JPH1010809A - 画像形成装置および電位測定方法 - Google Patents

画像形成装置および電位測定方法

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JPH1010809A
JPH1010809A JP8161882A JP16188296A JPH1010809A JP H1010809 A JPH1010809 A JP H1010809A JP 8161882 A JP8161882 A JP 8161882A JP 16188296 A JP16188296 A JP 16188296A JP H1010809 A JPH1010809 A JP H1010809A
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potential
photoconductor
electrode plate
forming apparatus
image forming
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JP8161882A
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Yuji Kamiya
裕二 神谷
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式画像形成装置の感光体上の帯電電
位測定において、簡便かつコスト的に有利で、測定精度
の高い電位分布測定を実現する。 【解決手段】 画像形成装置1は感光体2上に帯電器4
により帯電させ、画像露光により潜像化し、この潜像を
現像器5により顕像化するプロセスを有する。電位分布
測定に際し、帯電及び露光の少なくとも1つの手段を用
いて、感光体2上に感光体回動方向に対して、高電位と
低電位からなるパルス状の電位分布を形成する。そし
て、感光体2に近接対向する電極板100を用い、上記
パルス状の電位分布がもたらす電極板100の静電作用
による電気的変化を読み取ることにより、感光体100
の帯電電位を測定する。好ましくは、感光体回動方向に
直交する感光体長手方向に電極板100を複数有し、こ
の複数の電極板を用いて感光体長手方向における電位分
布を測定し、測定結果を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリ等の電子写真技術を使用した潜像方式
の画像形成装置および電位測定方法に関し、特に感光体
上の帯電電位を検知する電位測定技術に関する。
【0002】また、本発明の画像形成装置はプリンタ等
ばかりでなく、潜像を現像器で顕像化して表示する表示
装置も含まれる。
【0003】
【従来の技術】画像形成装置における感光体上の帯電電
位を検知する技術は従来からある。例えば、電極板を感
光体方向へ周期的に移動させることにより、静電容量を
周期的に変化させ、これに応じて発生する交流電流を電
圧に変換する振動容量型や、電極板を固定し、電極板と
感光体の間に誘起される電位を変動させるためにチョッ
パーを用いて交流電流を発生させ、電圧に変換するチョ
ッパー型や、電界を受けると材料物性が変化する機能材
料を用いて電位を測定する方法がある。
【0004】また、感光体の回動方向に直交する感光体
の長手方向の電位を測定する手段として、上記の電位測
定装置を複数個設置することも提案されている。あるい
は、上記の電位測定装置を機械的に感光体長手方向に移
動させ、長手方向の位置における電位分布を測定する手
段も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光体
の長手方向の電位分布を測定する場合、上述の従来方法
では次のような課題を有していた。
【0006】即ち、従来技術における振動容量型やチョ
ッパー型の電位測定装置を複数個設ける手段では、各電
位測定装置を互いに隣接して設置することがスペース上
困難であり、また多数設置することは高価となりコスト
上も実現することが難しい。また、電界を受けると材料
物性が変化する機能材料を複数個使用することは、各部
材の測定精度を一致させることが難しく、また機能材料
の経時的測定精度の変動を抑え込むことが容易ではな
く、現実的な手段ではない。
【0007】また、電位測定装置を機械的に感光体長手
方向に移動させる方法では、測定装置と感光体との距離
を所定値に安定化することが難しく、高精度が望めない
こと、及び移動手段を設けるにあたって、駆動用のモー
タや駆動伝達ギアや位置検知手段等の付加装置を必要と
し、コスト的に割高になるなどの課題があった。
【0008】本発明の目的は、上述の課題を解決するた
めであり、簡便かつコスト的に有利で、測定精度の高く
感光体長手方向の電位分布測定が可能な画像形成装置お
よび電位測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、感光体上にパルス状の帯電電位を形成
し、これを感光体に近接配置された電極板により電荷を
誘起させ、蓄電と放電による周期的な交流電流を読み取
る手段を有し、さらにこの電極板を感光体長手方向に複
数有することで電位分布を測定する手段を有する。
