JP2013226091A - コンバイン - Google Patents

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Toshiro Nagai
敏郎 長井
Masakazu Hirose
雅一 廣瀬
Wahei Ishiga
和平 石賀
Hiroshi Furukawa
博司 古川
Kei Imada
慧 今田
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Abstract

【課題】コンバインの燃料タンクは、貯留部にあるグレンタンク下部の漏斗部分のすきまなど限られた空間に設置されるため、燃料タンクの容量を確保することが難しいという問題があった。また複数の燃料タンクを搭載した場合は、部品のコストが大きくなるという問題があった。
【解決手段】第1燃料タンク(20)と、第2燃料タンク(21)とを設置したコンバインであって、第1燃料タンク(20)を、上部傾斜面(S1)がグレンタンク(6a)下部の漏斗形状部の傾斜面(S2)に対向するように、前記グレンタンク(6a)下方に配置し、かつ第2燃料タンク(21)を、上部傾斜面(S3)が揺動回転軸(61)のケースの傾斜面(S4)に対向するように、前記脱穀部(5)下方に配置したコンバインにより上記問題を解決した。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料タンクを搭載したコンバインに関するものである。
従来コンバインの燃料タンクは、貯留部にあるグレンタンク下部の漏斗部分に生じた空間や、脱穀部後方にある揺動回転軸下方の空間など限られた空間に設置されていた。限られた空間に設置されるため、燃料タンクの容量を確保することが難しく、1回の燃料補充あたりの耕作できる面積などが限られるという問題があった。また複数の燃料タンクを搭載した場合、機体が大型化するという問題があった。
特開2011−46320号公報
機体フレーム上の限られた空間に、グレンタンクの貯留量と脱穀部の処理空間を確保しながら、複数の燃料タンクをコンパクトに配置したコンバインを提供することである。
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、走行部(3)で支持された機体フレーム(2)の前部に刈取部(4)を設け、前記機体フレーム(2)上の左右一側に脱穀部(5)を、左右他側にはグレンタンク(6a)を備えた貯留部(6)を搭載し、該貯留部(6)の前側に運転部(7)を配置し、該運転部(7)の下方にエンジン(E)を備えたコンバインにおいて、前記機体フレーム(2)の後部には、エンジン(E)に連通した第1燃料タンク(20)と、この第1燃料タンク(20)に連通する第2燃料タンク(21)とを設置すると共に、これら第1燃料タンク(20)及び第2燃料タンク(21)の上面部に上部傾斜面(S1、S3)をそれぞれ形成し、前記第1燃料タンク(20)の上部傾斜面(S1)が前記グレンタンク(6a)底部下面に形成した貯留部傾斜面(S2)に対向するように、該第1燃料タンク(20)をグレンタンク(6a)の下方に配置し、前記第2燃料タンク(21)の上部傾斜面(S3)が前記脱穀部(5)の後側下部に形成した脱穀部傾斜面(S4)に対向するように、該第2燃料タンク(21)を脱穀部(5)の後部下方に配置したことを特徴とするコンバインである。
また、請求項2記載の発明は、前記グレンタンク(6a)には、その後部に備えた縦軸まわりに外側方へ回動するオープン機構を備え、前記第1燃料タンク(20)とエンジン(E)との間に燃料フィルタ(28)を設けた請求項1に記載のコンバインである。
また、請求項3記載の発明は、前記エンジン(E)に備えるエンジンオイルフィルタ(29)を、該エンジン(E)の後部に配置した請求項2に記載のコンバインである。
また、請求項4記載の発明は、前記第1燃料タンク(20)の下面部に下部傾斜面(S11)を形成し、この下部傾斜面(S11)に形成した接続口に第2燃料タンク(21)へのロワーホース(23)を接続した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンバインである。
また、請求項5記載の発明は、前記第2燃料タンク(21)におけるロワーホース(23)の接続部を、前記機体フレーム(2)に形成した切欠部に入り込ませた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバインである。
