JP2013217464A - ベルト式無段変速機の異常判定装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の異常判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構造でベルト式無段変速機全体の異常を判定可能なベルト式無段変速機の異常判定装置を提供する。
【解決手段】ベルト式無段変速機2の異常判定装置1は、エンジン3のクランク軸5に設けられる駆動プーリ6、車軸7に接続される従動プーリ8、駆動プーリ6および従動プーリ8に巻掛けられるVベルト9を有するベルト式無段変速機2と、エンジン3の回転数NEを検知するエンジン回転数センサ31と、エンジン3の吸気量を変更するスロットルバルブ32の開度Thを検知するスロットルバルブ開度センサ33と、スロットルバルブ32の開度Thに対するエンジン3の回転数NEの変化の大きさからベルト式無段変速機2の異常有無を判定する判定部35と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルト式無段変速機の異常判定装置に関する。
ベルト式無段変速機は、無終端状のVベルトと、Vベルトを巻掛ける一対のプーリと、を備える。一方のプーリはエンジンのクランク軸に接続される駆動プーリであり、他方のプーリは車輪に接続される従動プーリである。ベルト式無段変速機は、プーリに対するベルト接触径を変更することによって変速比を連続的に変える。
それぞれのプーリは、V文字形状の溝を隔てて向かい合う一対の円錐形状のフェイスと、一対のフェイスを近づけたり遠ざけたりしてV文字形状溝の幅を変える駆動機構と、を備える。一方のフェイスは、プーリの回転軸に固定される。他方のフェイスは、回転軸の回転線方向へ移動できる。プーリに対するベルト接触径は、一対のフェイスが隔てるV字形状溝幅の縮小と拡大よって変更される。
Vベルトは、プーリのV文字形状の溝に巻掛けられる。
このようなベルト式無段変速機は、ベルトを損傷すると動力を伝達できなくなる。そこで、その運転中においてもベルトの損傷を検出可能なベルト損傷検出装置が知られている。従来のベルト損傷検出装置は、駆動プーリ側の入力軸と従動プーリ側の出力軸との回転速度比と、一対のフェイスを近づけるための推進力との関係からVベルトの損傷の有無を検出する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−42251号公報
ところで、ベルト式無段変速機は、V文字形状溝の幅の大小とVベルトのベルト幅との関係によって変速比を変えている。したがって、V文字形状溝幅の拡大・縮小が異常になったり、Vベルトが摩耗して幅が狭くなると、ベルト接触径と変速比との関係が変わってしまう。
このベルト接触径と変速比との関係変化は、一般的には、V文字形状溝幅の縮小が不十分になる(溝が大きく開いたままになる)ことや、Vベルトが摩耗して幅が狭くなることによって、同じベルト接触径において変速比が小さくなる方向へ変化する。このような変速比の低下は、同じ車速を得るためにエンジンをより高回転させる必要を生じさせて、燃費や排気ガスを悪化させる。
また、ベルト式無段変速機は、Vベルトとプーリとの摩擦によって動力を伝達するため、油などが付着して相互間の摩擦係数が変化すると動力の伝達効率が低下してしまう。
しかしながら、従来のベルト損傷検出装置は、Vベルトの損傷(より詳しくはフープの損傷による剛性の変化)を検知するものであって、V文字形状溝幅の拡大・縮小の異常や、Vベルトの摩耗、Vベルトとプーリとの摩擦係数の変化などのベルト式無段変速機全体としての異常を検出できるものではない。また、従来のベルト損傷検出装置は、一対のフェイスを近づけるための推進力を測定しなければならず、部品点数や組立作業効率、費用面におけるデメリットもある。
そこで、本発明は、簡易な構造でベルト式無段変速機全体の異常を判定可能なベルト式無段変速機の異常判定装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置は、エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリ、車軸に接続される従動プーリ、駆動プーリおよび前記従動プーリに巻掛けられるベルトを有するベルト式無段変速機と、前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサと、前記エンジンの吸気量を変更するスロットルバルブの開度を検知するスロットルバルブ開度センサと、前記スロットルバルブの開度に対する前記エンジンの回転数の変化の大きさから前記ベルト式無段変速機の異常有無を判定する判定部と、を備える。
本発明によれば、簡易な構造でベルト式無段変速機全体の異常を判定可能なベルト式無段変速機の異常判定装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図。 本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャート。 本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図。 本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図。 本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図。 本発明の第3実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図。 本発明の第3実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャート。 本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図。 本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャート。 本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図。
以下、本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置の第1実施形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図である。
