JP2013220487A - 電鋳薄刃ホイールおよびそれを用いた加工方法ならびに成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属めっき相10中にダイヤモンド砥粒31が分散配置された超砥粒層40を有する電鋳薄刃ホイール1では、第一および第二側面11,12と外周面18とに開口する切り欠き溝2が複数形成され、切り欠き溝の円周方向開口幅Wの合計は、ホイール外周長さに対して10%〜35%である。
【選択図】図5
Description
切り欠き溝は、加工に際して発生する切り粉を確実に排出してホールの目詰まりを防止し、良好な切れ味を持続させるのに必要である。
図1は、この発明の実施の形態1に従った電鋳薄刃ホイールの正面図、図2は、図1中の矢印IIで示す方向から見た電鋳薄刃ホイールの側面図、図3は、図1中のIII−III線に沿った断面図、図4は、図1中の矢印IV−IV線に沿った拡大図である。図1から図4を参照して、電鋳薄刃ホイール1の外周には半径方向に延びるスリットとしての切り欠き溝2が形成されている。そして隣接する切り欠き溝2間の間が刃部3となっている。円板形状の電鋳薄刃ホイール1の中心には電鋳薄刃ホイール1を貫通する穴19が設けられている。外周面18に切り欠き溝2と刃部3とが交互に配置されている。
図7は、この発明の実施の形態2に従った電鋳薄刃ホイールの正面図である。図7を参照して、この発明の実施の形態2に従った電鋳薄刃ホイール1では、実施の形態1で示した電鋳薄刃ホイール1よりも切り欠き溝2の数が少ない。
本発明の実施例1の電鋳薄刃ホイールについて、図1から6を用いて説明する。
実施例2の電鋳薄刃ホイール1は、切り欠き溝2が外周部を56等分するように設けた以外は実施例1と同じ仕様とした。切断加工条件も実施例1と同様とし、良好な切れ味を発揮し、電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉がほとんど付着することはなく、切断加工面も要求品質を満足できるものであった。
実施例3の電鋳薄刃ホイール1は、切り欠き溝2が外周部を48等分するように設けた以外は実施例1と同じ仕様とした。切断加工条件も実施例1と同様とし、良好な切れ味を発揮し、電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉がほとんど付着することはなく、切断加工面も要求品質を満足できるものであった。
実施例4の電鋳薄刃ホイール1は、切り欠き溝2が外周部を32等分するように設けた以外は実施例1と同じ仕様とした。切断加工条件も実施例1と同様とし、良好な切れ味を発揮し、電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉がほとんど付着することはなく、切断加工面も要求品質を満足できるものであった。
一方、比較例1として外周部を16等分するように切り欠き溝2を設けた電鋳薄刃ホイール1により、実施例1と同じ加工条件でセラミック粉末の成形体を乾式切断したところ、加工開始後まもなく電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉が付着して切れ味が低下し、切断加工面が粗く、要求品質を満足できなかった。
比較例2として外周部を8等分するように切り欠き溝2を設けた電鋳薄刃ホイール1である。切り欠き溝2の等分数が異なる以外は比較例1と同じ仕様とした。比較例2の電鋳薄刃ホイール1を用いて、実施例1と同じ加工条件でセラミック粉末の成形体を乾式切断したところ、加工開始の直後から電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉が付着して切れ味が低下し、切断加工面が粗く、要求品質を満足できなかった。
比較例3として外周部を4等分するように切り欠き溝2を設けた電鋳薄刃ホイール1である。切り欠き溝2の等分数が異なる以外は比較例1と同じ仕様とした。比較例3の電鋳薄刃ホイール1を用いて、実施例1と同じ加工条件でセラミック粉末の成形体を乾式切断したところ、加工開始の直後から電鋳薄刃ホイール1の両側面に切り粉が付着して切れ味が低下し、切断加工面が粗く、要求品質を満足できなかった。
比較例4として切り欠き溝を設けていない電鋳薄刃ホイールである。切り欠き溝の等分数が異なる以外は比較例1と同じ仕様とした。比較例4の電鋳薄刃ホイールを用いて、実施例1と同じ加工条件でセラミック粉末の成形体を乾式切断したところ、加工開始の直後から電鋳薄刃ホイールの両側面に切り粉が付着して切れ味が低下し、切断加工面が粗く、要求品質を満足できなかった。
Claims (8)
- 金属めっき相中に超砥粒が分散配置された超砥粒層を有する電鋳薄刃ホイールであって、
前記電鋳薄刃ホイールの両側面と外周面とに開口する切り欠き溝が複数形成され、
前記電鋳薄刃ホイールの両側面では、電鋳法で製造された前記金属めっき相および前記超砥粒が露出しており、
前記切り欠き溝の円周方向の開口幅の合計は、前記電鋳薄刃ホイールの外周長さの10から35%である、電鋳薄刃ホイール。 - 前記電鋳薄刃ホイールの両側面には、前記金属めっき相から突き出した前記超砥粒を脱落させる加工が施されている、請求項1に記載の電鋳薄刃ホイール。
- 前記電鋳薄刃ホイールの両側面の表面は梨地状仕上げで、かつ、表面粗さは1μmRa以上5μmRa以下である、請求項1または2に記載の電鋳薄刃ホイール。
- 前記電鋳薄刃ホイールの外径は50mm以上125mm以下、厚みは0.1mm以上1mm以下、前記切り欠き溝の円周方向の開口幅Wは0.1mm以上2mm以下、前記切り欠き溝の半径方向の深さDは0.3mm以上10mm以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の電鋳薄刃ホイール。
- 前記切り欠き溝の数は32から64のいずれかである、請求項4に記載の電鋳薄刃ホイール。
- 半焼結の粉末成形体または焼結前の粉末成形体の切断加工または溝入れ加工に用いる、請求項1から5のいずれか1項に記載の電鋳薄刃ホイール。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の電鋳薄刃ホイールを用いて半焼結の粉末成形体または焼結前の粉末成形体の切断加工または溝入れ加工を行う加工方法。
- 請求項7に記載の方法で加工された成形体。
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JP2012091934A JP2013220487A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 電鋳薄刃ホイールおよびそれを用いた加工方法ならびに成形体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020189093A1 (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 三菱重工エンジニアリング株式会社 | 吸収液再生装置及びco2回収装置並びに吸収液再生装置の改造方法 |
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2012
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