JP2013218854A - 照明器具 - Google Patents

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晋司 小出
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猛 陣内
Toshinobu Omori
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Abstract

【課題】 二次電池を電源とする懐中電灯として使用可能な照明器具を提供する。
【解決手段】 電気的な光源11と二次電池12とを有する電池ブロック1と、電池ブロック1が着脱自在に接続される固定ブロック2と、固定ブロック2に代えて電池ブロック1に着脱自在に接続され二次電池12を電源として光源11を点灯させる代替ブロック3とを備える。固定ブロック2から取り外された電池ブロック1に代替ブロック3を接続したものを、二次電池12を電源として光源11を点灯させる懐中電灯として使用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来から、二次電池を備え、通常は商用電源からの電力で二次電池を充電し、停電時は二次電池を電源として光源を点灯させる照明器具(いわゆる非常灯)が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−16313号公報
上記従来の照明器具は、埋込配設等によって建物に固定されて使用されるものであり、二次電池を電源とした点灯が可能ではあるが懐中電灯としての用途は想定されていない。
しかしながら、地震災害などによる停電時には、非常灯が配置されていない場所を通過して避難することも考えられるので、上記のような照明器具は懐中電灯として使用できることが望ましい。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、二次電池を電源とする懐中電灯として使用可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、電気的な光源と二次電池とを有する電池ブロックと、前記電池ブロックが着脱自在に接続される固定ブロックとを備え、前記固定ブロックは、交流電力が外部から入力されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を充電する充電回路と、前記充電回路への前記交流電力の入力が停止されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる切替回路とを有し、前記電池ブロックに着脱自在に接続され前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる代替ブロックを備えることを特徴とする。
本発明の別の照明器具は、電気的な光源と、二次電池を有する電池ブロックと、前記電池ブロックが着脱自在に接続される固定ブロックと、前記電池ブロックに着脱自在に接続される代替ブロックとを備え、前記固定ブロックは、交流電力が外部から入力されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を充電する充電回路と、前記充電回路への前記交流電力の入力が停止されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる切替回路とを有し、前記代替ブロックは、前記電池ブロックに接続された状態で前記二次電池を電源として点灯する代替光源を有することを特徴とする。
上記の照明器具において、前記固定ブロックは、前記充電回路と前記切替回路とを保持し前記電池ブロックが前記充電回路と前記切替回路とに接続された状態で収納される収納凹部を有するベースと、前記収納凹部に対する前記電池ブロックの出し入れを可能とする開位置と前記収納凹部からの前記電池ブロックの脱落を禁止する閉位置との間で前記ベースに対して変位可能なカバーと、光源の光を少なくとも減衰させる材料からなり前記カバーが閉位置にあるときには前記収納凹部内に収納され前記カバーが開位置にあるときに前記収納凹部内から突出する遮光体とを有することが望ましい。
また、上記の照明器具において、前記固定ブロックは、前記充電回路と前記切替回路とを保持し前記電池ブロックが前記充電回路と前記切替回路とに接続された状態で収納される収納凹部を有するベースと、前記収納凹部に対する前記電池ブロックの出し入れを可能とする開位置と前記収納凹部からの前記電池ブロックの脱落を禁止する閉位置との間で前記ベースに対して変位可能なカバーとを備え、前記代替ブロックは、前記電池ブロックとともに前記収納凹部内に収納可能な寸法形状とされていることが望ましい。