【0010】さらに詳しくは、本発明装置は、感光体上
に帯電器により帯電させ、画像露光により潜像化し、該
潜像を現像器により顕像化する工程を有する画像形成装
置において、前記帯電及び前記露光の少なくとも1つを
用いて前記感光体上に該感光体の回動方向に対して、高
電位と低電位からなるパルス状の電位分布を形成する電
位分布形成手段と、前記感光体に近接対向する電極板を
有し、前記パルス状の電位分布がもたらす該電極板の静
電作用による電気的変化を読み取ることにより、前記感
光体の帯電電位を測定する帯電電位測定手段とを有す
る。
【0011】その好ましい実施形態として、前記電極板
と前記感光体の最近接距離は、0.05mm〜3mm望
ましくは0.1〜1mmとする。また、前記感光体の回
動方向のパルス状電位分布の周期幅を、前記電極板の前
記感光体の回動方向の幅の略2倍以上とする。さらに、
前記電極板と前記感光体との距離を位置づける該電極板
の固定手段として回転体を用い、該感光体に押し当てら
れた該回転体を介して該電極板を該感光体に近接配置す
ることも好ましい。あるいは前記感光体に押し当てられ
た当接コロにより該感光体に対して近接配置された現像
器に前記電極板を固定して、該電極板と該感光体との距
離を位置づけてもよい。さらに、好適には、前記電極板
を電位測定用としてではなく、別系統の電圧印加手段に
より電圧印加して、該電極板上の付着物を前記感光体上
に飛翔せしめる清掃手段を配設する。
【0012】前記電位分布形成手段は、前記帯電器の印
加電圧をパルス状とすることにより、前記感光体上にパ
ルス状電位を形成する。あるいは、転写紙上画像有効範
囲以外のトナー付着を防止する除電作用を有するブラン
ク露光手段を有する場合は、前記電位分布形成手段は、
前記帯電器により前記感光体上に一様電位を帯電した
後、前記ブランク露光手段により前記感光体上にパルス
状の電位分布を形成する。あるいはまた、画像露光をパ
ルス状とする画像露光手段を有する場合は、前記電位分
布形成手段は、前記帯電器により前記感光体上に一様電
位を帯電した後、前記画像露光手段により前記感光体上
にパルス状の電位分布を形成する。これらのいずれでも
よい。
【0013】さらに好ましくは、前記感光体上のパルス
状電位分布における低電位は、画像出力時の低電位と比
較して同電位以下とする。そして、前記電極板の表面を
比誘電率2.0以上の誘電体で被覆し、該誘電体を前記
感光体に略接触する構成とする。前記感光体の回動方向
における前記電極板の上流側に、該感光体上の付着物を
取り除く付着物捕集部材を配設する。
【0014】感光体長手方向の電位分布の測定のため
に、前記感光体の回動方向に直交する感光体長手方向に
前記電極板を複数有し、前記帯電電位測定手段は該複数
の電極板を用いて該感光体長手方向における電位分布を
測定し、該測定結果を記憶する。この場合、隣りあう2
つの前記電極板間の静電容量を、唯1つの電極板と感光
体との組み合わせの場合の静電容量の1/10以下とす
る。また、隣りあう2つの前記電極板を前記感光体の回
動方向に互い違いに配置することも好ましい。
【0015】本発明の電位測定方法は、感光体上に帯電
器により帯電させ、画像露光により潜像化し、該潜像を
現像器により顕像化する工程を有する画像形成装置にお
いて、前記帯電及び前記露光の少なくとも1つの手段を
用いて前記感光体上に該感光体の回動方向に対して、高
電位と低電位からなるパルス状の電位分布を形成する第
1のステップと、前記感光体に近接対向する1または複
数の電極板を用い、前記パルス状の電位分布がもたらす
該電極板の静電作用による電気的変化を読み取ることに
より、前記感光体の帯電電位を検知する第2のステップ
とを有する。
【0016】好ましくは、前記第2のステップは、前記
電極板からの出力を直流電圧信号に変換し、増幅するス
テップと、該直流電圧信号を基に所定の制御処理を実行
するステップとを包含する。また、前記第1のステップ
は、矩形波、正弦波、三角波のいずれか1つのパルス状
の電位分布を形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0018】(第1実施形態)図1は、この発明の第1
実施形態における画像形成装置の概略構成を示す。ここ
で、1は複写機,プリンタ,ファクシミリ等に共通の電
子写真技術を使用したデジタル潜像方式の画像形成装置
本体である。この画像形成装置本体1の内部において、
感光体2に帯電を与える一次帯電器4、感光体上の帯電
部(潜像)にトナー(現像材)を付与する現像器5、転
写紙にトナー像を移し転写紙をはがす転写分離帯電器
6、感光体上の余分な残余トナーを除去するクリーナ
7、除電をする前露光ランプ3が、図中矢印方向に回転
する感光体2の周りに順に配置されている。この感光体
2上に帯電して現像されたトナー像を、転写紙デッキ9
から搬入された転写紙上に転写分離帯電器6により転写
させ、トナー像を転写された転写紙を搬送ベルト10に
より定着器8を通して熱定着させ、装置外部の排紙トレ
イ11上に排紙する。
【0019】一方、入力する電気的画像信号を光信号に
変換する半導体レーザ21から発射されたレーザ光は、
ポリゴンモータ22に直結されて回転するポリゴンミラ
ー23により走査され、結像レンズ24により光線が等