異常判定装置1は、ベルト式無段変速機2の異常を判定して、ベルト式無段変速機2の保守や修理を促す。
図1に示すように、先ず、実施形態に係るベルト式無段変速機2は、エンジン3のクランク軸5に設けられる駆動プーリ6と、車軸7に接続される従動プーリ8と、駆動プーリ6および従動プーリ8に巻掛けられるVベルト9を備える。
ここで、エンジン3のクランク軸5はベルト式無段変速機2の駆動軸である。車軸7(アクスルシャフト)は、従動プーリ8が設けられたドリブンシャフト11、ドリブンシャフト11に固定されるギア12、ギア12に噛み合わされるギア13、ギア13を有する中間シャフト15、中間シャフト15に固定されるギア16、ギア16に噛み合わされるギア17を経由してベルト式無段変速機2から駆動力を得る従動軸である。
駆動プーリ6は、クランク軸5の軸方向に移動可能な可動フェイス18と、クランク軸5に固定される固定フェイス19と、可動フェイス18と固定フェイス19を近づけたり遠ざけたりする駆動機構21と、を備える。
可動フェイス18と固定フェイス19とは、V文字形状の溝を隔てて向かい合う。可動フェイス18はエンジン3に近い側に配置され、固定フェイス19はエンジン3から遠い側、クランク軸5の先端側に配置される。また、可動フェイス18は、クランク軸5の軸方向に移動することによって、V文字形状溝の間隔を広げたり狭めたりして駆動プーリ6の有効径、あるいはVベルト9との接触径を変化させる。
駆動機構21は、可動フェイス18の背面側、つまり可動フェイス18よりもエンジン3に近い側に配置されて可動フェイス18と一体に回転する可動ドライブプレート22と、可動フェイス18と可動ドライブプレート22との間に挟み込まれるウェイトローラ23と、を備える。
可動ドライブプレート22と可動フェイス18との間隔は、それらの外周方向に向かうに連れて次第に狭くなる。
一方、従動プーリ8は、ドリブンシャフト11の軸方向に移動可能な可動フェイス25と、ドリブンシャフト11に固定される固定フェイス26と、可動フェイス25を固定フェイス26へ近づける方向へ押し付けるスプリング27と、を備える。
可動フェイス25と固定フェイス26とは、V文字形状の溝を隔てて向かい合う。固定フェイス26は車輪28に近い側に配置され、可動フェイス25は車輪28から遠い側に配置される。つまり、従動プーリ8と駆動プーリ6とは、可動フェイス18、25、固定フェイス19、26の配置関係が反転している。また、可動フェイス25は、ドリブンシャフト11の軸方向に移動することによって、V文字形状溝の間隔を広げたり狭めたりして従動プーリ8の有効径、あるいはVベルト9との接触径を変化させる。
そして、ベルト式無段変速機2は、クランク軸5を高速で回転させるとウェイトローラ23に遠心力を生じる。ウェイトローラ23はこの遠心力によって可動フェイス18と固定フェイス19とを近づけ、駆動プーリ6に巻掛か掛けられるVベルト29の有効径、接触径を拡大する。すると、Vベルト9は、駆動プーリ6側に引っ張られ、スプリング27に抗して従動プーリ8のV文字形状溝に食い込んで、従動プーリ8の有効径、接触径を縮小する。このベルト式無段変速機2の一連の動作は、ベルト式無段変速機2の変速比を上げる。
他方、ベルト式無段変速機2は、クランク軸5を低速で回転させるとウェイトローラ23に加わる遠心力が小さくなる。ウェイトローラ23の遠心力が小さくなることによって、スプリング27は可動フェイス25と固定フェイス26とを近づけ、従動プーリ8に巻掛けられるVベルト29の有効径、接触径を拡大する。すると、Vベルト9は、従動プーリ8側に引っ張られ、駆動プーリ6のV文字形状溝に食い込んで、駆動プーリ6の有効径、接触径を縮小する。このベルト式無段変速機2の一連の動作は、ベルト式無段変速機2の変速比を下げる。
なお、図1中、プーリ6、8は、それぞれの軸5、11に挟まれる部分に高変速比の状態を示し、その外側の部分に低変速比の状態を示す。
次いで、異常判定装置1は、エンジン3の回転数NEを検知するエンジン回転数センサ31と、エンジン3の吸気量を変更するスロットルバルブ32の開度Thを検知するスロットルバルブ開度センサ33と、スロットルバルブ32の開度Thに対するエンジン3の回転数NEの変化の大きさからベルト式無段変速機2の異常有無を判定する判定部35と、ベルト式無段変速機2の異常判定が予め設定される所定の故障判定時間Tfを超えて継続すると警告を発する警告報知部36と、を備える。
エンジン回転数センサ31は、エンジン3の回転数NEとしてクランク軸5の回転数や、動弁装置(図示省略)を駆動させるカム軸(図示省略)の回転数を検知する。
スロットルバルブ32は、エンジン3の吸気系統に配置される空気流量制御弁である。スロットルバルブ32は、一般にバタフライ弁である。
スロットルバルブ開度センサ33は、スロットルバルブ32の弁体(図示省略)の回転量からスロットルバルブ32の開度を検知する。
警告報知部36は、視覚、聴覚、触覚などユーザに認知されやすい方法でベルト式無段変速機2の点検、保守、修理などの作業が必要なことを知らせる。具体的には、警告報知部36は、LEDなどの照明装置、スピーカ、振動を励起する振り子などを使用する。
異常判定装置1の異常判定制御についてより詳しく説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャートである。
図2に示すように、実施形態に係る異常判定装置1の判定部35は、スロットルバルブ32の開度Th毎に予め設定される所定の異常判定範囲内にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を異常と判定する。他方、判定部35は、異常判定範囲外にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を正常と判定する。つまり、判定部35は、スロットルバルブ32の開度Th(0%≦Th≦100%)とエンジン3の回転数NEとを平面上に図示した場合、ベルト式無段変速機2を異常と判断する二次元状の異常判定範囲Faを有する(後に図3に示す)。
