JP2013221900A - 重心位置測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 重心位置の測定精度を維持しつつコンテナ内部の荷崩れの危険性を低減することができる重心位置測定装置を提供する。
【解決手段】 重心位置測定装置100は、被測定物Aの一方側及び他方側を別々に保持する吊り下げワイヤ31〜34と、吊り下げワイヤ31〜34が被測定物Aの一方側及び他方側から受ける荷重を検出するロードセンサ50と、吊り下げワイヤ31〜34を介して被測定物Aを一方側が他方側よりも上方になるように傾斜させる(第一姿勢)とともに、被測定物Aを一方側が他方側よりも下方になるように傾斜させる(第二姿勢)傾斜装置40と、吊り下げワイヤ31〜34が第一姿勢であるときの被測定物Aの一方側から受ける第一荷重、及び、第二姿勢であるときの被測定物Aの一方側から受ける第二荷重に基づいて被測定物Aの高さ方向の重心位置を算出する重心位置算出器と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体の重心位置を測定する重心位置測定装置に関し、特に物体を傾斜させて高さ方向の重心位置を測定する重心位置測定装置に関する。
近年、コンテナを積んだ大型トレーラーの横転事故が多発している。コンテナ輸送においてコンテナをトレーラーに積み込む際に予めコンテナの重心位置を知っておくことは、安全上非常に重要である。
従来、物体の重心位置を測定する重心位置測定装置において、物体を傾けて高さ方向の重心位置を測定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−43061号公報
しかしながら、従来技術では、高さ方向の重心位置を求める工程で物体を傾斜させるとき、一方向へのみ高く持ち上げると測定精度は高くなるが、コンテナ内部の荷崩れ等の危険性が増大するという課題があった。
そこで、本発明は、物体を傾けて重心位置を求める重心位置測定装置において、重心位置の測定精度を維持しつつコンテナ内部の荷崩れの危険性を低減することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る重心位置測定装置は、被測定物の一方側及び他方側を別々に保持する保持部と、前記保持部が前記被測定物の一方側及び他方側から受ける荷重を検出する荷重検出器と、前記保持部を介して前記被測定物を一方側が他方側よりも上方になる第一姿勢となるように傾斜させるとともに、前記被測定物を一方側が他方側よりも下方になる第二姿勢となるように傾斜させる傾斜装置と、前記保持部が前記第一姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける第一荷重、及び、前記保持部が前記第二姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける第二荷重に基づいて前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する重心位置算出器と、を備える。
本発明によれば、物体を傾けて重心位置を求める重心位置測定装置において、傾斜装置により、保持部を介して被測定物を一方側が他方側よりも上方になるように傾斜させるとともに、被測定物を一方側が他方側よりも下方になるように傾斜させ、荷重検出器により2種類の傾斜角における被測定物の一方側からの荷重をそれぞれ検出する。重心位置算出器により、測定結果に基づいて被測定物の高さ方向の重心位置を算出する。これにより、重心位置の測定時において被測定物の傾斜角度を従来よりも減少させることができる。
上記重心位置測定装置において、基準姿勢から前記第一姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量と、前記基準姿勢から前記第二姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量とが同じであり、前記重心位置算出器は、前記第一荷重と前記第二荷重との差に基づいて、前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する。
上記構成によれば、被測定物を上方向及び下方向の双方に傾斜させる場合において、基準姿勢から第一姿勢までの被測定物の一方側の高さ方向の移動量と、基準姿勢から第二姿勢までの被測定物の一方側の高さ方向の移動量とが同じになるように被測定物を傾斜させるので、上方向及び下方向のいずれか一方のみに傾斜させる場合に比べて、被測定物の傾斜角度を半減させることができる。
