JP2013222207A - デジタル印刷機の駆動方法およびトナー濃度の検出方法、ならびにデジタル印刷機 - Google Patents

デジタル印刷機の駆動方法およびトナー濃度の検出方法、ならびにデジタル印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013222207A
JP2013222207A JP2013085770A JP2013085770A JP2013222207A JP 2013222207 A JP2013222207 A JP 2013222207A JP 2013085770 A JP2013085770 A JP 2013085770A JP 2013085770 A JP2013085770 A JP 2013085770A JP 2013222207 A JP2013222207 A JP 2013222207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
ultrasonic
charging voltage
ultrasonic pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013085770A
Other languages
English (en)
Inventor
Zollner Alfred
ツォルナー アルフレート
Ritzer Alfons
リッツァー アルフォンス
Martin Berg
ベアク マーティン
Bogdan Attila
ボグダン アッティラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Production Printing Germany GmbH and Co KG
Original Assignee
Oce Printing Systems GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oce Printing Systems GmbH and Co KG filed Critical Oce Printing Systems GmbH and Co KG
Publication of JP2013222207A publication Critical patent/JP2013222207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0849Detection or control means for the developer concentration
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0849Detection or control means for the developer concentration
    • G03G15/0851Detection or control means for the developer concentration the concentration being measured by electrical means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/10Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
    • G03G15/104Preparing, mixing, transporting or dispensing developer
    • G03G15/105Detection or control means for the toner concentration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナー濃度を高精度に大きな変動範囲で求めることのできる方法および現像液により動作するデジタル印刷機を提供することである。
【解決手段】現像液を用いて施与されるトナー粒子により記録担体を印刷するためのデジタル印刷機の駆動方法であって、前記現像液のトナー濃度が、測定セル内での超音波パルスを用いた測定によって検出され、前記充電電圧により充電された超音波送信器の放電によって少なくとも1つの超音波パルスが形成され、該超音波パルスが前記現像液を通過し、超音波受信器によって受信され、該超音波受信器は受信された超音波パルスに相当する受信信号を形成し、制御装置が前記充電電圧を、前記受信信号の代表的パラメータが所定の目標値に相当するような値に制御し、制御された前記充電電圧からトナー濃度が求められる方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、現像液を用いて施与されるトナー粒子により記録担体を印刷するためのデジタル印刷機、とりわけロール紙または枚葉紙を印刷するための高速印刷機の駆動方法に関するものである。本発明はさらにデジタル印刷機およびトナー濃度の検出に関するものである。
このようなデジタル印刷機では、荷電画像担体の潜像電荷像が現像液を用いた電気泳動によって着色される。このようにして発生したトナー画像は、転写エレメントを介して間接的に、または直接記録担体に転写される。現像液は、所望の比でトナー粒子とキャリア流体とを有する。キャリア流体として好ましくはミネラルオイルが使用される。トナー粒子を静電的に帯電するため、現像液には電荷調整物質が添加される。加えて現像液の例えば所望の粘度または所望の乾燥特性を得るために別の添加物も添加される。
このようなデジタル印刷機はすでに長く公知であり、例えば特許文献1、特許文献2、および特許文献3に記載されている。
本出願人の特許文献4から、現像液システムのためにトナー粒子の濃度を検出する方法が公知であり、ここではキャリア流体とトナー粒子からなる懸濁液に超音波パルスが照射される。トナー濃度を検出するために、測定セル内での超音波パルスの伝搬時間が測定される。ここではマイクロコンピュータのデジタルクロック信号からまず待機時間が求められる。待機時間の経過後、超音波受信器により受信される信号が最初にゼロ通過するまでコンデンサに電圧が荷電される。超音波パルスの伝搬時間は、待機時間と充電時間との和から高精度で求められ、そこからトナー濃度が推定される。この刊行物に記載された方法は実際に使用されているが、トナー濃度の検出が懸濁液の温度に強く依存する。さらにトナー濃度が変化する際に変化する音響的減衰が受信信号に影響し、正確な伝搬時間検出のために減衰された信号のゼロ通過を求めることが困難になる。
特許文献5には、現像液を監視するための方法および装置が記載されており、これにより現像液の温度とトナー濃度が検出される。ここでは超音波センサによって音速と現像液の減衰が測定される。2つのパラメータは温度に対し異なる依存性を有しており、2つの測定量から温度を計算することができる。超音波の減衰は、自由に伝搬する第1の超音波の振幅と反射する第2の超音波の振幅との比から計算される。
ドイツ特許願第102010015985号公報 ドイツ特許願第102008048256号公報 ドイツ特許願第102009060334号公報 ドイツ特許願第102008047196号公報 米国特許第7570893号
本発明の課題は、トナー濃度を高精度に大きな変動範囲で求めることのできる方法および現像液により動作するデジタル印刷機を提供することである。
この課題は方法に対しては請求項1によって解決される。有利な改善形態は従属請求項に記載されている。
本発明では測定セル中の現像液に超音波が照射される。超音波パルスは現像液を通過し、その際そこに存在するトナー粒子の減衰作用によって減衰される。減衰された超音波パルスは超音波受信器によって受信され、超音波受信器は受信した超音波パルスに相当する入力信号、一般的には電圧を形成する。例えば超音波送信器および超音波受信器としてピエゾセラミック素子が使用され、これは圧電効果に基づき電圧の印加により変形する。これが超音波の形成に利用される。同じようにこのような圧電セラミックは超音波受信器としても用いることができ、超音波による変形の際に電荷を形成し、ひいては電圧を受信信号として形成する。
超音波送信器により形成される超音波パルスのパルス高さは充電電圧に依存する。充電電圧が高ければ高いほど、パルス高さも高くなる。現像液を通過する際にトナー濃度により影響を受ける減衰のため、超音波のパルス高さが減衰され、超音波受信器に対応する受信信号を形成する。この受信信号は例えば電圧信号であり、超音波受信器の周波数特性のため超音波パルスよりも歪んでおり、典型的には消失する電圧振動シーケンスの形で存在する。本発明では、超音波送信器に作用する充電電圧を所定の値に制御する制御装置が使用される。この所定の値は、受信信号の代表値が所定の閾値に対応するような値である。代表値として例えば消失する振動シーケンスのピーク値を使用することができる。別の代表値は例えば振動シーケンスの絶対値、有効値、または第1または第2の最大値もしくは最小値の高さ等である。したがって制御装置は、超音波パルスが現像液を横断する際に受ける減衰を調整する。高い充電電圧は大きな減衰を、すなわち高いトナー濃度を意味し、低い充電電圧は小さな減衰を、すなわちトナー濃度が低いことを意味する。較正することにより特定の現像液に対する充電電圧からトナー濃度を、容量%または重量%で比較的大きな測定範囲で求めることができる。