具体的には、判定部35は、先ず、スロットルバルブ開度センサ33が検出するスロットルバルブ32の開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)か否かを判断する(ステップS1)。判定部35は、開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)の場合には次ステップS2へ進み、他方、開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)にない場合にはステップS1を繰り返す。
次いで、判定部35は、エンジン回転数センサ31が検出するクランク軸5の回転数、すなわちエンジン3の回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)か否かを判断する(ステップS2)。判定部35は、回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)の場合には次ステップS3へ進み、他方、回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)にない場合にはステップS1へ戻り異常判定制御を繰り返す。
異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)と異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)とは、開度Thと回転数NEとを直交する二軸に描くと、平面状に広がる異常判定範囲Faを描く。この異常判定範囲Faは、開度Thとエンジン回転数NEとをそれぞれの軸とする直交座標に描いた場合、矩形状であっても良いし、開度Thごとに異常判定エンジン回転範囲を変え、または回転数NEごとに異常判定開度範囲を変える階段状や多角形状、楕円形状や円形状など適宜の形状の領域を設定できる。
つまり、判定部35は、ステップS1からステップS2においてスロットルバルブ32の開度Thとエンジン3の回転数NEとが異常判定範囲Fa内にあるか否かを探索する。
次いで、判定部35は、異常判定時間Δtを計時し(ステップS3)、総異常判定時間Tに加え、つまり、総異常判定時間T(今回値)=総異常判定時間T(前回値)+異常判定時間Δtを求めて、新たな総異常判定時間Tを記憶する(ステップS4)。異常判定時間Δtは異常判定制御の実行周期でも良い。また、総異常判定時間Tは車両の電源をOFFにしても保存できるようにEEPROMなどのメモリに記憶する。
次いで、判定部35は、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えたか否かを判定する(ステップS5)。判定部35は、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えた場合には警告報知部36に警告を発するよう指令し(ステップS6)、終了する。他方、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えていない場合にはステップS1へ戻り異常判定制御を繰り返す。
図3は、本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図である。
図3に示すように、実施形態に係るベルト式無段変速機2は、新規に生産された時や、Vベルト9などの部品を適宜に交換したオーバーホール時には、実線で示す開度Th−エンジン回転数NEの関係にある。ところが、ベルト式無段変速機2の劣化が進むと、開度Th−エンジン回転数NEの関係は破線で示す関係に変化する。具体的には、劣化が進んだベルト式無段変速機2は、新品または新品同然のベルト式無段変速機2に比べると、スロットルバルブ32の開度が低いうちにエンジン回転数NEがほぼ上昇しきってしまう。
そこで、異常判定装置1は、開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)にあり、かつ回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)の場合、つまり、開度Th、回転数NEが異常判定範囲Faにある場合、ベルト式無段変速機2の異常を判定する。
つまり、異常判定装置1は、二次元状の異常判定範囲Faにスロットルバルブ32の開度Thとエンジン回転数NEとが含まれるか否かを探索してベルト式無段変速機2の異常の有無を判定する。
ベルト式無段変速機2のVベルト9やウェイトローラ23は、使用にともなって損耗するため、定期的な交換が必要になる。ところが、使用者は、顕著な燃費の低下や、Vベルト9の切断にともなう走行不能など、致命的な故障の症状が顕在化するまでVベルト9やウェイトローラ23の損耗やベルト式無段変速機2の異常に気付かない場合がある。
そこで、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1は、スロットルバルブ32の開度Thとエンジン3の回転数NEとの関係からベルト式無段変速機2の異常を判定し、異常状態の累積的な継続時間が故障判定時間Tfを超えると、使用者にベルト式無段変速機2の点検、保守、修理を促す。
そして、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1は、ベルト式無段変速機2の異常判定にあたり、Vベルト9やウェイトローラ23など個々の部品の状況を類推するのではなく、ベルト式無段変速機2全体としての機能、性能が維持されているか否かを監視することで、V文字形状溝幅の拡大・縮小の異常や、Vベルト9の摩耗、Vベルト9とプーリ6、8との摩擦係数の変化などのベルト式無段変速機2全体としての異常を検出できる。
また、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1は、スロットルバルブ32の開度Th、エンジン3の回転数NEという、本来的にエンジン3の運転制御に用いられる検出項目を利用してベルト式無段変速機2の異常判定を行うため、現行のエンジン3やベルト式無段変速機2、制御装置(図示省略)に対して部品点数や組立作業効率、費用面における影響を及ぼさない。
[第2の実施形態]
本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置の第2実施形態について図4から図6を参照して説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る異常判定装置1Aは、エンジン3の回転数NEを検知するエンジン回転数センサ31と、エンジン3の吸気圧PMを検知する圧力センサ38と、圧力センサ38が検知する吸気圧PMに対するエンジン3の回転数NEの変化の大きさからベルト式無段変速機2の異常有無を判定する判定部35Aと、を備える。