間隔になるように補正された後、反射ミラー25により
その画像情報が感光体2上に照射され、感光体2上に潜
像が形成される。半導体レーザ21へ供給される画像信
号は、スキャナー(図示しない;原稿読取装置、あるい
はリーダーとも称する。)により原稿を読み取ることに
より得られ、またプリンタ、ファクシミリ等の場合には
電気信号としてインターフェース(図示しない)を通じ
て送信されてくる。
【0020】図1中の100は本発明に関わる電極板で
あって、感光体2上のレーザ光照射位置と現像器5のト
ナー付与位置の間に配置され、以下に述べるような作用
を行う。
【0021】図2の(a)〜(d)は、本発明の基礎と
なる上記の電極板100の蓄電,放電現象を説明する図
である。本図では、感光体2の表面を便宜上平面として
図示し、右方向に進行しているものとする。この感光体
2は、プラス帯電されるアモルファスシリコン感光層を
有している。そして上述の半導体レーザ21から画像情
報としてではなく、所定間隔の周期で発光させたレーザ
光によって露光を行い、これにより感光体2上の帯電電
位を降下させ、パルス状の潜像電位を感光体2上に形成
する。また電極板100は感光体2に対して平行に設置
されており、電極板100には電流計200がアース
(大地電位、グランドとも称する)間に接続されてい
る。
【0022】図2の(a)の状態では、電極板100と
対向する(即ち電極板100の真下の)感光体2上の表
面は上記パルス状の潜像電位の谷間となっていて帯電さ
れておらず、電極板100には電荷が誘起されない。従
って、電流計200の針は中立位置のまま振れない。
【0023】次に、図2の(b)に示すように感光体2
が進行し、電極板100の一部に感光体2の帯電領域が
懸かると、電極板100上には対向する感光体2の電位
に誘起された電荷が生じるので、電流計200はその電
荷の流れを読み取り、電流計200の針が振れる。
【0024】そして、図2の(c)に示すように感光体
2の帯電領域全面に電極板100が懸かり、かつ微少時
間の後に電極板100の誘起電荷が最大となると、もは
や電荷の移動は無くなり、電流計200の針は中立位置
に戻ったまま振れない。
【0025】更に感光体2が進行し、図2の(d)に示
すように感光体2上の帯電されていない領域に電極板1
00が懸かると電極板100上の電荷はアースへ戻るた
め、再度電流計200の針は振れることになる。
【0026】感光体2上にはパルス状の潜像電位がある
ので、図2の(d)に示すような放電の後には図2の
(a)の状態へ連続して移行する。このように、感光体
2上の電位がパルス状に変化する場合には、電極板10
0上の電荷は周期的に移動し、電流計200にもパルス
状の検出結果が得られる。
【0027】ここで重要なことは、電流計200の検知
すべきダイナミックレンジを大きくとることが、測定系
の検出精度を上げる手段の一つである。そこで、図2の
(a),(c)で示したように電流計200が電荷を検
知しない状態を少なくし、かつ、電極板100が蓄電す
る電荷量を十分有するように図ることが必要となる。そ
のために、本発明では、感光体2上のパルス状電位の周
期幅を電極板100の幅の略2倍以上の長さを有するこ
とで最適化している。より具体的には、感光体2上のパ
ルス状電位の周期幅を20mmとし、電極板100の幅
を8mmとしている。
【0028】パルス状電位の周期幅を電極板100の幅
の2倍、また2倍以下としない理由は、電極板100の
完全な蓄電及び完全な放電には多少の時間を要すること
と、電極板100と対向する感光体2上の周りの電位か
らの影響を受けにくくするためである。つまり、その2
倍以下では、電極板100上に無理な電荷分布を生じる
ために十分な蓄電及び帯電ができず、検知されるダイナ
ミックレンジが減少することになる。また、パルス状電
位の周期幅が電極板100の幅の2倍を極端に大きく越
えるような場合には、当然電極板100上に誘起される
電荷が不十分となって無駄を伴うことになる。
【0029】無論、電極板100としては、感光体2に
対向する面積が広いほど静電容量が増し測定精度が向上
するが、感光体2が図1に示すような円筒状ドラムの場
合には、電極板100も湾曲する等の対策を講じない
と、感光体2との距離が不均一で有効な静電容量を得ら
れない。また、感光体2の周りには帯電器4、現像器
5、転写分離帯電器6、クリーナ7等の各要素機器が配
置されるので、電極板100の幅をむやみに拡大するこ
とは難しい。従って、適切な電極板100の大きさとパ
ルス状の帯電幅は装置仕様から自ずと決定されることと
なる。
【0030】なお、電極板100の構成材料としてはガ
ラス繊維入りエポキシ樹脂を使用し、このガラス繊維入
りエポキシ樹脂上に銅薄膜をエッチング処理して電極面
を構成し、さらに腐食防止のために2μm程度の薄膜金
メッキを施して電極板100を形成している。
【0031】また、電極板100と感光体2との距離
は、電極板100に誘起される電荷量を左右する重要な
パラメータであって、狭すぎるとトナー等を付着し易く
なり、そのため測定精度が急速に悪化したり、また感光
体2上の電荷が電極板100にリーク(漏出)するとい
った悪影響がある。電極板100と感光体2との距離が
逆に広すぎるとダイナミックレンジそのものを縮小し、
