JP2013227709A - ネクタイ結び目の保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネクタイ結び目をワイシャツの両襟の中央上部に密着させ美しく保持することができるネクタイ結び目の保持具を提供すること。
【解決手段】ネクタイ結び目を前方に押し上げて保持するネクタイ結び目の保持具であり、ネクタイ結び目を下方から押し上げて保持する支え部(2)と、保持具をワイシャツの第2以降のボタンおよび/または第1ボタンより下方の前立て部分に係止させるための係止部(3)を有することを特徴とするネクタイ結び目の保持具(1)。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネクタイ結び目をワイシャツの両襟の中央上部に密着させ美しく保持するためのネクタイ結び目の保持具に関する。
ネクタイ結び目をワイシャツの両襟の中央上部に密着させ美しく保持するために、ネクタイをきつく締め上げる、あるいは結び目が大きくなる結び方にする、などの方法が取られている。しかし、きつく締めても時間がたつと、ネクタイ自体の重みで結び目が襟の下部にずり落ち、襟台(首周り)と密着せず隙間を生じてしまうことが防止できない。また、結び目が大きくなる結び方にすると、結び目のかたちが太くなり、スマートさや美しさに欠けると感じる人もいるし、ネクタイが細い場合には結び目を十分な大きさにできないこともある。
ネクタイは絹で作られていることが多いため布地表面が滑りやすく、また古いネクタイや芯の柔らかいネクタイは直線的に首から垂れ下がる傾向があるため、特に、次のような問題が生じやすい。
(1)ネクタイ結び目の厚みがワイシャツの襟の高さより小さい場合、ネクタイ結び目がネクタイの重みで下方に引っ張られ、襟の上部からずり落ち、見栄えがしない。
(2)ネクタイ結び目が下方に引っ張られることにより、結び目の奥面が上方を向いてしまってワイシャツの襟台との間に角度の開きを生じて隙間ができ、見栄えがしない。
従来より、ネクタイ結び目をワイシャツに合わせ美しく保持するために、種々のネクタイ保持具が提案されている。例えば、特許文献1〜3に提案されているネクタイ保持具を挙げることができる。
しかし、特許文献1〜3のネクタイ保持具は、いずれも、喉近辺のワイシャツの第1ボタンに取り付けるものであるため、着脱が容易ではなかった。また、特許文献1及び2のネクタイ保持具は、横から見ると該保持具の装着がわかり、外観上違和感があった。さらに、特許文献1〜3のネクタイ保持具は、いずれも、ワイシャツの第1ボタンを外した状態では効果を発揮できないなどの問題点があった。
実開昭63−170421号公報 実開昭61−199515号公報 実開昭55−015230号公報
本発明の目的は、上記の従来技術の問題点を解決し、ネクタイ結び目をワイシャツの両襟の中央上部に密着させ美しく保持することができるネクタイ結び目の保持具を提供することにある。
本発明は、ネクタイ結び目を前方に押し上げて保持するネクタイ結び目の保持具であり、ネクタイ結び目を下方から押し上げて保持する支え部と、保持具をワイシャツの第2以降のボタンおよび/または第1ボタンより下方の前立て部分に係止させるための係止部を有することを特徴とするネクタイ結び目の保持具を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明のネクタイ結び目の保持具は、下記効果を有する。
ネクタイ結び目がずり落ちることを防ぎ、ネクタイ結び目を前方斜め上に押し上げるので、ネクタイをきつく締め上げる必要がなく、ネクタイを中心とするVゾーンをきちんと整えそれを保つ効果がある。
ワイシャツの第1ボタンに取り付けるものではなく、ワイシャツの第1ボタンより下方に取り付けるものであるため、着脱が容易である。
ワイシャツの第1ボタンを外した状態でも着用可能であり、ネクタイをきつく締めない状態でも、ネクタイ結び目を美しく保つことができる。
構造が非常にシンプルであるため、大量生産が容易にできる。
本発明のネクタイ結び目の保持具によれば、容易にネクタイ結び目をきちんと保つことができ、好印象を与える服装が求められるホテルマン、セールスマン、タクシー運転手などの営業職をはじめ、身だしなみに気を配るビジネスマン、政治家、アナウンサーなど多くの人の間で、新たな需要を生み出すものである。