異常判定装置1Aの異常判定制御についてより詳しく説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャートである。
図5に示すように、実施形態に係る異常判定装置1Aの判定部35Aは、エンジン3の吸気圧PM毎に予め設定される所定の異常判定範囲内にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を異常と判定する。他方、判定部35Aは、異常判定範囲外にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を正常と判定する。つまり、判定部35Aは、エンジン3の吸気圧PM(最大吸気圧(負圧)≦吸気圧PM≦大気圧)とエンジン3の回転数NEとを平面上に図示した場合、ベルト式無段変速機2を異常と判断する二次元状の異常判定範囲Fbを有する(後に図6に示す)。
具体的には、判定部35Aは、先ず、圧力センサ38が検出するエンジン3の吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)か否かを判断する(ステップS11)。判定部35Aは、吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)の場合には次ステップS12へ進み、他方、吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)にない場合にはステップS11を繰り返す。
次いで、判定部35Aは、エンジン回転数センサ31が検出するクランク軸5の回転数、すなわちエンジン3の回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)か否かを判断する(ステップS12)。判定部35Aは、回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)の場合には次ステップS13へ進み、他方、回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)にない場合にはステップS11へ戻り異常判定制御を繰り返す。
異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)と異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)とは、吸気圧PMと回転数NEとを直交する二軸に描くと、平面状に広がる異常判定範囲Fbを描く。この異常判定範囲Fbは、吸気圧PMとエンジン回転数NEとをそれぞれの軸とする直交座標に描いた場合、矩形状であっても良いし、吸気圧PMごとに異常判定エンジン回転範囲を変え、または回転数NEごとに異常判定圧力範囲を変える階段状や多角形状、楕円形状や円形状など適宜の形状の領域を設定できる。
つまり、判定部35Aは、ステップS11からステップS12においてエンジン3の吸気圧PMと回転数NEとが異常判定範囲Fb内にあるか否かを探索する。
次いで、判定部35Aは、異常判定時間Δtを計時し(ステップS13)、総異常判定時間Tに加え、つまり、総異常判定時間T(今回値)=総異常判定時間T(前回値)+異常判定時間Δtを求めて、新たな総異常判定時間Tを記憶する(ステップS14)。異常判定時間Δtは異常判定制御の実行周期でも良い。また、総異常判定時間Tは車両の電源をOFFにしても保存できるようにEEPROMなどのメモリに記憶する。
次いで、判定部35Aは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えたか否かを判定する(ステップS15)。判定部35Aは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えた場合には警告報知部36に警告を発するよう指令し(ステップS16)、終了する。他方、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えていない場合にはステップS11へ戻り異常判定制御を繰り返す。
図6は、本発明の第2実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図である。
図6に示すように、実施形態に係るベルト式無段変速機2は、新規に生産された時や、Vベルト9などの部品を適宜に交換したオーバーホール時には、実線に示す吸気圧PM−エンジン回転数NEの関係にある。ところが、ベルト式無段変速機2の劣化が進むと、吸気圧PM−エンジン回転数NEの関係は破線に示す関係に変化する。具体的には、劣化が進んだベルト式無段変速機2は、新品または新品同然のベルト式無段変速機2に比べると、エンジン回転数NEの上昇に対して吸気圧PMが早期に高くなる。
そこで、異常判定装置1Aは、吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)にあり、かつ回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)の場合、つまり、吸気圧PM、回転数NEが異常判定範囲Fbにある場合、ベルト式無段変速機2の異常を判定する。
つまり、異常判定装置1は、二次元状の異常判定範囲Fbにエンジン3の吸気圧PMと回転数NEが含まれるか否かを探索してベルト式無段変速機2の異常の有無を判定する。
ベルト式無段変速機2のVベルト9やウェイトローラ23は、使用にともなって損耗するため、定期的な交換が必要になる。ところが、使用者は、顕著な燃費の低下や、Vベルト9の切断にともなう走行不能など、致命的な故障の症状が顕在化するまでVベルト9やウェイトローラ23の損耗やベルト式無段変速機2の異常に気付かない場合がある。
そこで、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Aは、エンジン3の吸気圧PMと回転数NEとの関係からベルト式無段変速機2の異常を判定し、異常状態の累積的な継続時間が故障判定時間Tfを超えると、使用者にベルト式無段変速機2の点検、保守、修理を促す。