また、請求項6記載の発明は、前記エンジン(E)からの排気パイプ(30)と前記第1燃料タンク(20)との間に、遮熱板(31)を設けた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、2つの燃料タンク(20、21)の上部が上部傾斜面(S1、S3)を有し、第1燃料タンク(20)の上部傾斜面(S1)が、グレンタンク(6a)の底部下面に形成した貯留部傾斜面(S2)に対向して設置され、かつ第2燃料タンク(21)の上部傾斜面(S3)が脱穀部(5)の後方下部に形成した脱穀部傾斜面(S4)に対向して設置されることにより、第1燃料タンク(20)及び第2燃料タンク(21)の容量と、貯留部(6)の貯留量及び脱穀部(5)の穀粒処理空間を確保しながら、機体フレーム2上に第1燃料タンク(20)及び第2燃料タンク(21)をコンパクトに配置することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、グレンタンク(6a)をオープン状態にすると、燃料フィルタ(28)に作業者が直接アクセスすることができ、メンテナンス性を向上できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、グレンタンク(6a)をオープン状態にすると、エンジン(E)後部に備えたエンジンオイルフィルタ(29)に作業者が直接アクセスすることができ、メンテナンス性を向上できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1から請求項3に記載の発明の効果に加えて、第1燃料タンク(20)の下面部に下部傾斜面(S11)を形成しており、この下部傾斜面(S11)に形成した接続口に第2燃料タンク(21)へのロワーホース(23)を接続することにより、第1燃料タンク(20)に接続するホースによる突出部をなくすことができる。突出部がないことから、第1燃料タンク(20)の機体フレーム(2)への設置の自由度を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1から請求項4に記載の発明の効果に加えて、第2燃料タンク(21)におけるロワーホース(23)の接続部を、機体フレーム(2)に形成した切欠部に入り込ませることにより、周辺の部材がロワーホース(23)の接続部に接触することを防止し、この接続部の破損による燃料の漏出を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1から請求項5に記載の発明の効果に加えて、エンジン(E)からの排気により高温となる排気パイプ(30)と第1燃料タンク(21)との間に、遮熱板(31)を設けることにより、第1燃料タンク(20)が加熱されるのを防止できる。
コンバインの全体側面図である。 図1のコンバインの全体平面図である。 図1のコンバインの全体背面図である。 図1のコンバインの脱穀部の左方向からの透視側面図である。 本発明に係るコンバインの機体フレーム上の上面構成図である。 図5のコンバインの機体フレーム上の背面図である。 図5のコンバインの機体フレーム上の背面のA断面図である。 図5のコンバインの機体フレームと脱穀部の側面構成図である。 図5のコンバインの機体フレーム上の側面構成図である。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつ
つ説明する。なお、本件においては、機体からその前進方向に向いて左右と称する。
図1から図3に示すように本発明に係るコンバインは、クローラで構成する走行部3で支持した機体フレーム2の前部に穀稈を刈り取る刈取部4を設けると共に、その機体フレーム2上の左側に刈取部4から供給される刈取穀稈を処理する脱穀部5を、右側に前方から運転部7と貯留部6とを設ける。そしてこの貯留部6には脱穀部5において脱穀された穀粒を蓄えるグレンタンク6aを設置する。加えて走行部3、刈取部4及び脱穀部5の動力源であるディーゼルエンジンEを貯留部6の前方に配置すると共に、コンバインの使用者は、エンジンEの上部に配置した運転部7からコンバインを操作し、走行・刈取等の一連の操作を行う。貯留部6のグレンタンク6aに蓄えた穀粒は、貯留部6後部に立設する縦オーガ等により構成される穀粒排出部8により外部に取り出す構成である。
エンジンEは、走行部3・刈取部4・脱穀部5等の全ての駆動部を駆動する動力を生じる。このエンジンEはその右側に冷却ファン及びラジエータを設け、ラジエータカバーとラジエータフレームとの間に固定した防塵ネットによりわらくず等が内部に侵入するのを防止している。
脱穀装置5内であって、扱室10の下方に一体的に設けた選別室50について図4により説明する。
扱き処理により穀稈から分離された処理物は扱網を通過して、揺動選別棚52で受け止められる。揺動選別棚52は、扱室10の扱網の下方に配置した移送棚64とその後方に配置したチャフシーブ53と最後端部に配置したストローラック63及びチャフシーブ53の下方に配置する選別網58とから構成され、揺動選別棚52の後方に設ける揺動回転軸61が偏心軸支され回転することで揺動選別棚52の全体が前後に揺動する。
