JP2013220066A - センサチップ及びそれを用いた測定方法 - Google Patents

センサチップ及びそれを用いた測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013220066A
JP2013220066A JP2012093824A JP2012093824A JP2013220066A JP 2013220066 A JP2013220066 A JP 2013220066A JP 2012093824 A JP2012093824 A JP 2012093824A JP 2012093824 A JP2012093824 A JP 2012093824A JP 2013220066 A JP2013220066 A JP 2013220066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
sensor chip
sensitive
enzyme
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012093824A
Other languages
English (en)
Inventor
Yu Ishige
悠 石毛
Masao Kamahori
政男 釜堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012093824A priority Critical patent/JP2013220066A/ja
Priority to US13/802,970 priority patent/US20130274126A1/en
Publication of JP2013220066A publication Critical patent/JP2013220066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
    • C12Q1/04Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

【課題】細胞・細菌を1個単位で検出し,さらに細胞・細菌の活動量・薬剤への応答を1個単位で測定することができるデバイスを提供する。
【解決手段】細胞・細菌程度の大きさの区画を複数有し,特定の細菌に対する選択性を持たせるために,ドーナツ型の感応部201と円形の感応部202の間を特定の細菌に対する抗体205で修飾した。感応部201はセンサチップ内の計測部203に,感応部202はセンサチップ内の計測部204に配線で接続されている。計測は交流インピーダンス測定もしくは直流の酸化還元電流測定を用いて、交流インピーダンスの変化もしくは酸化還元電流の変化として細菌を検出できる。
【選択図】図3

Description

本発明は,電気的な計測を行い微生物及び生体物質を高精度及び高感度に測定することのできるセンサチップ,及びそのセンサチップを用いた測定方法に関する。
バイオセンサは,抗体や酵素などの生体分子と主に電気化学的なセンサを組み合わせ,抗体や酵素の高い選択性を有するセンサとしたものである。例えば,グルコースと酸素を選択的に反応させるグルコース酸化酵素と,酸素を電気化学的に測定するセンサを組み合わせることで,グルコースセンサを作り出せる(非特許文献1)。初期のバイオセンサは電極などの感応部と電気測定する計測部が配線で接続されていた。ここに半導体製造技術を導入することで,感応部と計測部を一体化したチップとし,小型化や高感度化が図られてきた。例えば,pH感応性を有するIon Sensitive Field Effect Transistor(ISFET)と,尿素を加水分解してプロトンを生成させるウレアーゼを組み合わせることで,尿素濃度に応じた電気信号が得られる尿素センサを作り出せる(非特許文献2)。
近年の半導体製造技術の進歩に伴い,複数のセンサを同一のチップに搭載したセンサアレイを作製できるようになった。センサアレイはバイオセンサにも適用されており,例えば,複数細胞の測定(非特許文献3)や神経細胞であるニューロン内の電位分布計測(特許文献1,非特許文献4)に応用されている。また,測定対象である細菌やウイルスと同程度の大きさの電極を有するセンサアレイを用いて,各電極の電気的特性の変化から測定対象を計数することもできる(特許文献2)。これらのバイオセンサアレイには,同一の種類のセンサを複数有するセンサアレイが用いられていた。
特表2003−513274号公報 特表2010−090024号公報
SJ Updike, GP Hicks, Nature, 1967, 214, 986 Miyahara, Y., Moriizumi, T.,Sens. Acutuators, 1985, 7, 1-10 M Jenkner et al, IEEE Journal of Solid-State Circuits, 2004, 39, 2431 F Heer et al, IEEE Journal of Solid-State Circuits, 2006, 41, 1620
測定対象である細菌やウイルスと同程度の大きさの電極を有するセンサアレイを用いて測定対象を計数する(特許文献2)場合,測定対象の大きさや電極に固定化した抗体の選択性に関する情報を得ることができる。一方,細菌の活動量・薬剤への応答などが細菌の同定において有益な情報であり,これらの情報が欠けていた。
センサアレイの別の応用として,センサチップ上の電極の周囲にウェルを形成し,各ウェルに酵素や抗体を固定化したビーズを配置し,各ウェルの中で生じる酵素反応や抗原抗体反応を各々のセンサで同時に検出することを行った。この時,異なる種類のビーズ(異なる酵素や抗体で修飾されている)をそれぞれ所望のウェル中に配置することが製造上大変煩雑で困難であった。
本発明の代表的な形態としては,基板と,基板表面に設けられた複数の区画と,各区画内に設けられた複数種類の感応部と,感応部に接続された検出部とを有するセンサチップである。測定対象が細胞又は細菌の場合,各区画は測定対象程度の大きさとする。酵素や抗体が固定化されたビーズを測定ツールとして用いる場合,各区画は,ビーズが1個入り,一度入ったビーズが出にくいようにビーズの直径よりも高い壁に囲まれたウェルとする。
複数の感応部のうち一つは,それぞれの区画に測定対象となる細胞や細菌,あるいはビーズが存在するか否かを検知するための感応部であり,他の感応部は測定対象による代謝物や酵素反応産物を測定するための感応部である。