制御により受信側で受信信号が1つの領域で目標値を中心に変化するという技術的利点が得られ、これにより再現性が改善される。受信信号の側での例えば過励振による障害となる歪みは、制御によって緩和される。現像液に起因する減衰の評価により、比較的小さな温度依存性が得られることも重要な利点であり、このことはトナー濃度検出の精度を改善する。
本発明の方法の有利な実施例では、前記減衰検出に加えて測定セル内での超音波パルスの伝搬時間も求められ、トナー濃度検出の際に考慮される。このようにして互いに独立した2つの測定方法がトナー濃度の検出のために使用され、2つの結果を比較することにより妥当性コントロールおよびノイズ耐性が向上する。
とりわけトナー濃度が第1の加数と第2の加数との和から形成されると有利である。ここで第1の加数は重み付け係数と充電電圧の制御を考慮して得られトナー濃度との乗算から得られ、第2の加数は重み付け係数と伝搬時間測定から得られたトナー濃度との乗算から得られる。したがってこの実施例では測定原理が互いに組み合わされ、重み付け係数によって配分が行われる。好ましくは重み付け係数の和は1である。2つの測定方法は現像液の温度によって異なる影響を受けるから、結果の温度依存性の重み付け係数を適切に選択することによりトナー濃度が改善される。
本発明の別の側面によれば、本方法を実施するためのデジタル印刷機が提供される。デジタル印刷機により達成可能な技術的利点は前記方法で記載したものと同じである。
本発明の実施例を以下、概略図面に基づいて詳細に説明する。
デジタル印刷機の例としての構成の斜視図である。 図1のデジタル印刷機の印刷機構の概略的構造を示す図である。 トナー濃度検出のための測定セルを示す概略図である。 ディスク状の圧電セラミック素子を示す概略図である。 超音波パルスの減衰を検出する装置のブロック回路図である。 送信側と受信側の電圧経過を示す線図である。 減衰が異なる場合の充電電圧の経過を示す線図である。 ピーク値整流器の実施形態を示す概略回路図である。 ノイズ抑圧を行うピーク値整流器の概略回路図である。 制御器用の回路例の概略回路図である。 コンパレータを備えるコントロール回路の概略回路図である。 測定セル内の超音波パルスの減衰と伝搬時間を検出するための測定装置のブロック回路図である。 音速と温度およびトナー濃度との依存関係を示す線図である。 減衰度と温度およびトナー濃度との依存関係を示す線図である。
図1によれば、記録担体20を印刷するデジタル印刷機10が、1つまたは複数の印刷機構11a〜11dおよび12a〜12dを有し、これらはトナー画像(印刷画像20’、図2参照)を記録担体20上に印刷する。記録担体20として、図示のようにウェブ状の記録担体20がロール21からアンワインダ22によって繰り出され、第1の印刷機構11aに供給される。定着ユニット30で印刷画像20’が記録担体20上に定着される。引き続き記録担体20をロール28にワインダ27によって巻き取ることができる。このような構成は、ロール・ロール印刷機とも称される。
図1に示された有利な構成では、ウェブ状の記録担体20が4つの印刷機構11a〜11dにより表面側が、4つの印刷機構12a〜12dにより裏面側がフルカラー印刷される(いわゆる4/4コンフィギュレーション)。このために記録担体20がアンワインダ22によりロール21から繰り出され、オプションとしてのコンディショニング機構23を介して第1の印刷機構11aに供給される。コンディショニング機構23では記録担体を適切な材料により前処理または被覆することができる。被覆材料(プライマとも称される)としては有利にはワックスまたは化学的に同等の材料を使用することができる。
この材料は記録担体20の全面にまたは後で印刷される箇所に塗布することができ、これにより記録担体20は印刷のために前処理され、および/または記録担体20の吸収特性が印刷画像20’の施与の際に調整される。これにより、後で施与されるトナー粒子またはキャリア流体が過度に記録担体に浸透することが阻止され、実質的に表面に留まるようになる(これにより色品質および画像品質が改善される)。
引き続き記録担体20はまず第1の印刷機構11a〜11dのラインに供給され、ここでは表面だけが印刷される。各印刷機構11a〜11dは記録担体を、通常は別々の色で印刷する。または別のトナー材料、例えば電磁的に読み出すことのできるMICRトナーにより印刷する。
表側の印刷後、記録担体20は反転ユニット24で反転され、裏側の印刷のために残りの印刷機構12a〜12dに供給される。オプションとして、反転ユニット24の領域に別のコンディショニング機構(図示せず)を配置することができ、これにより記録担体20は裏面側印刷のために前処理される。これは例えば、部分定着または前もって印刷された表面印刷画像の(または表面側と裏面側全体の)コンディショニングである。これによりさらなる搬送の際に表面印刷画像が後の印刷機構によって機械的に損傷を受けることが阻止される。
フルカラー印刷を達成するためには少なくとも4つの色、すなわち例えば基本色YMCK(イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック)が必要である(したがって少なくとも4つの印刷機構11,12)。特別色を有するさらに別の印刷機構11,12(例えば顧客専用の色または印刷可能な色空間を拡張するための付加的な基本色)を使用することもできる。
印刷機構12dの後にはレジスタユニット25が配置されている。このレジスタユニットにより、記録担体20上に印刷画像20’とは独立して(とりわけ印刷画像20’の外に)印刷された見当マークを評価することができる。これにより横見当と縦見当(色点を形成する基本色点は重なっているべきであり、または位置的に非常に接近して互いに配置されるべきである。これは色見当または4色見当とも称される)が調整され、品質の高い印刷画像20’が達成される。
レジスタユニット25の後方には定着ユニット30が配置されており、この定着ユニットにより印刷画像20’が記録担体20上に定着される。電気泳動デジタル印刷では、定着ユニット30として有利には熱乾燥器が使用される。熱乾燥器はキャリア流体を十分に蒸発させ、これによりトナー粒子だけが記録担体20上に残る。このことは熱の作用の下で行われる。ここでトナー粒子も、これが熱作用による可溶性材料、例えば樹脂を有している場合には記録担体20上で溶融することができる。
定着ユニット30の後方には張引機構26が配置されている。この張引機構は記録担体20をすべての印刷機構11a〜12dと定着ユニット30を通して引っ張り、この領域にさらなる駆動部は配置されていない。記録担体20に対する摩擦駆動によって、未だ定着していない印刷画像20’が汚れるおそれがあるからである。
張引機構26は記録担体20をワインダ27に供給し、ワインダは印刷された記録担体20を巻き取る。
印刷機構11,12と定着ユニット30には中央でデジタル印刷機10用の供給装置全体、例えば温度調整モジュール40,エネルギー供給部50,コントローラ60,流体制御ユニット71および種々の液体の備蓄容器72のような液量管理モジュール70が配置されている。液体としてはとりわけ純粋なキャリア流体、高濃度現像液(キャリア流体との比でトナー粒子の割合が高い)および漿液(現像液プラス電荷調製剤)が、デジタル印刷機10に供給するために必要であり、廃棄流体用の廃棄物容器またはクリーニング液体用の容器も必要である。
デジタル印刷機10は構造の同じ印刷機構11,12によりモジュールとして構成されている。印刷機構11,12は機械的には異なっておらず、その中で使用される現像液(トナー色またはトナー種)が異なるだけである。
印刷機構11,12の基本構造が図2に示されている。このような印刷機構は電子フォトグラフ原理に基づくものであり、光電画像担体が現像液を使用して荷電トナー粒子により着色され、そのようにして発生した画像が記録担体20に転写される。
印刷機構11,12は実質的に電子フォトグラフステーション110,現像ステーション110および転写ステーション120からなる。
電子フォトグラフステーション100の主要部は、表面に光電層を有する光電画像担体(いわゆる感光体)である。感光体はここではドラム(感光体ドラム101)として構成されており、硬い表面を有する。感光体ドラム101は印刷画像20’を形成するために種々のエレメントを通過するよう回転する(矢印方向の回転)。
