JP2013228065A - 排水管用ライニング剤とこれを用いた排水管のライニング工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内壁にライニング処理を施すことで優れた抗菌性と防カビ性とを有する排水管とすることが可能な排水管用ライニング剤及びこれを用いた排水管のライニング工法を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂と硬化剤とジンクピリチオンとを含有する排水管用ライニング剤、及び、当該排水管用ライニング剤を排水管内部に塗布する排水管のライニング工法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、排水管用ライニング剤とこれを用いた排水管のライニング工法に関し、特に、マンション、ビル、各種の産業施設等の建築物の排水管に適用される排水管用ライニング剤とこれを用いた排水管のライニング工法に関するものである。
マンション、ビル、各種の産業施設等の建築物におけるライフラインとして、給排水設備がある。この給排水設備のうち、排水管は躯体構造等の内部に隠れてしまうことが多い。そこで、いかに効率よく排水管の管理を行うかが重要となる。排水管の維持管理方法としては、定期洗浄(年1回位が多い)として高圧洗浄等が行われているが、排水管の材質によって劣化進行具合に差異があり、時にはこの高圧洗浄等で逆に排水管内部を傷めてしまうこともある。
また、築20年以上を経過したマンションやビルが増加していく中、これらの排水管の内壁には永年の使用により油脂分や有機物等が除々に管壁に付着、堆積して、内部が狭くなることがある。この状態を放置すると堆積がより進行して管内を完全に閉塞したり、排水管の腐食が進行して孔(ピンホール)が外部へ貫通し漏水に至る等の老朽化現象が起こる。
さらに、いわゆる白ガス管(水配管用亜鉛めっき鋼管)は、管内部に錆が発生して、排水管の腐食が進行しやすいので、その維持に多大な注意が必要となる。経時変化にともない排水管の肉厚が薄くなったり、孔が貫通したり等の老朽化した排水管では、スクラップ・アンド・ビルドや、排水管内部表面の保護被膜の形成等の改修及び更生が求められる。この状況は、マンションだけでなく、一般のビルや各種の産業施設において設けられた埋没排水管や高層の排水管も同様である。
上記のうち、スクラップ・アンド・ビルドは、主に取替工事において更新工事といわれているものである。この更新工事は、既存の排水管等を撤去して新しい排水管等に交換する工事であり、コストのかかる工事といえる。
しかし、この新しい排水管等に交換しても、長期的に見ると、この新しい排水管類の永年の使用により油脂分や有機物等が除々に管壁に付着、堆積して内部が狭くなる。これを放置すると堆積がより進行して、完全に閉塞したり、排水管の腐食が進行して孔(ピンホール)が外部へ貫通し、漏水に至る等の老朽化現象が起こることは上記と同様である。
また近年、老朽化配管からの悪臭・不快臭の発生防止等の要求がある。このような老朽化した配管からの悪臭や不快臭の発生は、配管内に生息するバクテリアや菌類が原因であるといわれている。このようなバクテリアや菌類が発生しないように、抗菌剤入りの防腐塗料を塗布する方法も検討されているが、効果は一時的であった。
この一時的な効果しか得られない原因としては以下のように考えられている。すなわち、添加された抗菌剤が塗膜中に埋没しているため、効果の発現が期待される管内部の表層には一部しか抗菌剤が存在せず、大部分の抗菌剤は塗膜中に内包されてしまい、効果発現には寄与しないと考えられる。
そこで、ライニング塗装後に、抗菌成分を含むシリカ等の機能性フィラーを、その表層にさらに塗布する工法が提案されている(特許文献1参照)。
また、建築物配管系において補修対象の施工配管の先端部から補修用樹脂を注入し、基端側に向けて気流で樹脂を送風、運搬しながら管内部に樹脂ライニング塗装を行う工法が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、吸引装置により排水管内部を負圧化し、塗料を投入した後に、バルーンを排水管内の上流端部より投入し、バルーンの排水管内の移動により、塗装を行って保護皮膜を形成する工法が提案されている(特許文献3参照)。