本発明による一例の測定方法は,基板の表面に複数の区画が設定され,各区画に測定対象の有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に,測定対象を含む溶液を導入する工程と,第1の感応部により各区画における測定対象の有無を検知する工程と,センサチップ上に基質を導入する工程と,第2の感応部により測定対象による基質の代謝物を測定する工程とを含む。
本発明による他の例の測定方法は,基板の表面に複数のウェルが形成され,各ウェルにビーズの有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に第1の酵素が固定化された第1のビーズを含む溶液を導入する工程と,各ウェルの第1の感応部により第1のビーズの有無を検知する工程と,ウェルに入らなかった余剰の第1のビーズを除去する工程と,第1のビーズが検知されたウェルと第1の酵素とを対応付けて記憶する工程と,センサチップ上に,第2の酵素が固定化された第2のビーズを含む溶液を導入する工程と,ウェルに入らなかった余剰の第2のビーズを除去する工程と,第1のビーズが検知されたウェルを除く各ウェルにおいて,第1の感応部により第2のビーズの有無を検知する工程と,第2のビーズが検知されたウェルと第2の酵素とを対応付けて記憶する工程と,センサチップ上に検体と基質の混合物を導入する工程と,第2の感応部により第1の酵素又は第2の酵素による反応産物を測定する工程と,記憶したウェルと第1の酵素あるいは第2の酵素との対応関係を参照して,第2の感応部で測定した測定項目に関する情報を得る工程と,を含む。
本発明による更に他の例の測定方法は,基板の表面に複数のウェルが形成され,各ウェルにビーズの有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に第1の抗体が固定化された第1のビーズを含む溶液を導入する工程と,各ウェルの第1の感応部により第1のビーズの有無を検知する工程と,ウェルに入らなかった余剰の第1のビーズを除去する工程と,第1のビーズが検知されたウェルと第1の抗体とを対応付けて記憶する工程と,センサチップ上に,第2の抗体が固定化された第2のビーズを含む溶液を導入する工程と,ウェルに入らなかった余剰の第2のビーズを除去する工程と,第1のビーズが検知されたウェルを除く各ウェルにおいて,第1の感応部により第2のビーズの有無を検知する工程と,第2のビーズが検知されたウェルと第2の抗体とを対応付けて記憶する工程と,センサチップ上に測定対象物質を含む検体を導入し,測定対象物質を第1のビーズに固定化された第1の抗体あるいは第2のビーズに固定化された第2の抗体に捕捉させる工程と,第1の抗体あるいは第2の抗体に捕捉された測定対象物質に,酵素標識された二次抗体を反応させる工程と,二次抗体に標識された酵素と反応させるための基質を含む溶液を導入する工程と,第2の感応部により酵素による反応産物を測定する工程と,記憶したウェルと第1の抗体あるいは第2の抗体との対応関係を参照して,第2の感応部で測定した測定項目に関する情報を得る工程と,を含む。
本発明によると,測定対象である細菌や細胞と同程度の大きさの範囲内に,測定対象の有無を検出するセンサと基質の代謝物を測定するセンサを共存させることで,細菌や細胞の有無に加えて,細菌や細胞の一つ一つについてその活動量を測定することができ,測定対象の同定精度を向上させることができる。また,基板上に複数のウェルを形成し,ウェルの一つ一つにビーズの有無を検知するセンサと酵素反応産物を測定するセンサを共存させることで,酵素や抗体の固定化されたビーズをランダムにウェル内に配置させても,どのウェルにどのビーズが配置されたかを認識することができ,複数項目の測定を同時に行うことができる。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明によるセンサチップの一例を示す模式図。 センサチップの一例の一区画の模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 特定の細菌を捕捉するための抗体で修飾したセンサの模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 センサに測定対象の細菌が捕捉された状態を示す模式図。 ドーナツ型の電極と,電極に囲まれた部位を抗体で修飾したセンサの例を示す図であり,(a)は断面模式図,(b)は平面模式図。 図5に示したセンサを修飾した抗体に細菌が結合した状態を示す図であり,(a)は断面模式図,(b)は平面模式図。 インピーダンス測定のための配置を示す模式図。 (a)は細菌結合前のインピーダンススペクトル,(b)は細菌結合後のインピーダンススペクトルを示す図。 センサチップの一例の一区画の模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 センサチップの一例の一区画の模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 酵素センサアレイの一例を示す模式図。 酵素センサアレイの一例の一区画の模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 酵素センサアレイの一区画に酵素固定化ビーズが配置された状態を示す模式図。 酵素センサアレイの一区画の別の例を示す模式図であり,(a)は平面模式図,(b)は断面模式図。 測定チップの模式図。 センサチップの各ウェルに酵素固定化ビーズを配置する手順の説明図。 センサチップ上のウェルの位置とウェル内に配置された酵素固定化ビーズの種類の対応関係を示す図。 センサチップをセットした測定器の模式図。
以下,図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は,細菌の有無を検知するセンサと基質の代謝物を測定するセンサが一つの区画102(黒丸)に共存しており,その区画が2次元アレイ状に複数配置されたセンサチップ101の一例を示す模式図である。図2は一つの区画の模式図であり,図2(a)が平面模式図,図2(b)が断面模式図である。ドーナツ型をした細菌の有無を検知するセンサの感応部201に囲まれるようにして,円形をした基質の代謝物を測定するセンサの感応部202が配置されている。感応部201はセンサチップ内の計測部203に,感応部202はセンサチップ内の計測部204に配線で接続されている。計測部203が交流インピーダンスの計測部である場合,図2に示したように,感応部201と計測部203との配線をなるべく短くすることが望ましい。なぜならば,交流インピーダンスの計測において配線長が長くなると寄生容量が増大し,計測の感度が低下するためである。その結果,図2に示したように,感応部201と計測部203との配線が感応部202と計測部204との配線よりも短くなる。これは,感応部201に要求される大きさが細菌の大きさ程度の数μmであるのに対し,通常,計測部203,204はそれよりも大きい面積を必要とするためである。
