JP2013228338A - 撮像方法 - Google Patents

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泰康 久保
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Abstract

【課題】移動速度が速くなっても、高い分解能の画像データを取得することを目的とする。
【解決手段】複数のラインセンサ(104,105)を用い、それぞれのラインセンサ(104,105)が一定の分解能を確保できる範囲の領域(113,114,115)に撮像対象を分割し、隣接する領域(113,114,115)を異なるラインセンサ(104,105)で撮影し、撮影した画像を合成することにより、撮像対象物102の移動速度が速くなっても、高い分解能の画像データを得ることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラインセンサを用いて撮像対象を撮像する撮像方法に関する。
従来の撮像方法について、図7を用いて説明する。
図7は従来の欠陥検査用撮像装置の構成を示す図である。
図7のラインセンサ1201は撮像素子が複数個一列に並んだ構成をしており、ラインセンサ1201の下部を撮像領域とし、この撮像領域内を移動する撮像対象物1202を撮像する。移動手段1203は、ラインセンサ1201の撮像素子の並び方向と直角に撮像対象物1202を移動させる。
ラインセンサ1201は、撮像を所定の撮像周期(所定の撮像間隔)に分割して行い、撮像周期ごとに撮像対象物1202の画像データを取得する。このとき、ラインセンサ1201は、撮像周期内において、ラインセンサ1201の撮像領域を通過した撮像対象物1202の領域を1ラインの画像データとして取得する。取得された1ラインの画像データは、撮像周期毎に制御部1205へ転送される。これらは画像処理によって結合され、撮像対象物1202の画像データとして取得される。
撮像対象物1202の画像データの分解能は、1ラインの画像データの分解能に一致する。1ラインの画像データの分解能は、撮像対象物1202の移動速度と、ラインセンサ1201による撮像周期とに依存して変化する。
そして、撮像対象物1202の移動速度が速くなる場合や、ラインセンサ1201による撮像周期が長くなる場合に、1ラインの画像データの分解能は低く(荒く)なる。このため、従来の方法では、撮像対象物1202の移動速度を速くする場合、取得した撮像対象物1202の画像データの分解能を荒くさせないために、ラインセンサ1201の撮像周期を短くしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−220014号公報
しかしながら、撮像周期はラインセンサ1201の性能に依存するため、ラインセンサ1201の撮像周期を短くするのには限界がある。このため、従来の撮像方法では、撮像対象物1201の移動速度が速くなると、得られた撮像対象物1201の画像データの分解能が低下する場合があるという問題点があった。
上記問題点を解決するため、本発明の撮像方法は、撮像対象物の移動速度が速くなっても、高い分解能の画像データを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像方法は、撮像開始から撮像した画像のデータの出力が完了するまでに第1出力時間を要する第1ラインセンサ及び第2ラインセンサを用いて一定の方向に相対移動する撮像対象物を撮像する撮像方法であって、前記第1ラインセンサで前記撮像対象物の第1領域を撮像した後に、前記第1ラインセンサの撮像開始から前記第1出力時間が経過するまでに、前記第2ラインセンサで前記第1領域に隣接する第2領域の撮像を開始し、前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとでそれぞれ撮像された画像のデータを結合する、ことを特徴とする。
以上のように、複数のラインセンサを用いる本発明により、撮像対象物の移動速度が速くなっても、高い分解能の画像データを得ることが可能になる。
本発明の撮像方法に用いる撮像装置の構成を示す図 (a)移動速度v1で長さPx1の領域を撮像する場合の初期状態を示す図、(b)撮像最小周期Trepeat_Min経過した後の様子を示す図 (a)移動速度v2で長さPx2の領域を撮像する場合の初期状態を示す図、(b)撮像最小周期Trepeat_Min経過した後の様子を示す図 (a)移動速度v2で長さPx1の領域を撮像する場合の初期状態を示す図、(b)露光時間Topen1経過した後の様子を示す図、(c)撮像最小周期Trepeat_Min経過した後の様子を示す図 (a)本発明の2つのラインセンサで交互に撮像する際の所期状態を示す図、(b)露光時間Topen1経過した後の様子を示す図、(c)撮像最小周期Trepeat_Min経過した後の様子を示す図 本発明の撮像方法を示すフローチャート 従来の欠陥検査用撮像装置の構成を示す図
