JP2013219944A - 受電装置、受電装置の制御方法、および、給電システム - Google Patents

受電装置、受電装置の制御方法、および、給電システム Download PDF

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Abstract

【課題】異物を正確に検出することができる受電装置を提供する
【解決手段】
受電装置は、受電コイル、交流電源、および、異物検出部を具備する。受電コイルは、給電装置により磁界を介して電力が供給された場合にはその電力を受電する。交流電源は、受電コイルに交流電圧を印加する。異物検出部は、交流電圧が印加された受電コイルに生じた電流と交流電圧とから受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して受電コイルと前記給電装置との間における異物を変化量に基づいて検出する。
を具備する受電装置。
【選択図】図1

Description

本技術は、受電装置、受電装置の制御方法、および、給電システムに関する。詳しくは、電気的に非接触で給電を行う非接触給電システム受電装置、受電装置の制御方法、および、給電システムに関する。
従来、電気的に非接触で給電を行う非接触給電システムにおいて、給電装置と受電装置との間の磁界内に混入した物体を異物として検出する回路が設けられることがあった。これは、導体の異物が磁界内に混入すると、異物内に渦電流が生じ、その渦電流によるジュール熱の影響で異物が発熱する場合があるためである。異物の発熱量が大きいと、非接触給電システムにおける機器や筐体に損傷が生じるおそれがあった。特に急速充電においては給電装置が出力する磁界の強度が大きくなるため、異物の発熱量も大きくなり、異物の存在が問題になることが多かった。
異物を検出する回路として、例えば、受電側に誘導される電圧の振幅が基準値未満であるか否かにより、異物の有無を判断する回路が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。異物がある場合には異物の渦電流により電力の損失が生じて送電効率が低下するため、受電側の電圧の振幅が基準値未満に低下した場合に、異物があると判断される。
特開2012−16125号公報
しかしながら、上述の従来技術では、異物の存在を正確に検出することができない場合があった。具体的には、上述の受電装置は、異物の混入以外の原因により、受電コイルの電圧の振幅が低下した場合に、異物を誤って検出してしまうことがあった。電圧の振幅の低下は、異物の混入のほか、給電装置の故障や経年劣化などによる給電電力や給電効率の低下などによっても生じるが、上述の受電装置は、給電電力量や送電効率を取得していなかった。また、上述の受電装置は、給電コイルおよび受電コイルの互いの位置がずれてしまうことを想定していなかった。このため、電圧の振幅が低下した場合に、その低下が異物の混入によるものであるのか、給電電力や送電効率の低下によるのであるかを判断することができなかった。また、電圧の振幅が低下した場合に、給電コイルおよび受電コイルの互いの位置がずれてしまうことによるものであるのか、異物の混入によるものであるのかを判断することができなかった。この結果、異物の混入以外の要因により電圧の振幅が低下した場合に、異物が誤検出されることがあった。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、異物を正確に検出することができる受電装置を提供することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、給電装置により磁界を介して電力が供給された場合には当該電力を受電する受電コイルと、上記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、上記交流電圧が印加された上記受電コイルに生じた電流と上記交流電圧とから上記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して上記受電コイルと上記給電装置との間における異物を上記変化量に基づいて検出する異物検出部とを具備する受電装置、および、その制御方法である。これにより、受電コイルのインピーダンスの変化量に基づいて異物が検出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記異物の検出結果に基づいて上記給電装置を制御する電源制御部をさらに具備してもよい。これにより、異物の検出結果に基づいて給電装置が制御されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電源制御部は、上記電力を供給している上記給電装置と上記受電装置との間において上記異物を検出するときには上記給電装置を制御して上記電力の供給を停止させた後に上記交流電源を制御して上記交流電圧を印加させてもよい。これにより、異物を検出するときに電力の供給が停止した後に交流電圧が印加されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電源制御部は、上記給電装置を制御するための給電期間と上記異物を検出するための監視期間とを交互に繰り返し、上記給電期間において上記給電装置に上記電力を供給させ、上記監視期間において上記交流電源に上記交流電圧を印加させてもよい。これにより、給電期間において電力が供給され、監視期間において交流電圧が印加されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電源制御部は、上記異物がないと判断された場合には上記給電期間において上記給電装置に上記電力を供給させてもよい。これにより、異物がないと判断された場合に電力が供給されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記異物の検出において上記異物があると判断された場合には上記電力の制御量を上記変化量と上記誘導電流とに基づいて決定する制御量決定部をさらに具備し、上記電源制御部は、上記制御量が決定された場合には上記給電期間において上記制御量に応じて上記給電装置を制御してもよい。これにより、異物があると判断された場合には制御量に応じて給電装置が制御されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記給電装置を制御するための制御信号を上記給電装置に送信する制御信号送信回路をさらに具備し、上記電源制御部は、上記制御信号を生成して上記制御信号送信回路に送信させることにより上記給電装置を制御してもよい。これにより、制御信号の送信により給電装置が制御されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記受電装置に接続された負荷への充電電流を上記異物の検出結果に基づいて制御する充電制御回路をさらに具備してもよい。これにより、充電電流が異物の検出結果に基づいて制御されるという作用をもたらす。
