JP2013222150A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013222150A JP2013222150A JP2012095030A JP2012095030A JP2013222150A JP 2013222150 A JP2013222150 A JP 2013222150A JP 2012095030 A JP2012095030 A JP 2012095030A JP 2012095030 A JP2012095030 A JP 2012095030A JP 2013222150 A JP2013222150 A JP 2013222150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image forming
- developer
- voltage
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】静電潜像が形成された像担持体に現像剤を押圧して静電潜像を現像し、記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段を備え、検知した湿度が所定値より小さい場合、電圧印加手段により帯電電圧を印加された帯電手段により像担持体を帯電させて潜像形成手段により像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、検知した湿度が所定値以上の場合、像担持体と帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して像担持体の表面に画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする。
【選択図】図6
Description
記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、
を備え、
前記湿度検知手段が検知した値が所定値より小さい場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記湿度検知手段が検知した値が所定値以上の場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置は、
記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
を備え、
前記像担持体を所定の速度で回転させる通常速のプロセススピードで画像形成を行う場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記像担持体を前記所定の速度よりも遅い速度で回転させる低速のプロセススピードで画像形成を行う場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置は、
記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、
を備え、
前記像担持体を前記所定の速度よりも遅い速度で回転させる低速のプロセススピードで画像形成を行い、かつ前記湿度検知手段が検知した値が所定値以上である画像形成条件でない場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記画像形成条件の場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態1に係る画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るプロセスカートリッジ及び現像装置の概略図である。図2は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置の概略構成図である。図2に示す画像形成装置Aは、電子写真プロセスを用いたフルカラーレーザープリンタである。
図2に示すように、本実施形態1に係る画像形成装置Aは、図1に示すプロセスカートリッジBを、イエロー(y)、マゼンダ(m)、シアン(c)、黒色(k)の各色に対応させて4連に並べている。以下、各構成の符号における添え字y、m、c、kは、それらの構成が各色に対応した構成であることを示し、特に区別を要しない場合には、添え字を省略する場合がある。プロセスカートリッジBは、帯電装置E、現像装置F、クリーニング装置C、及び、感光ドラム1を一体としたものである。各プロセスカートリッジBで形成されたトナー像(現像剤像)を、転写装置の被転写材としての中間転写ベルト20上に転写することでフルカラー画像を形成する。プロセスカートリッジBにおける画像の形成工程については後述する。
転写ベルト20を挟んで各色の感光ドラム1の対向位置に設けられた1次転写ローラ22y、22m、22c、22kにより、中間転写ベルト20上に転写される。転写されたトナー像は、中間転写ベルト20の移動方向下流側に設けられた2次転写ローラ23により、一括して記録紙(記録材)上に転写される。中間転写ベルト20上に残留する未転写トナー(転写残現像剤)は、中間転写ベルトクリーナー21によって回収される。
図1を参照して、プロセスカートリッジBにおける定常時の画像形成プロセスについて説明する。ここで、本発明における定常時とは、後述する所定の制御を実施しないときのことを意味し、定常時の画像形成モードを第1の画像形成モードとする。図1は、並列に置かれた4つのプロセスカートリッジBの1つに注目し、その近傍の断面を示したものである。
イアス=−300Vに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光ドラム1に接触する現像部において、その電位差から、明部電位部にのみ飛翔して静電潜像を実像化する。
図1に示すように、現像装置Fは、現像容器Tと、現像ローラ3と、供給ローラ5と、トナー規制部材4を備える。現像容器Tは、非磁性一成分トナーを収容する。現像ローラ3は、感光ドラム1に対して接触しながら順方向cに回転する現像剤担持体である。供給ローラ5は、現像ローラ3に対して接触しながら逆方向dに回転する。トナー規制部材4は、供給ローラ5の下流側で現像ローラ3に当接する現像剤規制手段である。
支持板金41に、リン青銅板やステンレス板などの薄板状弾性部材42を片持ちで支持し、その対向部の腹面を現像ローラ3に対して当接している。本実施形態においては、厚さ1.2mmの鉄板を支持板金として使用し、厚み90μmのSUS板を薄板状弾性部材として支持板金に固定支持している。薄板状弾性部材42の片持ち支持部から現像ローラ3との当接部までの距離、いわゆる自由長さは14mmであり、現像ローラ3の薄板状弾性部材42に対する押し込み量は1.2mmである。
