JP2013220542A - 射出成形型 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、成形型内に成形ノズルを挿入して使用する射出成形型において、成形ノズルの熱の影響による固定型の温度上昇を抑え、キャビティの周囲の温度を略均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止できる射出成形型を提供することである。
【解決手段】固定型5内に溶融樹脂材料の可塑化状態を維持するためのホットランナー(成形ノズル)Aが挿入される射出成形型において、固定型5内におけるホットランナーAの周壁部にホットランナーAの周方向に第1空気層15と、第2空気層21とを積層させた空気層積層部51を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホットランナーやロングノズルなどの成形ノズルを成形型の固定型内に挿入して使用する射出成形型に関する。
近年、環境問題への関心や成形コスト削減の取組みから、射出成形において、廃材となる樹脂流路部の樹脂使用量を削減するために、成形型の固定型内に成形ノズルが深く挿入されたホットランナーや、ロングノズルが多く使用されている。このような成形ノズルは、樹脂の可塑化状態を維持するために温度が低下しないようにするとともに、固定型に温度むらを与えないように固定型との接触を抑える工夫がなされている。
特許文献1には、ランナーレス成形の冷却工程において、トーピードからゲートまでの間に滞留する溶融樹脂の熱が固定型へ伝わり、樹脂温度が低下することを抑えることを目的として、溶融樹脂の滞留部にプロテクターと呼ばれる伝熱部材を配置するノズル構成が提案されている。
また、ホットランナー射出成形型において、可塑化温度まで高温に加熱されているホットチップ先端部を固定型に接触させないためには図11および図12に示すような型構成が用いられる。図11および図12に示す射出成形型はキャビティ1を、ボルト2により固定された対向する固定側入子3と、可動側入子4と、固定型5と、可動型6とにより構成している。また、図示していない成形機射出装置からの溶融樹脂の流路として2次スプルー8と、滞留部9と、ゲート10と、コールドランナー11とが構成されている。ホットランナーである2次スプルー8は、ホットチップ12と、ヒーター13と、ヒーターカバー14とにより構成されている。そして、ヒーターカバー14の外周には空隙が形成され、この空隙内に空気層15が設けられている。これらのホットランナーは、ホットチップフランジ部16およびヒーターカバー14の末端の内方屈曲部17が固定型5に対して図11中で下方向に当て付くことで保持されている。これにより、ホットチップ12の先端と固定型5との間には樹脂の滞留部9が設けられ、直接接触しないようにしてある。
特開2008−143157号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、滞留部の溶融樹脂の温度低下を抑えることが開示されているだけであり、固定型の温度むらの軽減に対する手段が考慮されていない。このため、ホットランナー等の成形ノズルから固定型へ伝わる熱量は効果的には抑制できず、成形型のキャビティの周囲では温度勾配が大きく生じ、キャビティの周囲の温度が不均一になる。その結果、キャビティ内の樹脂の冷却が均一に行われなくなるため、溶融樹脂が固化収縮する際の応力に偏りが生じる。これにより、成形型から取り出した成形品には大きな反りが発生する可能性があり、そのため形状精度が低下する問題がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、成形型内に成形ノズルを挿入して使用する射出成形型において、成形ノズルの熱の影響による固定型の温度上昇を抑え、キャビティの周囲の温度を均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止できる射出成形型を提供することにある。
本発明の一局面の態様は、固定型内に溶融樹脂材料の可塑化状態を維持するための成形ノズルが挿入される射出成形型において、前記固定型内における前記成形ノズルの周壁部に前記成形ノズルの周方向の少なくとも一部分に複数の空気層を積層させた空気層積層部を有していることを特徴とする。
そして、上記構成では、成形ノズル周りの複数の空気層が段階的に成形ノズルから固定型への熱の伝わりを抑制することができる。
好ましくは、前記空気層積層部は、前記成形ノズルの中心線に対して前記空気層が同軸形状であることを特徴とする。
そして、上記構成では、成形ノズルに同軸に配置された空気層が、成形ノズルの熱の伝わり方に等方性をもたせることができる。
好ましくは、前記空気層積層部は、最外層の前記空気層の部分の空気を前記固定型の外部に排出するための通気手段、もしくは給排気手段の少なくともいずれか一方を有することを特徴とする。