チャフシーブ53は、揺動しながらシーブ間から処理物を漏下させ、唐箕56からの送風により風力選別する。処理物の搬送方向前方側では、処理物中における単粒の含有率が高く、藁屑の漏下を抑えながら単粒だけを漏下させ、わらくずをより後方へ移送するためにこのような構成としている。
そして、チャフシーブ53の前方に配置されている移送棚64は、扱胴5aの下方に配置して扱網から落下する処理物と共に二番処理胴51から排出する二番処理物を受け止め得る構成になっている。扱網の前方領域に漏下する最初に脱粒した穀粒は単粒であり夾雑物も含んでいないのでチャフシーブ53上で粗選別する必要が無く、直接下方の選別網58で唐箕56からの送風により風選することができ、チャフシーブ53の負荷を軽くし、能率的な脱穀が可能となる。
また、揺動選別棚52は前後方向に揺動するので、処理物は後方向に移動しながら、揺動選別棚52上に漏下した比重の重い穀粒は選別網58を通過し、一番棚板62で集積され、一番螺旋57から一番揚穀筒(図示せず)を経てグレンタンク6aへ搬送される。グレンタンク6aに貯留された穀粒は、穀粒排出部8の排出オーガ装置を経由してコンバイン1の外部へ搬送される。
揺動選別棚52上の処理物のうち軽量のものは、揺動選別棚52の揺動作用と唐箕56のファンによる送風に吹き飛ばされて揺動選別棚52からチャフシーブ53に向けて後方向に移動し、ストローラック63の上で大きさの小さい二番穀粒は漏下して二番棚板60に集められ、二番螺旋59で二番揚穀筒(図示しない)へ搬送される。
本発明にかかるコンバインの機体フレーム2上の構成に付いて図5から図8を用いて説明する。図5は、エンジンEと燃料系統の要素を配置したコンバインの機体フレーム2の上面構成図である。図5において左側がコンバインの前方となる。図6は図5の構成の背面図であり、図7は図5のコンバインをA断面で見た部分背面図である。図8は、図5の構成に脱穀部5を追加した場合の右側面図であり、図9は脱穀部5を除いた構成の右側面図である。
このコンバインの機体フレーム2上には運転部7の下方に備えたエンジンEに連通接続する第1燃料タンク20と、この第1燃料タンク20に連通接続する第2燃料タンク21を備える。第1燃料タンク20と第2燃料タンク21は同一形状である。用いられているタンクはプレス成形品であり、同一形状とはその本体が同一のプレス金型を用いて成形されていることを意味し、例えばホースとの接続部品等が異なっていてもそれらのタンクは同一形状である。エンジンEの長手方向が、コンバインの進行方向に垂直な方向となるように配置する。エンジンEと第一燃料タンク20との間には、エンジンEに供給される軽油中の不純物を除去する燃料フィルタ28を設けると共に、エンジンEの後方即ち図5においてエンジンEの右側に、エンジン内のエンジンオイル内の不純物を除去するエンジンオイルフィルタ29を設ける。また、エンジンEと第1燃料タンク20との間にはグレンタンク6aの伝動機構を配置する。
コンバインの貯留部6は、一般にメンテナンス時にグレンタンク6aが機体フレーム2より外側に移動してオープン状態にすることができる回動機構を備えているので、上記位置に燃料フィルタ28を設けることにより、燃料フィルタ28に作業者が直接アクセスすることができフィルタの交換が容易となる。即ちメンテナンス性を向上できる。回動機構は、通常グレンタンク6aの後部に縦軸まわりに外側方へ回動するものである。
また、エンジンオイルフィルタ29を上記位置に設けることで、エンジンオイルフィルタ29に作業者が直接アクセスすることができフィルタの交換が容易となるので、メンテナンス性を向上できる。
第1燃料タンク20と第2燃料タンク21は、アッパーホース22とロワーホース23で連通接続しているので、第1燃料タンク20内と第2燃料タンク21内の軽油残量の高さが同じになる。アッパーホース22は、アッパーホース支持部材26により機体フレーム2に固定され一定の高さを維持している。これはアッパーホース22の垂れ下がった部分に液体が溜まると、両タンク間の連通が阻害されるため、それを防止するためである。
またロワーホース23は走行フレーム2にケーブルタイにより簡易的に固定する。第2燃料タンク21には給油ホース24を接続し、給油ホース24端部には軽油の給油口25を設け、この給油ホース24は給油ホース支持部材27により脱穀部5に固定される。
エンジンEと連通接続する第1燃料タンク20は、脱穀部5と貯留部6との間であって、貯留部6にあるグレンタンク6aの下方に、その長手方向がコンバインの走行方向と平行になるように設置される。そして走行部3から持ち上げられた泥などによる変形を防止するため、第1燃料タンク20の下側にはガード板20aを設ける。このガード板20aは、その両端を90度おり曲げたC型断面構造を有し強度を確保している。なお、第1燃料タンク20は、その長手方向に2つ設けられた固定バンド20bによりガード板20aに固定される。
