JP5488831B2 - リニアモータ及びステージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶・半導体関連製造装置、実装機械、工作機械などの産業機械の分野でステージ装置などに利用される、X軸及びY軸の2軸方向に駆動することが可能なリニアモータ及びそれを用いたステージ装置に関する。
従来、1台のリニアモータでX軸及びY軸の2軸方向の駆動を行うことができるリニアモータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このリニアモータは、第1磁石列及び第2磁石列を有する界磁と、界磁の第1磁石列に対向する位置に第1電機子コイル列を配置すると共に、界磁の第2磁石列と対向する位置に第2電機子コイル列を配置した電機子とを備えている。第1磁石列は、界磁が有する2つの平板状の界磁ヨークの内側において、対向配置された一対の第1磁石がX軸方向に沿って複数列配置されることにより構成されている。また第2磁石列は、第1磁石列のY軸方向一方側(ヨーク開口側)において、対向配置された一対の第2磁石がY軸方向に沿って2列配置されることにより構成されている。
特開2010−74976号公報
上記従来技術の構成では、モータの大きさが限定されている場合、界磁の第1磁石列と第2磁石列の位置が近くなり、第1磁石列によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列によるY軸駆動用の磁界とが相互に干渉するおそれがあった。
本発明の目的は、XY軸の各軸駆動用の磁界の相互干渉を抑制することができるリニアモータ及びステージ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明のリニアモータは、界磁と電機子を備え、前記界磁と前記電機子のいずれか一方を可動子、他方を固定子として、前記可動子をX軸方向及びこれに直交するY軸方向に移動可能なリニアモータにおいて、前記界磁は、対向配置された2つの平板状の界磁ヨークと、前記界磁ヨークの前記Y軸方向一方側端部に設けられたヨークベースと、前記界磁ヨークの内側に設けられ、対向配置された極性の異なる一対の第1磁石が前記X軸方向に沿って複数列配置された第1磁石列と、前記界磁ヨークの内側における前記第1磁石列の前記Y軸方向一方側又は他方側に設けられ、対向配置された極性の異なる一対の第2磁石が前記Y軸方向に沿って一列配置され、前記ヨークベースを介して前記Y軸駆動用の磁界の閉ループを形成する第2磁石列と、を有し、前記電機子は、前記第1磁石列と対向する位置に配置された第1電機子コイルと、前記第2磁石列と対向する位置に配置された第2電機子コイルと、を有することを特徴とする。
本願第1発明のリニアモータにおいては、界磁は、2つの平板状の界磁ヨークの内側に、対向配置された一対の第1磁石がX軸方向に沿って複数列配置された第1磁石列と、この第1磁石列のY軸方向一方側又は他方側に設けられ、対向配置された一対の第2磁石がY軸方向に沿って一列配置された第2磁石列とを有している。第1磁石列において、一対の第1磁石をX軸方向に沿って交互に極性が反対となるように配置することで、隣り合う二対の第1磁石同士で磁界の閉ループを形成し、第1磁石列と第1電機子コイルとで生じる電磁力によって電機子をX軸方向に駆動できる。また第1磁石列のY軸方向一方側又は他方側に設けられた第2磁石列では、一対の第2磁石と、界磁ヨークのY軸方向一方側端部に設けられたヨークベースとによって磁界の閉ループを形成し、第2磁石列と第2電機子コイルとで生じる電磁力によって電機子をY軸方向に駆動することが可能である。
このように、一対の第2磁石がY軸方向に沿って一列のみ配置された構成とすることで、一対の第2磁石をY軸方向に沿って二列配置し、第2磁石同士で磁界の閉ループを形成する構造に比べ、第2磁石のY軸方向の列数が少なくなるため、第1磁石列と第2磁石列の位置を遠ざけることができる。これにより、第1磁石列によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列によるY軸駆動用の磁界との相互干渉を抑制することができる。その結果、磁界の相互干渉によって各軸の漏れ磁束が増大し、モータ定数が低下するのを防止できる。また、磁界の相互干渉によって各軸のギャップ磁束密度に不均一が生じ、推力リプルやサイドフォースが増加するのを防止できる。したがって、モータを搭載する装置の各種性能に悪影響を及ぼすことがなく、モータの信頼性を向上することができる。
