JP2004157387A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】出力画像品位の低下を防止し、高品位な出力画像を長期間に亘って形成することができる画像形成装置を提供すること。
【構成】像坦持体上にトナーを含む現像剤を静電的に付着させる現像手段を備えた画像形成装置において、前記現像剤を採集する現像剤採集手段と、前記現像剤採集手段で採集された現像剤を積載する現像剤積載手段と、前記現像剤の帯電量を測定する現像剤帯電量測定手段と、前記現像剤の質量を測定する現像剤質量測定手段と、前記帯電量測定手段により得られた帯電量と、前記質量測定手段により得られた質量より前記現像剤のトリボ量(単位質量当たりの電荷量)を検出するトリボ量検出手段を設け、前記現像剤採集手段及び現像剤積載手段を前記現像手段の現像シリンダの近傍に配置する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真法としては、米国特許第2,297,961号明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載されているように、多数の方法が知られている。一般には、光電物質を利用した記録体である感光体上に種々の手段により電気的潜像を形成し、次いで潜像をトナーにより現像し、得られたトナー像を必要に応じて紙等の転写材上に転写し、爪状部材及び分離バイアスの作用により転写材を感光体から分離し、このトナー像を加熱又は溶剤蒸気等により転写材に定着して、画像を得るものである。
【0003】
又、電気的潜像に現像剤を用いて可視化する現像方法にも種々のものが知られている。例えば、米国特許第2,874,063号明細書に記載されている磁気ブラシ現像方法、同221,776号明細書に記載されているパウダークラウド方法、更にはファーブラシ現像法、液体現像法等の多数の方法がある。これらの現像方法において、特にトナー及びキャリアを主体とする2成分現像剤を用いる磁気ブラシ現像法が広く実用化されているが、この方法は、比較的安定に良好な画像が得られる反面、キャリアの劣化、トナーとキャリアの混合比の変動という2成分現像剤にまつわる欠点を有する。
【0004】
このような欠点を回避するために、トナーのみから成る1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案されている。この現像方法によれば、キャリアに対するトナーの混合比を制御する必要がなくなるため、装置が簡略化されるという利点がある。
【0005】
上記の1成分現像法では、キャリアを用いないためにトナーに帯電電荷を与えることが難しい。このためトナーの帯電方法が各種検討されている。
【0006】
例えば、特開昭50−4539号公報には、トナー担持体との摩擦帯電により帯電電荷を付与する方法が、又、特開昭54−2100号公報には、摩擦部材を設けて、これとの摩擦帯電により帯電電荷を付与する方法が述べられている。更に、その摩擦部材に電圧を印加する方法、コロナ帯電等の帯電付与部材によりトナーを帯電させる方法等が工夫されている。
【0007】
但し、1成分現像剤を用いる現像方法においても、画像作成条件によっては現像剤の耐久が進み、又、環境が変化することによるトナーの帯電状態の劣化は否めない。現像剤が劣化すると、画像濃度の低下や転写紙の白地に現像剤が付着する所謂“かぶり“という現象が発生する。即ち、出力画像の適性濃度が得られなくなる。
【0008】
現在、このような現象に関しては、例えば、装置に具備している感光体上の電位測定手段において感光体の表面電位を測定し、その測定出力に応じて感光体上の電位を制御する所謂電位制御なるものや、装置に具備している環境センサー出力に応じて現像電位を制御する等の環境制御、又は現像後の感光体上の画像濃度を検出して画像濃度を補正する濃度制御等の補正手段を採ることで、画像濃度の劣化を抑えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の技術に係る画像形成装置においては、或る程度画像濃度の補正は可能であったが、本質的に現像剤の劣化が原因である出力画像の濃度変化を完全に制御することは不可能であった。即ち、感光体上の電位や感光体上に形成された画像の濃度及び環境センサ出力に応じて画像の濃度補正制御を行なっても、出力画像の品位が完全に保たれる制御はできないのが現状である。このような濃度の安定しない現象は、2成分現像剤を使用する現像方法及び1成分現像剤を用いた現像方法においても発生するものである。特に、カラーの画像形成装置においては、濃度のみならず色味の変化に対して敏感である。
【0010】
