JP2013226931A - インストルメントパネルの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インストルメントパネルの外観見栄えを悪化させることなく取付部が安定して挟持されるようにして、インストルメントパネルの車体パネルへの取付け位置精度と取付け剛性とを向上する。
【解決手段】インストルメントパネル7は、上方に開放する開口部11が車両前端寄りに形成されたインストルメントパネル本体9と、開口部11を上方から覆うスピーカーグリル21と、開口部11の少なくとも車両前側を含む周縁からこの周縁に沿うように下方に向けて一体に突設された立壁部15とを備える。下側挟持片17は、立壁部15に一体に突設される。
【選択図】図6

Description

本発明は、インストルメントパネルを車体パネルに取り付ける取付構造に関するものである。
特許文献1に開示された取付構造では、車両のフロントウインドガラス下方の車体パネルに取付部が車幅方向に沿うように車両後方に向けて突設されている。一方、車室内部の前端に配置される樹脂製インストルメントパネルは、インストルメントパネル本体の前端部に立壁部が上方に向けて立設され、該立壁部の上端縁には上側挟持片が、中途部の車室外側の面には下側挟持片が、それぞれ互いに上下方向に隙間をあけて車両前方に向けて一体に突設されている。そして、上記取付部を上記上側挟持片と下側挟持片との間の隙間に挿入して上側挟持片と下側挟持片とによって上記取付部を上下から挟持することで上記インストルメントパネルを車体パネルに取り付けている。
特開2011−131718号公報
しかし、上記特許文献1のようなインストルメントパネルの取付構造では、特に立壁部の中途部に形成された下側挟持片をその剛性向上のために分厚くすると、立壁部の下側挟持片に対応する車室内側の面にヒケが生じてこのヒケが車両乗員に視認されやすい位置で露出して、インストルメントパネルの外観見栄えを悪化させるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インストルメントパネルの外観見栄えを悪化させることなく取付部が安定して挟持されるようにして、インストルメントパネルの車体パネルへの取付け位置精度と取付け剛性とを向上することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、下側挟持片の突設箇所である立壁部をインストルメントパネル本体の開口部周縁に下方に向けて一体に突設し、上記開口部をリッド部材で上方から覆うようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、車両のフロントウインドガラス下方の車体パネルに取付部が車幅方向に沿うように車両後方に向けて突設されているとともに、樹脂製インストルメントパネルの略水平なアッパパネル部前端側の裏側に上側挟持片と下側挟持片とが互いに上下方向に隙間をあけて車両前方に向けて一体に突設され、上記取付部を上記上側挟持片と下側挟持片との間の隙間に挿入して上側挟持片と下側挟持片とによって上記取付部を上下から挟持することで、上記インストルメントパネルを車体パネルに取り付ける取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記インストルメントパネルは、上方に開放する開口部が車両前端寄りに形成されたインストルメントパネル本体と、上記開口部を上方から覆うリッド部材と、上記開口部の少なくとも車両前側を含む周縁から該周縁に沿うように下方に向けて一体に突設された立壁部とを備え、上記下側挟持片は、上記立壁部に一体に突設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記リッド部材は、板状のリッド本体部と、該リッド本体部の裏面に突設された係止片とを備え、上記立壁部には、係止部が上記隙間よりも下方に形成され、上記リッド部材で上記開口部を覆った状態で、上記リッド部材のリッド本体部の前側端縁が上記隙間よりも上方で上記インストルメントパネル本体の開口部の前側周縁に上方から当接するとともに、上記リッド部材の係止片が上記立壁部の係止部に下方から当接して係止することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記立壁部の上下方向中途部には、その下端側が上端側よりも開口部内側に位置するように段部が形成され、上記隙間は、上記段部よりも上端側に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記インストルメントパネル本体の開口部の車両前側には曲部が形成され、上記立壁部は、上記開口部の上記曲部を含む周縁に一体に突設され、上記下側挟持片は、上記立壁部の曲部対応箇所に突設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、立壁部に下側挟持片の分厚さに起因するヒケが生じても、リッド部材で覆われて車室内側に露出しない。したがって、下側挟持片を分厚くしてその剛性を高めても、インストルメントパネルの外観見栄えを悪化させることがなく、取付部の挟持状態を安定させることができる。