そして、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Aは、ベルト式無段変速機2の異常判定にあたり、Vベルト9やウェイトローラ23など個々の部品の状況を類推するのではなく、ベルト式無段変速機2全体としての機能、性能が維持されているか否かを監視することで、V文字形状溝幅の拡大・縮小の異常や、Vベルト9の摩耗、Vベルト9とプーリ6、8との摩擦係数の変化などのベルト式無段変速機2全体としての異常を検出できる。
また、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Aは、エンジン3の吸気圧PM、回転数NEという、本来的にエンジン3の運転制御に用いられる検出項目を利用してベルト式無段変速機2の異常判定を行うため、現行のエンジン3やベルト式無段変速機2、制御装置(図示省略)に対して部品点数や組立作業効率、費用面における影響を及ぼさない。
[第3の実施形態]
本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置の第3実施形態について図7から図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、本実施形態において、第1実施形態および第2実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る異常判定装置1Bは、エンジン3の回転数NEを検知するエンジン回転数センサ31と、エンジン3の吸気量を変更するスロットルバルブ32の開度Thを検知するスロットルバルブ開度センサ33と、エンジン3の吸気圧PMを検知する圧力センサ38と、スロットルバルブ32の開度Thに対するエンジン3の回転数NEの変化の大きさ、および圧力センサ38が検知する吸気圧PMに対するエンジン3の回転数NEの変化の大きさからベルト式無段変速機2の異常有無を判定する判定部35Bと、を備える。
異常判定装置1Bの異常判定制御についてより詳しく説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施形態に係る異常判定装置1Bの判定部35Bは、エンジン3の吸気圧PM毎に予め設定される所定の異常判定範囲内にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を異常と判定する。他方、判定部35Bは、異常判定範囲外にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を正常と判定する。
判定部35Bは、スロットルバルブ32の開度Th毎に予め設定される所定の異常判定範囲内にエンジン3の回転数NEが含まれ、かつ吸気圧PM毎に予め設定される所定の異常判定範囲内にエンジン3の回転数NEが含まれるときにベルト式無段変速機2を異常と判定し、その他の場合に前記ベルト式無段変速機2を正常と判定する。つまり、判定部35Bは、スロットルバルブ32の開度Th(0%≦Th≦100%)とエンジン3の回転数NEとを平面上に図示した場合、ベルト式無段変速機2を異常と判断する二次元状の異常判定範囲Fa、エンジン3の吸気圧PM(最大吸気圧(負圧)≦吸気圧PM≦大気圧)とエンジン3の回転数NEとを平面上に図示した場合、ベルト式無段変速機2を異常と判断する二次元状の異常判定範囲Fbの両方を有する。
具体的には、判定部35Bは、スロットルバルブ開度センサ33が検出するスロットルバルブ32の開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)か否かを判断する(ステップS21)。判定部35Bは、開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)の場合には次ステップS22へ進み、他方、開度Thが異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)にない場合にはステップS21を繰り返す。
次いで、判定部35Bは、エンジン回転数センサ31が検出するクランク軸5の回転数、すなわちエンジン3の回転数NEが第一異常判定エンジン回転範囲(第一異常判定エンジン回転低NEfLow1<回転数NE<第一異常判定エンジン回転高NEfHigh1)か否かを判断する(ステップS22)。判定部35Bは、回転数NEが第一異常判定エンジン回転範囲(第一異常判定エンジン回転低NEfLow1<回転数NE<第一異常判定エンジン回転高NEfHigh1)の場合には次ステップS23へ進み、他方、回転数NEが第一異常判定エンジン回転範囲(第一異常判定エンジン回転低NEfLow1<回転数NE<第一異常判定エンジン回転高NEfHigh1)にない場合にはステップS21へ戻り異常判定制御を繰り返す。
次いで、判定部35Bは、圧力センサ38が検出するエンジン3の吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)か否かを判断する(ステップS23)。判定部35Bは、吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)の場合には次ステップS24へ進み、他方、吸気圧PMが異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)にない場合にはステップS21を繰り返す。
次いで、判定部35Bは、エンジン回転数センサ31が検出するクランク軸5の回転数、すなわちエンジン3の回転数NEが第二異常判定エンジン回転範囲(第二異常判定エンジン回転低NEfLow2<回転数NE<第二異常判定エンジン回転高NEfHigh2)か否かを判断する(ステップS24)。判定部35Bは、回転数NEが第二異常判定エンジン回転範囲(第二異常判定エンジン回転低NEfLow2<回転数NE<第二異常判定エンジン回転高NEfHigh2)の場合には次ステップS25へ進み、他方、回転数NEが第二異常判定エンジン回転範囲(第二異常判定エンジン回転低NEfLow2<回転数NE<第二異常判定エンジン回転高NEfHigh2)にない場合にはステップS21へ戻り異常判定制御を繰り返す。