第2発明のリニアモータは、上記第1発明において、前記第2磁石列は、前記第1磁石列の前記Y軸方向一方側に設けられていることを特徴とする。
本願第2発明においては、第2磁石列が、第1磁石列のY軸方向一方側、すなわち界磁ヨークがヨークベースによって閉塞される側に設けられている。これにより、第2磁石列が第1磁石列のY軸方向他方側、すなわち界磁ヨークの開口側に設けられる場合に比べ、第2磁石列によるY軸駆動用の磁束の漏れを少なくすることができる。
第3発明のリニアモータは、上記第1発明において、前記第2磁石列は、前記第1磁石列の前記Y軸方向他方側に設けられていることを特徴とする。
本願第3発明においては、第2磁石列が、第1磁石列のY軸方向他方側、すなわち界磁ヨークの開口側に設けられている。この場合、第1磁石列のヨーク開口側に設けられた一対の第2磁石と、2つの界磁ヨークと、ヨークベースとで、第1磁石列を囲うように磁界の閉ループを形成し、第2磁石列と第2電機子コイルとで生じる電磁力にて電機子をY軸方向に駆動することが可能である。またこのように、第2磁石列を、第1磁石列のY軸方向一方側のみでなく他方側にも配置可能とすることで、第2磁石列のレイアウトの自由度を向上できる。
第4発明のリニアモータは、上記第2発明において、前記第2磁石列は、前記電機子の前記第2電機子コイルにおける前記Y軸方向一方側のコイル辺部に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
本願第4発明においては、第2磁石列が、電機子の第2電機子コイルにおけるY軸方向一方側のコイル辺部に対向する位置に設けられている。これにより、第2磁石列をY軸方向一方側寄りに配置することができるので、第1磁石列と第2磁石列の位置をより一層遠ざけることができる。したがって、磁界の相互干渉の抑制効果をさらに高めることができる。
第5発明のリニアモータは、上記第4発明において、前記第2磁石列は、前記第2電機子コイルの前記コイル辺部よりも前記Y軸方向に長く形成された前記第2磁石で構成されており、前記第2磁石の前記Y軸方向一方側端部と前記コイル辺部の前記Y軸方向一方側端部とのY軸方向における間隔が、前記第2磁石の前記Y軸方向他方側端部と前記コイル辺部の前記Y軸方向他方側端部とのY軸方向における間隔よりも大きくなるように、設けられていることを特徴とする。
第2磁石列が、第2電機子コイルにおけるY軸方向一方側のコイル辺部(以下、第1コイル辺部と称する)に対向して配置された構成においては、第2電機子コイルのY軸方向他方側のコイル辺部(以下、第2コイル辺部と称する)は、第2磁石列と離れているため磁界の影響を受けにくい。しかし、電機子が界磁との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した場合には、第2コイル辺部は第2磁石列に近づくため磁界の影響を受け、推進力が弱まってしまう。一方、電機子が界磁との関係において相対的にY軸方向他方側に移動した場合には、第2コイル辺部は第2磁石列よりさらに遠ざかるため磁界の影響をほとんど受けず、推進力はほぼ一定である。このようにしてモータのY軸方向の推進力が電機子の移動方向によって異なると、推力リプルの増大を招く結果となる。
そこで本願第5発明においては、第2磁石列が、第2磁石のY軸方向一方側端部と第1コイル辺部のY軸方向一方側端部とのY軸方向における間隔が、第2磁石のY軸方向他方側端部と第1コイル辺部のY軸方向他方側端部とのY軸方向における間隔よりも大きくなるように設けられている。これにより、電機子が界磁との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した場合でも、第2コイル辺部と第2磁石列との距離を比較的大きく維持することが可能となるため、上述した推進力の減少を抑制することができる。したがって、推力リプルが増加するのを防止できる。
第6発明のリニアモータは、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記ヨークベースは、磁性材料で構成されていることを特徴とする。
