JP2013226409A - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な呼吸波形が得られるナビゲータ領域の位置を短時間で探し出すことが可能な磁気共鳴装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】プレスキャンPSの前に、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定する。オペレータは、プレスキャンPSが実行されている途中で、ナビゲータ領域の位置を変更する。表示部11には、位置が変更された後のナビゲータ領域の呼吸信号が表示される。オペレータは、表示部11を見ながら、ナビゲータ領域の位置を変更したときに、呼吸信号の波形がどのように変化するかを確認し、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を探し出す。
【選択図】図9
【解決手段】プレスキャンPSの前に、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定する。オペレータは、プレスキャンPSが実行されている途中で、ナビゲータ領域の位置を変更する。表示部11には、位置が変更された後のナビゲータ領域の呼吸信号が表示される。オペレータは、表示部11を見ながら、ナビゲータ領域の位置を変更したときに、呼吸信号の波形がどのように変化するかを確認し、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を探し出す。
【選択図】図9
Description
本発明は、被検体の呼吸信号を取得する磁気共鳴装置およびプログラムに関する。
被検体の呼吸信号を取得する方法として、被検体の呼吸により体動する部位(例えば、横隔膜)にナビゲータ領域を設定し、このナビゲータ領域から磁気共鳴信号を収集するナビゲータ法が知られている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1の方法では、ナビゲータ領域を設定した時点では、良好な呼吸波形が得られるかどうかはわからない。良好な呼吸波形が得られるかどうかを知るためには、実際にスキャンを実行する必要がある。したがって、オペレータはスキャンを開始し、良好な呼吸波形が得られているかどうかを確認する。しかし、良好な呼吸波形が得られなかった場合は、スキャンを一旦停止し、ナビゲータ領域を再設定する必要がある。スキャンを一旦停止してナビゲータ領域を再設定するとなると、オペレータに負担がかかるだけでなく、被検体の検査時間も長くなってしまうという問題がある。したがって、良好な呼吸波形が得られるナビゲータ領域の位置を容易に探し出すことが望まれている。また、呼吸波形(呼吸信号)は、例えば、肺と肝臓との境界の位置の時間変化から得ることができるが、肺と肝臓との境界の位置の検出精度が悪い場合は、良好な呼吸信号も得られない。したがって、肺と肝臓との境界の位置の検出精度を向上させることも望まれている。
本発明の第1の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャンにより得られた呼吸信号をオペレータに表示する表示部と、
前記オペレータによって操作され、前記スキャン中のナビゲータ領域の位置を変更するための情報を入力する操作部と、
前記スキャン中に前記操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更手段と、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御手段とを有する、磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャンにより得られた呼吸信号をオペレータに表示する表示部と、
前記オペレータによって操作され、前記スキャン中のナビゲータ領域の位置を変更するための情報を入力する操作部と、
前記スキャン中に前記操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更手段と、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御手段とを有する、磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャン中に、前記ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段とを有する磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャン中に、前記ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段とを有する磁気共鳴装置である。
本発明の第3の観点は、ナビゲータ領域から被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
表示部に、前記スキャンにより得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御処理と、
前記スキャン中に操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更処理と、
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記表示制御処理は、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する、プログラムである。
表示部に、前記スキャンにより得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御処理と、
前記スキャン中に操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更処理と、
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記表示制御処理は、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する、プログラムである。
本発明の第4の観点は、ナビゲータ領域から被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記スキャン中に、ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記スキャン中に、ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
本発明の第5の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、を有する磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、を有する磁気共鳴装置である。
本発明の第6の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置である。
本発明の第7の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
本発明の第8の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
本発明の第9の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、を有する磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、を有する磁気共鳴装置である。
本発明の第10の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差を算出する面積差算出手段と、
前記面積差算出手段により算出された面積の差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差を算出する面積差算出手段と、
前記面積差算出手段により算出された面積の差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置である。
本発明の第11の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
本発明の第12の観点は、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
ナビゲータ領域の位置を変更することができるので、各位置に設定されたナビゲータ領域から呼吸信号を得ることができる。したがって、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を決定することができる。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体12が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、RFコイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加し、RFコイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体12はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体12の腹部に取り付けられている。受信コイル4は、被検体12からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、制御部9、操作部10、および表示部11などを有している。
シーケンサ5は、制御部9の制御を受けて、パルスシーケンスの情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。
送信器6は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、RFコイル24に電流を供給する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23に電流を供給する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23に電流を供給する。
受信器8は、受信コイル4から受け取った信号に対して信号処理(例えば、検波)を実行する。