まず、実施形態1における本発明の有利な効果を明らかにするため、以下では、実施形態に適用させた本発明の各種実施例および比較例について述べる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えている。本実施例に係る画像形成装置は、画像形成装置内部の湿度を検知するための湿度検知手段としての相対湿度センサー7を有する。湿度センサー7を配置する位置は、可能な限り現像ローラ3近傍であることが好ましい。本実施例においては、現像部下流かつ、転写部上流に配置した。また、本実施例に用いる湿度検知手段としては、湿度に対応する電圧や電流を検知することにより、湿度相当値で代替する仕組みのものであってもよい。さらに、感光ドラムと現像ローラとを当接状態又は非当接状態(離間状態)とすることができる当接離間手段を有する。
図6を参照して、実施例1における第2の画像形成モードについて説明する。図6は、実施例1における制御のフローチャートである。図6に示すように、まず、プリント信号が画像形成装置に送られた後、制御をスタートする。ステップsa1にて、機内の相対湿度を検知し、ステップsa2にて、予めROM内に記憶された所定の湿度(本例では、70%RH)と対比する。湿度が所定値未満のとき、ステップsa3の第1の画像形成モードを作動し、ステップsa4の画像形成を実行し、制御を終了する。一方、湿度が所定値以上のとき、ステップsa5の第2の画像形成モードを作動し、ステップsa6の放電生成物促進工程(前工程)を実行し、その後、ステップsa7の画像形成を実行し、制御を終了する。
像形成時において帯電ローラ2の芯金には、−1100V(V_form)の直流電圧が電源S1により印加され、感光ドラムの表面電位は、−550Vとなる一様な暗部電位(Vd)が形成される。そのときのタイミングチャートを図7に示す。図7は、本発明の実施例1における第2の画像形成モードを説明するタイミングチャートである。
本発明の実施例2は、基本的には実施例1に準ずるが以下の点が異なる。なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。実施例1では、第2の画像形成モードの前工程時に、感光ドラムと現像ローラの離間を行ったが、本実施例では、前工程時も感光ドラムと現像ローラとを押圧当接させ、現像ローラ芯金に直流電圧−300Vを印加することが異なる。また、実施例1では、前工程においてレーザ光により全面露光したのに対し、本実施例では、露光を行わないことが異なる。また、本実施例においては、前工程時に転写ローラ芯金に+1.4kV印加したことが異なる。
本発明の実施例3は、基本的には実施例1に準ずるが以下の点が異なる。なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。実施例1では、第2の画像形成モードの前工程時に、感光ドラムと現像ローラの離間を行ったが、本実施例では、前工程時も感光ドラムと現像ローラを押圧当接させ、現像ローラ芯金に印加する直流電圧を0Vにすることが異なる。
の画像形成モードを説明するタイミングチャートである。本実施例においては、全面露光を行い、現像部で電位が下がるが、現像バイアス値を調整することで、押圧当接を維持し、現像することなく、放電生成物促進のための前工程を実施することができる。このとき、全面露光時の感光ドラム上の現像部での電位Viは、−120Vであり、現像ローラに印加する電圧Vdevは、0Vである。そのため、ネガ極性のトナーは、現像されることなく、現像ローラと感光ドラムの当接状態を維持することができる。すなわち、本実施例おいては、現像ローラと感光ドラムが当接し、かつ、Vi<Vdevとした。上記関係を満たせば、ネガ極性のトナーは現像されないため、ViやVdevを適宜、調節することができ、例えば、Vdevをプラスの電位にすることで、確実に現像することを防止できる。また、本発明においては、ネガ極性のトナーを用いているため、上述の関係を満たすが、ポジトナーを用いた場合、Vi>Vdevを満たすことになる。
本発明の実施例4は、基本的には実施例3に準ずるが以下の点が異なる(図3)。なお、ここで説明しない事項については実施例3と同様であり説明を省略する。図3は、本発明の実施例に係るプロセスカートリッジ及び現像装置の概略図である。本実施例で用いる画像形成装置においては、感光ドラム上を露光するための露光手段8を有する。具体的には、現像されたトナーを中間転写体へ転写する転写位置の下流で、帯電位置よりも上流において感光ドラムを露光可能に位置するように配置している。本実施例では、クリーニング手段の上流に配置した。前工程時、露光手段は、LEDを用い、感光ドラム長手方向全域に点灯する。さらに、前工程時、転写ローラ芯金に印加するバイアスを−1.4kV印加し、感光ドラムと転写手段としての1次転写ローラとの間に放電を発生させることが異なる。なお、本実施例では、制御を簡易に行うため、転写ローラに印加する電圧を帯電電圧と同極性かつ同じ大きさの電圧としたが、放電を発生させることができるのであれば電圧の大きさは特に限定されるものではない。
本比較例は、基本的構成は実施例1に準ずるが、湿度検出手段を有しないこと、及び、第2の画像形成モードを有しないことが実施例1と異なり、他の構成は実施例1と同様である。
本発明の実施例5に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えている。本実施例では、厚紙等通紙時のプロセススピードの低速モードに切替える場合に、定常時のモードである第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う(図11)。図11は、実施例5における制御を説明するフローチャートである。実施例5における第2の画像形成モードは、プリント信号が画像形成装置に送られた後、制御をスタートする。ステップsb1にて、プロセススピードの切替を検知し、ステップsb2にて、プロセススピードが通常速モードの場合、ステップsb3の第1の画像形成モードを作動し、ステップsb4の画像形成を実行し、制御を終了する。一方、プロセススピードが低速モードの場合、ステップsb5の第2の画像形成モードを作動し、ステップsb6の放電生成物促進工程(前工程)を実行し、その後、ステップsb7の画像形成を実行し、制御を終了する。
実行する。まず、帯電ローラの芯金に電源S1により直流電圧−1400V(V_pre)を印加する。次に、前工程時も感光ドラムと現像ローラを押圧当接させ、現像ローラ芯金に印加する直流電圧を0Vにする。さらに、スキャナーユニット10により、発光されるレーザ光により感光ドラムを全面露光し、−100Vに調整した。この状態で、感光ドラムを4回回転させて、前工程を終え、第2の画像形成モードによる画像形成を行う。ここで、本実施例では、感光ドラムの回転回数を4回としたが、後述する本発明の効果を有するためには、少なくとも感光ドラムの回転回数を1回以上とする必要がある。
なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。
本発明の実施例6に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えており、画像形成装置内部の湿度を検知するための湿度検知手段としての相対湿度センサーを有する。本実施例では、第2の画像形成モードを実行する場合の画像形成条件が上記実施例と異なっている。すなわち、前述の湿度検知手段により相対湿度70%RH以上、かつ、厚紙等通紙時のプロセススピードの低速モードに切替える場合に、定常時のモードである第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う(図12)。図12は、実施例6における制御を説明するフローチャートである。実施例6における第2の画像形成モードは、プリント信号が画像形成装置に送られた後、制御をスタートする。ステップsc1にて、プロセススピードの切替を検知し、ステップsc2にて、プロセススピードが通常速モードの場合、ステップsc3の第1の画像形成モードを作動し、ステップsc4の画像形成を実行し、制御を終了する。一方、プロセススピードが低速モードの場合、ステップsc5にて、機内の相対湿度を検知し、ステップsc6にて、予めROM内に記憶された所定の湿度(本例では、70%RH)と対比する。湿度が所定値未満のとき、ステップsc3の第1の画像形成モードを作動し、ステップsc4の画像形成を実行し、制御を終了する。一方、湿度が所定値以上のとき、ステップsc7の第2の画像形成モードを作動し、ステップsc8の放電生成物促進工程(前工程)を実行し、その後、ステップsc9の画像形成を実行し、制御を終了する。
ためには、少なくとも感光ドラムの回転回数を1回以上とする必要がある。
なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。
本発明の実施例7に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えており、画像形成装置内部の湿度を検知するための湿度検知手段としての相対湿度センサーを有する。また、帯電ローラの芯金に印加するための電圧印加手段は、直流電圧に交流電圧を重畳可能な電圧電源を有する。本実施例の制御方法としては、前述の湿度検知手段により相対湿度70%RH以上のとき、定常時のモードである第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う(図6)。
なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。
本発明の実施例8に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えている。本実施例では、厚紙等通紙時のプロセススピードの低速モードに切替える場合に、定常時のモードである第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う(図11)。
なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。
本発明の実施例9に係る画像形成装置は、図1に示す構成を備えており、画像形成装置内部の湿度を検知するための湿度検知手段としての相対湿度センサーを有する。本実施例では、前述の湿度検知手段により相対湿度70%RH以上、かつ、厚紙等通紙時のプロセススピードの低速モードに切替える場合に、定常時のモードである第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う(図12)。
なお、ここで説明しない事項については実施例1と同様であり説明を省略する。
本発明と比較例の差異を調べるための評価について述べる。
カブリとは、本来印字しない白部(未露光部)においてトナーがわずか現像され地汚れのように現れる画像不良のことである。カブリ量の評価方法は以下のように行った。
×:カブリ量が2.0以上である。
△:カブリ量が0.5〜2.0%未満である。
○:カブリ量が0.2〜0.5%未満である。
◎:カブリ量が0.2%未満である。
はじめに、従来技術である比較例1と実施例1と比較することにより本発明の優位性について述べる。
次に、実施例1〜9を比較することによって、本発明の優位性について述べる。
また、実施例8、9は、低速のプロセススピードのときのみ第2の画像形成モードを作動するため、実施例7ほど、大きな周波数の交流電源を必要としないため、低コストな構成で、効果的にカブリ量を著しく抑制することができる。
また、実施例9においては、低速のプロセススピードの切替時、かつ、高湿度環境下時のトナーの電荷量が低下し、カブリ量が著しく増加するときのみ、第2の画像形成モードを作動するため、効果的にカブリを抑制する。また、交流電圧印加時は、特に、放電生成物が過剰に生成されやすく、放電生成物起因の問題が生じやすい。実施例9においては、カブリ量が著しく増加するときのみに、必要最低限の放電生成物量を促進するため、放電生成物起因の問題を抑制することができる。
図14は、本発明の実施形態2の画像記録装置を示す概略構成図である。本実施形態の画像記録装置は、転写式電子写真プロセス利用、トナーリサイクルプロセス(クリーナレスシステム)のレーザプリンタである。前述の実施形態1の画像記録装置と同様の点については再度の説明を省略し、異なる点について述べる。
本発明の実施例10に係る画像形成装置は、図13に示す構成を備えており、画像形成装置内部の湿度を検知するための湿度検知手段としての相対湿度センサー7を有する。本実施例おいては、前述の相対湿度センサー7により相対湿度70%RH以上で、定常である第1の画像形成モードとは異なる第2の画像形成モードが作動するように制御を行う。該制御のフローチャートは図6に示すフローチャートと同じである。
前工程において現像ローラ、転写ローラに電圧印加する構成(請求項5)や、実施例4の前工程において帯電時放電、全面露光、転写時放電、LED全面露光を実行する構成(請求項7)も、トリガー条件が異なる実施例5、6等に適用してよい。また、実施例7〜9に記載したように、第2の画像形成モード作動に、帯電ローラ芯金に直流電圧に交流電圧を重畳する構成を、その他の実施例に適用することも可能である。このように交流電圧を印加することで放電生成物の生成を促進することができる。
Claims (10)
- 記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、