上記充電電流の制御結果を上記給電装置に送信する制御結果送信回路をさらに具備してもよい。これにより、充電電流の制御結果が給電装置へ送信されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記インピーダンスは、上記受電コイルの抵抗およびリアクタンスのうちの少なくとも一方を含むこともできる。これにより、コイルの抵抗およびリアクタンスうちの少なくとも一方の変化量に基づいて異物が検出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記異物検出部は、上記変化量が所定の閾値を超える場合には上記異物があると判断してもよい。これにより、変化量が閾値を超える場合に異物があると判断されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記インピーダンスは上記受電コイルの抵抗を含み、上記異物検出部は、上記抵抗の変化量および上記誘導電流から上記異物の渦電流損を生成して当該渦電流損が所定の閾値を超える場合には上記異物があると判断してもよい。これにより、渦電流損が閾値を超える場合には異物があると判断されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、磁界を介して電力を供給する給電装置と、上記電力を受電する受電コイルと、上記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、上記交流電圧が印加された上記受電コイルに生じた電流と上記交流電圧とから上記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して上記受電コイルと上記給電装置との間における異物を上記変化量に基づいて検出する異物検出部とを備える受電装置とを具備する給電システムである。これにより、受電コイルのインピーダンスの変化量に基づいて異物が検出されるという作用をもたらす。
本技術によれば、受電装置が異物を正確に検出することができるという優れた効果を奏し得る。
第1の実施の形態における給電システムの一構成例を示す全体図である。 第1の実施の形態における受電コイルにおけるパラメータの変化の原因を説明するための図である。 第1の実施の形態における非接触給電システムの等価回路の一例を示す回路図である。 第1の実施の形態における給電制御部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における充電制御部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における電源制御部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における給電装置制御部および交流電源制御部の動作の一例を示す図である。 第1の実施の形態における異物検出部の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における給電制御処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における充電制御処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における7mmの鉄の温度と受電コイルの抵抗値との関係の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態における13mmの鉄の温度と受電コイルの抵抗値との関係の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態における20mmの鉄の温度と受電コイルの抵抗値との関係の一例を示すグラフである。 第2の実施の形態における異物検出部の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における異物検出部の一構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における充電制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(受電コイルの抵抗およびインダクタンスの変化量に基づいて異物を検知する例)
2.第2の実施の形態(受電コイルの抵抗の変化量に基づいて異物を検出する例)
3.第3の実施の形態(受電コイルの抵抗の変化量に基づいて異物の検出と制御量の算出とを行う例)
<1.第1の実施の形態>
[非接触給電システムの構成例]
図1は、実施の形態における非接触給電システムの一構成例を示す全体図である。この非接触給電システムは、電気的に非接触の状態で装置に電力を供給するためのシステムである。非接触給電システムは、給電装置100および受電装置200を備える。
給電装置100は、電磁波により受電装置200に交流の電源を供給するものである。この給電装置100は、給電制御部110および給電コイル120を備える。
給電制御部110は、受電装置200に供給する電力量を制御するものである。この給電制御部110は、信号線128および129を介して給電コイル120に交流電力を供給するとともに、その電力量を制御する。また、給電制御部110は、受電装置200から、給電量を制御するための制御信号を受信する。給電制御部110は、制御信号を受信した場合には、その制御信号に従って給電量を制御する。この制御信号には、例えば、給電を停止させるための制御信号が含まれる。
給電コイル120は、給電制御部110により電力が供給されると、アンペールの法則に従って電磁波を発生するものである。この電磁波を介して受電装置200に交流電力が供給される。
受電装置200は、電磁波により供給された電源を受電するものである。この受電装置200は、充電制御部210、受電コイル220、および、異物検出部240を備える。
充電制御部210は、受電コイル220から配線228および229を介して受電した電源を二次電池などに充電するとともに、充電において電流や電圧を制御するものである。具体的には、充電制御部210は、受電した交流電力を直流に変換する。そして、充電制御部210は、二次電池の特性や、充電時間などに基づいて電圧や電流を制御する。
また、充電制御部210は、異物を検出すべき期間である監視期間の開始時に、給電を停止させるための制御信号を給電装置100に送信することにより、給電を停止させる。給電が停止すると、充電制御部210は、交流電圧Vtを受電コイル220に印加し、その交流電圧Vtの印加により受電コイル220に発生する電流Itと交流電圧Vtとの測定値を異物検出部240に信号線219を介して供給する。そして、充電制御部210は、給電装置100と受電装置200との間に異物があるか否かを判断した結果である検出結果を異物検出部240から受け取る。