また、仮に、上側挟持片の分厚さに起因するヒケがアッパパネル部表面に生じても、そのヒケは略水平なアッパパネル部における車両乗員から離れた前端側に位置するので、車両乗員から視認しにくい。したがって、上側挟持片を分厚くしてその剛性を高めても、インストルメントパネルの外観見栄えを悪化させることがなく、取付部の挟持状態を安定させることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、立壁部の隙間対応箇所がリッド本体部の前側端縁と係止片とで上下方向から挟まれてその剛性が高められて変形しにくくなっているので、インストルメントパネルを車体パネルに取り付けるときに上記立壁部に荷重がかかっても、該立壁部の隙間対応箇所が歪みにくい。したがって、隙間自体の歪みが抑制され、その結果、取付部の挟持状態を安定させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、立壁部に段部を形成しているので、立壁部を平坦に形成した場合に比べ、立壁部の剛性が高められる。したがって、立壁部に突設された下側挟持片が安定し、その結果、取付部の挟持状態を安定させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、その剛性が高められた立壁部の曲部対応箇所に下側挟持片を突設しているので、下側挟持片が安定し、その結果、取付部の挟持状態をさらに安定させることができる。
以上、請求項1〜4に記載の発明によれば、取付部の挟持状態を安定させることができるので、インストルメントパネルの車体パネルへの取付け位置精度と取付け剛性とを向上させることができる。
スピーカーグリルが取り付けられた状態のインストルメントパネルを車室内側から見た斜視図である。 スピーカーグリルが取り付けられていない状態のインストルメントパネルの車両前方左側端部近傍を拡大して示す斜視図である。 スピーカーグリルが取り付けられた状態の図2相当図である。 図1の矢印Aで示される箇所のインストルメントパネルを裏側から見た斜視図である。 図1の矢印Bで示される箇所のインストルメントパネルを裏側から見た斜視図である。 インストルメントパネルを車体パネルに取り付けた状態における図1のC−C線に対応する断面図である。 インストルメントパネルを車体パネルに取り付けた状態における図1のD−D線に対応する断面図である。 インストルメントパネル本体の開口部周りの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図6及び図7は、車両のフロントウインドガラス1周りを示す。同図に示すように、フロントウインドガラス1下方には、車室内とエンジンルームを仕切る車体パネルとしての金属製のダッシュボード5が配設され、このダッシュボード5には、板状の取付部3が車幅方向に沿うように車両後方に向けて突設されている。このダッシュボード5には、樹脂製インストルメントパネル7が取り付けられている。また、フロントウインドガラス1の下端近傍には、インストルメントパネル7の前端がシール材41を介して取り付けられている。
上記インストルメントパネル7は、図1〜5にも示すように、その主体をなすインストルメントパネル本体9を備えている。このインストルメントパネル本体9は、車幅方向に若干前下がりに(略水平に)延びるアッパパネル部9aと、該アッパパネル部9aの後端全幅から下方に延びるロアパネル部9bとで断面略L字状に形成されている。上記アッパパネル部9aは、その主体をなす一般面部9cと、該一般面部9cの前端全幅から段差部9dを介して該一般面部9cよりも若干上側で車両前方に向かって一体に延出する前端部9eとを備えている。
上記前端部9e(アッパパネル部9a前端側)の車幅方向両端近傍にはそれぞれ、図2及び図8に示すように、上方に開放する開口部11が車幅方向に延びる略矩形状に形成されている一方、これら開口部11の車幅方向内側の前端部9eには、車幅方向に延びる1対のフロントデフロスターエア吹出口10が車幅方向に間隔をあけて形成されている。