同じく測定精度が低下する。そこで、本発明では、電極
板100と感光体2との最近接距離を0.05mm〜3
mm望ましくは0.1〜1mmとすることで、上記制約
を克服している。なお、本実施形態例の場合は0.5m
mとしている。最近接距離は、感光体2の電位測定場所
が平面ではないような、例えば円筒状ドラムの場合に用
いられるものである。
【0032】上記距離の保障手段として、図3に示すよ
うに、電極板100を取り付けた台座101を前後のコ
ロ102(円盤または球体のような回転体でもよい)を
介して感光体2に当接することにより、電極板100と
感光体2間の距離を安定化することができる。
【0033】あるいはまた、感光体2の電位測定の場所
としては現像器5の前が最も望ましいので、図4に示す
ように、現像器5が当接コロ51を介して感光体2と接
触している場合には、現像器5に電極板100を取り付
けた台座101を設置することが上記距離の保障手段と
しての最も簡便な手段といえる。
【0034】図5は、感光体2上の電位状態を示すグラ
フである。図5において、横軸は時間軸であり、かつ、
感光体2は一定速度で進行するので、感光体2の進行位
置を示すものでもある。そして感光体2上には、帯電状
態VD と低レベル状態VL が交互に付与されたパルス波
形状電位を形成している。
【0035】低レベル状態VL は、一次帯電器4への電
圧印加を止める形でも、あるいは一次帯電器4で一様帯
電した後に、半導体レーザ21等の露光器からの出力光
(光信号)をパルス状として感光体2を除電する場合に
も、完全な0Vとはなりにくく、実際には数十V程度の
電位を有している。また、本例で使用しているアモルフ
ァスシリコン感光層をもつ感光体2では、VD の適正値
として450V前後の電位を目標としている。なお、図
5ではパルス波形の電位分布を矩形波形状としている
が、正弦波や三角波でも無論問題はなく同様に実施でき
る。
【0036】また、感光体2上にパルス状の電位を形成
する方法として、前述のレーザ光によるデジタル潜像形
成や、一次帯電器4へのon/off通電による潜像形
成の他にも、アナログ式の複写機等では、一次帯電器4
での一様帯電の後に、原稿照明ランプ(図示しない)の
on/off点滅及び、転写紙上の画像有効範囲以外の
トナー付着を防止する除電作用を有するブランク露光手
段(図示しない)のon/off点滅を利用することが
できる。
【0037】ところで、感光体2の帯電電位VD が高い
場合は、低レベル電位VL も高くなることから、これら
の電位間の差を読み取る本発明の電位測定手段では、感
光体2上の電位を正確に換算することが難しくなること
が分かっている。
【0038】図16は感光体への露光量と、この露光に
より生ずる感光体の電位との関係を示したグラフであ
り、その横軸を露光器の露光量、縦軸を感光体電位とし
ている。感光体2上の電位は、露光量の増加に伴い減少
するが、さらに露光量を上げてもこれ以上減少しない電
位VMIN を有している。
【0039】そして、露光の無い場合、即ち露光量0の
感光体上帯電電位VD は、画像形成装置の劣化により経
時的に変動すると、同一露光量ではその電位低下の様子
が異なり、図16に示すように、電位が高めの所では平
行シフトした傾向を示し、露光量の増加と共にいづれも
MIN へと緩やかに遷移するようになる。図16では適
正なVD に対して、VD の高めの場合とVD の低めの場
合の3種の露光−電位曲線を示す。
【0040】一方、画像形成装置はユーザーの好みによ
り出力画像の濃度を変更する場合に備えて、露光量を調
節可能にする必要がある。そのため、感光体2上の電位
を下げる目的で、露光量に余裕を持たせられる図16の
点Aを通常の値(基準値とも称する)とする場合が多
い。つまり、点Aからさらに露光して点Bとした場合の
電位はVMIN まで下がるので、その間で好みの濃度を得
ることができる。しかし、点Aなる露光量をもって低レ
ベルVL をつくると感光体2上の電位VL は元の感光体
帯電電位VD により変化を生じてしまう。つまり、VD
が高めの場合はVL も高めとなり、それらの差分である
ΔVD はさしたる変化を示さないという問題が発生す
る。
【0041】そこで、本発明では、図17に示すよう
に、低レベル電位VL をこれ以上電位低下の無いVMIN
とすることで、上記問題を解決している。つまり、通常
の画像を出力する上で使用する露光量点Aではなく、低
レベル電位VL を電位低下の無いVMIN に略同等になる
ように、電位測定時には点Bなる露光量を使用する。
【0042】この様な露光量の増加手段について説明す
ると、電位測定時に、デジタル潜像方式では半導体レー
ザ21等に入力する電気信号を増加させたり、アナログ
式でも、原稿照明ランプやブランク露光の点灯電圧を通
常時より高めたり、一次帯電器4のon/offにより
パルス電位を形成する場合には、一次帯電器4より前方
にあって予め発光により電位を低下させる前露光ランプ
3の点灯電圧を高めたりすることで、本発明の効果は発
揮される。
【0043】図6は、本発明による電極板100で検知
される電流量を示すグラフである。図6において横軸
は、図5と同様の時間軸であり、感光体2の進行位置で
もある。縦軸は電流値である。図2で示した蓄電及び放