制御部9は、シーケンサ5および表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。制御部9は、基準位置設定手段91、位置変更手段92、および表示制御手段93などを有している。
基準位置設定手段91は、ナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定する。
位置変更手段92は、ナビゲータ領域Rnavの位置を変更する。
表示制御手段93は、表示部11に必要な情報が表示されるように、表示部11を制御する。
位置変更手段92は、ナビゲータ領域Rnavの位置を変更する。
表示制御手段93は、表示部11に必要な情報が表示されるように、表示部11を制御する。
制御部9は、基準位置設定手段91、位置変更手段92、および表示制御手段93を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部10は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部9に入力する。表示部11は表示制御手段93の制御に基づいて種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
MR装置100は、上記のように構成されている。
図2は、第1の形態で実行されるスキャンの説明図、図3は撮影部位を概略的に示す図である。
第1の形態では、ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS、および本スキャンMSが実行される。
ローカライザスキャンLSは、ローカライザ画像データを取得するためのスキャンである。ローカライザ画像データは、本スキャンMSにおけるスライス位置を設定するときに使用される画像データであり、また、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域Rnavを設定するときに使用される画像データでもある。ここでは、ナビゲータ領域Rnavは、横隔膜を横切る位置に設定されている。
プレスキャンPSは、ナビゲータ領域Rnavから被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVを含んでいる。ナビゲータ領域Rnavは、横隔膜を横切る位置に設定されているので、ナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行することにより、横隔膜の位置の時間変化を検出することができる。したがって、プレスキャンPSを実行することにより、被検体の呼吸信号を取得することができる。
本スキャンMSでは、ナビゲータシーケンスNAVと、肝臓を含む部位の画像データを取得するためのイメージングシーケンスIMが実行される。
図4は、図2に示すスキャンを実行するときのフローを示す図である。
ステップST1では、ローカライザスキャンLSを実行する。ローカライザスキャンLSにより、ローカライザ画像データが得られる。オペレータは操作部10を操作し、ローカライザ画像データを表示部11に表示させる。図5に、表示部11の画面に表示されたローカライザ画像データDLを概略的に示す。ローカライザ画像データDLを表示部11に表示させた後、ステップST2に進む。
ステップST1では、ローカライザスキャンLSを実行する。ローカライザスキャンLSにより、ローカライザ画像データが得られる。オペレータは操作部10を操作し、ローカライザ画像データを表示部11に表示させる。図5に、表示部11の画面に表示されたローカライザ画像データDLを概略的に示す。ローカライザ画像データDLを表示部11に表示させた後、ステップST2に進む。
ステップST2では、オペレータは操作部10を操作して、ローカライザ画像データDL上にナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定するための情報を入力する。この情報が入力されると、基準位置設定手段91(図1参照)は、入力された情報に基づいて、ローカライザ画像データDL上に、ナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定する。図6に、オペレータによって設定されたナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を示す。本形態では、オペレータは、横隔膜を横切る位置にナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定する。ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、オペレータが操作部10を操作し、プレスキャンPSをスタートさせる。プレスキャンPSがスタートすると、表示部11には、基準位置P1に設定されたナビゲータ領域Rnavから取得された呼吸信号が表示される(図7参照)。
図7は、表示部11に表示された呼吸信号S1を概略的に示す図である。
プレスキャンPSでは、基準位置P1に設定されたナビゲータ領域Rnavから呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVが繰り返し実行される。オペレータは、横隔膜を横切る位置にナビゲータ領域Rnavを設定しているので、プレスキャンPSを開始することにより、横隔膜の位置を検出することができる。横隔膜は被検体の呼吸運動に応じて動くので、横隔膜の位置を検出することにより、被検体の呼吸信号を観測することができる。
プレスキャンPSでは、基準位置P1に設定されたナビゲータ領域Rnavから呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVが繰り返し実行される。オペレータは、横隔膜を横切る位置にナビゲータ領域Rnavを設定しているので、プレスキャンPSを開始することにより、横隔膜の位置を検出することができる。横隔膜は被検体の呼吸運動に応じて動くので、横隔膜の位置を検出することにより、被検体の呼吸信号を観測することができる。
オペレータは、表示部11に表示された呼吸信号S1を参照しながら、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1が、呼吸信号を取得するのに適した位置であるか否かを考える。例えば、呼吸信号S1の振幅が小さすぎたり、呼吸信号S1の波形が乱れている場合は、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1は、呼吸信号を取得するのに適した位置であるとはいえない。また、ナビゲータ領域Rnavの位置を、基準位置P1とは別の位置に変更したたほうが、より良好な呼吸信号を取得できることもあり得る。そこで、オペレータは、プレスキャンPSが実行されている途中で、操作部10を操作し、ナビゲータ領域Rnavの位置を変更するための情報を入力する。この情報が入力されると、位置変更手段92(図1参照)は、入力された情報に基づいて、ナビゲータ領域Rnavの位置を変更する(図8参照)。
図8は、ナビゲータ領域Rnavの位置を変更したときの様子を示す図である。図8には、ナビゲータ領域Rnavの位置が、位置P2に変更された様子が示されている。尚、ナビゲータ領域Rnavの位置P2は実線で示されており、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1は破線で示してある。
プレスキャンPSではナビゲータシーケンスNAVが繰り返し実行されているので、プレスキャンPSの途中でナビゲータ領域Rnavの位置をP2に変更すると、位置P2に設定されたナビゲータ領域Rnavから呼吸信号S2が取得される。したがって、表示制御手段93(図1参照)は、表示部11を制御し、位置P2のナビゲータ領域Rnavから取得された呼吸信号S2を表示させる。オペレータは、表示部11に表示された呼吸信号S2を参照しながら、ナビゲータ領域Rnavの位置P2が、呼吸信号を取得するのに適した位置であるかを考える。
オペレータは、ナビゲータ領域Rnavが位置P2に設定されたときの呼吸信号S2を確認した後、必要に応じて、ナビゲータ領域Rnavの位置を更に変更する(図9参照)。
図9は、ナビゲータ領域Rnavの位置を更に変更したときの様子を示す図である。図9には、ナビゲータ領域Rnavの位置が、位置P3に変更された様子が示されている。尚、ナビゲータ領域Rnavの位置P1およびP2は破線で示してある。
プレスキャンPSではナビゲータシーケンスNAVが繰り返し実行されているので、プレスキャンPSの途中でナビゲータ領域Rnavの位置をP3に変更すると、位置P3に設定されたナビゲータ領域Rnavから呼吸信号S3が取得される。したがって、オペレータがナビゲータ領域の位置を変更するたびに、位置が変更された後のナビゲータ領域の呼吸信号が表示されるので、オペレータは、ナビゲータ領域の位置を変更したときに、呼吸信号の波形がどのように変化するかを確認することができる。このようにして呼吸信号を観測しながら、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を探し出す。図10に、オペレータによって良好な呼吸信号が得られると判断されたナビゲータ領域Rnavの位置Poptと、位置Poptに設定されたナビゲータ領域Rnavから取得された呼吸信号Soptを示す。良好な呼吸信号が得られるナビゲータ領域Rnavの位置Poptが決まったら、ステップST4に進む。
ステップST4では、オペレータは、図10に示す呼吸信号Soptに基づいてアクセプタンスウィンドウを設定する(図11参照)。
図11は、設定されたアクセプタンスウィンドウAWを示す図である。
アクセプタンスウィンドウAWは、本スキャンMSのイメージングシーケンスIM(図2参照)を実行することが可能な呼吸信号の範囲を表している。アクセプタンスウィンドウAWを設定した後、ステップST5に進む。
アクセプタンスウィンドウAWは、本スキャンMSのイメージングシーケンスIM(図2参照)を実行することが可能な呼吸信号の範囲を表している。アクセプタンスウィンドウAWを設定した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、本スキャンMSが実行される。
図12は、本スキャンMSの説明図である。
本スキャンMSでは、ナビゲータシーケンスNAVとイメージングシーケンスIMとが実行される。
図12は、本スキャンMSの説明図である。
本スキャンMSでは、ナビゲータシーケンスNAVとイメージングシーケンスIMとが実行される。