ヨークベースを鉄等の磁性材料で構成することにより、第1磁石列のY軸方向一方側又は他方側に設けられた一対の第2磁石と、磁性材料で構成されたヨークベースとで、Y軸駆動用の磁界の閉ループを確実に形成し、且つ、漏れ磁束を少なくすることができる。これにより、Y軸方向の推進力を大きくすることができる。
上記目的を達成するために、第7発明のステージ装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリニアモータを直動機構の駆動源として用いたことを特徴とする。
本願第7発明によれば、第1磁石列によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列によるY軸駆動用の磁界との相互干渉を抑制することができるリニアモータを直動機構の駆動源として用いた信頼性の高いステージ装置を実現できる。
本発明によれば、XY軸の各軸駆動用の磁界の相互干渉を抑制することができる。
本発明の一実施形態リニアモータの全体概略構成を表す、X軸方向に直交する方向に沿った断面によるリニアモータの横断面図である。 界磁の全体概略構成を表す説明図であり、図2(a)は、図2(b)中IIA−IIA断面による界磁の横断面図であり、図2(b)は、界磁をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。 電機子の全体概略構成を表す説明図であり、図3(a)は、図3(b)中IIIA−IIIA断面による電機子の横断面図であり、図3(b)は、電機子をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。 比較例における界磁の全体概略構成を表す説明図あり、図4(a)は、図4(b)中IVA−IVA断面による比較例における界磁の横断面図であり、図4(b)は、比較例における界磁をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。 電機子が図1に示す位置から界磁との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した場合における、第2コイル辺部と第2磁石列との距離を表す説明図である。 第2磁石列を第1磁石列のY軸方向他方側に設ける変形例において、リニアモータの全体概略構成を表す、X軸方向に直交する方向に沿った断面によるリニアモータの横断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のリニアモータの全体概略構成を表す、X軸方向に直交する方向に沿った断面によるリニアモータの横断面図である。
図1に示すように、リニアモータ1は、いわゆるコアレス型のリニアモータであり、固定子として構成された界磁2と、可動子として構成された電機子3とを備えている。このリニアモータ1は、可動子として構成された電機子3を、X軸方向(図1中の紙面手前奥方向。詳細は後述)及びこれに直交するY軸方向(図1中の上下方向。詳細は後述)の2軸方向に駆動(移動)可能に構成されている。
図2は、上記界磁2の全体概略構成を表す説明図であり、図2(a)は、図2(b)中IIA−IIA断面による界磁2の横断面図であり、図2(b)は、界磁2をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。
図2(a)(b)及び図1に示すように、界磁2は、2つの平板状の界磁ヨーク4と、これら2つの界磁ヨーク4を略平行に対向配置可能に支持(固定)するヨークベース5と、互いに極性の異なる一対のX軸永久磁石6a(第1磁石)が複数列(この例では10列)配置された第1磁石列6と、互いに極性の異なる一対のY軸永久磁石7a(第2磁石)が一列配置された第2磁石列7とを有している。
2つの界磁ヨーク4は、例えば鉄などの磁性材料で構成されており、上記ヨークベース5を介して略平行に対向配置されている。なお、界磁ヨーク4の長手方向(図1及び図2(a)中の紙面手前奥方向、図2(b)中の左右方向)が「X軸方向」に相当し、界磁ヨーク4の長手方向に直交する方向(図1及び図2(a)(b)中の上下方向)が「Y軸方向」に相当する。