電時に電流が電極板100の結線に流れ、電極板100
は図6に示すような正負をもつ交流波形を出力する。こ
の交流波形(電流信号)を図7に示す電位センサ回路3
00を通して画像形成装置本体の制御基板400に出力
する。電位センサ回路300は、図2における電流計2
00の役目を担うものである。
【0044】図7において、まず電極板100からの電
流信号を信号処理を容易にするために、電圧変換回路3
01により電圧に変換し、変換したこの電圧を整流回路
302と平滑回路303とに通して電圧信号の平均化を
行い直流電圧信号にする。続いて、この直流電圧信号を
増幅回路304で増幅することでノイズに強く、画像形
成装置本体の制御基板400において読み取り可能な信
号にする。
【0045】画像形成装置の制御基板400は図8に示
すような構成としている。即ち、制御機能の中心素子で
あるCPU(中央処理装置)401は、ROM(読み込
み専用メモリ)402のプログラム及びRAM(随時読
み込み書き込みメモリ)403のデータに基づいて、電
位センサ回路300等の各種周辺機器の信号をI/Oポ
ート(入出力ポート)404及びD/A変換器405及
びA/D変換器406を通じて制御・検知している。各
種周辺機器としては、本発明に係る電位センサ回路30
0であったり、潜像書き込み用の半導体レーザ21や、
帯電用の一次帯電器4や、アナログ式複写機ではブラン
ク露光器30等である。
【0046】このような電極板100と電位センサ回路
300の電位測定部と画像形成装置の制御基板400と
により、感光体100上の帯電電位を測定することが可
能となる。これには、感光体2上の前述の低レベル状態
L が安定していることにより、未知の帯電状態VD
の差がそのまま電位を示す電位センサ回路300からの
出力となるため、帯電状態VD を測定可能となるのであ
る。
【0047】また、このようにして、適正帯電状態を得
るために、一次帯電器4に印加する電圧値を変更した
り、半導体レーザ21等の光源光量を調節したりする等
のいわゆる感光体2の電位制御が可能となり、画像形成
装置の適正な出力画像を提供することができる。
【0048】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態について説明する。
【0049】電極板100は感光体2に近接配置されて
おり、そのため画像形成装置内の飛散トナー等が長期の
使用により電極板100に付着して、測定精度を低下さ
せる問題が生じている。そこで、第2の実施形態では、
電極板100を清掃する手段について図9に示し、説明
する。
【0050】図9において、電極板100は第1の実施
形態で示した電位センサ回路300に検知・清掃切り換
えスイッチ110を介して接続されており、この検知・
清掃切り換えスイッチ110の一方の端子aには、20
0V程度の電圧を印加可能な電源111が接続されてい
る。
【0051】通常の電位測定では、第1の実施形態で示
したような感光体2上のパルス状電位を測定するよう
に、検知・清掃切り換えスイッチ110は電位センサ回
路300側に接続されているが、清掃時において、感光
体2上にパルス状電位を形成しながら、検知・清掃切り
換えスイッチ110を電源111に切り換えると、帯電
状態である電圧VD は450V前後のため、電極板10
0上の付着物が感光体2へ飛翔する現象が生じる。
【0052】また、低レベル状態である電圧VL は0V
または50V程度のため、同じく電極板100上の付着
物、この場合は帯電状態とは電気的逆極性の付着物が感
光体2へ飛翔する。本例では、このような付着物の飛翔
による清掃モードを有することにより、電極板100は
長期の使用によっても常時静電容量が適正な値を示すよ
うになる。
【0053】なお、電圧印加のための電源111として
は、現像器5に印加している交流成分(図示しない)を
も含んだ現像バイアスを印加することでも有効な手段と
なる。また、感光体2上のパルス状電位は必ずしも必要
ではなく、VD レベルもしくはVL レベルを維持するよ
うなモードを用意すれば清掃効果が期待できる。
【0054】(第3実施形態)次に、本発明の第3の実
施形態について説明する。
【0055】第1の実施形態では、電極板100及び台
座101を支持するコロ102を介して電極板100と
感光体2との距離を保障しているが、第3の実施形態で
は、距離の安定化をより簡便に図ること及び、その距離
を短縮させ、かつ電極板100と感光体2間の比誘電率
を増加させて静電容量を稼ぐこと、これにより測定結果
のダイナミックレンジを向上させ、測定精度を高めるこ
とを可能にする手段について、図10を参照して説明す
る。
【0056】図10は台座101に取り付けた電極板1
00の表面の周囲を比誘電率2.0以上のフィルム10
3で被覆し、このフィルム103を介して電極板100
が感光体2に接している様子を示す。フィルム100と
しては、感光体2との摩擦によっても削れにくいことが
要求されるため、厚さ100μm、比誘電率が3.5
(常温、低周波環境)のPI(ポリイミド)を使用して
いる。
【0057】このような構成とすることで、第1の実施
形態に比べて、フィルムの抵抗値が高く電極板100と
感光体2間でのリークが発生しないという利点が生じ