本スキャンMSでは、ナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行しながら呼吸信号Sを取得し、呼吸信号SがアクセプタンスウィンドウAWの外側から内側に入ったときにイメージングシーケンスIMを実行する。
イメージングシーケンスIMを実行したら、再びナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行し、呼吸信号SがアクセプタンスウィンドウAWの外側から内側に入ったときに次のイメージングシーケンスIMを実行する。以下同様に、ナビゲータシーケンスNAVおよびイメージングシーケンスIMを実行し、必要なデータが収集されたら、フローが終了する。
第1の形態では、オペレータがプレスキャンPS中にナビゲータ領域の位置を変更すると、表示部11には、位置が変更された後のナビゲータ領域から取得された呼吸信号が表示される。したがって、オペレータは、ナビゲータ領域の位置を変更したときに、呼吸信号の波形がどのように変化するかを確認することができるので、良好な呼吸信号を取得することが可能なナビゲータ領域の位置を探し出すことができる。
尚、本形態では、本スキャンMSにおいて、呼吸信号がアクセプタンスウィンドウAWの内側に入ったときにイメージングシーケンスIMを実行している。しかし、被検体の呼吸信号がアクセプタンスウィンドウAWの外側に存在しているときにイメージングシーケンスを実行してもよい。また、本形態では、アクセプタンスウィンドウAWを設定しているが、アクセプタンスウィンドウAWは必ずしも設定する必要はない。
(2)第2の形態
図13は、第2の形態におけるMR装置の概略図である。
第2の形態のMR装置では、制御部9は基準位置設定手段91および決定手段94などを有している。基準位置設定手段91は、ナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定する。決定手段94は、呼吸信号に基づいて、ナビゲータ領域の位置を決定する。制御部9は、基準位置設定手段91および決定手段94を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。尚、その他の構成は、第1の形態と同じである。
次に、第2の形態において被検体を撮影するときのフローについて説明する。
図13は、第2の形態におけるMR装置の概略図である。
第2の形態のMR装置では、制御部9は基準位置設定手段91および決定手段94などを有している。基準位置設定手段91は、ナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定する。決定手段94は、呼吸信号に基づいて、ナビゲータ領域の位置を決定する。制御部9は、基準位置設定手段91および決定手段94を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。尚、その他の構成は、第1の形態と同じである。
次に、第2の形態において被検体を撮影するときのフローについて説明する。
図14は、第2の形態におけるフローを示す図である。
ステップST1およびST2は、第1の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。ステップST2において、オペレータがナビゲータ領域Rnavの基準位置P1(図6参照)を設定した後、ステップST21に進む。
ステップST1およびST2は、第1の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。ステップST2において、オペレータがナビゲータ領域Rnavの基準位置P1(図6参照)を設定した後、ステップST21に進む。
ステップST21では、オペレータが操作部10を操作し、プレスキャンPSをスタートさせるための命令を入力する。この命令が入力されると、プレスキャンPSが開始される前に、決定手段94(図13参照)は、プレスキャンPSを実行するときのナビゲータ領域の位置を設定する(図15参照)。
図15は、決定手段94により設定されナビゲータ領域の位置の一例である。
図15では、ナビゲータ領域の位置として、4つの位置A、B、C、およびDが設定された例が示されている。
図15では、ナビゲータ領域の位置として、4つの位置A、B、C、およびDが設定された例が示されている。
決定手段94は、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの位置に基づいて、図15に示す4つの位置A、B、C、およびDを設定する。4つの位置A、B、C、およびDのうち、位置Bは、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1(図6参照)と同じ位置である。位置Aは、位置Bに対してR側に設定されており、位置CおよびDは、位置Bに対してL側に設定されている。
ナビゲータ領域の位置A、B、C、およびDを設定した後、プレスキャンPSが開始される。
プレスキャンPSが実行されている間、決定手段94は、ナビゲータ領域の位置を、位置A、B、C、およびDの順で変更する。したがって、プレスキャンPSが実行されている間に、ナビゲータ領域が位置A、B、C、およびDに位置決めされているときの呼吸信号が得られる。図16は、ナビゲータ領域を位置A、B、C、およびDに位置決めしたときに得られた呼吸信号SA、SB、SC、SDを概略的に示す図である。決定手段94は、プレスキャンPS中に得られた呼吸信号SA、SB、SC、SDに基づいて、ナビゲータ領域の位置A、B、C、およびDの中から、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を選択する。良好な呼吸信号であるか否かを判断する方法としては、例えば、呼吸信号SA、SB、SC、SDの振幅FA、FB、FC、FDを用いることができる。一般的には、呼吸信号の振幅が大きいほうが、横隔膜の位置の検出精度が高いと考えられるので、呼吸信号の振幅を計算し、最も振幅が大きくなるときの呼吸信号を検出することにより、良好な呼吸信号を特定することができる。本形態では、位置Cの呼吸信号SCの振幅FCが最大であるとする。したがって、決定手段94は、位置Cを、本スキャンMSにおけるナビゲータ領域の位置として決定する。尚、ナビゲータ領域の位置A、B、C、Dと、呼吸信号SA、SB、SC、SDは、表示部11に表示させる必要はない。ただし、オペレータへの参考情報として、ナビゲータ領域の位置A、B、C、Dと、呼吸信号SA、SB、SC、SDを、表示部11に表示させてもよい。
プレスキャンPSが実行されている間、決定手段94は、ナビゲータ領域の位置を、位置A、B、C、およびDの順で変更する。したがって、プレスキャンPSが実行されている間に、ナビゲータ領域が位置A、B、C、およびDに位置決めされているときの呼吸信号が得られる。図16は、ナビゲータ領域を位置A、B、C、およびDに位置決めしたときに得られた呼吸信号SA、SB、SC、SDを概略的に示す図である。決定手段94は、プレスキャンPS中に得られた呼吸信号SA、SB、SC、SDに基づいて、ナビゲータ領域の位置A、B、C、およびDの中から、良好な呼吸信号が得られるときのナビゲータ領域の位置を選択する。良好な呼吸信号であるか否かを判断する方法としては、例えば、呼吸信号SA、SB、SC、SDの振幅FA、FB、FC、FDを用いることができる。一般的には、呼吸信号の振幅が大きいほうが、横隔膜の位置の検出精度が高いと考えられるので、呼吸信号の振幅を計算し、最も振幅が大きくなるときの呼吸信号を検出することにより、良好な呼吸信号を特定することができる。本形態では、位置Cの呼吸信号SCの振幅FCが最大であるとする。したがって、決定手段94は、位置Cを、本スキャンMSにおけるナビゲータ領域の位置として決定する。尚、ナビゲータ領域の位置A、B、C、Dと、呼吸信号SA、SB、SC、SDは、表示部11に表示させる必要はない。ただし、オペレータへの参考情報として、ナビゲータ領域の位置A、B、C、Dと、呼吸信号SA、SB、SC、SDを、表示部11に表示させてもよい。
良好な呼吸信号が得られるナビゲータ領域の位置Cが決まったら、表示部11に、ナビゲータ領域の位置Cと、ナビゲータ領域が位置Cに存在しているときに得られた呼吸信号SCとが表示される(図17参照)。そして、ステップST4に進む。
ステップST4およびST5は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。
ステップST4およびST5は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。
第2の形態では、プレスキャンPSを実行するときのナビゲータ領域の位置を決定し、各位置のナビゲータ領域で得られた呼吸信号の振幅に基づいて、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域の位置を決定している。したがって、良好な呼吸信号を取得することが可能なナビゲータ領域の位置を探し出すことができる。
尚、第2の形態では、4つの位置A、B、C、Dのうちの位置Bは、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1と同じ位置である。しかし、4つの位置A、B、C、Dは、オペレータがステップST2で設定したナビゲータ領域Rnavの基準位置P1からずれていてもよい。
第2の形態では、ステップST21において、ナビゲータ領域Rnavの位置として、4つの位置A、B、C、Dを設定している。しかし、複数の位置が設定されるのであれば、ナビゲータ領域Rnavの位置は4つに限定されることはなく、4つより少なくてもよいし、4つより多くてもよい。
第2の形態では、位置A、B、C、Dの中から、位置Cを、本スキャンMSにおけるナビゲータ領域の位置として決定している。しかし、位置A、B、C、Dの呼吸信号SA、SB、SC、SDに基づいて位置Cを微調整し、微調整した後の位置C′を、本スキャンMSにおけるナビゲータ領域の位置として決定してもよい。
第1および第2の形態では、ナビゲータ領域を横隔膜に設定する場合について説明されているが、被検体の呼吸信号を取得することができるのであれば、ナビゲータ領域は横隔膜とは別の場所(例えば、被検体の腹部の体表面)に設定してもよい。また、本スキャンでは肝臓を撮影しているが、呼吸により体動する部位であれば、肝臓とは別の部位(例えば、腎臓)を撮影してもよい。
(3)第3の形態