図3は,図1,2に示したセンサを特定の細菌を捕捉するための抗体205で修飾した場合の模式図である。特定の細菌に対する選択性を持たせるために,ドーナツ型の電極と円形の電極の間を特定の細菌に対する抗体205で修飾した。図4は,図3に示したセンサに測定対象の細菌210が捕捉された状態を示す模式図である。感応部201の表面近傍が捕捉された細菌210に覆われるため,感応部201に接続された測定部203から出力される信号が変化する。この信号変化により細菌が捕捉されたことが検知できる。ここに,グルコースなどの細菌に代謝される基質を導入すると,細菌に代謝され産物としてプロトンなどが放出される。産物の放出は感応部202に接続された計測部204から出力される信号強度の変化として検出される。一方,導入した基質が細菌に代謝されない場合,信号強度の変化は生じない。様々な基質を導入した際の応答を測定することで,細菌の種類や細菌の生死を判別することができる。これは,細菌の有無を検知する感応部201と基質の代謝物を測定するセンサの感応部202が細菌の大きさ程度の区画に共存していることで可能となった。
細菌の有無を検知するには,交流インピーダンス測定もしくは直流の酸化還元電流測定を用いることができる。図5〜8は,交流インピーダンス測定による電極上の物体の検出の一例の説明図である。図5は,基板301に形成したドーナツ型の電極302(外径1.5μm,内径0.8μm)と,その電極に囲まれた部位を抗体304で修飾したセンサの例を示している。電極302は配線303により交流インピーダンスを計測する計測部に接続されている。図6は,図5に示したセンサを修飾した抗体304に直径1μmの細菌310が結合した状態を示している。
図7に示すように,電極チップ320上に形成したセル321に試料溶液322として100mM硫酸ナトリウム水溶液を注入し,対向電極323として白金線を用いて,インピーダンスアナライザ324を用いて周波数100〜10MHzの範囲でインピーダンスを測定したところ,図8のデータが得られた。図8(a)は細菌結合前のインピーダンススペクトルであり,図8(b)は細菌結合によるインピーダンス変化を示している。細菌結合に伴い1〜10MHz付近のインピーダンスが増加していることが分かる。このように,交流インピーダンスの変化として細菌を検出できる。
電極302を配線303によりポテンショスタットのような直流電流を測定する計測部に接続した。試料溶液として10mMフェリシアン化カリウムを含むリン酸バッファーを,対向電極と参照電極を兼ねて内部液に飽和KClを用いた銀塩化銀参照電極を用いて,電極302に−0.2Vを印加した。細菌結合により酸化還元電流が10%減少した。これは細菌により酸化還元物質であるフェリシアン化カリウムの拡散が阻害されたためである。このようにして,酸化還元電流の変化として細菌を検出できる。ここでの直流とは,おおよそ1KHz以下の矩形波及びその一部分を意味する。
図9は,細菌の有無を検知するセンサと基質の代謝物を測定する複数のセンサが一つの区画に共存したセンサチップにおける一つの区画の一例を示す模式図である。図9(a)は平面模式図,図9(b)は断面模式図である。細菌の有無を検知するセンサの感応部401に囲まれるようにして,基質の代謝物を測定する複数のセンサの感応部402,403が配置されている。
特定の細菌と結合する抗体407が感応部401と感応部402及び403の間に固定化されている。そのため,抗体407に細菌408が捕捉されることで,感応部401に接続された計測部404に信号の変化が生じる。細菌の有無を検知するには,交流インピーダンス測定もしくは直流の酸化還元電流測定を用いることができる。ここに基質を導入し,細菌による代謝産物を感応部402,403に接続された計測部405,406により検知する。例えば,感応部402をpH感応膜として,グルコースを添加したことによるpH変化を計測部405で検知し,感応部403を乳酸感応膜として,細菌の代謝産物である乳酸を計測部406で検知する。また,その他にも,感応部402をpH感応膜とし添加した基質の代謝を計測部405で検知しつつ,感応部403をカリウム感応膜とし,界面活性剤などの添加による細胞膜の破壊の結果放出されるカリウムを計測部406で検知する。このように,細菌の存在と細菌の代謝,もしくは細菌の内容物を一つの区画で検知することで,細菌の種類・生死をより正確に判別できる。
図10は,細菌の有無を検知するセンサと基質の代謝物を測定するセンサが一つの区画に共存したセンサチップにおける一つの区画の一例を示す模式図である。図10(a)は平面模式図,図10(b)は断面模式図である。細菌の有無を検知するセンサの感応部501に隣接して,基質の代謝物を測定するセンサの感応部502が配置されている。
特定の細菌と結合する抗体505が感応部501に固定化されている。そのため,抗体505に細菌506が捕捉されることで,感応部501に接続された計測部503に信号の変化が生じる。細菌の有無を検知するには,交流インピーダンス測定もしくは直流の酸化還元電流測定を用いることができる。ここに基質を導入し,細菌による代謝産物を感応部502に接続された計測部504により検知する。本実施例は,図4,図6の形態と比較した場合,細菌の有無を検知するセンサの感応部501と基質の代謝物を測定するセンサの感応部502が離れるものの,代謝物を検知できることに変わりはない。
感応部には,金,白金などの貴金属,カーボン,タンタルオキサイドなどの酸化膜,窒化シリコンなどの窒化膜,カリウム感応膜などのイオン感応膜を用いることができる。表1に検知物質に対する感応部,計測部の組み合わせの一例を記す。
Figure 2013220066
以上の実施例は細菌の検出についてのものである。細胞の検出についても,例えばグルコースを基質として,代謝の結果生じるpH変化,酸素濃度変化,二酸化炭素濃度変化などを,pH感応部,酸素感応部,二酸化炭素感応部を有するセンサを用いて同様に行うことができる。これにより,細胞の活動状態を知ることができる。