充電制御部210は、監視期間経過後に交流電圧Vtの印加を停止する。交流電圧Vtの印加停止後において、充電制御部210は、給電を開始させるための制御信号を給電装置100に送信することにより、給電を再開させる。ただし、異物がある場合には、充電制御部210は、充電電流を停止または低下させる。そして、充電電流の制御によって対応できない場合(例えば、充電電流をこれ以上低下できない場合)、充電制御部210は、制御信号を給電装置100に送信しない。これにより、給電が再開されない。なお、充電制御部210は、異物が検出された場合に、監視期間経過後、停止前より一定量低い給電量で給電を開始させるための制御信号を送信することもできる。これにより、異物検出時においても、継続して給電が行われる。
受電コイル220は、給電コイル120から電磁波が供給されると、電磁誘導の法則に従って、その電磁波の磁束の変化に応じた誘導電圧が誘起される位置に配置されたコイルである。
異物検出部240は、交流電圧Vtと電流Itとから、受電コイル220におけるインピーダンスの変化量を求め、その変化量に基づいて異物を検出するものである。異物検出部240は、異物の有無を検出した検出結果を充電制御部210に信号線249を介して出力する。
図2は、第1の実施の形態における受電コイル220におけるパラメータの変化の原因を説明するための図である。受電コイル220が発生させた電磁界において、金属などの導電性の異物300があった場合を想定する。電磁界が変化すると、この異物300において、電磁誘導効果により渦電流が発生する。この渦電流によるジュール熱により異物は発熱する。また、渦電流が発生させた磁界が受電コイル220に作用し、受電コイル220の等価回路における抵抗やリアクタンスを変化させる。したがって、受電装置200は、受電コイル220における抵抗やリアクタンスの変化量から、異物の有無を判断することができる。図2において、点線の矢印は、受電コイル220が発生させた磁界であり、実線の矢印は渦電流である。一点鎖線の矢印は、渦電流が発生させた磁界である。
図3は、第1の実施の形態における非接触給電システムの等価回路の一例を示す回路図である。給電コイル120は、1次インダクタンス(L1)121および1次キャパシタンス(C1)122を含む等価回路に置き換えられる。受電コイル220は、2次インダクタンス(L2)221、2次抵抗(r2)222、および、2次キャパシタンス(C2)223を含む等価回路に置き換えられる。充電制御部210は、負荷抵抗(R2)211を含む等価回路に置き換えられる。充電制御部210において、整流器は省略されている。また、充電制御部210内には、監視期間において、交流電源213が挿入される。前述したように異物が存在する場合には、受電コイル220の等価回路において、2次抵抗r2および2次インダクタンスL2のうちの少なくとも一方が変化するため、それらの変化量から異物が検出される。なお、この等価回路において、給電コイル120の抵抗は、省略されている。
[給電制御部の構成例]
図4は、第1の実施の形態における給電制御部110の一構成例を示すブロック図である。給電制御部110は、復調回路111および給電制御回路112を備える。
復調回路111は、受電装置200からの交流信号を復調して、その交流信号に重畳された制御信号を取り出すものである。復調回路111は、その制御信号を給電制御回路112に出力する。給電制御回路112は、制御信号に従って、受電装置200に供給する電力量を制御するものである。
[充電制御部の構成例]
図5は、第1の実施の形態における充電制御部210の一構成例を示すブロック図である。この充電制御部210は、変調回路212、交流電源213、整流器214、切替器215、電圧測定回路216、電流測定回路217、充電制御回路218、および、電源制御部250を備える。また、充電制御部210は、受電装置200に二次電池260が装着された場合に、その二次電池260に接続される。なお、二次電池260は、受電装置200に内蔵される電池であってもよい。
変調回路212は、給電装置100への交流信号の振幅などを変調することにより制御信号を重畳するものである。なお、変調回路212は、特許請求の範囲に記載の送信回路の一例である。
交流電源213は、電源制御部250の制御に従って、二次電池260からの直流電力を交流に変換して受電コイル220に供給するものである。交流電力の供給において、交流電圧の周波数および振幅は、一定の値であることが望ましい。交流電源213として、例えば、インバータが用いられる。交流電源213には、入力端子、出力端子、および、イネーブル端子ENが設けられている。入力端子は、切替器215を介して二次電池260に接続される。出力端子は、受電コイル220に接続される。イネーブル端子ENは、電源制御部250に接続される。イネーブル端子ENには、交流電源213を有効または無効にするためのイネーブル信号が入力される。交流電源213に交流電力を供給させる(有効にする)場合には、イネーブル信号を例えば、ハイレベルに設定する。一方、交流電源213に交流電力を供給させない(無効にする)場合には、イネーブル信号を例えば、ローレベルに設定する。交流電源213が無効にされた場合、交流電源213のインピーダンスは、出力端子から交流電源213内へ電流が逆流しない程度に高くなる。
整流器214は、給電装置100からの交流電力を直流に変換して、切替器215を介して充電制御回路218に供給するものである。
切替器215は、電源制御部250の制御に従って、電源制御部250および交流電源213への直流電力の供給元を切り替えるものである。この切替器215には、2つの入力端子と1つの出力端子と制御端子とが設けられている。入力端子の一方は、整流器214に接続され、他方は二次電池260の高電位側の端子に接続される。出力端子は、電源制御部250および交流電源213に接続される。制御端子にはイネーブル信号が入力される。切替器215は、例えば、入力されたイネーブル信号がローレベルの場合に、直流電力の供給元を整流器214に切り替え、ハイレベルの場合に、二次電池260に切り替える。
電圧測定回路216は、交流電源213が印加した交流電圧Vtを測定するものである。この電圧測定回路216は、必要に応じて測定値をA/D(Analog to Digital)変換して異物検出部240および電源制御部250に供給する。電流測定回路217は、交流電圧Vtにより受電コイル220に生じた交流電流Itを測定するものである。この電流測定回路217は、必要に応じて測定値をA/D変換して異物検出部240および電源制御部250に供給する。なお、電流測定回路217は、交流電流の代わりに、充電制御部210に直列に挿入された直流回路の電流を測定することもできる。