ヨークベース5は、例えば鉄などの磁性材料で構成されており、2つの界磁ヨーク4を支持するようにして、これら2つの界磁ヨーク4間のY軸方向一方側(図1及び図2(a)(b)中の下側)端部に設けられている。
一対のX軸永久磁石6aは、2つの界磁ヨーク4の互いに対向する面(言い換えれば各界磁ヨーク4の内側の面)のY軸方向他方側(図1及び図2(a)(b)中の上側)に対向配置されている。第1磁石列6は、複数対(この例では10対)のX軸永久磁石6aがX軸方向に沿って等ピッチで、かつX軸方向に沿って交互に極性が反対となるように各界磁ヨーク4の内側の面のY軸方向他方側に対向配置されることで、界磁ヨーク4の内側のY軸方向他方側、言い換えれば界磁ヨーク4の開口側に設けられている。すなわち、第1磁石列6においては、2つの界磁ヨーク4のうち、一方の界磁ヨーク4側に配列された複数のX軸永久磁石6aの極性が、例えばS極→N極→S極→N極→・・・となり、他方の界磁ヨーク4側に配列された複数のX軸永久磁石6aの極性が、それぞれ反対のN極→S極→N極→S極→・・・となっている。また、第1磁石列6において複数対のX軸永久磁石6aが上記のように配置されることにより、隣り合う二対のX軸永久磁石6a同士で、X軸駆動用の磁界の閉ループ(図示せず)が形成される。
一対のY軸永久磁石7aは、2つの界磁ヨーク4の互いに対向する面(言い換えれば各界磁ヨーク4の内側の面)における第1磁石列6のY軸方向一方側(図1及び図2(a)(b)中の下側)に対向配置されている。第2磁石列7は、一対のY軸永久磁石7aがX軸方向に沿うように(X軸方向全域に渡るように)各界磁ヨーク4の内側の面における第1磁石列6のY軸方向一方側に対向配置されることで、界磁ヨーク4の内側における第1磁石列6のY軸方向一方側、言い換えれば界磁ヨーク4がヨークベース5によって閉塞される側に設けられている。すなわち、第2磁石列7においては、2つの界磁ヨーク4のうち、一方の界磁ヨーク4側に配置されたY軸永久磁石7aの極性が例えばN極となり、他方の界磁ヨーク4側に配列されたY軸永久磁石7aの極性が反対のS極となっている。また、第2磁石列7における一対のY軸永久磁石7aとヨークベース5とで、Y軸駆動用の磁界の閉ループL1が形成される。なお、第2磁石列7の詳細については、後述する。
図3は、上記電機子3の全体概略構成を表す説明図であり、図3(a)は、図3(b)中IIIA−IIIA断面による電機子3の横断面図であり、図3(b)は、電機子3をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。なお、図3(a)中では、紙面手前奥方向が「X軸方向」、上下方向が「Y軸方向」に相当する。図3(b)中では、左右方向が「X軸方向」、上下方向が「Y軸方向」に相当する。
図3(a)(b)及び図1に示すように、電機子3は、平板状の基板9と、図示しない負荷を載置するための図示しないテーブルを固定する電機子ベース8とを有している。
基板9は、上記界磁2の第1及び第2磁石列6,7と磁気的空隙を介して対向配置されている。言い換えれば、第1及び第2磁石列6,7の内側の空隙に配置されている。この基板9には、例えば電気角120°の位相差を持つAC(Alternating Current)3相コイル11a(第1電機子コイル)が複数列(この例では6列)配置された第1電機子コイル列11と、1つの単相コイル12(第2電機子コイル)とが設けられている。
第1電機子コイル列11は、複数(この例では6つ)のAC3相コイル11aが基板9における上記界磁2の第1磁石列6と対向する位置にX軸方向に沿って等ピッチで配列されることによって構成されており、樹脂モールドにより平板状に成形され固定(配置)されている。
単相コイル12は、第1電機子コイル列11のY軸方向一方側(図1及び図3(a)(b)中の下側)、すなわち基板9における上記界磁2の第2磁石列7と対向する位置にX軸方向に沿って(X軸方向全域に渡って)、樹脂モールドにより平板状に成形され固定(配置)されている。
電機子ベース8は、基板9のY軸方向他方側(図1及び図3(a)(b)中の上側)に配置されている。この電機子ベース8には、X軸方向に沿って2つの冷媒通路10が設けられている。冷媒通路10は、電機子3を直接冷却するように、AC3相コイル11aや単相コイル12から発生する熱量を回収するための冷媒通路である。電機子3に冷媒通路10を設けることにより、コイル発熱による損失が少なくなり、効率のよいリニアモータ1を提供することができる。