プラズマ表示装置や液晶表示装置等の薄膜形成工程等において、形成した対象物の欠陥等を検査するために、形成した対象物(撮像対象物)を高速に相対移動させながら撮像を行う場合がある。
本発明は、複数のラインセンサを用い、それぞれのラインセンサが所定の領域を撮像することにより、分解能を確保しながら撮像対象物の全体を撮像する。
以下、本発明の撮像方法における実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は本発明の撮像方法に用いる撮像装置の構成を示す図である。図2は移動速度v1で長さPx1の領域を撮像した時の様子を説明する図である。図3は速度v2で長さPx2の領域を撮像した時の様子を説明する図である。図4は速度v2で長さPx1の領域を撮像した時の様子を説明する図である。図5は本発明の2つのラインセンサで交互に撮像した時の撮像領域を説明する図である。図6は本発明の撮像方法を示すフローチャートである。
なお、以下の説明では、図1の撮像対象物102を移動させる場合を例に説明するが、撮像カメラ103を構成するラインセンサを移動させても良く、撮像対象物102とラインセンサとが相対的に移動(相対移動)すれば良い。また、移動方向をX方向として記載するが、移動方向は一定の方向であればX方向に限られない。
撮像カメラ103は、少なくとも2列以上のラインセンサから構成されており、図1ではラインセンサが2列である場合の例を示し、それぞれのラインセンサをラインセンサA104、ラインセンサB105とする。
照明装置106から照射された光は撮像対象物102で反射して、倍率Mの光学系107を通って、ラインセンサA104、ラインセンサB105で撮像される。
ラインセンサA104とラインセンサB105は、X方向に対して垂直なY方向に並ぶ複数の撮像素子で構成される。ラインセンサA104とラインセンサB105とを構成する全ての撮像素子は、光学系107のイメージサークル内に収まるように配置される。
ラインセンサ駆動回路108は、それぞれのラインセンサA104、ラインセンサB105からの画像データを別々に画像データ統合回路109へ転送する。画像データ統合回路109に送られた画像データは一つの画像データとして統合される。
撮像対象物102は、移動ステージ101によってX方向へ定速移動しながら、ラインセンサA104とラインセンサB105とによって連続的に撮像される。つまり、ある領域をラインセンサA104が撮像すると、その領域に隣接する領域はラインセンサB105が撮像する。そして、さらに次の領域はラインセンサA104が撮像し、隣接する領域を異なるラインセンサが撮像していく。
センサ110は、撮像対象物102の位置を検知するもので、各ラインセンサA104、ラインセンサB105が撮像を開始するタイミングを検知するために用いられる。移動ステージ101は、位置を把握するためにエンコーダ111を備えている。なお、移動ステージ101がエンコーダ111を備えている場合は、センサ110の機能をエンコーダ111に代替させることで、センサ110を省略できる。
ラインセンサA104とラインセンサB105とは、撮像開始のタイミングと露光時間とを各々独立で制御される。撮像開始のタイミングは、撮像制御装置112からの撮像開始信号で決定される。露光時間も、撮像制御装置112からの露光時間制御信号で決定される。なお、露光時間とは、各ラインセンサが画像を撮像する時間である。電子シャッタを用いて制御しても良いし、照明装置106に強いフラッシュランプ照明装置などを点滅制御できるものを用いて点滅時間を制御することで露光時間を制御しても良い。詳細は後述するが、露光時間を調節することで、撮像により取得される画像データの分解能を調節できる。また、電子シャッタやフラッシュランプ照明装置などを用いて撮像開始のタイミングをずらすことで、ラインセンサA104は撮像部分A113を、ラインセンサB105は撮像部分A113に隣接する撮像部分B114を撮像することができる。ラインセンサA104と、ラインセンサB105には、CCDデバイスを用いる。
撮像する画像に要求される分解能は撮像対象物102の撮像目的で決まる。例えば、分解能が10[μm]×10[μm]以下でなければ欠陥を検出できない場合、X方向の所望の分解能Px1、Y方向の所望の分解能Pyは共に10[μm]以下の値に設定する必要がある。