次に第1燃料タンク20に連通接続する第2燃料タンク21は、脱穀部5の後方であって、脱穀部5後方にある揺動回転軸61のケースの下方に、その長手方向がコンバインの走行方向と垂直に成るように設置される。機体フレーム2は前後方向に3本のフレームを用いているが、第2燃料タンク21はそのうちの左側と中央の2本の間に脱穀部5と前後に並んで配置される。なお第2燃料タンク21も、第1燃料タンク20と同様に、その長手方向に2つ設けられた固定バンド21bにより、機体フレーム2に取り付けられた下側の載置プレート20aに固定される。
これら第1燃料タンク20及び第2燃料タンク21は概略直方体の形状であり、その上部が同一の傾斜角である上部傾斜面S1・S3をそれぞれ有する。この傾斜面の水平面に対する傾斜の角度は、コンバインの貯留部6にあるグレンタンク6a下部の漏斗形状部をコンバイン後方から見た際の貯留部傾斜面S2が水平面に対する角度とほぼ同じであるとともに、脱穀部5の後方で、脱穀部5内にある揺動回転軸61がある部分のケースの脱穀部傾斜面S4が有する傾斜角とほぼ同じである。そして第1燃料タンク20の上部傾斜面S1をグレンタンク6aの貯留部傾斜面S2と対向させ、かつ第2燃料タンクの上部傾斜面S3を揺動回転軸61がある部分のケースの脱穀部傾斜面S4と対向させる。
2つの燃料タンク20、21が同一形状であることにより、2つの別々の型を用いて燃料タンク20、21を製作する必要がなくなり、燃料系統を構成する機械要素のコストを低減できる。また、これらの燃料タンク20、21の上面部に上部傾斜面S1・S3を有し、第1燃料タンク20の上部傾斜面S1が、グレンタンク6aの下部の漏斗形状部の貯留部傾斜面S2に対向して設置され、かつ第2燃料タンク21の上部傾斜面S3が脱穀部5後方の揺動回転軸61のケースの脱穀部傾斜面S4に対向して設置されることにより、機体フレーム2上の同形状の空間を有効に利用してタンク容量を大きくすることができる。
また、両燃料タンク20、21の下部が下部傾斜面を有し、第1燃料タンク20の下部傾斜面S11に第2燃料タンク21へのロワーホース23を接続する。概略直方体形状である第1燃料タンク20の下部が下部傾斜面S11を有する、即ち直方体形状から内部にへこみ部を形成して、その部分にロワーホース23が接続することにより、第1燃料タンク20に接続ホースによる突出部をなくすことができる。突出部がないことから、第1燃料タンク20の機体フレーム2への設置の自由度を向上させることができる。また、第2燃料タンク21は、この第2燃料タンク21の下部に形成された下部傾斜面S33が、機体フレーム2の後端部に備える後部横フレーム2bに対向するように配置されている。すなわち、第2燃料タンク21は、その両側方に位置する前後方向のフレーム部材の間に配置されるとともに、S33が後部横フレーム2bと前後方向に一部重なるように搭載されている。したがって、第2燃料タンク21を、その一部が機体フレーム2の上面よりも下側に沈み込んだ状態であって、後端部が機体フレーム2の後端部の近傍に位置する状態で搭載することができ、コンパクトに配置することができる。
加えて、機体フレーム2には第2燃料タンク21のロワーホース接続部を回避するようにその一部を切り欠いた切欠部2aを形成する。上記構成により機体フレーム2に直接第2燃料タンク21を固定することができ、第1燃料タンク20と同形状の第2燃料タンク21を使用しながら、脱穀部5後方下部の空間を有効に使用することができる。
エンジンEには、その排気を行うための排気パイプ30を接続し、その排気パイプ30はマフラーを含み、機体フレーム2の下面であって概略中央に前後に沿って配置され、排気ガスはコンバインの後方に向け放出される。この排気パイプ30は排気ガスにより高温になるため、機体フレーム2上のグレンタンク下方に配置する第1燃料タンク20が過熱される虞がある。そこでこの排気パイプ30と第1燃料タンク20との間に、排気パイプ30に並行する遮熱板31を設ける。この構成を採用することにより第1燃料タンク20が加熱されるのを防止できる。またこの遮熱板31と燃料タンク20との距離に比較して、遮熱板31と排気パイプ30との距離を短くなるように構成する。排気パイプ30と遮熱板31との距離を短くすることで、排気パイプ30の放熱効果をより高めることができる。この構成は、第2燃料タンク21がない場合にも採用することができる。
なお、本実施形態においては第2燃料タンク21に給油ホース24を接続する構成としたが、別実施形態として第1燃料タンク20に給油ホース24を接続する構成としても良い。この場合、アッパーホース22の給油ホース24とをケーブルタイにより固定することで一部のホース固定部品を削減することができ、部品コストを抑えることができる。また他の実施形態として給油ホース24を途中で分岐し、第1燃料タンク及び第2燃料タンクの両方に給油する構成としても良い。この場合、第1燃料タンクと第2燃料タンクを接続するホースの内アッパーホース22を削減することができる。