る。加えて、電極板100と感光体2間の距離が極端に
減少することが可能となること、及び、比誘電率が高い
ために静電容量が増加して、飛躍的に測定レベルのダイ
ナミックレンジが増加する。従って、感光体2に対向し
ている電極板100の面積が同一ならば、第1の実施形
態に比べ測定精度の安定化が向上する。
【0058】逆に言うと、第1の実施形態と同程度の測
定精度を得るためには、電極板100の面積を極端に縮
小することが可能で、装置のスペースやコスト面で大変
有効な手段となる。
【0059】なお、本実施形態では誘電体を被覆した電
極板100を押圧バネ等(図示しない)で感光体2に軽
圧加圧することで、感光体2の回動による振れから発生
する電極板100と感光体2との距離の変動を吸収する
ことが可能となっている。また、感光体2との削れ等の
相性によってはフィルムとしてフッ素樹脂、例えばPF
A(四フッ化エチレン=パーフロロアルキルビニールエ
ーテル共重合体、比誘電率2.0)やPTFE(四フッ
化エチレン樹脂、比誘電率2.0)を使用することも有
用である。
【0060】ところで、本実施形態のように感光体2に
フイルム103を当接した場合には、感光体2上のトナ
ー等の付着物がフィルム103にせき止められる形で感
光体2とフィルム103間に捕集され、静電容量を変化
させるといった経時的問題を残す。クリーナ7を通過し
た感光体2でも、僅かなトナーやトナー中の微粒子添加
剤または紙粉等が付着している場合があるためである。
そこで、本実施形態では、図11に示すように、電極板
100の上流側にそのような付着物を捕集するフィルム
104を設置することでこの問題を解決している。ここ
で、フィルム104はウレタンシートを使用している。
なお、104の部材はこのようなフィルムの他にブレー
ド形状であっても良いし、フェルト状の不織布であって
も良いし、ブラシ状部材であっても良い。
【0061】(第4実施形態)次に、本発明の第4の実
施形態について説明する。
【0062】本発明では、感光体2上の帯電電位を測定
することにより、画像形成装置の適正な出力画像を得る
ことを最終目標としている。ところが、経時的に画像形
成装置が劣化すると、感光体2上の帯電電位は一様では
なくなり、一括して電位を測定するだけでは、適正な画
像を得られなくなる。具体的には、図1で示した一次帯
電器4の劣化が最も顕著に生じる。また、アナログ式の
潜像方式の画像形成装置では、原稿を照明して感光体2
に投影する原稿照明ランプ(図示しない)の劣化がこれ
に次ぐ。
【0063】これらの劣化は、感光体2の長手方向(回
転軸方向)の位置における均一性が不安定になることが
要因で、一次帯電器4の場合では、トナーやシリコンオ
イルミスト等の不純物が一次帯電器4のワイヤに付着し
て異常放電を引き起こすことが原因である。また、原稿
照明ランプの劣化では長手方向によって光量が異なるこ
とが出力画像の濃淡を変動させる要因となる。
【0064】従って、感光体2の長手方向の電位分布を
測定して、画像形成装置本体の診断作業を可能とすれ
ば、上記劣化の診断結果をユーザーに知らしめたり、画
像形成装置に通信手段を備えている場合には、上記劣化
の診断結果を知らせるためのサービスコール等を実行し
たり、または、可能ならば測定した感光体長手方向の電
位分布に応じて画像形成装置の出力信号等をあえて変調
することで劣化を目立たなくするといった修復機能(補
正機能)も付加することができる。従って、画像形成装
置の経時的な信頼性確保には感光体2の長手方向の電位
分布の測定が重要な意味を持つ。
【0065】そこで、この第4の実施形態では、第1,
第2及び第3の実施形態で示した構成の電極板100
を、図12に示すように、感光体長手方向に複数配設す
ることで感光体長手方向の電位分布の測定を可能として
いる。図12では感光体2の長手方向に3つの電極板1
00を配設し、これら電極板100を複数の切り換え端
子a〜cを有する複数切り換えスイッチ120を介して
電位センサ回路300に接続している。電位センサ回路
300は図8に示すような制御基板400に接続してい
る。3つの電極板100により、感光体2の図面手前、
中央、奥のそれぞれの電位分布の測定が可能となり、こ
れらの測定結果を画像形成装置の制御基板400内のR
AM403等に記憶しておけば、前述の診断作業や修復
機能への基礎データとなり得る。
【0066】図13は上記3つの電極板100の配置を
示す図で、1つの台座101上に隣りあう電極板100
が2mmの距離を隔てて設置されている。本実施形態で
留意すべきことは、隣りあう2つの電極板100間の静
電容量に関してである。測定を正常に実行するために
は、隣りあう2つの電極板間の静電容量を、唯1つの電
極板と感光体の組み合わせの場合の静電容量に比べて少
なくすることが重要であり、より具体的には1/10以
下であることが望ましい。この隣りあう2つの電極板間
の静電容量は、これら電極板100にのみ着目するだけ
でなく、電位センサ回路300に接続されてノイズに強
い電圧信号に変換されるまでの各リード線の静電容量に
ついても厳しい管理が必要である。
【0067】図14はさらに電極板100を細分化し
て、感光体長手方向の電位分布の分解能を高めたものの
