JP2013225986A - 界磁ヨーク組立体及びリニアモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアモータ100は、界磁ヨーク組立体30を備え、界磁を固定部とし、電機子3を可動部として、界磁と電機子3を相対的に移動可能である。リニアモータ100は、磁石列14を取り付ける界磁ヨーク組立体30を備える。界磁ヨーク組立体30は、対向配置された2つのヨーク板11と、ヨーク板11の一方側端部11aにおいて該2つのヨーク板11を片持ち梁状に支持するヨーク固定部12と、を有し、2つのヨーク板11間の隙間が、一方側端部11aよりも他方側端部11bの方が大きくなるように構成される。
【選択図】図3
Description
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るリニアモータ100は、界磁となる固定子1と、電機子3を有する可動子2とを備えている。固定子1は、2つのヨーク板11と、ヨーク固定部12と、複数の永久磁石13と、プレート15とを有している。2つのヨーク板11は、それぞれ同じ長尺の略矩形形状の平板であり、固定子1の長手方向に亘って互いに対向するよう配置されている。ヨーク固定部12は、固定子1の幅方向の断面形状が略U字型で、長手方向全体に亘って設けられ、2つのヨーク板11の一方側(図1及び図2中では下方側)端部の間を連結し、ヨーク板11を片持ち梁状に支持している。
図3に示すように、上記2つのヨーク板11と、ヨーク固定部12と、プレート15とは、界磁ヨーク組立体30を構成する。この界磁ヨーク組立体30に永久磁石13を接着等により固定することで、固定子1が組立てられる。プレート15は、上述したようにヨーク板11とは異種金属のプレートであり、ヨーク板11よりも熱膨張率の大きい金属材料、例えばヨーク板11を鉄製とした場合にはアルミニウム等が用いられる。高温化でプレート15が固着された2つのヨーク板11は、常温となった際に一方側(図3(a)中下側)端部11aから他方側(図3(a)中上側)端部11bに向けて外側に反るように湾曲する。これにより、2つのヨーク板11間の隙間が、他方側端部11b間で一方側端部11a間よりも大きくなる。この隙間の差は、例えば零コンマ数mm程度であるが、図3(a)では理解を容易とするため隙間の差を大幅に拡大して図示している(以下の図も同様)。この結果、界磁ヨーク組立体30は、正面から見た形状が開放側で広くなる略コの字状の拡開状となっている。
本実施形態の界磁ヨーク組立体30は、2つのヨーク板11の外側に各々固着されたプレート15を有する。プレート15は、ヨーク板11よりも熱膨張率の大きい金属材料で構成される。界磁ヨーク組立体30は、ヨーク板11とプレート15の熱膨張率の差を利用して、2つのヨーク板11を外側に反るように変形させ、2つのヨーク板11間の隙間が、ヨーク固定部12が配置される一方側端部11aよりも他方側端部11bの方が大きくなるように構成される。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
上記実施形態では、ヨーク板11の外側に該ヨーク板11よりも熱膨張率の大きい金属材料のプレート15を高温下で固着して貼り合わせ、その後室温に冷却する際の熱膨張率の差を利用して、ヨーク板11を外側に反った形状に変形させたが、ヨーク板11自体を塑性加工等で予め外側に反った形状に加工しておいてもよい。本変形例の界磁ヨーク組立体の一例を図4に示す。
上記実施形態では、ヨーク板11を反った形状とするようにしたが、ヨーク板11自体は平板状としておき、支持するヨーク固定部12の形状を倒立した略台形状とすることで、界磁ヨーク組立体を拡開形状としてもよい。本変形例の一例を図6に示す。
上記実施形態では、ヨーク11の外側に熱膨張率の大きい金属材料のプレート15を貼り付け、プレート15との熱膨張率の差で外側に反った2つのヨーク板11を、それらの対向面に取り付けた永久磁石13の吸引力により元に戻るように内側に反らせて、2つのヨーク板11の隙間を一定にした。これに対し、ヨーク11の外側に熱膨張率の小さい金属材料のプレートを貼り付け、対向面に取り付けた永久磁石間の吸引力により内側に反った2つのヨーク板11を、リニアモータ100の駆動時の発熱温度でプレートとの熱膨張率の差により元に戻るように外側に反らせて、駆動時に2つのヨーク板11の隙間を一定とするようにしてもよい。本変形例の界磁ヨーク組立体の一例を図7に示す。
なお、以上の実施形態及び変形例では、リニアモータ100は、界磁を固定部とし、電機子3を可動部として構成する場合を例にとって説明したが、界磁を可動部とし、電機子3を固定部としてリニアモータ100を構成してもよい。
2 可動子
3 電機子
11 ヨーク板
12 ヨーク固定部
12A ヨーク固定部
13 永久磁石
14 永久磁石列
15 プレート
16 プレート
30 界磁ヨーク組立体
30A 界磁ヨーク組立体
30B 界磁ヨーク組立体
30C 界磁ヨーク組立体
100 リニアモータ
Claims (8)
- 界磁と電機子のいずれか一方を可動子、他方を固定子として、前記界磁と前記電機子を相対的に移動可能なリニアモータに用いられる界磁ヨーク組立体であって、
対向配置された2つのヨーク板と、
前記ヨーク板の一方側端部において前記2つのヨーク板を片持ち梁状に支持するヨーク固定部と、を有し、
前記2つのヨーク板間の隙間が、前記一方側端部よりも他方側端部の方が大きくなるように構成される
ことを特徴とする界磁ヨーク組立体。 - 前記2つのヨーク板の外側に各々固着され、前記ヨーク板と異なる金属材料で構成されたプレートをさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の界磁ヨーク組立体。 - 前記ヨーク板は、
前記一方側端部から前記他方側端部に向けて外側に反った形状に加工されている
ことを特徴とする請求項1に記載の界磁ヨーク組立体。 - 前記ヨーク板は、平板状であり、
前記ヨーク固定部は、
前記2つのヨーク板間の隙間が前記一方側端部よりも他方側端部の方が大きくなるように、前記2つのヨーク板を拡開状に支持する
ことを特徴とする請求項1に記載の界磁ヨーク組立体。 - 界磁と電機子のいずれか一方を可動子、他方を固定子として、前記界磁と前記電機子を相対的に移動可能なリニアモータに用いられる界磁ヨーク組立体であって、
対向配置された2つのヨーク板と、
前記ヨーク板の一方側端部において前記2つのヨーク板を片持ち梁状に支持するヨーク固定部と、
前記2つのヨーク板の外側に各々固着され、前記ヨーク板と異なる金属材料で構成されたプレートと、を有する
ことを特徴とする界磁ヨーク組立体。 - 前記プレートは、
前記ヨーク板よりも熱膨張率が大きな金属材料で構成される
ことを特徴とする請求項5に記載の界磁ヨーク組立体。 - 前記プレートは、
前記ヨーク板よりも熱膨張率が小さな金属材料で構成される
ことを特徴とする請求項5に記載の界磁ヨーク組立体。 - 界磁と電機子のいずれか一方を可動子、他方を固定子として、前記界磁と前記電機子を相対的に移動可能なリニアモータであって、
前記界磁は、
請求項5乃至7のいずれか1項に記載の界磁ヨーク組立体と、
前記界磁ヨーク組立体が有する2つの対向配置されたヨーク板の内側に各々設けられ、前記移動方向に交互に極性が異なるように、且つ、対向する磁石と極性が異なるように配置された複数の永久磁石と、を有する
ことを特徴とするリニアモータ。
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