JP2013218809A - 温度ヒューズおよびその製造方法 - Google Patents

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浩平 長藤
Kenji Senda
謙治 仙田
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Abstract

【課題】小型化、薄型化しても、大電流に使用することができ、信頼性に優れた温度ヒューズを得ることを目的とするものである。
【解決手段】第1の金属端子11と第2の金属端子12の一端部との間に橋設され、かつ周囲にフラックス14が塗布された可溶合金13と、上面に第1、第2の金属端子11、12が配置された第1の絶縁フィルム15と、可溶合金13を覆うようにその一部が第1、第2の金属端子11、12の上面に配置され、かつ第1の絶縁フィルム15との間で可溶合金13を封止した第2の絶縁フィルム16とを備え、第2の絶縁フィルム16は厚さの5倍以上の深さにほぼ矩形状にエンボス加工され、第2の絶縁フィルム16の天面角部の厚さを第2の絶縁フィルム16の厚さの70%以上としたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄型の温度ヒューズおよびその製造方法に関するものである。
近年電子機器の小型化が進んでおり、例えば携帯電話の電池パックも小型、薄型化が求められている。このような電池パックへの要望に対し、その中に使われる温度ヒューズは、図4の従来の温度ヒューズの内観上面図、図5の図4におけるA−A線の断面図のように、端子1に可溶合金2を橋設して接続し、これを絶縁フィルム3で封止したものを用いていた。
ここで、図4ではカバーフィルム5の内部を透過した状態を破線で示しており、またB−B線で切り欠いた内部は実線で示している。
そして、このような温度ヒューズに対しても、さらなる小型化、大電流化、高信頼性が要求されるようになってきている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−6508号公報
上記従来の温度ヒューズを大電流でも使用可能とするためには、可溶合金2の断面積を大きくする必要があり、底面積を小さくしようとすると、厚い可溶合金2を用いざるを得なくなる。そのため薄型化するためには、可溶合金2を封止する絶縁フィルム3に薄いものを用いる必要がある。ところが絶縁フィルム3が薄くなり、絶縁フィルム3の厚さに対して可溶合金2の厚さが厚くなってくると、これを封止しようとするとその天面角部の厚さが薄くなり、信頼性が悪くなるという課題があった。
本発明はこの課題に対して、小型化、薄型化しても、大電流に使用することができ、信頼性に優れた温度ヒューズを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、第1の金属端子および第2の金属端子と、第1の金属端子と第2の金属端子の一端部との間に橋設され、かつ周囲にフラックスが塗布された可溶合金と、上面に第1、第2の金属端子が配置された第1の絶縁フィルムと、可溶合金を覆うようにその一部が第1、第2の金属端子の上面に配置され、かつ第1の絶縁フィルムとの間で可溶合金を封止した第2の絶縁フィルムとを備え、第2の絶縁フィルムは厚さの5倍以上の深さにほぼ矩形状にエンボス加工され、第2の絶縁フィルムの天面角部の厚さを第2の絶縁フィルムの厚さの70%以上としたものである。
上記構成により、小型化、薄型化しても、大電流に使用することができ、信頼性に優れた温度ヒューズを得ることができる。
本発明の一実施の形態における温度ヒューズの内観上面図 図1におけるC−C線の断面図 本発明の一実施の形態における温度ヒューズの製造方法を説明する図 従来の温度ヒューズの内観上面図 図4におけるA−A線の断面図