構成図である。また、図13や図14のような構成で
は、感光体長手方向で電極板間に未検知領域が生じるた
めの対策として、図15に示すように、隣りあう電極板
間を感光体回動方向に互い違いとする、いわゆる千鳥配
置をすることで、電極板間の静電容量を抑制しつつ、電
極板の感光体対向面積を所定値に維持しながら、感光体
長手方向の電位分布の分解能を向上することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体上にパルス状の帯電電位を形成し、これを感光体
に近接配置された電極板により電荷を誘起させ、蓄電と
放電による周期的な交流電流を読み取ることで感光体の
電位を測定し、さらにはこの電極板を感光体長手方向に
複数個有することで電位分布を測定するようにしたの
で、簡便な構成により、また電極板を多数配列しても、
廉価で測定精度の高い電位測定が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル潜像方式の画像形成装置本体の構成を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の基礎となる電極板の蓄電,放電現象を
説明する模式図である。
【図3】本発明による電極板の取り付け方法の一例を示
す断面図である。
【図4】本発明による電極板を取り付ける第2の方法を
示す断面図である。
【図5】本発明による感光体上のパルス状帯電状態を示
すグラフである。
【図6】本発明の電極板に誘起される電流量を示すグラ
フである。
【図7】本発明の電位センサ回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の画像形成装置の制御基板の構成例を示
すブロック図である。
【図9】本発明による電極板を清掃する手段の構成を示
す概略構成図である。
【図10】本発明の誘電体を被覆した電極板の構成を示
す断面図である。
【図11】本発明による感光ラム上に清掃部材を設置し
た電極板を示す断面図である。
【図12】本発明による電位分布を測定するための構成
を示す概念図である。
【図13】本発明の電極板の配置例を示す正面図および
側面図である。
【図14】本発明による電極板を細分化した構成図であ
る。
【図15】本発明による未検知領域を無くした電極板の
構成図である。
【図16】露光量と感光体上の電位との関係を示すグラ
フである。
【図17】本発明による露光量と感光体上の電位との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 感光体 4 一次帯電器 5 現像器 21 半導体レーザ 30 ブランク露光器 51 コロ 100 電極板 101 台座 102 コロ 103 誘電体フィルム 104 捕集フィルム 110 検知・清掃切り換えスイッチ 111 清掃電源 120 複数切り換えスイッチ 200 電流計 300 電位センサ回路 301 電圧変換回路 302 整流回路 303 平滑回路 400 制御基板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に帯電器により帯電させ、画像
    露光により潜像化し、該潜像を現像器により顕像化する
    工程を有する画像形成装置において、 前記帯電及び前記露光の少なくとも1つを用いて前記感
    光体上に該感光体の回動方向に対して、高電位と低電位
    からなるパルス状の電位分布を形成する電位分布形成手
    段と、 前記感光体に近接対向する電極板を有し、前記パルス状
    の電位分布がもたらす該電極板の静電作用による電気的
    変化を読み取ることにより、前記感光体の帯電電位を測
    定する帯電電位測定手段とを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記電極板と
    前記感光体の最近接距離は、0.05mm〜3mm望ま
    しくは0.1〜1mmとすることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    感光体の回動方向のパルス状電位分布の周期幅を、前記
    電極板の前記感光体の回動方向の幅の略2倍以上とする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、前記電極板と前記感光体との距離を位置づける該
    電極板の固定手段として回転体を用い、該感光体に押し
    当てられた該回転体を介して該電極板を該感光体に近接
    配置することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、前記感光体に押し当てられた当接コロにより該感
    光体に対して近接配置された現像器に前記電極板を固定
    して、該電極板と該感光体との距離を位置づけることを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの記載にお
    いて、前記電極板を電位測定用としてではなく、別系統
    の電圧印加手段により電圧印加して、該電極板上の付着
    物を前記感光体上に飛翔せしめる清掃手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の記載において、前記