上記重心位置測定装置において、基準姿勢から前記第一姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量と、前記基準姿勢から前記第二姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量とが異なり、前記重心位置算出器は、前記第一荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、及び、前記第二荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、に基づいて前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する。
上記構成によれば、被測定物を上方向及び下方向の双方に傾斜させる場合において、前記第一荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、及び、前記第二荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、に基づいて前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出するので、上方向及び下方向のそれぞれ異なる角度に傾斜させた場合でも重心位置を得ることができる。
前記被測定物はコンテナであって、前記第一姿勢及び前記第二姿勢における前記被測定物の傾斜は、8.7%以上10%以下であることが望ましい。これにより、道路勾配の影響によるトレーラー上のコンテナの傾きと同程度の傾きで高さ方向の重心位置を算出することができるので、コンテナ内部の荷崩れを生じにくくすることができる。
前記保持部は、前記被測定物を上から持ち上げる複数の線状部材であることが望ましい。これにより、例えば、線状のワイヤでコンテナを吊り下げることにより、コンテナ全体を載置できるような大掛かりな台秤や傾斜機構が不要となるので、比較的設備も簡単でかつ精度良く上記重心測定を実現することができる。この場合、前記高さ方向の移動量は、前記複数の線状部材の巻き取り量に基づいて、算出することができる。
その他、前記保持部は、前記被測定物を下から持ち上げるジャッキの荷重受け部であって、前記高さ方向の移動量は、前記ジャッキにより前記被測定物を持ち上げるパルスモータの回転量、又は、当該モータに供給するパルスの数に基づいて、算出されるようにしてもよい。
尚、特許請求の範囲及び明細書にいう「基準姿勢」とは、被測定物が保持部材により静止した状態をさす。より具体的には、例えば被測定物をコンテナとして、コンテナは線状の部材であるワイヤやロープで静止した状態としてもよい。あるいは、コンテナは持ち上げ装置の荷重を受ける部分の上に載置された状態で静止させてもよい。従って、コンテナの任意の姿勢を「基準姿勢」として定義することができる。但し、典型的には、コンテナが地上に置かれる場合の所定の姿勢が「基準姿勢」であると定義される。
また、特許請求の範囲及び明細書にいう「傾斜」(%)とは、道路の傾斜勾配として一般的に定義される指標を、被測定物の傾斜の指標に用いたものであり、百分率を用いて表される。例えば、長さ10mのコンテナの一方側の高さが1m持ち上げられた場合は10%の傾斜とする。
本発明は、以上に説明した構成を有し、重心位置の測定精度を維持しつつコンテナ内部の荷崩れの危険性を低減することができる重心位置測定装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る重心位置測定装置の概要を示す斜視図である。 図1の重心位置測定装置による重心位置測定における基準姿勢のコンテナを模式的に示す正面図である。 図1の重心位置測定装置による重心位置測定における傾斜姿勢のコンテナを模式的に示す正面図である。 図1の重心位置測定装置による重心位置測定における基準姿勢と傾斜姿勢のコンテナを模式的に示す正面図である。 本実施形態及び比較例の重量差の値の計算結果を示した表である。 図1の重心位置測定装置における保持台周辺の概要を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例1に係る重心位置測定装置を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係る重心位置測定装置を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例3に係る重心位置測定装置を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例4に係る重心位置測定装置を簡略化して示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
