JP2013221748A - メータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部への給電用の配線を覆う遮蔽部材を設置しなくても、比較的簡易な構造で、文字板の外部に表示部を浮上させた立体配置が実現可能になるメータ装置を提供する。
【解決手段】文字板2と、見返板4と、見返板4を文字板2が位置する内面側に向けて貫通して該見返板4から突出する表示部5Aを有する液晶表示装置5と、表示部5Aにバックライトが入射する光源8と、見返板4における表示部5Aが突出する箇所の外面側に位置する補助基板6と、見返板4のうちの少なくとも表示部5Aが突出する箇所の外面側、及び文字板2の裏面側を覆うとともに、補助基板6を表示部5Aが見返板4から突出した状態で保持するケース9と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両、航空機、船舶等に搭載されるメータ装置に関するものである。
従来のメータ装置として、例えば図5(A)及び図5(B)に示すものが知られている。即ち、このメータ装置100は、目盛や数字等の意匠部分だけを白抜きで残しそれ以外を黒色等の遮光性のインクで塗布した文字板110と、文字板110の中央部を貫通して表面に突出した指針120と、液晶用光源132からの光で走行距離や警告灯など、主に補助的情報等を表示するために文字板110とほぼ同一レベル面に表示窓が配置されたLCD表示部130と、文字板110の裏面である背面側から照明光を投光させるLEDの光源140などを備えている。なお、このメータ装置100において、符号150は見返板、160は基板、170はムーブメント、180はケース、182は裏カバー、190はカバーガラスを示す。
ところで、近年、このメータ装置が車内のインテリアの一部として注目され始めており、メータ装置自体のデザイン性がインテリアの重要な要素の一つとなっている。そのため、例えばリングなどの装飾を施したり、立体文字板を用いたりすることで、意匠性を高めるような試みもなされている(特許文献1参照)。
図6(A)及び図6(B)に示す特許文献1のメータ装置200は、指針210の回動角度により速度を指示する指針計器として構成されているスピードメータであって、指針210、液晶表示器220、および文字板230のほかに、目盛リング240などを備えている。
このメータ装置200では、指針210の前面側に、計器の指標としての目盛241が形成された指標部材である目盛リング240が、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂等で略C字状に形成されて配置されている。また、液晶表示器220は、フレーム250の表示窓部251に配置されており、この表示領域には、表示部材としてのドアインジケータDおよびオド/トリップメータKが形成されている。表示窓部251に固定された液晶表示器220及び目盛リング240の照明用の図示しない光源は、同じく図示しない電気接続手段、たとえばフレキシブル回路基板等を介してプリント基板260に接続されている。
このように、メータ装置200では、目盛リング240などを付設して装飾性を高めることで、メータ装置としての付加価値も高める工夫がなされているものである。また、このメータ装置200にあっては、指針210よりも視認者に近い表側、つまり手前側に液晶表示器220を突出させて設置する立体構造となっている。
特開2008−2964号公報
ところが、このように突出させた液晶表示器220には、バックライトとなる上述のような光源が必要である。従って、液晶表示器220では、この背面側である奥部に設けたプリント基板260と光源との間に配線を行う必要がある。一方、配線部分となる電気的接続部は外部から視認されないようにすることも必要でもある。そこで、この接続部分を露出させないようにその近傍領域を外部から完全に覆うため、見返板などの遮蔽部材を設けることが必要となっている。このような事情から、メータ装置の構造が大型化および複雑化し、延いてはコストアップや重量化を招く欠点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示部への給電用の配線を覆う遮蔽部材を設置しなくても、比較的簡易な構造で、文字板の外部に表示部を浮上させた立体配置が実現可能になり、しかも軽量かつ小型化も可能になるメータ装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るメータ装置は、下記(1)から(7)を特徴としている。
