JP2013221220A - 繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法 - Google Patents

繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】織組織の密度のばらつきを抑え、厚みのばらつきを抑えることができる繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】繊維構造体11は、第1筒部12と、この第1筒部12に連続し、かつ周長が第1筒部12に比べて長い第2筒部13と、からなる筒状構造をなす。繊維構造体11は、第1筒部12及び第2筒部13の軸方向の全長に亘って軸方向と平行な方向に延び、かつ周方向に並ぶ複数の第1軸方向糸21と、第1筒部12及び第2筒部13の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸22と、を織った織物からなる。そして、繊維構造体11は、第2筒部13における第1軸方向糸21同士の間に、軸方向に延びるとともに、第2筒部13の軸方向の全長のうちの一部の長さに亘って設けられる第2軸方向糸23が織り込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法に関する。
軽量、高強度の材料として繊維強化複合材料料が使用されている。繊維強化複合材料は、繊維構造体が樹脂や金属等のマトリックス中に複合化されることにより、マトリックス自体に比べて力学的特性(機械的特性)が向上するため、構造部品として好ましい。特にマトリックスとして樹脂を使用した場合は、構造部品の軽量化が図れるため好ましい。そして、繊維構造体としては、筒状をなす三次元ブレイディングを採用したものがある(例えば、特許文献1参照)。三次元ブレイディングは、三次元ブレイディング装置を使用してマンドレルに糸条を巻き付けて形成される。
特開2010−220748号公報
ところが、三次元ブレイディングにおいて、その軸方向の位置によって周長が異なると、外径がその他の部位に比べて小さい小径部では、糸条が軸方向に集まってしまい、三次元ブレイディングの厚みが厚くなってしまう。一方、三次元ブレイディングにおいて、外径が小径部に比べて大きい大径部では、外径が大きくなるに従い軸方向に延びる糸条同士の間隔、及び周方向に延びる糸条同士の間隔が広がり、小径部に比べて織組織が粗くなるとともに厚みが薄くなってしまう。このため、三次元ブレイディングにおいては厚みにばらつきが生じてしまう。よって、この厚みのばらつきを無くすため、三次元ブレイディング装置によって、送り出される糸条の角度を調節して織組織の密度を部位毎に変更する必要があり、三次元ブレイディングの製造が面倒になってしまう。
本発明は、織組織の密度のばらつきを抑え、厚みのばらつきを抑えることができる繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも第1筒部と、該第1筒部に連続し、かつ周長が前記第1筒部に比べて長い第2筒部と、からなる筒状構造をなし、前記第1筒部及び前記第2筒部の軸方向の全長に亘って該軸方向と平行な方向に延び、かつ周方向に並ぶ複数の第1軸方向糸と、前記第1筒部及び前記第2筒部の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸と、を少なくとも織った織物からなる繊維構造体であって、前記第2筒部における前記第1軸方向糸同士の間に、前記軸方向に延びるとともに、前記第2筒部の軸方向の全長のうちの少なくとも一部の長さに亘って設けられる第2軸方向糸が織り込まれていることを要旨とする。
また、請求項3に記載の発明は、繊維構造体にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材料であって、前記繊維構造体が請求項1又は請求項2に記載の繊維構造体である。
