JP2013227351A - コルチコステロイド製剤を投与する方法 - Google Patents

コルチコステロイド製剤を投与する方法 Download PDF

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Thomas A Armer
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Abstract

【課題】コルチコステロイド製剤を投与する方法の提供。
【解決手段】噴霧コルチコステロイドを用いて呼吸器疾患を治療する方法をここに記載する。上記方法においては、一用量のコルチコステロイドを5分以下の噴霧時間で1日2回又はそれ以上の回数で投与する。噴霧時間を短くすることによって患者のコンプライアンスを改善する。上記方法は、市販製剤に類似する治療的効果を達成する一方で、用いるコルチコステロイド用量が少ない。これは、コルチコステロイドの全身への暴露を減少させることによって結果的に患者の安全性を向上させる。
【選択図】なし

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2007年11月9日に提出した米国仮特許出願番号第61/002,64
5号、及び、2008年3月14日に提出した米国仮特許出願番号第61/069,49
8号に基づいた優先権を主張する。これらの文献は言及することにより全体が組み込まれ
ている。
ここに記載する方法は呼吸器内科の分野に属する。具体的にはコルチコステロイド製剤
を噴霧によって投与する方法を記載する。より具体的には、より低用量のコルチコステロ
イドを投与する喘息治療方法であって、患者コンプライアンス及び安全性を向上した方法
を記載する。
喘息は、気道炎症、気道過敏性及び可逆的な気道閉塞を特徴とする肺疾患である。喘息
の発作中に、苦しむ患者はしばしば努力性呼吸、喘鳴及び咳嗽になる。これらの症状は、
気圧調節した計量式吸入器(pMDI)又は乾燥粉吸入器(DPI)を経て投与するコル
チコステロイドなどの薬剤を用いて治療することができる。しかしながら、いくつかの患
者集団(例えば小児の喘息患者、神経が損なわれた喘息患者、又は、年配の喘息患者)は
、pMDIに必要とされる呼吸調整力がないか、又は、DPIを用いるのに必要とされる
肺活量がない可能性がある。従って、これらの喘息患者には噴霧器による治療を適用する
必要がある。
噴霧した製剤は、空気中で分散し、肺内に吸入するのに適した非常に微細な液体飛沫状
エアロゾルを形成する。噴霧器は、通常、圧縮空気、圧電気的超音波若しくはサーボ機構
で生成した超音波、又は、振動メッシュを用いて飛沫状ミストを生成し、ミストから衝撃
によって大きい飛沫を取り除く邪魔板を有していてもよい。この目的に、ソフトミスト噴
霧器、振動メッシュ噴霧器、超音波噴霧器、ジェット噴霧器及び呼吸駆動式噴霧器などの
様々な噴霧器を使用できる。使用において、噴霧製剤は、マウスピース又はマスクを通し
て患者に投与する。
患者のコンプライアンスが低いことは、噴霧医薬品に伴う一般に知られている問題の1
つである。これは第1に薬剤を噴霧するのに必要な時間が、噴霧する液体薬剤の体積など
の要因、特定の活性薬剤を噴霧すること、製剤中の活性薬剤の濃度及び表面張力、並びに
、得られる製剤の粘性に依存して、最大30分又はそれ以上になるためである。他の要因
には、治療する疾患又は症状、及び、活性薬剤が溶液又は懸濁液として存在していること
が含まれる。活性薬剤製剤は、通常、水粘度から水粘度の100倍までの溶液粘度又は懸
濁液粘度を有する公称2.0mlの体積として供給される。これらは、通常、噴霧するの
に約4分〜約20分を必要とし、水と同じ粘度から粘度が上昇するに従って噴霧時間が増
大する。製剤が懸濁液であれば、懸濁した微粒子を含む飛沫を形成するのに必要とされる
追加的エネルギのために、同程度の粘度を有する溶液製剤と比較して噴霧するためにさら
に15%〜30%長い時間を必要とする。長時間噴霧を我慢できない小児及び成人は、多
くの場合において治療を早く止めてしまう。薬剤の送達は、多くの場合において時間に対
して直線的ではなく、推奨する噴霧時間の終了時近くに薬剤の大部分が送達される。した
がって、治療の早期終了によって、薬剤が不均一に減少して送達されることがある。不充
分な量は充分な治療をもたらさないので、このことは、さらなるノンコンプライアンスに
至る可能性があり、したがって、噴霧器の治療法を使用する気を更に失わせる。
噴霧医薬品が有する1つの別な問題は、実際に肺に送達される薬剤量に関するものであ
る。例えば、従来のジェット噴霧器を用いてブデソニドを噴霧する場合、ブデソニドの用
量は、噴霧装置に加えた量である。しかしながら、一般に薬剤の約40%から60%が噴
霧器から出るので、公称用量の約40%から60%のみが患者に送達される。これは、薬
剤が絶え間なく送られるため、患者が息を吐くときは噴霧器から出た薬剤が患者に送達さ
れずに周囲に失われるからである。患者に送達される量のうち、ごく一部のみが、呼吸可
能な範囲(約5ミクロン未満)の直径を有する飛沫中に存在しており、肺に送達されるの
は公称用量の約10%から20%である。肺に送達されるブデソニドの量を増やすために