図1に戻り、上記界磁2の第2磁石列7の詳細を説明する。
界磁2の第2磁石列7は、前述したように、界磁ヨーク4の内側における第1磁石列6のY軸方向一方側(図1中の下側)に設けられている。詳細には、第2磁石列7は、界磁ヨーク4の内側の、上記電機子3の単相コイル12におけるY軸方向一方側のコイル辺部12a(以下適宜、「第1コイル辺部12a」と称する。図3(a)(b)も参照)に対向する位置に設けられている。
さらに詳細に言えば、第2磁石列7は、第1コイル辺部12aよりもY軸方向に長く形成された一対のY軸永久磁石7aで構成されており、Y軸方向の推進力が発生していない状態において、間隔S1が間隔S2よりも大きくなるように、界磁ヨーク4の内側の、当該第1コイル辺部12aに対向する位置に設けられている。間隔S1は、Y軸永久磁石7aのY軸方向一方側端部と第1コイル辺部12aのY軸方向一方側端部とのY軸方向における間隔(距離)である。間隔S2は、Y軸永久磁石7aのY軸方向他方側(図1中の上側)端部と第1コイル辺部12aのY軸方向他方側端部とのY軸方向における間隔(距離)である。
以上のように構成されたリニアモータ1では、電機子3をXY軸方向の2軸方向に駆動することができる。すなわち、電機子3のAC3相コイル11aに通電することで、上記X軸駆動用の磁界の閉ループとの作用、すなわちAC3相コイル11aと界磁2の第1磁石列6とで生じる電磁力によって、電機子3に推力を発生させ電機子3をX軸方向に駆動することができる。また、電機子3の単相コイル12に通電することで、上記Y軸駆動用の磁界の閉ループL1との作用、すなわち単相コイル12と界磁2の第2磁石列7とで生じる電磁力によって、電機子3に推力を発生させ電機子3をY軸方向に駆動することができる。
ここで、以上説明した本実施形態の効果を説明する前に、図4を用いて本実施形態の効果を説明するための比較例を説明する。図4は、比較例における界磁2の全体概略構成を表す説明図であり、図4(a)は、図4(b)中IVA−IVA断面による比較例における界磁2の横断面図であり、図4(b)は、比較例における界磁2をX軸方向に直交する方向に沿って見た側面図である。なお、図4(a)(b)は、上記図2(a)(b)に対応する図であり、対比の便宜のため、比較例における各部の符号は、本実施形態と同一の符号を用いている。
比較例のリニアモータ1の構成は、本実施形態のリニアモータ1の構成とほぼ同様であるが、比較例のリニアモータ1が備える界磁2の第2磁石列7が、Y軸方向に沿って二列配置されている点に相違がある。すなわち、図4(a)(b)に示すように、比較例における界磁2では、界磁ヨーク4の内側における第1磁石列6のY軸方向一方側(図4中の下側)に、第2磁石列7が、Y軸方向に沿って二列配置されている。言い換えれば、一対のY軸永久磁石7aがY軸方向に沿って二列配置されている。したがって、比較例における界磁2では、二対のY軸永久磁石7a同士で、Y軸駆動用の磁界の閉ループL2が形成される。他の構成については、本実施形態のリニアモータ1と同様である。
上記比較例のリニアモータ1では、次のような不具合が生じる場合がある。すなわち、上記比較例においては、一対のY軸永久磁石7aがY軸方向に沿って二列配置されているので、第1磁石列6と第2磁石列7との位置が近くなり、第1磁石列6によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列7によるY軸駆動用の磁界とが相互に干渉するおそれがある。その結果、磁界の相互干渉によって各軸の漏れ磁束が増大し、モータ定数が低下する可能性がある。また、磁界の相互干渉によって各軸のギャップ磁束密度に不均一が生じ、推力リプルやサイドフォースが増加する可能性もある。
