JP2013219655A - プロトコル変換装置及びプロトコル変換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるプロトコルデータで制御される電子機器を容易に制御する。
【解決手段】プロトコル変換装置4は、第1プロトコル制御部23と第2プロトコル制御部25を備える。第1プロトコル制御部23は、中継装置6に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する。第2プロトコル制御部25は、中継装置6に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、中継装置6を介して受信した第2プロトコルデータを第1プロトコルデータに変換して第1プロトコル制御部23に送信する。そして、中継装置6を介して第1プロトコル制御部23が受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換して第2の電子機器に送信する。
【選択図】図2
【解決手段】プロトコル変換装置4は、第1プロトコル制御部23と第2プロトコル制御部25を備える。第1プロトコル制御部23は、中継装置6に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する。第2プロトコル制御部25は、中継装置6に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、中継装置6を介して受信した第2プロトコルデータを第1プロトコルデータに変換して第1プロトコル制御部23に送信する。そして、中継装置6を介して第1プロトコル制御部23が受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換して第2の電子機器に送信する。
【選択図】図2
Description
本開示は、例えば、異なるプロトコルを変換して電子機器間でデータの送受信を行うプロトコル変換装置及びプロトコル変換方法に関する。
従来、様々なメーカで開発される電子機器として、カメラ(例えば、高速度撮影カメラ等)やカメラのコントローラがある。また、複数の拠点に配置された複数台のカメラの動作を制御するために、カメラをネットワーク接続してオペレータが制御することが可能なカメラネットワークシステムが開発されている。このため、カメラネットワークシステムにおいて、異なるメーカで開発されたカメラを同時に使用する機会が増えてきた。
しかし、カメラを制御するためのプロトコルはメーカ毎に異なっている。このため、カメラネットワークシステムに異なるメーカによって開発されたカメラが混在していると、メーカ毎に推奨されるコントローラを用いて、カメラを操作することが必要であった。ここで、複数のプロトコルから一のプロトコルを選択する技術として、特許文献1に開示されたものが知られていた。
特許文献1には、スイッチ情報に基づいて複数のプロトコルから一のプロトコルを選択して通信を行う技術が開示されている。
ところで、カメラネットワークシステムでは、あるメーカ(第1のメーカ)が開発したカメラを、異なるメーカ(第2のメーカ)で開発したコントローラを用いて制御する場合がある。しかし、第1のメーカで製造されたカメラ及びコントローラの間では、複雑なセッション管理(以下、「接続調停」と呼ぶ)を行っているが、この接続調停を行うためのプロトコルは公開されていない。このため、第2のメーカで製造されたコントローラが第1のメーカで製造されたカメラを制御することはできない。ここで、カメラとコントローラの間にプロトコル変換装置を設け、制御コマンドや制御結果のプロトコルをプロトコル変換装置で変換することが考えられた。しかし、単に、カメラとコントローラの間の通信にプロトコル変換装置を経由するだけでは、接続調停が複雑となり、十分な運用を行えない場合があった。
本開示はこのような状況に鑑みて成されたものであり、異なるプロトコルで制御される電子機器を容易に制御することを目的とする。
本開示は、第1プロトコル制御部が、中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する。そして、第2プロトコル制御部が、中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを第1プロトコルデータに変換して第1プロトコル制御部に送信し、中継装置を介して第1プロトコル制御部が受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換して第2の電子機器に送信するものである。
本開示によれば、第1の電子機器と第2の電子機器の間では、相互にプロトコルデータを変換している。このとき、設定された動作モードに対応する情報を加えて、第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する。このため、第1プロトコルデータを受信する第1の電子機器は、第1プロトコルデータの送信元となるプロトコル変換装置を、第1の電子機器における特定の機器であると認識する。このため、プロトコルの相違によらず、第1の電子機器と第2の電子機器をシームレスに互いに制御することが容易となる。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態例とする。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.一実施の形態例(第1プロトコルデータの送信処理の例)