感光体はまずすべての汚物がクリーニングされる。そのために感光体の表面にまだ残っている電荷を消去する消去光102が用いられる。消去光102は、均一な光分布を達成するために調整可能(位置的に調整可能)である。これにより表面を均等に前処理することができる。
消去光102の後、クリーニング装置103が感光体を機械的にクリーニングし、感光体の表面に場合により依然として存在するトナー粒子、汚染粒子および残っているキャリア流体を除去する。除去されたキャリア流体は収集容器105に供給される。収集されたキャリア流体とトナー粒子は処理され(場合により濾過され)、各色に応じて対応する流体インキ容器、すなわち備蓄容器72に供給される(矢印105’参照)。
クリーニング装置103は好ましくはスキージ104を有する。スキージは感光体ドラム101の外套面に鋭角(流出表面に対して約10°から80°)に当接し、表面を機械的にクリーニングする。スキージ104は感光体ドラム101の回転方向に対して横方向に往復運動することができ、外套面をできるだけ摩耗させずに全軸長にわたってクリーニングする。
引き続き感光体は荷電装置106によって所定の静電電位に帯電される。そのために好ましくは複数のコロナ放電電極(とりわけガラス被膜コロナ放電電極)が使用される。コロナ放電電極は少なくとも1つのワイヤ106’からなり、このワイヤには高電圧が印加される。この電圧によりワイヤ106’周囲の空気がイオン化される。対向電極としてシールド106’’が用いられる。コロナ放電電極には付加的に新鮮空気が流される。この新鮮空気は、特別のエアチャネル(給気のための給気チャネル107と排気のための排気チャネル108)を通ってシールドの間に供給される(図2の空気流矢印を参照)。次に供給された空気はワイヤ106’で均等にイオン化される。これにより感光体の隣接表面が均質かつ均等に帯電される。乾燥し、加熱された空気により均等な帯電がさらに促進される。排気チャネル108を介して空気が排出される。場合により、発生したオゾンも排気チャネル108を介して吸引することができる。
コロナ放電電極はカスケード接続することができる。すなわち1つのシールド106’’に2つまたはそれ以上のワイヤ106’が同じシールド電圧で存在する。シールド106’’を介して流れる電流は調整可能であり、これにより感光体の帯電を調整することができる。コロナ放電電極には種々異なる強さで通電することができ、これにより感光体を均等かつ十分に高く帯電することができる。
荷電装置106の後方には符号発生器109が配置されており、この符号発生器は光線によって感光体を所望の印刷画像20’に応じピクセルごとに放電する。これにより潜像が発生し、この潜像は後でトナー粒子により着色される(着色された画像は印刷画像20’に対応する)。好ましくはLED符号発生器109が使用され、ここでは多数の個別のLEDを有するLED列が感光体ドラム101の全軸長にわたって固定して配置されている。とりわけLEDの数と感光体上の光学的結像点の大きさが印刷画像20’の解像度を決定する(典型的には600×600dpi)。LEDのビーム出力は個別に時間的に制御することができる。したがってラスタ点(複数の画素またはピクセルからなる)を形成するためにマルチレベル法を適用することができる。または例えば色見当またはレジスタが正しくない場合に修正を光電的に実行するため画素を時間的に遅延することができる。
符号発生器109は制御論理回路を有しており、この制御論理回路はLEDが多数あり、光線出力が発生するので冷却しなければならない。好ましくは符号発生器109は液冷される。LEDは群ごとに(複数のLEDが1つの群にまとめられる)または互いに別個に制御することができる。
符号発生器109により形成された潜像は現像ステーション110によりトナー粒子で着色される。このために現像ステーション110は回転する現像ドラム111を有し、この現像ドラムは現像液層を感光体に近づける(現像ステーション110の機能については後で詳しく説明する)。感光体ドラム101の表面は比較的硬質であり、現像ドラム111の表面は比較的軟質であり、両者は互いに押圧されるから、薄くて高いニップ(2つのドラム間の空隙)が発生し、このニップの中で荷電トナー粒子が、電界に基づき現像ドラム111から画像箇所の感光体へ電気泳動的に移動する。画像箇所でない部分ではトナーが感光体に移動しない。現像液の充填されたニップは、2つのドラム101,111の対向圧と現像液の粘度に依存する高さ(空隙の厚さ)を有する。典型的にはニップの厚さは、約2μmから約20μmの範囲である(現像液の粘度によって他の値に変わることもある)。ニップの長さは約数mmである。
着色された画像は感光体ドラム111とともに第1の転写箇所まで回転する。この第1の転写箇所では着色された画像が転写ドラム121に実質的に完全に移される。転写ドラム121は第1の転写箇所(感光体ドラム101と転写ドラム121との間のニップ)で、感光体ドラム101と同じ方向に好ましくは同じ速度で運動する。印刷画像20’が転写ドラム121に転写された後、印刷画像20’(トナー粒子)をオプションとして、例えばコロナ放電電極のような荷電ユニット129により後荷電することができる。これはその後にトナー粒子をより良好に記録担体20に移すことができるようにするためである。
記録担体20は搬送方向20’’で転写ドラム121と対向圧ドラム126との間を通過する。接触領域(ニップ)は第2の転写箇所であり、ここではトナー画像が記録担体20に転写される。転写ドラム121は第2の転写領域で、記録担体20と同じ方向に運動する。対向圧ドラム126もこの方向にニップの領域で回転する。 転写ドラム121,対向圧ドラム126および記録担体20の速度は転写箇所において互いに整合されており、好ましくは印刷画像20’がぼけないように同じである。第2の転写箇所では印刷画像20’が、転写ドラム121と対向圧ドラム126との間の電界により電気泳動的に記録担体20に転写される。さらに対向圧ドラム126は高い磁力によって相対的に柔らかい転写ドラム121を押圧しており、これによりトナー粒子も粘着力により記録担体20に付着したままである。
転写ドラム121の表面は比較的柔らかく、対向圧ドラム126の表面は比較的硬いから、転がりの際にトナー転写が行われるニップが発生する。これにより記録担体20の非平坦性は補償され、したがって記録担体20を隙間なしで印刷することができる。このようなニップは、厚い記録担体または非平坦な記録担体を印刷するのに良く適し、これは例えば梱包材印刷の場合である。
印刷画像20’は完全に記録担体20に転写されるべきである。なぜならそうでないと少量のトナー粒子が不所望に転写ドラム121に残ってしまうからである。キャリア流体の一部は、濡れのため転写ドラム121に常に残る。場合によりまだ存在するトナー粒子は、第2の転写箇所の後方のクリーニングユニット122によってほぼ完全に除去すべきである。転写ドラム121にまだ残っているキャリア流体も完全に、または所定の層厚まで転写ドラム121から除去することができる。これによりクリーニングユニット122の後方と、感光体ドラム101の第1の転写箇所の前方とで転写ドラム121上では同じ条件となり、表面は清潔であるか、または転写ドラム121の表面上に所定の層厚の現像液が存在する。
好ましくはクリーニングユニット122は、クリーニングブラシ123およびクリーニングドラム124を備える湿式チャンバとして構成されている。ブラシ123の領域では、クリーニング液(例えばキャリア流体または固有のクリーニング液を使用することができる)がクリーニング液供給部123’を介して供給される。クリーニングブラシ123はクリーニング液内を回転し、その際に転写ドラム121の表面をブラシ掛けする。これにより表面に付着するトナーが緩まる。
クリーニングドラム124は、トナー粒子の電荷とは反対極性の電位にある。その結果、荷電トナーはクリーニングドラム124によって転写ドラム121から除去される。クリーニングドラム124は転写ドラム121に接触しているから、クリーニングドラム124は転写ドラム121に残っているキャリア流体も、供給されるクリーニング液とともに吸収する。湿式チャンバからの流出口にはコンディショニングエレメント125が配置されている。コンディショニングエレメント125として、図示のように背面保持プレートを使用することができ、この背面保持プレートは転写ドラム121に対して鈍角(例えばプレートと流出表面との角度が約100°から170°)に配置されている。これにより湿式チャンバのドラムの表面に残る液体がほぼ完全に回収され、クリーニングドラム124からの除去のためクリーニング液排出部124’を介して図示しないクリーニング液備蓄容器(備蓄容器72の場合)に供給される。
背面保持プレートの代わりに、1つまたは複数の調量ドラムを有する図示しない調量ユニットをそこに配置することもできる。調量ドラムは転写ドラム121に対して所定の間隔を有しており、圧搾により調量ドラムの後方で所定の層厚が調整されるようにキャリア流体を取り除く。この場合、転写ドラム121の表面は完全にはクリーニングされず、所定の層厚のキャリア流体が全面に残る。取り除かれたキャリア流体はクリーニングドラム124を介して回収され、クリーニング液備蓄容器に供給される。