、ブデソニド用量体積又は濃度のいずれかを増やすことができる。しかし、これによって
最大血漿中濃度がさらに高くなる可能性があり、コルチゾール低下などの全身性副作用の
リスクがより大きくなる。
従って、噴霧医薬品を投与する新規な方法であって、安全性の問題又は副作用を最小化
する一方で、コンプライアンス及び治療的効果を最大化する方法が有用であろう。具体的
には、患者のコンプライアンスを向上させるために噴霧時間の短い投与方法が望ましい。
全身又は口咽頭への暴露(それらは副作用に至る)を増やさずに、肺堆積の増加(強化さ
れた治療的効果の指標)をもたらす投与方法も望ましい。
噴霧コルチコステロイドを用いて呼吸器疾患を治療する方法をここに記載する。上記方
法は、市販の製剤よりも短い噴霧時間でコルチコステロイドの1回分を少なくとも1日1
回投与するステップを具えていてもよい。この投与療法は、最大血漿中濃度までの時間で
証明されるように、送達時間を最小化することによって患者の利便性を向上し、従って、
患者のコンプライアンスを改善する可能性がある。さらに、以下に説明するように、投与
したコルチコステロイドが示す予期しない薬物動態によって、同程度の肺用量及びそれに
よる治療的効果を達成しながら、市販の製剤よりも低い用量でコルチコステロイドを用い
ることができる。例えば、0.25mg又は0.125mg又はそれより少ない低薬量の
ブデソニド(コルチコステロイド)を投与してもよい。このことは、コルチコステロイド
の全身への暴露を少なくすることによって患者の安全性を向上させる。
1つの変形例においては、呼吸器疾患を治療する上記方法は、少なくとも1週間(7日
)、少なくとも2週間(14日)、少なくとも3週間(21日)、少なくとも4週間(2
8日)、少なくとも5週間(35日)、又は、少なくとも6週間(42日)以上、噴霧に
よって1回分のコルチコステロイドを1日1回投与するステップを含む。必要であれば、
例えば、コルチコステロイドを少なくとも2ヶ月間又は少なくとも3ヶ月以上投与しても
よい。コルチコステロイドを更に頻繁に、例えば1日当たり2回、3回又は4回投与して
もよい。
上記方法は、市販のコルチコステロイド製剤よりも噴霧時間が短い。1つの変形例にお
いては、噴霧時間が約5.0分以下である。別の1つの変形例においては、噴霧時間が約
4.0分以下である。さらに別の1つの変形例においては、噴霧時間が約3.0分以下で
ある。いくつかの事例においては、噴霧時間が約2.0分未満であってもよい。
1つの変形例においては、上記方法は、約0.30mg以下の用量のコルチコステロイ
ドを少なくとも1日2回投与するステップを具え、前記用量は、コルチコステロイド製剤
の噴霧によって投与し、少なくとも7日間投与したときに、約5分未満のTmax、及び
、初期用量の1.5倍以上に増加したAUC0−infを特徴とする薬物動態的特性をも
たらす。ここで、上記薬物動態的特性は、AUC0−infに対するCmaxの比率が予
め定めた時間に渡って略一定であること、Cmaxが約850pg/mlより小さいこと
、AUC0−infが75,000pg−min/mlを超えないこと、又は、これらの
組合せをさらなる特徴としていてもよい。ここで用いているように、「Cmax」という
用語は、投与後の最大血漿中濃度として定義される。また、「Tmax」は、最大血漿中
濃度になるまでの時間として定義される。「AUC」は、通常、血漿薬剤濃度−時間曲線
の下の開示時点から無限まで計算した合計面積である「AUC0−inf」を意味する。
ここで、Cmax、Tmax及びAUC値は、通常それぞれ、pg/ml、min(分)
、及び、pg−min/mlの単位で測定する。
いくつかの変形例においては、呼吸器疾患を治療する上記方法において、約0.30m
g以下の用量のブデソニドを少なくとも1日2回投与するステップを具え、ブデソニド用
量の投与は、少なくとも7日間繰り返し投与したときに、Tmaxが約5分未満、Cma
が約850pg/ml未満、及び、AUC0−infが初回用量のAUC0−inf
約1.5倍を超えるが、75,000pg−min/mlを超えないことを特徴とする薬
物動態的特性をもたらす。
別の変形例においては、例えば、約0.30mg未満のコルチコステロイドの用量を1
日2回で少なくとも6週間投与したときに、投与したコルチコステロイドのAUC(服用
後の血液中薬剤の合計量の代表)が、6週間に渡って少なくとも2倍になる。1つの変形
例においては、AUCが少なくとも2倍であるときに、AUCが約60,000pg−m
in/mlを超えない。さらに別の変形例においては、AUCが少なくとも2倍であると
きに、AUCが約40,000pg−min/mlを超えない。さらに別の1つの変形例
においては、同じコルチコステロイド量で、治療の6週間に渡ってAUCが3倍になる。
しかしながら、これら上昇したAUCの値は、噴霧療法用の市販のコルチコステロイド製
剤と通常同じであるか又はそれより小さく、以下で更に解明するように、その特性は、安
全でかつ副作用がないと分かっている。上記方法は、Cmax値(投与後の最大血漿中濃
度)を増加させることができる。上記投与方法は、最大血漿中濃度を増加させるにもかか