そして、上記構成では、空気層の空気を対流させることにより、固定型の冷却温度以上に加熱された空気層積層部の空気層間の壁面部分から熱を奪い、その温度を低下させることができる。
好ましくは、前記空気層は、前記成形ノズルの周囲に有底円筒状のキャップ状部材を配置することで、前記キャップ状部材の外周面もしくは内周面の少なくともいずれか一方に少なくとも1層の空気層を構成することを特徴とする。
そして、上記構成では、成形ノズルにキャップ状部材を被せるように配置することにより、固定型を掘り込むことで複数の空気層を設けずに済む。これにより、キャップ状部材が成形ノズルと固定型との間にあった一つの空気層を複数に分割し、それぞれの空気層が熱抵抗として作用する。また、キャップ状部材の材質を変更することにより、熱伝導率や輻射熱の反射や吸収を任意の値にすることが可能となる。
好ましくは、前記キャップ状部材は、断熱部材を介して前記固定型に設置されていることを特徴とする。
そして、上記構成では、キャップ状部材を固定型に設置する上で少なくとも1箇所以上ある、固定型とキャップ状部材の接触面に断熱部材を配置することにより、キャップ状部材から固定型への熱の伝わりを抑制することができる。
好ましくは、前記キャップ状部材は、金属材料、セラミックス材料、または反射コートを施したガラス材料、または樹脂材料のうちの少なくともいずれか1つの材料で製作されていることを特徴とする。
そして、上記構成では、金属材料、セラミックス材料および反射コートした材料は輻射熱の反射率が高く、射出率が低いという特性から、成形ノズルからの輻射熱をキャップ状部材が吸収して温度が上昇することを抑えることができる。
好ましくは、前記キャップ状部材は、前記空気層に接する表面に研磨加工部または算術平均粗さ10μm以下の微小な表面粗さを有することを特徴とする。
そして、上記構成では、キャップ状部材の空気層に接する表面が研磨加工されていることで、その表面に有色の膜状物質がなく、また、酸化していない状態であり、かつ、滑らかな表面にすることができる。これにより、成形ノズルからの輻射熱の反射率が高く、また、吸収率が低い状態とすることができる。
本発明によれば、成形型内に成形ノズルを挿入して使用する射出成形型において、成形ノズルの熱の影響による固定型の温度上昇を抑え、キャビティの周囲の温度を略均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止できる射出成形型を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の射出成形型の概略構成を示す縦断面図。 図1のII−II線断面図。 本発明の第2の実施の形態の射出成形型の概略構成を示す縦断面図。 図3のIV−IV線断面図。 本発明の第3の実施の形態の射出成形型の概略構成を示す縦断面図。 図5のVI−VI線断面図。 本発明の第4の実施の形態の射出成形型の概略構成を示す縦断面図。 第4の実施の形態の射出成形型の1つの射出成形ノズルの周辺部分の概略構成を示す縦断面図。 図8のIX−IX線断面図。 第4の実施の形態の射出成形型の射出成形ノズルの周辺部分の変形例の要部構成を示す縦断面図。 従来の射出成形型の概略構成を示す縦断面図。 図11のXI−XI線断面図。
[第1の実施の形態]
(構成)
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、成形ノズルとしてのホットランナーAを使用して例えば樹脂製の光学レンズなどの成形品を射出成形する射出成形型の概要を示す要部の部分断面図である。図1に示すように射出成形型は、固定型5と、この固定型5に対して開閉可能な可動型6とを有する。本実施の形態の射出成形型は、固定型5の中央部分に1つのホットランナーAが配置され、このホットランナーAの両側にキャビティ1の一部を構成する固定側入子3がそれぞれ配設されている。固定型5の型部材5aには、ホットランナーAを収容する第1の円形穴部5a1と、固定側入子3を収容する2つの第2の円形穴部5a2とがそれぞれ形成されている。
ホットランナーAは、円筒状のホットチップ12と、このホットチップ12の周囲を囲む状態で配置されたヒーター13と、このヒーター13の周囲を囲む状態で配置された円筒状のヒーターカバー14とにより構成される。ヒーターカバー14は、ホットランナーAの中心線に対して同軸形状に配置されている。ホットランナーAの内部には、樹脂の溶融状態が維持される2次スプルー8が形成されている。固定側入子3の下面はパーティング面22に面した状態で配置されている。固定側入子3は、上端部がボルト2により固定型5に固定されている。ホットチップ12の上端部には、ホットチップ12の外周方向に突出するリング状のフランジ部16が形成されている。そして、ホットチップ12は、このフランジ部16の下面が断熱部材20を介して固定型5の型部材5aに当て付けられている。