更に、現像方式として、1成分磁性現像剤を使用する電界飛翔現像方法、ジャンピング現像方法では、特に、高湿度環境での画像形成装置起動時は、現像剤が放置中に水分を吸着し現像剤粒子の表面抵抗が低下し、現像剤の保持すべき電荷量が維持できずに現像効率が低下する。
【0011】
そのため、特開2000−181321号公報等において開示された技術のように、所定の湿度の環境下での画像形成装置の起動時の準備期間(主に定着装置の加熱を目的とする)において、現像剤担持部材近傍に滞留する劣化したトナーを、強制的に感光体を経由して、清掃装置へ転移させて、前記劣化トナーが画像出力に供されるのを防ぐこと及び劣化してはいないが、長時間の休止により一時的に帯電量が低下したトナーの帯電量を増加させるためのトナーを消費しない現像剤担持部材の回転が盛んに行われている。
【0012】
従来技術においては、前述の劣化トナーの強制排出は一定の環境下では必ず作動するようなシーケンスとなっており、実際には劣化していないのに強制排出される等、トナーを無駄に消費することからランニングコストのUPに繋がっていた。
【0013】
上記現象は、実際に現像器内の現像剤の状態を直接検知している訳でなく、現在このような画像形成装置において測定可能な物理量から現像剤の状態を推定して濃度制御を行っているためであり、直接現像剤のトリボ量を測定する手段が無い限り解決困難な現象である。
【0014】
上記トリボ量の検出手段が重要である理由は述べたが、トリボ量検出の重要性に関しては、以前から判明していたことであり、幾つか特許として開示されている。それらの特許には、トリボ量測定方法の原理的なものやトリボ量を測定してどのような制御に用いるかを述べた特許はあるものの、現在の画像形成装置をみても分かるようにトリボセンサーが実現されていないのと同様、具体的に画像形成装置に実現できる形で実装するに際しての様々な問題に関する解決策に関しては記載されていない。
【0015】
実際にトリボ検出手段を画像形成装置に実装するには、静電誘導を用いて現像剤の保有する電荷を測定する方法が最も適当であると思われる。従って、現像剤を付着させる何らかの電極を成すもの及びその付着した現像剤の質量を測定する手段が必要となるが、画像形成装置内に実現するに当たっては以下の問題が考えられる。
【0016】
1)配置/形状/測定回路に関して
具体的には、感光体に現像剤を現像する現像器の近傍に配置する必要があるが、微小電荷及び質量を測定する手段を実現するに当たって、検出手段の配置/構成/形状/測定回路を適正にする必要がある。又、現像剤のトリボ量のみを検出手段に反映させる必要があり、更にトリボ検出手段が画像形成に影響を与えない構成が必要となる。
【0017】
2)被測定物(現像剤)の均一性
検出手段に現像剤が適当に付着すると、付着量/付着形状によって同じトリボ量を持つ現像剤であっても、検出値が安定しないことが予測される。よって、この検出手段に現像剤を均一に付着させる必要がある。又、一度検出した現像剤が検出手段に付着したままであると、次回検出時に正しい検出ができない。よって、一度検出した現像剤を速やかに検出手段から離脱させる必要がある。
【0018】
3)測定タイミング
被検出物は電荷量及び質量にしても微小なものである。よって、なるべく装置内の影響を受けない状況での検出が望ましい。又、検出タイミングも装置の状況に応じて制御することで、より安定したトリボ量が得られ、効果的なタイミングで検出することで、より安定した画質が得られると考えられる。
【0019】
4)微小信号の安定な測定方法
前述にもあるように、被検出物は電荷量及び質量にしても微小なものである。よって、微小信号を正確に検出できる検出方法が必要である。
【0020】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、出力画像品位の低下を防止し、高品位な出力画像を長期間に亘って形成することができる画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像坦持体上にトナーを含む現像剤を静電的に付着させる現像手段を備えた画像形成装置において、前記現像剤を採集する現像剤採集手段と、前記現像剤採集手段で採集された現像剤を積載する現像剤積載手段と、前記現像剤の帯電量を測定する現像剤帯電量測定手段と、前記現像剤の質量を測定する現像剤質量測定手段と、前記帯電量測定手段により得られた帯電量と、前記質量測定手段により得られた質量より前記現像剤のトリボ量(単位質量当たりの電荷量)を検出するトリボ量検出手段を備え、前記現像剤採集手段及び現像剤積載手段は、前記現像手段の現像シリンダの近傍に配置されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
<実施の形態1>