充電制御回路218は、変換された直流電力の電圧や電流を制御して、二次電池260を充電するものである。具体的には、充電制御回路218は、レギュレータなどを使用して電圧を一定に制御し、充電時間に応じて電流を制御する。例えば、充電制御回路218は、短時間で充電を完了すべき急速充電モードが設定されたか否かにより、充電電流を増減する。また、充電制御回路218は、異物検出時に2次電池等への充電電流の供給を制御(停止など)する。充電電流が低下することにより、充電装置200からの磁界による異物の温度上昇が抑制される。この場合、受電装置200は、異物検出時に、充電電流の制御結果を給電装置100へ送信してもよい。
電源制御部250は、異物の検出結果に基づいて給電装置100および交流電源213を制御するものである。この電源制御部250は、変調回路212を介して制御信号を給電装置100に送信することにより、給電装置100を制御する。また、電源制御部250は、イネーブル信号を交流電源213および切替器215に出力することにより、交流電源213および切替器215を制御する。電源制御部250の動作の詳細については、後述する。
なお、充電制御部210は、電圧測定回路216により交流電圧Vtの振幅や位相を測定しているが、振幅が監視期間において一定であれば、Vtの位相のみを測定する構成としてもよい。この場合、異物検出部240に予め、交流電圧Vtの振幅値を設定しておき、異物検出部240は、その振幅値と測定された位相とを使用して異物を検出すればよい。
図6は、第1の実施の形態における電源制御部250の一構成例を示すブロック図である。電源制御部250は、受電電圧測定部251、監視期間タイマ252、給電装置制御部253、交流電源制御部254、および、検出結果記憶部255を備える。
受電電圧測定部251は、整流器214により直流に変換された電力における電圧を受電電圧Vinとして測定するものである。受電電圧測定部251は、測定値を必要に応じてA/D変換して給電装置制御部253および交流電源制御部254に供給する。
監視期間タイマ252は、給電期間および監視期間を交互に繰り返し計時するものである。この給電期間は、給電装置100を制御して交流電力を受電装置200に供給させるための期間である。また、監視期間は、異物を検出するための期間である。監視期間タイマ252は、タイマ値を給電装置制御部253および交流電源制御部254に供給する。
給電装置制御部253は、給電装置100を制御して交流電力を受電装置200に供給させるものである。この給電装置制御部253は、タイマ値が監視期間内の値である場合、給電を停止させるための制御信号を生成し、変調回路212を介して給電装置100へ送信する。また、給電装置制御部253は、監視期間内のいずれかのタイミング(例えば、監視期間の終了時)における検出結果を検出結果記憶部255に保持させる。
一方、タイマ値が給電期間内の値である場合、給電装置制御部253は、交流電圧Vtの測定値を取得し、検出結果記憶部255から検出結果を読み出す。そして、給電装置制御部253は、Vtが所定値以下であるか否かによりVtの印加が停止しているか否かを判断する。Vtの印加が停止した場合には、給電装置制御部253は、給電を開始させるための制御信号を生成して給電装置100へ送信する。ただし、異物が検出され、充電電流制御回路218による充電電流の制御では対応できない場合(例えば、充電電流をこれ以上低下できない場合)には、給電装置制御部253は、給電を開始させるための制御信号を生成して給電装置100へ送信しない。給電を開始させた後、監視期間が開始するまでの間、給電装置制御部253は、受電電圧Vinの値に基づいて給電量を制御するための制御信号を送信する。例えば、給電装置制御部253は、Vinが一定範囲内になるように、給電量を増減するための制御信号を送信する。
なお、検出結果を保持させるタイミングは、監視期間の終了時に限定されない。交流電圧Vtの印加に応じて異物検出部240が検出結果を返したときから、監視期間の終了時までの間のタイミングであれば、どのタイミングであってもよい。また、給電装置制御部253は、Vtの測定値に基づいてVtの印加が停止したか否かを判断しているが、別の方法でVtの印加が停止したと判断することもできる。例えば、給電装置制御部253は、監視期間の終了時から一定期間が経過したときにVtの印加が停止したと判断することもできる。
交流電源制御部254は、交流電源213を制御して交流電圧Vtを印加させるものである。この交流電源制御部254は、タイマ値が監視期間内の値である場合、受電電圧Vinの測定値を取得する。そして、交流電源制御部254は、Vinが所定値以下であるか否かにより給電が停止したか否かを判断する。給電が停止したのであれば、交流電源制御部254は、イネーブル信号をハイレベルにして交流電源254に交流電圧Vtを印加させる。一方、タイマ値が給電期間内の値である場合、交流電源制御部254は、イネーブル信号をローレベルにして交流電圧Vtの印加を停止させる。
なお、交流電源制御部254は、Vinの測定値に基づいて給電が停止したか否かを判断しているが、別の方法で給電が停止したと判断することもできる。例えば、交流電源制御部254は、監視期間の開始時から一定期間が経過したときに給電が停止したと判断することもできる。
検出結果記憶部255は、給電装置制御部253の制御に従って異物の検出結果を保持するものである。
図7は、第1の実施の形態における給電装置制御部253および交流電源制御部254の動作の一例を示す図である。監視期間タイマ252において、0乃至Teまでのタイマ値Tが繰り返し計時されるものとする。また、Tが0乃至Ts−1(Tsは、0より大きく、Te未満の値)の期間を給電期間とし、Ts乃至Teの期間を監視期間とする。
給電期間において、給電装置制御部253は、交流電圧Vtの印加が停止したならば、制御信号により給電装置100を制御して給電を開始させる。ただし、異物が検出され、充電電流制御回路218による充電電流の制御では対応できない場合には、給電装置制御部253は、給電を開始させるための制御信号を生成して給電装置100へ送信しない。給電を開始させた後において、給電装置制御部253は、受電電圧Vinの値に基づいて、給電量を制御する。そして、監視期間の開始時(T=Ts)において、給電装置制御部253は、給電装置100を制御して給電を停止させる。
一方、監視期間において、交流電源制御部254は、給電が停止したならば、イネーブル信号をハイレベルにして交流電圧Vtの印加を開始させる。そして、監視期間の終了時(T=Te)において、交流電源制御部254は、イネーブル信号をローレベルにして交流電圧Vtの印加を停止させる。
なお、電源制御部250は、異物が検出された後も、監視期間が開始するたびに、交流電圧Vtの印加を開始させる構成としているが、異物が検出されたとき以降において電源制御部250はVtを印加させない構成とすることもできる。あるいは、電源制御部250は、異物が検出されたのであれば、監視頻度を低下させる構成としてもよい。