また、請求項4に記載の発明は、少なくとも第1筒部と、該第1筒部に連続し周長が前記第1筒部に比べて長い第2筒部と、からなる筒状構造をなし、前記第1筒部及び前記第2筒部の軸方向の全長に亘って該軸方向と平行な方向に延び、かつ周方向に並ぶ複数の第1軸方向糸と、前記第1筒部及び前記第2筒部の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸と、を少なくとも織った織物からなる繊維構造体の製造方法であって、前記軸方向に延びる形状をした前記繊維構造体の成形型が、第1成形部と、周長が前記第1成形部に比べて長い第2成形部と、を少なくとも有し、前記成形型の軸方向に沿って前記第1軸方向糸を配列するとともに、前記成形型の周方向に沿って前記周方向糸を配列して前記第1筒部を形成し、前記第1軸方向糸同士の間に第2軸方向糸を織り込んで前記第2筒部を形成するものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の製造方法によって得られた繊維構造体にマトリックス樹脂を含浸させることを特徴とするものである。
これによれば、第2筒部より周長が短い第1筒部では、第1軸方向糸と周方向糸が軸方向に集まり、織組織の密度が高くなりやすい。一方、第1筒部より周長が長い第2筒部では、第1軸方向糸同士の間隔、及び周方向糸同士の間隔が広がり、織組織の密度が低くなりやすい。このため、第1筒部と第2筒部とでは織組織の密度がばらつきやすい。しかし、第2筒部においては、第2軸方向糸によって、第2軸方向糸が無い場合と比べて織組織の密度を高くして、第1筒部と第2筒部の織組織の密度のばらつきを抑えている。その結果として、第1筒部と第2筒部とで、厚みのばらつきを抑え、厚みを繊維構造体全体でほぼ均一にすることができる。そして、繊維構造体の織組織の密度がほぼ均一であるため、この繊維構造体を用いた繊維強化複合材料においては、マトリックス樹脂を繊維構造体に含浸させたとき、マトリックス樹脂が均一に分散され、第1軸方向糸、周方向糸、及び第2軸方向糸の交差によって形成される織目は速やかに埋まる。また、織目のばらつきを抑えることができるため、繊維強化複合材料においてはマトリックス樹脂がリッチの部位が形成されにくくなり、繊維強化複合材料の強度低下を抑えることができる。
前記筒状構造は、前記第1筒部に対する前記軸方向の両側に前記第2筒部を備えるものであってもよい。
これによれば、第1筒部には、両第2筒部からの周方向糸が集まり、織組織の密度が高くなりやすい。しかし、両第2筒部それぞれに第2軸方向糸を追加することで、両第2筒部の織組織の密度を高めて第1筒部の織組織の密度に合わせることができる。
本発明によれば、織組織の密度のばらつきを抑え、厚みのばらつきを抑えることができる繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法を提供することができる。
(a)はマンドレルに形成された実施形態の繊維構造体を示す斜視図、(b)は繊維強化複合材料を示す側面図。 三次元織機を示す模式図。 一方の第2筒部において第2軸方向糸を配列した状態を示す模式図。 第1筒部を形成する状態を示す模式図。 他方の第2筒部において第2軸方向糸を配列した状態を示す模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、繊維構造体11は、円筒状に形成されるとともに、織組織が平織りによって形成された織物である。詳細に説明すると、繊維構造体11は、その中心軸Lの延びる方向(以下、軸方向とする)の位置によって周長が異なるように形成された筒状構造をなす織物である。繊維構造体11において、軸方向の中央には、外径及び内径が一定の円筒状をなす第1筒部12が形成されている。また、繊維構造体11において、第1筒部12よりも軸方向の両側には第2筒部13が、それぞれ第1筒部12に連続して形成されている。両第2筒部13は、第1筒部12から繊維構造体11の軸方向両端に向かう従い、外径及び内径が徐々に大きくなるように形成されている。なお、両第2筒部13は、外径及び内径が同じになっている。よって、第2筒部13は、外周面及び内周面における周長が、第1筒部12より長くなっている。