本発明のネクタイ結び目の保持具の第一実施形態の斜視図である。 図1に示す第一実施形態の保持具を装着した状態を示す側面図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第二実施形態の斜視図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第三実施形態の斜視図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第四実施形態の斜視図であり、図5(a)は第四実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図5(b)は保持具本体の長さを調整するための調整板の斜視図、図5(c)は保持具本体に調整板を取り付けた状態の斜視図、図5(d)は第四実施形態の保持具が装着されるスリットが設けられたワイシャツの要部の斜視図である。 第四実施形態の図2相当図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第五実施形態の斜視図であり、図7(a)は第五実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図7(b)は第五実施形態の保持具が装着される面ファスナーが貼付されたワイシャツの要部の斜視図である。 第五実施形態の図2相当図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第六実施形態の斜視図であり、図9(a)は第六実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図9(b)は保持具本体における支え部と湾曲部との角度を固定するための面ファスナーの斜視図である。 本発明のネクタイ結び目の保持具の第七実施形態の斜視図であり、図10(a)は第七実施形態を構成する係止板及び湾曲部の斜視図、図10(b)は第七実施形態を構成する支え部の斜視図である。
以下、本発明のネクタイ結び目の保持具の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、図1及び図2に示す第一実施形態について説明する。図1は、第一実施形態の斜視図であり、図2は、第一実施形態の装着状態を示す側面図である。
第一実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、ネクタイ結び目を45度程度の傾きに下方から押し上げて保持する支え部2と、保持具1をワイシャツの第2以降のボタンに係止させるための係止部3と、支え部2と係止部3との間に配設された湾曲部4とから構成されている。
係止部3は、支え部2の基部より湾曲部4を介して下方に延設された係止板31からなる。係止板31は、ワイシャツの第2以降のボタンに係止するための横方向の切れ目5、6及び7並びに縦方向の切れ目8を有する。横方向の切れ目5、6及び7の先端上側には、ワイシャツの第2以降のボタンに係止するための切り欠き5a、6a、7aがそれぞれ形成されている。縦方向の切れ目8は、第3以降のボタンに係止し保持具1の左右の移動を防ぐため設けられている。
湾曲部4は、ネクタイ結び目の奥まで達するように、喉元の湾曲に合わせた形状に形成されている。
支え部2、係止部3、及び湾曲部4は、プラスチックにより一体的に成形されており、その厚みは特に制限されるものではないが、強度等を考慮すると0.5mm程度にするとよい。保持具の成形材料は、保形性を有する素材であれば特に制限されるものではないが、成形性、軽量性、経済性などの点からプラスチックが好ましい。
なお、本実施形態では、係止板31に、横方向の切れ目が3本及び縦方向の切れ目が1本設けられているが、切れ目の本数は本実施形態のものに限定されるものではなく、ネクタイ結び目の厚みに合わせて支え部2の高さを調整するために1本以上の切れ目を備えていればよく、また縦方向の切れ目8は設けなくてもよい。また、横方向の切れ目は、必ずしも本実施形態のように同一方向のみから切れ目を入れる必要はなく、左右方向から交互に切れ目を入れてもよい。さらに切れ目を入れるかわりに、係止板31に楕円形の穴を開けてボタンに係止する方法でもよい。
第一実施形態のネクタイ結び目の保持具1をワイシャツに装着する好ましい手順を説明する。図2に示すように、ネクタイ9を締めた後に、保持具1を、係止板31の横方向の切れ目5、6及び7のいずれかを介してワイシャツの第2ボタン10に係止させる。第2ボタン10に係止させる横方向の切れ目は、湾曲部4がネクタイ9の結び目の奥まで入り、ネクタイ結び目がワイシャツの両襟の中央上部に密着した状態を保持できるような切れ目を、切れ目5、6及び7から選択する。ネクタイ9の結び目の厚みが大きい時は切れ目(上)5を選択し、厚みが小さい時は切れ目(下)7を選択し、厚みが中間の時は切れ目(中)6を選択するとよい。横方向の切れ目に設けられた切り欠き(5a、6a、7a)にワイシャツの第2ボタン10の留糸を掛けた上で、縦方向の切れ目8をワイシャツの第3ボタン11に挿入し、保持具1を動かないように固定する。