図11は,酵素センサアレイの一例を示す模式図である。センサチップ601には黒丸で示す複数の区画602があり,一つの区画602には,ビーズの有無を検知するセンサとビーズに固定化された酵素で生じる酵素反応により生成される産物を測定するセンサが共存している。また,センサチップ601は演算部603,記憶部604を有する。
図12は,酵素センサアレイの一つの区画の模式図であり,図12(a)は平面模式図,図12(b)は断面模式図である。ドーナツ型をした酵素固定化ビーズの有無を検知するセンサの感応部701に囲まれるようにして,円形をした酵素反応産物を測定するセンサの感応部702が配置されている。さらに,これらの感応部はウェル703内に配置されており,周囲はウェル内に配置される予定の酵素固定化ビーズの直径よりも高い壁に囲まれている。感応部701はセンサチップ内の計測部704に,感応部702はセンサチップ内の計測部705に配線で接続されている。
図13は,酵素センサアレイの一つの区画に酵素固定化ビーズ706が配置された状態を示す模式図である。感応部701とそれに接続された検出部704によりビーズ706の有無を検知することができる。ビーズの大きさは0.5μm〜200μm程度である。ビーズの有無を検知するセンサとしては,図5〜8を用いて説明した交流インピーダンス測定や酸化還元電流測定を用いることができる。ウェル703内にビーズが配置された図13の状態において,検体と基質の混合物が導入されると,ビーズ706に修飾された酵素により酵素反応が生じる。酵素反応産物は感応部702とそれに接続された計測部705により計測される。
図13と同様の配置で,酵素固定化ビーズ706に替えて抗体固定化ビーズを用いることで,免疫センサとすることができる。計測の原理はEnzyme-Linked ImmunoSorbent Assay(ELISA)と同様である。まず,検体を導入し,検体中の測定対象物質をビーズに固定化された抗体と結合させる。次に酵素標識された二次抗体を導入し,抗体−測定対象物質−二次抗体の結合状態とする。さらに基質を導入し二次抗体に標識された酵素と反応させ,反応産物を得る。この反応産物の量を感応部702とそれに接続された検出部705により計測することで,検体中の測定対象物質濃度を定量する。二次抗体の標識酵素としては,例えばグルコースオキシダーゼ,アルカリフォスファターゼを,基質としては例えばグルコース,アミノフェノールリン酸,アスコルビン酸2リン酸エステルを,検出方法としては例えば酸化還元電流方式,酸化還元電位方式を用いることができる。
図14は,酵素センサアレイの一つの区画の別の例を示す模式図であり,図14(a)は平面模式図,図14(b)は断面模式図である。ドーナツ型をした酵素固定化ビーズの有無を検知するセンサの感応部801に囲まれるようにして,酵素反応産物を測定する複数のセンサの感応部802,803が配置されている。さらに,これらの感応部801〜803はウェル804内に配置されており,周囲はウェル内に配置される予定の酵素固定化ビーズの直径よりも高い壁に囲まれている。感応部801,802,803はそれぞれセンサチップ内の計測部805,806,807に配線で接続されている。
図15は,図11のセンサチップを用いた測定チップの模式図である。センサチップ601上に形成されたウェル層605の上に,さらに流路606が形成されている。図では左側に溶液導入口が,右側に溶液導出口が配置されている。この測定チップの各ウェルに酵素固定化ビーズを配置することで,測定チップを酵素センサアレイとして機能させることができる。
次に,センサチップの各ウェルに酵素固定化ビーズを配置する手順について説明する。図16はそのフローを示している。最初にステップ11において,溶液導入口からある酵素Aが固定化された酵素固定化ビーズを懸濁した液を導入する。酵素固定化ビーズは,溶液の拡散や対流や場合によっては遠心を行うことでセンサチップ601の複数のウェルにランダムに配置される。次に,ステップ12において,ウェルに入らなかった余剰の酵素固定化ビーズを洗い流す。引き続きビーズを検出するのに適した溶液を流路に導入し,ステップ13において,ビーズの有無を検知するセンサにより酵素固定化ビーズが導入されたウェルを調べる。ビーズの有無は演算部603により判断する。ビーズの存在が検知されたウェルには酵素Aが固定化された酵素固定化ビーズが導入されているので,ステップ14において,酵素Aとビーズの存在が検知されたウェルの位置とを対応づけて記録する。記録する先は,別の記憶媒体であってもよいし,センサチップに内蔵された不揮発性メモリ(図11,604)であってもよい。
次に,ステップ15の判定を経て,別の種類の酵素Bが固定化された酵素固定化ビーズについて,S11からS14の操作を繰り返す。このとき,ステップ13の操作で新たにビーズの存在が検出されたウェルには,酵素Bが固定化された酵素固定化ビーズが導入されている。従って,ステップ14では,酵素Bと今回新たにビーズが検出されたウェルの位置とを対応付けして記録する。同様の操作を,別の種類の酵素C,D,…を固定化した全ての酵素固定化ビーズについて行う。その結果,ウェルの位置とそのウェル内に配置された酵素固定化ビーズの種類についての情報を得ることができる。また,図14のように複数種類のセンサの感応部が一つの区画にあると,適用できる酵素固定化ビーズの種類が広がる。
図17は,センサチップ601上のウェルの位置とウェル内に配置された酵素固定化ビーズの種類の対応関係を示す図である。X位置及びY位置は,センサチップ601上に2次元アレイ状に配列された各区画602の位置を特定するための情報である。例えば,酵素Aが固定化されたビーズが位置(xm,yn)に検出されたとき,(xm,yn)=Aのようにウェル位置と酵素の種類が対応付けられる。用意した全種類の酵素A,B,C,…について,その酵素を固定化した酵素固定化ビーズが導入されているウェルの位置を示す情報が,こうして取得され,記憶される。情報をセンサチップ601内臓の記憶部604に記憶する場合には,酵素の種類についての情報は,センサチップ601に接続された入力装置から入力される。また,外部の記憶部,例えば図18で後述する測定器901の記憶部に情報を記憶する場合には,一つの種類の酵素を固定化した酵素固定化ビーズの導入後,ビーズが導入されたウェルの位置情報をセンサチップ601から取得し,導入した酵素の情報を付加して記憶媒体に記憶する操作を反復する。
図18は,センサチップをセットした測定器の模式図である。図18に示すように,得られた酵素固定化ビーズが導入されたセンサチップ601を測定器901にセットし,複数の項目を同時に計測することができる。センサチップ601と測定器901の間でのデータの授受は,センサチップ601と測定器901にそれぞれ端子を設け,両方の端子を機械的に接触させることで行ってもよいし,非接触の通信手段を用いて行ってもよい。