わらず、予め定めた時間に渡ってAUCに対するCmaxの比率を略一定にすることがで
きる。これは、繰り返し行う治療において、全身への暴露を最小限にしながら、治療する
局所的表面積を増加させることを示す傾向がある。
ここに記載する方法は、コルチコステロイドの1つ以上の全身性副作用を低減すること
ができる。1つの変形例においては、上記方法は、噴霧器で約0.30mg未満の用量の
コルチコステロイドを1日2回で少なくとも6週間投与するステップを含み、Cmax
約850pg/ml未満である。
コルチコステロイドの1つ以上の全身性副作用を低減する方法であって、約0.30m
g又はそれより少ないコルチコステロイドを噴霧器で1日2回少なくとも6週間に渡って
投与するステップを具え、AUC0−infが約75,000pg−min/ml未満で
ある方法も記載されている。
投与してもよいコルチコステロイドの用量は約0.05mgから約1.0mgまで変動
する。いくつかの変形例においては、コルチコステロイドの用量が約0.30mg未満で
ある。一例においては、コルチコステロイドの用量が約0.25mg以下である。別の一
例においては、コルチコステロイドの用量が約0.135mg以下である。典型的なコル
チコステロイドは、誘導体、類似化合物及びそれらの塩を含むブデソニドである。コルチ
コステロイドは、界面活性剤、安定化剤、緩衝剤及びその他の添加剤を含む製剤で提供し
てもよい。
ここに記載した方法は、様々な呼吸器疾患を有する患者を治療するのに用いてもよい。
ここで用いているように、「治療又は治療すること」という用語は、呼吸器疾患を示す症
状の改善、回復又は予防を表す。例えば、上記方法を用いて、喘息、慢性閉塞性肺疾患(
慢性閉塞性肺疾患(COPD))、呼吸窮迫症候群、慢性咳嗽及び細気管支炎などの炎症
性気道疾患を治療してもよい。感染性及び腫瘍性気道疾患も意図されている。治療できる
患者は、新生児、幼児、小児及び青少年(小児科年齢群)にまで及ぶ任意の年齢であり得
る。上記方法は成人にも有用である。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
呼吸器疾患の治療方法において、約0.30mg以下の用量のコルチコステロイドを少
なくとも1日2回投与するステップを具え、前記コルチコステロイド用量の投与が、少な
くとも7日間投与したときに、T max が約5分未満になること、及び、AUC 0−in
が初回用量のAUC 0−inf の約1.5倍以上に増加することによって特徴付けられ
る薬物動態的特性をもたらすことを特徴とする方法。
(項目2)
項目1に記載の方法において、前記薬物動態的特性がAUC 0−inf に対するC
ax の比率が予め定めた時間に渡って略一定であることによってさらに特徴付けられてい
る、ことを特徴とする方法。
(項目3)
項目1に記載の方法において、前記薬物動態的特性が約850pg/ml以下のC
ax によってさらに特徴付けられている、ことを特徴とする方法。
(項目4)
項目1に記載の方法において、前記薬物動態的特性が前記AUC 0−inf が約75
,000pg−min/mlを超えないことによってさらに特徴付けられている、ことを
特徴とする方法。
(項目5)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを少なくとも14日間投与す
ることを特徴とする方法。
(項目6)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを少なくとも28日間投与す
ることを特徴とする方法。
(項目7)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを少なくとも42日間投与す
ることを特徴とする方法。
(項目8)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを少なくとも3ヶ月間投与す
ることを特徴とする方法。
(項目9)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイド用量を噴霧によって投与する
ことを特徴とする方法。
(項目10)
項目9に記載の方法において、。前記T max がコルチコステロイドの噴霧時間と略
同一であることを特徴とする方法。
(項目11)
項目10に記載の方法において、T max 及び噴霧時間がそれぞれ約5.0分以下で
あることを特徴とする方法。
(項目12)
項目10に記載の方法において、T max 及び噴霧時間がそれぞれ約4.0分以下で
あることを特徴とする方法。
(項目13)
項目10に記載の方法において、T max 及び噴霧時間がそれぞれ約3.0分以下で
あることを特徴とする方法。
(項目14)
項目10に記載の方法において、T max 及び噴霧時間がそれぞれ約2分以下である
ことを特徴とする方法。
(項目15)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを約0.22mgから約0.
27mgの用量で投与することを特徴とする方法。
(項目16)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを約0.10mgから約0.