以下、本発明の一実施の形態における温度ヒューズについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における温度ヒューズの内観上面図、図2は図1におけるC−C線の断面図であって、ニッケルからなる第1の金属端子11、第2の金属端子12の間に、Sn−In−Bi合金からなる可溶合金13を橋設させ、可溶合金13の周囲にフラックス14が塗布され、可溶合金13およびフラックス14を第1の絶縁フィルム15と第2の絶縁フィルム16とを溶着固定された溶着部20で封止している。第1の絶縁フィルム15は厚さ約0.18mmのポリエチレンナフタレート(以下PENと称す)フィルム、また第2の絶縁フィルム16は厚さ(t1)約0.12mmのPENフィルムからなっており、第2の絶縁フィルム16は深さ(t2)が約0.7mmとなるように、ほぼ矩形状にエンボス加工され、可溶合金13およびフラックス14はこのエンボス加工されたポケット17部分に収納されている。
なお、図1の内観図では、カバーフィルム15の内部を破線で示しており、D−D線で切り欠いた部分を実線で示している。
通常このように絶縁フィルムをエンボス加工すると、絶縁フィルムが伸ばされ天面角部の厚さが薄くなってしまう。特に絶縁フィルムの厚さに対して深くエンボス加工すると、天面角部の厚さは元の絶縁フィルムの厚さの半分以下となってしまう。温度ヒューズにおいては可溶合金およびフラックスを絶縁フィルム間に封止しておく必要がある。そのため絶縁フィルム天面角部の厚さが極端に薄くなった場合、信頼性に課題が生じる可能性がある。
これに対して本発明の一実施の形態では、第2の絶縁フィルム16の天面角部の最も薄い部分の厚さ(d1)を約0.1mmと極端に薄くならないように構成している。このようにd1を第2の絶縁フィルム16の厚さの70%以上とすることにより、信頼性に優れた温度ヒューズを得ることができる。
次に本発明の一実施の形態における温度ヒューズの製造方法について説明する。
まず図3(a)のように、PENからなり厚さ約0.18mmのテープ状の第1の絶縁フィルム15の上に、ニッケルからなる第1の金属端子11、第2の金属端子12を第1の絶縁フィルム15の延伸方向に対して垂直な方向に対向するように配置させ、第1の絶縁フィルム15と第1の金属端子11、第2の金属端子12とを溶着させて固定する。
溶着させる方法としては、熱プレス、あるいは金属端子に電流を流して金属端子を発熱させ、その熱で溶着しても良い。
なお、第1の絶縁フィルム15には、第1の金属端子11、第2の金属端子12を固着する領域間に直径約1mmの搬送用の送り穴18aが設けられている。
次に図3(b)のように、第1の金属端子11と第2の金属端子12との間に橋設するように可溶合金13を実装し、冷却板(図示していない)を当てながらレーザ光により可溶合金13の一部を溶かすことにより、第1の金属端子11、第2の金属端子12と可溶合金13とを接合する。
次に第2の絶縁フィルム16を準備する。まず図3(c)のように、PENからなり厚さ約0.12mmのテープ状の第2の絶縁フィルム16に、送り穴18bと貫通孔19を形成する。第2の絶縁フィルム16に設ける送り穴18bは、第1の絶縁フィルム15に設けた送り穴18aと同じ大きさで同じ位置にくるように形成する。
図3(c)の点線は、エンボス加工によってポケット17を形成する位置を示している。このポケット17の底面は、第2の絶縁フィルム16の延伸方向の長さ(d2)を約2.0mm、第2の絶縁フィルム16の幅方向の長さ(d3)を約2.5mmとするほぼ矩形状となっている。このポケット17を形成する位置に対して第2の絶縁フィルム16の延伸方向に所定の距離(d4)はなれた位置に、ポケット17の幅方向の長さとほぼ同じ長さの細長い貫通孔19が形成されている。ここでd4の距離を約0.5mmとしている。
次に送り穴18bと貫通孔19が形成された第2の絶縁フィルム16をエンボス加工することにより、ポケット17を形成することにより、図3(d)のようになる。エンボス加工は冷間プレスにより行うが、通常ポケット17の部分で伸ばされるためにその厚さは薄くなる。ここでポケット17を形成する位置に沿って貫通孔19が設けられているため、貫通孔19とポケット17との間のフィルムがポケット17側に引き込まれる。このように引き込まれることによりポケット17の領域の厚さが薄くなることを防ぐことができる。以上のようにして深さ約0.7mmのポケット17を形成したが、天面角部の最も薄い部分の厚さ(d1)を約0.1mmと、第2の絶縁フィルム16の厚さの70%以上を確保することができた。
