JP2013227821A - 鉄骨柱の建方方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄骨柱の高さ方向の精度を容易に管理できる鉄骨柱の建方方法を提供すること。
【解決手段】鉄骨柱の建方方法は、鉄骨柱11の柱脚部を基礎20に埋め込んで一体化させる。この鉄骨柱の建方方法は、基礎20の床面21に穴22を形成する工程と、この穴22の周囲にレベルモルタル24を打設する工程と、鉄骨柱11に軸方向に対して略直交する方向に延びる仮固定部材12を取り付ける工程と、鉄骨柱11の柱脚部を穴22に挿入して、鉄骨柱11に取り付けた仮固定部材12をレベルモルタル24に載せる工程と、穴22に無収縮モルタルを打設する工程と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、鉄骨柱の建方方法に関する。詳しくは、鉄骨柱の柱脚部をコンクリート躯体に埋め込んで一体化させる鉄骨柱の建方方法に関する。
従来より、鉄骨柱の柱脚部をコンクリート躯体に埋め込んで一体化させた構造がある(特許文献1参照)。この場合、以下の手順で、鉄骨柱の建方を行う。すなわち、鉄骨柱の柱脚部を収容するための穴をコンクリート躯体に設ける。次に、穴の底面にレベルモルタルを打設し、この穴に鉄骨柱の柱脚部を挿入して、レベルモルタルの上に鉄骨柱の底面を載せる。その後、この穴にコンクリートを打設して、鉄骨柱をコンクリート躯体に一体化させる。
この建方方法によれば、穴の底面にレベルモルタルを打設したので、このレベルモルタルの上に鉄骨柱の側面を載せることで、鉄骨柱の高さを決定できる。
特開平10−18300号公報
しかしながら、上述の手法では、鉄骨柱の柱脚部を収容する穴が狭くて深い場合、レベルモルタルを精度良く打設できず、その結果、鉄骨柱の高さを精度良く管理することが難しくなっていた。
本発明は、鉄骨柱の柱脚部を収容する穴が狭くて深い場合でも、鉄骨柱の高さを容易にかつ精度良く管理できる鉄骨柱の建方方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の鉄骨柱の建方方法は、鉄骨柱(例えば、後述の鉄骨柱11)の柱脚部をコンクリート躯体(例えば、後述の基礎20)に埋め込んで一体化させる鉄骨柱の建方方法であって、前記コンクリート躯体の上面(例えば、後述の床面21)に穴(例えば、後述の穴22)を形成する工程と、当該穴の周囲にレベルモルタル(例えば、後述のレベルモルタル24)を打設する工程と、前記鉄骨柱に軸方向に対して略直交する方向に延びる仮固定部材(例えば、後述の仮固定部材12)を取り付ける工程と、を順不同で実行しておき、次に、前記鉄骨柱の柱脚部を前記穴に挿入して、前記鉄骨柱に取り付けた仮固定部材を前記レベルモルタルに載せる工程と、前記穴に無収縮モルタルまたはコンクリートを打設する工程と、を実行することを特徴とする。
この発明によれば、穴の周囲にレベルモルタルを打設し、このレベルモルタルに鉄骨柱に取り付けた仮固定部材を載せることで、鉄骨柱の高さを決定する。よって、鉄骨柱の柱脚部を収容する穴が狭くて深い場合でも、鉄骨柱の高さを容易にかつ精度良く管理できる。
本発明によれば、穴の周囲にレベルモルタルを打設し、このレベルモルタルに鉄骨柱に取り付けた仮固定部材を載せることで、鉄骨柱の高さを決定する。よって、鉄骨柱の柱脚部を収容する穴が狭くて深い場合でも、鉄骨柱の高さを容易にかつ精度良く管理できる。
本発明の一実施形態に係る鉄骨柱を有する柱部材の建方方法を示す斜視図である。 前記実施形態に係る柱部材の柱頭部および建入れ調整部材の拡大斜視図である。 前記実施形態に係る柱部材の柱脚部の納まりを示す拡大分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄骨柱11を有する柱部材10の建方方法を示す斜視図である。
本発明では、コンクリート躯体としての基礎20の床面21に穴22を設けておき、この穴22に柱部材10の鉄骨柱11の柱脚部を挿入する。次に、4つの建入れ調整部材30を用いて鉄骨柱11の建入れを調整して、鉄骨柱11を基礎20に仮固定する。その後、穴22に無収縮モルタルを打設して、鉄骨柱11を基礎20に一体化させる。
図2は、柱部材10の柱頭部および建入れ調整部材30の拡大斜視図である。図3は、柱部材10の柱脚部の納まりを示す拡大分解斜視図である。
柱部材10は、略鉛直方向に延びる断面矩形状のボックス柱である鉄骨柱11と、この鉄骨柱11の柱脚部の下端から所定高さの位置の各側面に取り付けられた4つの仮固定部材12と、を備える。
鉄骨柱11の柱頭部の各側面には、ガセットプレート13が設けられており、各ガセットプレート13には、貫通孔が形成されている。