繊維構造体11は、繊維構造体11の軸方向の全長に亘って延びる複数の第1軸方向糸21を備える。また、繊維構造体11は、繊維構造体11の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸22を備える。さらに、繊維構造体11は、両第2筒部13のみに設けられて第1軸方向糸21同士の間に設けられる第2軸方向糸23を備える。そして、第1筒部12は、第1軸方向糸21と周方向糸22を織ってなる平織りの織組織によって形成されるとともに、第2筒部13は、第1軸方向糸21と周方向糸22と第2軸方向糸23とを織ってなる平織りの織組織によって形成されている。
複数の第1軸方向糸21は、繊維構造体11(第1筒部12及び第2筒部13)の軸方向の全長に亘って延びるとともに、軸方向と平行な方向に延び、かつ繊維構造体11の周方向に等間隔おきに並んで配列されている。また、周方向糸22は、繊維構造体11(第1筒部12及び第2筒部13)の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びている。第2軸方向糸23は、両第2筒部13のみに設けられ、繊維構造体11の軸方向に延びるとともに、第2筒部13の全長の一部の長さに亘って延びている。
図1(b)に示すように、繊維構造体11において、第1筒部12と第2筒部13の境界、すなわち、繊維構造体11の外径及び内径が変化しなくなる位置を境界Kとする。この場合、図1(b)の矢印Xに示すように、第2軸方向糸23は、両第2筒部13の開口端(繊維構造体11の軸方向両端)と、境界Kよりも第2筒部13側との間に設けられている。さらに、第2軸方向糸23は、第2筒部13において、周方向に隣り合う第1軸方向糸21同士の間に配列されている。よって、第2筒部13では、第1軸方向糸21と第2軸方向糸23が繊維構造体11の周方向へ交互に等間隔おきに配列されている。また、複数の第2軸方向糸23において、第1筒部12側の先端は、繊維構造体11の外周面に巻き付けられた固定部材24によって繊維構造体11の外周面に保持されている。なお、固定部材24は、例えば、可撓性を有する樹脂材料によって環状に形成されている。
なお、第1軸方向糸21、周方向糸22、及び第2軸方向糸23は、炭素繊維製の強化繊維によって形成されている。なお、「強化繊維」とは、繊維構造体11を複合材料の強化繊維基材として使用した際に、繊維強化複合材料のマトリックス樹脂を強化する役割を担う繊維束を意味する。そして、第1軸方向糸21、周方向糸22、及び第2軸方向糸23は、それぞれ炭素繊維の繊維束からなる。
次に、繊維構造体11の作用について説明する。
繊維構造体11において、第2筒部13は、第2筒部13の先端(繊維構造体11の軸方向両端)に向かうに従い外径が徐々に大きくなるため、周方向に隣り合う第1軸方向糸21の間隔は徐々に広がっていくが、この第1軸方向糸21同士の間に第2軸方向糸23が配列されている。このため、第1筒部12より大径をなす両第2筒部13においては、第2軸方向糸23が織り込まれていることで、第1筒部12とほぼ同じ密度の織組織が形成されている。すなわち、第1軸方向糸21及び第2軸方向糸23と、周方向糸22とが交差することで形成される第2筒部13での織目の大きさは、第1軸方向糸21と周方向糸22とが交差することで形成される第1筒部12での織目の大きさとほぼ同じになっている。すなわち、繊維構造体11全体で、織目の大きさがほぼ均一になっている。また、目付け(単位面積当たりの重量)も第1筒部12と第2筒部13とでほぼ同じになっている。よって、繊維構造体11は、第2軸方向糸23を第2筒部13に織り込むことで、第2筒部13を第1筒部12の織組織に合わせている。
次に、繊維構造体11の製造方法について説明する。
まず、繊維構造体11を製造する三次元織機40について説明する。図2に示すように、三次元織機40は、繊維構造体11の製織部Sを挟んで両側に分割された状態に構成されている。そして、三次元織機40には、製織部Sの一方側に第1糸固定テーブル41が第1スプライン軸42と一体的に移動及び回転可能に配設されている。第1スプライン軸42には、放射状に延びる多数の第1アーム43を有する第1支持体44が一体回転可能に支持されている。各第1アーム43の先端には、第1エアシリンダ45が固定されている。第1エアシリンダ45のピストンロッド45aの先端には、電磁石の作用によって、磁性体製のボビンホルダ46を吸着保持する第1ホルダ保持体47が装着されている。ボビンホルダ46には、第1軸方向糸21が巻き付けられた軸方向糸ボビン48が着脱可能に取り付けられている。