このように第一実施形態において、本保持具はネクタイ結び目の厚みに関わらず結び目をワイシャツの両襟の中央上部に密着させた状態を保持することができる。
なお、ワイシャツのボタンの留糸に余裕を持たせたり、伸縮性の高い繊維を使うことにより、係止板31の切れ目の挿入を容易にすることができる。
次に、図3に示す第二実施形態について説明する。図3は第二実施形態の斜視図である。なお、第二実施形態の説明に当たって、前記第一実施形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。後述する第三以降の実施形態の説明に当たっても同様である。
第二実施形態において、前記第一実施形態と異なる点は、前記第一実施形態における縦方向の切れ目8が係止板31に設けられておらず、図3に示すように、湾曲部4の左右の側部より、首の湾曲に合わせて上方に伸びる一対の止め板12、12を有し、それぞれがネクタイとワイシャツの襟台(首周り部分)との間に挿入され、保持具1の左右の移動を防ぐ機能をはたすことである。
第二実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第一実施形態と同様な作用効果が得られるのに加えて、第1ボタンを外した状態で保持具を使用した場合でも、止め板の作用で保持具がネクタイ結び目の中心からずれないという効果がある。
第二実施形態のネクタイ結び目の保持具1をワイシャツに装着する好ましい手順を説明する。締めたネクタイを少し緩め、ネクタイとワイシャツの襟台(首周り部分)との間に左右の止め板12を挿入した上で、第一実施形態の保持具を装着する場合と同様にネクタイ結び目の厚みに合う適切な切れ目を選択し、その切れ目から保持具1をワイシャツの第2ボタン10に挿入して挟み、該切れ目に設けられた切り欠きにワイシャツの第2ボタン10の留糸を掛け固定する。
次に、図4に示す第三実施形態について説明する。図4は第三実施形態の斜視図である。
第三実施形態において、前記第一実施形態と異なる点は、図4に示すように、支え部2の先端にネジ止め用孔(図示せず)を有し、該ネジ止め用孔に、キャップ付きネジ13が装着されている点である。キャップ付きネジ13は、ネジ止め用孔への挿入程度により、ネクタイ結び目の角度を自在に調整し、ネクタイを強調して見せる機能を有する。ネジ13を緩めてキャップの位置を高くすると、ネクタイ結び目が前方上方に上がり、水平方向に近づき、ネジ13を締めてキャップの位置を低くすると、ネクタイ結び目が垂直方向に近づく。本実施形態では、支え部2及び湾曲部4に強度や弾性を付与するために、支え部2及び湾曲部4の厚みを厚く成形している。
第三実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第一実施形態と同様な作用効果が得られるのに加えて、ネクタイ結び目の角度を調節し、ネクタイの見せ方を変えられるという効果がある。
第三実施形態のネクタイ結び目の保持具1をワイシャツに装着する好ましい手順を説明する。ネクタイ9を締めた後に、第一実施形態の保持具を装着する場合と同様に適切な高さの切れ目を選択し、その切れ目をワイシャツの第2ボタン10に挿入して挟み、該切れ目に設けられた切り欠きにワイシャツの第2ボタン10の留糸を掛けた上で、縦方向の切れ目8をワイシャツの第3ボタン11に挿入し、保持具1を動かないように固定する。次に、支え部2の先端に装着されたキャップ付きネジ13でキャップの高さを調節して、ネクタイ結び目の角度を調整する。
次に、図5及び図6に示す第四実施形態について説明する。図5は、第四実施形態の斜視図であり、図5(a)は第四実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図5(b)は保持具本体の長さを調整するための調整板の斜視図、図5(c)は保持具本体に調整板を取り付けた状態の斜視図、図5(d)は第四実施形態の保持具が装着されるワイシャツの要部の斜視図である。図6は、第四実施形態の装着状態を示す側面図である。
第四実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、ネクタイ結び目を45度程度の傾きに下方から押し上げて保持する支え部2と、保持具1をワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間に係止させるための係止部3と、支え部2と係止部3との間に配設された湾曲部4とからなる保持具本体と、保持具本体に嵌着されて保持具本体の長さを調整するための調整板14とから構成されている。