これに対し、本実施形態のリニアモータ1においては、一対のY軸永久磁石7aがY軸方向に沿って一列のみ配置された構成(図2(a)(b)等を参照)とすることで、上記比較例のように一対のY軸永久磁石7aをY軸方向に沿って二列配置し、Y軸永久磁石7a同士で磁界の閉ループL2を形成する構造に比べ、Y軸永久磁石7aのY軸方向の列数が少なくなるため、第1磁石列6と第2磁石列7の位置を遠ざけることができる。これにより、第1磁石列6によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列7によるY軸駆動用の磁界との相互干渉を抑制することができる。その結果、磁界の相互干渉によって各軸の漏れ磁束が増大し、モータ定数が低下するのを防止できる。また、磁界の相互干渉によって各軸のギャップ磁束密度に不均一が生じ、推力リプルやサイドフォースが増加するのを防止できる。したがって、リニアモータ1を搭載する装置の各種性能に悪影響を及ぼすことがなく、リニアモータ1の信頼性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、第2磁石列7が、第1磁石列6のY軸方向一方側、すなわち界磁ヨーク4がヨークベース5によって閉塞される側に設けられている(図2(a)(b)等を参照)。これにより、第2磁石列7が第1磁石列6のY軸方向他方側、すなわち界磁ヨーク4の開口側に設けられる場合に比べ、第2磁石列7によるY軸駆動用の磁束の漏れを少なくすることができる。
また、本実施形態では特に、第2磁石列7が、上記第1コイル辺部12aに対向する位置に設けられている(図1等を参照)。これにより、第2磁石列7をY軸方向一方側寄りに配置することができるので、第1磁石列6と第2磁石列7の位置をより一層遠ざけることができる。したがって、磁界の相互干渉の抑制効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態では特に、間隔S1が間隔S2よりも大きくなるように第2磁石列7を配置している。これにより、次のような効果を得ることができる。すなわち、図1に示すように、第2磁石列7が上記第1コイル辺部12aに対向して配置された構成においては、単相コイル12におけるY軸方向他方側のコイル辺部12b(以下適宜、「第2コイル辺部12b」と称する。図3(a)(b)も参照)は、第2磁石列7と離れているため磁界の影響を受けにくい。しかし、電機子3が界磁2との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した場合には、第2コイル辺部12bは第2磁石列7に近づくため磁界の影響を受け、推進力が弱まってしまう。一方、電機子3が界磁2との関係において相対的にY軸方向他方側に移動した場合には、第2コイル辺部12bは第2磁石列7よりさらに遠ざかるため磁界の影響をほとんど受けず、推進力はほぼ一定である。このようにしてリニアモータ1のY軸方向の推進力が電機子3の移動方向によって異なると、推力リプルの増大を招く結果となる。
そこで本実施形態では、上述のように第2磁石列7を上記間隔S1が上記間隔S2よりも大きくなるように配置することにより、電機子3が界磁2との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した場合でも、第2コイル辺部12bと第2磁石列7との距離Dを比較的大きく維持することが可能となるため、上述した推進力の減少を抑制することができる。したがって、推力リプルが増加するのを防止できる。
図5は、この場合における距離Dを表す説明図である。なお、この図5は、電機子3が上記図1に示す位置から界磁2との関係において相対的にY軸方向一方側に移動した以外は、図1と同様である。図1及び図5において、距離Dは、上記第2コイル辺部12bと、第2磁石列7との距離(この例では第2コイル辺部12bのY軸方向一方側端部と、Y軸永久磁石7aのY軸方向他方側端部との距離)である。図5に示すように、電機子3が、上記図1に示す位置から、界磁2との関係において相対的にY軸方向一方側(図1及び図5中の下側)に移動しても、第2磁石列7を間隔S1が間隔S2よりも大きくなるように配置したことによって、距離Dは、電機子3が上記図1に示す位置に存在する場合に比べ小さくなっているものの、未だ比較的大きく維持されている。
また、本実施形態では特に、ヨークベース5が、鉄などの磁性材料で構成されている。ヨークベース5を磁性材料で構成することにより、第1磁石列6のY軸方向一方側に設けられた一対のY軸永久磁石7aと、磁性材料で構成されたヨークベース5とで、Y軸駆動用の磁界の閉ループL1を確実に形成し、且つ、漏れ磁束を少なくすることができる。これにより、Y軸方向の推進力を大きくすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)第2磁石列を第1磁石列のY軸方向他方側に設ける場合