2.変形例
1.一実施の形態例(第1プロトコルデータの送信処理の例)
2.変形例
<1.一実施の形態例>
[第1プロトコルデータの送信処理の例]
以下、本開示の一実施の形態例について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態例では、複数台のカメラを制御するカメラネットワークシステム1において、異なるプロトコルを相互に変換するプロトコル変換装置4に適用した例について説明する。このプロトコル変換装置4は、プロトコル変換装置4に実装されたコンピュータがプログラムを実行することにより、後述する内部ブロックが連携して行うプロトコル変換方法を実現する。なお、以下の説明では、第nプロトコルを用いて送受信されるデータを「第nプロトコルデータ」と呼ぶ(nは自然数)。
[第1プロトコルデータの送信処理の例]
以下、本開示の一実施の形態例について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態例では、複数台のカメラを制御するカメラネットワークシステム1において、異なるプロトコルを相互に変換するプロトコル変換装置4に適用した例について説明する。このプロトコル変換装置4は、プロトコル変換装置4に実装されたコンピュータがプログラムを実行することにより、後述する内部ブロックが連携して行うプロトコル変換方法を実現する。なお、以下の説明では、第nプロトコルを用いて送受信されるデータを「第nプロトコルデータ」と呼ぶ(nは自然数)。
図1は、カメラネットワークシステム1の構成例を示すネットワーク接続図である。
カメラネットワークシステム1は、複数台のカメラを制御可能な複数カメラコントローラ2aと、1台のカメラを制御可能な単数カメラコントローラ2bと、第1プロトコルデータと第2プロトコルデータを相互に変換可能なプロトコル変換装置4を備える。以下の説明では、複数カメラコントローラ2aと単数カメラコントローラ2bを、「第1コントローラ2」と総称する。なお、図中の破線は制御コマンド、制御結果等のデータの伝達経路を示している。
カメラネットワークシステム1は、複数台のカメラを制御可能な複数カメラコントローラ2aと、1台のカメラを制御可能な単数カメラコントローラ2bと、第1プロトコルデータと第2プロトコルデータを相互に変換可能なプロトコル変換装置4を備える。以下の説明では、複数カメラコントローラ2aと単数カメラコントローラ2bを、「第1コントローラ2」と総称する。なお、図中の破線は制御コマンド、制御結果等のデータの伝達経路を示している。
カメラネットワークシステム1は、第2プロトコルデータによる制御コマンドを送出する第2コントローラ5と、第1〜第3プロトコルデータの中継を行う中継装置6を備える。中継装置6には、例えばネットワークハブが用いられる。また、カメラネットワークシステム1は、中継装置6に接続され、第1コントローラ2又は第2コントローラ5によって動作が制御されるカメラ11a,11bと、カメラ12a,12bを備える。なお、カメラ11a,11bと中継装置6との間には、カメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)10a,10bが配置される。カメラコントロールユニット10a,10bによってカメラ11a,11bの詳細な動作設定が行われる。
上述した複数カメラコントローラ2aは、カメラコントロールユニット10a,10bを介して、同時にカメラ11a,11bを制御したり、同時にカメラ12a,12bを制御したりする。単数カメラコントローラ2bは、カメラ12a,12bのいずれかを制御する。
また、カメラネットワークシステム1は、Webネットワークを介して中継装置6に接続され、プロトコル変換装置4の各種のモードを設定するコンピュータ装置13を備える。コンピュータ装置13からプロトコル変換装置4に対して行われるモードの設定は第3のプロトコルを用いて行われる。この第3プロトコルには、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が用いられる。なお、以下の説明では、カメラコントロールユニット10a,10b、カメラ11a,11b,12a,12bを「カメラ」と総称する。また、第1コントローラ2とカメラは、第1プロトコルデータを送受信する「第1の電子機器」として用いられ、第2コントローラ5は、第2プロトコルデータを送受信する「第2の電子機器」として用いられる。
このプロトコル変換装置4を用いると、第2コントローラ5からは、プロトコル変換装置4が制御対象となるカメラのように認識できる。逆に、カメラからは、実際には第2コントローラ5によってなされている制御が、第1コントローラ2によってなされているように認識できる。もちろん、第1コントローラ2によっても、カメラの制御を行えることは従来のとおりである。
[第1及び第2プロトコルデータの内容]
ここで、第1及び第2プロトコルデータについて説明する。
第1プロトコルデータは、第1コントローラ2とカメラとの間で行われる接続調停に用いられる。第1プロトコルデータは、例えば、宛先情報、宛先制御、実制御コマンド及びチェックサムのフィールドによって構成される。