図18は、本発明の第3の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)300は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
図18は、本発明の第3の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)300は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体12が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、RFコイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加し、RFコイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体12はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体12に取り付けられている。受信コイル4は、被検体12からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置300は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、制御部9、操作部10、および表示部11などを有している。
シーケンサ5は、制御部9の制御を受けて、パルスシーケンスの情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。
送信器6は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、RFコイル24に電流を供給する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23に電流を供給する。
受信器8は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。
尚、マグネット2、受信コイル4、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8を合わせたものが、スキャン手段20を構成する。
制御部9は、シーケンサ5および表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9eなどを有している。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
相関算出手段9dは、プロファイルとテンプレートTとの相関を算出する。
決定手段9eは、本スキャンMS(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
相関算出手段9dは、プロファイルとテンプレートTとの相関を算出する。
決定手段9eは、本スキャンMS(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9eを構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部10は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部9に入力する。表示部11は種々の情報を表示する。
MR装置300は、上記のように構成されている。
MR装置300は、上記のように構成されている。
図19は、第3の形態で実行されるスキャンの説明図、図20は撮影部位を概略的に示す図である。
第3の形態では、ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS1、および本スキャンMSが実行される。
ローカライザスキャンLSは、ローカライザ画像データを取得するためのスキャンである。ローカライザ画像データは、本スキャンMSにおけるスライス位置を設定するときに使用される画像データであり、また、被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域Rnavを設定するときに使用される画像データでもある。ここでは、ナビゲータ領域Rnavは、肝臓と肺との境界を横切る位置に設定されている。
プレスキャンPS1は、肝臓と肺との境界の位置を検出するためのナビゲータシーケンスNAVを含んでいる。プレスキャンPS1が実行されている間、ナビゲータ領域Rnavの位置はRL方向に動くように設定されている。プレスキャンPS1については後で詳しく説明する。
本スキャンMSでは、ナビゲータシーケンスNAVと、肝臓の画像データを取得するためのイメージングシーケンスIMが実行される。
図21は、図19に示すスキャンを実行するときのフローを示す図である。
ステップST1では、ローカライザスキャンLSを実行する。ローカライザスキャンLSにより、ローカライザ画像データが得られる。オペレータは操作部10を操作し、ローカライザ画像データを表示部11に表示させる。図22に、表示部11の画面に表示されたローカライザ画像データDLを概略的に示す。ローカライザ画像データDLを表示部11に表示させた後、ステップST2に進む。
ステップST1では、ローカライザスキャンLSを実行する。ローカライザスキャンLSにより、ローカライザ画像データが得られる。オペレータは操作部10を操作し、ローカライザ画像データを表示部11に表示させる。図22に、表示部11の画面に表示されたローカライザ画像データDLを概略的に示す。ローカライザ画像データDLを表示部11に表示させた後、ステップST2に進む。
ステップST2では、オペレータは操作部10を操作して、ローカライザ画像データDL上にナビゲータ領域Rnavの基準位置を設定するための情報を入力する。この情報が入力されると、ローカライザ画像データDL上に、ナビゲータ領域Rnavの基準位置が設定される。図23に、オペレータによって設定されたナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を示す。本形態では、オペレータは、肝臓と肺との境界にナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定する。尚、上記の説明では、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1はオペレータが手動で設定しているが、ローカライザ画像データに基づいて、自動で設定してもよい。肺の信号値と肝臓の信号値との差は比較的大きいので、信号値の差を利用することにより、肝臓と肺との境界にナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定することができる。ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を設定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、範囲設定手段9a(図18参照)が、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1に基づいて、プレスキャンPS1(図19参照)の間にナビゲータ領域Rnavの位置をRL方向に移動させるときの範囲W1を設定する(図24参照)。
図24は、ナビゲータ領域Rnavの位置をRL方向に移動させるときの範囲W1を設定するときの説明図である。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1を中心にして、RL方向に一定の幅を有する範囲W1を設定する。この範囲W1が、プレスキャンPS1の間にナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲として設定される。範囲W1のRL方向の幅は、例えば10cmである。範囲W1を設定した後、ステップST4に進む。
ステップST4では、位置設定手段9b(図18参照)が、範囲W1内に、プレスキャンPS1を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。図25に、設定されたナビゲータ領域Rnavの位置を概略的に示す。本形態では、プレスキャンPS1を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として、位置a〜gが設定される。位置dは、ナビゲータ領域Rnavの基準位置P1と同じ位置である。位置a〜gは、Δxの間隔でRL方向に並んでいる。尚、位置a〜gのSI方向の位置は同じであり、位置a〜gのAP方向の位置も同じである。これらの位置a〜gを決定した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、プレスキャンPS1が実行される(図26参照)。
図26はプレスキャンPS1の説明図である。
スキャン手段20(図18参照)は、先ず、位置aのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号Saを取得するためのナビゲータシーケンスNAVを実行する。変換手段9c(図18参照)は、ナビゲータ信号Saをフーリエ変換する。これにより、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFaを得ることができる。
図26はプレスキャンPS1の説明図である。
スキャン手段20(図18参照)は、先ず、位置aのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号Saを取得するためのナビゲータシーケンスNAVを実行する。変換手段9c(図18参照)は、ナビゲータ信号Saをフーリエ変換する。これにより、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFaを得ることができる。
位置aのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号Saを取得した後、スキャン手段20は、ナビゲータ領域Rnavの位置をaからbに移動し、位置bのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号Sbを取得するためのナビゲータシーケンスNAVを実行する。変換手段9cは、ナビゲータ信号Sbをフーリエ変換する。これにより、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFbを得ることができる。