例えば血中成分を測定する場合,血清と基質溶液の混合液を図15に示した流路606に導入する。基質に相当する成分が血清に含まれている場合は血清そのものでもよい。その結果,各ウェルで各酵素固定化ビーズに対応した酵素反応が生じ,基質から生成物が生じる。センサチップ601の各計測部は,ウェル内に配置された,ビーズを検知するためのセンサとは別の生成物を測定するためのセンサを用いて,生成物を測定する。測定器901は,各ウェルで得られた測定値を予め記録しておいた各ウェルに配置されている酵素固定化ビーズの種類の情報(図17)と照らし合わせることで,各ウェルの測定値と測定項目との対応付けを行うことができ,複数の項目を同時に測定することができる。同一の測定項目について複数の測定値が得られたときは,加算平均などの統計処理を行って最終的な測定値を求めればよい。測定結果は,表示部902に表示される。ウェルとビーズの対応関係は,センサチップ内に記録しておいても良いし,センサチップのIDを元に遠隔地にあるデータを参照しても良い。図18では,グルコース(GLU),コレステロール(HDL,LDL),中性脂肪(TG)を基準値(破線)と共に表示している。測定項目毎の基準値は測定器901が記憶している。図示した表示例の場合,全ての測定項目の基準値が同一レベルになるように表示しており,各測定項目の測定値を基準値に対して比例的に伸縮させた棒グラフによって表示している。
酵素固定化ビーズに代えて,抗体固定化ビーズを用いることもできる。その場合,図16に示したフローにより抗体固定化ビーズが配置された測定チップが得られる。この測定チップの流路に検体(血液,体液,食物抽出物,土壌抽出物など)を導入し,抗原抗体反応に必要な時間(通常は10分〜1時間程度)の後に検体を洗い流す。ビーズ上の抗体に捕捉された検体中の測定対象物質に,さらに標識抗体を反応させる。洗浄を行った後で,標識抗体の標識と反応させるための基質を含む溶液を導入する。その結果,各ウェルで生成物が生じる反応が起こる。この生成物を,ビーズを検知するためのセンサとは別の,生成物を測定するためのセンサを用いて計測部で測定する。測定器901は,各ウェルで得られた測定値を予め記録しておいた各ウェルに配置されている抗体固定化ビーズの種類の情報と照らし合わせることで,複数の項目を同時に測定することができる。
測定項目と酵素固定化ビーズに用いる酵素と検出方法の組み合わせの一例を表2に示す。酸化還元電位センサとしては,例えば特開2008−128803号公報に記載のものなどを用いることができる。
Figure 2013220066
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101,601…センサチップ
102,602…区画
201,202,401,402,403,501,502,701,702,801,802,803…感応部
203,204,404,405,406,503,504,704,705,805,806,807…計測部
205,304,407,505…抗体
302…電極
303…配線
210,310,408,506…細菌
320…電極チップ
321…セル
322…測定溶液
323…対向電極
324…インピーダンスアナライザ
603…演算部
604…記憶部
703,804…ウェル
706…酵素固定化ビーズ
605…ウェル層
606…流路
901…測定器
902…表示部
特表2003−513274号公報 特開2011−232328号公報

Claims (15)

  1. 基板と,
    前記基板の表面に設けられた複数の区画と,
    前記複数の区画に設けられた複数種類の感応部と,
    前記複数種類の感応部にそれぞれ接続された複数の検出部と
    を有することを特徴とするセンサチップ。
  2. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記区画は測定対象程度の大きさであることを特徴とするセンサチップ。
  3. 請求項2記載のセンサチップにおいて,前記測定対象は細胞又は細菌であることを特徴とするセンサチップ。
  4. 請求項2記載のセンサチップにおいて,前記複数の感応部のうち一つは前記測定対象の有無を検知する検出部に接続されていることを特徴とするセンサチップ。
  5. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記区画は前記基板上に設けられたウェルであることを特徴とするセンサチップ。
  6. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記複数の感応部は一方が他方を包含するように配置されていることを特徴とするセンサチップ。
  7. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記複数の感応部はそれぞれ形状が異なることを特徴とするセンサチップ。
  8. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記感応部は,貴金属,カーボン,酸化膜,窒化膜,又はイオン感応膜を備えることを特徴とするセンサチップ。
  9. 請求項1記載のセンサチップにおいて,前記検出部は,交流インピーダンス計測部,直流酸化還元電流計測部,又は電位計測部であることを特徴とするセンサチップ。
  10. 請求項3記載のセンサチップにおいて,前記区画は少なくとも一部が前記測定対象を捕捉するための抗体で修飾されていることを特徴とするセンサチップ。
  11. 基板の表面に複数の区画が設定され,各区画に測定対象の有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に,測定対象を含む溶液を導入する工程と,
    前記第1の感応部により各区画における測定対象の有無を検知する工程と,
    前記センサチップ上に基質を導入する工程と,
    前記第2の感応部により前記測定対象による前記基質の代謝物を測定する工程と
    を有することを特徴とする測定方法。
  12. 請求項11記載の測定方法において,前記測定対象は細胞又は細菌であり,前記区画は少なくとも一部が前記測定対象を捕捉するための抗体で修飾されていることを特徴とする測定方法。
  13. 基板の表面に複数のウェルが形成され,各ウェルにビーズの有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に第1の酵素が固定化された第1のビーズを含む溶液を導入する工程と,