15mgの用量で投与することを特徴とする方法。
(項目17)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを約0.25mg以下の用量
で投与することを特徴とする方法。
(項目18)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドを約0.135mg以下の用
量で投与することを特徴とする方法。
(項目19)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイドが、21−アセトキシプレグ
ネノロン及びアルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベータ
メタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、シクレソニド、クロベタゾール、クロベタ
ゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾ
ール、デフラザコート、デスシクレソニド、デソニド、デスオキシメタゾン、デクサメタ
ゾーン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルア
ザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、
フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フ
ルペロロン、フルプレドニリデンアセタート、フルプレドニソロン、フルランドレノリド
、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロベタソールプロピオ
ン酸塩、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ハイドロコルタメート、ヒドロコルチゾン、
ロテプレドノールエタボネート、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプ
レドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレ
ドニゾロン、プレドニゾロン25−ジエチルアミノ−アセタート、リン酸プレドニゾロン
ナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコル
トール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド
、トリアムシノロンヘキサセトニド、並びに、これらの誘導体、類似化合物、塩及び組合
せからなる群より選択されることを特徴とする方法。
(項目20)
項目19に記載の方法において、前記コルチコステロイドがブデソニドであることを
特徴とする方法。
(項目21)
項目20に記載の方法において、界面活性剤、リン脂質、EDTA又はこれらの組合
せを具える製剤中で前記ブデソニドを投与することを特徴とする方法。
(項目22)
項目1に記載の方法において、前記肺疾患が喘息であることを特徴とする方法。
(項目23)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイド用量の投与を繰り返すことを
特徴とする方法。
(項目24)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイド用量を小児患者に投与するこ
とを特徴とする方法。
(項目25)
項目1に記載の方法において、前記コルチコステロイド用量を成人患者に投与するこ
とを特徴とする方法。
(項目26)
呼吸器疾患の治療方法において、約0.30mg以下の用量のブデソニドを少なくとも
1日2回投与するステップを具え、前記ブデソニド用量の投与が、少なくとも7日間投与
したときに、T max が約5分未満になること、C max が約850pg/ml未満にな
ること、及び、AUC 0−inf が初回用量のAUC 0−inf の約1.5倍以上に増加
するが、75,000pg−min/mlを超えないことによって特徴付けられる薬物動
態的特性をもたらすことを特徴とする方法。
(項目27)
呼吸器疾患を治療する方法において、呼吸器疾患を有する患者に0.30mg以下の用
量のコルチコステロイドを噴霧によって1日2回で少なくとも6週間投与するステップを
具え、前記投与したコルチコステロイドのAUC 0−inf が6週間に渡って少なくとも
2倍になることを特徴とする方法。
(項目28)
項目27に記載の方法において、前記コルチコステロイドが、21−アセトキシプレ
グネノロン及びアルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベー
タメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、シクレソニド、クロベタゾール、クロベ
タゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバ
ゾール、デフラザコート、デスシクレソニド、デソニド、デスオキシメタゾン、デクサメ
タゾーン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フル
アザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド
、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸
フルペロロン、フルプレドニリデンアセタート、フルプレドニソロン、フルランドレノリ
ド、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロベタソールプロピ
オン酸塩、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ハイドロコルタメート、ヒドロコルチゾン
、ロテプレドノールエタボネート、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチル
プレドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プ
レドニゾロン、プレドニゾロン25−ジエチルアミノ−アセタート、リン酸プレドニゾロ
ンナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコ
ルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニ
ド、トリアムシノロンヘキサセトニド、並びに、これらの誘導体、類似化合物、塩及び組
合せからなる群より選択されることを特徴とする方法。
(項目29)
項目28に記載の方法において、前記コルチコステロイドがブデソニドであることを
特徴とする方法。
(項目30)
項目29に記載の方法において、前記ブデソニドが服量約0.25mgの中で投与さ
れることを特徴とする方法。
(項目31)
項目30に記載の方法において、前記AUC 0−inf が、約21,000pg−m
in/mlから約33,000pg−min/mlまで上昇するが、60,000pg−
min/mlを超えないことを特徴とする方法。
(項目32)
項目29に記載の方法において、前記ブデソニドを約0.135mgの用量で投与す
ることを特徴とする方法。
(項目33)
項目32に記載の方法において、前記AUC 0−inf が約10,000pg−mi
n/mlから約22,000pg−min/mlまで上昇するが、40,000pg−m
in/mlを超えないことを特徴とする方法。
(項目34)
項目27に記載の方法において、前記呼吸器疾患が喘息であることを特徴とする方法

(項目35)
コルチコステロイドの1つ又はそれ以上の全身性副作用を低減する方法において、約0
.30mg以下の用量のコルチコステロイドを噴霧器で1日2回少なくとも6週間投与す
るステップを具え、前記C max が約850pg/ml未満であることを特徴とする方法

(項目36)
項目35に記載の方法において、前記コルチコステロイドがブデソニドであることを
特徴とする方法。
(項目37)
項目36に記載の方法において、前記ブデソニドを0.25mg以下の用量で投与す
ることを特徴とする方法。
(項目38)
項目36に記載の方法において、前記ブデソニドを0.135mg以下の用量で投与
することを特徴とする方法。
(項目39)
項目35に記載の方法において、前記全身性副作用がコルチゾール低下であることを
特徴とする方法。
(項目40)
項目35に記載の方法において、前記コルチコステロイドを噴霧によって投与するこ
とを特徴とする方法。
(項目41)
項目35に記載の方法において、コルチコステロイドを投与して前記喘息を治療する
ことを特徴とする方法。
(項目42)
コルチコステロイドの1つ又はそれ以上の全身性副作用を低減する方法において、約0
.30mg以下の用量のコルチコステロイドを噴霧器で1日2回少なくとも6週間投与す
るステップを具え、前記AUC 0−inf が約75,000pg−min/ml未満であ
ることを特徴とする方法。
(項目43)
項目42に記載の方法において、前記コルチコステロイドがブデソニドであることを
特徴とする方法。
(項目44)
項目42に記載の方法において、前記全身性副作用がコルチゾール低下であることを
特徴とする方法。
(項目45)
項目42に記載の方法において、前記コルチコステロイドを噴霧によって投与するこ
とを特徴とする方法。
(項目46)
項目42に記載の方法において、コルチコステロイドを投与して前記喘息を治療する
ことを特徴とする方法。
図1は、表6に示されている0.25mg/1.5mlのブデソニド製剤の噴霧によって得られた平均血漿ブデソニド濃度−時間プロファイルの図である。 図2は、第1投薬量及び治療の6週後(第42日)に、表6に示されている製剤によって与えられる0.25mgのブデソニドの用量によって得られた平均最大血漿中濃度の図である。 図3は、表6に示されている0.135mg/1.5mlものブデソニド製剤の噴霧によって得られた平均血漿ブデソニド濃度−時間プロファイルの図である。 図4は、第1投薬量及び治療の6週後(第42日)に、表6に示されている製剤によって与えられる0.135mgのブデソニドの用量によって得られた平均最大血漿中濃度の図である。
噴霧したコルチコステロイドを用いて呼吸器疾患を治療する方法をここに記載する。上
記方法は、市販の製剤よりも噴霧時間が短いコルチコステロイドの1回分を少なくとも1
日1回投与する。例えば、上記噴霧時間は、約5.0分以下、約4.0分以下、約3.0
分以下、又は、約2.0分以下であってもよい。この投与療法は患者の利便性を向上し、
従って患者のコンプライアンスを改善することができる。さらに、以下で説明するように
、投与したコルチコステロイドが示す予期しない薬物動態によって、同様の治療的効果を
達成しながら、市販の製剤よりも低い用量でコルチコステロイドを用いることができる。
これは、コルチコステロイドの全身への暴露を減らすことによって、結果的に患者の安全
性を向上させる。
ここに記載されている方法は、コルチコステロイドを少なくとも1日1回投与する。し
かしながら、コルチコステロイド投与は、繰り返して行ってもよく、又は、より頻繁に投
与してもよい。例えば、コルチコステロイドは、1日当たりに、少なくとも2回、少なく
とも3回、又は、少なくとも4回投与してもよい。スケジュールを変更してもよい。例え
ば、コルチコステロイドは、1日2回で少なくとも1週間(7日)、1日2回で少なくと
も約2週間(14日)、1日2回で少なくとも3週間(21日)、1日2回で少なくとも
4週間(28日)、1日2回で少なくとも5週間(35日)、又は、1日2回で少なくと
も6週間(42日)、又は、さらに多く投与してもよい。いくつかの変形例において、コ
ルチコステロイドは、1日2回で2日ごとに、1日2回で3日ごとに、1日2回で4日ご
とに、1日2回で1週間ごとに、1日2回で2週間ごとに、又は、1日2回で4週間ごと
に送り届ける。これらの治療法を必要とする限り継続してもよい。
コルチコステロイドの用量を変えてもよいが、一般的には低用量となるだろう。例えば
、ブデソニドを用いるときに、投与するブデソニドの用量は、約0.30mg未満であっ
てもよい。1つの変形例においては、ブデソニド量が約0.22mgから約0.27mg
である。別の変形例においては、ブデソニド量が約0.10mgから約0.27mgであ
る。他の変形例においては、投与するブデソニドの量が約0.25mg以下である。さら
なる変形例においては、投与するブデソニドの量が約0.135mg以下である。いくつ
かの変形例においては、噴霧器を用いて投与するコルチコステロイドのエアロゾルを生成
してもよい。市販の噴霧器の例には、AERONEBTM及びAERONEB GOTM
噴霧器(Aerogen社、サンフランシスコ、カリフォルニア);PARI LC P
LUSTM、PARI BOYTM N、PARI eflow、PARI LC SI
NUS、PARI SINUSTARTM、PARI SINUNEB、及び、PARI
DURANEBTM噴霧器を含むPARI噴霧器(PARI Respiratory