クリーニングドラム124自体は図示しないスキージによって機械的にクリーニングされる。除去された液体はトナー粒子も含めてすべての色に対して中央収集容器により収集され、クリーニングされ、再使用のために中央クリーニング液備蓄容器に供給される。
対向圧ドラム126も同様にクリーニングユニット127によってクリーニングされる。クリーニングドラム127としてスキージ、ブラシおよび/またはドラムが、汚物(紙塵埃、残留トナー粒子、現像液等)を対向圧ドラム126から除去することができる。除去された液体は収集容器128に収集され、印刷プロセス後に同様にクリーニングされ、液体排出部128’を介して再び使用される。
記録担体20の表面側を印刷する印刷機構11では、対向圧ドラム126が記録担体20の印刷されない側(したがってまだ乾燥している側)を押圧する。
しかし乾燥側に塵埃/紙粒子または他の汚物粒子がすでに存在することもあるので、それらは対向圧ドラム126によって除去される。そのために対向圧ドラム126は記録担体20よりも幅広とすべきである。これにより印刷領域の外の汚物も良好に除去することができる。
記録担体20の裏面側を印刷する印刷機構12では、対向圧ドラム126が表面のまだ定着されていない湿った印刷画像20’を直接押圧する。印刷画像20’が対向圧ドラム126により除去されないようにするため、対向圧ドラム126の表面は、トナー粒子および記録担体20上のキャリア流体に対して非付着特性を有していなければならない。
現像ステーション110は潜像20’を所定のトナーで着色する。このために現像ドラム111はトナー粒子を感光体に接近させる。現像ドラム111自体を全面で層により着色するために、まず、図示しない混合容器(流体制御ユニット71内にある)から液体供給部112’を介して現像液が備蓄チャンバ112に所定の濃度で供給される。この備蓄チャンバ112から現像液がプレチャンバ113(上方が開放したタブの形態)に大量に供給される。現像ドラム111に向かって電極セグメント114が配置されており、この電極セグメントは自分と現像ドラム111との間に空隙を形成する。
現像ドラム111は上方が開放したプレチャンバ113を通って回転し、その際に現像液を空隙に連行する。過剰の現像液はプレチャンバ113から備蓄チャンバ112に戻る。
電位によって形成された電極セグメント114と現像ドラム111との間の電界により、空隙にある現像液が2つの領域に分割される。すなわち、現像ドラム111の近傍にあってトナー粒子が濃縮されている層領域(凝縮された現像液)と、電極セグメントの近傍にあってトナー粒子の少ない第2の領域(非常に低濃度の現像液)である。
続いて現像液の層はさらに調量ドラム115に搬送される。調量ドラム115は現像液の上方層を押し潰し、その後、約5μmの規定の層厚の現像液が現像ドラム111に残る。トナー粒子は実質的に現像ドラム111の表面近傍のキャリア流体内に存在するから、外側にあるキャリア流体は押し潰され、または戻され、最終的に収集容器119に回収され、備蓄チャンバ112には供給されない。
その結果、もっぱら高濃度の現像液が、調量ドラム115と現像ドラム111の間のニップを通って搬送される。したがって約40質量%のトナー粒子と約60質量%のキャリア流体を有する均一の厚さの現像液層が調量ドラム115の後方に生じる(印刷プロセス要求に応じて質量比は多少増減する)。この均一な現像液層が、現像ドラム111と感光体ドラム101との間のニップに搬送される。そこで潜像の画像箇所がトナー粒子によって電気泳動的に着色され、一方、非画像箇所の領域ではトナーが感光体に移行しない。十分なキャリア流体が電気泳動プロセスには絶対に必要である。流体膜はニップの後方で濡れによりほぼ中央で分かれ、層の部分は感光体ドラム101の表面に付着したままであり、他の部分(キャリア流体中にある画像箇所に対する部分と、非画像箇所に対するトナー粒子とキャリア流体)は現像ドラム111に残る。
これにより現像ドラム111を同じ条件の下で均等に現像液により被覆することができ、残ったトナー粒子(これは実質的に陰の転写されなかった印刷画像である)と現像液はクリーニングドラム117により電気泳動的かつ機械的に除去される。クリーニングドラム117自体はスキージ118によって清掃される。取り除かれた現像液は収集容器119に再使用のため供給される。この収集容器には、調量ドラム115から例えばスキージ116によって取り除かれた現像液、および感光体ドラム101からスキージ104によって取り除かれた現像液も供給される。
収集容器119に収集された現像液は混合容器に流体排出部119’を介して供給される。混合容器には新鮮な現像液と純粋なキャリア流体も必要な場合には供給される。混合容器には常に、所望の濃度(トナー粒子とキャリア流体とが所定の割合)の十分な液体が存在していなければならない。濃度は混合容器内で常時測定され、除去され供給される現像液の量とその濃度に依存して、ならびに新鮮な現像液およびキャリア流体の量と濃度に依存して適切に調整される。
このために対応する備蓄容器72から高濃度の現像液、純粋なキャリア流体、漿液(トナー粒子の電荷を調整するためのキャリア流体と電荷調製剤)、ならびに除去された現像液が混合容器に別個に供給される。
感光体は好ましくはドラムまたは無限ベルトの形に構成することができる。ここでは非結晶ケイ素を感光体材料として使用することができ、または有機感光体材料(OPCとも称する)を使用することができる。
感光体の代わりに他の画像担体、例えば磁気的画像担体、イオン化可能画像担体等を使用することもできる。これらは光電原理にしたがって作用するのではなく、他の原理にしたがって潜像を電気的、磁気的、またはその他のやり方で際立たせ、これが着色され、最終的に記録担体20に転写される。
符号発生器109としてLED列、または対応する走査機構を備えるレーザも使用することができる。
同様に転写エレメントはドラムまたは無限ベルトとして構成することができる。転写エレメントは省略することもできる。この場合、印刷画像20’は感光体ドラム101から記録担体20に直接転写される。
概念「電気泳動」とは、荷電されたトナー粒子がキャリア流体中で電界の影響により移動することであると理解される。トナー粒子の各転写の際には、対応するトナー粒子が実質的に完全に他のエレメントに移行する。2つのエレメントの接触後に流体膜は、関与するエレメントの濡れによってほぼ半分に分割され、これによりほぼ半分は一方のエレメントに付着したまま残り、残りの半分は他方のエレメントに付着したまま残る。印刷画像20’は転写され、次の転写領域で再びトナー粒子の電気泳動的移動を行うためにさらに搬送される。
デジタル印刷機10は、表面側印刷のための1つまたは複数の印刷機構と、同様に裏面側印刷のための1つまたは複数の印刷機構を有することができる。印刷機構は、ライン、L字形またはU字形に配置することができる。
ワインダ27の代わりに、図示しない複数の後処理装置を張引機構26の後方に配置することができる。これは記録担体20を最終形態にするためのカッター、折り目機、ステープラー等と同様である。例えば記録担体20は、最終的に本が完成されるように処理される。後処理装置も同様に一列にまたは角度を付けて配置することができる。
デジタル印刷機10は、前に説明した有利な実施例と同様にロール・ロール印刷機として駆動することができる。記録担体20を終端部で枚葉紙に切断し、枚葉紙を引き続き積層し、または適切に後処理することもできる(ロール・シート印刷機)。同様に枚葉紙状の記録担体20をデジタル印刷機10に供給し、終端部で枚葉紙を積層し、またはさらに処理することもできる(シート・シート印刷機)。
記録担体20の表面側だけが印刷される場合、一色の少なくとも1つの印刷機構11が必要である(シンプレックス印刷)。裏面側も印刷する場合には、さらに裏面側用の少なくとも1つの印刷機構12が必要である(デュプレックス印刷)。表面側および裏面側の所望の印刷画像20’に応じて、印刷機コンフィギュレーションは表面側および裏面側用の対応する数の印刷機構を含んでおり、各印刷機構11,12は一色に対して、またはトナーの種類に対してだけ常に構成されている。
印刷機構11,12の最大数は、記録担体20の機械的最大張引負荷と自由な張引長によって技術的にのみ制限される。典型的には1/0コンフィギュレーション(印刷すべき表面側用の1つの印刷機構のみ)から6/6コンフィギュレーションまで可能であり、6/6コンフィギュレーションでは記録担体20の表面側と裏面側に対して各6つの印刷機構を設けることができる。好ましい実施形態(コンフィギュレーション)が図1に示されている(4/4コンフィギュレーション)。これにより表面側と裏面側が4つの基本色によりフルカラー印刷される。4色印刷の場合の印刷機構11,12の順序は、好ましくは明るい色(黄色)を印刷する印刷機構11,12から暗い色を印刷する印刷機構11,12に続いている。したがって例えば記録担体20はY−C−M−Kの色順序で明るい色から暗い色が印刷される。