(1) 表面に意匠が描かれた文字板と、
前記文字板の外周縁を囲むように起立して設置された見返板と、
前記見返板を前記文字板が位置する内面側に向けて貫通して該見返板から突出する表示部と、前記表示部に周設されるベゼルと、を有する液晶表示装置と、
前記表示部にバックライトが入射する光源と、
前記見返板における前記表示部が突出する箇所の外面側に位置し、前記表示部に備わる端子と嵌合する液晶用コネクタが実装された補助基板と、
前記見返板のうちの少なくとも前記表示部が突出する箇所の外面側、及び前記文字板の裏面側を覆うとともに、前記表示部が前記端子及び前記液晶用コネクタを介して接続された前記補助基板を該表示部が前記見返板から突出した状態で保持するケースと、
を備えた、
こと。
(2) 上記(1)の構成のメータ装置であって、
前記見返板には、前記表示部が貫通するための溝が穿設され、
前記ベゼルには、前記溝を貫通した前記表示部に該ベゼルが組付けられた際に、前記溝の縁に係止する係止爪が形成されている、
こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成のメータ装置であって、
前記光源は、前記補助基板に実装された液晶用光源からなり、
前記文字板は、前記表示部に対向する表面に、反射膜が塗布された、
こと。
(4) 上記(3)の構成のメータ装置であって、
前記見返板には、前記溝が頂上に位置するように前記文字板が位置する内面側に向けて隆起した膨出部が形成され、
前記見返板には、前記溝と前記文字板との間に第1の照明孔が開口され、
前記ケースには、前記第1の照明孔に対応する部位に第2の照明孔が開口され、
前記液晶用光源は、前記補助基板の、前記第2の照明孔に対応する部位に実装される、
こと。
(5) 上記(1)から(4)のいずれか一つの構成のメータ装置であって、
前記ケースには、前記表示部の変位を規制するリブが形成されている
こと。
(6) 上記(5)の構成のメータ装置であって、
前記リブのうちの、前記文字板に対向する前記表示部の裏面に当接するものには、前記液晶用光源からのバックライトを反射する処理が施されている
こと。
(7) 上記(4)の構成のメータ装置であって、
前記ケースにおける前記見返板に臨む面のうちの、前記第2の照明孔を囲む箇所には、前記液晶用光源からのバックライトを反射する処理が施されている、
こと。
上記(1)に記載のメータ装置によれば、表示部が見返板を貫通して文字板中央に向けて突出している。即ち、液晶表示装置の給電用の配線は、態々専用の遮蔽部材を設けなくても、ケース及び見返板で覆われた内部空間内に設置することができる。換言すれば、比較的簡易な構造で、表示部を文字板よりも視聴者に近い位置に立体配置させることが可能となる。その結果、軽量小型化が可能になるだけでなく、立体的な表示構造により、視認者に対して視覚的な注目度を高めることが可能になる。しかも、意匠としての新鮮さや斬新さを強く印象付けることもできる。
また、一般には、このように表示部を配置させると、取付部分が脆弱かつ不安定で、破損し易い傾向がある。しかしながら、(1)に記載のメータ装置によれば、液晶表示装置がケースに支持されている。従って、車両の振動に伴う表示部の不安定さを回避できるとともに、破損を防止することが可能となる。
上記(2)に記載のメータ装置によれば、表示部がベゼルを介して見返板に固定される。このため、車両の振動に伴う表示部の不安定さを一層回避できるとともに、破損を防止することが可能となる。
上記(3)に記載のメータ装置によれば、液晶用光源からのバックライトのうち文字板の表面に入射する光を文字板が反射することで、表示部の背面へ向けて入射させる間接光として利用できる。従って、液晶用光源からの照明光のうち表示部背面とは反対方向に向かっていたものもバックライトとして利用できるようになるので、バックライトとしての利用効率が高まる。このため、表示部に表示される情報内容をさらに鮮やかに浮き出たせることができ、照明効果も高まる。
上記(4)に記載のメータ装置によれば、液晶用光源が出射した光が表示面裏面に導かれる。膨出部によって照明を行うことで、バックライトとしての照明光の利用の他に、表示部近傍の背後へ漏れ出る照明光により、深みと高級感のある照明も同時に得られる。
上記(5)に記載のメータ装置によれば、比較的簡易な構造によって表示部の変位を規制することができる。従って、液晶表示装置の基端部を、効果的に固定保持できる。これにより、液晶表示装置のさらなる小型化を図ることも可能となる。
上記(6)に記載のメータ装置によれば、リブが、表示部を支持する機能以外に、バックライトの一部を反射する反射板の機能を有するので、その分、照明効果がさらに向上するとともに、コストの削減、及びメータ装置の小型化をもたらすことができる。
上記(7)に記載のメータ装置によれば、ケースの液晶用光源に臨む部分が、液晶用光源からのバックライトの一部を反射する反射手段としての機能を有する。従って、その分、照明効果が一層向上するとともに、コストの削減、及びメータ装置のさらに一層の小型化をもたらすことができる。
本発明のメータ装置によれば、比較的簡易な構造で、表示部を文字板よりも外側に立体配置させることが可能となる。その結果、軽量小型化が可能になるとともに、立体的な表示構造により、視覚的な注目度を高めることが可能になる。またに、意匠としての新鮮さや斬新さを強く印象付けることもできる。
また、一般には、このように表示部を配置させた場合には、液晶表示装置の取付部分が脆弱かつ不安定で、破損し易い傾向となる。しかしながら、本発明のメータ装置では、液晶表示装置を見返板に対して安定して保持することができる。従って、車両の振動に伴う表示部の不安定さが回避でき、また破損を防止することも可能となる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るメータ装置であるスピードメータ装置を示す斜視図である。 図2は、図1に示すスピードメータ装置の断面図である。 図3は、図1に示すスピードメータ装置における液晶表示装置の取付構造を示す要部分解斜視図である。 図4は、図2の要部拡大断面図である。 図5(A)及び図5(B)は、従来のメータ装置を示すものであって、図5(A)は平面図、図5(B)は図5(A)のVB−VB線の矢視断面図である。 図6(A)及び図6(B)は、従来の他のメータ装置を示すものであって、図6(A)は平面図、図6(B)は図6(A)のVIB−VIB線の矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るメータ装置1を示すものである。
このメータ装置1は、自動車用のスピードメータに適用されており、外部から視認させるべき数字Fや目盛Iなどの意匠が記載された文字板2と、この文字板2の中央部から表面2Aに突出し、文字板2の意匠を指示する指針3と、外方に向けて拡開する状態で、文字板2の外周縁を囲むように起立して設置された見返板4と、液晶表示装置(以下、LCD(Liquid Crystal Display)とよぶ)5と、LCD5が接続される補助基板6と、LCD5を安定状態に保持させる固定保持手段7と、補助基板6に実装された液晶用光源8と、文字板2、見返板4、補助基板6などを覆うケース9と、を備えている。
なお、図2中、符号10は指針駆動用のムーブメント、11は主基板15に実装された指針用光源、12はケース9と一体に形成され、凹状に湾曲した内面が反射面を構成する反射板、13は裏カバー、14はカバーガラス、をそれぞれ示す。
本実施形態のメータ装置1は、コンビネーションメータの一部を構成しており、表面側の全周が上述の見返板4で覆われている。また、この見返板4には、液晶表示装置5の後述する表示部5A(トリップメータやオドメータ等の表示手段を構成する)を立体的に突設させており、図示外のコンビネーションメータケースと一体化されている。更に、この見返板4は、カバーガラス14で表面側の開口部が覆われている。
文字板2は、適宜の薄板材などを用いて円盤状(又は半円盤状)に形成されており、視認者により外部から視認可能な表面2Aに、意匠として、例えば、数字F、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を印字している。本実施形態の文字板2の表面は、光反射率を向上させて、LCD5の表示部5Aへのバックライトの供給量を高めるために、白色系、淡青色系等の淡色系印刷を行っている。また、本実施形態の文字板2は、速度表示用の数字F及び目盛Iなどが表面2Aに適宜の色で印字されている。
本実施形態の指針3は、メータ装置1を搭載する自動車の走行スピードに対応した速度表示を行うため、ムーブメント10によって回転駆動するようになっている。このため、指針3には、これと一体の指針軸31(図2参照)が設けられている。この指針軸31は、ムーブメント10に内蔵された図示外のステッパモータ及び必要な減速機構などと連結されており、図示外の速度検出器からの信号に応じた適宜の角度だけ回動する。
見返板4は、文字板2に対して起立するとともに、文字板2の外周縁全体を覆っている。本実施形態の見返板4は、通常のものと同様、黒色系の材質のもので形成されており、フック状の係止部材4Aを用いてケース9との確実な結合と、正確な位置決めが行われる。また、この見返板4には、固定保持手段7の一部を構成する膨出部41が形成される。
膨出部41は、図2に示すように、指針3のある文字板2中央方向に向けて略ドーム状に湾曲した形状に形成される。膨出部41には、この略中央部である頂上部で切り欠いた第2の細孔42が穿設されている。第2の細孔42には、当該第2の細孔42を挿通したLCD5の表示部5Aが後述するベゼル5Cを介して取付けられる。さらに、この膨出部41には、液晶表示装置の表示部5Aの取付部位である第2の細孔42よりも文字板2側に第1の照明孔43が開口される。
第1の照明孔43は、図2及び図3に示すように、開口した内縁が文字板2と対面する方向に傾いており(図2参照)、かつ、見返板4を表示部5Aの挿通方向から視た際に膨出部41の頂点を中心とした扇型状に穿設される。このような開口形状にすれば、第1の照明孔43を通過して外部へ進行するバックライトのうち、文字板2へ向かうバックライトを文字板2で反射させることで光路を反転させ、表示部5Aの背面へ向かわせることが可能である。
LCD5は、図2に示すように、各種の情報を液晶で表示する表示部5Aと、表示部5Aへの給電のための端子5Bと、後述するベゼル5Cとを備えている。本実施形態のLCD5は、例えば、表示情報領域以外の領域が透明である、ポジ型LCDで構成される。
表示部5Aは、LCD5の、基端部である端子5Bを除く、中央部から先端部に亘って表示面α(図3において、破線で囲設された矩形領域に対応する)が形成されている。即ち、この表示部5Aは、見返板4と、ケース9の開口縁部に設けた後述する折返部90とに対してZ方向に上下貫いて嵌挿されている。従って、文字板2の中心方向に向けて見返板4の内周面の中間部分から突出する。具体的には、LCD5の表示面αが、折返部90に設けた第1の細孔94及び見返板4の第2の細孔42を貫通して外部に露出する状態で突出している。
また、表示部5Aは、前述の細孔94、42に隣接状態で設けた後述の固定保持手段7でしっかりと安定状態に固定保持される。このように、表示部5Aは、文字板2の中央に向けて突出した状態で設置されるので、視認者から眺めると表示部5Aが立体的な表示状態として視認される。
端子5Bは、表示部5Aへ駆動用の電力を供給させるものであって、基端部から補助基板6のある方向に向けて突設されており、補助基板6に実装の液晶用コネクタ6Aと嵌合する。
また、LCD5には、図3に示すように、透明細幅形状の枠で構成された略コ字状のベゼル5Cが表示部5Aに周設される。ベゼル5Cには、左右両側の基端部にそれぞれV字状に分岐した脚部5D、5Eを一対ずつ有しており、互いに離間方向の弾性力を有する。脚部5D、5Eは、見返板4の細孔42に係止する係止爪5Fと、係止状態を解除させる係止解除爪5Gとを備える。
補助基板6は、見返板4の膨出部41の外側、つまり、見返板4の膨出部41と、この膨出部41の裏面を覆っているケース9との間の内部空間S(図2参照)に設置されている。より具体的には、補助基板6は、ケース9の一部の折返部90から分岐した支承部90Aに設置されており、LCD5を臨む、補助基板6の表面には液晶用コネクタ6Aが実装される。この液晶用コネクタ6Aは、図4に示すように、補助基板6の端部に設置した一方の接続コネクタ6B、フレキシブル基板(FPC)16、主基板15の端部に設置した他方の接続コネクタ15Aを介して、主基板側と電気的な接続が図られている。
さらに、補助基板6には、見返板4の膨出部41の第1の照明孔43及びこの直下に開口する折返部90の第2の照明孔95の双方の開口部位との対応部位に、表示部5Aへバックライトが出射するための液晶用光源8が実装される。
固定保持手段7は、ケース9の開口縁部に設けた折返部90、及び見返板4の膨出部41に対して、液晶表示装置5の表示部5Aの基端側、より具体的には、表示部5Aの表示面αを避けた基端側を保持する。本実施形態の固定保持手段7は、第1のリブ91及び第3のリブ93と、前述の第2の細孔42と、前述の係止爪5Fと、を有する。第1のリブ91及び第3のリブ93は、ケース9の折返部90に穿設された第1の細孔94に臨む状態で、折返部90に設けられる。第2の細孔42は、膨出部41の頂上部を通過するような状態で、表示部5Aの水平断面よりも大きく穿設されている。係止爪5Fは、ベゼル5C両端の脚部5D、5Eに設けられており、見返板4の細孔42に係止する。なお、係止爪5Fは、折返部90の細孔94に係止するものであっても、また細孔42,94の両方に係止する構成であってもよい。
液晶用光源8は、液晶表示用のバックライトを構成するものであって、出射する照明光により、表示部5Aを背面側から間接照明する。液晶用光源8は、LCD5による情報の表示色にもよるが、本実施形態では単一色での情報表示を行う都合上、これに対応する所定波長(λ)の可視光(つまり、バックライト)を出射する単一のLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)が用いられている。なお、フルカラーで情報表示する場合には、可視光全帯域(凡そ、380nm〜760nm)をカバーするように、R,G,Bの3色の波長の光をそれぞれ出射する3種類のLEDが用いる。
本実施形態の液晶用光源8は、補助基板6の、折返部90の第2の照明孔95及び見返板4の第1の照明孔43がともに重なった状態で配置される所定の位置、即ち、直線状に形成された液晶用コネクタ6Aの中央部における文字板2側に設置される。この液晶用光源8が出射する照明光により、表示部5Aを背面側から間接照明することにより、視認者が外部から表示部5Aを眺めると、立体的に浮き上がった状態に視認される。
ケース9は、見返板4の膨出部41の外面側、及び文字板2の裏面側を覆うように配置される。ケース9には、見返板4の膨出部41の凹状に窪んだ裏面と対面する状態で折返部90が形成されている。折返部90は、第1の細孔94の開口縁から見返板4に向けて起立して形成される。また、第1の細孔94は、見返板4の第2の細孔42の直下に、第2の細孔42と同一形状に穿設された孔である。また、ケース9には、第1の細孔94の近傍であって、第1の照明孔43の開口部分との対応部位には、第2の照明孔95が開口される。第2の照明孔95は、ケース9を表示部5Aの挿通方向から視た際に見返板4の膨出部41の頂点を中心とした扇型状に穿設される。
また、ケース9の折返部90には、第1の細孔94に臨む状態で、第1のリブ91及び第2のリブ92がそれぞれ一対ずつ立設される。第1のリブ91は、表示部5Aの表示面αよりも基端部に対して、その裏面に−Y方向から係止する。一方、第2のリブ92は、表示部5Aの表示面αよりも基端部寄りの両側面に対して、±X方向から係止する。
また、ケース9の折返部90には、第1の細孔94に臨む状態で第1のリブ91と対面する、略薄板状の第3のリブ93も立設される。この第3のリブ93が、表示面αを避けたLCD5の基端部を、第1のリブ91との間で挟持する。また、第1のリブ91は、第3のリブ93と対面する裏面側が平滑加工されており、液晶用光源8からのバックライトを反射する反射手段として機能する。例えば、第1のリブ91の裏面には、適宜の反射膜が形成された構成などであってもよい。ケース9は、第1のリブ91、第2のリブ92及び第3のリブ93によって、見返板4の第2の細孔42及びケース9の第1の細孔94を貫通する表示部5Aを保持している。
さらにケース9には、ケース9と一体に形成された反射板12が形成される。反射板12は、文字板2の裏面において凹状に湾曲した部分が大半を占めるが、第2の照明孔95の内縁から補助基板6の表面に向かってさらに延びた部分も一部に存在する。このため、反射板12の一部が第2の照明孔95に臨む。反射板12の第2の照明孔95に臨む面、つまり前述の内部空間Sに臨む面には、反射面β(図4参照)が形成されている。反射面βは、液晶用光源8が搭載された、補助基板6の表面に臨んで配置されるので、バックライトの一部が反射面βの方向に進行して反射することで、光路を反転させて表示部5Aに進行させることができる。
次に、本実施形態の作用について、主に図2を参照しながら説明する。なお、ここでのメータ装置1の説明は、各計器類のうち速度計を例に挙げてその作用を説明するが、特にこれに限定されるものではない。また、この作用については、他のアナログタイプのメータ装置の場合でも同様である。
メータ装置1のムーブメント10の内部に設けたモータが、図示しない速度センサによって検出された現在速度に対応するセンサ信号に基づいて回転駆動する。そして、これに一体に接続されている指針3が回動し、文字板2の数字Fや目盛Iを指示する。
即ち、センサ信号に基づき、モータ側の出力軸及びこれと一体の指針軸31が所定の角速度で回転を始め、指針軸31を取り付けた指針3が所定角度だけ回動される。そして、指針3の先で文字板2上に印字された特定の数字Fや目盛Iを指し示す。これによって、現在速度を運転者などにアナログ表示させて知らせることができる。
このような速度表示を行うメータ装置1にあっては、特に夜間などの場合、ヘッドライトなどの点灯動作と同時に、指針用光源11とともにLCD5の液晶用光源8も発光動作する。そして、液晶用光源8から出射するバックライトは、図2に示すように、その多くが表示部5Aの裏面から間接照明光として入射する。
また、そのバックライトの一部は、ケース9と一体の反射板12の反射面βで反射されたのち、第2の照明孔95及びこの頂上の第1の照明孔43の開口部分を通過したバックライトが、図2に示す光路を辿り、表示部5A裏面から間接照明光として入射する。
また、液晶用光源8から出射するバックライトの一部は、第1のリブ91に向かう。その一部のバックライトは、第1のリブ91で反射すると、再び液晶用光源8の設置されている内部空間Sに送り込まれる。この結果、上述した図2のいずれかの光路を辿り、表示部5Aの裏面から間接照明光として入射することもできる。
従って、本実施形態のメータ装置1によれば、従来のようなLCDの給電用の配線を覆う見返しなどの遮蔽部材を設置しなくても、LCD5を文字板2よりも外側位置に立体配置させることが可能となる。その結果、メータの視認者に対して、立体的な表示構造により視覚的な注目度を高めるとともに、意匠として新鮮さ、かつ、斬新さを強く印象付けることができる。
また、本実施形態のメータ装置1によれば、ケース9と一体に形成された反射板12の反射面β及び同じく反射手段としての機能を有する第1のリブ91を設けている。従って、照明効率の大幅な向上を図ることができ、特に立体照明効果を大幅にアップさせることができるようになる。別言すれば、見栄えやデザイン性が高いだけではなく、高級感のある照明構造を付与することができる。
さらに、本実施形態によれば、複数種類のものからなる固定保持手段7を備えているので、特に自動車などのような振動が長期間にわたって作用することが予想される乗り物に設置することなどを考慮すると、その効果が大きく期待される。
なお、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。例えば、本実施形態のLCDは、意匠性はやや劣るが情報表示領域が透明なネガ型LCDで構成してもよい。その場合、裏面に導光板等によって照明を施し、かつ、文字板を黒色等の濃色系印刷を施した構成としてもよい。この場合には、文字板への間接光による照明は不要となる。また、ベゼル5Cを透明にしたが、銀色等の着色を施してもよい。
また、本実施形態では、補助基板6に液晶用光源8を実装させたが、例えば指針用光源11あるいはこれとは別の光源を主基板15に実装するとともに、文字板を透光性の良好な材料で形成し、主基板15に実装させた光源からの照明光で文字板を透過させることで、LCDへのバックライトとしてもよい。