本発明によれば、固定ブロックから取り外された電池ブロックに代替ブロックを接続したものを、二次電池を電源として光源又は代替光源を点灯させる懐中電灯として使用することができる。
(a)(b)はそれぞれ本実施形態を示す回路ブロック図であり、(a)は電池ブロックに固定ブロックが接続された状態を示し、(b)は電池ブロックに代替ブロックが接続された状態を示す。 同上を示す分解斜視図である。 同上を示す斜視図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 同上の変更例における代替ブロックを示す回路図である。 図5の例における代替ブロックを示す斜視図である。 (a)(b)はそれぞれ同上の更に別の変更例を示す説明図であり、(a)はカバーが閉位置にある状態を示し、(b)はカバーが開位置にある状態を示す。 同上の別の変更例を示す説明図である。 図8の例における代替ブロックを示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図1に示すように、電気的な光源11と二次電池12とを有する電池ブロック1と、電池ブロック1が着脱自在に接続される固定ブロック2と、電池ブロック1に対し固定ブロック2の代わりに着脱自在に接続される代替ブロック3とを備える。
固定ブロック2は、電池ブロック1が接続された状態で光源11と二次電池12とに電気的に接続される回路部21を有する。また、固定ブロック2は、天井材8に設けられた埋込穴80(図7参照)に埋込配設されるものである。回路部21は、天井材8と造営材(図示せず)との間に設けられた配線スペースに敷設された電線(図示せず)などを介して外部の交流電源7に電気的に接続される。
また、回路部21は、交流電源7から交流電力が入力されていて且つ電池ブロック1が接続されている期間中は二次電池12を充電する充電回路と、光源11と二次電池12との間の通電をオンオフする切換回路とを有する。電池ブロック1が固定ブロック2に接続されている状態では、切替回路は、充電回路への交流電力の入力が停止されている期間中は上記の通電をオンすることで二次電池12を電源として光源11を点灯させる。また、切替回路は、交流電源7から充電回路に交流電力が入力されている期間中は上記の通電をオフする。上記の充電回路は、例えば、交流電源7から入力された交流電力を適宜電圧の直流電力に変換して二次電池12に出力する周知の直流電源回路からなる。また、上記の切替回路は、例えば、交流電源7から充電回路への通電がない期間中にのみオンされて光源11と二次電池12との間の電路を構成する周知のb接点型の電磁リレーからなる。さらに、回路部21は、交流電源7から充電回路への給電路を手動操作により一時的に遮断して模擬的な停電状態とする検査用スイッチや、二次電池12の充電状況を発光ダイオードや液晶パネルといった適宜の表示手段で表示する充電表示部を備えていてもよい。
また、固定ブロック2は、図2及び図3に示すように、回路部21が収納された収納凹部40を有し収納凹部40の開口を下方に向けて埋込配設されるベース4と、ベース4の下側に結合するカバー5とを有する。以下、上下方向は、施工が完了した状態での上下方向を基準として説明する。
ベース4は、軸方向を上下方向に向け収納凹部40が下方に開口した有底円筒形状のベース本体41と、ベース本体41を径方向に挟む両側にそれぞれ設けられてベース本体41に対し軸方向に平行移動可能な取付金具42とを有する。ベース4は取付金具42が天井材8の上面に当接することで下方への脱落を防止されるものであって、取付金具42の下端とベース本体41の下端との距離が天井材8の厚さに一致するように、取付金具42の位置は予め調整される。
カバー5は、全体として厚さ方向を上下方向に向けた円板形状であって光源11を露出させる形で収納凹部40を覆うカバー本体51と、カバー本体51の上面において水平方向での一端部ずつにそれぞれ連結された2個の取付ばね52とを備える。取付ばね52は、カバー本体51の径方向の外側に向かって上方へ傾斜しており、この傾斜の角度を大きくする方向に弾性的に変位可能となっている。そして、カバー本体51の周縁部と取付ばね52との間に天井材8が弾性的に挟持されることで、カバー5は天井材8に対して固定される。施工が完了した状態では、下方から見て埋込穴80の内周面とベース4との間の隙間はカバー本体51によって覆われる。さらに、カバー本体51の下面には球面状の凹部510が設けられ、凹部510の底面には光源11が挿通される光源挿通穴511が設けられている。上記凹部51の内面は、例えば研磨されて光源11の光を反射することにより、光源11の光を配光する。