記録担体20は、紙、金属、プラスチックまたはその他の適切で印刷可能な材料から作製することができる。
前に説明したように、現像液中のトナー濃度を連続的に監視することが重要であり、所定の値に制御しなければならない。なぜならトナー濃度は、感光体上の潜像の着色の達成に大きな影響を有しており、ひいては印刷品質に大きな影響を有するからである。現像液中のトナー濃度を求めるための構成の重要な構成部材は測定セル130であり、その基本断面図が図3に示されている。測定セル130は入口キャップ132を有し、その回転対称の内室は流れが最適化されている。入口キャップ132の外面は、ホース(図示せず)を固定するためのリブ134を有する。現像液は垂直方向に下方から上方に矢印P1に対応して流れる。測定セル130は動作時に、その長手軸136が垂直であり、測定セル130の内部を矢印P1の方向にトナー粒子を有するキャリア流体が流れるように配置されている。この通流方向では、場合により存在する気泡が測定セル130内に残ってしまうことが回避される。なぜなら気泡はその浮力方向と測定セル130の内室からの通流方向が同じであるので外に流されるからである。
測定セル130の中間部分は、音波減衰プラスチックから作製されたセンサ体138を形成する。このセンサ体138は矩形の内断面を有し、互いに対向する側にはそれぞれ1つの切欠部140,142があり、それらの中に圧電セラミック素子144,146が取り付けられている。好ましくはディスク状の圧電セラミック素子が使用され、これらは2成分接着剤によって接着されている。接着剤は有利な音波結合を達成するために用いられる。圧電セラミック素子144は送信器として、圧電セラミック素子146は受信器として用いられる。音波減衰性のプラスチックからなる押圧プレート148は切欠部140または142にある圧電セラミック素子144,146を押し付け、外側からはバネプレート150により保持される。切欠部140または142の下方にある材料および測定セル130の内側に向かって残っている材料は音波ダイヤフラムとして用いられ、比較的薄く構成されている。圧電セラミック素子144,146の間には超音波パルスの伝播方向に対して横方向に、孔部152内に温度センサが配置されており、現像液の温度を測定する。通流方向P1で見てセンサ体138は出口キャップ154と接続されており、その内室は流れが最適化されており、外側にはホース(図示せず)を固定するためのリブ156を有する。入口キャップ132も出口キャップ154と同様にパッキンエレメント156(例えばOリング)によってセンサ体138に対して流体密に密閉されている。入口キャップ132と出口キャップ154は、センサ体138の矩形断面と、流体パイプまたは流体ホースのそれぞれ接続された円形断面との移行部を形成し、流れが最適化されている。
図4は圧電セラミック素子144の平面図であり、構造的に圧電セラミック素子146と同じである。圧電セラミック素子144はディスク状であり、両側が金属で被覆されている。これにより金属層の間に電圧を印加し、または取り出すことができる。表側の金属層157は切り取られた部分158を有し、この中には電気的に絶縁された金属接点160が配置されている。この金属接点は裏側の金属層(図示せず)と接続されており、したがって表側から見て、圧電セラミックにより絶縁された2つの金属層を互いにコンタクトすることができる。圧電セラミック素子144は典型的には10mmの直径と約2mmの厚さを有する。金属層として銀層を設けることができる。表側から見て2つの金属層をハンダ付けによりコンタクトすることができる。
図5はブロック回路図に、測定セル130内の超音波パルスの減衰を決定するための構成の構造を示す。パルス発生器162は、パルス成形器164を制御するための周期的パルスを形成する。パルス成形器は超音波送信器、好ましくは図3の圧電セラミック素子144を、周期的な超音波パルスが測定セル130内の現像液を通過するように制御する。パルス発生器162は理想的には短い針パルスを形成する。この針パルスは例えばパルス整形器164にある高速半導体スイッチをスイッチングし、前もって充電電圧U0に充電された圧電セラミック素子144を放電させる。送信される超音波パルスの高さは充電電圧U0に依存する。
測定セル130を横断する際に、超音波パルスは流体により、トナー粒子の形態で存在する固体粒子の濃度に応じて減衰されて超音波受信器168に到達する。この超音波受信器は測定セル130内に圧電セラミック素子146として構成されている。超音波受信器168は受信した圧力変動を電圧に変換する。この電圧は、超音波受信器168の周波数特性のため交流電圧の形の減衰性振動シーケンスに相当する。この交流電圧は後続の増幅器170によって増幅される。続いて増幅された信号はピーク値整流器172により整流され、ローパスフィルタ174でフィルタリングされる。ローパスフィルタ174の出力端にはピーク値Usが実際値として印加される。この実際値は加算素子176に出力され、加算素子は目標値Usetと実際値との差を制御偏差RAとして形成する。制御偏差RAは制御器178,例えばPI制御器に供給され、この制御器は制御アルゴリズムに従って充電電圧U0の形で調整値を形成する。
例えば値Usが目標値Usetより小さければ、充電電圧U0は高められる。これにより超音波パルスのパルス高さも高められ、その結果、受信信号のピーク値も高まる。値Usが目標値Usetより大きければ、反対に充電電圧U0が低下され、それにより送信される超音波パルスのパルス高さが低下され、したがって受信信号のピーク値も小さくなる。制御が安定すると、値UsとUsetは同じ大きさになり、充電電圧U0の値も安定する。定常状態で充電電圧U0は、減衰が大きいとき、すなわちトナー濃度が高いときに大きく、反対に減衰が小さとき、すなわちトナー濃度は低いときには小さい。充電電圧U0は好ましくはアナログ/デジタル変換器(図示せず)に供給され、デジタル値に変換される。このデジタル値から、現像液の減衰の測定と固体粒子への密な関係とからトナー濃度を決定することができる。
図6は左部分に、時間tについての充電電圧U0の経過を示す。時点t=0で放電過程が始まり、放電が急速であるので圧電セラミック素子144が変形し、この変形がセンサ体138にある残りの材料壁を介して超音波パルスとしてセンサ体138の内部にある流体に導入される。超音波パルスは流体を横断し、超音波受信器168として用いられる圧電セラミック146に当たる。超音波パルスの圧力波は圧電セラミック素子146を変形し、電荷変位によって電圧が発生する。図6の右部分は、圧電セラミック素子146に発生する電圧Uを時間tについて示す。圧電セラミック素子146の周波数特性のため固有振動が励起され、電荷変位によって発生した電圧Uは減衰された交流電圧振動に相当する。ピーク値整流器172は後続のローパスフィルタ174と関連して、ピーク電圧Usを形成し、本実施例では図6のピーク・ツー・ピーク値である。超音波パルスの伝搬時間に対する尺度として、ゼロラインを基準にする振動シーケンスの最小値または最大値が最初にゼロ通過するまでの時間tが用いられる(受信信号なし)。tに対する典型的な値は16μsである。使用される圧電材料に依存して圧電セラミック素子144,146は1MHzから10MHzの共振周波数を有する。
図7は、減衰強度が異なる2つの場合での充電電圧U0に対する時間経過を示す。受信信号Rの高さがピーク値整流器172により測定され、制御器178により所定の一定目標値Usetに制御される。図示の窓F内に受信信号が示されている。上方の線図Aは、減衰が比較的小さい流体の場合を示す。制御器178はこの場合、充電電圧U0を3Vの値に調整する。この電圧U0に充電された圧電セラミック素子144は始め(t=0)に短時間で約0Vに放電し、それにより超音波パルスを形成する。続いて圧電セラミック素子144は再び3Vの充電電圧U0に充電され、これが信号Sに示されている。超音波パルスは流体を横断し、約16μs後に圧電セラミック素子146、すなわち超音波受信器に達し、この超音波受信器で形成された電圧は増幅され、受信信号Rとして測定される。
図7の下側の線図Bは、減衰が比較的大きい流体の場合を示す。この場合、充電電圧U0は制御器178により例えば約9Vに調整される。圧電セラミック素子144(超音波送信器)の始めの電圧パルス、すなわち形成される超音波パルスに対するパルス高さは対応してより高い。これは流体の大きな減衰を補償するためである。線図Bから分かるように、受信信号Rは場合Aとほぼ同じ大きさである。これは制御器178がその制御特性に基づいて受信信号Rの偏差を調整するからである。したがって前記の制御により、充電電圧U0は現像液の減衰に対する尺度として、ひいてはトナー濃度に対する尺度として用いられる。