特開2004−321953号公報 特開平8−24783号公報 特開2007−152186号公報
しかし、特許文献1に記載の工法では、悪臭や不快臭の発生防止には、効果が発揮されるが、下地塗装後にされに機能性フィラーを塗布する工程が必要となるので、作業効率が良くなく、またその工期も長くなるという問題がある。
特許文献2に記載のライニング工法では、排水管内の塗装を単に気流で送風運搬するだけであるため、均一な塗布が困難なため塗膜表面に凸凹が発生し塗膜形成後に油脂分や有機物等が付着し堆積する。また、悪臭対策は考えられていない。
特許文献3に記載のライニング工法では、排水管の口径がすべて同一であれば有効であるが、排水管が異なる口径の管材で連結されている場合、その部位で球体の移動が滞ってしまい、逆に球体に対し口径がかなり大きければ、その部位の塗膜が適正な肉厚に形成されないといった問題がある。また、本工法も悪臭対策は考えられていない。
以上から本発明は、内壁にライニング処理を施すことで優れた抗菌性と防カビ性とを有する排水管とすることが可能な排水管用ライニング剤及びこれを用いた排水管のライニング工法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究した結果、抗菌性と防カビ性と有するジンクピリチオンをエポキシ樹脂中に混合したライニング剤によれば、抗菌防カビ効果を発揮するライニング処理が可能となることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち本発明は下記の通りである。
[1] エポキシ樹脂と硬化剤とジンクピリチオンとを含有する排水管用ライニング剤。
[2] 前記ジンクピリチオンが0.1〜3質量%含有されてなる[1]に記載の排水管用ライニング剤。
[3] さらに、銀担持ゼオライトが2〜4質量%含有されてなる[1]又は[2]に記載の排水管用ライニング剤。
[4] 前記銀担持ゼオライトにおける銀の担持量が、0.1〜10質量%である[3]に記載の排水管用ライニング剤。
[5] 上記[1]〜[4]のいずれかに記載の排水管用ライニング剤を排水管内部に塗布する排水管のライニング工法。
[6] 排水管内部を負圧下に維持して、前記排水管用ライニング剤を塗布する[5]に記載の排水管のライニング工法。
[7] 排水管内部表面にプライマーを塗布し、その後、前記排水管用ライニング剤を塗布する[5]又は[6]に記載の排水管のライニング工法。
本発明によれば、内壁にライニング処理を施すことで優れた抗菌性と防カビ性とを有する排水管とすることが可能な排水管用ライニング剤及びこれを用いた排水管のライニング工法を提供することができる。
また、本発明によれば、上記抗菌防カビ性能を有したライニング剤を、新品排水管に対して施工前に塗布するか、老朽化した排水管に対して研磨後塗布することにより、新品排水管や老朽化排水管を延命化できる排水管用ライニング剤及びこれを用いた排水管のライニング工法を提供することができる。
[1.排水管用ライニング剤]
本発明の排水管用ライニング剤(以下単に、「ライニング剤」ということがある)は、エポキシ樹脂と硬化剤(エポキシ樹脂用硬化剤)とジンクピリチオンとを含有してなる。
ジンクピリチオンは、ビス(ピリジン−2−チオール−1−オキシド)亜鉛塩で、ジンク・オマデイネ(Zinc Omadine:Arch Chemicals Japan、Ink.)やバイオカット−ZP(日本曹達(株))として市販されている。
ここで、ジンクピリチオンは強力な抗菌性能及び防カビ性能を有している。ジンクピリチオンは入手が比較的容易であり、近年ではシャンプーのフケ止めにも使用されている。状態としては、ほとんどの場合が紛体状である。
ジンクピリチオンの主な性能{最小発育阻止濃度(MIC)(ppm)}を下記表1に示す。
Figure 2013228065
上記表1の通り、ジンクピリチオンは抗菌作用及び防カビ作用があるので、排水管内部に対して抗菌防カビ性能を付与することができる。
排水管での経時変化では、まず、排水管内部に付着した油分や食品等のカスが細菌の栄養素となり、その細菌が成長する。さらにはカビの繁殖が生じることになる。これに対して、エポキシ樹脂に均一分散させたジンクピリチオンが抗菌作用を発現し、さらにカビに対しても防カビ作用を発揮するものと考えられる。