Y方向の所望の分解能Pyは、撮像中はY方向に撮像対象物102は移動しないので、光学系107の倍率Mと撮像素子のY方向のサイズpyから決定され、(式1)にて決定される。
Py=py/M・・・(式1)
この(式1)にて、所望の分解能Pyが得られるように、光学系107の倍率Mを設定する。なお、以下の説明において、倍率Mを1倍とし、特に言及しない場合は、倍率Mを省略して説明する。
X方向の所望の分解能Px1は、移動ステージ101の移動速度と撮像周期によって決まる。撮像周期とは、ラインセンサ(図1のラインセンサA104またはB105)が撮像を開始してから次の領域の撮像を開始するまでの時間である。具体的には、移動速度をv1(m/s)、撮像周期をTrepeat1(s)としたとき、X方向の所望の分解能Px1(μm)は(式2)となる。
Px1=v1×Trepeat1・・・(式2)
なお、以下の説明において、X方向における分解能を単に、分解能として記載する場合がある。
一方、一般的にラインセンサは、撮像周期Trepeat1の間に1ライン(1領域)の画像データのデータ転送を行う。このデータ転送に要する時間は、ラインセンサの製品毎の固有の値である。そのため、一般的にラインセンサは、データ転送に要する最短時間よりも長い周期でしか連続した撮像は行えない。これがラインセンサの1ライン毎の最小(最短)の撮像周期で、撮像最小周期Trepeat_Min(s)とする。この撮像周期Trepeat1は(式2−1)を成立するものとする。
Trepeat1=Trepeat_Min・・・(式2−1)
ここで、撮像最小周期Trepeat_Minでラインセンサに連続して撮像させた場合の動作について図2(a)、図2(b)を用いて説明する。
なお、図2(a)、図2(b)と、図3(a)、図3(b)と、図4(a)〜図4(c)と、に示したラインセンサ201と撮像対象物202とは、図1のラインセンサA104と撮像対象物102とに対応し、以下の図2(a)〜図3(b)の説明は、1つのラインセンサ201を用いる場合についての説明である。
図2(a)にラインセンサ201の紙面下方に位置する撮像対象物202を示し、この状態を初期状態とする。この撮像対象物202が図中の矢印Aの方向に移動速度v1で移動する。図2(b)に、図2(a)の初期状態から、撮像最小周期Trepeat_Minと同じ時間経過後(以下、撮像最小周期Trepeat_Minと同じ時間を単に撮像最小周期Trepeat_Minと称す。)のラインセンサ201と撮像対象物202との関係を示す。この時、撮像対象物202は、初期状態からv1×Trepeat_Minの距離を移動する。ラインセンサ201は、撮像最小周期Trepeat_Minの間、移動する撮像対象物202の撮像を続ける。(式2)と(式2−1)により、ラインセンサ201は、撮像対象物202における長さPx1の領域203の画像を取得する。ここで、領域203は移動速度v1で、撮像周期Trepeat_Minの間ラインセンサ201により撮像された領域である。この長さPx1は、(式2)に示したように、ラインセンサ201のX方向の分解能となる。この場合、連続した画像を取得するために、ラインセンサ201の露光時間は撮像最小周期Trepeat_Minと一致させる必要がある。撮像最小周期Trepeat_Minと露光時間とを一致させることで、図2(b)から更に時間が経過後に、ラインセンサ201は、領域203に隣接する領域を撮像する。
但し、図2(a)、図2(b)において、ラインセンサ201の撮像最小周期Trepeat_Minで撮像を行っているため、ラインセンサ201はこれ以上短い撮像周期で画像を取得できない。撮像周期はX方向の分解能にも影響するため、撮像対象物202が移動速度v1よりも高速で移動すると、分解能がPx1よりも大きく(荒く)なってしまう。
しかし、更なる高速化が求められている場合などにおいて、撮像対象物202の移動速度をv1より高速に、例えば2倍にしなければならない場合がある。この時の移動速度を、下記(式2−2)を満たすv2とし、その場合のラインセンサ201と撮像対象物202の関係を図3(a)、図3(b)に示す。
2×v1=v2・・・(式2−2)
図3(a)は、図2(a)と同様に、ラインセンサ201の紙面下方に位置する撮像対象物202を示し、この状態を初期状態とする。この撮像対象物202が図中の矢印Aの方向に移動速度v2で移動する。図3(b)に、初期状態から、撮像最小周期Trepeat_Min経過後のラインセンサ201と撮像対象物202との関係を示す。撮像対象物202は、初期状態からv2×Trepeat_Minの距離だけ移動する。(式2)、(式2−1)、(式2−2)から、ラインセンサ201は、撮像対象物202における長さ2×Px1の領域204の画像を取得することになる。この領域204における分解能Px2は、下記式(2−3)のように、分解能Px1よりも低下する。