Equipment社、モンテレー、カリフォルニア);MICRO AIRTM噴霧
器(Omron Healthcare社、ヴァーノンヒルズ、イリノイ);HALOL
ITETM噴霧器(Profile Therapeutics社、ボストン、マサチュ
ーセッツ);RESPIMATTM噴霧器(Boehringer Ingelheim
Ingelheim, Germany);ERODOSETM噴霧器(Aeroge
n社、マウンテンビュー、カリフォルニア);OMRON ELITETM(Omron
Healthcare社、ヴァーノンヒルズ、イリノイ);OMRON MICROA
IRTM(Omron Healthcare社、ヴァーノンヒルズ、イリノイ);MA
BISMISTTMII噴霧器(Mabis Healthcare社、レイクフォレス
ト、イリノイ);LUMISCOPETM6610噴霧器(The Lumiscope
Company社、イーストブランズウィック、ニュージャージー);AIRSEP
MYSTIQUETM噴霧器(AirSep Corporation、バッファロ、ニ
ューヨーク);ACORN−I及びACORN−II(Vital Signs社、トト
ワ、ニュージャージー);AQUATOWERTM噴霧器(Medical Indus
tries America社、アデル、アイオワ);AVA−NEB(Hudson
Respiratory Care Incorporated、テメキュラ、カリフォ
ルニア);AEROCELLTM使い捨てカートリッジを使用したAEROCURREN
TM噴霧器(AerovectRx Corporation、アトランタ、ジョージ
ア);CIRRUS(Intersurgical Incorporated、リバプ
ール、ニューヨーク);DART(Professional Medical Pro
ducts社、グリーンウッド、サウスカロライナ);DEVILBISSTMPULM
O AIDE(DeVilbiss Corp、サマセット、ペンシルベニア);DOW
NDRAFTTM(Marquest社、エングルウッド、コロラド);FAN JET
(Marquest社、エングルウッド、コロラド);MB−5(Mefar社、ボヴェ
ッツォ、イタリア);MISTY NEBTM(Baxter社、バレンシア、カリフォ
ルニア);SALTER 8900(Salter Labs社、アーヴィン、カリフォ
ルニア);SIDESTREAMTM(Medic−Aid社、サセックス、イギリス)
;UPDRAFT−IITM(Hudson Respiratory Care社、テ
メキュラ、カリフォルニア);WHISPER JETTM(Marquest Med
ical Products社、エングルウッド、コロラド);AIOLOSTM(Ai
olos Medicnnsk Teknik社、カルルスタード、スウェーデン);I
NSPIRONTM(Intertech Resources社、バノックバーン、イ
リノイ);OPTIMISTTM(Unomedical社、マッカレン、テキサス);
PRODOMOTM及びSPIRATM(Respiratory Care Cent
er社、ヘメーンリンナ、フィンランド);AERxTM、EssenceTM及びUl
traTM噴霧器(Aradigm Corporation、ヘーワード、カリフォル
ニア);SONIKTMLDI噴霧器(Evit Labs社、サクラメント、カリフォ
ルニア);及び、SWIRLER(商標) Radioaerosol System(
AMICI社、スプリングシティー、ペンシルベニア)が含まれる。例示的な振動膜、メ
ッシュ又はプレート噴霧器は、R.Dhand(Respiratory Care、(
2002年12月)、47(12)、1406−1418頁)に記載されている。
ここに記載する方法を用いて治療することができる呼吸器疾患は、限定されないが、喘
息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気腫、気管支炎、細気管支炎、肺炎、太い気道及び
細い気道の腫瘍、並びに、呼吸窮迫症候群を含む。治療することができる患者は、新生児
、幼児、小児及び青少年(小児科年齢群)にまで及ぶ任意の年齢であってもよい。上記方
法は成人にも有用である。
ここに記載する方法は、市販のコルチコステロイド製剤よりもさらに望ましい薬物動態
パラメーターを与えることができる。例示的な市販製剤は、パルミコートレスピュール(
商標)アンプルであり、ここにおいては「パルミコートレスピュール(Pulmicor
t Respules)」と呼ぶ。パルミコートレスピュールは、ブデソニド吸入懸濁液
としてAstrazeneca社(ウィルミントン、デラウエア)が製造販売しており、
2.0mlアンプル当たり、0.25mg、0.50mg及び1.0mgの量で供給され
ている。現在、パルミコートレスピュールは、FDAに承認され、米国の市場に出ている
唯一の小児科喘息治療用の噴霧コルチコステロイド製品である。用量にかかわらず、パル
ミコートレスピュールは毎日1回投与する。
呼吸器疾患を治療する例示的方法
上記方法の1つの変形例において、望ましい薬物動態パラメーターを、無作為抽出の二
重盲検法を用いたプラセボ対照による6週間の試験によって実証した。その試験において
は、有効性、安全性、及び、表6に示されている単位用量ブデソニド製剤(UDB)の薬
物動態を4歳から18歳の205人の喘息患者において評価した。ブデソニドを噴霧器に
よって1日2回で6週間(42日)投与した。1つの亜群においては、ブデソニドを0.
25mgの量で投与した。別の亜群においては、ブデソニドを0.135mgで投与した
。とちらの量による治療も、結果的に喘息の症状を改善した。さらに、表1に示されてい
るように、噴霧時間が短かいことが観察され、治療開始時には平均時間が約4.7分であ
ったが、第6週においては約3.8分まで短縮していた。表2に示されているように、パ
ルミコートレスピュールなどの同等の市販製剤の噴霧時間は、同等の被験者において約8
分又はそれ以上である。
Figure 2013227351

Figure 2013227351

表1に示されているより短い噴霧時間によって、Tmaxs(服用後の血液中薬剤最大
濃度までの時間)がより短くなった。Tmaxsは、2つの用量強度及び0から6週間ま
での治療期間について、平均約4.3分(標準偏差±0.63分)であった。表3及び表
4並びに図1及び図3に示されているように、最大血漿中濃度(Cmaxs)が約5分未
満であることが証明され、噴霧終了時までにほぼCmaxsが得られていたことが示され
た。2つの異なる投薬量の強度について得たCmaxs及びAUC(曲線下面積)は、全