仮固定部材12は、鉄骨柱11の柱脚部の各側面に溶接固定されて略水平に延びる溝形鋼であり、鉄骨柱11の各側面に略垂直につまり鉄骨柱11の軸方向に略直交する方向に延びている。各仮固定部材12の底面には、アンカーボルト23のボルト径よりもかなり大きな開口121が形成されている。
建入れ調整部材30は、それぞれ、棒状の本体31と、この本体31の上端側に螺合されて柱本体の柱頭部に連結される柱頭連結部材32と、本体31の下端側に螺合されて基礎20の床面21に固定される床面固定部材33と、を備える。
柱頭連結部材32は、シャックル34を介して柱部材10のガセットプレート13に連結されている。
床面固定部材33は、あと施工アンカー35で基礎20の床面21に固定されている。
柱頭連結部材32および床面固定部材33は、互いに逆向きに螺合されている。よって、本体31を回転させることで、柱頭連結部材32と床面固定部材33との間隔が変化して、建入れ調整部材30が伸縮する。
次に、柱部材10の建方方法について、説明する。
ステップ1では、図3に示すように、基礎20を構築する。ここで、基礎20のコンクリート打設時に箱抜きすることにより、基礎20の床面21に、柱部材10の柱脚部を収容可能な箱状の穴22を形成する。
ステップ2では、基礎20の床面21のうち仮固定部材12の開口121に対応した4箇所に、あと施工アンカーとしてケミカルアンカーを打設して、上方に突出するアンカーボルト23を設ける。
ステップ3では、4本のアンカーボルト23の周囲に、上面が略水平なレベルモルタル24を打設する。ここで、レベルモルタル24の上に柱部材10の仮固定部材12を載せることにより柱部材10の高さが決定されるため、レベルモルタル24の上面の高さは高精度で施工しておく。
ステップ4では、柱部材10をクレーンなどで吊り上げて、柱部材10の鉄骨柱11の柱脚部を床面21の穴22に挿入する。このとき、仮固定部材12の開口121に4本のアンカーボルト23を挿通するとともに、仮固定部材12の底面をレベルモルタル24の上に載せる。
各仮固定部材12をレベルモルタル24の上に載せることにより、柱部材10の鉄骨柱11の高さは決定されるが、仮固定部材12の開口121はアンカーボルト23の外径よりもかなり大きいため、鉄骨柱11の倒れや水平方向の位置などの水平方向の建入れについては、ある程度調整可能となっている。
ステップ5では、4本の建入れ調整部材30を柱部材10の鉄骨柱11の柱頭部に取り付けて、建入れ調整部材30で鉄骨柱11の柱頭部を支持し、その後、クレーンのワイヤーを取り外す。
次に、建入れ調整部材30の本体31を回転させて建入れ調整部材30を伸縮させることで、鉄骨柱11の水平方向の建入れを調整する。
ステップ6では、四角形状の角プレート25を用意する。この角プレート25には、アンカーボルト23の外径よりも僅かに大きい円形の開口251が形成されている。
角プレート25の開口251にアンカーボルト23を挿通して、この角プレート25を仮固定部材12に溶接して固定する。次に、アンカーボルト23にナット26を螺合して、このナット26を締付ける。これにより、柱部材10が基礎20に仮固定される。
ステップ7では、穴22に無収縮モルタルを打設して、柱部材10の鉄骨柱11を基礎20に一体化させる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)穴22の周囲にレベルモルタル24を打設し、このレベルモルタル24に鉄骨柱11に取り付けた仮固定部材12を載せることで、鉄骨柱11の高さを決定する。よって、鉄骨柱11の柱脚部を収容する穴22が狭くて深い場合でも、鉄骨柱11の高さを容易にかつ精度良く管理できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
10…柱部材
11…鉄骨柱
12…仮固定部材
13…ガセットプレート
14…レベルモルタル
20…基礎(コンクリート躯体)
21…床面
22…穴
23…アンカーボルト
24…レベルモルタル
25…角プレート
26…ナット
30…建入れ調整部材
31…本体
32…柱頭連結部材
33…床面固定部材
34…シャックル
35…あと施工アンカー
121…仮固定部材の開口
251…角プレートの開口

Claims (1)

  1. 鉄骨柱の柱脚部をコンクリート躯体に埋め込んで一体化させる鉄骨柱の建方方法であって、
    前記コンクリート躯体の上面に穴を形成する工程と、
    当該穴の周囲にレベルモルタルを打設する工程と、
    前記鉄骨柱に軸方向に対して略直交する方向に延びる仮固定部材を取り付ける工程と、を順不同で実行しておき、次に、
    前記鉄骨柱の柱脚部を前記穴に挿入して、前記鉄骨柱に取り付けた仮固定部材を前記レベルモルタルに載せる工程と、
    前記穴に無収縮モルタルまたはコンクリートを打設する工程と、を実行することを特徴とする鉄骨柱の建方方法。
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