(実施形態)
[重心位置測定装置の構造]
まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る重心位置測定装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る重心位置測定装置100の概要を示す斜視図である。図1の左下には、矢印によりXYZの3つの方向を表記しているが、Z方向は鉛直方向であり、X方向及びY方向は水平面内おける互いに直交する2つの方向である。図1に示すように、重心位置測定装置100は、吊り下げ台10と、保持台20と、吊り下げワイヤ31〜34と、傾斜装置40と、ロードセル50と、操作部60と、演算部70と、を備えている。以下、これらの各構成要素について順に説明する。
吊り下げ台10は、被測定物Aを吊り下げる部分である。本実施形態では被測定物Aを直方体のコンテナとする。図1に示す被測定物Aは、底面が水平になるように保持されている。以下、このように被測定物Aの底面が水平である状態を「基準姿勢」と呼ぶこととする。また、図1では、被測定物Aの高さ方向、長さ方向、及び幅方向は、それぞれZ方向、X方向、及びY方向に一致している。
保持台20は、被測定物Aを保持する部分である。本実施形態では、保持台20が被測定物Aの上面部分と結合することにより、被測定物Aを保持している。本実施形態のように被測定物Aがコンテナであれば、被測定物Aの上面の四隅には隅金具が設けられている。そのため、本実施形態では、保持台20の底面の隅金具に対応する位置に連結部材を設け、この連結部材を隅金具に連結すれば容易に被測定物Aを保持することができる。
吊り下げワイヤ31〜34は、吊り下げ台10と保持台20を連結する線状の部材である。本実施形態では、4本の吊り下げワイヤ31〜34が使用されている。4本の吊り下げワイヤ31〜34のそれぞれは、保持台20を介して被測定物Aの4点をそれぞれ保持している。このように線状のワイヤで被測定物Aを吊り下げることにより、被測定物A全体を載置できるような大掛かりな台秤や傾斜機構が不要となるので、比較的設備も簡単でかつ精度良く重心測定を実現することができる。以下では、各吊り下げワイヤ31〜34を図1紙面右側手前から反時計回りで順に「第1吊り下げワイヤ31」、「第2吊り下げワイヤ32」、「第3吊り下げワイヤ33」、「第4吊り下げワイヤ34」と呼ぶこととする。このうち、第1吊り下げワイヤ31と第4吊り下げワイヤ34はX方向に並んで配置されている。また、第2吊り下げワイヤ32と第3吊り下げワイヤ33もX方向に並んで配置されている。
傾斜装置40は、被測定物Aを傾斜させる装置である。傾斜装置40は、第1巻取り部41と第2巻取り部42を有している。第1巻取り部41は、第1吊り下げワイヤ31及び第2吊り下げワイヤ32の長さを同時に調整する。また、第2巻取り部42は、第3吊り下げワイヤ33及び第4吊り下げワイヤ34の長さを同時に調整する。これにより、第1巻取り部及び第2巻取り部の少なくとも一方を操作すれば、被測定物を図1のYZ平面内において傾斜させることができる。つまり、被測定物Aの姿勢を変えることができる。
ロードセル50は、各吊り下げワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重(張力)を検出する装置である。ロードセル50は、4本の吊り下げワイヤ31〜34の中間にそれぞれに取り付けられており、各吊り下げワイヤにかかる吊り下げ荷重(張力)に対応する検出信号を生成し演算部70に送信する。なお、ロードセル50は、吊り下げワイヤ31〜34に直接取り付けるのではなく、吊り下げ台10の吊り下げワイヤ31〜34との連結部分や、保持台20の吊り下げワイヤ31〜34との連結部分に取り付けてもよい。
操作部60は、主に傾斜装置40による吊り下げワイヤ31〜34の巻き取り量を操作する部分である。この操作は操作員により手動で行われてもよく、自動で行われるように構成されてもよい。尚、操作部60は、各ワイヤ31〜34の巻き取り量に基づいて、各ワイヤによる被測定物Aの持上げ高さを算出することができる。
演算部70は、被測定物Aの重量、及びコンテナの高さ方向の重心位置を算出する部分である。具体的には、ロードセル50から送信された検出信号に基づいて各吊り下げワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重(張力)を算出し、各吊り下げワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重(張力)等に基づいて、被測定物Aの重量、及び被測定物Aの高さ方向の重心位置等を算出する。これらの演算において、ワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重(張力)から風袋(ワイヤ31〜34、保持台20等)の重量が減算されることはいうまでもない。以上が、本実施形態に係る重心位置測定装置100の構成である。