    各ウェルの前記第1の感応部により前記第1のビーズの有無を検知する工程と,
    ウェルに入らなかった余剰の前記第1のビーズを除去する工程と,
    前記第1のビーズが検知されたウェルと前記第1の酵素とを対応付けて記憶する工程と,
    前記センサチップ上に,第2の酵素が固定化された第2のビーズを含む溶液を導入する工程と,
    ウェルに入らなかった余剰の前記第2のビーズを除去する工程と,
    前記第1のビーズが検知されたウェルを除く各ウェルにおいて,前記第1の感応部により前記第2のビーズの有無を検知する工程と,
    前記第2のビーズが検知されたウェルと前記第2の酵素とを対応付けて記憶する工程と,
    前記センサチップ上に検体と基質の混合物を導入する工程と,
    前記第2の感応部により前記第1の酵素又は前記第2の酵素による反応産物を測定する工程と,
    前記記憶したウェルと第1の酵素あるいは第2の酵素との対応関係を参照して,前記第2の感応部で測定した測定項目に関する情報を得る工程と,
    を含むことを特徴とする測定方法。
  14. 基板の表面に複数のウェルが形成され,各ウェルにビーズの有無を検知するための第1の感応部と基質の代謝物を測定するための第2の感応部とが設けられたセンサチップ上に第1の抗体が固定化された第1のビーズを含む溶液を導入する工程と,
    各ウェルの前記第1の感応部により前記第1のビーズの有無を検知する工程と,
    ウェルに入らなかった余剰の前記第1のビーズを除去する工程と,
    前記第1のビーズが検知されたウェルと前記第1の抗体とを対応付けて記憶する工程と,
    前記センサチップ上に,第2の抗体が固定化された第2のビーズを含む溶液を導入する工程と,
    ウェルに入らなかった余剰の前記第2のビーズを除去する工程と,
    前記第1のビーズが検知されたウェルを除く各ウェルにおいて,前記第1の感応部により前記第2のビーズの有無を検知する工程と,
    前記第2のビーズが検知されたウェルと前記第2の抗体とを対応付けて記憶する工程と,
    前記センサチップ上に測定対象物質を含む検体を導入し,前記測定対象物質を前記第1のビーズに固定化された前記第1の抗体あるいは前記第2のビーズに固定化された前記第2の抗体に捕捉させる工程と,
    前記第1の抗体あるいは前記第2の抗体に捕捉された測定対象物質に,酵素標識された二次抗体を反応させる工程と,
    前記二次抗体に標識された酵素と反応させるための基質を含む溶液を導入する工程と,
    前記第2の感応部により前記酵素による反応産物を測定する工程と,
    前記記憶したウェルと第1の抗体あるいは第2の抗体との対応関係を参照して,前記第2の感応部で測定した測定項目に関する情報を得る工程と,
    を含むことを特徴とする測定方法。
  15. 請求項13又は14記載の測定方法において,前記第1の感応部では,交流インピーダンス又は直流酸化還元電流を測定することを特徴とする測定方法。
JP2012093824A 2012-04-17 2012-04-17 センサチップ及びそれを用いた測定方法 Pending JP2013220066A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012093824A JP2013220066A (ja) 2012-04-17 2012-04-17 センサチップ及びそれを用いた測定方法
US13/802,970 US20130274126A1 (en) 2012-04-17 2013-03-14 Sensor chip and measurement method using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012093824A JP2013220066A (ja) 2012-04-17 2012-04-17 センサチップ及びそれを用いた測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013220066A true JP2013220066A (ja) 2013-10-28

Family

ID=49325614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012093824A Pending JP2013220066A (ja) 2012-04-17 2012-04-17 センサチップ及びそれを用いた測定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20130274126A1 (ja)
JP (1) JP2013220066A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069551A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 日立化成株式会社 センサチップ及びそれを用いた測定装置,測定方法
WO2016104517A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 株式会社 東芝 バイオセンサ
WO2016143320A1 (ja) * 2015-03-07 2016-09-15 国立大学法人名古屋大学 半導体集積回路
JP2017058163A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 株式会社東芝 照明デバイスおよびそれを備えるバイオ情報計測装置
JP2020509373A (ja) * 2017-03-03 2020-03-26 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッドSiemens Healthcare Diagnostics Inc. ナノビーズを含むバイオセンサーの製造方法及びその使用
JP2020515864A (ja) * 2017-04-03 2020-05-28 ダブリン シティー ユニバーシティー 分析物検出用の微少流体装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230916A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積型バイオセンサおよびその製造方法