ジンクピリチオンは、排水管用ライニング剤中0.1〜3質量%含有されてなることが好ましく、0.5〜2質量%含有されてなることがより好ましい。0.1〜3質量%含有されてなることでジンクピリチオンの有する抗菌防カビ効果をより有効に発揮させることができる。
本発明に係るエポキシ樹脂は、特に限定されるものではなく、公知のエポキシ樹脂を使用することができる。公知のエポキシ樹脂を使用する場合でも、抗菌防カビ剤であるジンクピリチオンや、後述の銀担持ゼオライトを分散させることが重要である。
エポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、レゾルシン型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂、カテコール型エポキシ樹脂、ジヒドロキシナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、テトラメチルビフェニル型エポキシ樹脂等の二価のフェノール類から誘導されるエポキシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン−フェノール変性型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール−フェノール共縮ノボラック型エポキシ樹脂、ナフトール−クレゾール共縮ノボラック型エポキシ樹脂、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂変性フェノール樹脂型エポキシ樹脂、ビフェニル変性ノボラック型エポキシ樹脂等の三価以上のフェノール類から誘導されるエポキシ樹脂;等が挙げられる。
またエポキシ樹脂としては、水溶性エポキシ樹脂等を使用することも可能である。後述する硬化剤等にウレタン分解物を含む場合には、ウレタン分解物との相溶性の観点から、室温で液体の水溶性エポキシ樹脂を使用することが好ましい。
このような水溶性エポキシ樹脂の具体例としては、エチレンプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ラウリルアルコールグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリコールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリコールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明に係るエポキシ樹脂は、エポキシ樹脂を硬化することができる硬化剤を併用する。このような硬化剤としては、建築用の硬化剤として市販されているポリメルカプタンと三級アミン、ウレタン分解物、ジスルフィド系メルカプタン樹脂、アミン類、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂、変性ポリオキシアルキレンアミン、ポリチオール樹脂、及びm−キシレンジアミンの変性ポリアミン等が、比較的低温で硬化反応を起こすので、好ましい例として示される。
なお、ウレタン分解物は、ウレタン樹脂を熱及びまたは分解剤によって分解して得られた物質であり、ウレタン分解物を硬化剤として含む場合には、粘度の高いウレタン分解物の粘度を調整するために、脂肪族アミン硬化剤を用いることが好ましい。
また、エポキシ樹脂との反応速度を調整するためには、活性水素当量が150以下の脂肪族アミンを用いることが好ましい。このような脂肪族アミンとして、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンジアミン、ポリオキシエチレンジアミン、メチルペンタンジアミントリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレングリコールジアミノプロピルエーテル等が挙げられる。
また建築用硬化剤以外にも、一般にエポキシ樹脂用硬化剤として使用されるアミン化合物、フェノール系、酸無水物系、ポリアミド系、及びイミダゾール系硬化剤等を用いることも可能である。