[重心位置の算出方法]
次に、被測定物の重心位置の算出方法について説明する。高さ方向の重心位置は、被測定物の姿勢を変え、それぞれの姿勢における各ワイヤの荷重等を測定し、その測定結果に基づいて算出することができる。このように重心位置を算出するために必要な計測を行う被測定物の姿勢を「測定姿勢」と呼ぶとする。そうすると、本実施形態が採用する測定姿勢は、被測定物の一方側が他方側よりも上方になる「第1姿勢」と、被測定物の一方側が他方側よりも下方になる「第2姿勢」の2つである。また、本実施形態とは異なる算出方法として、2つの測定姿勢の1つを上述した「基準姿勢」とすることもできる。以下では、測定姿勢の1つを基準姿勢とする場合を比較例として説明し、その後、本実施形態に係る重心位置の算出方法について説明する。
<比較例>
比較例では、重心位置の算出における測定姿勢として、基準姿勢(被測定物の底面が水平である姿勢)と第1姿勢(被測定物の右側が左側よりも上方となる姿勢)を採用する。図2及び図3は被測定物を模式的に示す正面図(Y方向からみた図)であり、図2が基準姿勢を示し、図3が第1姿勢を示している。
図2に示すように、X方向の支点間距離をL、X方向の重心位置をx1、重心高さをZとする。また、基準姿勢における被測定物の左側にかかる荷重に基づいて算出する重量をW0、右端にかかる荷重に基づいて算出する重量をW1とする。さらに、図3に示すように、基準姿勢から第1姿勢へと姿勢を変えたときの被測定物の右側の移動距離をH、被測定物の傾斜角度をθとする。また、第1姿勢における被測定物の左側にかかる荷重に基づいて算出する重量をW0’、右端にかかる荷重に基づいて算出する重量をW1’とする。さらに、x2、x3、及びx4を図3に示すように定め、被測定物全体の荷重に基づいて算出する総重量をWGとする。そうすると、まず以下の式が成り立つ。
Figure 2013221900
Figure 2013221900
図2において、モーメントのつり合いを考えると次式が成り立つ。
Figure 2013221900
図3において、モーメントのつり合いを考えると次式が成り立つ。
Figure 2013221900
式(1)〜(4)より、重心高さZを求める式が導かれる。
Figure 2013221900
式(5)のうち、Lは既知の値であり、W1、W1’、 WGはロードセルが検出した荷重により求めることができ、Hはワイヤの巻取り量により求めることができる。そのため、各値を式(5)に代入すれば、被測定物の重心高さZを算出することができる。
ここで、被測定物の重心高さを精度良く求めるには、各値の測定誤差を低減させることが重要であるがそれだけではない。例えば、式(5)のうち重量差W1’−W1を1つの値(パラメータ)として考えれば、第一姿勢時に被測定物の右側をより高く持ち上げれば、重量W1’が大きくなるので重量差W1’−W1の測定誤差(誤差の割合)を低減させることで、重心高さを精度良く求めることができる。ところが、被測定物がコンテナであるような場合には、被測定物の一方を高く持ち上げると内部の荷物が崩れてしまうという問題がある。これをふまえ、次に本実施形態に係る重心位置の算出方法について説明する。
<本実施形態>
本実施形態では、重心位置の算出における測定姿勢として、図4に示すような第1姿勢(被測定物の右側が左側よりも上方となる姿勢)と第2姿勢(被測定物の右側が左側よりも下方となる姿勢)を採用する。
前述したように、測定姿勢として基準姿勢と第1姿勢を採用したときには、次の式で被測定物の重心高さを求めることができる。なお、H1は基準姿勢から第1姿勢へと姿勢を変えたときの被測定物の右側の移動距離とする。また、W1は、基準姿勢における被測定物の右端にかかる荷重に基づいて算出する重量であり、W1’は、第1姿勢における被測定物の右端にかかる第1荷重に基づいて算出する重量である。
Figure 2013221900
次に、測定姿勢として基準姿勢と第2姿勢を採用したときには、同じようにして次の式で被測定物の重心高さを求めることができる。なお、H2は、基準姿勢から第2姿勢へと姿勢を変えたときの被測定物の左側の移動距離とする。また、W0は基準姿勢における被測定物の左側にかかる荷重に基づいて算出する重量であり、W0’’は第2姿勢における被測定物の左側にかかる第2荷重に基づいて算出する重量である。
Figure 2013221900
(5−1)式+(5−2)式より、本発明における重心高さZを求める式が次のように導出される。
