたビス穴に螺合する。
光学ユニットを組み立てる際に、まず、基板支持部材307をビス308でレーザホルダ301に固定する。次にレーザホルダ301に設けられた不図示の突き当て部に基板303に実装されたVCSEL302を突き当てる。基板支持部材307と基板303との間にはすき間が存在する。次に、ビス309を締結することにより基板支持部材307がレーザホルダ301側を凸とする弓形に弾性変形させる。弾性変形した状態の基板支持部材307の復元力によって基板303が突き当て部に押し付けられて、VCSEL302がレーザホルダ301に固定される。
図4は、本実施例の画像形成装置の制御ブロック図である。なお、本実施例における各色の画像形成部における構成要素は同一のものであるため、以下では、画像形成部101Yの制御ブロック図を例に説明する。
CPU401はメモリ402に記憶された制御プログラムに基づいて各要素に所定の制御を実行させる制御部である。図4に示すプロセスユニットは、感光ドラムを駆動する駆動部、帯電装置103Y、現像装置105Y、ドラムクリーニング装置106Y、駆動ローラ108、一次転写装置111Yを総称したものであり、その詳細な制御については説明を省略する。また、CPU401は、2次転写装置112、記録媒体S上のトナー像を定着するための定着装置113を制御するが、詳細な制御については説明を省略する。
メモリ402には、制御プログラムの他、APCを実行する際に用いる参照値データ、各発光素子の出射タイミングを規定するタイミングデータが記憶されている。CPU401は、同期信号よりも高周波数のクロック信号を生成する水晶発振器などのクロック信号生成部とクロック信号をカウントするカウンタを内蔵している。
CPU401には、BD212から出力される同期信号が入力される。また、CPU401には、PD211から出力される検知信号が入力される。CPU401は、同期信号に基づいてレーザドライバ403に制御信号を送信し、レーザドライバ403は制御信号に基づいてVCSEL302に駆動信号を送信する。
以下、図5を用いて本実施例においてレーザ光が1走査される1走査周期内に行われる制御について説明する。
図5において、(1)はBD212からの出力信号を示し、(2)はVCSEL302の複数の発光素子のうちのレーザドライバ403から発光素子Aに送信される駆動信号を示し、(3)はVCSEL302の複数の発光素子のうちのレーザドライバ403から発光素子Bに送信される駆動信号を示している。なお、説明を簡易にするために、発光素子A及びBのみを示しているが、発光素子数は3つ以上であっても良い。
図5の(2)に示すように、レーザドライバ403は、同期信号を生成するために発光素子AにBD212に入射するタイミングに合わせて駆動信号を送信する。その駆動信号に応じて発光素子Aからはレーザ光が出射され、そのレーザ光を受光したBD212はBD信号を生成する。
CPU401は、同期信号の生成タイミングに基づいて主走査方向の露光開始位置(画像形成開始位置)を決定する。CPU401は、同期信号が生成されたことに応じてカウントされるカウント値が各発光素子に対応して設定された第1の所定値(上記タイミングデータのうちのひとつ)になったことに応じて画像データに基づくレーザ光の出射をレーザドライバ403に開始させる。即ち、図5の(2)(3)に示すように、CPU401は、同期信号が生成されてから第1の所定値に対応する所定時間T11、T12(sec)後に感光ドラム上にトナー像を形成するためのレーザ光の出射をレーザドライバ403に開始させる。その後、図5の(2)(3)の潜像形成期間において画像データに基づくレーザ光が発光素子A及びBからそれぞれ出射される。なお、本実施例の光走査装置は、発光素子Aから出射されたレーザ光の結像位置と発光素子Bから出射されたレーザ光の結像位置がレーザ光が感光体を走査する走査方向(主走査方向)においてずれている。そのため、同期信号が生成されてから発光素子Aが画像データに基づくレーザ光を出射するまでの時間をT11とし、T11から(T11―T12)遅れて発光素子Bがレーザ光を出射するように設計されている。
CPU401は、同期信号が生成されたことに応じてカウンタのカウント値をリセットし、かつカウントを開始する。そして、CPU401は、カウンタのカウント値が各発光素子に対応して設定された第2の所定値(上記タイミングデータのうちのひとつ)になったことに応じてCPU401は、VCSEL302の各発光素子を個別に点灯させ、各発光素子から出射されたレーザ光を受光した受光結果に基づいて各発光素子のAPCを実行する。即ち、図5に示すように、CPU401は、同期信号が生成されてから第2の所定値に対応する所定時間T21、T22(sec)後にAPCを実行する。APCは、図5に示すAPC実行期間中に実行される。