図8は、ピーク値整流器172の実施形態を概略的に示す。2つの高速スイッチングダイオードと2つのコンデンサC1,C2が電圧倍増回路を形成する。出力端Rectで整流された電圧はこの装置では、ワンウェイ整流器の場合の約2倍の大きさである。ローパスフィルタリングは、パルス発生器162でのパルス形成の反復周波数に関連した構成素子C1,C2の選定によって生じる。超音波パルスが到来するたびにコンデンサC1は充電され、その後、このコンデンサC1は自分の電荷の一部をコンデンサC2に引き渡し、コンデンサC2の電圧は超音波パルスが新たに到来するたびに高まる。この上昇は、超音波パルスが頻繁に到来すればするほど速くなる。キャパシタンスの比、すなわちC1対C2が大きければ大きいほど、上昇は緩慢になる。1:20の比が有利であると判明した。実際には1:10から1:100の範囲の比が有利である。コンデンサC2の大きさは、放電が非常に緩慢にだけ行われ、放電時定数がパルス形成の持続時間よりも格段に大きくなるよう選択すべきである。好ましくは電圧Rectは高抵抗の増幅器入力端によってのみ負荷される。
図9は、ピーク値整流器の別の実施形態を示し、ここではノイズ抑圧のための付加的措置がとられている。付加的な抵抗R1はコンデンサC1とともにハイパスフィルタを形成し、低周波ノイズ信号がピーク値Rectを障害するのを阻止する。トランジスタスイッチQ1を介して整流の機能を調整することができる。上位の制御部、例えばマイクロコントローラが正電圧を入力端「Inhibit」に印加することにより、信号Rを短絡させ、これによりこの信号が整流に関与するのを阻止することができる。これにより整流を所定の時間窓でだけイネーブルすることが可能になり、例えば超音波パルスが超音波受信器に到来する直前に初めてイネーブルすることができる。この時間窓から外れるノイズおよび信号は、検出すべきピーク値Rectに何ら作用しない。
図10は、制御器178に対する実施例を示す。制御特性を最適化するためにPI制御器またはPID制御器を使用することができる。積分成分(I成分)を含めることの利点は、制御偏差RAを正確にゼロに制御できることである。図10の制御器は演算増幅器回路として構成されている。演算増幅器はピーク値Rectを一定の目標値Usetと比較する。値RectがUsetより大きければ、演算増幅器OPの出力電圧が上昇する。後続のトランジスタが導通され、コレクタ電流が上昇する。これによって充電電圧U0に対応するコレクタの電圧が低下する。U0が低下することにより、送出される超音波パルスのパルス高さも低下し、受信器側の受信信号Rも、測定されるピーク値Rectが一定の値Usetに一致するまで低下する。充電電圧U0の値領域は供給電圧およびトランジスタのエミッタとコレクタにおける抵抗の大きさによって制限される。前記制御は、充電電圧U0が限界の一方に到達しない限り申し分なく機能する。したがって充電電圧U0の値をコントロール回路によって検査すべきである。
図11は、コンパレータK1とK2を有するこのようなコントロール回路の概略図である。コンパレータK1は、調整された最小値Uminを下回ることを監視する。充電電圧U0が例えばUminより小さいと、コンパレータK1の出力端のレベルが上昇し、このことは状態「U0が小さすぎる」を規定する。充電電圧U0が調整された最大値Umaxを上回ることはコンパレータK2によって監視される。充電電圧U0が例えばUmaxより大きいとコンパレータK2の出力端のレベルが上昇し、このことは状態「U0が大きすぎる」を規定する。測定過程中に状態「U0が小さすぎる」または「U0が大きすぎる」が指示されることは非常に有益である。測定時には、増幅器170の増幅率を適合することが必要になる場合もある。状態「U0が小さすぎる」が指示されると、このことは使用される現像液に対して調整された増幅率が大きすぎることを意味する。なぜなら制御器178が充電電圧U0をさらに下降制御できないからである。この場合、増幅器178に対する増幅率を低下しなければならない。これに対して状態「U0が大きすぎる」が指示されると、このことは所定の減衰度を有する使用現像液に対して調整された増幅率が小さすぎることを意味する。なぜなら制御器178は充電電圧U0をさらに上昇制御できないからである。この場合、増幅率をさらに高く調整しなければならない。
図11のコントロール回路はエラー状態を明らかにするためにも使用できる。測定セル130が正しく調整され、図5の制御回路も正しく調整されているにもかかわらず、状態「U0が大きすぎる」が動作時に指示されることがある。このことは、実行されている伝搬時間測定(これについては後で説明する)が、受信側の信号が予期されるよりも小さいため十分な精度を有していないことの警告として使用することができる。一方、状態「U0が大きすぎる」は、測定セル130内に正確な測定を妨げる気泡が存在することを示唆する。場合によりコントロール回路は、他のエラー源も明らかにすることができる。圧電セラミック素子144,146または測定セル130がエラー状態を有している場合にも充電電圧U0に対する限界を上回ることがある。例えば材料の経年劣化のため圧電セラミック素子144,146の接着が変化することがあり、圧電セラミック素子144,146の破壊またはそのコンタクトの乖離が生じることがある。さらに測定セル130内の沈殿物の堆積もエラー源であり、コントロール回路により識別することができる。
トナー濃度を超音波パルスの減衰から検出する前記の方法は、特許文献4(本出願人の特許願)に記載されたトナー濃度を超音波パルスの伝搬時間から検出する方法と有利に組み合わせることができる。そこに記載された方法は、本願の開示内容として取り入れる。
図12は、図5に示したものと一致する充電電圧U0の制御のブロック回路図である。前記特許文献4に記載されたような伝搬時間測定装置180が加えられている。伝搬時間tは、時点t=0から最初の最大値または最小値の発生後に受信信号が最初にゼロ通過するまでの時間である。詳細は前記刊行物に記載されている。
図13は、音速vと温度Tとの依存関係をパラメータとしてのトナー濃度TCで示す線図である。図示の特性曲線は温度Tに非常に強く依存しており、一方、TC曲線は興味対象の測定領域ではほぼ並んでおり、選択度が低いことが分かる。このことは、得られた測定量、すなわち音速(伝搬時間tからの検出)および温度Tからトナー濃度TCを検出することを比較的不正確にし、とりわけ温度Tは多くの場合、時間的に大きく遅延して測定されてしまう。この線図から、音速vが一定の場合、温度が例えば1℃変化するとトナー濃度は絶対的に10%も変化してしまうことが分かる。これは非常に正確な温度測定が必要であることを意味し、このことはさらなる問題となる。
図14は線図にパラメータトナー濃度TCの特性曲線を示す。減衰度Dが種々のTC値において温度Tについての相対値としてプロットされている。この線図から、温度が例えば1℃だけ変化してもTC値は絶対的に0.15%しか変化しないことが分かる。このことは、減衰度から行うトナー濃度の検出は温度に比較的脆弱ではないことを意味する。
図13と14の線図からトナー濃度に対する近似式を導くことができる。トナー濃度TCを音速または伝搬時間tから計算するための簡単な近似式は以下のとおりである。
TC1(v,T)=1.52*v+5.94*T+TC_V0
ここで
TC1は音速に基づいて求められたトナー濃度、
vは媒体中の音速m/s、
Tは温度℃、
TC_V0は補正量である。
図14の線図から次の近似式を得ることができる。
TC2(D,T)=0.476*D+0.15*T+TC_D0
ここで
TC2は減衰測定から求められたトナー濃度、
Dは減衰度、
TC_D0は補正加数である。
トナー濃度を検出するための前記2つの測定方法を組み合わせるのが有利である。これに関しトナー濃度は第1の加数と第2の加数の和から得られる。ここで第1の加数は図14に示すトナー濃度と重み付け係数との乗算から得られ、第2の加数は図13の伝搬時間測定からのトナー濃度と重み付け係数との乗算から得られる。ここで副次的条件は2つの重み付け係数の和が1であることである。近似式は以下のとおりである。
TC(v,D,T)=0.87*TC2(D,T)+0.13*TC1(v,T)
前記近似式を一般化すると、
TC(v,D,T)=w1*TC1(v,T)+w2*TC2(D,T)
ここでw1とw2は重み付け係数であり、w1+w2=1が当てはまる。
重み付け係数w1とw2は、2つの測定方法(伝搬時間tによる音速測定と図14による減衰度測定)に対する温度の影響が最小となるように、または相殺されるように選択される。音速の測定は、特許文献4に記載されたのとは別の方法で行うこともできる。
トナー濃度TCを減衰度Dと温度Tから求めるのが有利である。
TC=f(D,T)
そしてこのために次の規則により適切な多項式を展開する。
TC=K0+K1*D+K2*D+K3*T+K4*T+K5*D*T+...