以下同様に、ナビゲータ領域Rnavの位置をc、d、e・・・と変えながら、ナビゲータシーケンスNAVを実行し、ナビゲータ領域Rnavの位置ごとに、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを取得する。
最後に、ナビゲータ領域Rnavの位置をgに移動し、ナビゲータシーケンスNAVを実行する。これにより、ナビゲータ領域Rnavが位置gに設定されたときのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFgが得られる。図26では、ナビゲータ領域Rnavが位置a、b、d、およびgに設定されたときのプロファイルFa、Fb、Fd、およびFgが概略的に示されている。
これらのプロファイルFa〜Fgを得た後、ステップST6に進む。
これらのプロファイルFa〜Fgを得た後、ステップST6に進む。
ステップST6では、相関算出手段9d(図18参照)が、プロファイルFa〜FgとテンプレートTとの相関を算出する。
図27は、相関を算出するときの説明図である。
テンプレートTは、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルの基準となるプロファイルであり、複数の人々から実際に取得したナビゲータ領域のプロファイルのデータを参考して事前に準備されたプロファイルである。テンプレートTは、肺側の信号値が低く、一方、肝臓側の信号値が高いので、肺と肝臓との間では、信号値が大きく変化する。この信号値が大きく変化する位置が、肺と肝臓との境界位置を表している。
テンプレートTは、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルの基準となるプロファイルであり、複数の人々から実際に取得したナビゲータ領域のプロファイルのデータを参考して事前に準備されたプロファイルである。テンプレートTは、肺側の信号値が低く、一方、肝臓側の信号値が高いので、肺と肝臓との間では、信号値が大きく変化する。この信号値が大きく変化する位置が、肺と肝臓との境界位置を表している。
相関算出手段9dは、プロファイルFa〜Fgの各々とテンプレートTとの相関Ca〜Cgを算出する。相関を算出した後、ステップST7に進む。
ステップST7では、決定手段9e(図18参照)が、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。この決定は、以下の様に行う。
決定手段9eは、先ず、プロファイルFa〜Fgの中から、相関が最大となるプロファイルを特定する。ここでは、プロファイルFdの相関Cdが、最大であるとする。したがって、決定手段9eは、プロファイルFdを、相関が最大となるプロファイルとして特定する。そして、決定手段9eは、位置a〜gの中から、プロファイルFdが得られた位置dを特定する。このようにして特定された位置dが、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として決定される。位置dを決定したら、ステップST8に進む。
ステップST8では、本スキャンMS(図19参照)が実行される。本スキャンMSでは、位置dに設定されたナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVと、肝臓の画像データを収集するためのイメージングシーケンスIMとが実行される。変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域Rnavのプロファイルを求める。プロファイルは、肺と肝臓との境界の位置において信号値が大きく変化するので、プロファイルの信号値が大きく変化する位置を検出することにより、肺と肝臓との境界の位置を検出することができる。したがって、本スキャンMSでは、肺と肝臓との境界の位置情報を取得しながら肝臓を撮影することができるので、体動アーチファクトの低減された画像データを得ることができる。
このようにして、フローを終了する。
このようにして、フローを終了する。
第3の形態では、ナビゲータ領域Rnavのプロファイルの基準となるテンプレートTを用意し、ナビゲータ領域Rnavの位置a〜gの中から、テンプレートTに最も近いプロファイルを有するナビゲータ領域Rnavの位置dを特定している。本スキャンMSでは、テンプレートTに近いプロファイルが得られる位置dにナビゲータ領域Rnavが設定されるので、肺と肝臓との境界の位置の検出精度を高めることができる。
(4)第4の形態
図28は、第4の形態のMR装置400を示す図である。
第4の形態のMR装置400は、第3の形態のMR装置300(図18参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第3の形態のMR装置300と同じである。したがって、第4の形態のMR装置400については、主に、制御部9について説明する。
図28は、第4の形態のMR装置400を示す図である。
第4の形態のMR装置400は、第3の形態のMR装置300(図18参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第3の形態のMR装置300と同じである。したがって、第4の形態のMR装置400については、主に、制御部9について説明する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9hなどを有している。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、プレスキャンPS1およびPS2(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
相関算出手段9dは、プロファイルとテンプレートTとの相関を算出する。
範囲設定手段9fは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W2(例えば、図31参照)を設定する。
検出手段9gは、プロファイルから、肝臓と肺との境界の位置を検出する。
決定手段9hは、本スキャンMS(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、プレスキャンPS1およびPS2(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
相関算出手段9dは、プロファイルとテンプレートTとの相関を算出する。
範囲設定手段9fは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W2(例えば、図31参照)を設定する。
検出手段9gは、プロファイルから、肝臓と肺との境界の位置を検出する。
決定手段9hは、本スキャンMS(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9hを構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
図29は、第4の形態で実施されるスキャンの説明図である。
第4の形態では、ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS1、および本スキャンMSの他に、プレスキャンPS2が実行される。ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS1、および本スキャンMSは、第3の形態と同じである。プレスキャンPS2については後述する。
以下に、第4の形態における撮影フローについて説明する。
第4の形態では、ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS1、および本スキャンMSの他に、プレスキャンPS2が実行される。ローカライザスキャンLS、プレスキャンPS1、および本スキャンMSは、第3の形態と同じである。プレスキャンPS2については後述する。
以下に、第4の形態における撮影フローについて説明する。
図30は、第4の形態における撮影フローを示す図である。
ステップST1〜ステップST6までは、第3の形態(図21参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST6において相関Ca〜Cgが算出される(図27参照)。相関Ca〜Cgを算出した後、ステップST7に進む。
ステップST1〜ステップST6までは、第3の形態(図21参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST6において相関Ca〜Cgが算出される(図27参照)。相関Ca〜Cgを算出した後、ステップST7に進む。
ステップST7では、範囲設定手段9f(図28参照)が、プレスキャンPS2の間にナビゲータ領域Rnavの位置をRL方向に移動させるときの範囲を設定する。この設定は、以下のように行う。
範囲設定手段9fは、先ず、プロファイルFa〜Fgの中から、相関が最大となるプロファイルを特定する。ここでは、プロファイルFdの相関Cdが、最大であるとする。したがって、範囲設定手段9fは、プロファイルFdを、相関が最大となるプロファイルとして特定する。そして、範囲設定手段9fは、位置a〜gの中から、プロファイルFdが得られた位置dを特定する。
次に、範囲設定手段9fは、位置dを中心にして、RL方向に一定の幅を有する範囲W2を設定する。図31に、設定された範囲W2を概略的に示す。この範囲W2が、プレスキャンPS2の間にナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲として設定される。範囲W2の幅は、ステップST3で設定した範囲W1よりも狭く設定され、例えば、位置a〜gの相関Ca〜Cgの値に基づいて設定することができる。範囲W2を設定した後、ステップST71に進む。
ステップST71では、位置設定手段9b(図28参照)は、範囲W2内に、プレスキャンPS2を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。図32に、設定されたナビゲータ領域Rnavの位置を概略的に示す。第4の形態では、プレスキャンPS2を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として、位置α、d、およびβが設定される。位置α、d、およびβは、Δyの間隔でRL方向に並んでいる。Δyは、Δx(図25参照)よりも狭く設定される。尚、位置α、d、およびβのSI方向の位置は同じであり、位置α、d、およびβのAP方向の位置も同じである。これらの位置α、d、およびβを決定した後、ステップST72進む。