ここで、第1及び第2プロトコルデータについて説明する。
第1プロトコルデータは、第1コントローラ2とカメラとの間で行われる接続調停に用いられる。第1プロトコルデータは、例えば、宛先情報、宛先制御、実制御コマンド及びチェックサムのフィールドによって構成される。
第2プロトコルデータは、第2コントローラ5によって用いられる。この第2プロトコルデータは、第1プロトコルデータから実制御コマンドフィールドのバイナリデータを抜き出し、このバイナリデータをテキスト形式のデータにマッピングしたものである。
プロトコル変換装置4が備える第2プロトコル制御部25(後述する図2参照)が第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換するときには、宛先情報、宛先制御、チェックサムの各フィールドが削除される。そして、実制御コマンドフィールドから抽出されたバイナリデータがテキスト形式に変換される。
このように、第2プロトコルデータは、第1プロトコルデータに含まれる情報を減らしたものである。このため、第2プロトコルデータを用いる第2の電子機器は、第1プロトコルデータを用いて行うような複雑な接続調停が不要となり、単純なテキスト形式のデータをプロトコル変換装置4に送受信するだけでよい。
このように、第2プロトコルデータは、第1プロトコルデータに含まれる情報を減らしたものである。このため、第2プロトコルデータを用いる第2の電子機器は、第1プロトコルデータを用いて行うような複雑な接続調停が不要となり、単純なテキスト形式のデータをプロトコル変換装置4に送受信するだけでよい。
また、第2プロトコル制御部25が実制御コマンドフィールドから抽出したバイナリデータを1バイト毎にテキスト形式へ変換する際には、以下の処理が行われる。
例えば、第1プロトコルデータにおけるバイナリ形式の実制御コマンドフィールドから抽出したバイナリデータの文字列が“20a901”であったとする。このとき、プロトコル変換装置4は、第2プロトコルデータにおける改行形式の文字列として、バイナリデータを“20,a9,01”に変換する。
第2プロトコル制御部25が第2プロトコルデータから第1プロトコルデータに変換する場合には、反対の手順でテキスト形式のデータから実制御コマンドフィールドのバイナリデータに変換している。
例えば、第1プロトコルデータにおけるバイナリ形式の実制御コマンドフィールドから抽出したバイナリデータの文字列が“20a901”であったとする。このとき、プロトコル変換装置4は、第2プロトコルデータにおける改行形式の文字列として、バイナリデータを“20,a9,01”に変換する。
第2プロトコル制御部25が第2プロトコルデータから第1プロトコルデータに変換する場合には、反対の手順でテキスト形式のデータから実制御コマンドフィールドのバイナリデータに変換している。
[プロトコル変換装置の内部構成例]
図2は、プロトコル変換装置4の内部構成例を示すブロック図である。
プロトコル変換装置4は、コンピュータ装置13(図1を参照)からのユーザ操作を受け付けるメニューインターフェース部21と、第1プロトコル制御部23及び第2プロトコル制御部25の動作モードを設定するシステム制御部22を備える。また、プロトコル変換装置4は、第1プロトコル制御部23と、複数の制御コマンドの組をコマンドセットとして記録するコマンドセットテーブル24と、第2プロトコル制御部25とを備える。
図2は、プロトコル変換装置4の内部構成例を示すブロック図である。
プロトコル変換装置4は、コンピュータ装置13(図1を参照)からのユーザ操作を受け付けるメニューインターフェース部21と、第1プロトコル制御部23及び第2プロトコル制御部25の動作モードを設定するシステム制御部22を備える。また、プロトコル変換装置4は、第1プロトコル制御部23と、複数の制御コマンドの組をコマンドセットとして記録するコマンドセットテーブル24と、第2プロトコル制御部25とを備える。
メニューインターフェース部21は、第3プロトコルTCPポートを介してコンピュータ装置13と通信を行う。そして、メニューインターフェース部21は、コンピュータ装置13の表示部(不図示)にプロトコル変換装置4の動作モードを設定するための設定メニューを表示させ、この設定メニューから入力された設定データを受け取っている。この動作モードは、第3プロトコルを用いた第3プロトコルデータによってシステム制御部22に設定される。
メニューインターフェース部21を介してコンピュータ装置13が設定した動作モードの設定情報は、システム制御部22に送られ、システム制御部22は設定された動作モードに切り替わる。システム制御部22は、切り替わった動作モードに基づいて第1プロトコル制御部23及び第2プロトコル制御部25の動作モードを設定し、第1プロトコル制御部23と第2プロトコル制御部25の起動及び停止の制御を行う。そして、設定された動作モードに合わせて第1プロトコル制御部23と第2プロトコル制御部25が動作するように制御を行う。