ここで、図4に示すように、光源11は例えばハロゲン電球のように直流電力で点灯可能なものであって、一対のピン端子11aを有し、このピン端子11a間に通電されることによって発光する。また、電池ブロック1は、全体として軸方向を上下方向に向けた半円柱形状のハウジング10を有する。ハウジング10の下端面には光源11の各ピン端子11aがそれぞれ図4に矢印A1で示すように挿入接続されるソケット13が設けられている。ソケット13は、光源11のピン端子11aに一対一に接触導通する一対の接触子13aを有する。
また、電池ブロック1は、上記の接触子13aに一対一に電気的に接続された一対の光源端子14a,14bと、二次電池12の一端ずつに電気的に接続された一対の電池端子14c,14dとを有する。電池ブロック1のハウジング10において平面形状の側面の下端部にはコネクタ部14が他の部位よりも水平方向に突出する形で設けられており、上記の各端子14a〜14dは、それぞれ、上方に露出する形でコネクタ部14に保持されている。
さらに、回路部21は、固定ブロック2に電池ブロック1が接続された状態で上記の各端子14a〜14dに一対一に接触導通する接触子21a〜21dを有する。ここで、上記の接触導通が維持される形で電池ブロック1を固定ブロック2に機械的に結合させる方法としては、嵌合や凹凸係合といった周知の方法を用いることができる。
代替ブロック3は、図4に矢印A2で示すように電池ブロック1に接続された状態で電池ブロック1の各端子14a〜14dに一対一に接触導通する接触子31a〜31dを有する。上記の接触導通が維持される形で代替ブロック3を電池ブロック1に機械的に結合させる方法としては、嵌合や凹凸係合といった周知の方法を用いることができる。代替ブロック3において、光源端子14a,14bに接触導通する各接触子31a,31bは、それぞれ、電池端子14c,14dに接触導通する接触子31c,31dに対し一対一に電気的に接続されている。すなわち、代替ブロック3が電池ブロック1に接続された状態では、光源11に対し二次電池12から代替ブロック3を介した給電が行われ、これによって光源11が点灯する。
上記構成によれば、固定ブロック2から取り外された電池ブロック1に代替ブロック3を接続したものを、二次電池12を電源として光源11を点灯させる懐中電灯として使用することができる。
なお、光源11と二次電池12とでグランドを共有する場合、端子14a〜14dや接触子21a〜21d,31a〜31dの個数は3個ずつとすることも可能である。
または、図5及び図6に示すように、電池ブロック1に接続された状態で二次電池12から給電されて点灯する電気的な光源からなる代替光源32を、代替ブロック3に設けてもよい。代替光源32としては例えば発光ダイオードを用いることができる。図5及び図6の例では、代替ブロック3は、接触子31c,31dとして、電池端子14c,14dに接触導通するもののみを有しており、代替ブロック3が接続された状態では電池ブロック1の光源11は点灯されない。この構成を採用すれば、固定ブロック2から取り外された電池ブロック1に代替ブロック3を接続したものを、二次電池12を電源として代替光源32を点灯させる懐中電灯として使用することができる。また、代替光源32として、光源11よりも消費電力が少ないものを用いた場合には、図1の例のように光源11をそのまま用いる場合に比べ、二次電池12の消耗が抑えられるから、より長時間の点灯が可能となる。上記の場合において、光源11は固定ブロック2に接続されていてもよく、この場合には光源端子14a,14b及びこれに対応する接触子21a,21bは省略される。
さらに、図7に示すように、カバー5が開かれて電池ブロック1の取外しが可能な状態(つまり、カバー5が開位置にある状態)で収納凹部40内から突出して光源11の光を遮る遮光体6を設けてもよい。図7の遮光体6は、平板形状であって一端が電池ブロック1の下端に枢着された第1遮光板61と、第1遮光板61の他端に一端が枢着された平板形状の第2遮光板62とからなる。図7(a)のようにカバー5が収納凹部40を閉塞して電池ブロック1の取外しが不可能な状態(つまりカバー5が閉位置にある状態)では遮光体6は遮光板61,62同士が互いに重なるように折りたたまれた形で収納凹部40内に収納される。また、図7(b)のようにカバー5が開位置にある状態では、遮光体6は自重によって展開し、収納凹部40から下方へ突出する。このとき、使用者が、光源11に対し遮光体6を挟んだ反対側(図7(b)での左側)にいれば、使用者は光源11の光を直視せずにすむから、遮光体6がない場合に比べて電池ブロック1の取外しを比較的に行いやすくなる。遮光体6は不透明な(つまり光源11の光を通さない)材料で構成されていてもよいが、遮光体6の材料が透光性を有していても光源11の光を減衰させるならば使用者を光源11の直射光から保護する効果はある。