を備え、
前記湿度検知手段が検知した値が所定値より小さい場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記湿度検知手段が検知した値が所定値以上の場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
を備え、
前記像担持体を所定の速度で回転させる通常速のプロセススピードで画像形成を行う場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記像担持体を前記所定の速度よりも遅い速度で回転させる低速のプロセススピードで画像形成を行う場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に現像剤像を転写して画像を形成する画像形成装置であって、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接しながら前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段に帯電電圧を印加する電圧印加手段と、
帯電された前記像担持体の表面電位を変化させ、前記像担持体の表面において現像剤を付着させるべき印字部と非印字部とをそれぞれ所定の電位とする静電潜像を形成する潜像
形成手段と、
前記静電潜像を現像すべく、前記像担持体の前記静電潜像が形成された表面に一成分トナーである現像剤を押圧する現像剤担持体と、
画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、
を備え、
前記像担持体を前記所定の速度よりも遅い速度で回転させる低速のプロセススピードで画像形成を行い、かつ前記湿度検知手段が検知した値が所定値以上である画像形成条件でない場合、前記電圧印加手段により帯電電圧を印加された前記帯電手段により前記像担持体を帯電させて前記潜像形成手段により前記像担持体に静電潜像を形成し、該像担持体に前記現像剤担持体が現像剤を押圧することで現像された現像剤像を記録材に転写する画像形成工程を実行する第1の画像形成モードを実行し、
前記画像形成条件の場合、前記像担持体と前記帯電手段との間に放電を発生させる電位差を形成して前記像担持体の表面に前記画像形成工程よりも放電生成物の生成を促進する前工程を実行してから、前記画像形成工程を実行する第2の画像形成モードを実行することを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体と前記現像剤担持体とを当接又は離間状態とすることができる当接離間手段を備え、
前記前工程において、
前記当接離間手段が前記像担持体と前記現像剤担持体とを離間状態とし、
前記電圧印加手段が、前記画像形成工程において印加する帯電電圧よりも絶対値の大きい帯電電圧を前記帯電手段に印加し、
前記潜像形成手段が、前記像担持体の表面電位を、前記像担持体の回転方向において前記帯電手段との間で放電が発生する領域よりも上流側においてその絶対値が小さくなるように変化させ、
前記像担持体が、少なくとも1回転する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記印字部に付着させるべく前記現像剤担持体に電圧を印加する第2の電圧印加手段と、
前記像担持体に形成された現像剤像を記録材又は被転写材に転写する転写手段と、
前記像担持体と前記転写手段との間に現像剤像を転写するための電界を形成すべく、前記転写手段に電圧を印加する第3の電圧印加手段と、
を備え、
前記前工程において、
前記電圧印加手段が、前記画像形成工程において印加する帯電電圧よりも絶対値の大きい帯電電圧を前記帯電手段に印加し、
前記第3の電圧印加手段が、前記像担持体の回転方向において前記帯電手段との間で放電が発生する領域よりも上流側において前記像担持体の表面電位の絶対値が小さくなるように前記転写手段に電圧を印加し、
前記第2の電圧印加手段が、前記画像形成時に印加する電圧と同じ大きさの電圧を前記現像剤担持体に印加し、
前記像担持体が、少なくとも1回転する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記印字部に付着させるべく前記現像剤担持体に電圧を印加する第2の電圧印加手段と、
を備え、
前記前工程において、
前記電圧印加手段が、前記画像形成工程において印加する帯電電圧よりも絶対値の大き
い帯電電圧を前記帯電手段に印加し、
前記潜像形成手段が、前記像担持体の表面電位を、前記像担持体の回転方向において前記帯電手段との間で放電が発生する領域よりも上流側においてその絶対値が小さくなるように変化させ、
前記第2の電圧印加手段が、現像剤が前記像担持体に付着しない大きさの電圧を前記現像剤担持体に印加し、
前記像担持体が、少なくとも1回転する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記印字部に付着させるべく前記現像剤担持体に電圧を印加する第2の電圧印加手段と、
前記像担持体に形成された現像剤像を記録材又は被転写材に転写する転写手段と、
前記像担持体と前記転写手段との間に現像剤像を転写するための電界を形成すべく、前記転写手段に電圧を印加する第3の電圧印加手段と、
前記像担持体の回転方向において、前記転写手段による転写が行われる領域よりも下流側かつ前記帯電手段との間で放電が発生する領域よりも上流側において、前記像担持体の表面電位を変化させるべく前記像担持体を露光可能な露光手段と、
を備え、
前記前工程において、
前記電圧印加手段が、前記画像形成工程において印加する帯電電圧よりも絶対値の大きい帯電電圧を前記帯電手段に印加し、
前記潜像形成手段が、前記像担持体の表面電位をその絶対値が小さくなるように変化させ、
前記第3の電圧印加手段が、前記前工程において前記帯電手段に印加される帯電電圧と同じ極性、かつ前記像担持体と前記転写手段との間に放電を発生させる電位差を形成できる大きさの電圧を前記転写手段に印加し、
前記露光手段が、前記像担持体の表面電位の絶対値が小さくなるように前記像担持体を露光し、
前記第2の電圧印加手段が、現像剤が前記像担持体に付着しない大きさの電圧を前記現像剤担持体に印加し、
前記像担持体が、少なくとも1回転する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記前工程において、
前記電圧印加手段が、前記帯電電圧として直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を前記帯電手段に印加し、