JP2003513274A (ja) * 1999-11-02 2003-04-08 アドバンスド センサー テクノロジーズ, インコーポレイテッド 電流滴定センサおよび電位差センサの微視的組み合わせ
JP2005537498A (ja) * 2002-07-20 2005-12-08 アセア バイオサイエンシーズ,インク. インピーダンスによる測定装置および方法
US20070026382A1 (en) * 2005-06-17 2007-02-01 Lynes Michael A Cytometer on a chip
JP2007514175A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 ジーンオーム サイエンシーズ、インク. 多重型電気化学的検出システムと方法
JP2008161170A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Daikin Ind Ltd 高感度なサルモネラ属菌検出用オリゴヌクレオチド、それを用いた検出方法および検出キット
US20110269648A1 (en) * 2010-05-02 2011-11-03 Schwartz Anne M Electrochemical sensor system
JP2011232328A (ja) * 2010-04-09 2011-11-17 Hitachi Ltd 生体物質検出アレイ、計測装置および計測方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7470533B2 (en) * 2002-12-20 2008-12-30 Acea Biosciences Impedance based devices and methods for use in assays
JP4751302B2 (ja) * 2006-11-21 2011-08-17 株式会社日立製作所 電位差式センサ及び分析用素子
JP4876031B2 (ja) * 2007-06-22 2012-02-15 株式会社日立製作所 分析装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230916A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積型バイオセンサおよびその製造方法
JP2003513274A (ja) * 1999-11-02 2003-04-08 アドバンスド センサー テクノロジーズ, インコーポレイテッド 電流滴定センサおよび電位差センサの微視的組み合わせ
JP2005537498A (ja) * 2002-07-20 2005-12-08 アセア バイオサイエンシーズ,インク. インピーダンスによる測定装置および方法
JP2007514175A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 ジーンオーム サイエンシーズ、インク. 多重型電気化学的検出システムと方法
US20070026382A1 (en) * 2005-06-17 2007-02-01 Lynes Michael A Cytometer on a chip
JP2008161170A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Daikin Ind Ltd 高感度なサルモネラ属菌検出用オリゴヌクレオチド、それを用いた検出方法および検出キット
JP2011232328A (ja) * 2010-04-09 2011-11-17 Hitachi Ltd 生体物質検出アレイ、計測装置および計測方法
US20110269648A1 (en) * 2010-05-02 2011-11-03 Schwartz Anne M Electrochemical sensor system

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014069551A1 (ja) * 2012-10-31 2016-09-08 日立化成株式会社 センサチップ及び測定システム
WO2014069551A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 日立化成株式会社 センサチップ及びそれを用いた測定装置,測定方法
CN107110818A (zh) * 2014-12-26 2017-08-29 株式会社东芝 生物传感器
WO2016104517A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 株式会社 東芝 バイオセンサ
US10563241B2 (en) 2014-12-26 2020-02-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Biosensor
JPWO2016104517A1 (ja) * 2014-12-26 2017-08-10 株式会社東芝 バイオセンサ
WO2016143320A1 (ja) * 2015-03-07 2016-09-15 国立大学法人名古屋大学 半導体集積回路
JP2017058163A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 株式会社東芝 照明デバイスおよびそれを備えるバイオ情報計測装置
JP2020509373A (ja) * 2017-03-03 2020-03-26 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッドSiemens Healthcare Diagnostics Inc. ナノビーズを含むバイオセンサーの製造方法及びその使用
JP7068327B2 (ja) 2017-03-03 2022-05-16 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッド ナノビーズを含むバイオセンサーの製造方法及びその使用
US11585809B2 (en) 2017-03-03 2023-02-21 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Nanobead containing biosensors and methods of production and use thereof