ここで、動作モードには、第2コントローラ5がカメラ又は第1コントローラ2の動作を制御する制御モードと、第2コントローラ5がカメラ又は第1コントローラ2として動作する機器モードとしてのカメラモードがある。制御モードには、第1プロトコル制御部23が単数の第1の電子機器(例えば、カメラ12a)の動作を制御する単数制御モードと、複数の第1の電子機器(例えば、カメラ11a,11b)の動作を制御する複数制御モードがある。単数制御モード又は複数制御モードでは、第2プロトコル制御部25は、第2コントローラ5から受信した第2プロトコルデータを第1プロトコルデータに変換して第1プロトコル制御部23に送信する。また、カメラモードでは、第2プロトコル制御部25は、第1プロトコル制御部23から受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換して第2コントローラ5に送信する。
第1プロトコル制御部23は、第1プロトコルTCPポートを介して中継装置6に接続され、第1プロトコルで接続調停が行われるカメラ又は第1コントローラ2に対して、中継装置6を介して第1プロトコルデータを送信する。また、第1プロトコル制御部23は、カメラ又は第1コントローラ2から第1プロトコルデータを受信する。
第2プロトコル制御部25は、第2プロトコルTCPポートを介して第2コントローラ5に第2プロトコルデータを送受信する。ここで、第2プロトコル制御部25は、第2コントローラ5から中継装置6を介して受信した第2プロトコルデータを第1プロトコルデータに変換して第1プロトコル制御部23に送信する。そして、第2プロトコル制御部25は、第1プロトコル制御部23が中継装置6を介して受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータに変換して第2コントローラ5に送信する。
[プロトコル変換装置の動作例]
ここで、プロトコル変換装置4の動作例を説明する。
プロトコル変換装置4は、第1コントローラ2又はカメラから受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータへ変換し、この第2プロトコルデータを第2コントローラ5へ送信する。第1プロトコルデータには、例えば、制御コマンド又は制御結果がある。ここで、プロトコル変換装置4は、第1プロトコルデータを第2プロトコルデータへ変換する際、複雑な構造の制御コマンドであれば、できるだけ単純な制御コマンドに変換している。
ここで、プロトコル変換装置4の動作例を説明する。
プロトコル変換装置4は、第1コントローラ2又はカメラから受信した第1プロトコルデータを第2プロトコルデータへ変換し、この第2プロトコルデータを第2コントローラ5へ送信する。第1プロトコルデータには、例えば、制御コマンド又は制御結果がある。ここで、プロトコル変換装置4は、第1プロトコルデータを第2プロトコルデータへ変換する際、複雑な構造の制御コマンドであれば、できるだけ単純な制御コマンドに変換している。
また、プロトコル変換装置4は、第2コントローラ5から受信した第2プロトコルデータの制御コマンドを第1プロトコルデータへ変換し、この第1プロトコルデータを第1コントローラ2又はカメラに送信する。
第1プロトコルデータを用いた全ての接続調停は、プロトコル変換装置4によって行われる。このため、第2コントローラ5は、第1プロトコルデータで行う複雑な処理に関与しない。つまり、第2コントローラ5は、第2プロトコルデータで作成した制御コマンドをプロトコル変換装置4との間で送受信するだけで、間接的に中継装置6に接続されたカメラと通信することができる。このため、第2コントローラ5は、あたかも第1コントローラ2のようにカメラネットワークシステム1に参加できる。そして、第2プロトコルでは複雑なセッション処理を省略しているため、カメラのオペレーションに必要な項目を、第2プロトコルデータを用いてコントロールできる。
ここで、第1プロトコル制御部23は、中継装置6に接続された第1プロトコルで接続調停が行われるカメラ又は第1コントローラ2との間で、設定された動作モードに対応する情報を第1プロトコルデータに加えて、この第1プロトコルデータを送受信する。このとき、第1プロトコル制御部23は、コンピュータ装置13が設定した各動作モードに対応して、第1プロトコル制御部23が使用可能なコマンドセットに制御コマンドを変更する。ここで、コマンドセットとは、動作モードによって設定される複数の制御コマンド群であり、例えば、単数セット、複数セット、カメラセットがある。このコマンドセットには以下の制御コマンドが含まれる。これらのコマンドセットは、コマンドセットテーブル24に記録されている。
(1)単数セット
カメラ制御、ネットワークシステム制御、コントロールパーミッション制御
(2)複数セット
カメラ制御、ネットワークシステム制御、コントロールパーミッション制御、カメラセレクト、パネルアサイン制御
(3)カメラセット
カメラ制御、ネットワークシステム制御
カメラ制御、ネットワークシステム制御、コントロールパーミッション制御
(2)複数セット
カメラ制御、ネットワークシステム制御、コントロールパーミッション制御、カメラセレクト、パネルアサイン制御
(3)カメラセット
カメラ制御、ネットワークシステム制御
コマンドセットに含まれる「ネットワークシステム制御」とは、カメラのコントロールに寄与しない制御コマンドであり、例えば、カメラに対して、不図示のコントロールランプを点灯させるような指示を行うために用いられる。また、「コントロールパーミッション制御」とは、1台のカメラ(例えば、カメラ12a)の制御を行う複数台の単数カメラコントローラ2bが設置されている場合に用いられる。このとき、複数のオペレータが同時に複数台の単数カメラコントローラ2bの操作を行えないよう優先制御し、制御コマンドの衝突を避けることができる。