図5(a)に示すように、係止部3は、支え部2の基部より湾曲部4を介して下方に延設された係止板31からなる。係止板31には、調整板14を嵌着するための突起31aが縦方向に複数個設けられている。
湾曲部4は、ネクタイ結び目の奥まで達するように、喉元の湾曲に合わせた形状に形成されている。
図5(b)に示すように、調整板14には、係止板31の突起31aに嵌めて調整板14を係止板31に嵌着するための孔14aが縦方向に複数個設けられている。
第四実施形態のネクタイ結び目の保持具1が装着されるワイシャツは、図5(d)に示すように、第1ボタン孔15と第2ボタン孔16との間の前立て部分の表地に、保持具1の係止板31及び該係止板に嵌着された調整板14を挿入するためのスリット17が設けられたものである。図5(d)に示すワイシャツでは、スリット17が横方向の直線状に設けられているが、スリットの形状は、保持具1の係止板31及び調整板14を挿入し得るものであれば特に制限されるものではなく、例えば、スリットをV字状に設けてもよい。
第四実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第一実施形態と同様な作用効果が得られるのに加えて、保持具をワイシャツのボタンに係止させるものではなく、保持具をワイシャツに設けたスリットに挿入して係止させるものであるため、保持具の着脱が一層容易であるという効果がある。
第四実施形態のネクタイ結び目の保持具1を、図5(d)に示すスリット17が設けられたワイシャツに装着する好ましい手順を説明する。ネクタイ9を締めた後に、図5(c)に示すように保持具本体に調整板14を取り付けた保持具1を、図6に示すように、ワイシャツのスリット17に調整板14を下にして挿入し、該調整板14の下端をかがり縫い等された第2ボタン孔16の上端に当接させて係止させる。ネクタイ結び目がワイシャツ両襟の中央上部に密着するように、調整板14の孔14aを嵌める係止板31の突起31aを選択する。
次に、図7及び図8に示す第五実施形態について説明する。図7は、第五実施形態の斜視図であり、図7(a)は第五実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図7(b)は第五実施形態の保持具が装着されるワイシャツの要部の斜視図である。図8は、第五実施形態の装着状態を示す側面図である。
第五実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、ネクタイ結び目を45度程度の傾きに下方から押し上げて保持する支え部2と、保持具1をワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間に係止させるための係止部3と、支え部2と係止部3との間に配設された湾曲部4とから構成されている。
図7(a)に示すように、係止部3は、支え部2の基部より湾曲部4を介して下方に延設された係止板31からなる。係止板31には、その裏面にマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー18が貼付されている。
湾曲部4は、ネクタイ結び目の奥まで達するように、喉元の湾曲に合わせた形状に形成されている。
また、支え部2には、ネクタイ結び目との当接面に、支え部2とネクタイとのずれを防止するための滑り止め19が貼付されている。
第五実施形態のネクタイ結び目の保持具1が装着されるワイシャツは、図7(b)に示すように、第1ボタン孔15と第2ボタン孔16との間の前立て部分の表地に、保持具1の係止板31の裏面の面ファスナー18と一対の面ファスナー18’が貼付又は縫付けされたものである。
第五実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第一実施形態と同様な作用効果が得られるのに加えて、保持具を面ファスナーにより着脱させるものであるため、ネクタイ結び目の厚みに応じ容易かつ自在に保持具の位置を調節できるという効果がある。
第五実施形態のネクタイ結び目の保持具1を、図7(b)に示す面ファスナー18’が貼付されたワイシャツに装着するには、ネクタイ9を締めた後に、保持具1を、図8に示すように、湾曲部4がネクタイ9の結び目の奥まで入り、ネクタイ結び目がワイシャツの両襟の中央上部に密着した状態を保持できるように係止板31の裏面の面ファスナー18を、ワイシャツに貼付された面ファスナー18’に貼り合わせて係止させればよい。