なおポケット側に引き込まれることにより、貫通孔19の形状は、図3(d)のようにD字状に変形されるが、貫通孔19がポケット17を形成する位置にまで到達しないようにすれば後の封止する工程で問題なく封止することができる。このように貫通孔19とポケット17との間の第2の絶縁フィルム16をポケット側に引き込むようにし、貫通孔19がポケット17を形成する位置にまで到達しないようにするためには、貫通孔19を設ける位置を、t2/2≦d4≦t2となるようにすることが望ましい。
次に図3(b)の第1の絶縁フィルム15に、図3(d)の第2の絶縁フィルム16を、送り穴18a、18bを用いて重ね合わせる。このとき第2の絶縁フィルム16のポケット17にはフラックス14が入れられている。フラックス14は溶融したものをディスペンサでポケット17の中に注入したもので、可溶合金13の上に被せられるときは軟化した状態となっており、軟化したフラックス14が可溶合金13に回り込んで塗布される。
次にポケット17の周囲に超音波ホーン(図示していない)を当てて第1の絶縁フィルム15と第2の絶縁フィルム16を超音波溶着して溶着部20を形成することにより、図3(e)のように、可溶合金13およびフラックス14を第1の絶縁フィルム15と第2の絶縁フィルム16との間に封止する。
最後に超音波溶着した溶着部20で切断して個片化することにより、図3(f)のような温度ヒューズを得る。
以上のように第2の絶縁フィルムのポケット17を形成する領域の近くに貫通孔19を設けて、これをエンボス加工することにより、第2の絶縁フィルム16の厚さに対して深いポケット17を形成しても、天面角部の厚さを十分に確保することができるため、小型化、薄型化しても、大電流に使用することができ、信頼性に優れた温度ヒューズを得ることができる。
本発明に係る温度ヒューズおよびその製造方法は、小型化、薄型化しても、大電流に使用することができ、さらに信頼性に優れた温度ヒューズを得ることができるため、産業上有用である。
11 第1の金属端子
12 第2の金属端子
13 可溶合金
14 フラックス
15 第1の絶縁フィルム
16 第2の絶縁フィルム
17 ポケット
18a 送り穴
18b 送り穴
19 貫通孔
20 溶着部

Claims (3)

  1. 第1の金属端子および第2の金属端子と、前記第1の金属端子と前記第2の金属端子の一端部との間に橋設され、かつ周囲にフラックスが塗布された可溶合金と、上面に前記第1、第2の金属端子が配置された第1の絶縁フィルムと、前記可溶合金を覆うようにその一部が前記第1、第2の金属端子の上面に配置され、かつ前記第1の絶縁フィルムとの間で前記可溶合金を封止した第2の絶縁フィルムとを備え、前記第2の絶縁フィルムは厚さの5倍以上の深さにほぼ矩形状にエンボス加工され、前記第2の絶縁フィルムの天面角部の厚さを前記第2の絶縁フィルムの厚さの70%以上としたことを特徴とする温度ヒューズ。
  2. テープ状の第1の絶縁フィルムに第1の金属端子および第2の金属端子を固定する工程と、前記第1の金属端子と前記第2の金属端子の一端部との間に橋設するように可溶合金を接続する工程と、テープ状の第2の絶縁フィルムをエンボス加工することにより直方体状のポケットを形成してカバーフィルムを得る工程と、前記可溶合金およびその周囲に塗布したフラックスを前記ポケットに収納するように前記第1の絶縁フィルムと前記カバーフィルムとを融着させる工程とを備え、前記第1の金属端子および前記第2の金属端子は前記第1の絶縁フィルムの延伸方向に対して垂直な方向に固定され、前記ポケットは前記第2の絶縁フィルムの厚さの5倍以上の深さに形成され、前記第2の絶縁フィルムの、前記ポケットが形成される場所の前記第2の絶縁フィルムの延伸方向の両側には、所定の寸法をあけて前記ポケットの幅方向の長さとほぼ同じ長さの貫通孔が設けられ、前記ポケットの天面角部の厚さを前記第2の絶縁フィルムの厚さの70%以上となるようにした温度ヒューズの製造方法。
  3. 前記ポケットが形成される場所の端部から前記貫通孔までの距離を前記ポケットの深さよりも小さくしたことを特徴とする請求項2記載の温度ヒューズの製造方法。
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