また、可動型6の型部材6aは、固定型5と対向する面にセンターピン23と2つの可動側入子4とが配設されている。センターピン23は、ホットチップ12と対応する位置に配置されている。2つの可動側入子4は、2つの固定側入子3とそれぞれ対応する位置に配置されている。そして、本実施の形態では2つのキャビティ1が、固定型5と、可動型6と、固定側入子3と、可動側入子4とにより構成されている。固定型5と、可動型6との間には2つのキャビティ1間にコールドランナー11が形成されている。
なお、本実施の形態では1つのホットランナーAと、2つのキャビティ1とを備え、2個の成形品を射出成形する2個取りの構成の成形型を示したが、成形品の取り数は、2個取りに限定されるものではなく、2個取り以外の複数個取りの成形型でもよく、また1個取りの成形型でもよい。
また、図示していない成形機射出装置から射出成形型の2つのキャビティ1に溶融樹脂を供給する溶融樹脂の流路としてマニホールド7と、ホットランナーAの内部の2次スプルー8と、滞留部9と、ゲート10と、コールドランナー11とが構成されている。そして、ホットランナーAは、ホットチップ12の末端部(図1中で下端部)38が固定型5に当て付くことで成形型との相対位置を保持している。
また、固定型5の型部材5aには、第1の円形穴部5a1の内周壁面と、ヒーターカバー14の外周面との間にクリアランスが形成されている。この固定型5の第1の円形穴部5a1の内周壁面と、ホットランナーAの外周面との間のクリアランスにより、図2に示すようにホットランナーAの中心線に対して同軸形状で、リング状の断面形状の第1空気層15が形成されている。さらに、固定型5の型部材5aには、第1の円形穴部5a1の外周壁部にホットランナーAの中心線に対して同軸形状で、リング状の断面形状のリング状溝5a3が形成され、このリング状溝5a3によって第2空気層21が形成されている。そして、固定型5の型部材5aには、第1空気層15と、第2空気層21との間に境界部39が形成されている。これにより、固定型5内にはホットランナーAの周壁部にホットランナーAの周方向に第1空気層15と、第2空気層21とを積層させた空気層積層部51を有している。
さらに、固定型5の型部材5aには、第2空気層21に連通する給気孔40と、排気孔43とが設けられている。給気孔40の外端部は、継手41を介して給気配管42に接続されている。排気孔43の外端部は、継手41を介して排気配管44に接続されている。このようにして固定型5には、給気孔40から給気される空気が第2空気層21の内部に流入し、第2空気層21の内部の空気を排気孔43を通して排出するための通気孔が形成されている。
また、境界部39の上端部とホットチップ12との間には、第1空気層15の上端部および第2空気層21の上端部を閉塞するようにして断熱部材20が設けられている。なお、固定型5の型部材5aおよび可動型6の型部材6a内には、冷却管24が設けられており、この中には任意温度の温調媒体が常時流れることで成形型の冷却(温度調節)が行われている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の射出成形型では、成形時において、溶融樹脂は、図示しない成形機射出装置より供給され、マニホールド7からホットランナーAの2次スプルー8、滞留部9およびゲート10からコールドランナー11の中央部位に流出される。続いて、コールドランナー11を通り、左右のキャビティ1にそれぞれ充填される。その後、溶融樹脂は冷却工程を経て固化し、離型工程ではパーティング面22で成形型が開き、可動型6側に保持された成形品は、センターピン23と可動側入子4が前進し、図示しない取り出し装置によりキャビティ1の外部に取り出される。
上記一連の成形工程において、2次スプルー8内を通る溶融樹脂は、ホットチップ12に取り付けられたヒーター13の発熱により可塑化温度を維持される。尚、ヒーター13の発熱はヒーターカバー14にも伝わるため、ヒーターカバー14の内面の温度は可塑化温度とほぼ同じといえる。そのため、ヒーターカバー14、ホットチップ12のフランジ部16および滞留部9の熱をキャビティ1の周囲へ伝えないことが高精度な成形品を得るためには重要となる。
本実施の形態では、まず、はじめに、第1空気層15がヒーターカバー14の外周方向へ伝わる熱伝達をおおよそ遮る。そのため、ヒーターカバー14の直径方向への熱の伝わりは、ヒーターカバー14から出る輻射熱と第一空気層内の空気の対流が主となる。しかしながら、第1空気層15の外周は、成形型の型部材5aに使用される金属材料であるために、輻射熱の吸収は少ない。