コンバイン1のエンジンEのラジエータを保護する部分の他の実施形態を説明する。従来ラジエータを保護するため、機体の左側方に設けたラジエータフレームには、目の粗いラジエータカバーと、さらに細かいわらくず等を除去する目の細かい防塵ネットが設けられ、防塵ネットの固定は、専用のはめ込み部に防塵ネットをはめ込み、その上部に設けたねじ機構で固定する構成としていた。ここでラジエータカバーの固定面には、ゴムなどのシール部材を挟んでいる。よってシール部材はラジエータフレームとラジエータカバーの接合面と同じ長方形を縁取った形態となる。
本実施形態では、はめ込み部にはめ込んだ防塵ネットを、シール部材等により防塵ネットを固定する方式とする。
一つ目の実施形態として、シール部材を、ラジエータフレームとラジエータカバーの接合面の内側よりもさらに内側に張り出した構成とし、張り出した部分で防塵ネットを挟み込むことでシール製を向上させる形態がある。
また、他の実施形態では、シール部材以外に防塵ネットの動作を規制するためのゴムなどによる保持部材を上下前後に4箇所設けたり、前後2箇所の保持部材を上下にずらして配置したりする構成とした。保持部材を上下前後に4箇所設ける場合は、上方に設けた2箇所の保持部材の長さを下方に設けた保持部材よりも長くすることにより適切に防塵ネットを押さえることが可能となる。また前後に2箇所の保持部材を上下にずらして配置することで、防塵ネットを差込む際に、同時に上記保持部材に接触することがなくなるのでスムーズに防塵ネットを差込むことができる。なお、本実施形態では機体前方の保持部材の下面と、機体後方の保持部材の上面とが一致するようにする。
1 コンバイン
2 機体フレーム
3 走行部
4 刈取部
5 脱穀部
6 貯留部
6a グレンタンク
7 運転部
20 第1燃料タンク
21 第2燃料タンク
23 ロワーホース
28 燃料フィルタ
29 エンジンオイルフィルタ
30 排気パイプ
31 遮熱板
61 揺動回転軸
E ディーゼルエンジン
S1 上部傾斜面(第1燃料タンク上部)
S2 貯留部傾斜面(グレンタンク下部の漏斗形状部)
S3 上部傾斜面(第2燃料タンク上部)
S4 脱穀部傾斜面(揺動回転軸のケース)
S11 下部傾斜面(第1燃料タンク下部)

Claims (6)

  1. 走行部(3)で支持された機体フレーム(2)の前部に刈取部(4)を設け、
    前記機体フレーム(2)上の左右一側に脱穀部(5)を、左右他側にはグレンタンク(6a)を備えた貯留部(6)を搭載し、該貯留部(6)の前側に運転部(7)を配置し、
    該運転部(7)の下方にエンジン(E)を備えたコンバインにおいて、
    前記機体フレーム(2)の後部には、エンジン(E)に連通した第1燃料タンク(20)と、
    この第1燃料タンク(20)に連通する第2燃料タンク(21)とを設置すると共に、
    これら第1燃料タンク(20)及び第2燃料タンク(21)の上面部に上部傾斜面(S1、S3)をそれぞれ形成し、
    前記第1燃料タンク(20)の上部傾斜面(S1)が前記グレンタンク(6a)底部下面に形成した貯留部傾斜面(S2)に対向するように、該第1燃料タンク(20)をグレンタンク(6a)の下方に配置し、
    前記第2燃料タンク(21)の上部傾斜面(S3)が前記脱穀部(5)の後側下部に形成した脱穀部傾斜面(S4)に対向するように、該第2燃料タンク(21)を脱穀部(5)の後部下方に配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記グレンタンク(6a)には、その後部に備えた縦軸まわりに外側方へ回動するオープン機構を備え、
    前記第1燃料タンク(20)とエンジン(E)との間に燃料フィルタ(28)を設けた請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記エンジン(E)に備えるエンジンオイルフィルタ(29)を、該エンジン(E)の後部に配置した請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記第1燃料タンク(20)の下面部に下部傾斜面(S11)を形成し、
    この下部傾斜面(S11)に形成した接続口に第2燃料タンク(21)へのロワーホース(23)を接続した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記第2燃料タンク(21)におけるロワーホース(23)の接続部を、前記機体フレーム(2)に形成した切欠部に入り込ませた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記エンジン(E)からの排気パイプ(30)と前記第1燃料タンク(20)との間に、遮熱板(31)を設けた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンバイン。
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