また、最初に給電期間が開始する構成としているが、最初に監視期間が開始する構成としてもよい。また、電源制御部250が監視期間を繰り返し計時する構成としているが、監視期間を一回だけ計時する構成としてもよい。この構成において電源制御部250は、異物があった場合には、給電を停止させたままにし、異物がなかった場合には、給電を再開させればよい。
また、給電を制御することができるのであれば、制御信号は、給電を開始または終了させるための信号に限定されない。例えば、受電装置200は、給電を一定期間停止させるための制御信号、または、給電の再開を中止させるための制御信号を送信してもよい。この構成において、受電装置200は、監視期間開始時において、給電を一定期間停止させるための制御信号を送信し、異物があったのであれば、給電の再開を中止させるための制御信号を送信すればよい。
さらに、受電装置200が給電装置100を制御する構成としているが、給電装置100が受電装置200を制御する構成としてもよい。この構成では、給電装置100が、監視期間タイマを備え、監視期間開始時に給電を停止し、その後に交流電圧Vtの印加開始を指示する制御信号を受電装置200に送信する。そして、受電装置200は、監視期間において異物の検出結果を示す信号を給電装置100に送信する。監視期間終了時に、給電装置100は、交流電圧Vtの印加停止を指示する制御信号を受電装置200に送信する。給電装置100は、異物がない場合に給電期間において給電を開始し、異物がある場合は給電を開始しない。
図8は、第1の実施の形態における異物検出部240の一構成例を示すブロック図である。異物検出部240は、2次抵抗変化量取得回路241、2次インダクタンス変化量取得回路242、および、異物検出回路243を備える。
2次抵抗変化量取得回路241は、交流電圧Vtおよび電流Itの測定値から、受電コイル220における抵抗の変化量を2次抵抗変化量Δr2として取得するものである。2次抵抗変化量取得回路241は、例えば、次の式1を使用して、2次抵抗r2を算出する。
Figure 2013219944
式1において、「Re()」は、()内の複素数の実数部を返す関数である。上部にドットを付した電圧Vまたは電流Iは、複素数で表記した交流電圧または交流電流を表している。R2は、充電制御部210における負荷の負荷抵抗である。R2の単位は、例えば、オーム(Ω)である。式1の導出方法については後述する。
2次抵抗変化量取得回路241は、算出した2次抵抗r2から、次の式2を使用して、2次抵抗変化量Δr2を算出する。2次抵抗変化量取得回路241は、算出したΔr2を異物検出回路243に出力する。
Figure 2013219944
式2において、r0は、異物がない場合に測定された受電コイル220の本来の2次抵抗である。
2次インダクタンス変化量取得回路242は、交流電圧Vtおよび電流Itの測定値から、受電コイル220の等価回路におけるインダクタンスの変化量を2次インダクタンス変化量ΔL2として取得するものである。2次インダクタンス変化量取得回路242は、例えば、次の式3を使用して、2次インダクタンスL2を算出する。
Figure 2013219944
式3において、「Im()」は、()内の複素数の虚数部を返す関数である。また、ωは角周波数であり、単位は、ラジアン/秒(rad/s)である。C2は、受電コイル220の等価回路におけるキャパシタンスであり、単位は、例えば、ファラド(F)である。式3の導出方法については後述する。
2次インダクタンス変化量取得回路242は、算出した2次インダクタンスL2から、次の式4を使用して、2次インダクタンス変化量ΔL2を算出する。2次抵抗変化量取得回路242は、算出したΔL2を異物検出回路243に出力する。
Figure 2013219944
この式4において、Lは、異物が存在しない場合に測定された受電コイル220本来のインダクタンスである。
ここで、式1および式3の導出方法について説明する。図3に例示した受電装置200の等価回路におけるインピーダンスZは、次の式5から求められる。
Figure 2013219944
交流電圧Vtが印加された場合、式5と電流Itとから、次の式6が得られる。
Figure 2013219944
この式6の両辺の実数部を求めることにより式1が得られる。また、式6の両辺の虚数部を求めることにより式3が得られる。
異物検出回路243は、2次抵抗変化量Δr2と2次インダクタンス変化量ΔL2とから、異物の有無を検出するものである。例えば、異物検出回路243は、Δr2およびΔL2と閾値Th1およびTh2とを比較する。閾値Th1は、Δr2と比較するための閾値であり、閾値Th2は、ΔL2と比較するための閾値である。そして、異物検出回路243は、例えば、Δr2が閾値Th1以上である場合、または、ΔL2が閾値Th2以上である場合に、異物があると判断する。異物検出回路243は、異物の検出結果を充電制御部210に出力する。
なお、異物検出部240は、Δr2が閾値Th1以上であり、かつ、ΔL2が閾値Th2以上である場合に、異物があると判断してもよい。また、異物検出部240は、第2の実施の形態において後述するように、ΔL2を取得せず、Δr2が閾値以上である場合に異物があると判断してもよい。あるいは、異物検出部240は、Δr2を取得せず、ΔL2が閾値以上である場合に異物があると判断してもよい。もしくは、異物検出部240は、Δr2とΔωL2との加算値が閾値以上である場合に異物があると判断してもよい。
ここで、供給電圧に対するΔr2およびΔL2の値は、異物のサイズや物性により、異なる値となる。このため、これらの値により、物質の種類が特定される。特に、Δrの増加に応じて異物の温度が上昇するため、温度がある値未満になるように、受電する電流を制御することにより、温度上昇が抑制される。
[給電装置の動作例]
図9は、第1の実施の形態における給電制御処理の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、この給電制御処理は、例えば、給電装置100に電源が投入されたときに開始される。
給電装置100は、交流電力の給電を開始する(ステップS901)。そして、給電装置100は、給電量を制御するための制御信号を受信したか否かを判断する(ステップS902)。給電量を制御するための制御信号を受信した場合には(ステップS902:Yes)、(ステップ906)、ステップS902に戻る。一方、受信していない場合には(ステップS902:No)、給電装置100は、給電を停止させるための制御信号を受信したか否かを判断する(ステップS903)。給電を停止させるための制御信号を受信していない場合には(ステップS903:No)、給電装置100は、ステップS902に戻り、受信した場合には(ステップS903:Yes)、給電を停止する(ステップS904)。