多項係数K1からK5およびさらなる多項係数は各流体に対して固有に決定しなければならない。
減衰度Dは、D=ln(Io/Id)/dから得られる。
ここでIoは送信される超音波の強度、Idは間隔dで受信される超音波の強度である。
超音波パルスの強度(またはその出力)を簡単に測定することはできない。しかし強度(または出力)は電圧振幅の2乗に比例するから、減衰に対する近似値を以下のようにして求めることができる。
D=ln(U0/U1)*K1/d+K0
ここでU0は充電電圧であり、送信される超音波パルスの高さに比例し、
U1は受信電圧のピーク値であり、
K1は正規化係数であり、
dは圧電セラミック素子までの間隔であり、
K0は減衰測定を調整するためのオフセットである。
U1は、所定の目標値にしたがって制御される値Usに対応する。例えばこの値Usは約3Vである。間隔dは1つの例では0.018mである。正規化係数K1として1.1の値が発見された。前記の近似式を用いて、大きな測定範囲にわたりトナー濃度TCに対する密な関係を作成することができる。例えば黒色のトナー材料における実際の試験で、0.2%から11.8%の範囲でトナー濃度を比較的高精度に測定することができた。
トナー濃度を検出するための2つの方法は温度に依存するが、大きく異なる温度経過を有しているから、重み付け係数と関連して組み合わせることにより、測定範囲、測定精度および温度経過に関しての最適化が達成される。
本発明により達成可能な技術的利点は以下のとおりである。
例えば図5に関連して説明したような制御によって、受信側での信号処理が改善され、この制御は受信信号が常に同じパルス高さを有することを保証する。したがって受信側では評価電子回路に対するクリティカルな増幅係数を粗く調整すれば良く、所属の電子回路はノイズに脆弱ではない。例えば過励振の際に受信側で信号が歪んでしまい、障害となっても制御によって阻止される。有利な動作点が調整されれば、受信側で増幅係数をそれ以上変化させる必要はなく、これにより回路の安定性が改善される。なぜなら増幅率の変化は、位相シフトを行わずしては調整するのが非常に困難だからである。
充電電圧の制御に基づき、付加的なコストを掛けずに比較的簡単な手段で、充電電圧U0を減衰度に対する尺度、またはトナー濃度に対する尺度として測定過程後に使用することができる。
すでに述べたように制御および減衰の評価によってトナー濃度を検出するための方法は温度にさほど依存せず、このことは全体として障害安全性を改善する。
充電電圧の限界監視によって、トナー濃度測定システム全体におけるエラーを識別し、警報信号を出力することができる。
10 デジタル印刷機
11,11a〜11d 印刷機構(表面側)
12,12a〜12d 印刷機構(裏面側)
20 記録担体
20’ 印刷画像(トナー)
20’’ 記録担体の搬送方向
21 ロール(入口)
22 アンワインド
23 コンディショニング機構
24 反転ユニット
25 レジスタユニット
26 張引機構
27 ワインダ
28 ロール(出口)
30 定着ユニット
40 温度調整モジュール
50 エネルギー供給部
60 コントローラ
70 液量管理モジュール
71 流体制御ユニット
72 備蓄容器
100 電子フォトグラフステーション
101 感光体ドラム
102 消去光
103 クリーニング装置(感光体)
104 スキージ(感光体)
105 収集容器(感光体)
105’ 矢印
106 荷電装置(コロナ放電電極)
106’ ワイヤ
106’’ シールド
107 給気チャネル(給気)
108 排気チャネル(排気)
109 符号発生器
110 現像ステーション
111 現像ドラム
112 備蓄チャンバ
112’ 液体供給部
113 プレチャンバ
114 電極セグメント
115 調量ドラム(現像ドラム)
116 スキージ(調量ドラム)
117 クリーニングドラム(現像ドラム)
118 スキージ(現像ドラムのクリーニングドラム)
119 収集容器(現像液)
119’ 流体排出部
120 転写ステーション
121 転写ドラム
122 クリーニングユニット(湿式チャンバ)
123 クリーニングブラシ(湿式チャンバ)
123’ クリーニング液供給部
124 クリーニングドラム(湿式チャンバ)
124’ クリーニング液排出部
125 コンディショニングエレメント(背面保持プレート)
126 対向圧ドラム
127 クリーニングユニット(対向圧ドラム)
128 収集容器(対向圧ドラム)
128’ 流体排出部
129 荷電ユニット(転写ドラムのコロナ放電電極)
130 測定セル
132 入口キャップ
134 リブ
136 長手軸
138 センサ体
140,142 切欠部
144,146 圧電セラミック素子
148 押圧プレート
150 バネプレート
P1 通流方向
154 出口キャップ
156 パッキンエレメント
157 金属層
158 切り取られた部分
160 金属接点
162 パルス発生器
164 パルス整形器
U0 充電電圧
168 超音波受信器
170 増幅器
172 ピーク値整流器
174 ローパスフィルタ
176 加算素子
RA 制御偏差
178 制御器
Us ピーク電圧
伝搬時間
K1,K2 コンパレータ
TC トナー濃度
T 温度
D 減衰度
w1,w2 重み付け係数

Claims (10)

  1. 現像液を用いて施与されるトナー粒子により記録担体(20)を印刷するためのデジタル印刷機(10)の駆動方法であって、
    前記現像液のトナー濃度(TC)が、測定セル(130)内での超音波パルスを用いた測定によって検出され、
    充電電圧(U0)により充電された超音波送信器(144,146)の放電によって少なくとも1つの超音波パルスが形成され、
    該超音波パルスが前記現像液を通過し、超音波受信器(146,168)によって受信され、該超音波受信器は受信された超音波パルスに相当する受信信号を形成し、
    制御装置が前記充電電圧(U0)を、前記受信信号の代表的パラメータ(Us)が所定の目標値(Uset)に相当するような値に制御し、
    制御された前記充電電圧(U0)から前記トナー濃度(TC)が検出される方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記受信信号に対する代表的パラメータとしてピーク値(Us)が使用され、該ピーク値はローパスフィルタ(174)によってフィルタリングされる方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、
    前記現像液の温度(T)が測定され、前記トナー濃度(TC)の検出の際に考慮される方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、
    前記現像液の減衰度(D)に関する値が前記充電電圧(U0)および前記受信信号(Us)から求められ、
    前記トナー濃度(TC)は、前記減衰度(D)および前記温度(T)から多項式による近似によって求められる方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法であって、
    付加的に前記超音波パルスの伝搬時間(t)が求められ、当該伝搬時間(t)が前記トナー濃度(TC)の検出の際に考慮される方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    前記伝搬時間(t)の検出の際に前記現像液の温度(T)が考慮される方法。
  7. 請求項5または6に記載の方法であって、
    前記トナー濃度は第1の加数と第2の加数との和から形成され、
    前記第1の加数は、制御された充電電圧(U0)の考慮により得られたトナー濃度(TC)と重み付け係数(w1)との乗算から得られ、前記第2の加数は、伝搬時間測定から得られたトナー濃度(TC)と重み付け係数(w2)との乗算から得られる方法。
  8. 現像液を用いて施与されるトナー粒子により記録担体(20)を印刷するためのデジタル印刷機(10)であって
    測定セル(130)を用い前記現像液のトナー濃度(TC)が、超音波パルスを用いた測定によって求められ、
    充電電圧(U0)により充電された超音波送信器(144,146)の放電によって少なくとも1つの超音波パルスが形成され、
    該超音波パルスが前記現像液を通過し、超音波受信器(146,168)によって受信され、該超音波受信器は受信された超音波パルスに相当する受信信号を形成し、
    制御装置が設けられており、該制御装置は前記充電電圧(U0)を、前記受信信号の代表的パラメータ(Us)が所定の目標値(Uset)に相当するような値に制御し、
    前記制御された充電電圧(U0)から前記トナー濃度(TC)が求められるデジタル印刷機。
  9. 請求項8に記載のデジタル印刷機であって、
    前記受信信号に対する代表的パラメータとしてピーク値(Us)が求められ、該ピーク値はローパスフィルタ(174)によってフィルタリングされるデジタル印刷機。
  10. 請求項8または9に記載のデジタル印刷機であって、
    前記測定セル(130)は中空センサ体(138)を含んでおり、該センサ体の互いに対向する外側では、それぞれ1つの圧線セラミック素子(144,146)が対応する切欠部(140,142)内に配置されているデジタル印刷機。
JP2013085770A 2012-04-17 2013-04-16 デジタル印刷機の駆動方法およびトナー濃度の検出方法、ならびにデジタル印刷機 Pending JP2013222207A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102012103336.6A DE102012103336B4 (de) 2012-04-17 2012-04-17 Verfahren zum Betreiben eines Digitaldruckers und Ermittlung der Tonerkonzentration sowie zugehöriger Digitaldrucker
DE102012103336.6 2012-04-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013222207A true JP2013222207A (ja) 2013-10-28

Family

