JP2013217219A5 - 蒸気弁、及び蒸気タービン - Google Patents

Description

上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提供している。
即ち、本発明の蒸気弁は、蒸気タービン内への蒸気の流れを制御する蒸気弁において、弁体と、内部に前記弁体が当接する弁座が設けられた弁ケースと、前記弁ケースの少なくとも一部を覆うジャケットと、前記弁ケースの外部に設けられた熱源と、を有し、前記弁ケースの外周面であって、前記ジャケットに覆われる外周面には、凹凸が形成され、前記熱源により、前記弁ケースの前記ジャケットに覆われた部分が加熱されることを特徴とする。

上記構成によれば、熱源により弁ケースが加熱されるため、弁ケースの内外の温度差が縮小される。これにより、蒸気タービンの急速起動時に弁ケース内部に発生する応力を低減することができ、弁ケースの金属疲労を抑制することができる。
また、弁ケースと熱源との間の熱伝達率が高められ、より弁ケースが温まり易くなる。

上記蒸気弁において、前記ジャケットの内部と前記蒸気弁の上流側の蒸気通路から分岐される加熱用蒸気配管を有し、前記熱源は、前記蒸気弁の上流側の蒸気配管を流れる蒸気であり、蒸気が前記加熱用蒸気配管を介して前記ジャケットに流入することが好ましい。

Claims (5)

1. 蒸気タービン内への蒸気の流れを制御する蒸気弁において、
   弁体と、
   内部に前記弁体が当接する弁座が設けられた弁ケースと、
   前記弁ケースの少なくとも一部を覆うジャケットと、
   前記弁ケースの外部に設けられた熱源と、を有し、
   前記弁ケースの外周面であって、前記ジャケットに覆われる外周面には、凹凸が形成され、
   前記熱源により、前記弁ケースの前記ジャケットに覆われた部分が加熱されることを特徴とする蒸気弁。
2. 前記ジャケットの内部と前記蒸気弁の上流側の蒸気通路から分岐される加熱用蒸気配管を有し、
   前記熱源は、前記蒸気弁の上流側の蒸気配管を流れる蒸気であり、蒸気が前記加熱用蒸気配管を介して前記ジャケットに流入することを特徴とする請求項１に記載の蒸気弁。
3. 前記熱源は、加熱装置であることを特徴とする請求項１に記載の蒸気弁。
4. 前記加熱装置は、ヒートポンプ式加熱機構であることを特徴とする請求項３に記載の蒸気弁。
5. 請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の蒸気弁を備えることを特徴とする蒸気タービン。