アミン化合物としては、例えばN−アミノピペラジン、N−ベンジルエチレンジアミン、トリエチレングリコールジアミン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミン、グリセリルポリオキシプロピレントリアミン、ビス(パラアミノヘキシル)メタン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジメチルアミン、ジエチルトルエンジアミン、ジシアンジアミド、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’―ジアミノジフェニルスルホン、m−キシリレンジアミン等が挙げられる。
フェノール系硬化剤としては、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、トリアジン変性フェノールノボラック樹脂等が挙げられる。
酸無水物系硬化剤としては、例えば、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、無水ナジック酸、無水グルタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。
ポリアミド系硬化剤としては、例えば、ポリアミドアミン等が挙げられる。
イミダゾール系化合物としては、2−エチル−4−メチルイミダゾール、及び、2−メチルイミダゾール等が挙げられる。
これらの硬化剤は1種のみを使用しても2種以上を併用してもよい。
エポキシ樹脂と硬化剤との配合割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量に対して、硬化剤におけるエポキシ基と反応可能な酸無水基や水酸基等の活性基が0.5〜1.5当量であることが好ましく、0.7〜1.2当量であることがより好ましい。
本発明においては、消臭作用を有するために銀担持ゼオライトを含有することが好ましい。銀担持ゼオライトは銀イオンをゼオライトの骨格構造内に含有しており、抗菌性能と消臭効果も併せて発現させることができる。また、ジンクピリチオンとの併用効果も相乗的に得られる。
銀担持ゼオライトは排水管用ライニング剤中2〜4質量%含有されてなることが好ましく、3〜4質量%含有されてなることがより好ましい。2〜4質量%含有されてなることで上記併用効果をより有効に発揮させることができる。
銀担持ゼオライトにおける銀の担持量は、0.1〜10質量%であることが好ましく、2〜4質量%であることがより好ましい。0.1〜10質量%であることで、抗菌性能と消臭効果も併せてより有効に発揮させることができる。
銀担持ゼオライトのかさ密度は0.1〜5g/cm3であることが好ましい。また、平均粒径は2〜5μmであることが好ましい。このような銀担持ゼオライトは(株)シナネンゼオミックのゼオミック等として市販されている。
なお、平均粒径は例えば、走査型電子顕微鏡により任意の100個の粒子についての粒径を測定し、この平均により求めることができる。
銀をゼオライトに担持させる方法としては、ゼオライトと銀の前駆体を含む水溶液とを接触させてゼオライト中のカチオン成分と、水中の銀イオンとをイオン交換する方法が挙げられる。なお、銀担持ゼオライトは市販品を使用してもよい。
本発明においては、必要に応じて、骨材、分散剤、塗膜強化剤、硬化促進剤、シランカップリング剤、粘度調節剤等の、公知の各種の添加剤を必要に応じて適宜配合してもよい。
骨材としては、溶融シリカ、結晶性シリカ、アルミナ、タルク、黒鉛、ガラス、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、マグネシア、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、雲母等の無機粉体が挙げられ、これらの形状は、平板状(フレーク状)に形成されたものが好ましい。
分散剤としては、ステアリン酸カルシウムやステアリン酸マグネシウム等が例示される。また、塗膜強化剤としては、炭素繊維や、ガラス繊維、アラミド繊維等の無機繊維が挙げられる。