上記実施形態においては、界磁2において第2磁石列7を第1磁石列6のY軸方向一方側に設けていたが、これに限られず、第2磁石列7を第1磁石列6のY軸方向他方側に設けてもよい。
図6は、本変形例のリニアモータ1の全体概略構成を表す、X軸方向に直交する方向に沿った断面によるリニアモータ1の横断面図である。なお、図6は、前述の図1に対応する図である。図1と同等の部分には同符号を付し、説明を適宜省略する。また、図1中では、紙面手前奥方向が「X軸方向」、上下方向が「Y軸方向」に相当する。
本変形例のリニアモータ1においては、界磁2の第1及び第2磁石列6,7を設けた位置と、電機子3の第1電機子コイル列11及び単相コイル12を設けた位置とが、上記実施形態のリニアモータ1と異なっている。
すなわち、図6に示すように、本変形例のリニアモータ1においては、一対のX軸永久磁石6aが複数列配置された第1磁石列6が、界磁ヨーク4の内側のY軸方向一方側(図6中の下側)、言い換えれば界磁ヨーク4がヨークベース5によって閉塞される側に設けられている。したがって、本変形例では、上記実施形態と同様、第1磁石列6において複数対のX軸永久磁石6aが前述のように配置されることにより、隣り合う二対のX軸永久磁石6a同士で、X軸駆動用の磁界の閉ループが形成される。そして、本変形例のリニアモータ1においては、第1電機子コイル列11(言い換えれば複数のAC3相コイル11a)が、基板9における上記第1磁石列6と対向する位置に、樹脂モールドにより平板状に成形され固定されている。
また、本変形例のリニアモータ1においては、一対のY軸永久磁石7aが一列配置された第2磁石列7が、界磁ヨーク4の内側における第1磁石列6のY軸方向他方側(図6中の上側)、言い換えれば界磁ヨーク4の開口側に設けられている。したがって、本変形例では、上記実施形態と異なり、第2磁石列7における一対のY軸永久磁石7aと、2つの界磁ヨーク4と、ヨークベース5とで、Y軸駆動用の磁界の閉ループL3が形成される。そして、本変形例のリニアモータ1においては、単相コイル12が、第1電機子コイル列11のY軸方向他方側、すなわち基板9における上記第2磁石列7と対向する位置に、樹脂モールドにより平板状に成形され固定されている。
また、本変形例における第2磁石列7は、詳細には、界磁ヨーク4の内側の、前述の第2コイル辺部12bに対向する位置に設けられている。さらに詳細に言えば、本変形例における第2磁石列7は、第2コイル辺部12bよりもY軸方向に長く形成された一対のY軸永久磁石7aで構成されており、間隔S3が間隔S4よりも大きくなるように、界磁ヨーク4の内側の、当該第2コイル辺部12bに対向する位置に設けられている。間隔S3は、Y軸永久磁石7aのY軸方向他方側端部と第2コイル辺部12bのY軸方向他方側端部とのY軸方向における間隔(距離)である。間隔S4は、Y軸永久磁石7aのY軸方向一方側端部と第2コイル辺部12bのY軸方向一方側端部とのY軸方向における間隔(距離)である。
上記以外のリニアモータ1の構成は、上記実施形態のリニアモータ1と同様である。
以上説明した本変形例においては、第2磁石列7が、第1磁石列6のY軸方向他方側、すなわち界磁ヨーク4の開口側に設けられている。この場合、第1磁石列6のヨーク開口側に設けられた一対のY軸永久磁石7aと、2つの界磁ヨーク4と、ヨークベース5とで、第1磁石列6を囲うように磁界の閉ループL3を形成し、第2磁石列7と単相コイル12とで生じる電磁力にて電機子3をY軸方向に駆動することができる。本変形例においても、一対のY軸永久磁石7aがY軸方向に沿って一列のみ配置された構成となるので、上記実施形態と同様に、第1磁石列6と第2磁石列7の位置を遠ざけることができる。またこのように、第2磁石列7を、第1磁石列6のY軸方向一方側のみでなく他方側にも配置可能とすることで、第2磁石列7のレイアウトの自由度を向上できる。
(2)リニアモータをステージ装置に適用する場合