なお、上記の各発光素子に対応して設定された第1の所定値及び第2の所定値は、回転多面鏡の回転速度を考慮して回転多面鏡に走査されたレーザ光がBD212、PD211に入射するタイミングに基づいて設定される。
CPU401は、PD211から出力される検知信号の電圧と目標光量に対応する参照電圧(メモリ402に記憶された参照データに相当)とを比較し、電圧の差分に基づいて各発光素子に供給する駆動信号である駆動電流値を制御する。即ち、PD211から出力される検知信号の電圧が目標光量に対応する電圧よりも低い場合、発光素子に供給する駆動電流を増加させてレーザ光の光量を増大させる。一方、PD211から出力される検知信号の電圧が目標光量に対応する電圧よりも高い場合、レーザドライバ403から発光素子に供給する電流を減少させてレーザ光の光量を低下させる。
続いて、本実施例における光走査装置のPD211周辺の構成についてさらに詳しく説明する。
図6(a)は図2A(b)の拡大図、図6(c)は図6(a)のPD211の取付構成を示す図である。
図6(b)に示すように、PD211は、光学箱201の外側から光学箱201の側壁601に取り付けられている。図6(b)に示すように、PD211の受光面602は、側壁601の内面601aよりも光学箱外側に位置している。PD211の受光面602は、開口214の内部に位置していても良い。つまり、PD211の受光面602は側壁601の内面601aより光学箱内側に突出していない構成となっていれば良い。
ビームスプリッター210の入射面210aで反射されるレーザ光は光学箱201の側壁に設けられた開口に入射し、開口を通過したレーザ光はPD211の受光面に入射する。このようにPD211を配置することで、光学箱201の内部の空間とPD211との間の側壁601が光学箱内部からPD211への熱の伝達を抑制する。つまり、PD211の受光面602が光学箱201の内部に受光面が露出することなく側壁601に囲まれているため、光学箱内部の温度の影響を受け難い構成となっている。一般的にPD211の出力は温度特性を有しているが、本構成によってPD211の温度変化によるPD211の出力値の変化が抑制される。その結果、レーザ光の光量検知が高精度に行われるので濃度の安定した画像の形成が可能となる。
次に、本実施例におけるPD211の保持方法について説明する。図7(a)はPD211周囲の分解斜視図であり、図7(b)は光学箱の側壁に形成された段差である凹部701の拡大図、図7(c)はPD211の拡大図である。図7(c)に示すPD211の外形部211aが凹部701の内面に嵌合することでPD211は光学箱201に位置決めされる。また、図7(c)に示すPD211の受光面602を囲む面201bが凹部701の底面701aに当接する。これによって光学箱201外部の光がPD211の受光面211bに入射することが防止される。
PD211は、PD固定部材702によって光学箱201に固定される。PD固定部材702は、ビス706、ビス707によって光学箱201に取り付けられる。PD固定部材702には、押圧部703が設けられている。押圧部703は、PD固定部材702の板状の部分を「コ」の字型に切り抜くことによって形成されており、PD固定部材702の板状の部分に対して弾性変形可能な部位となっている。図7(a)に示すように、PD固定部材702がビス706、707によって光学箱201に取り付けられた状態において、押圧部703は、凹部701に嵌合されたPD211に押し出されて光学箱201とは逆方向に弾性変形する。押圧部703は、その復元力によってPD211を受光面602とは反対側から光学箱201の凹部701に向かって押圧する。押圧部703によって押圧されることでPD211は凹部から脱落しないように固定される。
PD211を駆動する電気基板708は、PD固定部材702に取り付けられ、PD固定部材702の押圧部がPD211を押圧する側(PD固定部材702の一方の面側)とは反対側の面側(PD固定部材702の他方の面側)にビス709によって取り付けられる。PD211は、凹部701にPD固定部材702によって固定した状態で電気基板708に接合されてもよく、また、別工程においてPD211,電気基板708、PD固定部材702からなる小ユニットを組み立てた後に、凹部701にPD211の外形部211aを嵌めるように組み立ててもよい。