また、「カメラセレクト」とは、複数制御モードにおいて、多数あるカメラのうち、どのカメラを制御対象として選択するかを決定するために用いられる。また、「パネルアサイン制御」とは、複数制御モードにおいて、選択されたカメラのうち、いずれのカメラを制御対象として割り当てるかを決定するために用いられる。
後述するようにプロトコル変換装置4からコマンドセットを受信した電子機器は、あたかもコマンドセットに対応する電子機器がコマンドセットを送信したように認識する。例えば、単数セットを受信したカメラは、単数カメラコントローラ2bがコマンドセットを送信したように認識する。同様に、中継装置6に接続される電子機器は、プロトコル変換装置4から複数セットを受信すると複数カメラコントローラ2aがコマンドセットを送信したように認識し、カメラセットを受信するとカメラがコマンドセットを送信したように認識することができる。
図3は、第1プロトコル制御部23が処理する第1プロトコルデータの構成例を示す。図3Aは、カメラモードと単数制御モードで用いられる第1プロトコルデータの構成例を示し、図3Bは、複数制御モードで用いられる第1プロトコルデータの構成例を示す。
図3Aに例示した第1プロトコルデータは、カメラモード又は単数制御モードに設定された第1プロトコル制御部23が用いる。この第1プロトコルデータは、宛先ID、送信元ID、コマンドのフィールドを含んで構成される。
図3Bに例示した第1プロトコルデータは、複数制御モードに設定された第1プロトコル制御部23が用いる。この第1プロトコルデータは、宛先ID、送信元ID、宛先制御コマンド、コマンドのフィールドを含んで構成される。
宛先IDフィールドには、第1プロトコルデータの送信先となる電子機器に対応する動作モードを表す情報が格納される。本実施の形態例では、カメラ、複数カメラコントローラ2a、又は単数カメラコントローラ2bのいずれかを示す情報が格納される。第1プロトコル制御部23は、全ての第1プロトコルデータに対し、設定された動作モードが単数制御モードであれば“単数制御”、複数制御モードであれば“複数制御”、カメラモードであれば“カメラ”の宛先IDの情報を設定する。そして、第1プロトコル制御部23は、カメラ、複数カメラコントローラ2a、又は単数カメラコントローラ2bに第1プロトコルデータを送信する。
送信元IDフィールドには、第1プロトコル制御部23が設定されている動作モードの情報が格納される。コマンドフィールドには、各種の制御コマンドの情報が格納される。
宛先制御コマンドフィールドには、制御コマンドの送信先である第1の電子機器を特定する情報が格納される。例えば、カメラ12aだけを制御コマンドの送信先とする場合には、カメラ12aを識別する情報が宛先制御コマンドフィールドに格納される。
宛先制御コマンドフィールドには、制御コマンドの送信先である第1の電子機器を特定する情報が格納される。例えば、カメラ12aだけを制御コマンドの送信先とする場合には、カメラ12aを識別する情報が宛先制御コマンドフィールドに格納される。
[プロトコル変換装置が行う処理の例]
次に、プロトコル変換装置4が行う処理の例を説明する。
図4は、プロトコル変換装置4が行うコマンドセットの作成処理の例を示すフローチャートである。
次に、プロトコル変換装置4が行う処理の例を説明する。
図4は、プロトコル変換装置4が行うコマンドセットの作成処理の例を示すフローチャートである。
始めに、システム制御部22は、コンピュータ装置13によって設定された機器種別を判断する(ステップS1,S2)。ここで、機器種別とは、プロトコル変換装置4が他の電子機器に対して振る舞う電子機器の種類を表すものであり、本実施の形態例では動作モードに対応する。
ステップS1において、機器種別にカメラモードが設定されていれば、ステップS13に処理を移す。また、ステップS2において、機器種別に単数制御モードが設定されていれば、ステップS3に処理を移し、機器種別に複数制御モードが設定されていれば、ステップS6に処理を移す。
ステップS2において、システム制御部22は、コンピュータ装置13によって単数制御モードが設定されたと判断すると、内部状態を単数制御モードへ変更し、第1プロトコル制御部23を単数制御モードに設定する(ステップS3)。ここで、システム制御部22の内部状態とは、各動作モードによって定まるものであり、変更された動作モードに基づいて第1プロトコル制御部23と第2プロトコル制御部25を制御するためのプログラム等が起動することとなる。
そして、第1プロトコル制御部23は、制御コマンドの送信元IDフィールドを「単数」に設定し(ステップS4)、コマンドセットテーブル24を参照して、コマンドセットを単数セットに変更する(ステップS5)。
ステップS2において、システム制御部22は、コンピュータ装置13によって複数制御モードが設定されたと判断すると、内部状態を複数制御モードへ変更し、第1プロトコル制御部23を複数制御モードに設定する(ステップS6)。そして、第1プロトコル制御部23は、制御コマンドの送信元IDフィールドを「複数」に設定し(ステップS7)、コマンドセットテーブル24を参照して、コマンドセットを複数セットに変更する(ステップS8)。