三次元織機40において、製織部Sの他方側に第2糸固定テーブル51が第2スプライン軸52と一体的に移動及び回転可能に配設されている。第2スプライン軸52には、放射状に延びる多数の第2アーム53を有する第2支持体54が一体回転可能に支持されている。各第2アーム53の先端には、第2エアシリンダ55が固定されている。第2エアシリンダ55のピストンロッド55aの先端には、電磁石の作用によって、上記のボビンホルダ46を吸着保持する第2ホルダ保持体57が装着されている。第1ホルダ保持体47と、第2ホルダ保持体57とは、それぞれ同じ一対が常に対向する位置関係にあり、第1及び第2エアシリンダ45,55の作動による第1及び第2ホルダ保持体47,57の移動と、電磁石の励消磁により、同じ1個のボビンホルダ46の受け渡しを行うようになっている。
ボビンホルダ46よりも外側には、周方向糸供給部60が配設されている。周方向糸供給部60を構成する支持フレーム61は、第1及び第2スプライン軸42,52を中心とした放射方向に配設されるとともに、支持フレーム61の外周側には、周方向糸22が巻き付けられた周方向糸ボビン62が着脱可能に装着されている。また、支持フレーム61の内周側には、周方向糸ボビン62から繰り出される周方向糸22を製織部Sに導く糸ガイド64が設けられている。
また、第1糸固定テーブル41と第2糸固定テーブル51との間には、繊維構造体11を成形するためのマンドレル71(成形型)が配設される。このマンドレル71は、第1及び第2スプライン軸42,52の軸方向への移動に伴い移動するように三次元織機40に支持されている。また、マンドレル71は、繊維構造体11と相似形をなす円柱状に形成されている。マンドレル71の軸方向の中央には、外径が一定の第1成形部72が形成されている。また、マンドレル71において、第1成形部72よりも軸方向の両側には第2成形部73が形成されている。この両第2成形部73は、第1成形部72から両端側に向かう従い、直径が徐々に大きくなるように形成されている。よって、マンドレル71は、第1成形部72、及び第2成形部73によって周長が軸方向の位置によって異なっており、第2成形部73の周長は、第1成形部72の周長より長くなっている。
次に、三次元織機40を用いた繊維構造体11の製造方法について説明する。
まず、繊維構造体11の製造に先立って、第1糸固定テーブル41と第2糸固定テーブル51の間にマンドレル71を配設する。そして、一方の第2筒部13から製織を開始する。まず、第1糸固定テーブル41に、各ボビンホルダ46に装着された軸方向糸ボビン48から繰り出された第1軸方向糸21の一端を固定し、マンドレル71の周囲に第1軸方向糸21を放射状に配置する。このとき、複数のボビンホルダ46は、一部が第1ホルダ保持体47に保持されるとともに、残りが第2ホルダ保持体57に保持されている。また、周方向糸ボビン62から繰り出された周方向糸22の一端を第1糸固定テーブル41に固定する。
次に、第1及び第2エアシリンダ45,55の作動と、電磁石の励消磁により、各ボビンホルダ46を第1ホルダ保持体47と第2ホルダ保持体57の間で受け渡しながら、回転する周方向糸ボビン62から周方向糸22を繰り出せる。同時に、図2の矢印Yに示すように、マンドレル71を軸方向に沿って移動させ、第1糸固定テーブル41が各軸方向糸ボビン48から離れるように移動させる。すると、第1軸方向糸21が第2成形部73の軸方向に沿って配列されるとともに、それら第1軸方向糸21が配列した状態で周方向糸22によって第2成形部73に保持され、平織り状の織組織が形成されていく。
第1成形部72に第1軸方向糸21及び周方向糸22を配列する前、図3に示すように、複数の軸方向糸ボビン48のうちの一部を、第1ホルダ保持体47に保持させたままにし、複数の第1軸方向糸21のうちの一部が第1成形部72に配列されないようにする。軸方向糸ボビン48を第1ホルダ保持体47に保持したままにすることで、残された第1軸方向糸21によって第2成形部73に対して第2軸方向糸23を配列する一方で、第1成形部72に対しては第2軸方向糸23が配列されないようにする。
すると、マンドレル71の移動に伴い、第2成形部73では第1軸方向糸21が連続して配列される部位と、第1軸方向糸21の配列が停止される部位とが形成される。その結果、第2成形部73においては、配列が停止された第1軸方向糸21によって第2軸方向糸23が配列される。そして、マンドレル71が移動していく最中に、第1ホルダ保持体47に保持された軸方向糸ボビン48から繰り出された第1軸方向糸21は、第2成形部73付近で切断される。その結果、切断された第1軸方向糸21によって第2軸方向糸23が形成されるとともに、第1軸方向糸21が切断された軸方向糸ボビン48は、第1軸方向糸21を繰り出すことなく第1ホルダ保持体47に保持されたままとなる。
続けて、図4に示すように、第1ホルダ保持体47に保持されたままの軸方向糸ボビン48以外の、残りの軸方向糸ボビン48を、第1ホルダ保持体47と第2ホルダ保持体57で受け渡しながら、マンドレル71を移動させる。そして、第1成形部72に第1軸方向糸21を配列させるとともに、周方向糸ボビン62をマンドレル71の周囲に回転させながら周方向糸22を繰り出させ、周方向糸22を第1成形部72に巻き付ける。すると、第1軸方向糸21が第1成形部72の軸方向に沿って配列されるとともに、それら第1軸方向糸21が配列した状態で周方向糸22によって第1成形部72に保持され、平織りの織組織が形成されていく。
続けて、図5に示すように、第1成形部72で第1軸方向糸21を繰り出した複数の軸方向糸ボビン48は、そのまま第1ホルダ保持体47と第2ホルダ保持体57で受け渡しながらマンドレル71を移動させ、他方の第2成形部73に対しても連続して第1軸方向糸21を配列させる。また、周方向糸ボビン62をマンドレル71の周囲に回転させながら周方向糸22を繰り出させ、周方向糸22を他方の第2成形部73に巻き付ける。すると、第1軸方向糸21が他方の第2成形部73の軸方向に沿って配列されるとともに、それら第1軸方向糸21が配列した状態で周方向糸22によって他方の第2成形部73に保持され、平織りの織組織が形成されていく。
また、他方の第2成形部73においては、第1ホルダ保持体47に保持されたままの軸方向糸ボビン48から、第1軸方向糸21を再び繰り出し、それら第1軸方向糸21の先端を他方の第2成形部73に固定する。そして、マンドレル71の移動に伴い、第1ホルダ保持体47に保持された軸方向糸ボビン48からも第1軸方向糸21を繰り出させる。すると、他方の第2成形部73においては、第1軸方向糸21が追加されて、その追加された第1軸方向糸21によって第2軸方向糸23が配列されるとともに、この第2軸方向糸23は周方向糸22によって他方の第2成形部73に保持される。そして、第1軸方向糸21、周方向糸22、及び第2軸方向糸23が他方の第2成形部73に配列されると、マンドレル71の移動を停止させる。
なお、第2軸方向糸23において、各第2成形部73における第1成形部72側に位置する先端は、それぞれ固定部材24によって繊維構造体11の外周面に保持される。その結果、第1成形部72には、第1筒部12が形成されるとともに、両第2成形部73には、第2筒部13が形成されて繊維構造体11が製造される。
次に、繊維構造体11を強化材とした繊維強化複合材料30について説明する。繊維強化複合材料30は、繊維構造体11にマトリックス樹脂を含浸させてなる。なお、繊維構造体11には炭素が沈着されている。炭素の沈着は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法で行われる。そして、炭素繊維に炭素が沈着されると、炭素が緻密化された繊維強化複合材料30が得られる。