身への暴露によって副作用を誘発するレベルより低かった。表3及び表4を参照すると、
maxは、約670pg/mlから約750pg/mlまで変動し、AUC0−inf
は、約22,000pg−min/mlから約33,000pg−min/mlまで変動
した。これらのレベルは、Murphy et al(Murphy,K.,Noona
n,M.,Silkoff,P.Uryniak,T.,“A 12 Week Mul
ticenter,Randomized,Partially Blinded,Ac
tive Controlled,Parallel−Group Study of
Budesonide Inhaltion Suspention inAdole
scents and Adults with Moderate to Sever
e Persistent Asthma Previously Receiving
Inhaled Corticosteroids with a Metered−
Dose or Dry Powder Inhaler”,Clinical The
rapeutics,Vol.29,No.6,pp.1013−1026,2007年
6月)による臨床研究で見られたものよりも有意に低い。Murphyらによる1.0m
gを1日2回(ビスインディエイ)で投薬する療法は、アストラゼネカ(Astraze
neca)社にがパルミコートレスピュールの薬物動態(パルミコートレスピュール添付
文書の薬物動態セクション)を評価したときのパルミコートレスピュールについてのそれ
と同じであった。1日2回の1.0mgの用量において、重大な安全性の問題(コルチゾ
ールの低下)がFDAによって指摘された。同等の効果を有しながら、UDB投与が結果
的にMurphy et al(及び、従ってパルミコートレスピュール)よりも低いC
max及びAUC値をもたらしたと仮定とすると、全身への暴露がさらに減少することに
よって副作用がさらに減少するだろうと考えられる。
Figure 2013227351

Figure 2013227351
表3及び図2に関して、AUC0−inf(pg−min/mL)が、投薬初期におけ
る約20,849pg−min/mlから、0.25mgブデソニドの服用を6週間繰り
返した後の初回服用時におけるその値が約1.6倍の約33,116pg−min/ml
まで増加したことが示された。Cmaxは、服用の少なくとも42日(6週間)後に2倍
になることが示された。
表4に関して、0.135mgの用量についてのCmaxは、初回服用から第6週の服
用までに約214pg/mlから約672pg/mlに3倍以上になった。対応するAU
0−infoは第6週の服用によって2倍以上になった。Cmax及びAUC0−in
が上昇したにもかかわらず、AUC0−infに対するCmaxの比率及びTmax
比較的一定であった。0.135mgの用量について、Tmaxは6週間に渡って平均4
.4分であった。異なる年齢及び体重の被験者群内の正常な分散内において、AUC0−
infに対するCmaxの比率が約0.02分−1で一定のまま(標準偏差が約0.00
6分−1未満)であった。0.25mgの用量について同様の測定値が得られ、Tmax
が6週間で平均4.1分であり、また、AUC0−infに対するCmaxの比率は、約
0.025分−1で比較的一定のまま(標準偏差が約0.007分−1未満)であった。
理論に拘束されることなく、これは、ブデソニドが堆積して経時的に増加した肺内の局所
的領域から吸収されていることを示していると考えられる。
表5は、比較例として成人におけるブデソニドの投与についての薬物動態的反応を図示
している。ここにおいて、ブデソニド(UDB;表6に示す製剤で与えたもの)0.13
5mgの用量は、パルミコートレスピュール0.25mgの用量に相当していた。また、
ブデソニド(UDB;表6に示す製剤で与えられたもの)0.25mgの用量は、意図し
た治療的効果において、パルミコートレスピュール0.5mgの用量に相当していた。1
日2回で7日(1週間)繰り返して投薬した後に、UDBのAUC0−infが3倍以上
になった一方で、パルミコートレスピュールのAUC0−infは約1.6倍に増加した
。ブデソニドよりもさらに高い吸収を示して、UDBについてのAUC0−infが3倍
になるにもかかわらず、UDBのAUC0−infは、パルミコートレスピュールの対応
する量のAUC0−infを超過することがなかった。このことは、同等の肺服用につい
て、UDB用量がパルミコートレスピュール用量の約半分であったので、全身への暴露が
より少ないことを示している。AUC0−infの大幅な増加を前提として、1週間で測
定すれば、小児において同様の結果が得られていたと考えられる。
Figure 2013227351
全身へのコルチコステロイドの暴露に対する重要な尺度は、血液中の内因性コルチゾー
ル量である。過剰な外因性コルチコステロイドは、副腎皮質の抑制によってコルチゾール
の生来的生成を抑制するだろう。表3及び表4に示すブデソニドを投与した小児において
、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって誘導される血漿コルチゾール量には、治療
6週間後にブデソニドによる視床下部−下垂体−副腎系(HPA)軸の抑制の証拠が認め
られなかった。具体的には、6週間に渡る平均血漿コルチゾール値が、ブデソニド0.2
5mg用量について11.0μg/dlから11.3μg/dlまで、及び、ブデソニド
0.135mg用量について10.8μg/dlから12.0μg/dlまで変化したこ
とがデータによって証明された。これら両方の変化は統計的に有意ではない。要するに、
これらの結果は、表6に与えるブデソニド製剤を1日2回投与したときの効果及び安全性
(全身への暴露/副作用の減少)を証明していた。
少なくとも7日間投与したときに、約0.30mg以下の少なくとも1日2回のブデソ
ニド用量が、Tmaxが約5分未満にし、また、AUC0−infを初回服用のAUC
−infの約1.5倍以上に増加させることを特徴とする薬物動態的特性をもたらす可能
性があることが臨床試験データで証明された。ここで、薬物動態的特性は、AUC0−i
nfに対するCmaxの比率が予め定めた時間に渡って略一定であること、Cmaxが約
850pg/ml以下であること、及び、AUC0−infが約75,000pg−mi
n/mlを超えないことによっても特徴付けることができる。
0.30mg以下の用量のブデソニドを噴霧して6週間に渡って1日2回投与すること
によって、AUC0−infが6週間で少なくとも2倍になる可能性があることもデータ