さらに、第1プロトコル制御部23は、内部状態が複数制御モードであるので、複数の宛先(例えば、カメラ11a,11b)に対して、制御コマンド、カメラセレクトコマンドを使用できるようにする(ステップS9)。このカメラセレクトコマンドにより、第2コントローラ5は、複数カメラコントローラ2aとして、複数台のカメラ制御を行うことができる。
ステップS5,S9の後、第1プロトコル制御部23は、コマンドセットを送信するための通信路を判断する(ステップS10)。本実施の形態例では、第1又は第2通信モードのいずれかに設定された通信路で第1プロトコルデータを通信している。
第1プロトコル制御部23は、第1通信モードに設定された通信路によって第1コントローラ2との通信を行う場合には、第1通信モードにおける第1通信セッションを開始する(ステップS11)。この第1通信セッションには、例えば、独自規格のセッションが用いられる。
一方、第1プロトコル制御部23は、第2通信モードに設定された通信路によって第1コントローラ2との通信を行う場合には、第2通信モードにおける第2通信セッションを開始する(ステップS12)。この第2通信セッションには、例えば、TCP/IPセッションが用いられる。
ステップS11又はステップS12を経て、通信セッションが開始されると、第2プロトコル制御部25は、第1プロトコルデータ及び第2プロトコルデータのプロトコル変換を行う(ステップS19)。その後、第2プロトコルデータを変換した第1プロトコルデータが、決定された通信モードによって通信される。
ステップS1において、システム制御部22は、コンピュータ装置13によってカメラモードが設定されたと判断すると、内部状態をカメラモードへ変更し、第1プロトコル制御部23をカメラモードに設定する(ステップS13)。そして、第1プロトコル制御部23は、制御コマンドの送信元IDフィールドを「カメラ」に設定し(ステップS14)、コマンドセットテーブル24を参照して、コマンドセットをカメラセットに変更する(ステップS15)。
次に、第1プロトコル制御部23は、コマンドセットを送信するための通信路を判断する(ステップS16)。第1プロトコル制御部23は、第1通信モードに設定された通信路によって第1コントローラ2との通信を行う場合には、第1通信モードにおける第1通信セッションを開始する(ステップS17)。一方、第1プロトコル制御部23は、第2通信モードに設定された通信路によって第1コントローラ2との通信を行う場合には、第2通信モードにおける第2通信セッションの開始を待ち受ける(ステップS18)。
ステップS17又はステップS18を経て、通信セッションが開始されると、第2プロトコル制御部25は、第1プロトコルデータ及び第2プロトコルデータのプロトコル変換を行う(ステップS19)。その後、第2プロトコルデータを変換した第1プロトコルデータが、決定された通信モードによって通信される。
ここで、ステップS11,S12においては、第1プロトコル制御部23が単数制御モード又は複数制御モードに設定されているため、能動的に被制御機器であるカメラへの接続を試みている。一方、ステップS18においては、第1プロトコル制御部23がカメラモードに設定されているため、受動的に第1コントローラ2からの接続要求を待ち受けている。
このように、第1プロトコル制御部23は、例えば、第1プロトコルに対応した第1の電子機器としてカメラが中継装置6に接続されると、中継装置6に接続された第1の電子機器がカメラであるという機器種別の情報をプロトコル変換装置4に送る。また、プロトコル変換装置4は、中継装置6に接続された第2の電子機器が第2コントローラ5であるという機器種別の情報をプロトコル変換装置4に送る。これにより、第1プロトコル制御部23は、どのような種別の電子機器が中継装置6に接続されているのかを判別し、この第1の電子機器に送信する制御コマンドの内容を取捨選択する。このため、カメラからはプロトコル変換装置4が第2コントローラ5のように見え、第2コントローラ5からはプロトコル変換装置4がカメラのように見えることとなる。
以上説明した一実施の形態例に係るプロトコル変換装置4によれば、第1プロトコル制御部23は、設定された動作モードに対応する情報を第1プロトコルデータに加えて、この第1プロトコルデータを第1の電子機器に送信する。このため、プロトコル変換装置4に接続されるカメラ又は第1コントローラ2は、プロトコル変換装置4を、第1プロトコルに対応した第1の電子機器における特定の機器として認識する。その際、第2コントローラ5に対してプロトコル変換装置4は、第1コントローラ2又はカメラのように振る舞うことで、第2コントローラ5は、通常と変わらない運用を行うことができる。逆に、カメラに対してプロトコル変換装置4は、第1コントローラ2のように振る舞うことで、カメラは、通常と変わらずに動作する。
また、プロトコル変換装置4は、中継装置6に接続されたカメラ又は第1コントローラ2に対して、機器種別の情報と共に第1プロトコルデータを返信する。このため、カメラ又は第1コントローラ2は、プロトコル変換装置4を通常のカメラ又は第1コントローラ2と判断し、通常の運用時と同一のコマンドをやり取りする。ここで、中継装置6に接続されているカメラ又は第1コントローラ2は、中継装置6にプロトコル変換装置4が接続されたからといってコマンド等を変える必要はない。このため、通常の設定を用いてプロトコル変換装置4をカメラネットワークシステム1に参加させることができる。