上記開口部11の車両前側の車幅方向両側には、曲部としての角部11aが形成されている。車幅方向内側の角部11a周りの前端部(インストルメントパネル本体9)9eの裏面(下面)には、特に図4に示すように、板面を車幅方向に向けた板状の2対の上側挟持片13a,13bが、角部11aを車幅方向に挟んで車両前方に向けて互いに平行に一体に突設されている。車幅方向外側の1対の上側挟持片13bの板面が、車幅方向内側の1対の上側挟持片13aの板面よりも小さく形成されている。
また、上記両フロントデフロスターエア吹出口10の間の前端部9eの裏面(下面)には、特に図5に示すように、板面を車幅方向に向けた板状の2対の上側挟持片13cが、車両前後方向の位置が上記上側挟持片13a、13bと対応するように、車両前方に向けて一体に互いに平行に突設されている。上記2対の上側挟持片13cの板面の大きさは、互いに等しくなっている。
また、各開口部11の車両前側及び車幅方向両側の周縁には、板状立壁部15が該周縁に沿うように下方に向けて一体に連続して突設されている。したがって、上記開口部11の角部11aにも、上記立壁部15が一体に突設されている。この立壁部15の上下方向中途部には、その下端側が上端側よりも開口部11内側に位置するように段部15aが形成されている。
上記立壁部15の車両前側の車幅方向内側端部、すなわち上記車幅方向内側の角部11a対応箇所には、特に図4及び図6に示すように、平面視でハット形状をなす下側挟持片17が、上記上側挟持片13a,13bとの間に上下方向に隙間S1をあけて車両前方に向けて突設されている。該下側挟持片17は、立壁部15の上端近傍、詳しくは上記段部15aの若干上側で車幅方向に延びる上壁部17aと、該上壁部17aの両端から下方に延びる一対の側壁部17bと、両側壁部17bの下端から車幅方向外側に延びる下端壁部17cとで構成されている。詳しくは、上記隙間S1は、当該下側挟持片17の上壁部17a上面と上記上側挟持片13a,13bの下側端面との間に形成され、上記段部15aよりも立壁部15の上端側に位置している。
さらに、上記下側挟持片17形成箇所よりも車幅方向外側の立壁部15には、平面視で略凸字状をなす3つの係止孔19が、上記隙間S1よりも下方に互いに車幅方向に略等しい間隔をあけて形成されている。
また、上記両フロントデフロスターエア吹出口10の間の前端部9eの裏面(下面)には、特に図5及び図7に示すように、板面を車両前後方向に向けて下方に突出する矩形状の前壁部12aと、該前壁部12aを車両後側で車幅方向両側から支持する三角形状の1対の側壁部12bとでコ字状に形成された突出片12が一体に突設されている。この突出片12の車両前後方向の位置は、上記下側挟持片17と対応している。上記突出片12の前壁部12aには、平面視でハット形状をなす下側挟持片20が、上記上側挟持片13cとの間に上下方向に隙間S2をあけて車両前方に向けて一体に突設されている。この下側挟持片20は、上記下側挟持片17と同様に、前壁部12aの上端近傍で車幅方向に延びる上壁部20aと、該上壁部20aの両端から下方に延びる一対の側壁部20bと、両側壁部20bの下端から車幅方向外側に延びる下端壁部20cとで構成されている。
上述のように構成されたインストルメントパネル本体9の各開口部11は、リッド部材としてのスピーカーグリル21で上方から覆われている。このスピーカーグリル21は、上記開口部11を覆う略長方形板状のリッド本体部としてのグリル本体部23を備えている。図6に示すように、このグリル本体部23の車両前側端縁の表側には、車両前方に向けて裏側に傾斜する前側表傾斜面23aが形成されている一方、該車両前側端縁の裏側には、車両前方に向けて表側に傾斜する前側裏傾斜面23bが形成されている。そして、これら前側表傾斜面23aと前側裏傾斜面23bとの間には、車幅方向全体に亘って前側端面23cが形成されている。また、このグリル本体部23の車両後側端縁の表側には、車両後方に向けて裏側に傾斜する後側表傾斜面23dが形成されている一方、該車両後側端縁の裏側には、車両後方に向けて表側に傾斜する後側裏傾斜面23eが形成されている。そして、これら後側表傾斜面23dと後側裏傾斜面23eとは、その後端で直接連結されている。なお、グリル本体部23には、複数の透音孔が形成されているが、便宜上その図示を省略している。
また、上記グリル本体部23裏面の車両前側端縁近傍には、車幅方向から見た断面が略くの字状をなす3つの板状係止片25が、その先端を車両前方に向け、かつ上記インストルメントパネル本体9の係止孔19に対応するように互いに車幅方向に略等しい間隔をあけて突設されている。