すなわち、上記実施形態のリニアモータ1や上記(1)の変形例のリニアモータ1をステージ装置における直動機構の駆動源として用いてもよい。以下、そのようなステージ装置の一例を説明する。ステージ装置は、固定台上を移動可能なリニアモータ、このリニアモータの上部に配設されたステージ、上記固定台側及びリニアモータ側にそれぞれ設けられたスライダ及びガイドレールからなるリニアガイド等から構成されている。このステージ装置のリニアモータは、上記実施形態のリニアモータ1、又は、上記(1)の変形例のリニアモータ1から構成されている。このように構成されたステージ装置においては、リニアモータの駆動によってステージをX軸方向及びY軸方向に駆動することができる。すなわち、リニアモータは、ステージ装置における直動機構の駆動源として用いられている。前述したような第1磁石列6によるX軸駆動用の磁界と第2磁石列7によるY軸駆動用の磁界との相互干渉を抑制することができるリニアモータを直動機構の駆動源として用いることにより、信頼性の高いステージ装置を実現できる。
(3)その他
以上においては、界磁2を固定子とし、電機子3を可動子として、可動子である電機子3をX軸方向及びY軸方向に移動可能としていたが、これに限られない。すなわち、反対に、界磁を可動子とし、電機子を固定子として、可動子である界磁をX軸方向及びY軸方向に移動可能としてもよい。この場合も上記実施形態等と同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 リニアモータ
2 界磁
3 電機子
4 界磁ヨーク
5 ヨークベース
6 第1磁石列
6a X軸永久磁石(第1磁石)
7 第2磁石列
7a Y軸永久磁石(第2磁石)
11a AC3相コイル(第1電機子コイル)
12 単相コイル(第2電機子コイル)
12a 第1コイル辺部(第2電機子におけるY軸方向一方側のコイル辺部)

Claims (7)

  1. 界磁と電機子を備え、前記界磁と前記電機子のいずれか一方を可動子、他方を固定子として、前記可動子をX軸方向及びこれに直交するY軸方向に移動可能なリニアモータにおいて、
    前記界磁は、
    対向配置された2つの平板状の界磁ヨークと、
    前記界磁ヨークの前記Y軸方向一方側端部に設けられたヨークベースと、
    前記界磁ヨークの内側に設けられ、対向配置された極性の異なる一対の第1磁石が前記X軸方向に沿って複数列配置された第1磁石列と、
    前記界磁ヨークの内側における前記第1磁石列の前記Y軸方向一方側又は他方側に設けられ、対向配置された極性の異なる一対の第2磁石が前記Y軸方向に沿って一列配置され、前記ヨークベースを介して前記Y軸駆動用の磁界の閉ループを形成する第2磁石列と、を有し、
    前記電機子は、
    前記第1磁石列と対向する位置に配置された第1電機子コイルと、
    前記第2磁石列と対向する位置に配置された第2電機子コイルと、を有する
    ことを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記第2磁石列は、
    前記第1磁石列の前記Y軸方向一方側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記第2磁石列は、
    前記第1磁石列の前記Y軸方向他方側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  4. 前記第2磁石列は、
    前記電機子の前記第2電機子コイルにおける前記Y軸方向一方側のコイル辺部に対向する位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  5. 前記第2磁石列は、
    前記第2電機子コイルの前記コイル辺部よりも前記Y軸方向に長く形成された前記第2磁石で構成されており、
    前記第2磁石の前記Y軸方向一方側端部と前記コイル辺部の前記Y軸方向一方側端部とのY軸方向における間隔が、前記第2磁石の前記Y軸方向他方側端部と前記コイル辺部の前記Y軸方向他方側端部とのY軸方向における間隔よりも大きくなるように、設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記ヨークベースは、
    磁性材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリニアモータを直動機構の駆動源として用いた
    ことを特徴とするステージ装置。
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