異常判定開度範囲(異常判定開度低ThfLow<開度Th<異常判定開度高ThfHigh)と第一異常判定エンジン回転範囲(第一異常判定エンジン回転低NEfLow1<回転数NE<第一異常判定エンジン回転高NEfHigh1)とは、第1実施形態における異常判定範囲Faに相当する。また、異常判定圧力範囲(異常判定圧力低PMfLow<吸気圧PM<異常判定圧力高PMfHigh)と第二異常判定エンジン回転範囲(第二異常判定エンジン回転低NEfLow2<回転数NE<第二異常判定エンジン回転高NEfHigh2)とは、第2実施形態における異常判定範囲Fbに相当する。
つまり、判定部35Bは、ステップS21からステップS24においてスロットルバルブ32の開度Th、エンジン3の吸気圧PM、回転数NEが異常判定範囲Faかつ異常判定範囲Fb内にあるか否かを探索する。
次いで、判定部35Bは、異常判定時間Δtを計時し(ステップS25)、総異常判定時間Tに加え、つまり、総異常判定時間T(今回値)=総異常判定時間T(前回値)+異常判定時間Δtを求めて、新たな総異常判定時間Tを記憶する(ステップS26)。異常判定時間Δtは異常判定制御の実行周期でも良い。また、総異常判定時間Tは車両の電源をOFFにしても保存できるようにEEPROMなどのメモリに記憶する。
次いで、判定部35Bは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えたか否かを判定する(ステップS27)。判定部35Bは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えた場合には警告報知部36に警告を発するよう指令し(ステップS28)、終了する。他方、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えていない場合にはステップS21へ戻り異常判定制御を繰り返す。
本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Bは、ベルト式無段変速機2の異常判定にあたり、Vベルト9やウェイトローラ23など個々の部品の状況を類推するのではなく、ベルト式無段変速機2全体としての機能、性能が維持されているか否かを監視することで、V文字形状溝幅の拡大・縮小の異常や、Vベルト9の摩耗、Vベルト9とプーリ6、8との摩擦係数の変化などのベルト式無段変速機2全体としての異常を検出できる。
また、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Bは、スロットルバルブ32の開度Th、エンジン3の吸気圧PM、回転数NEを組み合わせて多段階の異常判定を行うため、判定結果の確実性を高めることができる。
さらに、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Bは、スロットルバルブ32の開度Th、エンジン3の吸気圧PM、回転数NEという、本来的にエンジン3の運転制御に用いられる検出項目を利用してベルト式無段変速機2の異常判定を行うため、現行のエンジン3やベルト式無段変速機2、制御装置(図示省略)に対して部品点数や組立作業効率、費用面における影響を及ぼさない。
[第4の実施形態]
本発明に係るベルト式無段変速機の異常判定装置の第4実施形態について図9から図11を参照して説明する。
図9は、本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置を備えるエンジンを示すシステム構成図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、実施形態に係る異常判定装置1Cは、エンジン3の回転数NEを検知するエンジン回転数センサ31と、車軸7の回転数を検知する車軸回転数センサ41と、エンジン3の回転数NEと車軸7の回転数との比率から比較基準となる所定のエンジン回転数NEbにおける車速を算出する比較車速算出部42と、比較車速算出部42が算出する車速からベルト式無段変速機2の異常有無を判定する判定部35Cと、を備える。
比較車速算出部42は、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbとして、例えば毎分10000回転(10000rpm)における車速を算出する。具体的には、エンジン回転数センサ31が検出するエンジン3の回転数NE、車軸回転数センサ41が検出する車軸7の回転数から求められる車速V、比較基準となる所定のエンジン回転数NEb、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbにおける車速Vbとすると、比較車速算出部42は、単純な比例関係から車速Vb=(車速V/回転数NE)×エンジン回転数NEbを求める。なお、エンジン回転数NEb=毎分1回転(1rpm)として車速Vb=車速V/回転数NEとしても良い。
異常判定装置1Cの異常判定制御についてより詳しく説明する。
図10は、本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示すフローチャートである。
図10に示すように、実施形態に係る異常判定装置1Cの判定部35Cは、予め設定される所定の異常判定範囲内に比較車速算出部42が算出する車速Vbが含まれるときにベルト式無段変速機2を異常と判定する。他方、判定部35Cは、異常判定範囲外に比較車速算出部42が算出する車速Vbが含まれるときにベルト式無段変速機2を正常と判定する。
具体的には、判定部35Cは、先ず、車軸回転数センサ41が検出する車軸7の回転数から求められる車速Vが異常判定車速範囲(異常判定車速低VfLow<車速V<異常判定車速高VfHigh)か否かを判断する(ステップS31)。判定部35Cは、車速Vが異常判定車速範囲(異常判定車速低VfLow<車速V<異常判定車速高VfHigh)の場合には次ステップS32へ進み、他方、車速Vが異常判定車速範囲(異常判定車速低VfLow<車速V<異常判定車速高VfHigh)にない場合にはステップS31を繰り返す。
次いで、判定部35Cは、エンジン回転数センサ31が検出するクランク軸5の回転数、すなわちエンジン3の回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)か否かを判断する(ステップS32)。判定部35Cは、回転数NEが異常判定エンジン回転範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)の場合には次ステップS33へ進み、他方、回転数NEが異常判定エンジン範囲(異常判定エンジン回転低NEfLow<回転数NE<異常判定エンジン回転高NEfHigh)にない場合にはステップS31へ戻り異常判定制御を繰り返す。