前記像担持体が、少なくとも1回転する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記湿度検知手段が検知する値は、相対湿度に対応する値であることを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体に形成された現像剤像を記録材又は被転写材に転写した後に、前記像担持体の表面に残留した転写残現像剤を前記現像剤担持体により回収することが可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012095030A JP6137778B2 (ja) | 2012-04-18 | 2012-04-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012095030A JP6137778B2 (ja) | 2012-04-18 | 2012-04-18 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013222150A true JP2013222150A (ja) | 2013-10-28 |
JP6137778B2 JP6137778B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=49593123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012095030A Active JP6137778B2 (ja) | 2012-04-18 | 2012-04-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6137778B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10207148A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2010072246A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
JP2010224347A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2012
- 2012-04-18 JP JP2012095030A patent/JP6137778B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10207148A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2010072246A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
JP2010224347A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6137778B2 (ja) | 2017-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4856974B2 (ja) | 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2011013663A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4785408B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2012027282A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5959913B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4323846B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010060999A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6137778B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9804523B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2007133024A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5734028B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5053764B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5939934B2 (ja) | 速度比変動算出装置及び画像形成装置 | |
JP5473320B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5943772B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013029560A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7150518B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009003483A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6570271B2 (ja) | 画像形成装置およびカートリッジ | |
JP6602099B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2022127544A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5665925B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014092636A (ja) | 画像形成装置及び電位差制御方法 | |
JP2001051507A (ja) | 現像装置及びカラー画像形成装置 | |
JP2018136530A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170425 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6137778 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |