JP2013221599A - アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクチュエータは、モータ9により回転駆動される駆動プーリ1と、従動プーリ2と、両プーリ1,2の間に掛け渡された無端ベルト3と、案内レール4と、無端ベルト3の回転に伴って案内レール4に沿って直線移動する可動体5と、を備え、可動体5と無端ベルト3が可動体5の中心で接続されている。可動体5の幅方向左側面には、搭載物11を搭載するための搭載部6が設けられており、幅方向右側面には、バランスウェイト12を設置するためのアーム7が設けられている。そして、アーム7の先端部にバランスウェイト12を設置して可動体5の重心の位置を調整することにより、搭載物11、バランスウェイト12、及びアーム7を含む可動体5全体の重心40を、可動体5の駆動点30に一致させる。
【選択図】図3
Description
特許文献1,2に開示のアクチュエータは、図5に示すように、軸方向に延びる直線状の案内レール104と、空気軸受等の軸受110を介して案内レール104に取り付けられた可動体105と、モータ等の駆動装置により回転駆動される駆動プーリ(図示せず)と、回転自在に支持された従動プーリ(図示せず)と、駆動プーリと従動プーリとの間に掛け渡された無端ベルト103と、を備えている。そして、この可動体105には、ワーク等の搭載物111を搭載することが可能となっている。
すなわち、搭載物111が搭載されていない状態においては、駆動装置による動力が付与される可動体105の駆動点130と、可動体105の中心(点対称中心)とが一致している。そのため、可動体105の直線移動の加減速時に無端ベルト103の動力により可動体105に無用なモーメントが発生することが抑制されるので、可動体105の微振動が生じにくい。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、可動体が高速で移動し且つ急激に加速又は減速される場合でも、搭載物を搭載して移動中の可動体に微振動が生じにくいアクチュエータを提供することを課題とする。
また、前記バランスウェイト設置部は、前記可動体の幅方向他側面から幅方向外側に延びるアームを備え、前記アームの先端部に設置される前記バランスウェイトは前記搭載物よりも軽量であることが好ましい。
本実施形態に係るアクチュエータは、モータ9により回転駆動される駆動プーリ1と、回転自在に支持された従動プーリ2と、駆動プーリ1と従動プーリ2との間に掛け渡された環状の無端ベルト3と、軸方向に延びる案内レール4と、無端ベルト3の回転に伴って案内レール4に沿って軸方向に直線移動する可動体5と、を備えている。
ここで、可動体5及び案内レール4について、さらに詳細に説明する。案内レール4の形状は特に限定されるものではないが、図3に示すように、略U字状であることが好ましい。すなわち、案内レール4は、軸方向に延びる帯状の底壁21と該底壁21の幅方向両側部から垂直に立ち上がる一対の側壁22,22とからなり、軸方向に直交する平面で切断した断面は略U字状をなしている。なお、本発明においては、軸方向に直交し且つ鉛直方向に直交する方向を幅方向と記す。
すなわち、可動体5は、案内レール4の底壁21に対向する底板31と、案内レール4の側壁22,22の外側面にそれぞれ対向する側板32,32と、案内レール4の側壁22,22の上面にそれぞれ対向する頂板33と、が連結してなる四角筒状の部材である。このように、可動体5は、案内レール4を内包するようにして、案内レール4に係合されている。
可動体5の中心は可動体5の重心20(可動体5単体の重心)であるので、無端ベルト3と固定具16の連結位置、すなわち、無端ベルト3により動力が付与される駆動点30は、可動体5の重心20と一致していることになる。
さらに、可動体5は、搭載物11を搭載した際の可動体5の重心の位置を調整するバランスウェイト12と、バランスウェイト12を設置するためのバランスウェイト設置部7と、を備えている。
本実施形態においては、図3に示すように、案内レール4を軸方向端部側から見た場合の可動体5の幅方向左側面に搭載物11の搭載部6が設けられており、幅方向右側面にバランスウェイト設置部7が設けられている。搭載部6とバランスウェイト設置部7の設置箇所は、左右逆でもよいことは勿論である。
ここで、バランスウェイト12による重心の位置の調整について、図3を参照しながら詳細に説明する。
また、無用なモーメントが発生することが抑制されるので、可動体5の振動を抑えるために気体軸受の負荷容量を大きくする必要がない。その結果、気体軸受を小型化できるため、可動体5全体の質量を低減できることに加えて、モータ9の容量を小さくすることができる。
なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、駆動部をモータ9、プーリ1,2、及び無端ベルト3により構成したが、例えばボールねじ、リニアモータ等で構成しても差し支えない。
例えば、無端ベルト3の寸法や配置位置の都合により、可動体5の中心よりも上方の位置に駆動点30を配置せざるを得ない場合の変形例について、図4を参照しながら説明する。なお、図4においては、図3と同一又は相当する部分には、図3と同一の符号を付してある。
さらに、無端ベルト3は、帯状のベルトの両端を継ぎ合わせて無端状としたものでもよい。
2 従動プーリ
3 無端ベルト
4 案内レール
5 可動体
6 搭載部
7,8 アーム
9 モータ
11 搭載物
12,17 バランスウェイト
20 可動体単体の重心
30 駆動点
40 可動体全体の重心
Claims (3)
- 軸方向に延びる案内レールと、前記案内レールに沿って軸方向に直線移動可能に前記案内レールに取り付けられた可動体と、前記可動体の中心又は中心近傍部分に動力を付与して前記可動体を直線移動させる駆動部と、を備え、前記可動体に搭載物を搭載して直線移動させるアクチュエータであって、
前記可動体の重心の位置を調整して、前記搭載物を搭載した際の前記可動体の重心を、前記動力が付与される駆動点に一致させるバランスウェイトを備えることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記可動体は、前記搭載物を搭載するための搭載部を幅方向一側面に有するとともに、前記バランスウェイトを設置するためのバランスウェイト設置部を幅方向他側面に有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
- 前記バランスウェイト設置部は、前記可動体の幅方向他側面から幅方向外側に延びるアームを備え、前記アームの先端部に設置される前記バランスウェイトは前記搭載物よりも軽量であることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
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---|---|---|---|
JP2012094867A JP5741515B2 (ja) | 2012-04-18 | 2012-04-18 | アクチュエータ、製造装置、及び検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012094867A JP5741515B2 (ja) | 2012-04-18 | 2012-04-18 | アクチュエータ、製造装置、及び検査装置 |
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JP5741515B2 JP5741515B2 (ja) | 2015-07-01 |
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ID=49592711
Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59124738U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | コラム式変速操作装置におけるギヤ抜け防止機構 |
JPH03193531A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用変速装置 |
JP2011144895A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
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2012
- 2012-04-18 JP JP2012094867A patent/JP5741515B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JPS59124738U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | コラム式変速操作装置におけるギヤ抜け防止機構 |
JPH03193531A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用変速装置 |
JP2011144895A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
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JP5741515B2 (ja) | 2015-07-01 |
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