次いで、比較車速算出部42は、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbとして、例えば毎分10000回転(10000rpm)における車速Vbを算出する(ステップS33)。具体的には、エンジン回転数センサ31が検出するエンジン3の回転数NE、車軸回転数センサ41が検出する車軸7の回転数から求められる車速V、比較基準となる所定のエンジン回転数NEb、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbにおける車速Vbとすると、比較車速算出部42は、単純な比例関係から車速Vb=(車速V/回転数NE)×エンジン回転数NEbまたは車速Vb=車速V/回転数NEを求める。
次いで、判定部35Cは、比較車速算出部42が求めた所定のエンジン回転数NEbにおける車速Vbが異常判定範囲(車速Vb<異常判定範囲Fv)か否かを判断する(ステップS34)。判定部35Cは、車速Vbが異常判定範囲(車速Vb<異常判定範囲Fv)の場合には次ステップS35へ進み、他方、車速Vbが異常判定範囲(車速Vb<異常判定範囲Fv)にない場合にはステップS31へ戻り異常判定制御を繰り返す。
次いで、判定部35Cは、異常判定時間Δtを計時し(ステップS35)、総異常判定時間Tに加え、つまり、総異常判定時間T(今回値)=総異常判定時間T(前回値)+異常判定時間Δtを求めて、新たな総異常判定時間Tを記憶する(ステップS36)。異常判定時間Δtは異常判定制御の実行周期でも良い。また、総異常判定時間Tは車両の電源をOFFにしても保存できるようにEEPROMなどのメモリに記憶する。
次いで、判定部35Cは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えたか否かを判定する(ステップS37)。判定部35Cは、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えた場合には警告報知部36に警告を発するよう指令し(ステップS38)、終了する。他方、総異常判定時間Tが故障判定時間Tfを超えていない場合にはステップS31へ戻り異常判定制御を繰り返す。
図11は、本発明の第4実施形態に係るベルト式無段変速機の異常判定装置が行う異常判定制御を示す概念図である。
図11に示すように、実施形態に係るベルト式無段変速機2は、新規に生産された時や、Vベルト9などの部品を適宜に交換したオーバーホール時には、実線に示す車速V−エンジン回転数NEの関係にある。ところが、ベルト式無段変速機2の劣化が進むと、車速V−エンジン回転数NEの関係は破線に示す関係に変化する。具体的には、劣化が進んだベルト式無段変速機2は、新品または新品同然のベルト式無段変速機2に比べると、同じエンジン回転数NEに対して得られる車速Vが低くなる。
そして、異常判定装置1Cは、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbとして、例えば毎分10000回転(10000rpm)における車速Vbを算出し、車速Vbが異常判定範囲(車速Vb<異常判定範囲Fv)にあれば、ベルト式無段変速機2の異常を判定する。なお、車速Vbは、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbに応じて、破線で示す特性線上の車速V、回転数NEにおける接線(二点鎖線で示す接線)上に決まる。
つまり、異常判定装置1Cは、第1実施形態に係る異常判定装置1のように、二次元状の異常判定範囲Faにスロットルバルブ32の開度Thとエンジン3の回転数NEが含まれるか否かを探索するのではない。異常判定装置1Cは、毎分10000回転(10000rpm)における正常な車速(例えば60km/時間)に対して20%以下(48km/時間以下)として異常判定範囲を定める場合、簡単な比例計算から車速Vbを求め、この車速Vbが異常判定範囲に含まれるか否か(48km/時間以下か否か)を比較してベルト式無段変速機2の異常の有無を判定する。
ベルト式無段変速機2のVベルト9やウェイトローラ23は、使用にともなって損耗するため、定期的な交換が必要になる。ところが、使用者は、顕著な燃費の低下や、Vベルト9の切断にともなう走行不能など、致命的な故障の症状が顕在化するまでVベルト9やウェイトローラ23の損耗やベルト式無段変速機2の異常に気付かない場合がある。
そこで、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Cは、エンジン3の回転数NEと車速Vとの関係からベルト式無段変速機2の異常を判定し、異常状態の累積的な継続時間が故障判定時間Tfを超えると、使用者にベルト式無段変速機2の点検、保守、修理を促す。
そして、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Cは、ベルト式無段変速機2の異常判定にあたり、Vベルト9やウェイトローラ23など個々の部品の状況を類推するのではなく、ベルト式無段変速機2全体としての機能、性能が維持されているか否かを監視することで、V文字形状溝幅の拡大・縮小の異常や、Vベルト9の摩耗、Vベルト9とプーリ6、8との摩擦係数の変化などのベルト式無段変速機2全体としての異常を検出できる。
また、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Cは、エンジン3の回転数NE、車速Vという、本来的にエンジン3の運転制御に用いられる検出項目を利用してベルト式無段変速機2の異常判定を行うため、現行のエンジン3やベルト式無段変速機2、制御装置(図示省略)に対して部品点数や組立作業効率、費用面における影響を及ぼさない。
さらに、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1Cは、比較基準となる所定のエンジン回転数NEbにおける車速Vbからベルト式無段変速機2の異常判定を行うため、比較車速算出部42や判定部35Cに高い処理能力を必要とせず、より安価にできる。