次に、図9に示す第六実施形態について説明する。図9は、第六実施形態の斜視図であり、図9(a)は第六実施形態を構成する保持具本体の斜視図、図9(b)は保持具本体における支え部の湾曲部に対する角度を固定するための面ファスナーの斜視図である。
第六実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、ネクタイ結び目を下方から押し上げて保持する支え部2と、保持具1をワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間に係止させるための係止部3と、支え部2と係止部3との間に配設された湾曲部4とからなる保持具本体と、該保持具本体における支え部の湾曲部に対する角度を固定するための面ファスナー20とから構成されている。また面ファスナー20には、ネクタイ結び目との当接面に、支え部2とネクタイとのずれを防止するための滑り止め19を貼付してもよい。
図9(a)に示すように、係止部3は、支え部2の基部に嵌合される湾曲部4を介して下方に延設された係止板31からなる。係止板31には、その裏面にマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー21が貼付されている。
湾曲部4は、ネクタイ結び目の奥まで達するように、喉元の湾曲に合わせた形状に形成されており、その端縁部を、支え部2の基部に嵌挿される軸体4aとなしてある。湾曲部4には、その裏面にマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー22が貼付されている。
また、支え部2は、その基部を屈曲して、湾曲部4の軸体4aを嵌合する筒状体2aとなしてある。支え部2の上面にも、マジックテープ(登録商標)などの面ファスナー23が貼付されている。
第六実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、湾曲部4の軸体4aが嵌挿された筒状体2aを中心として、支え部2の先端が上下方向に動くため、支え部2と湾曲部4との角度を適宜調整することにより、ネクタイ結び目の角度を調節することができる。
支え部2と湾曲部4との角度の固定は、図9(b)に示すようなマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー20を、湾曲部4の裏面に貼付した面ファスナー22及び支え部2の上面に貼付した面ファスナー23の上に被せて貼り合わせることにより固定される。上記の面ファスナー20は、面ファスナー22及び面ファスナー23と対をなすものである。
第六実施形態のネクタイ結び目の保持具1が装着されるワイシャツは、第五実施形態の保持具が装着されるワイシャツと同様、第1ボタン孔と第2ボタン孔との間の前立て部分の表地に、保持具1の係止板31の裏面の面ファスナー21と一対の面ファスナーが貼付又は縫付けされたものである。
第六実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第五実施形態と同様な作用効果が得られるのに加えて、支え部2と湾曲部4との角度を適宜調整することができるため、ネクタイ結び目の角度を調節し、ネクタイの見せ方を変えられるという効果がある。
第六実施形態のネクタイ結び目の保持具1を、ワイシャツに装着する好ましい手順を説明する。まず、所望のネクタイ結び目の角度に合わせて、支え部2と湾曲部4との角度を調整し、面ファスナー20を用いて上述したように支え部2と湾曲部4との角度を固定する。そして、前記第五実施形態の場合と同様に、係止板31の裏面の面ファスナー21を、ワイシャツに貼付又は縫付けされた面ファスナーに貼り合わせ、保持具1を係止させればよい。
次に、図10に示す第七実施形態について説明する。図10は、第七実施形態の斜視図であり、図10(a)は第七実施形態を構成する係止板及び湾曲部の斜視図、図10(b)は第七実施形態を構成する支え部の斜視図である。
第七実施形態のネクタイ結び目の保持具は、ネクタイ結び目を下方から押し上げて保持する支え部2と、保持具をワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間に係止させるための係止部3と、支え部2と係止部3との間に配設された湾曲部4とからなる保持具本体と、該保持具本体における支え部2と湾曲部4との角度を固定するための面ファスナー(図示せず)とから構成されている。
図10(a)に示すように、係止部3は、支え部2の基部に嵌合される湾曲部4を介して下方に延設された係止板31からなる。係止板31には、その裏面にマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー21が貼付されている。