2×Px1=Px2・・・(式2−3)
そこで、分解能の低下を防止する策として、図4(a)〜図4(c)に示すように、まず第1に、撮像対象物202がX方向に所望の分解能であるPx1を相対移動する間だけラインセンサ201に露光させるように露光時間を調節する。これにより、撮像により取得される画像データをPx1の領域に限定することができる。こうすることで、移動速度v2の場合でも、分解能Px1の画像データを取得できる。しかし、露光時間を調節するだけでは、撮像対象物202の全体を撮像できない。この理由について説明する。
図4(a)は、図3(a)と同様に、ラインセンサ201の紙面下方に位置する撮像対象物202を示し、この状態を初期状態とする。この撮像対象物202が図中の矢印Aの方向に移動速度v2で移動する。図4(b)に、図3(a)の初期状態から、露光時間Topen1(s)経過後のラインセンサ201と撮像対象物202との関係を示す。撮像対象物202は、初期状態からv2×Topen1の距離だけ移動する。ラインセンサ201は、撮像対象物202におけるv2×Topen1の領域である撮像可能領域206を撮像する。なお、この露光時間Topen1を、下記(式3)を満たすように設定する。つまり、露光時間Topen1を移動速度v2において分解能Px1を確保できる時間とする。
Topen1=Px1/v2・・・(式3)
(式3)から、v2×Topen1の領域である撮像可能領域206の長さは、Px1と等しくなる。すなわち、(式3)を満たす露光時間Topen1を採用することで、移動速度v2の撮像対象物202をラインセンサ201で撮像しても分解能をPx1とすることができる。このとき、露光時間Topen1は、撮像最小周期Trepeat_Minの半分の時間となる。
しかし、露光時間Topen1は、撮像最小周期Trepeat_Minよりも短い時間であるため、撮像対象物202がPx2移動するうちのPx1分しか撮像しないことになる。ラインセンサ201は、撮像した画像のデータを出力するのに撮像最小周期Trepeat_Min必要であるため、撮像を開始した時点から撮像最小周期Trepeat_Min経過しないと次の撮像を行えないからである。但し、初期状態は、移動する撮像対象物202をラインセンサ201で連続して撮像する際の両者の相対位置関係を例示したもので、必ずしも初期状態から撮像が開始されるものではない。つまり、ラインセンサ201には、初期状態であっても、撮像最小周期Trepeat_Min経過しないと次の撮像を行えないことに変わりない。このため、図4(c)に示すように、ラインセンサ201の下部を通過した領域205は、分解能Px1に相当する領域毎に撮像可能領域206と撮像不能領域207とが交互に繰り返されることになる。これでは、撮像対象物202の全体を撮像できない。
そこで、本発明の撮像方法においては、図5(a)〜図5(c)のように、ラインセンサ220を新たに設けて、ラインセンサ201による撮像不能領域207を、新たに設けたラインセンサ220にて撮像する。
本発明の撮像方法について説明する。これまでの説明と同様に、図5(a)を初期状態とする。この撮像対象物202が図中の矢印Aの方向に移動速度v2で移動する。図5(b)に、初期状態から、露光時間Topen1(s)経過後のラインセンサ201とラインセンサ220と撮像対象物202との関係を示す。図5(b)のように、撮像対象物202は、初期状態からv2×Topen1の距離だけ移動する。このとき、ラインセンサ201は、所望の分解能Px1を得るために撮像対象物202におけるv2×Topen1の領域である撮像可能領域206を撮像する。この場合、撮像最小周期Trepeat_Minの関係上、撮像可能領域206に隣接する撮像不能領域207はラインセンサ201では撮影できない。そこで、ラインセンサ220で、撮像対象物202におけるv2×Topen1の撮像領域230を撮像する。ここで、撮像領域230は撮像不能領域207と一致させる。すなわち、図5(a)〜(b)にて、撮像対象物202において、ラインセンサ201は分解能Px1を確保できるように撮像可能領域206を露光時間Topen1(s)で撮像し、撮像可能領域206と隣接する撮像領域230を、図5(b)〜(c)にてラインセンサ220が分解能Px1を確保できるように露光時間Topen1(s)で撮像する。
本来、ラインセンサ201、220は、撮像最小周期Trepeat_Min経過するまでは次の撮像を行えないため、ラインセンサ201、220でそれぞれ撮像する画像のデータは、間隔のあいたデータとなる。そこで、ラインセンサ201、220で撮像する領域を交互に設定することで、撮像された画像のデータを交互に組み合わせて撮像対象物202の全体にわたって隙間のない画像データを得ることができる。