Figure 2013221900
ここで、本実施形態では、第1姿勢における被測定物の右側の移動距離H1と、第2姿勢における被測定物の左側の移動距離H2を同じとする。つまり、H1=H2=Hとすると、重心高さZは次式で求めることができる。
Figure 2013221900
式(7)より、基準姿勢から第一姿勢までの被測定物の一方側の高さ方向の移動量H1と、基準姿勢から第二姿勢までの被測定物の一方側の高さ方向の移動量H2とが同じになるように被測定物を傾斜させるので、上方向及び下方向のいずれか一方のみに傾斜させる場合に比べて、被測定物の傾斜角度を半減させることができる。
以下、本実施形態の効果について説明する。まず、重心高さZを求める式(7)を変形して、本実施形態における被測定物の第1姿勢と第2姿勢の重量差W1’−W1’’を求める式を導出する。
Figure 2013221900
式(8)より、Hが大きいほど重量差W1’−W1’’が大きくなる。被測定物の高さ方向の重心位置を求める工程で被測定物を傾斜させるとき、一方向へのみ高く持ち上げると、重量差が大きくなり、高さ方向の重心位置の測定精度は高くなる。
本実施形態では被測定物であるコンテナの傾斜角度θを5°(傾斜8.7%)とする。その理由は、本発明者らは、我が国日本の道路の傾斜勾配が概ね10%以下と定められていること(道路構造令による「設計速度に対する勾配の制限値」等を参照)を考慮して、道路勾配の影響によるトレーラー上のコンテナの傾きと同程度の傾きで予め高さ方向の重心位置を測定できれば、コンテナ内部の荷崩れが生じにくいと考えるからである。
以下、この傾斜角度による効果を検証する。具体的には、本実施形態における重量差の式(8)にパラメータの数値を代入して重量差の値を計算する。ここでコンテナの総重量WGを20t、コンテナの長さLを12m、コンテナの高さを4mとし、重心高さZを3mとする。尚、Hはコンテナの傾斜角θが決まれば式(2)より求まる。
また、比較のために式(8)と同様に、比較例の重心高さZを求める式(5)を変形して、比較例における被測定物の基準姿勢と第1姿勢の重量差W1−W1’を求める式を導出する。
Figure 2013221900
そして、式(9)にもパラメータの数値を代入して、比較例における重量差の値を計算する。ここでもコンテナの総重量WGを20t、コンテナの長さLを12m、コンテナの高さを4mとし、重心高さZを3mとする。傾斜角度は比較のため5°、10°とする。
図5は、本実施形態及び比較例の重量差の値の計算結果を示した表である。同図に示すように、比較例において傾斜角度が5°となるようコンテナを傾けた時の重量差は439kgになる。一方、傾斜角度が10°となるようコンテナを傾けた時の重量差は、896kgになる。これに対し、本実施形態では、上方向に角度5°傾斜した場合(第一姿勢)は439kg軽くなり、下方向に角度5°傾斜した場合(第二姿勢)は439kg重くなるので、吊り上げ時と吊り下げ時の重量差は、439kg×2=878kgになる。このように吊り上げた時は傾斜時の重量は軽くなり、吊り下げた時の重量は重くなるが、角度が同じであれば重量差の絶対値は同じになる。また、本実施形態のように10°の傾斜角を吊り上げと吊り下げでそれぞれ5°振り分けた場合の重量差と、比較例において10°傾斜させて計測した場合の重量差とを比べると、896kg−878kg=18kgとなり、本実施形態の重量差は比較例と比べて約2%程度少なくなっている。このように、本実施形態において傾斜角5°で吊り上げた時の重量値W1’と、傾斜角5°で吊り下げた時の重量W1’’の重量差W1’−W1’’は、比較例において傾斜角度10°で持ち上げた時の重量差W1−W1’より若干劣るが、同程度の重量差が得られている。このことは、本実施形態において、傾斜角度が半分であるにも関わらず、高さ方向の重心位置Zの測定精度が同等程度に維持されることを示している。これにより、コンテナの内部荷崩れの危険性が格段に少なくなるという効果を奏することができる。
尚、本実施形態では、高さ方向の重心位置を求める方法について説明したが、重心位置測定装置100の演算部70において、取得した各吊り下げワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重に基づいて、被測定物Aの平面方向の重心位置を算出することも可能である。
図6は、図1の重心位置測定装置100における保持台20周辺の概要を示す斜視図である。同図に示すように、各吊り下げワイヤ31〜34の保持台20における支点の中心を座標の中心0とし第1吊り下げワイヤ31と第4吊り下げワイヤ34の保持台20における支点間距離w1、第1吊り下げワイヤ31と第2吊り下げワイヤ32の保持台20における支点間距離d1、第1〜第4吊り下げワイヤ31〜34にかかる吊り下げ荷重をそれぞれF1〜F4とすると、被測定物Aの平面方向における重心位置の座標Gh(xG,yG)を算出することができる。