また、固定型5の型部材5aにはホットチップ12の末端部38および樹脂の滞留部9から樹脂を可塑化する程度の熱が伝わってくる。しかしながら、固定型5の型部材5aは、パーティング面22の付近まで延びた第2空気層21が設けられているため、キャビティ1の付近まで伝わる熱量は少ない。さらに、境界部39は、図示しない空気供給装置から給気孔40へ導入された空気が排気孔43へ排出されることで生じる第2空気層21の内部の強制対流により、任意の成形型温度に保たれる。これにより、空気を介した熱伝達と境界部39から生じる輻射熱を抑えることができる。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の射出成形型では、固定型5の型部材5aにホットランナーAの周囲にリング状の断面形状の第1空気層15と第2空気層21とを積層させた空気層積層部51を形成している。これにより、第1空気層15による断熱効果と、第2空気層21の内部の強性対流により、ホットランナーAから固定型5の型部材5aに伝わる熱と輻射熱を大幅に遮断することができる。そのため、ホットランナーAの熱が固定型5の型部材5aに伝わりにくくなるので、キャビティ1の周囲の成形型の温度勾配を小さく抑え、キャビティの周囲の温度を略均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止することができる。
さらに、空気層積層部51は、ホットランナーAの中心線に対して第1空気層15と第2空気層21とが同軸形状であるので、ホットランナーAに同軸に配置された第1空気層15と第2空気層21とが、少なからず生じるホットランナーAから固定型5への熱の伝わり方に等方性をもたせることができる。そのため、キャビティ1の周囲の成形型の温度を一層、効果的に均一化することができる。
また、固定型5の型部材5aには、第2空気層21に連通する給気孔40と、排気孔43とを設け、第2空気層21の内部の空気を対流させることにより、固定型5の冷却温度以上に加熱された空気層積層部51の第1空気層15と第2空気層21と間の境界部39の壁面部分から熱を奪い、その温度を低下させることができる。
その結果、射出成形型による成形時において、例えば樹脂製の光学レンズなどの成形品の反りなどを抑制することができ、成形品の成形精度を高めることができる。したがって、本実施の形態では成形型の固定型5内にホットランナーAを挿入して使用する射出成形型において、ホットランナーAの熱の影響による固定型5の温度上昇を抑え、キャビティ1の周囲の温度を均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止できる射出成形型を提供することができる。また、ホットランナーAについても固定型5の型部材5aからの冷却の影響を受けにくくなり、温度が下がりにくくなるので、ヒーター13の発熱量が少なくなり、消費電力を抑えることができる。
[第2の実施の形態]
(構成)
図3および図4は、本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1および図2参照)の射出成形型の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この変更箇所以外の構成は、第1の実施の形態と同じであるので、図3および図4中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施の形態では、固定型5の型部材5aの第2空気層21に連通する給気孔40を第2空気層21の上部に配置し、排気孔43を第2空気層21の下部に配置したものである。これにより、給気孔40と排気孔43とが第2空気層21の上下に最も離れた箇所に接続されている。
(作用・効果)
上記構成の射出成形型では、第2空気層21の上部に配置した給気孔40から第2空気層21に空気が供給され、第2空気層21内の空気が第2空気層21の下部の排気孔43から外部に流出される。そのため、第2空気層21内に送気した際に、第2空気層21の内部の空気全体を効率的に任意の温度の空気に置換させることができる。その結果、本実施の形態では第1実施形態の効果に加え、第2空気層21の空気を介した熱伝達をより効率的に低減することができる効果がある。
また、給気孔40に連通される給気配管42を塞ぎ、排気孔43に連通される排気配管44より空気を吸引し、第2空気層21の空間を真空状態としても良い。これにより、第2空気層21による熱の伝わり方は輻射熱のみとなるため、更に効果的な断熱作用を得ることができる。
[第3の実施の形態]
(構成)
図5および図6は、本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1および図2参照)の射出成形型の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この変更箇所以外の構成は、第1の実施の形態と同じであるので、図5および図6中で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施の形態では、成形ノズルであるホットランナーAの周囲に金属材料で製作された有底円筒状のキャップ状部材18が配設されている。このキャップ状部材18の内周部には第1空気層15、外周部には第2空気層21がそれぞれ設けられている。ここで、第1空気層15は、キャップ状部材18の内周面とヒーターカバー14の外周面との間のクリアランスによって形成されている。さらに、第2空気層21はキャップ状部材18の外周面と固定型5の型部材5aの第1の円形穴部5a1の内周壁面との間のクリアランスによって形成されている。本実施の形態では、キャップ状部材18は金属材料で、第1空気層15に接する表面は例えば算術平均粗さ10μm以下の平滑面である研磨加工部52を有する。