図2は本発明に基づくデジタル複写機の一例を示す断面図である。
【0024】
原稿自動送り装置201の原稿載置部203に置かれた原稿は、給紙ローラ204によって分離、給紙され、搬送ガイド206を経由して、読み取り装置202に搬送される。更に、搬送ベルト208により一定速度で搬送され、排紙ローラ205によって機外に排出される。この間、読取装置202の読取位置で照明系209で照明された画像は、反射ミラー210,211,212から成る光学系により画像読取部213で画像信号に変換される。画像読取部213はレンズ、光電変換素子であるCCD及びCCDの駆動回路等から構成されている。
【0025】
原稿の読み取りは、読取系が停止状態で、原稿を一定速度で搬送して読み取る流し読みモードと、原稿を読取装置202の原稿ガラス台214上に載置して照明系209及びミラー210,211,212を一定速度で移動して読み取る固定読みモードがある。通常、シート状の原稿は流し読みモードで、綴じられた原稿は固定読みモードで読取られる。
【0026】
画像信号は、画像処理部103(不図示)で処理された後、ページ単位ごとに画像再生装置301で記録紙に再生される。画像信号は、不図示の半導体レーザ等により光信号に変調される。変調されたレーザ光は、ポリゴンミラーによる光走査装置311、ミラー312,313を経由して、帯電器310により表面を一様に帯電された感光ドラム309上に露光され、静電潜像を形成する。静電潜像は現像器314のトナーにより現像され、転写分離器315によってトナー像が記録紙に転写される。
【0027】
記録紙は、紙カセット302及び304に収納されている。紙カセット302からの記録紙は、給紙ローラ303より給紙され、搬送ローラ306によって搬送される。そして、レジストローラ308により画像とのタイミングを調整して、感光ドラムの転写位置に搬送される。
【0028】
一方、紙カセット304の記録紙は、給紙ローラ305より給紙され、搬送ローラ307,306によって搬送される。そして、レジストローラ308により画像とのタイミングを調整して、感光ドラムの転写位置に搬送される。
【0029】
トナー像が転写された記録紙は、搬送ベルト317で定着器318に搬送され記録紙上のトナーが定着される。
【0030】
片面モードが設定されている時は、定着器318からの記録紙は定着排紙ローラ319及び排紙ローラ324により機外に排紙される。
【0031】
両面モードが設定されている場合は、記録紙は定着排紙ローラ319から搬送ローラ320を経由して、反転ローラ321により反転パス325へ搬送される。更に、記録紙の後端が両面パス326との合流ポイントを通過した直後に、反転ローラ321の回転を反転することで記録紙は反転し両面パス326へと搬送される。両面パスに搬送された記録紙はローラ322,323により搬送され、再び搬送ローラ306を経由して、更にレジストローラ308で裏面画像とのタイミング調整された後、転写、定着され機外に排出される。
【0032】
又、定着器318からの記録紙の表と裏を反転して機外に排紙する場合には、記録紙を一旦搬送ローラ320へ搬送し、記録紙の後端が搬送ローラ320を通過する直前に搬送ローラ320の回転を反転して、排紙ローラ324によって機外に排紙される。
【0033】
図3は本装置の複写制御部105のブロック図を示す。
【0034】
本装置は全てシステムコントローラ151により統括的にコントロールされる。システムコントローラ151は、主に本装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析及び前述の画像制御部100に加えて、操作部600、即ちユーザインターフェースとのデータ交換の役割を担っている。
【0035】
システムコントローラ151の内部構成は、上述した役割を担うために、CPU151aが搭載されている。CPU151aは、同様にシステムコントローラ151に搭載のROM151bに格納されたプログラムによって、予め決められた画像形成シーケンスに係る様々なシーケンスを実行する。又、その際、一次的又は恒久的に保存することが必要な書換え可能なデータを格納するために、RAM151cも搭載されている。
【0036】
RAM151cには、例えば後述する高圧制御部155への高圧設定値、各種データ、操作部152からの画像形成指令情報等が保存されることになる。
【0037】
システムコントローラ151は、画像制御部100に対し、画像処理部102に必要な各部の仕様設定値データを送出することに加えて、各部からの信号、例えば原稿画像濃度信号等を受信して、後述する高圧制御部105や画像処理部103を制御して最適な画像形成を行うための設定を行う。
【0038】