こうして、図5(c)のように、ラインセンサ201の撮像領域を通過した領域205における領域全ての画像データを取得できる。このとき、初期状態から撮像最小周期Trepeat_Min経過しているため、ラインセンサ201は再び撮像対象物202の撮像を開始する。その後、ラインセンサ220での撮像を行い、撮像対象物202の全体を撮像するまで、両者による撮像を繰り返す。
なお、図5(a)〜(c)に示したラインセンサ201と、ラインセンサ220とは、それぞれ図1のラインセンサA104、ラインセンサB105に対応する。ラインセンサA104、ラインセンサB105からの画像データは、画像データA、画像データBとして画像データ統合回路109において交互に組み合わせられることで撮像対象物102全体の画像データに合成される。なお、画像データは撮像終了後に一括して画像データ統合回路109で統合してもよく、1ライン毎にその都度統合する方法でも良い。
なお、あらかじめ各ラインセンサの性能に応じて、撮像対象物を複数の領域に仮想的に分割しておく。この領域は、分解能と相対移動速度に応じて決定され、図5(c)における撮像可能領域206と撮像領域230に対応する。分割された領域の内、隣り合う領域は異なるラインセンサで撮影する。これにより、分割された複数の領域を全て撮像できる。そして、撮像最小周期Trepeat_Min経過後、再び各ラインセンサで撮影を行う。
なお、移動速度が更に上がった場合、上記のような2つのラインセンサでは、分解能が低下する場合がある。その場合、ラインセンサの数を増やして、撮像を実施する必要がある。
例えば、図5(c)の撮像不能領域207のX方向の長さが、分解能Px1に相当する長さよりも長い場合、別のラインセンサを更に設け、撮像不能領域207を複数のラインセンサで撮像しても良い。
この場合、以下の(式4)を満たすようにする。
n・Px≧vn×Trepeat_Min>Px・・・(式4)
(式4)において、nはラインセンサの数、PxはX方向の所望の分解能、vnは移動速度、Trepeat_Minは撮像最小周期である。この(式4)を満たすようにラインセンサを設定すると、移動速度が高速化しても、所望の分解能の画像を取得できる。
なお、複数のラインセンサによってそれぞれ撮像される撮像領域は、互いに重なる部分を有していても良い。この場合、重複して撮影された領域を考慮して各ラインセンサからの画像データを合成すれば良い。
ここで、本実施の形態に係る撮像方法についてまとめたものを、図1と図6とを用いて、ラインセンサA104とラインセンサB105が順番に撮影を行う場合を例に説明する。
図6は本発明の撮像方法を示すフローチャートである。
ここでは、ラインセンサA104とラインセンサB105との性能は同じとし、共に撮像最小周期Trepeat_Minとする。また、露光時間Topen1で撮像を行うと、所望の分解能Px1で画像データを取得できるものとする。また、露光時間Topen1の2倍の時間が撮像最小周期Trepeat_Minと相当するものとする。
まず、図6のステップS1にて、露光時間Topen1の間図1のラインセンサA104を露光させて、この露光時間Topen1の間にラインセンサA104の撮像領域を通過する撮像対象物102の撮像部分A113を撮像する。ステップS1を第1撮像工程とする。このステップS1にて撮像された画像のデータは、ラインセンサA104から画像データ統合回路109に出力される。
次に、図6のステップS2にて、露光時間Topen1の間ラインセンサB105に露光させて、この露光時間Topen1の間にラインセンサB105の撮像領域を通過する撮像対象物102の撮像部分B114を撮像する。ステップS2を第2撮像工程とする。ここで撮像される撮像部分B114は、ステップS1の露光時間Topen1経過時点から、次のステップS3にてラインセンサB105が撮像を開始する時点までの間にラインセンサA104の撮像領域を通過する領域であり、ステップS1における撮像部分A113と隣り合う領域である。このステップS2にて撮像された画像のデータは、ラインセンサB105から画像データ統合回路109に出力される。
そして、図6のステップS3にて、ステップS1を開始した時点から撮像最小周期Trepeat_Minが経過した後にラインセンサA104を露光時間Topen1露光させて、この露光時間Topen1の間にラインセンサA104の撮像領域を通過する撮像部分A115を撮像する。この撮像部分A115は、撮像部分B114に隣接する領域である。ラインセンサA104による撮像が終了すると、続いてラインセンサB105にて撮像部分A115に隣接する領域を撮像する。その後、撮像対象物102の全体を撮像するまで、ラインセンサA104、ラインセンサB105による撮像、すなわち、ステップS1とステップS2とを交互に繰り返す。ステップS3を繰返し撮像工程とする。