また、本発明の照明構造が適用されたメータ装置としては、例えば本実施形態のスピードメータ部の他に、例えば、タコメータ部、燃料計部、及び水温計等の各種計器類において、複数の計器をまとめて設置するような場合などへの適用が可能である。
1 メータ装置
2 文字板
2A 表面
3 指針
31 指針軸
4 見返板
41 膨出部
42 第2の細孔
43 第1の照明孔
5 液晶表示装置(LCD)
5A 表示部
5B 端子
5C ベゼル
5D、5E 脚部
5F 係止爪
5G 係止解除爪
6 補助基板
6A 液晶用コネクタ
6B 一方の接続コネクタ
7 固定保持手段
8 液晶用光源
9 ケース
90 折返部
90A 支承部
91〜93 第1のリブ乃至第3のリブ
94 第1の細孔
95 第2の照明孔
10 ムーブメント
11 指針用光源
12 反射板
13 裏カバー
14 カバーガラス
15 主基板
15A 他方の接続コネクタ
16 フレキシブル基板(FPC)
F 数字(意匠)
I 目盛(意匠)
S 見返板とケースとの間の内部空間
α (表示部の)表示面
β 反射面(反射手段)

Claims (7)

  1. 表面に意匠が描かれた文字板と、
    前記文字板の外周縁を囲むように起立して設置された見返板と、
    前記見返板を前記文字板が位置する内面側に向けて貫通して該見返板から突出する表示部と、前記表示部に周設されるベゼルと、を有する液晶表示装置と、
    前記表示部にバックライトが入射する光源と、
    前記見返板における前記表示部が突出する箇所の外面側に位置し、前記表示部に備わる端子と嵌合する液晶用コネクタが実装された補助基板と、
    前記見返板のうちの少なくとも前記表示部が突出する箇所の外面側、及び前記文字板の裏面側を覆うとともに、前記表示部が前記端子及び前記液晶用コネクタを介して接続された前記補助基板を該表示部が前記見返板から突出した状態で保持するケースと、
    を備えたことを特徴とするメータ装置。
  2. 前記見返板には、前記表示部が貫通するための溝が穿設され、
    前記ベゼルには、前記溝を貫通した前記表示部に該ベゼルが組付けられた際に、前記溝の縁に係止する係止爪が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメータ装置。
  3. 前記光源は、前記補助基板に実装された液晶用光源からなり、
    前記文字板は、前記表示部に対向する表面に、反射層が印刷された、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のメータ装置。
  4. 前記見返板には、前記溝が頂上に位置するように前記文字板が位置する内面側に向けて隆起した膨出部が形成され、
    前記見返板には、前記溝と前記文字板との間に第1の照明孔が開口され、
    前記ケースには、前記第1の照明孔に対応する部位に第2の照明孔が開口され、
    前記液晶用光源は、前記補助基板の、前記第2の照明孔に対応する部位に実装される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のメータ装置。
  5. 前記ケースには、前記表示部の変位を規制するリブが形成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のメータ装置。
  6. 前記リブのうちの、前記文字板に対向する前記表示部の裏面に当接するものには、前記液晶用光源からのバックライトを反射する処理が施されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のメータ装置。
  7. 前記ケースにおける前記見返板に臨む面のうちの、前記第2の照明孔を囲む箇所には、前記液晶用光源からのバックライトを反射する処理が施されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のメータ装置。
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