操作部600に対しては、ユーザにより設定された複写倍率、濃度設定値等の情報を得ることに加えて、画像形成装置の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すためのデータを送出している。
【0039】
次に、装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析について説明する。
【0040】
本装置は、装置内部の各所にモータ、クラッチ/ソレノイド等のDC負荷及びフォトインタラプタやマイクロスイッチ等のセンサが配置されている。つまり、モータの駆動や各DC負荷を適宜駆動させることで、転写材の搬送や各ユニットの駆動を行っており、その動作を監視するものが各種センサである。そこで、システムコントローラ151は、各種センサ類159からの信号を基にモータ制御部157により各モータを制御すると同時に、DC負荷制御部158により、クラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を円滑に進めている。
【0041】
又、高圧制御部155に各種高圧制御信号を送出することで、高圧ユニット156を構成する各種帯電器である一次帯電器310、転写帯電器315、現像器314の現像シリンダに適切な高圧を印加させている。
【0042】
更に、前述の定着器318内の定着ローラには、それぞれローラを加熱するためのヒータ161が内蔵されており、その各ヒータはACドライバ160によりON/OFF制御されている。又、各定着ローラにはその温度を測定するサーミスタ154が設けられ、A/D503により、各定着ローラの温度変化に応じたサーミスタ154の抵抗値変化を電圧値に変換後、デジタル値としてシステムコントローラ151に入力される。この温度データに基づいて前述のACドライバ160を制御することになる。
【0043】
図1は本発明の画像処理部102のブロック図である。
【0044】
画像読取部101で読み取られた画像データは、画像処理部102に入力され、画像処理回路402で所定の画像処理が行われた後、メモリ制御回路に入力される。メモリ制御回路403は、CPU401の制御により、入力された画像データをメモリ404に格納するとともに、メモリ404から画像形成する画像データを読み出して画像書き込み部103に出力する。
【0045】
CPU401はメモリ制御回路403を制御して、入力画像データのメモリ404への格納と、メモリ404に格納された画像データの画像書き込み部103に出力する制御を行うとともに、メモリ404に格納された画像データを読み出して、1ページの画像データ内で、実際に画像形成される画像データが存在する画像領域を検出し、複写制御部105に通知する。
【0046】
以下に本発明の特徴的な部分について説明する。
【0047】
図4は図2の現像器314の詳細説明図である。
【0048】
トナーカートリッジ401は着脱式で、ここからユーザがトナー補給を行う。本装置においては、ホッパ404を備えているため、装置稼動中でもトナー補給が可能である。トナーカートリッジ401内のトナーは、ホッパ内トナーセンサ405がトナー無しを検出すると、カートリッジ内トナー搬送モータ402が稼動し、トナー搬送スクリュー403,405を駆動させて、トナーをホッパ404へと供給する。又、現像器内トナーセンサ410がトナー無しを検出すると、ホッパ内トナー搬送モータ409が稼動し、マグネットローラ駆動クラッチ407と連動してマグネットローラ408を駆動し、ホッパ404内のトナーを現像器内へと供給する。このように現像器内に供給されたトナーは、メインモータ412の稼動により、現像シリンダクラッチ413と連動して現像シリンダ上411に導かれる。そして、以上の動作は、システムコントローラ151により制御されている。
【0049】
図5は前記314の現像器と感光体309及びこれらを制御するシステムコントローラ151と、現像に必要な高圧を発生させる高圧回路155の構成に、本発明の特徴である電荷量/質量検出手段501及び前記電荷量/質量検出手段501を制御する電荷量/質量検出制御回路502を加えた構成図である。
【0050】
前述のように、現像シリンダ411に導かれたトナーは、システムコントローラ151の制御に従った電圧を発生する高圧制御部155より適性電圧が印加され、感光体309へ現像される。
【0051】
尚、電荷量/質量検出手段501は、現像直前のトナー状態を検出するために後述するように、感光体309へ現像される直前に配置されている。
【0052】
又、電荷量/質量検出手段501は、トナーの電荷量を検出する電極とトナーの質量を検出する加圧センサから構成されており、電荷量と質量を同時に検出できる構成となっている。以下に検出の原理を簡単に説明する。