PD固定部材702には、電気基板708が実装されている側の面に立設部709が設けられている。電気基板708上には、CPU401からPD211に駆動信号(電気信号)を送信し、PD211からCPU401に検出信号(電気信号)を送信するためのフレクシブルケーブルが接続されるコネクタ710やコンデンサ711が配置される。立設部709の基板面からの高さはこれらの電気部品より高くなっているので、組み立て時にコネクタ710やコンデンサ711などの電気部品が他の部品に接触することによって破損が生じることを防止される。本構成において、光走査装置104は画像形成装置100に重力方向に挿入され取り付けられるが、電気基板708の重力方向側に立設部709が設けられているので、取り付け時の部品破損が防止される。
以上、説明したように、本実施例の光走査装置に備えられるPD211は光学箱201の側壁に設けられた開口に入射したレーザ光を受光するように配置されているため、光学箱201内部の昇温によるPD211の出力変動を抑制することができる。
200 光学ユニット
201 光学箱
210 ビームスプリッター
211 PD
214 開口

Claims (7)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームが入射し、入射した光ビームを第1の光のビームと第2の光ビームとに分離するビームスプリッターと、
    前記第1の光ビームが感光体上を走査するように前記第1の光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段を回転駆動するモータと、
    内部に前記ビームスプリッター、前記偏向手段、及び前記モータが収容され、側壁に形成され、前記第2の光ビームが入射する開口が形成された光学箱と、
    前記側壁の外側から前記光学箱に取り付けられ、前記ビームスプリッターによって分離され、前記開口に入射した前記第2の光ビームを受光する受光素子と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記受光素子を前記光学箱に取り付けるための固定部材を備え、
    前記光学箱の側壁の外側には凹部が形成され、
    前記固定部材は、前記受光素子を押圧して前記凹部の内部の面に前記受光素子を当接させる押圧部を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記凹部は前記側壁に形成された段差であり、前記段差で囲まれた位置に前記受光素子が当接することを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記固定部材は板状の部材であり、
    前記固定部材の一方の面側で前記押圧部によって前記受光素子を押圧し、前記固定部材の他方の面側には前記受光素子に電気的に接続された基板が取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  5. 前記基板は、前記基板から前記他方の面側に立設し、前記基板からの立設部の高さは前記基板に実装される電気部品の高さよりも高い立設部を備えることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記受光素子が受光する前記第2の光ビームの光量に基づいて前記光源から出射される光ビームの光量を制御する制御手段を備え、
    前記基板はフレクシブルケーブルが接続されるコネクタを備え、
    前記制御手段は前記フレクシブルケーブルから送られる電気信号に基づいて前記光源が出射する光ビームの光量を制御することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  7. 請求項4に記載の光走査装置と、
    前記受光素子が受光する前記第2の光ビームの光量に基づいて前記光源から出射される光ビームの光量を制御する制御手段と、を備え、
    前記基板はフレクシブルケーブルが接続されるコネクタを備え、
    前記制御手段は前記フレクシブルケーブルから送られる電気信号に基づいて前記光源が出射する光ビームの光量を制御することを特徴とする画像形成装置。
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