上記各種の代替ブロック3は、通常は電池ブロック1とともに収納凹部40内に収納されることが望ましい。具体的な代替ブロック3の配置場所としては、例えば、電池ブロック1の上側や、図8に示すような電池ブロック1や回路部21とカバー5との間の隙間などが考えられる。図8のようにカバー5の上側に代替ブロック3が配置される場合、代替ブロック3には例えば図9に示すようにカバー5との干渉を避けるための凹部33が設けられる。
1 電池ブロック
2 固定ブロック
3 代替ブロック
4 ベース
5 カバー
6 遮光体
11 光源
12 二次電池
21 回路部(充電回路と切替回路とを含む)

Claims (4)

  1. 電気的な光源と二次電池とを有する電池ブロックと、
    前記電池ブロックが着脱自在に接続される固定ブロックとを備え、
    前記固定ブロックは、交流電力が外部から入力されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を充電する充電回路と、前記充電回路への前記交流電力の入力が停止されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる切替回路とを有し、
    前記電池ブロックに着脱自在に接続され前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる代替ブロックを備えることを特徴とする照明器具。
  2. 電気的な光源と、
    二次電池を有する電池ブロックと、
    前記電池ブロックが着脱自在に接続される固定ブロックと、
    前記電池ブロックに着脱自在に接続される代替ブロックとを備え、
    前記固定ブロックは、交流電力が外部から入力されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を充電する充電回路と、前記充電回路への前記交流電力の入力が停止されていて且つ前記電池ブロックが接続されている期間中は前記二次電池を電源として前記光源を点灯させる切替回路とを有し、
    前記代替ブロックは、前記電池ブロックに接続された状態で前記二次電池を電源として点灯する代替光源を有することを特徴とする照明器具。
  3. 前記固定ブロックは、前記充電回路と前記切替回路とを保持し前記電池ブロックが前記充電回路と前記切替回路とに接続された状態で収納される収納凹部を有するベースと、前記収納凹部に対する前記電池ブロックの出し入れを可能とする開位置と前記収納凹部からの前記電池ブロックの脱落を禁止する閉位置との間で前記ベースに対して変位可能なカバーと、光源の光を少なくとも減衰させる材料からなり前記カバーが閉位置にあるときには前記収納凹部内に収納され前記カバーが開位置にあるときに前記収納凹部内から突出する遮光体とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明器具。
  4. 前記固定ブロックは、前記充電回路と前記切替回路とを保持し前記電池ブロックが前記充電回路と前記切替回路とに接続された状態で収納される収納凹部を有するベースと、前記収納凹部に対する前記電池ブロックの出し入れを可能とする開位置と前記収納凹部からの前記電池ブロックの脱落を禁止する閉位置との間で前記ベースに対して変位可能なカバーとを備え、
    前記代替ブロックは、前記電池ブロックとともに前記収納凹部内に収納可能な寸法形状とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018110124A (ja) * 2018-02-15 2018-07-12 東芝ライテック株式会社 照明装置
JP2018195470A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 アール・ビー・コントロールズ株式会社 Led照明装置

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