炭素の沈着は、フェノール、フランの他、コールタール、ピッチルイ、アスファルト等の樹脂が使用される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)繊維構造体11は、軸方向の位置によって周長が異なる第1筒部12と、第2筒部13とを備えるとともに、第1筒部12及び第2筒部13は、第1軸方向糸21と周方向糸22の平織りによって形成されている。さらに、第2筒部13には、第1軸方向糸21同士の間に、第2軸方向糸23が織り込まれている。このため、第2筒部13より小径の第1筒部12において、第1軸方向糸21と周方向糸22が集まり、織組織の密度が高くても、第2筒部13も第2軸方向糸23によって織組織の密度を高くして、第1筒部12と第2筒部13の織組織の密度のばらつきを抑えることができる。その結果として、第1筒部12と第2筒部13とで、厚みのばらつきを抑え、厚みを繊維構造体11全体でほぼ均一にすることができる。
(2)繊維構造体11は、軸方向の位置によって周長が異なる第1筒部12と、第2筒部13とを備えるとともに、第1筒部12及び第2筒部13は、第1軸方向糸21と周方向糸22の平織りによって形成されている。さらに、第2筒部13には、第1軸方向糸21同士の間に、第2軸方向糸23が織り込まれている。このため、第1筒部12は、第2軸方向糸23が無い織組織となっている。よって、第1軸方向糸21と周方向糸22が集まりやすい第1筒部12の織組織を変えずに、第2軸方向糸23によって第2筒部13の織組織を変えることで、繊維構造体11の厚みのばらつきを抑えることができる。
(3)繊維構造体11は、軸方向の中央に第1筒部12が形成されるとともに、第1筒部12の軸方向両側に、第1筒部12から軸方向両端に向かうに従い外径が徐々に大きくなる第2筒部13が形成されている。よって、第1筒部12には、両第2筒部13からの周方向糸22が集まり、織組織の密度が高くなりやすい。しかし、両第2筒部13それぞれに第2軸方向糸23を追加することで、両第2筒部13の織組織の密度を高めて第1筒部12の織組織の密度に合わせることができる。
(4)第2筒部13は、第1筒部12から軸方向に沿って離れるに従い、外径が徐々に大きくなっていく。このため、第2筒部13が、第1筒部12から軸方向に沿って離れるに従い第1軸方向糸21同士の間隔、及び周方向糸22同士の間隔が広がり、織組織が粗くなりやすい。しかし、第2筒部13に第2軸方向糸23を織り込み、隣り合う第1軸方向糸21の間に第2軸方向糸23を配列することで、第2筒部13の織目を小さくし織組織が粗くなることを防止することができる。また、第1筒部12と第2筒部13とで目付をほぼ同じにすることができる。
(5)三次元織機40で繊維構造体11を製造する際、第2筒部13を形成するときは、一部の軸方向糸ボビン48を第1及び第2ホルダ保持体47,57の間で受け渡ししながら第1軸方向糸21を配列させつつ、残りの一部の軸方向糸ボビン48を第1ホルダ保持体47に保持させたままとし、配列を停止させるようにした。そして、軸方向糸ボビン48を第1ホルダ保持体47に保持させたままにすることによって、第1成形部72には第1軸方向糸21が配列されないようにすることができる。その結果として、第2成形部73には第1成形部72に比べて第1軸方向糸21を多く配列させ、第2成形部73に第2軸方向糸23を織り込むことができ、三次元織機40を用いて繊維構造体11を簡単に製造することができる。
(6)繊維強化複合材料30は、繊維構造体11の炭素繊維に炭素を沈着させる沈着工程を行って形成される。このため、繊維構造体11の炭素繊維には炭素が沈着して、炭素が緻密化された繊維強化複合材料30が得られる。繊維強化複合材料30の製造時、繊維構造体11の織組織の密度がほぼ均一であるため、この繊維構造体11を用いた繊維強化複合材料30においては、炭素を炭素繊維に沈着させたとき、炭素が均一に分散され、第1軸方向糸21、周方向糸22、及び第2軸方向糸23の交差によって形成される織目は速やかに埋まる。また、織目のばらつきを抑えることができるため、繊維強化複合材料30においては炭素リッチ(樹脂リッチ)の部位が形成されにくくなり、繊維強化複合材料30の強度低下を抑えることができる。