給電停止後、電装置100は、給電を開始させるための制御信号を受信したか否かを判断する(ステップS905)。給電を開始させるための制御信号を受信していない場合には(ステップS905:No)、給電装置100は、ステップS905に戻り、受信した場合には(ステップS905:Yes)、ステップS901に戻る。
[受電装置の動作例]
図10は、第1の実施の形態における充電制御処理の一例を示すフローチャートである。この給電制御処理は、例えば、給電装置100から電源供給が開始されたときに受電装置200により開始される。
受電装置200は、監視期間が開始したか否かを判断する(ステップS951)。開始したのであれば(ステップS951:Yes)、受電装置200は、給電を停止させるための制御信号を給電装置100に送信する(ステップS952)。そして、給電停止後に受電装置200は、受電コイル220への交流電圧Vtの印加を開始する(ステップS953)。受電装置200は、異物を検出するための異物検出処理を実行する(ステップS970)。
受電装置200は、監視期間が終了したか否かを判断する(ステップS954)。終了していなければ(ステップS954:No)、受電装置200はステップS954に戻る。一方、終了したのであれば(ステップS954:Yes)、受電装置200は、受電コイル220への交流電圧Vtの印加を停止する(ステップS955)。受電装置200は、異物検出フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS956)。異物検出フラグは、異物の検出結果を示す変数であり、例えば、異物が検出された場合にオンが設定され、検出されなかった場合にオフが設定される。異物検出フラグがオフである場合(ステップS956:No)、受電装置200は、給電を開始させるための制御信号を給電装置100に送信する(ステップS957)。異物検出フラグがオンである場合(ステップS956:Yes)、受電装置200は、充電電流を制御する。そして、必要に応じて制御信号を送信する(ステップS961)。ステップS961またはステップS957の後、受電装置200は、ステップS951に戻る。
監視期間が開始していない場合(ステップS951:No)、受電装置200は、受電電圧Vinを測定する(ステップS958)。そして、受電装置200は、受電電圧Vinに基づいて給電量を増減するための制御信号を給電装置100に送信する(ステップS959)。ステップS959の後、受電装置200は、ステップS951に戻る。
図11は、第1の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。受電装置200は、交流電圧Vtおよび電流Itを測定する(ステップS971)。受電装置200は、VtおよびItを式1および式2に代入して2次抵抗変化量Δr2を算出する(ステップS972)。また、受電装置200は、VtおよびItを式3および式4に代入して2次インダクタンス変化量ΔL2を算出する(ステップS973)。
受電装置200は、Δr2が閾値Th1以上、または、ΔL2が閾値Th2以上であるか否かにより、異物を検出したか否かを判断する(ステップS974)。異物を検出した場合には(ステップS974:Yes)、受電装置200は、異物検出フラグをオンにする(ステップS975)。異物を検出しなった場合には(ステップS974:No)、受電装置200は、異物検出フラグをオフにする(ステップS976)。ステップS975またはS976の後、受電装置200は、異物検出処理を終了する。
図12乃至図14は、第1の実施の形態における異物の温度とコイルの抵抗値との関係の一例を示すグラフである。図12乃至図14の縦軸は、異物の温度またはコイルの抵抗値であり、横軸は異物の位置である。温度の単位は度(℃)であり、抵抗値の単位はミリオーム(mΩ)である。位置の単位はミリメートル(mm)である。横軸において、コイルの中央を原点として、その中央を含み、コイル面に平行な所定の直線上の位置が異物の位置として測定される。また、図12乃至図14において、丸印は、異物の温度の測定結果をプロットしたものであり、四角形の印は、受電コイル220の抵抗値の測定結果をプロットしたものである。
図12は、厚さ0.5mm、7mm四方の大きさの鉄を異物としてコイル間に挿入した場合の測定結果である。図13は、厚さ0.5mm、13mm四方の大きさの鉄を異物として挿入した場合の測定結果である。図14は、厚さ0.5mm、20mm四方の大きさの鉄を異物として挿入した場合の測定結果である。
図12乃至図14に例示するように、コイルの中央から少し離した位置に異物が置かれると、異物の温度が高くなり、コイル(220)の抵抗値も上昇する。一方、中央付近に異物が置かれると、異物の温度が低くなり、コイルの抵抗値も低くなる。これは、前述したように、異物内の渦電流によりジュール熱が発生し、また、その渦電流が発生させた磁界の作用により、コイルの抵抗値などのパラメータが変化するためである。
なお、図12乃至図14において、位置が負数である場合の温度は測定されていない。これは、位置が負数である場合の温度変化は、位置が正数である場合と同様の変化であると推定されるためである。
このように、第1の実施の形態によれば、受電装置200は、受電コイルに交流電圧を印加し、その交流電圧と電流とから受電コイル220のインピーダンスの変化量を求め、変化量に基づいて異物を検出することができる。インピーダンスの変化量はコイル間に異物が混入すると変動するため、インピーダンスの変化量から、異物が正確に検出される。
なお、第1の実施の形態における非接触給電システムは、給電コイル120および受電コイル220を使用して給電するとともに、制御信号を送受信している。しかし、非接触給電システムに、給電コイル120および受電コイル220とは別途に、制御信号を送受信するためのコイルを設けて、そのコイルを使用して、給電装置100および受電装置200が制御信号を送受信する構成としてもよい。
<2.第2の実施の形態>
[異物検出部の構成例]
図15は、第2の実施の形態における異物検出部240の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の異物検出部240は、ΔL2を取得せず、Δr2のみから異物の有無を検出する点において、第1の実施の形態と異なる。具体的には、第2の実施の形態の異物検出部240は、2次インダクタンス変化量取得回路242を備えない点において、第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態の異物検出回路243は、2次抵抗変化量Δr2と、電流Itとから、異物を検出する。例えば、異物検出回路243は、Δr2×It×Itを算出し、その値が閾値Th1'以上である場合に、異物があると判断する。これは、渦電流によるジュール熱の熱量が、Δr2×It×Itに比例するためである。
[受電装置の動作例]