さらに、上記グリル本体部23裏面の車両後側端縁近傍には、板面を車両前後方向に向けた2つの板状突出片部27が互いに車幅方向に間隔をあけて突設され、各突出片部27には、突出端側に開放する略コ字状のスリット29が形成され、当該スリット29により囲まれる領域が、車両前方に撓み可能な状態で車両後方に膨出する可撓性爪部31を構成している。
また、上記グリル本体部23裏面における上記係止片25及び突出片部27の形成箇所よりも車両前後方向内側には、ボルト挿通孔33を有する3つのボス部35が互いに間隔をあけて突設され、これらボルト挿通孔33にボルト37を挿通することでスピーカー39のフランジ部39aが裏面側からスピーカーグリル21に取り付けられている。
上述のように構成されたスピーカーグリル21をインストルメントパネル本体9に取り付けるにはまず、スピーカーグリル21にスピーカー39を取り付けた状態で、スピーカーグリル21の裏側をインストルメントパネル本体9側に向けてスピーカーグリル21を開口部11に対応させ、上記グリル本体部23の車両前側端縁(係止片25側端縁)が、車両後側端縁(突出片部27側端縁)よりもインストルメントパネル本体9に接近するようにスピーカーグリル21を傾けて、スピーカーグリル21の係止片25先端を上記インストルメントパネル本体9の係止孔19に挿入して係止孔19の立壁部15基端側周縁に立壁部15先端側から当接させて係止する。次に、この状態で、スピーカーグリル21の車両後側端縁(突出片部27側端縁)を上記インストルメントパネル本体9側に押圧する。これにより、上記爪部31が上記インストルメントパネル本体9の開口部11の車両後側周縁に内側に押されて撓み、該開口部11の車両後側周縁を通過して離れ、該開口部11の車両後側周縁の押圧力から解放されて外方に復帰して該開口部11の車両後側周縁に係止し、インストルメントパネル本体9の開口部11がスピーカーグリル21により覆われる。
そして、上述のように組み立てられたインストルメントパネル7をダッシュボード5に取り付けるには、インストルメントパネル7の車室内側の面の前側端縁に、車幅方向全体に亘ってシール材41を載置した状態で、上記インストルメントパネル7を車両後方からダッシュボード5に接近させてダッシュボード5の取付部3をインストルメントパネル7の上側挟持片13a,13b,13cと下側挟持片17,20との間の隙間S1,S2に挿入する。これにより、上側挟持片13a,13b,13cと下側挟持片17,20とによって上記取付部3が上下から挟持される。また、上記シール材41上部がフロントウインドガラス1に接着して上記インストルメントパネル7の前側端縁がシール材41を介してフロントウインドガラス1に固定される。この状態で、スピーカーグリル21のグリル本体部23の前側端縁、詳しくは、前側裏傾斜面23bが上記隙間S1よりも上方で上記インストルメントパネル本体9の開口部11の前側周縁に上方から当接するとともに、上記スピーカーグリル21の係止片25が上記立壁部15の係止孔19に挿入されて該係止孔19の上側周縁19aに下方から当接して係止している。したがって、係止孔19の上側周縁19aが係止部を構成している。さらに、上記スピーカーグリル21のグリル本体部23の後側端縁、詳しくは、後側裏傾斜面23eが上記インストルメントパネル本体9の開口部11の後側周縁に上方から当接している。
上記ダッシュボード5の取付部3の隙間S1,S2への挿入操作時、立壁部15の隙間S1対応箇所がグリル本体部23の前側端縁と係止片25とで上下方向から挟まれてその剛性が高められて変形しにくくなっているので、インストルメントパネル7をダッシュボード5に取り付けるときに上記立壁部15に荷重がかかっても、該立壁部15の隙間S1対応箇所が歪みにくい。したがって、隙間S1自体の歪みが抑制され、その結果、取付部3の挟持状態を安定させることができる。
したがって、本実施形態によれば、立壁部15に下側挟持片17の分厚さに起因するヒケが生じても、スピーカーグリル21で覆われて車室内側に露出しない。したがって、下側挟持片17を分厚くしてその剛性を高めても、インストルメントパネル7の外観見栄えを悪化させることがなく、取付部3の挟持状態を安定させることができる。
また、仮に、上側挟持片13a,13bの分厚さに起因するヒケがアッパパネル部9a表面に生じても、そのヒケは略水平なアッパパネル部9aにおける車両乗員から離れた前端側に位置するので、車両乗員から視認しにくい。したがって、上側挟持片13a,13b,13cを分厚くしてその剛性を高めても、インストルメントパネル7の外観見栄えを悪化させることがなく、取付部3の挟持状態を安定させることができる。
また、突出片12の前壁部12aに下側挟持片20の分厚さに起因するヒケが生じても、前壁部12aは車室内側に露出しない。したがって、下側挟持片20を分厚くしてその剛性を高めても、インストルメントパネル7の外観見栄えを悪化させることがなく、取付部3の挟持状態を安定させることができる。