ステップST72では、プレスキャンPS2が実行される(図33参照)。
図33はプレスキャンPS2の説明図である。
スキャン手段20は、先ず、位置αのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を収集するためのナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行し、ナビゲータ信号Sα1〜Sαmを収集する。変換手段9c(図28参照)は、ナビゲータ信号Sα1〜Sαmの各々をフーリエ変換する。これにより、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFα1〜Fαmを得ることができる。検出手段9g(図28参照)は、プロファイルFα1〜Fαmの各々から、肝臓と肺との境界の位置Pα1〜Pαmを検出する。肝臓と肺との境界ではプロファイルの信号値が急激に変化するので、信号値が急激に変化する位置を検出することにより、肝臓と肺との境界の位置を検出することができる。
図33はプレスキャンPS2の説明図である。
スキャン手段20は、先ず、位置αのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を収集するためのナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行し、ナビゲータ信号Sα1〜Sαmを収集する。変換手段9c(図28参照)は、ナビゲータ信号Sα1〜Sαmの各々をフーリエ変換する。これにより、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルFα1〜Fαmを得ることができる。検出手段9g(図28参照)は、プロファイルFα1〜Fαmの各々から、肝臓と肺との境界の位置Pα1〜Pαmを検出する。肝臓と肺との境界ではプロファイルの信号値が急激に変化するので、信号値が急激に変化する位置を検出することにより、肝臓と肺との境界の位置を検出することができる。
したがって、ナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行することにより、肝臓と肺との境界の位置の時間変化を検出することができるので、被検体の呼吸信号RESαを取得することができる。
位置αのナビゲータ領域Rnavから呼吸信号RESαを取得した後、スキャン手段20は、ナビゲータ領域Rnavの位置をαからdに移動し、位置dのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行する。これにより、ナビゲータ領域Rnavの位置がdのときの呼吸信号RESdを取得することができる。
位置dのナビゲータ領域Rnavから呼吸信号RESdを取得した後、スキャン手段20は、ナビゲータ領域Rnavの位置をdからβに移動し、位置βのナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVを繰り返し実行する。これにより、ナビゲータ領域Rnavの位置がβのときの呼吸信号RESβを取得することができる。
これらの呼吸信号RESα〜RESβを得た後、ステップST73に進む。
これらの呼吸信号RESα〜RESβを得た後、ステップST73に進む。
ステップST73では、決定手段9h(図28参照)が、呼吸信号のRESα〜RESβに基づいて、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する(図34参照)。
図34は、ナビゲータ領域Rnavの位置を決定するときの説明図である。
決定手段9hは、先ず、呼吸信号のRESα〜RESβの振幅Aα〜Aβを求める。そして、ナビゲータ領域Rnavの位置α、d、およびβの中から、呼吸信号の振幅が最大になるときの位置を特定する。ここでは、振幅Adが最大であるとする。したがって、位置dが、呼吸信号の振幅が最大となる位置として特定される。このようにして特定された位置dが、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として決定される。位置dを決定したら、ステップST74に進む。
決定手段9hは、先ず、呼吸信号のRESα〜RESβの振幅Aα〜Aβを求める。そして、ナビゲータ領域Rnavの位置α、d、およびβの中から、呼吸信号の振幅が最大になるときの位置を特定する。ここでは、振幅Adが最大であるとする。したがって、位置dが、呼吸信号の振幅が最大となる位置として特定される。このようにして特定された位置dが、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として決定される。位置dを決定したら、ステップST74に進む。
ステップST74では、本スキャンMSが実行される。本スキャンMSでは、第3の形態と同様に、位置dに設定されたナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVと、肝臓の画像データを収集するためのイメージングシーケンスIMとが実行される。このようにして、フローを終了する。
第4の形態では、ナビゲータ領域Rnavの位置a〜gの中から、テンプレートTに最も近いプロファイルを有するナビゲータ領域Rnavの位置dを決定した後、位置dを基準にしてナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W2を設定する。そして、範囲W2の中でナビゲータ領域Rnavの位置を移動し、各位置のナビゲータ領域Rnavから呼吸信号RESα〜RESβを取得する。呼吸信号RESα〜RESβを得た後、呼吸信号のRESα〜RESβの振幅Aα〜Aβを求め、位置α、d、およびβの中から、呼吸信号の振幅が最大になるときの位置dを特定している。本スキャンMSでは、呼吸信号の振幅が最大になるときの位置dにナビゲータ領域Rnavが設定されるので、肺と肝臓との境界のわずかな動きも、精度よく検出することができる。
(5)第5の形態
図35は、第5の形態のMR装置500を示す図である。
第5の形態のMR装置500は、第3の形態のMR装置300(図18参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第3の形態のMR装置300と同じである。したがって、第5の形態のMR装置500については、主に、制御部9について説明する。
図35は、第5の形態のMR装置500を示す図である。
第5の形態のMR装置500は、第3の形態のMR装置300(図18参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第3の形態のMR装置300と同じである。したがって、第5の形態のMR装置500については、主に、制御部9について説明する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9jなどを有している。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
面積差算出手段9iは、プロファイルの面積の差を算出する。
決定手段9jは、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。決定手段9jは、プロファイル選択手段9k〜微分プロファイル選択手段9nなどを有している。プロファイル選択手段9kは、面積の差が大きいプロファイルを選択する。微分手段9mは、プロファイルを微分する。微分プロファイル選択手段9nは、微分値のピーク値が最大になるときの微分プロファイルを選択する。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1(図19参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
面積差算出手段9iは、プロファイルの面積の差を算出する。
決定手段9jは、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。決定手段9jは、プロファイル選択手段9k〜微分プロファイル選択手段9nなどを有している。プロファイル選択手段9kは、面積の差が大きいプロファイルを選択する。微分手段9mは、プロファイルを微分する。微分プロファイル選択手段9nは、微分値のピーク値が最大になるときの微分プロファイルを選択する。
以下に、第5の形態における撮影フローについて説明する。
図36は、第5の形態における撮影フローを示す図である。
ステップST1〜ステップST5までは、第3の形態(図21参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST5においてプロファイルFa〜Fg(図26参照)を得た後、ステップST6に進む(図37参照)。
図36は、第5の形態における撮影フローを示す図である。
ステップST1〜ステップST5までは、第3の形態(図21参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST5においてプロファイルFa〜Fg(図26参照)を得た後、ステップST6に進む(図37参照)。
図37は、ステップST6の説明図である。
ステップST6では、面積差算出手段9i(図35参照)が、プロファイルFaを、プロファイルのSI方向の中心位置を基準にして、2つの領域R1およびR2に分ける。そして、領域R1の面積Q1と領域R2の面積Q2との差ΔQaを求める。以下同様に、プロファイルFb〜Fgについても、2つの領域R1およびR2に分け、面積の差ΔQb〜ΔQgを求める。面積の差ΔQa〜ΔQgを求めた後、ステップST70に進む。
ステップST6では、面積差算出手段9i(図35参照)が、プロファイルFaを、プロファイルのSI方向の中心位置を基準にして、2つの領域R1およびR2に分ける。そして、領域R1の面積Q1と領域R2の面積Q2との差ΔQaを求める。以下同様に、プロファイルFb〜Fgについても、2つの領域R1およびR2に分け、面積の差ΔQb〜ΔQgを求める。面積の差ΔQa〜ΔQgを求めた後、ステップST70に進む。
ステップST70は、本スキャンを実行するときのナビゲータ領域の位置を決定する。ステップST70はステップST7〜ST10を有している。以下に、ステップST7〜ST10について順に説明する。