硬化促進剤としては、例えば、1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、トリエチレンジアミン、トリス(2,4,6−ジメチルアミノメチル)フェノール等の3級アミン類、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、テトラ−n−ブチルホスホニウム−o,o−ジエチルホスホロジチオエート等のリン化合物、4級アンモニウム塩、及びこれらの誘導体等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、あるいは、併用してもよい。
硬化促進剤の含有率は、上記エポキシ樹脂に対して、0.01〜8.0質量%であることが好ましく、0.1〜3.0質量%であることがより好ましい。
シランカップリング剤としては、例えば、シラン系、チタネート系等の、従来から公知のシランカップリング剤が挙げられる。
粘度調節剤は、例えば、日本アエロジル社製 商品名「アエロジル」のような活性シリカが挙げられる。
本発明のライニング剤は、ジンクピリチオン、エポキシ樹脂、及び硬化剤、必要に応じて、銀担持ゼオライトを混合攪拌して混合分散することにより得られる。ジンクピリチオン及び銀担持ゼオライトは、エポキシ樹脂及び硬化剤を混合した後に添加してもよく、または、エポキシ樹脂及び硬化剤を混合する際に同時に添加してもよい。
[2.排水管のライニング工法]
本発明の排水管のライニング工法は、本発明の排水管用ライニング剤を排水管内部に塗布する工法である。以下、本発明のライニング工法について説明する。
まず、本発明の排水管のライニング工法の対象となる排水管の材質としては、鋳鉄管や、亜鉛メッキ鋼管、炭素鋼管、鋼管等の金属系の他に、硬質塩化ビニル管等の樹脂系、硬質塩化ビニルライニング鋼管等も挙げられる。
排水管は、新品の排水管でもよいが、老朽化した排水管でも良い。マンション等の既設の老朽化排水管を対象に負圧下にライニング工法を例にとって、本発明のライニング工法を説明する。
マンション等の排水管は、各階層を縦貫した主管と各階層に排水管より左右方向に延びている横引き配管で、この横引き配管は、台所や洗面所、洗濯盤等の排水口に接続されている。
本発明のライニング工法は、最初に排水管内部を洗浄する。この洗浄にあたっては、先ず、排水管の下方側の開口部に管内を吸引する吸引装置を接続し、当該吸引装置を作動させ、排水管内部に空気を高速で流通させて排水管内面の付着物を乾燥させる。その後、排水管内の上部開口部から研磨材(天然石、アルミナ、ケイ砂等)を投入して、吸引装置の吸引力によって生じる高速気流で上流から下流へと搬送し、その搬送過程で、排水管内を回転させながら排水管内面を研磨する。除去された排水管内面の付着物及び研磨材は、系外に取り出される。
その後、洗浄水(例えば、水道水)を排水管内に投入して、排水管内をクリーニングする。
この洗浄方法は、上述した研磨材を高速気流によって排水管内面を研磨する手法に限定されず、洗浄治具を使用した高圧洗浄等の他の洗浄方法も採用してもよい。しかし、加圧方式等では、生成しているピンホール等が拡大する可能性があるので、上記の負圧式洗浄方法が好ましい。上記洗浄後、吸引装置により、排水管内に空気を高速流通させて排水管の研磨された内面を乾燥させる。
次に、排水管内部表面にプライマーを塗布するプライマー処理を行うことが好ましい。この場合、対象排水管が、硬質塩化ビニル管や硬質塩化ビニルライニング鋼管等の場合には、塩化ビニル用プライマーを、それ以外の場合には、エポキシ樹脂用プライマーを選択する。
プライマーの塗布は、上記同様に負圧を与えながら上部開口部からプライマーを供給し、管内を均一に流すことにより行われ、これにより管内にプライマー層が形成される。
プライマー層が半乾き状態になったところで、本発明のライニング剤を用いてライニング処理を施す。ライニング処理は例えば、排水管内の上部開口部に、ギアポンプ付スタティックミキサー等のライニング剤供給装置を連結し、所定の組成とした本発明の排水管用ライニング剤を供給する。
この際、吸引装置で吸引することにより、本発明の排水管用ライニング剤は発生した負圧によって、管内を均一に分散して薄く引き延ばされると同時に、硬化反応が起きる。その結果、排水管内面全体に平滑で薄肉なライニング剤による塗膜が形成される。