キャップ状部材18の上部には、このキャップ状部材18の外周方向に突出するリング状のフランジ部19が形成されている。そして、キャップ状部材18は、このフランジ部19が断熱部材20を介して固定型5の型部材5aに当て付けられることで固定型5に保持されている。
さらに、ホットランナーAのヒーターカバー14の末端部には、内方にほぼ直角に屈曲された内方屈曲部17が形成されている。そして、ヒーターカバー14の末端部の内方屈曲部17がキャップ状部材18の内底部に下向きに当て付き、ホットチップ12のフランジ部16は、キャップ状部材18の上端部に下向きに当て付けられている。これにより、ホットランナーAは、ホットチップ12のフランジ部16がキャップ状部材18に当て付けられるとともに、ヒーターカバー14の内方屈曲部17がキャップ状部材18の内底部に下向きに当て付けられることで固定型5に保持されている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の射出成形型では、成形時において、溶融樹脂は、図示しない成形機射出装置より供給され、マニホールド7からホットランナーAの2次スプルー8、滞留部9およびゲート10からコールドランナー11の中央部位に流出される。続いて、コールドランナー11を通り、左右のキャビティ1にそれぞれ充填される。その後、溶融樹脂は冷却工程を経て固化し、離型工程ではパーティング面22で成形型が開き、可動型6側に保持された成形品は、センターピン23と可動側入子4が前進し、図示しない取り出し装置によりキャビティ1の外部に取り出される。
上記一連の成形工程において、2次スプルー8内を通る溶融樹脂は、ホットチップ12に取り付けられたヒーター13の発熱により可塑化温度を維持している。尚、ヒーター13の発熱はヒーターカバー14にも伝わるため、ヒーターカバー14の内面の温度は可塑化温度とほぼ同じといえる。そのため、ヒーターカバー14、ホットチップ12のフランジ部16および滞留部9の熱をキャビティ1の周囲へ伝えないことが高精度な成形品を得るためには重要となる。
本実施の形態では、まず、はじめに、第1空気層15がヒーターカバー14の外周方向への熱伝達を遮る。そのため、ヒーターカバー14の直径方向への熱の伝わりはヒーターカバー14から出る輻射熱が主となる。しかしながら、第1空気層15の外周は、算術平均粗さ10μm以下の研磨加工部52を有する金属材料で製作されたキャップ状部材18により覆われているため、輻射熱の反射率が高く、その吸収は少ない。
また、キャップ状部材18にはホットチップ12のフランジ部16、ヒーターカバー14の末端部の内方屈曲部17および樹脂の滞留部9から樹脂を可塑化する程度の熱が伝わっている。しかしながら、キャップ状部材18のフランジ部19と固定型5の型部材5aとの間には断熱部材20が介設されているので、キャップ状部材18と固定型5の型部材5aとの間の接触部分の熱伝達は大きく低減する。さらに、キャップ状部材18のパーティング面22側の円筒端面と固定型5の型部材5aとの接触は、ほぼ点接触もしくは射出された樹脂がほとんど侵入しない10μm以下のクリアランスによる非接触であるため、熱の移動量としては非常に僅かである。
(効果)
そこで、本実施の形態では、ホットランナーAの周囲に有底円筒状のキャップ状部材18を配置することで、このキャップ状部材18の内周部には第1空気層15、外周部には第2空気層21がそれぞれ設けられている。そして、これら第1空気層15と、第2空気層21との2層の空気層と断熱部材20により、キャップ状部材18と固定型5の型部材5aとの間の接触部分の熱伝達を低減することができる。さらに、金属材料で製作されたキャップ状部材18により輻射熱を大幅に遮断することができるので、ホットランナーAの熱が固定型5の型部材5aに伝わりにくく、キャビティ1の周囲の成形型の温度勾配を小さく抑えてキャビティ1の周囲の温度を均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止することができる。
その結果、射出成形型による成形時において、例えば樹脂製の光学レンズなどの成形品の反りなどを抑制することができ、成形品の成形精度を高めることができる。また、ホットランナーAについても固定型5の型部材5aの冷却の影響を受けにくくなり、温度が下がりにくくなるので、ヒーター13の発熱量が少なくなり、消費電力を抑えることができる。