湾曲部4は、ネクタイ結び目の奥まで達するように、喉元の湾曲に合わせた形状に形成されており、その端縁部の一端から中央に円周面が接合された軸体24が形成されている。該軸体24の端面の中央には、軸体24の径より小さい径の細軸25が形成されている。湾曲部4には、その裏面にマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー22が貼付されている。
また、図10(b)に示すように、支え部2は、その基部の一端から中央を、湾曲部4の細軸25が嵌挿される円筒体26となしてある。支え部2の上面にも、マジックテープ(登録商標)などの面ファスナー23が貼付されている。
第七実施形態のネクタイ結び目の保持具1は、湾曲部4の細軸25に嵌合した円筒体26を中心として、支え部2の先端が上下方向に動くため、支え部2と湾曲部4との角度を適宜調整することにより、ネクタイ結び目の角度を調節することができる。
支え部2と係止板31との角度の固定は、第六実施形態の場合と同様に、図9(b)に示すようなマジックテープ(登録商標)などの面ファスナー20を、湾曲部4の裏面に貼付した面ファスナー22及び支え部2の上面に貼付した面ファスナー23の上に被せて貼り合わせればよい。
第七実施形態のネクタイ結び目の保持具1が装着されるワイシャツは、第五実施形態や第六実施形態の保持具が装着されるワイシャツと同様、第1ボタン孔と第2ボタン孔との間の前立て部分の表地に、保持具1の係止板31の裏面の面ファスナー21と一対の面ファスナーが貼付又は縫付けされたものである。
第七実施形態のネクタイ結び目の保持具は、前記第六実施形態と同様な作用効果が得られる。
第七実施形態のネクタイ結び目の保持具1のワイシャツへの好ましい装着手順は、前記第六実施形態の場合と同様である。
本発明のネクタイ結び目の保持具は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で前記実施形態の組合せ又は種々の変更が可能である。
例えば、第五実施形態のネクタイ結び目の保持具に限らず、保持具の支え部のネクタイ結び目の当接面には、支え部2とネクタイとのずれを防止するための滑り止めを貼付してもよい。第六又は第七実施形態の面ファスナーによる支え部の角度調節の仕組を第一、第二、第四実施形態と組合わせることもできる。
また、第四実施形態の調整板は突起により保持具本体に嵌着されているが、面ファスナーを両者に貼付し保持具が適切な長さになるように貼り合わせることもできる。保持具をワイシャツと違和感なく一体化させ、装着していることを容易に気付かれないようにするために、係止板の表面をワイシャツと同じ布地で覆う、又は成型材料とワイシャツを同じ色のものにすることも可能であり、さらに係止部の厚みを左右の端部で薄くなるよう傾斜をつけることもできる。
1 ネクタイ結び目の保持具
2 支え部
3 係止部
31 係止板
4 湾曲部
5,6,7,8 切れ目(ボタンに係止する手段)
9 ネクタイ結び目(ネクタイ)
15 第1ボタン孔
16 第2ボタン孔
17 スリット
18,18’,20,21,22,23 面ファスナー
19 滑り止め

Claims (5)

  1. ネクタイ結び目を前方に押し上げて保持するネクタイ結び目の保持具であり、ネクタイ結び目を下方から押し上げて保持する支え部と、保持具をワイシャツの第2以降のボタンおよび/または第1ボタンより下方の前立て部分に係止させるための係止部を有することを特徴とするネクタイ結び目の保持具。
  2. 前記係止部が、前記支え部の基部より下方に延設され、ワイシャツの第1ボタンより下方のボタンに係止する手段を有することを特徴とする、請求項1記載のネクタイ結び目の保持具。
  3. 前記係止部が、前記支え部の基部より下方に延設され、ワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間の前立て部分の表地に設けられたスリットに挿入可能であることを特徴とする、請求項1記載のネクタイ結び目の保持具。
  4. 前記係止部が、前記支え部の基部より下方に延設され、ワイシャツの第1ボタン孔と第2ボタン孔との間に貼付された面ファスナーに貼り合わせられる面ファスナーが前記係止部の裏面に貼付されていることを特徴とする、請求項1記載のネクタイ結び目の保持具。
  5. 前記支え部が、ネクタイ結び目の当接面に、支え部とネクタイとのずれを防止するための滑り止めを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のネクタイ結び目の保持具。
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