【0053】
先ず、感光体309の表面電位を0とする(基本的には感光体は接地されているため、高圧制御回路155から電圧が印加されず、暫く放置されると電位はほぼ0となる)。この状態で、現像器314を画像形成時と同様に稼動させて、現像シリンダ411にトナーを導く。それと同時に、電荷量/質量検出手段501の電極を画像形成時の感光体309と同様の電圧となるように、電荷量/質量検出制御回路502によって制御する。
【0054】
このように、電荷量/質量検出手段501の電極を帯電させることで、前記現像シリンダ411に導かれたトナーがこの電極に付着する。そして、電極に所定のトリボを持ったトナーが付着することで、電極に付着したトナー分の電流が流れることになり、電極の容量分と電極に印加している電圧が一定であることから、この電流量を検出することで、付着したトナーの電荷量を知ることができる。
【0055】
又、同時に加圧センサにより、付着したトナーの質量を検出することができ、前記検出した電荷量と合わせてトリボ量が算出できることになる。
【0056】
しかしながら、現像器内のトナーの帯電状況は装置の稼動状況によって異なる。即ち、トナーの状態が良好であっても、しばらく画像形成が行なわれずに放置状態にある場合、トナーの帯電量は低下しており、又、或る程度の画像形成が行なわれた直後であるとトナーの帯電量は増加している。
【0057】
例えば、電源投入時は、装置がどの程度の時間放置されていたか不明であり、前回の装置の稼動条件から環境の変化も予想される。又、装置の電源投入時から所定の時間が経過すると、装置周囲の環境変化及び装置自体の温度上昇が考えられ、現像器314付近の温度も変化すると考えられる。従って、所定時間ごと、若しくは電源投入時に前述のトリボ量検出動作を行い、プロセス処理関係の諸パラメータの再設定を行うことにより、安定した画像形成が可能になる。
【0058】
図6に本装置におけるトリボ量測定手段を説明する概略図を示す。
【0059】
図6において、411は現像シリンダであり、601は現像シリンダ411上のトナーを採集するためのトナー採集手段である。このトナー採集手段601は、例えば、現像シリンダ上のトナー粒子と逆のバイアスを印加することによるバイアス印加手段で、少量のトナーをトリボ検出台602上に採集する。又、ブレードやスクレーパで現像シリンダ上トナーを掻き取るような構成でも良い。
【0060】
採集されたトナーは、現像剤積載手段であるトリボ検出台602上に積載され、積載されたトナーは後述する電荷量検出手段603及び質量検出手段604とから、トリボ量検出手段505によってトリボ量を検出する。
【0061】
この現像剤採集手段601及び現像剤積載手段であるトリボ検出台602は、現像シリンダ411のできるだけ近傍に配置するようにしてあり、そのため現像シリンダ411に対向する位置に配置されている。これは、現像シリンダ上に穂立たせたトナーをできるだけ短い距離で検出台上に採集するためである。更に、現像シリンダ411上のトナー採集処理による影響を極力抑えるために、現像シリンダ411上における画像領域外の部分のトナーを採集するような構成を採っている。
【0062】
トリボ量測定後には、トリボ検出台上に搭載されているトナーをクリーニングするクリーニング手段506により、トリボ検出台上から完全に取り除かれ、次のトリボ量測定処理に備えることになる。このクリーニング手段としては、例えば、トナーと逆のバイアスを印加させることでトナーを収集する電気的な方法でも良く、又、ブレードやスクレーパ等を使用して収集するメカ的な方法或は両方でも構わない。
【0063】
又、上記クリーニング手段により、収集したトリボ検出台上の残留トナーは、残留トナー返却手段607にて現像器内のトナー格納部に再度格納され、トリボ量検出に使用したトナーも再度現像手段として使用されることになり、無駄なトナー消費を防ぐことができる。
【0064】
次に、電荷量検出手段603について、その構成と動作を図7で説明する。
【0065】
701はトリボ検出台502とアース間を接続するコンデンサであり、702はコンデンサ701の両端の電圧を検出する電圧検出手段である。
【0066】
703は所定値Cであり、704は電圧検出手段702及び所定値C(703)を乗算するための乗算手段である。
【0067】
先ず、トリボ検出台502上のトナーの電荷がコンデンサ701に蓄積される。そのコンデンサ701の両端の電圧を電圧検出手段702で検出する。
【0068】
ここで、
Q(電荷量)=C(静電容量)×V(電位差)
の関係が成り立つことから、所定値C(703)には、コンデンサ701の静電容量を入力しておくことで、電圧検出手段702の出力に、所定値C(703)の値を乗算手段704で乗算することにより簡単に算出することができる。