なお、成形型の固定型5の型部材5aに挿入されるロングノズル等の成形ノズルの挿入部位に本実施の形態のキャップ状部材18を設置し、複数の空気層を設けることでも同様の作用を得ることが可能である。
[第4の実施の形態]
(構成)
図7は、本発明の第4の実施の形態を示す。本実施の形態は第3の実施の形態(図5および図6参照)のホットランナーAを複数、本実施の形態では2つのホットランナーA1、A2を設けた構成の射出成形型に適用した例である。なお、図7中で、図5および図6と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、成形機ノズル48に連結されるマニホールド7が設けられている。このマニホールド7の内部には、1つの共通樹脂流路45aと、2つの分岐樹脂流路45b、45cとが設けられている。共通樹脂流路45aの一端部(上流側端部)は、成形機ノズル48と連結されている。共通樹脂流路45aの他端部(下流側端部)は、2つの分岐樹脂流路45b、45cの内端部にそれぞれ連通されている。一方の分岐樹脂流路45bの外端部は、第1のホットランナーA1の2次スプルー8に連通されている。他方の分岐樹脂流路45cの外端部は、第2のホットランナーA2の2次スプルー8に連通されている。
そして、成形機ノズル48はマニホールド7に押し付けられて、ノズル内樹脂流路48aが共通樹脂流路45aに接合される。さらに、マニホールド7の共通樹脂流路45aは、一方の分岐樹脂流路45bの外端部が第1のホットランナーA1のホットチップ12と接続されることで、樹脂流路が第1のホットランナーA1の2次スプルー8と接続される。同様に、マニホールド7の共通樹脂流路45aは、他方の分岐樹脂流路45cの外端部が第2のホットランナーA2のホットチップ12と接続されることで、樹脂流路が第2のホットランナーA2の2次スプルー8と接続される。
マニホールド7は成形機内で断熱材であるライザーパッド46とホットチップ12に挟まれている。そして、成形機とマニホールド7との間にはクリアランス47を設けてあり、断熱されている。
また、第1のホットランナーA1および第2のホットランナーA2の周りにはそれぞれ、第3の実施の形態と同様にキャップ状部材18が配設されている。このキャップ状部材18の内周部には第1空気層15、外周部には第2空気層21がそれぞれ設けられており、固定型5の型部材5aへの熱移動を抑制している。
(作用・効果)
上記構成の2つのホットランナーA1、A2を用いた射出成形型の場合にも第1のホットランナーA1および第2のホットランナーA2の周りにそれぞれ配設されたキャップ状部材18によって第1空気層15と、第2空気層21がそれぞれ設けられているので、第3の実施の形態と同様に成形型の温度勾配を小さく抑え、キャビティ1の周囲の温度を略均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止することができる効果がある。
[第5の実施の形態]
(構成)
図8および図9は、本発明の第5の実施の形態を示す。本実施の形態は、第3の実施の形態(図5および図6参照)の射出成形型の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この変更箇所以外の構成は、第3の実施の形態と同じであるので、図8および図9中で、図5および図6と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、図示しない成形機射出装置に接続された成形ノズルであるロングノズル26に対応した成形型を示す。ここでは、固定型5は成形機の固定側プラテン25に図示しない固定手段で取り付けられている。ロングノズル26内にはヒーター13が配置され、図示しないヒーターカバーにより覆われており、略一体のものとなっている。
ロングノズル26の周囲には、金属材料で製作された有底円筒状の2つのキャップ状部材(第1キャップ状部材30と第2キャップ状部材31)を設けている。ここで、第1キャップ状部材30は、ロングノズル26の周囲にクリアランスを介して配設され、第2キャップ状部材31は、第1キャップ状部材30の周囲にクリアランスを介して配設されている。そして、図9に示すように第1キャップ状部材30と第2キャップ状部材31は、ロングノズル26の中心線に対して同軸形状で配置されている。
ロングノズル26の上端部には、外周方向に突出するロングノズルフランジ部29が形成されている。同様に、第1キャップ状部材30の上端部には、外周方向に突出する第1キャップ状部材フランジ部33、第2キャップ状部材31の上端部には、外周方向に突出する第2キャップ状部材フランジ部34がそれぞれ形成されている。