さらに、図6のステップS4にて、上記の各工程それぞれで撮像した画像のデータを図1の画像データ統合回路109で結合して撮像対象物102の全体像を示す連続的な画像データとして取得する。ステップS4を画像取得工程とする。
以上により、本実施の形態に係る撮像方法を実施することで、高い分解能の画像データを取得できる。なお、撮像部分A113〜A115等の各撮像部分は予め規定したうえで、図1の撮像制御装置112に記憶させておく。予め記憶した撮像部分の情報に基づいて、ラインセンサA104とラインセンサB105とにそれぞれ撮像させる。この場合、図6のステップS1とステップS2とを同時に実施しても良い。また、3つ以上の複数のラインセンサを用いても良い。
すなわち、本実施の形態に係る撮像方法は、撮像した画像のデータの出力を完了するまでに第1出力時間(例えば、撮像最小周期Trepeat_Min)を要するラインセンサA104(第1ラインセンサ)と、ラインセンサB105(第2ラインセンサ)とを用いて、一定の方向(例えばX方向)に相対移動する撮像対象物102を撮像する撮像方法に関するものである。
この場合、所望の分解能(例えばPx1)を得るために、第1出力時間よりも短い時間(例えば露光時間Trepeat1)露光してラインセンサA104で撮像対象物102の撮像部分A113(第1領域)を撮像する工程が、本実施の形態に係る撮像方法に含まれる。
更に、ラインセンサA104で撮像を開始した時点からラインセンサA104で再度撮像を行うまでの期間(例えば、撮像最小周期Trepeat_Min)に、ラインセンサA104の撮像領域を通過する撮像対象物102の領域であって第1領域と異なる領域である撮像部分B114(第2領域)を、ラインセンサB105で撮像する工程が、本実施の形態に係る撮像方法に備わる。
そして、各ラインセンサでそれぞれ撮像した画像データを結合する工程が、本実施の形態に係る撮像方法に含まれる。
なお、ラインセンサA104で再度撮像を行うまでの期間に、例えば、撮像部分A115が、ラインセンサA104の撮像領域を通過するような場合は、更に別のラインセンサを設けて、この撮像部分A115を撮像させる。
なお、各ラインセンサによって撮像される画像データは、分解能が等しくなるように設定される。分解能を等しくするためには、各ラインセンサの撮像時間を等しくすれば良い。すなわち、各ラインセンサの露光時間を一致させる。また、(式4)の関係を満たすような数のラインセンサを用いる。なお、分解能が等しいとは、撮像部分A113と撮像部分B114との大きさが等しい状態をいう。
以上のように、一方向に相対移動する撮像対象物102に対して、複数のラインセンサを用い、撮像対象物102の撮像領域を予め仮想的に分割し、各ラインセンサが分担して撮像した後、画像を合成して撮像対象物102の全体の撮像を行うことにより、各ラインセンサが分解能を最大限に発揮しながら互いの撮像領域を補うため、撮像対象物102の移動速度が速くなっても、高い分解能の画像データを取得できる。
本発明は、プラズマ表示装置や液晶表示装置等の薄膜形成工程等において、形成した対象物の欠陥等を検査するために用いられる画像を撮像するのに有用である。
101 移動ステージ
102 撮像対象物
103 撮像カメラ
104 ラインセンサA
105 ラインセンサB
106 照明装置
107 光学系
108 ラインセンサ駆動回路
109 画像データ統合回路
110 センサ
111 エンコーダ
112 撮像制御装置
113、115 撮像部分A
114 撮像部分B

Claims (2)

  1. 撮像開始から撮像した画像のデータの出力が完了するまでに第1出力時間を要する第1ラインセンサ及び第2ラインセンサを用いて一定の方向に相対移動する撮像対象物を撮像する撮像方法であって、
    前記第1ラインセンサで前記撮像対象物の第1領域を撮像した後に、
    前記第1ラインセンサの撮像開始から前記第1出力時間が経過するまでに、前記第2ラインセンサで前記第1領域に隣接する第2領域の撮像を開始し、
    前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとでそれぞれ撮像された画像のデータを結合する、撮像方法。
  2. 前記第1領域と前記第2領域の大きさが等しく、交互に連続して配置された、請求項1に記載の撮像方法。
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