これにより、上記本実施の形態による効果に加えて、平面方向の重心位置を測定することができ、より正確にコンテナの重心位置を把握することが可能となる。
尚、本実施形態では4本の吊り下げワイヤで被測定物Aを保持しているが、少なくとも3点で被測定物Aを保持する構成であれば、基準姿勢における各吊り下げ荷重に基づいて被測定物Aの平面方向の重心位置の座標を算出することができる。
以下、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1]
図1に示された重心位置測定装置100の構成では、被測定物Aを保持する保持部は、4本の吊り下げワイヤであり、各吊り下げワイヤに対応する部位の荷重を検出するロードセルを4点備える構成であった(以下、基本構成とする)。しかし、本変形例では、図7の斜視図に示すように、被測定物Aを保持する保持部が4本の吊り下げワイヤである点は共通するが、ロードセル50を3つ備える点が異なる。そのうち2つのロードセル50のそれぞれは1本の吊り下げワイヤに対応した1つの部位の荷重を検出し、残りのロードセル50は2本の吊り下げワイヤからなる部位の荷重を検出する。これにより、本実施の形態と同様な効果に加え、使用するロードセルの数を削減することが可能となる。
[変形例2]
本変形例では、図8の斜視図に示すように、基本構成と比べて、被測定物Aを保持する保持部が3本の吊り下げワイヤである点、及びロードセル50を3つ備える点が異なる。ロードセル50のそれぞれは1本の吊り下げワイヤに対応した1つの部位の荷重を検出する。これにより、本実施の形態と同様な効果に加え、ロードセルを削減することが可能となる。
[変形例3]
本変形例では、図9の斜視図に示すように、基本構成と比べて、被測定物Aを保持する保持部が4本の吊り下げワイヤである点が共通するが、ロードセル50を2つ備える点が異なる。ロードセル50のそれぞれは2本の吊り下げワイヤからなる部位の荷重を検出する。これにより、本実施の形態と同様な効果に加え、上記変形例1及び変形例2と比べて、使用するロードセルの数を更に削減することが可能となる。
[変形例4]
図1に示された重心位置測定装置100の構成では、被測定物Aを保持する保持部は、4本の吊り下げワイヤであり、各吊り下げワイヤに相当する部位に対応するロードセルを4点備える基本構成であった。しかし、本変形例では、図10の斜視図に示すように、重心位置測定装置200は、被測定物Aの底面の四隅に配置された4つの持ち上げ計量装置80である点が異なる。各持ち上げ装置80は、図示しないが、被測定物Aの保持部として荷重受け部と、傾斜装置として被測定物Aの持ち上げ量を測定可能なジャッキ部、荷重検出器としてロードセルを内部に備えた構成である。更に、検出される荷重に基づいて被測定物Aの高さ方向の重心位置を算出する演算部が、ロードセルで検出された検出信号を受信可能な構成であれば、持ち上げ装置80の内部又は外部のどちらに配置されてもよい。本実施形態で説明した第一姿勢及び第二姿勢の重量差の式(8)は、持ち上げて計量する場合も同様に成り立つので、高さHに依存する。よって、本発明を本実施形態の吊り下げ計測だけでなく、地上での持ち上げ計測へ応用することができる。
[変形例5]
上記変形例4では、図10に示したように、4つの持ち上げ装置80のそれぞれの荷重受け部が被測定物Aを支えるような構成としていたが、更なる変形例として、上記4つの荷重受け部が一体となり、被測定物Aを下から支える板状の載台となってもよい。このような構成であっても、荷重検出器により支持される載台に被測定物Aを載せ、載台を上方向と下方向に傾斜させることで、被測定物Aの高さ方向の重心位置を算出することが可能である。更に、被測定物Aをコンテナが積載されたトラックとした場合には、本発明を高さ方向の重心位置を測定可能なトラックスケールとして応用することもまた可能である。
[その他の変形例]
被測定物Aをコンテナとした場合の傾斜角度は5°(傾斜8.7%)には限定されず、任意に設定(定義)できる。例えば、コンテナが荷崩れし難い場合には、5°以上に設定してもよい。好適な範囲としてコンテナを第一姿勢及び第二姿勢であるときの傾斜が8.7%以上10%以下となるように傾斜させることが望ましい。これにより、我が国日本における道路勾配の影響によるトレーラー上のコンテナの傾きと同程度の傾きで高さ方向の重心位置を算出するので、コンテナ内部の荷崩れを生じにくくすることができる。