排水管内面全体に塗膜が形成された後には、自然乾燥してもよいが、必要に応じて、排水管内に温風を送り、乾燥を早めてもよい。その結果、排水管内に形成された塗膜が乾燥し、硬化された塗膜が形成される。
塗膜厚は、通常0.2〜5mm程度とする。なお、洗浄、研磨、乾燥、プライマー塗付、及びライニング処理においては、系内に発生させる場合の負圧としては、いずれも0.01〜0.05MP程度が好ましい。また、必要に応じて、各種治具を補助的に使用することができる。
本発明の排水管のライニング工法によれば、老朽化した排水管類を交換する場合には、前もって本発明のライニング剤でライニングした排水管類を用いることができる。前もって本発明のライニング剤でライニング処理を施しているので、現場で過度の施工設備(例:エポキシ樹脂調合・混合装置、吸引車、吸引配管等)を用意することなく、短期間で、新品排水管類の延命化ができ、しかも悪臭・不快臭の発生、必要によってはかびの発生を長期にわたって防止することができる。
また、本発明の排水管のライニング工法によれば、既存の老朽化した排水管の延命化を図ることができる。
本発明の実施例等によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定されるもではない。
実施例1
エポキシ樹脂((株)コニシ製:JAWWA−K−138(エポキシ樹脂:硬化剤=5:1のセット品)のエポキシ樹脂)2.0kg、ジンクピリチオン(ジンク・オマデイネ(Zinc Omadine)Arch Chemicals Japan Ink.製))0.024kgを混合して攪拌(約3分間)した。その後、硬化剤((株)コニシ製:JAWWA−K−138の硬化剤)0.4kgを混合して攪拌し、ライニング剤を作製した。
こうして得られたライニンク材を厚さ1mm、幅50mm×長さ100mmのテフロンシート表面に、約50mm×50mmで塗膜厚が5mmになるように、刷毛塗りし、1日間立てた状態で放置した。そして塗膜状態を観察した。その結果を下記表2に示す。
Figure 2013228065
次に、上記ライニング剤により防カビ試験を実施した。試験方法はJIS Z2911(2000年度版)A法により、使用したカビは「黒こうじかび(UBRC6341)」で、けん濁溶液滴下量0.1mlで、保存温度29±1℃、保存日数4週間で行った。この試験片を検体2とした。検体1はジンクピリチオンを添加しない試験片(エポキシ樹脂と硬化剤とのエポキシ樹脂組成物)である。結果を下記表3に示す。当該表から、本実施例に係るライニング剤は優れた防カビ効果を有していることが分かった。
Figure 2013228065
検体:
検体1:ジンクピリチオンを添加しない試験片
検体2:本実施例1に従って得られた試験片
評価:
評価2:菌糸の発育が肉眼で認められるが、発育部分の面積は試料全面積の25%を超えない。
評価0:肉眼及び顕微鏡下でカビの発生が認められない。
次に、上記試験片を用いて抗菌性能の試験を行った。試験法はJIS Z2801、5・2項プラスチック製品等の試験方法によった。試験菌株は黄色ブドウ球菌(NBRC12732)、及び大腸菌(NBR3972)とした。試験片の表面に、1/500NB普通ブイヨンで調整した前記菌液を滴下し、フィルムで密着させて35℃で保存した。24時間後、試験片上の菌液について生菌数を測定した。下記表4に結果を示す。
Figure 2013228065
検体:
検体1:ジンクピリチオンを添加しない試験片
検体2:本実施例1に従って得られた試験片
実施例2
実施例1に準じて、防汚防カビ材をエポキシ樹脂に添加した後に、銀担持ゼオライト((株)シナネンゼオミック製 商品名:ゼオミック)を3重量%でさらに添加した。同様に攪拌混合し、実施例1と同じ硬化剤を加えて同様に試験片を作製した。
銀担持ゼオライトについては、防カビ性能は有していないともいわれている。しかし、この銀担持ゼロライトを添加しても防汚防カビ材の性能が発揮されれば防カビ効果は有することとなる。そこで「カビ抵抗試験」を行った。
当該実施例で得られた試験片を検体3とした。「カビ抵抗試験」法は、JIS Z2911 プラスチック製品の試験(A法)で、無機塩寒天培地上に試料を貼付し、湿潤剤添加無機塩溶液の入った5菌株の混合胞子腱濁液を噴射した。28±1℃、90RH以上で28日間培養し、試料上のカビの生育を観察し評価した。結果を下記表5に示す。この試験では、銀担持ゼオライトを3質量%とした検体3でも防カビ性能を発揮することが判明した。