ステップST7では、プロファイル選択手段9k(図35参照)がプロファイルFa〜Fgの中から、面積の差が大きいプロファイルを選択する。この選択は、例えば、以下のようにして行われる。
プロファイル選択手段9kは、先ず、プロファイルの面積の差ΔQa〜ΔQgの中から、面積の差が大きいものを検出する。本形態では、面積の差が大きいものとして、面積の差の最大値と、面積の差が2番目に大きい値とを検出する。ここでは、面積の差の最大値としてΔQdが検出され、面積の差が2番目に大きい値としてΔQbが検出されたとする。したがって、プロファイル選択手段9kは、プロファイルFa〜Fgの中から、面積の差がΔQdであるプロファイルFdと、面積の差がΔQbであるプロファイルFbを選択する。プロファイルFdおよびFbを選択した後、ステップST8に進む。
ステップST8では、微分手段9mが、プロファイルFdおよびFbを微分する。図38に、プロファイルFdおよびFbを微分することにより得られた微分プロファイルFd′およびFb′を概略的に示す。プロファイルを微分した後、ステップST9に進む。
ステップST9では、微分プロファイル選択手段9n(図35参照)が、微分プロファイルFb′のピーク値ΔDbと、微分プロファイルFd′のピーク値ΔDdとを比較し、ピーク値が大きい方の微分プロファイルを選択する。本形態では、ΔDd>ΔDbであるとする。したがって、微分プロファイルFd′が選択される。微分プロファイルFd′を選択した後、ステップST10に進む。
ステップST10では、決定手段9j(図35参照)が、微分プロファイルFd′が得られている位置dを、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置として決定する。ナビゲータ領域Rnavの位置dを決定したら、ステップST11に進む。
ステップST11では、本スキャンMSが実行される。本スキャンMSでは、第3の形態と同様に、位置dに設定されたナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号を取得するためのナビゲータシーケンスNAVと、肝臓の画像データを収集するためのイメージングシーケンスIMとが実行される。このようにして、フローを終了する。
第5の形態では、プロファイルFa〜Fgの各々の面積の差に基づいて、面積の差が大きいプロファイルFdおよびFbを求める。したがって、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの大まかな位置を求めることができる。次に、プロファイルFdおよびFbを微分し、微分プロファイルFd′の微分値のピーク値と、微分プロファイルFb′の微分値のピーク値とを比較し、ピーク値の大きい方の位置dを、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置と決定している。ピーク値の大きい方が、肝臓から肺への信号値の立ち上がりが急激に変化するので、位置dにナビゲータ領域を設定しておくことにより、肝臓と肺との境界の位置の検出精度を高めることができる。
尚、第5の形態では、ステップST7で、面積の差が最大値となるプロファイルFdと、面積の差が2番目に大きいプロファイルFbとを求めている。しかし、プロファイルFdのみを求め、プロファイルFdが得られる位置dを、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域の位置としてもよい。この場合、ステップST8およびST9を実行する必要がないので、ナビゲータ領域の位置を決めるために必要な計算時間を短縮することができる。
(6)第6の形態
図39は、第6の形態のMR装置600を示す図である。
第6の形態のMR装置600は、第5の形態のMR装置500(図35参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第5の形態のMR装置500と同じである。したがって、第6の形態のMR装置600については、主に、制御部9について説明する。
図39は、第6の形態のMR装置600を示す図である。
第6の形態のMR装置600は、第5の形態のMR装置500(図35参照)と比較すると、制御部9が異なるが、その他の構成は、第5の形態のMR装置500と同じである。したがって、第6の形態のMR装置600については、主に、制御部9について説明する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9pなどを有している。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1およびPS2(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
検出手段9hは、プロファイルから、肝臓と肺との境界の位置を検出する。
面積差算出手段9iは、プロファイルの面積の差を算出する。
範囲設定手段9fは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W2(例えば、図31参照)を設定する。範囲設定手段9fは、プロファイル選択手段9k〜微分プロファイル選択手段9nなどを有している。プロファイル選択手段9kは、面積の差が大きいプロファイルを選択する。微分手段9mは、プロファイルを微分する。微分プロファイル選択手段9nは、微分値のピーク値が最大になるときの微分プロファイルを選択する。
決定手段9pは、本スキャンMS(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
範囲設定手段9aは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W1(例えば、図24参照)を設定する。
位置設定手段9bは、範囲W1内で、プレスキャンPS1およびPS2(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を設定する。
変換手段9cは、ナビゲータ信号をフーリエ変換し、ナビゲータ領域RnavのSI方向の信号値の変化を表すプロファイルを作成する。
検出手段9hは、プロファイルから、肝臓と肺との境界の位置を検出する。
面積差算出手段9iは、プロファイルの面積の差を算出する。
範囲設定手段9fは、ナビゲータ領域Rnavの位置を移動させるときの範囲W2(例えば、図31参照)を設定する。範囲設定手段9fは、プロファイル選択手段9k〜微分プロファイル選択手段9nなどを有している。プロファイル選択手段9kは、面積の差が大きいプロファイルを選択する。微分手段9mは、プロファイルを微分する。微分プロファイル選択手段9nは、微分値のピーク値が最大になるときの微分プロファイルを選択する。
決定手段9pは、本スキャンMS(図29参照)を実行するときのナビゲータ領域Rnavの位置を決定する。
制御部9は、範囲設定手段9a〜決定手段9pを構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
図40は、第6の形態における撮影フローを示す図である。
ステップST1〜ステップST9までは、第5の形態(図36参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST9において微分プロファイルFb′およびFd′(図38参照)を得た後、ステップST10に進む。
ステップST1〜ステップST9までは、第5の形態(図36参照)と同じであるので説明は省略する。ステップST9において微分プロファイルFb′およびFd′(図38参照)を得た後、ステップST10に進む。
ステップST10では、範囲設定手段9f(図39参照)が、図31に示すように、微分プロファイルFd′が得られている位置dを中心にして、RL方向に一定の幅を有する範囲W2を設定する。範囲W2を設定した後、ステップST71に進む。
ステップST71〜ST74は、第4の形態のステップST71〜ST74(図30参照)と同じであるので説明は省略する。
第6の形態では、範囲W2の中でナビゲータ領域の位置を移動し、各位置のナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、本スキャンMSを実行するときのナビゲータ領域の位置を決定している。したがって、本スキャンMSでは、呼吸信号の振幅が最大になるときの位置dにナビゲータ領域Rnavが設定されるので、肺と肝臓との境界のわずかな動きも、精度よく検出することができる。
尚、第3〜第6の形態では、ナビゲータ領域RnavをRL方向に移動する例が示されている。しかし、本発明は、ナビゲータ領域Rnavを、RL方向、SI方向、およびAP方向のうちの一つ以上の方向に移動してもよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 シーケンサ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検体
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 シーケンサ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検体
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
Claims (26)
- 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャンにより得られた呼吸信号をオペレータに表示する表示部と、
前記オペレータによって操作され、前記スキャン中のナビゲータ領域の位置を変更するための情報を入力する操作部と、
前記スキャン中に前記操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更手段と、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御手段と、
を有する、磁気共鳴装置。 - 前記スキャンを実行する前に前記ナビゲータ領域の基準位置を設定する基準位置設定手段を有し、
前記位置変更手段は、
前記ナビゲータ領域の位置を、前記基準位置から別の位置に変更する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。 - 前記オペレータは、前記操作部を操作して、前記基準位置を設定するための情報を入力し、
前記基準位置設定手段は、