図16は、第2の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態の異物検出処理は、ステップS973およびS974の代わりにステップS977を実行する点において第1の実施の形態と異なる。
受電装置200は、2次抵抗変化量Δr2の算出後(ステップS972)、Δr2×It×Itが閾値Th1'以上であるか否かにより異物を検出したか否かを判断する(ステップS977)。異物を検出した場合には(ステップS977:Yes)、受電装置200は、異物検出フラグをオンにする(ステップS975)。一方、異物を検出しなかった場合には(ステップS977:No)、受電装置200は、異物検出フラグをオフにする(ステップS976)。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、受電装置200は、2次抵抗変化量Δr2と、電流Itとから、発熱しうる異物を検出することができる。このため、異物検出時に給電量を制御することにより、非接触給電システムは、異物の発熱を防止することができる。
<3.第3の実施の形態>
[異物検出部の構成例]
図17は、第3の実施の形態における異物検出部240の一構成例を示すブロック図である。第3の実施の形態の異物検出部240は、制御量決定回路244をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。制御量決定回路244は、異物があった場合に、給電量の制御量ΔWを算出する。一方、異物があった場合に、制御量決定回路244は、ΔWに「0」の値を設定する。制御量決定回路244は、制御量ΔWを検出結果として充電制御部210に出力する。なお、制御量決定回路244は、特許請求の範囲に記載の制御量決定部の一例である。
ここで、異物の温度上昇量ΔTは、一般に、異物の熱抵抗Rtから次の式7により求められる。Rtの単位は、例えば、度/ワット(℃/W)である。
Figure 2013219944
式7において、ドットを付していないI2は、交流の電流Itの絶対値であることを表わす。
式7において、機器の損傷などが生じない程度のΔTとなる場合における受電コイル220の電流Itの値をI2Lとする。このI2Lを発生させるのに必要な供給電力W1Lは、給電効率をηとした場合、次の式8から算出される。
Figure 2013219944
式8において、W2Lは、電流ItがI2Lである場合の受電電力である。
一方、異物が検出された場合における受電コイル220の誘導電流をI2Hとすると、このI2Hを発生させるのに必要な供給電力W1Hは、次の式9から算出される。
Figure 2013219944
式9において、W2Hは、電流ItがI2Hである場合の受電電力である。
式7および式9に基づいて、制御量ΔWは、次の式10から算出される。なお、受電装置200が想定した給電効率が、実際の値と異なる場合や、給電効率自体を受電装置200が取得できない場合もある。そこで、受電装置200は、ΔWの代わりに、W2HとΔWとの比率(ΔW/W2H)や、W2H−W2Lの値を給電装置100へ送信してもよい。給電装置100は、受信した値を式7乃至9に基づいて、ΔWに換算して、給電量を制御すればよい。
Figure 2013219944
[受電装置の動作例]
図18は、第3の実施の形態における異物検出処理の一例を示すフローチャートである。第3の実施の形態の異物検出処理は、ステップS975およびS976の代わりにステップS978およびS979を実行する点において第2の実施の形態と異なる。受電装置200は、異物があった場合には(ステップS977:Yes)、受電装置200は、式10を使用して制御量ΔWを算出する(ステップS978)。一方異物がなかった場合には(ステップS977:No)、受電装置200は、ΔWに「0」を設定する(ステップS979)。
[給電装置の動作例]
図19は、第3の実施の形態における充電制御処理の一例を示すフローチャートである。第3の実施の形態の充電制御処理は、ステップS956の代わりにS960を実行する点において第1の実施の形態と異なる。
受電装置200は、交流電圧の印加の停止後(ステップS955)、ステップS956を実行せずにステップS957を実行する。また、監視期間が開始していない場合には(ステップS951)、受電装置200は、ΔWが0であるか否かを判断する(ステップS960)。ΔW=0でない場合には(ステップS960:No)、受電装置200は、充電電流を制御する。そして、必要に応じて、給電量をΔW制御するための制御信号を給電装置100に送信し(ステップS961)、ステップS951に戻る。ΔW=0である場合には(ステップS960:Yes)、受電装置200は、ステップS958およびS959を実行する。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、受電装置200は、異物を検出するとともに、電力量の制御量を求めることができる。これにより、異物検出時においても、非接触給電システムは、適切な電力量により給電を継続することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)給電装置により磁界を介して電力が供給された場合には当該電力を受電する受電コイルと、
前記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、
前記交流電圧が印加された前記受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する異物検出部と
を具備する受電装置。
(2)前記異物の検出結果に基づいて前記給電装置を制御する電源制御部をさらに具備する前記(1)記載の受電装置。
(3)前記電源制御部は、前記電力を供給している前記給電装置と前記受電装置との間において前記異物を検出するときには前記給電装置を制御して前記電力の供給を停止させた後に前記交流電源を制御して前記交流電圧を印加させる
前記(2)記載の受電装置。
(4)前記電源制御部は、前記給電装置を制御するための給電期間と前記異物を検出するための監視期間とを交互に繰り返し、前記給電期間において前記給電装置に前記電力を供給させ、前記監視期間において前記交流電源に前記交流電圧を印加させる
前記(3)記載の受電装置。
(5)前記電源制御部は、前記異物がないと判断された場合には前記給電期間において前記給電装置に前記電力を供給させる
前記(4)記載の受電装置。
(6)前記異物の検出において前記異物があると判断された場合には前記電力の制御量を前記変化量と前記誘導電流とに基づいて決定する制御量決定部をさらに具備し、
前記電源制御部は、前記制御量が決定された場合には前記給電期間において前記制御量に応じて前記給電装置を制御する
前記(4)記載の受電装置。
(7)前記給電装置を制御するための制御信号を前記給電装置に送信する制御信号送信回路をさらに具備し、