JP2020515864A (ja) * 2017-04-03 2020-05-28 ダブリン シティー ユニバーシティー 分析物検出用の微少流体装置
JP7202664B2 (ja) 2017-04-03 2023-01-12 ダブリン シティー ユニバーシティー 分析物検出用の微少流体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130274126A1 (en) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bruch et al. CRISPR-powered electrochemical microfluidic multiplexed biosensor for target amplification-free miRNA diagnostics
JP5922153B2 (ja) マイクロ流体アッセイ装置
Xiang et al. Portable and quantitative detection of protein biomarkers and small molecular toxins using antibodies and ubiquitous personal glucose meters
Sanghavi et al. Real-time electrochemical monitoring of adenosine triphosphate in the picomolar to micromolar range using graphene-modified electrodes
Trivedi et al. Potentiometric biosensor for urea determination in milk
Liu et al. Paper‐based electrochemical biosensors: from test strips to paper‐based microfluidics
Parker et al. Electrochemical immunochip sensor for aflatoxin M1 detection
JP2013220066A (ja) センサチップ及びそれを用いた測定方法
CN109415752A (zh) 磁性电化学传感
JP5139538B2 (ja) 電位差式センサチップ、電位差測定方法、及び測定キット
US20240125777A1 (en) Field effect transistor sensor detection assays and systems and methods of making and using same
Kim et al. A simple electrochemical immunosensor platform for detection of Apolipoprotein A1 (Apo-A1) as a bladder cancer biomarker in urine
Li et al. A new method to assay protease based on amyloid misfolding: application to prostate cancer diagnosis using a panel of proteases biomarkers
KR20160003208A (ko) 분석 검사 측정기
Zhang et al. Micropipet tip-based miniaturized electrochemical device combined with ultramicroelectrode and its application in immobilization-free enzyme biosensor
Aidoo-Brown et al. Multiplexed prostate cancer companion diagnostic devices
Holtan et al. Nonfaradaic current suppression in DNA-based electrochemical assays with a differential potentiostat
Soldatkin et al. Development of enzyme conductometric biosensor for dopamine determination in aqueous samples
Malode et al. New generation biomarkers for the detection of prostate cancer
Larpant et al. Based competitive immunochromatography coupled with an enzyme-modified electrode to enable the wireless monitoring and electrochemical sensing of cotinine in urine
Jović et al. Towards a point-of-care (POC) diagnostic platform for the multiplex electrochemiluminescent (ECL) sensing of mild traumatic brain injury (mTBI) biomarkers
WO2022155380A1 (en) Methods, assays and systems for detection of a target analyte
US20140248642A1 (en) Apparatus and method for lateral flow affinity assays
Liu et al. A high-throughput platform for the rapid quantification of phosphorylated histone H2AX in cell lysates based on microplate electrochemiluminescence immunosensor array
US20230333118A1 (en) Immunoassay analyzer, immunoassay kit and method for detecting analyte in liquid sample

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161206