Figure 2013228065
検体:
検体1:ジンクピリチオンを添加しない試験片
検体3:本実施例2に従って得られた試験片
カビの生育
(±):カビの生育は肉眼では認められないが、顕微鏡下では認められる。
(−):カビの生育は肉眼、顕微鏡下ともに認められない。
カビ抵抗性
0:カビの生育は肉眼、顕微鏡下ともに認められない。
1:カビの生育は肉眼では認められないが、顕微鏡下では認められる。
次に、上記試験片を用いて消臭試験を行った。所定濃度に調整した下記表6に示すガス(2種類)を用意して、このガスをテドラーパック内に6Lと試験片1.0gとともに密閉し、密封直後(1分以内)と6時間後のガス濃度を検地管により測定した。下記表6に結果を示す。当該表から、銀担持ゼオライトを含有させることで優れた消臭性能が発現されることがわかった。
Figure 2013228065
検体:
検体1:ジンクピリチオンを添加しない試験片
検体3:本実施例2に従って得られた試験片
実施例3
亜鉛メッキ鋼管を排水管とする築28年の7階建てマンションを対象に、本発明を実施した。用いたライニング剤は上記実施例1で製造されたものを使用した。
最初に、排水管の上方、及び下方の部位を切断し、下流端部に管内を吸引する吸引装置を接続し、当該吸引装置を作動させて排水管内の付着物を乾燥させた。次いで、排水管の上流端部より研磨材(セラミック粉体等)を投入して、吸引装置の吸引力によって上流から下流へと搬送して研磨した。除去された排水管内の付着物及び研磨剤は、下流端部より系外に取り出した。10分後、水道水を排水管内に投入して洗浄した。その後、水道水の供給を中止し、10分間、排水管内に空気を流通させて排水管の研磨された管内を乾燥した。その後、負圧下にエポキシ樹脂用プライマー((株)コニシ製 商品名:ボンド プライマー)を上部端部より供給し、20分間運転を続け、管内にプライマー層を形成させた。5分間、空気のみ供給して前記プライマー層が生乾き状態となったところで、実施例1で作製したライニング剤を供給した。
上記排水管内部を吸引装置で吸引して0.04MPaの負圧下、ライニング剤を15分間供給した後、15分間空気を送って乾燥させた。その後、内視鏡で内部観察した所、管内部表面には均一なライニング剤層が確認されていた。
施工後、約5月経過しても、塗膜の剥れが無く、また、悪臭の発生もないことが確認された。
参考例
実施例1のライニング剤を鋼板に塗り、20℃、7日間養生を行い、物性試験の試験体とした。この試験体に対して、引張試験(JIS K7113−1995に準拠)と曲げ試験(JIS K7203−1995に準拠)を行った。下記表7に結果を示す。当該表よりいずれも良好な結果が出ていることがわかった。
Figure 2013228065
本発明の排水管用ライニング剤及びライニング工法は、マンション、ビル、各種の産業施設等の建築物に利用することができる。また、既設及び新品の排水管のいずれにも適用することができる。

Claims (7)

  1. エポキシ樹脂と硬化剤とジンクピリチオンとを含有する排水管用ライニング剤。
  2. 前記ジンクピリチオンが0.1〜3質量%含有されてなる請求項1に記載の排水管用ライニング剤。
  3. さらに、銀担持ゼオライトが2〜4質量%含有されてなる請求項1又は2に記載の排水管用ライニング剤。
  4. 前記銀担持ゼオライトにおける銀の担持量が、0.1〜10質量%である請求項3に記載の排水管用ライニング剤。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の排水管用ライニング剤を排水管内部に塗布する排水管のライニング工法。
  6. 排水管内部を負圧下に維持して、前記排水管用ライニング剤を塗布する請求項5に記載の排水管のライニング工法。
  7. 排水管内部表面にプライマーを塗布し、その後、前記排水管用ライニング剤を塗布する請求項5又は6に記載の排水管のライニング工法。
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