また、ロングノズル26は、ロングノズルフランジ部29が第1キャップ状部材30の上面に嵌合されている。第1キャップ状部材30の第1キャップ状部材フランジ部33と第2キャップ状部材31の第2キャップ状部材フランジ部34との間にはリング状の断熱部材20が介設されている。そして、第1キャップ状部材フランジ部33は、第2キャップ状部材フランジ部34との間に断熱部材20を挟んで、ボルト2により固定型5の型部材5aに固定されている。
また、第1キャップ状部材30の下端部には、内周方向に突出するリング状の第1内方向突出部32、第2キャップ状部材31の下端部には、内周方向に突出する第2内周方向突出部36がそれぞれ形成されている。そして、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32は、第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36と嵌合状態で接合されている。
さらに、ロングノズル26と第1キャップ状部材30の間のクリアランスは、ロングノズル26の下端部で、ロングノズル26内のホットスプルー35と連通されている。そして、成形時において、溶融樹脂は、ロングノズル26内のホットスプルー35からロングノズル26と第1キャップ状部材30の間のクリアランスに流入し、ロングノズル26と第1キャップ状部材30との間のクリアランスに成形樹脂の滞留部9が形成されるようになっている。これにより、ロングノズル26と第1キャップ状部材30との間の滞留部9によって樹脂の滞留範囲を広くすることで、ロングノズル26と第1キャップ状部材30との接触を抑えた成形型が形成されている。
また、第1キャップ状部材30と第2キャップ状部材31との間のクリアランスには、第1空気層15、第2キャップ状部材31と固定型5の型部材5aの第1の円形穴部5a1との間のクリアランスには第2空気層21がそれぞれ設けられている。これにより、固定型5内におけるロングノズル26の周壁部にロングノズル26の周方向に第1空気層15と、第2空気層21とを積層させた空気層積層部51を有している。
なお、固定型5の型部材5aおよび可動型6の型部材6a内には、冷却管24が設けられており、この中には任意温度の温調媒体が常時流れることで成形型の冷却(温度調節)が行われている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の射出成形型では、成形時において、溶融樹脂は、成形機のロングノズル26のホットスプルー35からロングノズル26の出口部分でロングノズル26と第1キャップ状部材30との間のクリアランスに流入し、ロングノズル26と第1キャップ状部材30との間のクリアランスに成形樹脂の滞留部9が形成される。
さらに、ロングノズル26と第1キャップ状部材30との間のクリアランスに成形樹脂の滞留部9が形成された後、溶融樹脂はロングノズル26内のホットスプルー35を通り、ゲート10よりコールドランナー11に充填され、そしてコールドランナー11を通りキャビティ1に充填される。
その後、樹脂は冷却工程を経て固化される。離型工程では、パーティング面22で成形型が開き、可動型6に保持された成形品は、センターピン23と可動側入子4が前進し、図示しない取り出し装置によりキャビティ1の外部に取り出される。
上記一連の成形工程において、ロングノズル26内の溶融樹脂は、ヒーター13の発熱により可塑化温度を維持している。しかしながら、成形型においては、ロングノズル26の外周面およびこれと接触している樹脂の滞留部9から輻射熱が発生することと、ロングノズル26の外周面の熱が滞留部9の樹脂を介した熱伝達により、第1キャップ状部材30に多量に伝わる。そのため、第1キャップ状部材30の熱をキャビティ1の周囲へ伝えないことが高精度な成形品を得るためには重要となる。
本実施の形態では、まず、はじめに、熱の伝わり方の一つである熱伝達については、第1空気層15が、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32と第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36との嵌合部以外の部分について、第1キャップ状部材30の外周方向へ伝わることを遮るとともに、断熱部材20が第2キャップ状部材31への熱伝達を小さくする。
ここで、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32は、第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36との嵌合部については接触面積が小さいながらも熱伝達が生じているが、第2キャップ状部材31と固定型5の型部材5aとの接触部は第2キャップ状部材フランジ部34である。したがって、この第2キャップ状部材フランジ部34は、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32と第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36との嵌合部から離れているため、固定型5の型部材5aへの熱の伝わりは軽微となる。