ここで、プロトコル変換装置4が送信する宛先IDには、電子機器の種別を識別するための機器種別の情報が含まれる。そして、どの機器種別の情報を宛先IDに含めて送信するかは予め設定しておくことができる。例えば、「単数制御」と設定しておけばプロトコル変換装置4はあたかも単数カメラコントローラ2bとして認識され、「カメラ」と設定しておけば1つのカメラとして認識される。このようにプロトコル変換装置4が複数種類の機器に合わせて振る舞うことで、様々なアプリケーションに対応することが可能となる。
また、第2プロトコル制御部25が第1プロトコルデータと第2プロトコルデータを相互に変換する。これにより、第2コントローラ5は、第2プロトコルデータを用いて、プロトコル変換装置4に接続された、第1プロトコルデータによって通信を行うカメラを制御できる。このため、プロトコルの相違によらず、カメラ又は第1コントローラ2と第2コントローラ5をシームレスに互いに制御することが容易となる。
<2.変形例>
なお、上述したカメラネットワークシステム1では、コンピュータ装置13がWebネットワークを経由して動作モードの設定を行うようにしたが、コンピュータ装置13をプロトコル変換装置4に直接繋げて動作モードの設定を行うようにしてもよい。
なお、上述したカメラネットワークシステム1では、コンピュータ装置13がWebネットワークを経由して動作モードの設定を行うようにしたが、コンピュータ装置13をプロトコル変換装置4に直接繋げて動作モードの設定を行うようにしてもよい。
また、第2プロトコルを用いて通信する第2の電子機器として第2コントローラ5を中継装置6に接続した例を説明したが、第1コントローラ2によって動作が制御される第2の電子機器として、第2プロトコルを用いて通信するカメラ等を接続してもよい。この場合、第1コントローラ2に対してプロトコル変換装置4は、カメラのように振る舞うことで、第1コントローラ2は、あたかも第1プロトコルを用いて通信するカメラの制御を行っているように、第2プロトコルを用いて通信するカメラを制御できる。
また、上述したカメラネットワークシステム1は、監視用のカメラを制御するために使ったり、天気の様子を知らせるカメラに使ったりしてもよい。また、カメラを設置した雲台を第2コントローラ5によって制御してもよい。また、カメラ11a,11bは、カメラコントロールユニット10a,10bを介して制御されるようしたが、カメラ11a,11bを中継装置6に直接繋いで制御されるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例における一連の処理は、ハードウェアにより実行することができるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、又は各種の機能を実行するためのプログラムをインストールしたコンピュータにより、実行可能である。例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に所望のソフトウェアを構成するプログラムをインストールして実行させればよい。
また、上述した実施の形態例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給してもよい。また、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、機能が実現されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態例の機能が実現される。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施の形態例の機能が実現される場合も含まれる。
また、本開示は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本開示の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する第1プロトコル制御部と、
前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信する第2プロトコル制御部と、を備える
プロトコル変換装置。
(2)
さらに、前記第1プロトコル制御部及び前記第2プロトコル制御部の動作モードを設定するシステム制御部を備え、
前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが単数の前記第1の電子機器の動作を制御する単数制御モード、又は前記第2の電子機器が前記第1の電子機器として動作する機器モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報を付加し、前記動作モードが複数の前記第1の電子機器の動作を制御する複数制御モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報、及び前記第1の電子機器を特定する情報を付加する
前記(1)記載のプロトコル変換装置。
(3)
さらに、前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが前記単数制御モード又は前記複数制御モードに設定される場合に、前記第2の電子機器へのセッション接続を開始し、前記動作モードが前記機器モードに設定される場合に、前記第2の電子機器からのセッション接続要求を待ち受ける
前記(1)又は(2)に記載のプロトコル変換装置。