で示された。そのような投与は、約850pg/ml未満のCmaxをもたらす可能性も
ある。
製剤
ここに記載した方法と共に噴霧に適した任意のコルチコステロイド製剤を用いてもよい
。使用してもよい適切なコルチコステロイドは、限定されないが、21−アセトキシプレ
グネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベータ
メタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、シクレソニド、クロベタゾール、クロベタ
ゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾ
ール、デフラザコート、デスシクレソニド、デソニド、デスオキシメタゾン、デクサメタ
ゾーン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルア
ザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、
フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フ
ルペロロン、フルプレドニリデンアセタート、フルプレドニソロン、フルランドレノリド
、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、ハロベタソールプロピオ
ン酸塩、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ハイドロコルタメート、ヒドロコルチゾン、
ロテプレドノールエタボネート、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプ
レドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレ
ドニゾロン、プレドニゾロン25−ジエチルアミノ−アセタート、リン酸プレドニゾロン
ナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコル
トール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド
、トリアムシノロンヘキサセトニド、及び、誘導体、類似化合物、鏡像異性体形態、立体
異性体、無水物、酸付加塩、塩基塩、溶媒和物、及び、これらの組合せを含む。1つの変
形例においては、コルチコステロイドがブデソニドである。
製剤は、賦形剤及び/又は添加剤を含んでいてもよい。使用できる適切な賦形剤及び/
又は添加剤は、1つ以上の界面活性剤、リン脂質、溶解性向上剤、表面改質剤、酸化防止
剤、キレート剤又はこれらの組合せを含む。有用な表面の安定化剤は、限定されないが、
ポリオキシエチレンソルビタンエステル及びポリソルベート80などの非イオン性表面安
定化剤を含む。有用なリン脂質は、限定されず、レシチンNF等級又はレシチンNFを含
む合成リン脂質、精製されたレシチン、水素化レシチン、ホスファチジルイノシトール、
ホスファチジルセリン、フォスファチジン酸、不飽和鎖を有する脂質、対応するリゾフォ
スファチド、合成フォスファチジン酸及びこれらの混合物などの陰イオン性リン脂質混合
物を含む大豆又は卵レシチンリン脂質を含む。キレート剤は、限定されないが、シクロデ
キストリン、クロモグリケート、カフェインを含むキサントゲン酸塩、ペグ化剤、クラウ
ンエーテル、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)又はそのジナトリウム塩などの塩、ク
エン酸及びその塩、ニトリロ三酢酸及びその塩を含む。酸化防止剤は、限定されないが、
ビタミン、プロビタミン、アスコルビン酸、ビタミンE又は、それらの塩若しくはエステ
ルを含む。
使用できるその他の添加剤は、限定されないが、1つ以上の包接複合体、pH緩衝剤、
張度調整剤、結合剤、充填剤、平滑剤、沈澱防止剤、甘味料、香料、保存剤、湿潤剤、崩
壊剤及び発泡剤を含む。
適切な保存剤の例は、ソルビン酸カリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン、安息
香酸及びその塩、ブチルパラベンなどのパラオキシ安息香酸の他のエステル、エチルアル
コール又はベンジルアルコールなどのアルコール、フェノールなどのフェノール類、又は
、塩化ベンザルコニウムなどの第四級化合物である。
典型的な製剤
ここに記載した方法と共に用いてもよい例示的製剤は、界面活性剤、リン脂質及びED
TA、及び、ブデソニドの1つ又はそれ以上を含んでいてもよい。いくつかの変形例にお
いては、上記製剤が、微粉化されたブデソニド、ポリソルベート80、水素化された大豆
レシチン及びEDTAを含む。例えば、上記製剤は、約0.0031重量%〜約0.02
5重量%の微粉化されたブデソニド、約0.0001重量%〜約1.0重量%のポリソル
ベート80、約0.00016重量%〜約0.00125重量%の水素化された大豆レシ
チン、及び、約0.0001重量%〜約5.0重量%のEDTAを具えていてもよい。1
つの変形例においては、製剤が約0.005重量%のEDTAを含む。例示的ブデソニド
製剤を表6に示す。これらの製剤は実施例1に記載されているプロセスで作ってもよい。
Figure 2013227351
本発明は、以下の非限定的な実施例によってさらに理解されるだろう。
実施例1:ブデソニド製剤の調製
ブデソニド粒子状物質を最初に処理して無菌性原薬中間体分散液を得て、それをさらに
処理して最終エアロゾル製剤にして単位用量ブデソニド製剤を作る。最初の処理において
、結晶性ブデソニド出発物質を粉砕するステップに供して、ブデソニド粒子状物質のサイ
ズを小さくする。粉砕ステップは、ポリソルベート80(ツウィーン80)の希薄溶液及
び破砕媒体中において、結晶性ブデソニド出発物質を実質的に直径が小さくなるまで粉砕
することによって行う。続いて、水素化された大豆レシチン及びエデト酸ナトリウムを添
加することによって得たブデソニド粒子状物質を安定化させる。その後、得られた濃縮原
薬中間体分散液を殺菌する。さらに、無菌性シトラートで緩衝した等張食塩水液を添加し
て、原薬中間体分散液を適切な濃度に無菌的に希釈することによって、所望のエアロゾル
製剤に加工する。エアロゾル製剤の最終pHは、pH約4からpH約7であってもよい。
希釈目的で加えるクエン酸ナトリウム又はクエン酸の量を加減することによって所望のp
Hを得てもよいことは当然である。

Claims (1)

  1. 本願明細書に記載された発明。
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