また、立壁部15に段部15aを形成しているので、立壁部15を平坦に形成した場合に比べ、立壁部15の剛性が高められる。したがって、立壁部15に突設された下側挟持片17が安定し、その結果、取付部3の挟持状態が安定する。
さらに、立壁部15の角部11a対応箇所、すなわちその剛性が高められた立壁部15の交差箇所に下側挟持片17を突設しているので、下側挟持片17が安定し、その結果、取付部3の挟持状態がさらに安定する。
なお、上記実施形態では、リッド部材としてスピーカーグリル21を適用したが、スピーカーグリル21以外のリッド部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、開口部11の車両前側の車幅方向両側に角部11aを曲部として設けたが、該角部11aに代えて、略L字状に角を形成することなく湾曲する湾曲部や、円弧状の部分を曲部として設けてもよい。
本発明は、インストルメントパネルを車体パネルに取り付ける取付構造として有用である。
1 フロントウインドガラス
3 取付部
5 ダッシュボード(車体パネル)
7 インストルメントパネル
9 インストルメントパネル本体
9a アッパパネル部
11 開口部
11a 角部(曲部)
13a,13b 上側挟持片
15 立壁部
15a 段部
17 下側挟持片
19a 上側周縁(係止部)
21 スピーカーグリル(リッド部材)
23 グリル本体部(リッド本体部)
25 係止片
S1 隙間

Claims (4)

  1. 車両のフロントウインドガラス(1)下方の車体パネル(5)に取付部(3)が車幅方向に沿うように車両後方に向けて突設されているとともに、樹脂製インストルメントパネル(7)の略水平なアッパパネル部(9a)前端側の裏側に上側挟持片(13a,13b)と下側挟持片(17)とが互いに上下方向に隙間をあけて車両前方に向けて一体に突設され、上記取付部(3)を上記上側挟持片(13a,13b)と下側挟持片(17)との間の隙間(S1)に挿入して上側挟持片(13a,13b)と下側挟持片(17)とによって上記取付部(3)を上下から挟持することで、上記インストルメントパネル(7)を車体パネル(5)に取り付ける取付構造であって、
    上記インストルメントパネル(7)は、上方に開放する開口部(11)が車両前端寄りに形成されたインストルメントパネル本体(9)と、上記開口部(11)を上方から覆うリッド部材(21)と、上記開口部(11)の少なくとも車両前側を含む周縁から該周縁に沿うように下方に向けて一体に突設された立壁部(15)とを備え、
    上記下側挟持片(17)は、上記立壁部(15)に一体に突設されていることを特徴とするインストルメントパネルの取付構造。
  2. 請求項1に記載のインストルメントパネルの取付構造において、
    上記リッド部材(21)は、板状のリッド本体部(23)と、該リッド本体部(23)の裏面に突設された係止片(25)とを備え、
    上記立壁部(15)には、係止部(19a)が上記隙間(S1)よりも下方に形成され、
    上記リッド部材(21)で上記開口部(11)を覆った状態で、上記リッド部材(21)のリッド本体部(23)の前側端縁が上記隙間(S1)よりも上方で上記インストルメントパネル本体(9)の開口部(11)の前側周縁に上方から当接するとともに、上記リッド部材(21)の係止片(25)が上記立壁部(15)の係止部(19a)に下方から当接して係止することを特徴とするインストルメントパネルの取付構造。
  3. 請求項2に記載のインストルメントパネルの取付構造において、
    上記立壁部(15)の上下方向中途部には、その下端側が上端側よりも開口部(11)内側に位置するように段部(15a)が形成され、上記隙間(S1)は、上記段部(15a)よりも上端側に形成されていることを特徴とするインストルメントパネルの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインストルメントパネルの取付構造において、
    上記インストルメントパネル本体(9)の開口部(11)の車両前側には曲部(11a)が形成され、
    上記立壁部(15)は、上記開口部(11)の上記曲部(11a)を含む周縁に一体に突設され、
    上記下側挟持片(17)は、上記立壁部(15)の曲部(11a)対応箇所に突設されていることを特徴とするインストルメントパネルの取付構造。
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