ID=49232107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013085770A Pending JP2013222207A (ja) 2012-04-17 2013-04-16 デジタル印刷機の駆動方法およびトナー濃度の検出方法、ならびにデジタル印刷機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9031426B2 (ja)
JP (1) JP2013222207A (ja)
DE (1) DE102012103336B4 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015101851B4 (de) * 2015-02-10 2016-10-13 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Verfahren zur Einstellung der Druckqualität von Druckbildern bei einem elektrophoretischen Digitaldrucker
JP6539458B2 (ja) 2015-02-23 2019-07-03 サーパス工業株式会社 熱式流量計
JP6563211B2 (ja) * 2015-02-23 2019-08-21 サーパス工業株式会社 熱式流量計およびその製造方法
DE102015107938B4 (de) 2015-05-20 2019-05-29 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Verfahren und Entwicklerstation zur Anpassung der Einfärbung eines Bildträgers eines Toner-basierten Digitaldruckers
WO2018136892A1 (en) 2017-01-23 2018-07-26 Magic Leap, Inc. Eyepiece for virtual, augmented, or mixed reality systems
JP2021139948A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110255A (ja) * 1987-10-23 1989-04-26 Nok Corp 超音波によるゴム加硫度の測定方法ならびにゴム加硫度の測定装置
JP2001142306A (ja) * 1999-08-30 2001-05-25 Toshiba Corp 湿式電子写真装置
WO2007080618A2 (en) * 2006-01-11 2007-07-19 S.A.M.P.I. S.P.A. Method and instrument for detecting air and/or other gases inside transiting liquids
JP2008527315A (ja) * 2004-12-31 2008-07-24 ポール・コーポレーション 管路内の検出のための流動方法及び装置
JP2009539111A (ja) * 2006-06-01 2009-11-12 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. マーキング液を監視する装置及び方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008047196A1 (de) * 2008-09-15 2010-04-08 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Verfahren zum Bestimmen der Konzentration von Tonerteilchen für ein Flüssigentwickler-System
DE102008048256B4 (de) 2008-09-22 2016-06-02 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Elektrophoretisches Druck- oder Kopiergerät
DE102009060334B4 (de) 2009-12-23 2012-02-16 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Vorrichtung zum Entwickeln von auf einem Ladungsbildträger erzeugten Ladungsbildern bei einem elektrophoretischen Druckgerät
DE102010015985B4 (de) 2010-03-16 2015-11-12 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Anordnung zur Reinigung eines Transportmittels für Flüssigentwickler von einer an dessen Oberfläche haftenden Flüssigentwicklerschicht bei einem elektrophoretischen Druckgerät

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110255A (ja) * 1987-10-23 1989-04-26 Nok Corp 超音波によるゴム加硫度の測定方法ならびにゴム加硫度の測定装置
JP2001142306A (ja) * 1999-08-30 2001-05-25 Toshiba Corp 湿式電子写真装置
JP2008527315A (ja) * 2004-12-31 2008-07-24 ポール・コーポレーション 管路内の検出のための流動方法及び装置
WO2007080618A2 (en) * 2006-01-11 2007-07-19 S.A.M.P.I. S.P.A. Method and instrument for detecting air and/or other gases inside transiting liquids
JP2009539111A (ja) * 2006-06-01 2009-11-12 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. マーキング液を監視する装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130272734A1 (en) 2013-10-17
DE102012103336B4 (de) 2016-12-08
US9031426B2 (en) 2015-05-12
DE102012103336A1 (de) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013222207A (ja) デジタル印刷機の駆動方法およびトナー濃度の検出方法、ならびにデジタル印刷機
US8396383B2 (en) Image forming apparatus and process cartridge
US8059981B2 (en) Image forming apparatus and control method therefor
EP1143306A2 (en) Developer container, developer amount detecting system, process cartridge, developing device, and image forming apparatus
US5862431A (en) Toner powder level sensing using element and pulse signal and toner powder presence sensing using piezoelectric film
CN106353982A (zh) 图像形成装置和超声波传感器
JP2010198041A (ja) 堆積したトナー料を測定することによるフィードバック制御を伴う直接画像化処理
US8478150B2 (en) Image forming apparatus and method for controlling same
US6505008B2 (en) Developer container, process cartridge, developing device, and image forming apparatus with toner sensor wiping member orientation
JP4544217B2 (ja) 画像形成装置
JP4642486B2 (ja) 異常判定装置及び画像形成装置
JP2018146287A (ja) 濃度測定装置、画像形成装置
EP2021877B1 (en) Apparatus and method for monitoring marking liquid
US6941084B2 (en) Compensating optical measurements of toner concentration for toner impaction
US8336372B2 (en) Method to determine the concentration of toner particles for a liquid developer system
US20060127110A1 (en) In-situ optical sensor for measurement of toner concentration
US9069285B2 (en) Detection device and image forming apparatus
JPH08334956A (ja) 画像形成装置
JP2005106950A (ja) 湿式画像形成装置及び液体現像剤の濃度検知方法
JP2000292346A (ja) 液体濃度の測定方法および装置
JP4411905B2 (ja) 画像形成装置
JPH09190120A (ja) 像担持体寿命検出装置及び画像形成装置
JP2022011917A (ja) 画像形成装置
JPH1010809A (ja) 画像形成装置および電位測定方法
JP2004157387A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20131106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170508