【0069】
質量検出手段においては、圧力検知手段によって加えられた圧力を電圧に変換を行う。そして、出力電圧を質量に変換するための電圧→質量変換手段により質量を検出することが可能である。
【0070】
以上、電荷量検出手段503及び質量検出手段504の出力からトリボ量算出手段505で演算することにより、現像器内部の現像剤のトリボ量を測定する制御を行うことによって、トナーの状態を正確に把握することが可能となり、安定した画質の供給が可能となる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明はトリボ量検出手段を画像形成装置に実装するに当たって、トリボを検出するための、検出手段の構成方法を提示し、現像剤の正確なトリボ量の検出を可能とした画像形成装置を提供することで、出力画像品位の低下を防止し、高品位な出力画像を長期間提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理部の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
【図3】本発明の複写制御部の一例を示すブロック図である。
【図4】図2に示す現像器の詳細説明図である。
【図5】電荷量/質量検出手段を備えた現像器の構成説明図である。
【図6】トリボ量を検出するための構成の説明図である。
【図7】電荷量検出手段の構成説明図である。
【符号の説明】
102 画像処理部
105 複写制御部
151 システムコントローラ
153 A/D変換器
154 サーミスタ
155 高圧制御部
156 高圧ユニット
157 モータ制御部
158 DC負荷制御部
201 原稿自動送り装置
203 原稿載置部
204 給紙ローラ
205 排紙ローラ
206 搬送ガイド
209 照明系
213 画像読取部
301 画像再生装置
303 給紙ローラ
306 搬送ローラ
310 帯電器
311 走査装置
314 現像器
315 転写分離器
317 搬送ベルト
318 定着器

Claims (9)

  1. 像坦持体上にトナーを含む現像剤を静電的に付着させる現像手段を備えた画像形成装置において、
    前記現像剤を採集する現像剤採集手段と、前記現像剤採集手段で採集された現像剤を積載する現像剤積載手段と、前記現像剤の帯電量を測定する現像剤帯電量測定手段と、前記現像剤の質量を測定する現像剤質量測定手段と、前記帯電量測定手段により得られた帯電量と、前記質量測定手段により得られた質量より前記現像剤のトリボ量(単位質量当たりの電荷量)を検出するトリボ量検出手段を備え、前記現像剤採集手段及び現像剤積載手段は、前記現像手段の現像シリンダの近傍に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤採集手段及び現像剤積載手段は、前記現像手段の現像シリンダに対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤採集手段、現像剤積載手段、前記現像剤帯電量測定手段及び現像剤質量測定手段は、各現像色毎に1つずつ配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤採集手段、現像剤積載手段、前記現像剤帯電量測定手段及び現像剤質量測定手段は、黒色とそれ以外の色の現像色用に少なくとも2つ配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤積載手段をクリーニングするためのクリーニング手段を更に有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニング手段は、トナーの電荷とは逆の電圧を印加することによるクリーニング機構を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニング手段は、更にトナーを掻き取るブレード及びスクレーパを持つ構成を有することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記クリーニング手段によって、トリボ量測定後のトナーを現像器内のトナー収容手段に戻す構成を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記クリーニング手段は、更にトリボ量測定後のトナーを収容するトナー収容手段を持つ構成を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
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