(4)
中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信することと、
前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、第2プロトコル制御部が前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信することと、を含む
プロトコル変換方法。
(1)
中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する第1プロトコル制御部と、
前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信する第2プロトコル制御部と、を備える
プロトコル変換装置。
(2)
さらに、前記第1プロトコル制御部及び前記第2プロトコル制御部の動作モードを設定するシステム制御部を備え、
前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが単数の前記第1の電子機器の動作を制御する単数制御モード、又は前記第2の電子機器が前記第1の電子機器として動作する機器モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報を付加し、前記動作モードが複数の前記第1の電子機器の動作を制御する複数制御モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報、及び前記第1の電子機器を特定する情報を付加する
前記(1)記載のプロトコル変換装置。
(3)
さらに、前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが前記単数制御モード又は前記複数制御モードに設定される場合に、前記第2の電子機器へのセッション接続を開始し、前記動作モードが前記機器モードに設定される場合に、前記第2の電子機器からのセッション接続要求を待ち受ける
前記(1)又は(2)に記載のプロトコル変換装置。
(4)
中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信することと、
前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、第2プロトコル制御部が前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信することと、を含む
プロトコル変換方法。
1…カメラネットワークシステム、2…第1コントローラ、2a…複数カメラコントローラ、2b…単数カメラコントローラ、4…プロトコル変換装置、5…第2コントローラ、6…中継装置、10a…カメラコントロールユニット、11a,12a…カメラ、13…コンピュータ装置、21…メニューインターフェース部、22…システム制御部、23…第1プロトコル制御部、24…コマンドセットテーブル、25…第2プロトコル制御部
Claims (4)
- 中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信する第1プロトコル制御部と、
前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信する第2プロトコル制御部と、を備え、
プロトコル変換装置。 - さらに、前記第1プロトコル制御部及び前記第2プロトコル制御部の前記動作モードを設定するシステム制御部を備え、
前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが単数の前記第1の電子機器の動作を制御する単数制御モード、又は前記第2の電子機器が前記第1の電子機器として動作する機器モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報を付加し、前記動作モードが複数の前記第1の電子機器の動作を制御する複数制御モードに設定される場合に、前記第1プロトコルデータに、前記動作モードを表す情報、及び前記第1の電子機器を特定する情報を付加する
請求項1記載のプロトコル変換装置。 - さらに、前記第1プロトコル制御部は、前記動作モードが前記単数制御モード又は前記複数制御モードに設定される場合に、前記第2の電子機器へのセッション接続を開始し、前記動作モードが前記機器モードに設定される場合に、前記第2の電子機器からのセッション接続要求を待ち受ける
請求項2記載のプロトコル変換装置。 - 第1プロトコル制御部が、中継装置に接続された第1プロトコルで接続調停が行われる第1の電子機器に対して、設定された動作モードに対応する情報を加えて、前記第1プロトコルを用いた第1プロトコルデータを送受信することと、
第2プロトコル制御部が、前記中継装置に接続された第2プロトコルで通信が行われる第2の電子機器から、前記中継装置を介して受信した第2プロトコルデータを前記第1プロトコルデータに変換して前記第1プロトコル制御部に送信し、前記中継装置を介して前記第1プロトコル制御部が受信した前記第1プロトコルデータを前記第2プロトコルデータに変換して前記第2の電子機器に送信することと、を含む
プロトコル変換方法。
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