    電位分布形成手段は、前記帯電器の印加電圧をパルス状
    とすることにより、前記感光体上にパルス状電位を形成
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6の記載において、転写
    紙上画像有効範囲以外のトナー付着を防止する除電作用
    を有するブランク露光手段を有し、 前記電位分布形成手段は、前記帯電器により前記感光体
    上に一様電位を帯電した後、前記ブランク露光手段によ
    り前記感光体上にパルス状の電位分布を形成することを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6の記載において、画像
    露光をパルス状とする画像露光手段を有し、 前記電位分布形成手段は、前記帯電器により前記感光体
    上に一様電位を帯電した後、前記画像露光手段により前
    記感光体上にパルス状の電位分布を形成することを特徴
    とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかの記載に
    おいて、前記感光体上のパルス状電位分布における低電
    位は、画像出力時の低電位と比較して同電位以下である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし4または請求項6ない
    し10のいずれかの記載において、前記電極板の表面を
    比誘電率2.0以上の誘電体で被覆し、該誘電体を前記
    感光体に略接触する構成とすることを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の記載において、前記感光
    体の回動方向における前記電極板の上流側に、該感光体
    上の付着物を取り除く付着物捕集部材を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかの記載
    において、前記感光体の回動方向に直交する感光体長手
    方向に前記電極板を複数有し、前記帯電電位測定手段は
    該複数の電極板を用いて該感光体長手方向における電位
    分布を測定し、該測定結果を記憶することを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の記載において、隣りあう
    2つの前記電極板間の静電容量を、唯1つの電極板と感
    光体との組み合わせの場合の静電容量の1/10以下と
    することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13の記載において、隣りあう
    2つの前記電極板を前記感光体の回動方向に互い違いに
    配置することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 感光体上に帯電器により帯電させ、画
    像露光により潜像化し、該潜像を現像器により顕像化す
    る工程を有する画像形成装置において、 前記帯電及び前記露光の少なくとも1つの手段を用いて
    前記感光体上に該感光体の回動方向に対して、高電位と
    低電位からなるパルス状の電位分布を形成する第1のス
    テップと、 前記感光体に近接対向する1または複数の電極板を用
    い、前記パルス状の電位分布がもたらす該電極板の静電
    作用による電気的変化を読み取ることにより、前記感光
    体の帯電電位を検知する第2のステップとを有すること
    を特徴とする電位測定方法。
  17. 【請求項17】 請求項16の記載において、前記第2
    のステップは、 前記電極板からの出力を直流電圧信号に変換し、増幅す
    るステップと、 該直流電圧信号を基に所定の制御処理を実行するステッ
    プとを包含することを特徴とする電位測定方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17の記載におい
    て、前記第1のステップは、矩形波、正弦波、三角波の
    いずれか1つのパルス状の電位分布を形成することを特
    徴とする電位測定方法。
JP8161882A 1996-06-21 1996-06-21 画像形成装置および電位測定方法 Pending JPH1010809A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103056A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Hugle Electronics Inc チャージプレートモニタ

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JP2012103056A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Hugle Electronics Inc チャージプレートモニタ

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