また、上記本実施形態では、上方向への傾斜角度と下方向への傾斜角度が同じであったが、両傾斜角度が厳密に同じである必要はない。また、これらが互いに異なっていてもよい。このような場合は、本実施形態の式(6)により、高さ方向の重心位置を求めるようにしてもよい。
また、高さ方向の重心位置を算出する際のパラメータである高さ方向の移動量Hは、第1吊り下げワイヤ31及び第2吊り下げワイヤ32、又は第3吊り下げワイヤ33及び第4吊り下げワイヤ34の巻き取り量を計測して、被測定物Aを持ち上げた高さHを算出するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、高さ方向の移動量Hは、被測定物を下から持ち上げるジャッキの荷重受け部によりコンテナを保持し、ジャッキにより被測定物を持ち上げるパルスモータの回転量、又は、そのモータに供給するパルスの数に基づいて、被測定物を持ち上げた高さHを算出するようにしてもよい。また、傾斜センサにより傾斜角θを計測し、式(2)より傾斜角θから高さ方向の移動量Hを求めるようにしてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、重心位置の測定精度を維持しつつコンテナ内部の荷崩れの危険性を低減することができる重心位置測定装置として有用である。
10 吊り下げ台
20 保持台
31〜34 吊り下げワイヤ
40 傾斜装置
41 第1巻取り部(傾斜装置)
42 第2巻取り部(傾斜装置)
50 ロードセル
60 操作部
70 演算部
80 持ち上げ装置
90 高所レール
100、200 重心位置測定装置
A 被測定物(コンテナ)

Claims (6)

  1. 被測定物の一方側及び他方側を別々に保持する保持部と、
    前記保持部が前記被測定物の一方側及び他方側から受ける荷重を検出する荷重検出器と、
    前記保持部を介して前記被測定物を一方側が他方側よりも上方になる第一姿勢となるように傾斜させるとともに、前記被測定物を一方側が他方側よりも下方になる第二姿勢となるように傾斜させる傾斜装置と、
    前記保持部が前記第一姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける第一荷重、及び、前記保持部が前記第二姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける第二荷重に基づいて前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する重心位置算出器と、を備える重心位置測定装置。
  2. 基準姿勢から前記第一姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量と、前記基準姿勢から前記第二姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量とが同じであり、
    前記重心位置算出器は、前記第一荷重と前記第二荷重との差に基づいて、前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する請求項1に記載の重心位置測定装置。
  3. 基準姿勢から前記第一姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量と、前記基準姿勢から前記第二姿勢までの前記被測定物の一方側の高さ方向の移動量とが異なり、
    前記重心位置算出器は、前記第一荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、及び、前記第二荷重と前記保持部が前記基準姿勢であるときの前記被測定物の一方側から受ける荷重との差、に基づいて前記被測定物の高さ方向の重心位置を算出する、請求項1に記載の重心位置測定装置。
  4. 前記被測定物はコンテナであって、
    前記第一姿勢及び前記第二姿勢における前記被測定物の傾斜は、8.7%以上10%以下である、請求項1乃至3のいずれかに記載の重心位置測定装置。
  5. 前記保持部は、前記被測定物を上から持ち上げる複数の線状部材であって、
    前記高さ方向の移動量は、前記複数の線状部材の巻き取り量に基づいて、算出される、請求項2又は3に記載の重心位置測定装置。
  6. 前記保持部は、前記被測定物を下から持ち上げるジャッキの荷重受け部であって、
    前記高さ方向の移動量は、前記ジャッキにより前記被測定物を持ち上げるパルスモータの回転量、又は、当該モータに供給するパルスの数に基づいて、算出される、請求項2又は3に記載の重心位置測定装置。
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