前記電源制御部は、前記制御信号を生成して前記制御信号送信回路に送信させることにより前記給電装置を制御する
前記(2)乃至(6)のいずれかに記載の受電装置。
(8)前記受電装置に接続された負荷への充電電流を前記異物の検出結果に基づいて制御する充電制御回路をさらに具備する前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の受電装置。
(9)前記充電電流の制御結果を前記給電装置に送信する制御結果送信回路をさらに具備する前記(8)記載の受電装置。
(10)前記インピーダンスは、前記受電コイルの抵抗およびリアクタンスのうちの少なくとも一方を含む
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の受電装置。
(11)前記異物検出部は、前記変化量が所定の閾値を超える場合には前記異物があると判断する
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の受電装置。
(12)前記インピーダンスは前記受電コイルの抵抗を含み、
前記異物検出部は、前記抵抗の変化量および前記誘導電流から前記異物の渦電流損を生成して当該渦電流損が所定の閾値を超える場合には前記異物があると判断する
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の受電装置。
(13)異物検出部が、交流電圧が印加された受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成する生成手順と、
前記異物検出部が、前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する検出手順と
を具備する受電装置の制御方法。
(14)磁界を介して電力を供給する給電装置と、
前記電力を受電する受電コイルと、前記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、前記交流電圧が印加された前記受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する異物検出部とを備える受電装置と
を具備する給電システム。
100 給電装置
110 給電制御部
111 復調回路
112 給電制御回路
120 給電コイル
121 1次インダクタンス
122 1次キャパシタンス
200 受電装置
210 充電制御部
211 負荷抵抗
212 変調回路
213 交流電源
214 整流器
215 切替器
216 電圧測定回路
217 電流測定回路
218 充電制御回路
220 受電コイル
221 2次インダクタンス
223 2次キャパシタンス
221 インダクタンス
240 異物検出部
241 2次抵抗変化量取得回路
242 2次インダクタンス変化量取得回路
243 異物検出回路
244 制御量決定回路
250 電源制御部
251 受電電圧測定部
252 監視期間タイマ
253 給電装置制御部
254 交流電源制御部
255 検出結果記憶部
260 二次電池

Claims (14)

  1. 給電装置により磁界を介して電力が供給された場合には当該電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、
    前記交流電圧が印加された前記受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する異物検出部と
    を具備する受電装置。
  2. 前記異物の検出結果に基づいて前記給電装置を制御する電源制御部をさらに具備する請求項1記載の受電装置。
  3. 前記電源制御部は、前記電力を供給している前記給電装置と前記受電装置との間において前記異物を検出するときには前記給電装置を制御して前記電力の供給を停止させた後に前記交流電源を制御して前記交流電圧を印加させる
    請求項2記載の受電装置。
  4. 前記電源制御部は、前記給電装置を制御するための給電期間と前記異物を検出するための監視期間とを交互に繰り返し、前記給電期間において前記給電装置に前記電力を供給させ、前記監視期間において前記交流電源に前記交流電圧を印加させる
    請求項3記載の受電装置。
  5. 前記電源制御部は、前記異物がないと判断された場合には前記給電期間において前記給電装置に前記電力を供給させる
    請求項4記載の受電装置。
  6. 前記異物の検出において前記異物があると判断された場合には前記電力の制御量を前記変化量と前記誘導電流とに基づいて決定する制御量決定部をさらに具備し、
    前記電源制御部は、前記制御量が決定された場合には前記給電期間において前記制御量に応じて前記給電装置を制御する
    請求項4記載の受電装置。
  7. 前記給電装置を制御するための制御信号を前記給電装置に送信する制御信号送信回路をさらに具備し、
    前記電源制御部は、前記制御信号を生成して前記制御信号送信回路に送信させることにより前記給電装置を制御する
    請求項2記載の受電装置。
  8. 前記受電装置に接続された負荷への充電電流を前記異物の検出結果に基づいて制御する充電制御回路をさらに具備する請求項1記載の受電装置。
  9. 前記充電電流の制御結果を前記給電装置に送信する制御結果送信回路をさらに具備する
    請求項8記載の受電装置。
  10. 前記インピーダンスは、前記受電コイルの抵抗およびリアクタンスのうちの少なくとも一方を含む
    請求項1記載の受電装置。
  11. 前記異物検出部は、前記変化量が所定の閾値を超える場合には前記異物があると判断する
    請求項1記載の受電装置。
  12. 前記インピーダンスは前記受電コイルの抵抗を含み、
    前記異物検出部は、前記抵抗の変化量および前記誘導電流から前記異物の渦電流損を生成して当該渦電流損が所定の閾値を超える場合には前記異物があると判断する
    請求項1記載の受電装置。
  13. 異物検出部が、交流電圧が印加された受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成する生成手順と、
    前記異物検出部が、前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する検出手順と
    を具備する受電装置の制御方法。
  14. 磁界を介して電力を供給する給電装置と、
    前記電力を受電する受電コイルと、前記受電コイルに交流電圧を印加する交流電源と、前記交流電圧が印加された前記受電コイルに生じた電流と前記交流電圧とから前記受電コイルのインピーダンスの変化量を生成して前記受電コイルと前記給電装置との間における異物を前記変化量に基づいて検出する異物検出部とを備える受電装置と
    を具備する給電システム。
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