したがって、本実施形態に係るベルト式無段変速機2の異常判定装置1、1A、1B、1Cによれば、簡易な構造でベルト式無段変速機2全体の異常を判定できる。
1、1A、1B、1C 異常判定装置
2 ベルト式無段変速機
3 エンジン
5 クランク軸
6 駆動プーリ
7 車軸
8 従動プーリ
9 Vベルト
11 ドリブンシャフト
12、13 ギア
15 中間シャフト
16、17 ギア
18 可動フェイス
19 固定フェイス
21 駆動機構
22 可動ドライブプレート
23 ウェイトローラ
25 可動フェイス
26 固定フェイス
27 スプリング
28 車輪
29 Vベルト
31 エンジン回転数センサ
32 スロットルバルブ
33 スロットルバルブ開度センサ
35、35A、35B、35C 判定部
36 警告報知部
38 圧力センサ
41 車軸回転数センサ
42 比較車速算出部

Claims (9)

  1. エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリ、車軸に接続される従動プーリ、駆動プーリおよび前記従動プーリに巻掛けられるベルトを有するベルト式無段変速機と、
    前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサと、
    前記エンジンの吸気量を変更するスロットルバルブの開度を検知するスロットルバルブ開度センサと、
    前記スロットルバルブの開度に対する前記エンジンの回転数の変化の大きさから前記ベルト式無段変速機の異常有無を判定する判定部と、を備えるベルト式無段変速機の異常判定装置。
  2. 前記判定部は、前記スロットルバルブの開度毎に予め設定される所定の異常判定範囲内に前記エンジンの回転数が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を異常と判定し、前記異常判定範囲外に前記エンジンの回転数が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を正常と判定する請求項1に記載のベルト式無段変速機の異常判定装置。
  3. エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリ、車軸に接続される従動プーリ、駆動プーリおよび前記従動プーリに巻掛けられるベルトを有するベルト式無段変速機と、
    前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサと、
    前記エンジンの吸気圧を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサが検知する吸気圧に対する前記エンジンの回転数の変化の大きさから前記ベルト式無段変速機の異常有無を判定する判定部と、を備えるベルト式無段変速機の異常判定装置。
  4. 前記判定部は、前記吸気圧毎に予め設定される所定の異常判定範囲内に前記エンジンの回転数が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を異常と判定し、前記異常判定範囲外に前記エンジンの回転数が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を正常と判定する請求項3に記載のベルト式無段変速機の異常判定装置。
  5. エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリ、車軸に接続される従動プーリ、駆動プーリおよび前記従動プーリに巻掛けられるベルトを有するベルト式無段変速機と、
    前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサと、
    前記エンジンの吸気量を変更するスロットルバルブの開度を検知するスロットルバルブ開度センサと、
    前記エンジンの吸気圧を検知する圧力センサと、
    前記スロットルバルブの開度に対する前記エンジンの回転数の変化の大きさ、および前記圧力センサが検知する吸気圧に対する前記エンジンの回転数の変化の大きさから前記ベルト式無段変速機の異常有無を判定する判定部と、を備えるベルト式無段変速機の異常判定装置。
  6. 前記判定部は、前記スロットルバルブの開度毎に予め設定される所定の異常判定範囲内に前記エンジンの回転数が含まれ、かつ前記吸気圧毎に予め設定される所定の異常判定範囲内に前記エンジンの回転数が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を異常と判定し、その他の場合に前記ベルト式無段変速機を正常と判定する請求項5に記載のベルト式無段変速機の異常判定装置。
  7. エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリ、車軸に接続される従動プーリ、駆動プーリおよび前記従動プーリに巻掛けられるベルトを有するベルト式無段変速機と、
    前記エンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサと、
    前記車軸の回転数を検知する車軸回転数センサと、
    前記エンジンの回転数と前記車軸の回転数との比率から比較基準となる所定のエンジン回転数における車速を算出する比較車速算出部と、
    前記比較車速算出部が算出する車速から前記ベルト式無段変速機の異常有無を判定する判定部と、を備えるベルト式無段変速機の異常判定装置。
  8. 前記判定部は、予め設定される所定の異常判定範囲内に前記比較車速算出部が算出する車速が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を異常と判定し、前記異常判定範囲外に前記比較車速算出部が算出する車速が含まれるときに前記ベルト式無段変速機を正常と判定する請求項7に記載のベルト式無段変速機の異常判定装置。
  9. 前記ベルト式無段変速機の異常判定が予め設定される所定の故障判定時間を超えて継続すると警告を発する警告報知部を備える請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト式無段変速機の異常判定装置。
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