次に、輻射熱については、第1キャップ状部材30からの外周方向への輻射熱が発生する可能性があるものの、第1空気層15の外周の第2キャップ状部材31は、算術平均粗さ10μm以下の金属材料により製作されているため、輻射熱の射出率は小さく、また、同じく金属材料で製作された第2キャップ状部材31の内面の吸収率は小さいため、輻射熱による熱の伝わりは少ない。なお、第2キャップ状部材31のパーティング面22側と固定型5の型部材5aとの接触は、ほぼ点接触もしくは射出された樹脂が侵入しづらい10μm以下のクリアランスによる非接触であるため熱移動量としては非常に僅かとなる。
(効果)
そこで、本実施の形態によると、ロングノズル26と成形型の固定型5の型部材5aとの嵌合部およびロングノズル26の外周の滞留部9の樹脂の熱が成形型の固定型5の型部材5aに伝わる問題に対し、第1空気層15と、第2空気層21とを積層させた空気層積層部51と断熱部材20により熱伝達を低減するとともに、金属材料で製作された第1キャップ状部材30と第2キャップ状部材31により輻射熱を大幅に遮断することができる。そのため、ロングノズル26の熱が固定型5の型部材5aに伝わりにくく、キャビティ1の周囲の成形型温度勾配を小さく抑えてキャビティ1の周囲の温度を略均一にすることができ、成形品の形状精度の低下を防止することができる。また、ロングノズル26についても固定型5の型部材5aの冷却の影響による温度の低下を低減できるので、ヒーター13の発熱量が少なくなり、消費電力を抑えることができる。
[変形例]
(構成)
図10は、第5の実施の形態(図8および図9参照)の射出成形型の変形例を示す。本変形例は、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32と第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36との嵌合部の形状を互いにテーパー形状とした場合を示す。
(作用・効果)
本変形例では、第1キャップ状部材30の第1内方向突出部32と第2キャップ状部材31の第2内周方向突出部36との嵌合部は、互いに線接触となり、熱の移動を最小限に抑えることができる。そのため、上記構成のものにあっては第5実施形態の効果に加え、固定型5の冷却の影響によるロングノズル26の温度の低下を一層、効果的に低減することができる。
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
5…固定型、A…ホットランナー(成形ノズル)、15…第1空気層、21…第2空気層、51…空気層積層部。

Claims (7)

  1. 固定型内に溶融樹脂材料の可塑化状態を維持するための成形ノズルが挿入される射出成形型において、
    前記固定型内における前記成形ノズルの周壁部に前記成形ノズルの周方向の少なくとも一部分に複数の空気層を積層させた空気層積層部を有している
    ことを特徴とする射出成形型。
  2. 前記空気層積層部は、前記成形ノズルの中心線に対して前記空気層が同軸形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形型。
  3. 前記空気層積層部は、最外層の前記空気層の部分の空気を前記固定型の外部に排出するための通気手段、もしくは給排気手段の少なくともいずれか一方を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形型。
  4. 前記空気層は、前記成形ノズルの周囲に有底円筒状のキャップ状部材を配置することで、前記キャップ状部材の外周面もしくは内周面の少なくともいずれか一方に少なくとも1層の空気層を構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形型。
  5. 前記キャップ状部材は、断熱部材を介して前記固定型に設置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の射出成形型。
  6. 前記キャップ状部材は、金属材料、セラミックス材料、または反射コートを施したガラス材料または樹脂材料のうちの少なくともいずれか1つの材料で製作されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の射出成形型。
  7. 前記キャップ状部材は、前記空気層に接する表面に研磨加工部または算術平均粗さ10μm以下の微小な表面粗さを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の射出成形型。
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