前記操作部から入力された前記基準位置を設定するための情報に基づいて、前記基準位置を設定する、請求項2に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記スキャンの前に、前記ナビゲータ領域を設定するときに使用されるローカライザ画像データを取得するためのローカライザスキャンを実行し、
前記基準位置設定手段は、
前記ローカライザ画像データ上に前記基準位置を設定する、請求項3に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記スキャンの後に、前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するための別のナビゲータシーケンスと、前記被検体の呼吸により体動する部位の画像データを取得するためのイメージングシーケンスとを含む本スキャンを実行する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行するスキャン手段と、
前記スキャン中に、前記ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有する磁気共鳴装置。 - 前記スキャンを実行する前に前記ナビゲータ領域の基準位置を設定する基準位置設定手段を有し、
前記決定手段は、
前記基準位置に基づいて、前記スキャンを実行するときのナビゲータ領域の複数の位置を設定し、前記複数の位置の各々に設定されたナビゲータ領域の呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する、請求項6に記載の磁気共鳴装置。 - 前記決定手段は、
前記複数の位置の中から、前記ナビゲータ領域の位置を選択する、請求項7に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記スキャンの前に、前記ナビゲータ領域を設定するときに使用されるローカライザ画像データを取得するためのローカライザスキャンを実行し、
前記基準位置設定手段は、
前記ローカライザ画像データ上に前記基準位置を設定する、請求項7又は8に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記スキャンの後に、前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を取得するための別のナビゲータシーケンスと、前記被検体の呼吸により体動する部位の画像データを取得するためのイメージングシーケンスとを含む本スキャンを実行する、請求項6〜9のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - ナビゲータ領域から被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
表示部に、前記スキャンにより得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御処理と、
前記スキャン中に操作部から入力された情報に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を変更する位置変更処理と、
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記表示制御処理は、
前記ナビゲータ領域の位置が変更された場合、前記表示部に、位置が変更された後のナビゲータ領域から得られた呼吸信号が表示されるように、前記表示部を制御する、プログラム。 - ナビゲータ領域から被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータシーケンスを含むスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記スキャン中に、ナビゲータ領域の位置を変更し、各位置のナビゲータ領域から取得された呼吸信号に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有する磁気共鳴装置。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出手段と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置。 - 前記第2の範囲設定手段は、
前記相関が最大になるときの前記ナビゲータ領域の位置に基づいて、前記第2の範囲を設定する、請求項14に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第2の範囲は、前記第1の範囲よりも狭く設定されている、請求項14又は15に記載の磁気共鳴装置。
- 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルと前記ナビゲータ領域の基準のプロファイルを表すテンプレートとの相関を算出する相関算出処理と、
前記相関に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有する磁気共鳴装置。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域を設定する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定手段と、
前記第1の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するためのナビゲータシーケンスを含む第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差を算出する面積差算出手段と、
前記面積差算出手段により算出された面積の差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定手段と、
前記第2の範囲の中から、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第2の範囲内において前記ナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域から前記被検体の呼吸信号を収集するための第3のスキャンを実行し、
前記決定手段は、
前記呼吸信号に基づいて、前記第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する、磁気共鳴装置。 - 前記第2の範囲設定手段は、
前記プロファイルを微分することにより得られた微分プロファイルに基づいて、前記第2の範囲を設定する、請求項20に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第2の範囲設定手段は、
面積の差が最大になるときの前記ナビゲータ領域の位置に基づいて、前記第2の範囲を設定する、請求項20又は21に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第2の範囲は、前記第1の範囲よりも狭く設定されている、請求項20〜22のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 前記ナビゲータ領域は、第1の部位の少なくとも一部と、第2の部位の少なくとも部位とを含んでいる、請求項13〜23のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を設定する位置設定処理と、
前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積とに基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 被検体の呼吸信号を取得するためのナビゲータ領域の位置を移動し、各位置における前記ナビゲータ領域のプロファイルを取得するための第1のスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記第1のスキャンにおいて前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第1の範囲を設定する第1の範囲設定処理と、
前記第1のスキャンにより得られた前記ナビゲータ領域のプロファイルの第1の領域における面積と第2の領域における面積との差に基づいて、前記ナビゲータ領域の位置を移動させるときの第2の範囲を設定する第2の範囲設定処理と、
前記第2の範囲内の前記ナビゲータ領域から得られた呼吸信号に基づいて、第2のスキャンを実行するときの前記ナビゲータ領域の位置を決定する決定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013067247A Pending JP2013226409A (ja) | 2012-03-28 | 2013-03-27 | 磁気共鳴装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013226409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015128569A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-07-16 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2016087012A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | データ処理装置、磁気共鳴装置、およびプログラム |
-
2013
- 2013-03-27 JP JP2013067247A patent/JP2013226409A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015128569A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-07-16 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2016087012A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | データ処理装置、磁気共鳴装置、およびプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150526 |
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