(7)第2軸方向糸23において、切断された先端は繊維構造体11の外周面で自由端となるが、固定部材24を用いて繊維構造体11の外周面に保持した。このため、第2軸方向糸23の先端側が繊維構造体11の外周面で移動してしまうことを防止することができるとともに、第2軸方向糸23を軸方向に真っ直ぐに配列した状態を維持することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、繊維構造体11及び繊維強化複合材料30を第1筒部12の軸方向の両側に第2筒部13を備える形状としたが、さらにその他の外径を有する筒部を備える筒状構造でもよく、繊維構造体11及び繊維強化複合材料30の形状は任意に変更してもよい。
○ 実施形態では、マンドレル71を第1成形部72の軸方向の両側に第2成形部73を備える形状としたが、さらにその他の直径を有する成形部を備える形状でもよく、マンドレル71の形状は任意に変更してもよい。
○ 実施形態では、第1筒部12及び第2筒部13の織組織を平織りとしたが、織組織は朱子織り、綾織りであってもよい。
○ 実施形態では、三次元織機40によって第2軸方向糸23を織り込むようにしたが、その他の織機によって第2軸方向糸23を織り込むようにしてもよい。
○ 実施形態では、沈着工程ではCVD法を採用したが、その他の炭素を析出させる方法を採用してもよい。
○ 実施形態では、繊維構造体11を1層に形成したが、複数層重ねて形成してもよい。
○ 実施形態では、第2軸方向糸23を第2筒部13の軸方向の全長のうち一部の長さに亘って設けたが、第2軸方向糸23は、第2筒部13の軸方向の全長に亘って設けてもよい。
11…繊維構造体、12…第1筒部、13…第2筒部、21…第1軸方向糸、22…周方向糸、23…第2軸方向糸、30…繊維強化複合材料、71…成形型としてのマンドレル、72…第1成形部、73…第2成形部。

Claims (5)

  1. 少なくとも第1筒部と、該第1筒部に連続し、かつ周長が前記第1筒部に比べて長い第2筒部と、からなる筒状構造をなし、
    前記第1筒部及び前記第2筒部の軸方向の全長に亘って該軸方向と平行な方向に延び、かつ周方向に並ぶ複数の第1軸方向糸と、
    前記第1筒部及び前記第2筒部の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸と、を少なくとも織った織物からなる繊維構造体であって、
    前記第2筒部における前記第1軸方向糸同士の間に、前記軸方向に延びるとともに、前記第2筒部の軸方向の全長のうちの少なくとも一部の長さに亘って設けられる第2軸方向糸が織り込まれていることを特徴とする繊維構造体。
  2. 前記筒状構造は、前記第1筒部に対する前記軸方向の両側に前記第2筒部を備える請求項1に記載の繊維構造体。
  3. 繊維構造体にマトリックス樹脂を含浸させてなる繊維強化複合材料であって、前記繊維構造体が請求項1又は請求項2に記載の繊維構造体であることを特徴とする繊維強化複合材料。
  4. 少なくとも第1筒部と、該第1筒部に連続し周長が前記第1筒部に比べて長い第2筒部と、からなる筒状構造をなし、
    前記第1筒部及び前記第2筒部の軸方向の全長に亘って該軸方向と平行な方向に延び、かつ周方向に並ぶ複数の第1軸方向糸と、
    前記第1筒部及び前記第2筒部の周方向に沿い、かつ軸方向の全長に亘って螺旋状に延びる周方向糸と、を少なくとも織った織物からなる繊維構造体の製造方法であって、
    前記軸方向に延びる形状をした前記繊維構造体の成形型が、第1成形部と、周長が前記第1成形部に比べて長い第2成形部と、を少なくとも有し、
    前記成形型の軸方向に沿って前記第1軸方向糸を配列するとともに、前記成形型の周方向に沿って前記周方向糸を配列して前記第1筒部を形成し、
    前記第1軸方向糸同士の間に第2軸方向糸を織り込んで前記第2筒部を形成することを特徴とする繊維構造体の製造方法。
  5. 請求項4に記載の製造方法によって得られた繊維構造体にマトリックス樹脂を含浸させることを特徴とする繊維強化複合材料の製造方法。
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